ch10.生活: 2009年5月アーカイブ


  友人から、大切に大切に育てたという朝顔の苗をいただいた。「すっごくふかーい紫色の花が咲くからね!」と言われた。何度も「ふかーい」と言われたので、その"ふかーい紫色"に出会うのがとても楽しみでいる。昔、宿題であったような「観察絵日記」でも書いてみたいなと思った。
   絵日記か・・・・クレヨンと確か、2Bの鉛筆で観察日記を書いたなあ。今では、パソコンという便利な魔法の箱が出来てからは、本当に何もかもが変わった。簡単にデータをメモしておけるし。それにケータイでメール他、様々な事が出来るようになって、生活が根底から変わってしまった気がする。便利だけど、「昔」を知っている人間の何かもどかしさ・・・・とでもいうのだろうか。ただ、プログがあるからこそ、「私は元気ですよ!」とみんなに電話や手紙を書かなくてもサムシングが発信出来るということ。これには、心の底から感謝!感謝!であるのだけれど、たまには2Bの鉛筆で何かを書いてみたい、そんな衝動。

ch10.生活 : 日常生活の副産物

   仕事をしていると、時々面白いというか意外な展開をしてしまうことがある。先般、あるテーマでの本の出版企画の際、類書の調べをしているともうありすぎて~ありすぎて~もう太刀打ち出来ないなと直感した。何とか頑張ればとか、努力すればの程度ではないことが分る。しようがない、紙はもうダメだなあ、電子書籍に回そうと結論。
   「ここでしか」とか「これしか」が好きな自分はどうしても「似たり寄ったり」というのが好きでない。はて、何か出来ないものか・・・・・と思っていた時、別のテーマは「じゃあ!絵本か童話を書いてしまおう!」と見事に方向転換へ。副産物というか、何というか・・・・。
   しかし小学生の時に「物語」のようなものは書いたことがあるものの、先ず童話とかは初体験だ。動物のイラストが゜とってもカワイイ!イラストレーターの河原ちょっとさんに走り書きのような原稿を見せたら「吉田さん~ユニークですねぇ~」と言われた。そしてちょっとさんが「吉田さん、島田ゆかさんという絵本作家っていいですよ~♪」と教えてくれた。ふむふむ、島田ゆかさんね、ふむふむと思っていた。あらら、不思議なこともあるもので、歯医者さんの待合室でふっと手にしたのが島田ゆかさんの「パムとケロ」の絵本であった。久しぶりに数冊の絵本を熟読?してしまった。その光景は結構、奇異に見えたかも知れないほどに熱中した。
  絵本だ童話など、子どもに読み聞かせはしたものの、子どもたちが大きくなれば、もう関係ないなぁ~と無縁に感じていたものだが、日々の生活とは何とも面白い展開があるものだ。さてと・・・・時間を見つけて、ユニークな童話の手直しをしていこうか♪

絵本作家・島田ゆかさん公式ホームページ
イラストレーターの河原ちょっとさんのページ

ch10.生活 : 初夏の散策

木木.jpgのサムネール画像

バルザック像.jpgのサムネール画像

緑眩しい季節は散策がいい。こんなに木々が美しいものだと改めて感じるものだ。例えば上野の森。国立西洋美術館は今、ルーブル美術館展で長蛇の列で混雑しているが、前庭にある「地獄の門」、「カレーの市民」、「考える人」などロダンの代表的作品が揃っている。別に並ばなくても作者の息吹に触れることが出来る。そして、東京藝術大学の構内に入ってみると、至る所に胸像や彫刻が置かれている。そしてやはり、ロダンの「バルザック像」。しばらく言葉も出ないほどにいいものだ。

ch10.生活 : 美味い刺身!

 目に青葉~♪♪
  
   鰹のたたきが旨い季節になった。何よりも新鮮な鰹を絶妙なあぶり加減にして、多めのショウガとニンニクのスライスとワケギをた~っぷり。あとはカボスなどあれば最高だ!香りも楽しみながらこれもたっぷりとかける・・・・これが自分流とでもいうか、大好きな食べ方だ。
 
  時折、仕事で打ち合わせをしていると意外?な方が「私は魚は自分でおろしますよ~」なんて聞くと、男女問わず、何ともカッコよく見えてしまう。家庭科の調理実習で確かに魚のおろしかたは習ったり、料理教室で習う事もあるだろうが、日常生活ではたいがい、スーパーなどで柵で買ってきてしまう人か多いのも事実だろう。
  


  さて、ファミリーマートが、刺し身を含む生鮮品「ファミマフレッシュ」の取り扱いを、現在の1200店舗から2012年2月末までに約3500店舗にまで拡大するらしい。ターゲットが20~40代の男性層。そして団塊世代から主婦層とか。新鮮で健康と美容に良いということをもっとアピールすれば若い女性だって買うはずだ。刺身そして発泡酒、ちょさっとサラダも・・・・となれば確実に客単価はあがってくる。それに「いつも新鮮!」と分れば、人は通うものだ。ちょっと料理屋でビールに刺身をつまんで3000円くらい支払うのなら、日常では気安く、そして財布にもやさしいのが一番だろう。しかし、従来のチルド商品よりも低い1~4度の温度帯で保冷するという技術に感服するばかりだ。

  言葉って不思議だ。話しているうちに、意外な魅力を発見することがある。勿論、イントネーションや、言い方などもあうるのだけれど。だから言葉ひとつで美人になれる。
  会話の中で「やばいっすよね」とか「ウザくて」「ですよねー?!」「ぶっちゃけ」など出てくると自然と頭の中でカウントし始めてしまう。どんなに仕事が出来るとしても、何か不愉快極まりなくなる。勿論、顔には出さないでじっと我慢するが。
  何の映画であったか忘れてしまったが、字幕スーパーに「マジ?」とあって、その瞬間、あっと思った。翻訳までが「マジ?」だから嫌ですね~。もっと他に言葉があったと思うけれど。


   先日、「いつもぶつぶつ英国人」と言う記事があった。英大衆紙サンが「欧州で一番不平を言うのは英国人」との調査結果を伝えたものだ。英国の平均的な大人が不平を言うことに費やしている時間が1週間に計10時間18分。英国人の中でもイングランドの人が11時間46分と最も長く、その後にスコットランドの人が10時間24分、ウェールズの人が9時間30分と続くというものだ。
   英国人のぶつぶつが多いのは天候が影響しているのか?ともあったが、私のぶつぶつは「若者言葉」にちょっと反応してしまう。なんでもかんでも略して言ったり、美味しいと感じた時になんでもかんでも「マジ!ヤバくないっすか?」なんて発するのはやめてほしいものだ。本来はどういう表現をしたらいいのか?考えてほしいもの。美しい深い日本語の素晴らしさを壊してほしくない。


   時々、無性に食べたくなるカレーライス。食べながら、不思議に思うこと度々。特に、ちょっと呑みすぎたかな?という翌日はカレーライスが頭の中からはなれなくなる。
  ところで、カレーライスはジャガイモ、タマネギ、ニンジンなどのたっぷり野菜とコメの消費にも繋がり、自給率の優等生メニュ-ということだ。ルーの自給率はゼロであるというのにねえ。
 この野菜にしても旬のものを利用できるのもカレーの素晴らしさだ。トマト、ナス、ピーマン、アスパラとこれからますます美味しい野菜の出番でもある。
  新しくオープンしたカレー店などを発見するとつい、入ってしまうのだが、先日も本場!という文字につられて入ってしまった。ランチメニューのカレーを指差すと「あっ、それはぁ~シジミが入っていますぅ~」と?聞こえた。「シジミとは珍しい!ですね」と言ったところ、シジミではなくシメジが入っていたカレーだった。笑い話ではあるが、本当に何でもござれのカレーライスという感。調理に時間がとれない時だって、ちょっとでもベースを残しておけば、「わおっ」と感激するほどのカレーライスが出来上がる。まさに魔法のメニューでもある。
  日ごろの食生活で、つい野菜不足のメニューになってしまうという声を聞く。また、いつも同じメニューという悩みもある。最近では醤油やみりん、砂糖などを使った野菜料理をしない、出来ない?主婦も増えているとも聞く。そんな食生活の中では、カレーのルーは救いの神様。せめて、日本の四季の野菜を意識した野菜をカレーに応用していきたいものだ。ただ、意外とカロリーが高いのが気になりつつ・・・・・この点も注意と工夫が必要だ。


   団塊の世代の定年が続々である。やはり男性は社会の中で酷使されているからか、それを否定しそして肯定し・・・・定年を前に思うことも多いようだ。40年近くの社会生活の中で、とくに組織の中で生きてきた先輩諸氏と酒でも呑みながらいろいろな思いを聞くこともなかなか深い勉強時間である。
  一人が「1じゃだためなんだよな」と言う。一瞬何だか分らなかったが「人生掛け算なんだよ」と付け加えて、よく意味が分かった。1をいくら掛け続けてもいつまでも1。1.01でもいい。掛け続ければ増えていく。「1にならずに、足らずに、いつまでもいつまでも掛けていったらどうなると思うか?」と言う質問にハッとした。掛ければ掛けるほどに減っていってしまう。
  人はそれぞれのありったけの能力を生かし、経験を積んで。毎日毎日を過ごしてきた。小さなことであっても社会の氷河期もあればバブル経済を狂ったように生きた時代もあった。そんな日々を過ごして、「次」にステップを踏むために、皆それぞれの「思い」に地団駄ふんでいるのだ。それは給料であったり、役職であったり、いや全く考えもしない出来事であるかも知れない。テレビコマーシャルにあるような「あなたお疲れ様~」「あら素適なお花~ありがとう、あなた」なんて会話は本当に一部の「こうあったらいいな」という理想ドラマのひとこまにさえ思えてくる。人の世界しはもっと生臭い世界である。そんな生臭い世界の話しを聞くほどに、つくづく「生」を受けて、決して完璧にならない人生を愛おしく思えるのだ。

ch10.生活 : 幸せシャワー

  連休最後の日は某結婚式場のブライダルフェァに参加していた。摸擬結婚式・・・・この響きが懐かしいが今でも人気ということだ。しかし、大昔とは大違い。結婚式、披露宴の一部?というか、これほどまでにショービジネスのようでビックリシャックリ状態であった。
  キャンドルサービスというのが出現した時も驚かされたものだが、今回は各テーブルにバルーンが!。そして新郎新婦がお色直しから戻ったのか?と思うと、何と入り口にスポットライト。そこには白い巨大なバルーンが出現しているではないか。そしてパーン!という音ともに、中から新郎新婦が登場する。そして軽快な音楽に合わせて、新郎新婦が各テーブルを回り、キャンドルサービスのように?、バルーンをパーンパーンと割っていく。その度に周囲では「キャアキャア」という声が。そして割れたバルーンの中からは可愛いハート型の小さなバルーンがパーッと飛び散るのだ。
  そして、新郎新婦が退場する際、両側からシュワーッシュワーッと花火が!再び場内は「わーっ」と大歓声!。まるでショーだね。キャアキャアと感激しているカップルの数をひいふうみい・・・・と数えてみた。とらぬタヌキのなんとやらではないけどれど、ブライダル市場はこんなにも活気づいているの?!
  両親への花束贈呈。この時、父親の目にも涙が溢れる瞬間だ。しかし、最近ではテディペアが贈呈されるサービスも。このクマさんの重さ。これがポイント。持ってみると何ともいえない重みなのだ。そう、新郎が、新婦が生まれた時の体重と身長で作られている。それを受け取った母親はその重みに感極まり号泣するらしい。わかる、わかるその気持ち。多分堪えきれない涙がドッと溢れる瞬間だろう。わが子が「オギャー」と生まれた、あの瞬間。そしてその熱き想いは一気に爆発してしまう・・・・。
  また、新婦の持つブーケも最近は生花と思えるほどの素晴らしいドライフラワーや押し花にしてくれるそうだ。押し花?なんて馬鹿にできないほど藝術的仕上がり。「ほーっ」と溜息。純白のウエディングドレスもそのままのデザインで小さなドレスに仕上げてくれるサービスもある。
  引き出物だって、大昔のような鯛や角砂糖はどこへやら。目出度いの「鯛」はお洒落なパイになっていたり・・・・。腰が抜けるほと重たい大皿セット、広辞苑、台車・・・・昔は「何?何故?」という引き出物もあった。今、思い出すととっても可笑しくなる。しかし、幸せのシャワーに包まれた、大勢のカップルを見るとやはり、ワクワクして楽しくなるものだね♪

ch10.生活 : 菖蒲湯

  端午の節句。菖蒲は「勝負」にもつながり子どもが剛健に育つことを願ったことが始まりとか。そんな菖蒲湯は血行を促進して、肌にも良い。また良い香りは気分も爽やかになる。こんなところって本当に日本の良いところだなあって思う。日々の生活の中で忘れないようにしたいもの♪

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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