ch10.生活: 2011年8月アーカイブ

ch10.生活 : 花火

夜は隅田川の花火大会へ。友達たちとの恒例行事。一年に一回の「お久しぶり!」となる人もいる。元気に花火を見られる幸せと復興への願いをこめて。今年はなんと2万発の花火が打ち上げられたという。夏の風物詩。暑さはなくむしろ少し寒い位。吹く風はもうすっかり秋だ。

田村恵美子氏の講演「スウェーデンの原発と危機管理について・東北大震災と地質・地震の不安定性」についてです。ご参考までに。

講演模様

ch10.生活 : 未来!


   コンピュータのその威力は認めても、決して決して人間には及ばないと思っていた。1997年にチェスのチャンピオンに勝ったIBMの「ディープブルー」。当時、これは人工知能と呼ばれたが、あれから14年。ワトソン君の威力にはただただ驚く。自然言語を理解する能力。なんでも2億ページものデータを記憶しているというが、例えば医療の世界などではその人間の質問に対して症例からあらゆるデータを検索し続け、我々の生活を大きくかえていくのだろうと思った。且つ、今後は2億以上のデータの蓄積は可能だろうし、そんなことを考えると途轍もない知識の海の中で泳いでいる気持ちになる。だが、ここで疑問も湧いた。自然言語でなく、「文字」のみのやり取りの場合は果たしてそのシステムはどうなるのだろうか?とふと立ち止まってしまう。疑問は尽きない。


  しかし如何なる情報やデータを入れ込んだとしても「政治」は人工知能では解決しないのだろうなあと。民主党代表選への出馬。菅直人首相の後継を選ぶ民主党代表選に名乗りを上げた「ポスト菅」候補が次々と現れている。失礼な言い方だが雨後の竹の子状態ではないか。また恰も方程式のように小沢一郎元代表を訪ねているという事態。まあ党内最大の小沢グループの支援を得られれば、出馬に必要な20人の推薦人の確保し、一気に優位に立てるとの計算からの動きである。例えば海江田さん。あの国会答弁中に号泣した時は「はて?」とは思ったが、あの号泣ぶりに小沢元代表は批判していたとの証言もきく。いずれにしても、海江田、小沢鋭仁両氏は小沢元代表と十五分ずつ会ったそうだ。それは1991年の自民党総裁選で、小沢元代表が宮沢喜一元首相、三塚博元通産相、渡辺美智雄元外相との面接を思い出させる光景だったようだ。だが、小沢さんはまだ、政治資金規正法違反で強制起訴されている。イメージダウン~なんて言葉はあってもない?のだろうなあ。小沢元代表を説得さえできれば鳩山由紀夫前首相のグループの約40人の支持も期待できるからか。足し算足し算の世界だ。要は何が何でも「数」の論理。たとえ傀儡と呼ばれてもいい!当選さえすればいい!である。

  首相の資質を問いたい。政治経験と知識。ワトソン君とまではとは言わないが、政治で培った知識である。口先で「国民の為」など二度と言うな。何を一番先に進めなくてはならないか?「時」を正確に読みこみ、何を一番先に進めなくてはならないか?優先順位の分かる人間である。そして本気で国の為に自己犠牲をも厭わない人間なのだ。素人が何をいうか!きれいごとで世の中は進まない!と言われそうだが、原点に戻らないと本当に日本の将来が見えない不安でいっぱいなのだ。

ch10.生活 : 十七文字の世界

   中学一年の時の国語の時間に少しだけふれた「俳句」に数十年も経ってから、またヨチヨチ歩き状態で始めた。君島芝田先生が「一日に何句ということでなく、一か月に30句作ろうという気持ちで」と仰る。「ハイハイ、一カ月に30句」と思えば、なんと!真面目に一日1句を作ってみるかということになるな。しかし、なかなかうまく作れない。しかし、歳時記をよ~く読むようになってから、日本語の素晴らしさ、文化の深さに改めて感動した。ブツクサあれこれ言っている前に、先ずはなんでも挑戦してみるのもなかなかいいものだ。この暑さの中、よんでみた。ちょいと恥ずかしいのだが・・・

  
公園の噴水の近くの日陰で白い猫が暑さにバテて横たわっている。
あれっ!噴水は節水か?水が出でいないね・・・。
「片陰に骸の如き白き猫」

ぬけ渡る青空に白い雲か゜夏らしい。でも雷鳴がすぎそこに・・・という空模様。あぶない!あぶない!
「炎天や海の彼方に黒い雲」

ぎらぎらと照りつける真夏の昼下がり。一体この暑さはいつまで続くのか?と思っていると、どこからともなくアゲハチョウが優雅にやってきた。
「うたかたの巡る季節や揚羽蝶」

昨夜の雨はすごかったね。雨上がりに蜘蛛の巣がキラキラと輝いている。蜘蛛さん?大丈夫?と思いつつ・・・
「蜘蛛の糸雨粒抱き煌めけり」  


  取材だ原稿締切だとワサワサワサワサしている日々。本当に汗まみれだ。冷静にみれば完全に落ち着きのない洗面器にいれたザリガニ状態。ガサゴソガサゴソ。
  そんな時、ふっと十七文字の世界に入ってみる。まあ、30句!30句と焦らずに落ち着いて、ゆったりとした気持ちで十七文字に表現していくか。

ch10.生活 : 満月の夜


狼男ではありませんが・・・・今夜は多分見事な満月を見られるでしょうね。満月は人間の感情も満ち満ちてしまう。人体の8割は水分。且つスホーツ飲料のコマーシャルではありませんがその成分は海の水と似ているわけでつまり人体は海。満月の日の海は満潮。人体も感情も高ぶるということらしい。喧嘩早くなってしまうから注意が必要な日。また外科手術はしてはダメとか聞くし、ああ、なるほどと思うよ。気をつけなきゃね。吠えたくなる狼男の気持ちも分かる。まあ、今夜は静かにしていましょう。

ch10.生活 : 暑い!

   しかし、暑い。今日、たまたま乗ったバスでのこと。バスが出発しない。ひとつの事件。「奥につめろ!」「つめられない」でバスの入口で大ゲンカが始まっていた。見も知らないどうし。男性はバスの中にぐいぐいと入ると「つめれば入れるじゃないか!」とまた声を荒げた。前にいた中年女性はその声にまた言葉にもならない声を上げた!。
  暑いと、本当にいろいろある。先般もある会場で一人の男性が議題に声を荒げた。荒げ続けた。周囲がざわついた。すると来場者のひとりの男性が「迷惑だ!出ていけ!」と怒鳴った。会場はまたざわついた。別段暑さが原因ではないが、原発問題は人々の気持ちを不安にさせる。

  いろいろなことがあるが、この暑さも暫くの辛抱だろう。我慢というか辛抱しかないのだ。それほどの用事がなけれれば、炎天下には出ないほうがいいかも知れない。こまめに水分をとって、クラッシック音楽でも聴いていると落ち着いてくるものだ。熱帯夜で眠れぬ日々。頭の温度を一度下げるだけで人は安眠できるらしい。保冷剤などを使うのも一つのアイデアだろう。暑さは乗り切れる。しかし、原発の問題はそう簡単には解決はしない。

ch10.生活 : 長野へ

110807_0858~02.jpg110807_1113~01.jpg 長野県へ。抜けるような青空に白い雲。飛行機雲も見えたかな?以前から名前は知っていたが食べたことがなかった郷土食の「おしぼりうどん」。信州といえば蕎麦でしょ?というところだが・・・。とくに長野県埴科郡坂城町周辺の郷土料理ということで、いわゆる「ご馳走」ではあるが好きな人は好き、嫌な人には嫌というもの。「酒呑みは好きな人が多い」とも聞いたがなかなか個性的な味である。つゆの名称は「絞り汁」の「おしぼり」であったあの「おしぼり」とはまったく無関係ということにも気付く。な~るほど!である。ねずみ大根という超辛い大根をすりおろし、布巾で搾った汁に信州味噌を溶かしてつゆを作る。大根おろしではなく、搾り汁を使うという点が特徴だ。要は、つけめんのようにして食べる。味噌の量は好みでかえられる。しかしとても辛い。信州という土地が海から遠く離れていたということ。海産物は手に入りにくかったということ。しかし、そんな背景を考えると郷土料理の面白さがより深まる。


  棚田で有名な「姨捨駅」へ。姨捨の棚田は、千曲川を見下ろす斜面に田が美しく広がる。「田毎の月」で古くから知られる名月スポットだ。且つ、あの姨捨伝説に由来する地名でも有名だ。そして長楽寺へ。月の名所として松尾芭蕉を始め、多くの歌人が訪れた。芭蕉の「おもかげや姨ひとりなく月の友」も。その月をめでたいのなら、ちょうど田植えの頃が素晴らしいということだ。
  

  長野も暑い。さすがに蝉が大合唱!している。なきかたも東京とはちがうねぇ~
  そこで私も一句。「ひと夏の時を刻みし蝉時雨」

ch10.生活 : ん・・・・?


陰陽五行の伊勢瑞祥先生によれば「地震といえば、あとは8月4日の辛の日に注意かな」と。昨年から今年は地震に注意だねと言っていたから妙に妙に気にかかるものだが。「あと来年の1月」とも言っている瑞祥先生。まあ、科学の専門家たちもいろいろな分析をしている。活断層の話など聞くと、少し滅入ってもくる。まあ日本に住んでいるのなら、地震の上に住んでいるのと同じだから・・・・まあ、「健康」でいることとあとはその人の「運」というものなのかな?と最近はつくづく思うことが多い。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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