ch10.生活: 2004年11月アーカイブ
ch10.生活 : 魅力的にとしを重ねるということ |
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テレビをぼーっと見ていて、いや、ずっと見続けていた中で感動していた。テレビ、映画、コマーシャルと、このところ女優・Kさんの活躍ぶりが実にめざましい。
今から20年近く前だったと思う。うっすら記憶している。Kさんが宝塚を退団したばかりの時だった。某広告代理店の社長から「宝塚を退団した女性がいるんだけど、一緒に食事でもしないか?」と話があった。当時、フリーペーパーの編集をしていた私は、本当に慌しい時間を過ごしている中、Kさんとそのマネージャーさんを含めて4人で食事をした。目の前に現れたKさんは。透き通るような美しさだった。でも、月組トップの娘役をつとめたというKさんだったが、何か彼女に脆い不安さを、その表情から受取った。冷めた彼女の横で、某大手広告代理店をやめて、彼女のマネージャーになったという女性が妙に明るかったことを思い出す。
セミナー講師、講演会、インタビュー・・・・・当時、私なりにKさんとのイベントを一生懸命考えたのだが、結局、何も実ることなく、時間が過ぎていった。。。。。
それからだった。渡辺淳一さんの作品のヒロインとして映画初主演を果たし、テレビドラマにも出演し、女優として順調なスタートをきることになった。
過ぎ行く時間の中で、私はKさんの活躍をじっと見続けてきた。ナチュラルで清潔なイメージは今も変わらない。ふと、あの時、20代であったKさんが素敵な40代になっていることをあらためて意識した。素敵にとしを重ねていくということは、こういうことだな!と思う。
来年1月に公開予定の江国香織さん原作の映画、「東京タワー」で禁断の恋に落ちていく人妻の役をKさんはどう演じるのだろうか?今から楽しみだ。