ch10.生活: 2007年11月アーカイブ
ch10.生活 : お歳暮 |
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昔から言われている諺で「人を見たら泥棒と思え」なんてものがある。余り好きな諺ではないものの、やはり「ふふーん」と納得せざるをえないシーンに最近は立ち竦むことが多い。信用したい!信用して付き合おう!と思っていてもなかなかそうはいかないこともある。先ずは用心深く疑ってかかれという古人の考えにはやはり深いものがある。
お歳暮の時期、いつもなら、ささっと済ませているものの、何か嫌な気分の毎日だ。 おせち料理の案内や「吉田さん、いかがですか?」とのすすめも多い。「おせちは絶対に吉兆よっ!」と毎年甲高い声で言っていた女性を思い出す。 何か、すっきりしない今日この頃だ。あまりに偽装問題が多く、何もかもにとりあえず?私の内では人も含め多くの事かが先ずは?マークとなっている。
船場吉兆が菓子や総菜の賞味・消費期限を偽装していた問題が今、話題となっている。こんな時期にこんな話題かと溜息がもれる。「日持ちするから延ばしていい!」と取締役が偽装をパート従業員に指示。というのにもかかわらず記者会見では「偽装はパートの独断」としていた。関与を全く否定して「現場でやったことだ」と嘯いていた。
菓子メーカー、弁当屋など思い出しただけでも枚挙にいとまがない。先日も宴席で、某やきとりチェーン店のニワトリを比内地鶏といっていますが、実はブラジル産らしいんですよ~・・・・なんて聞いた。へぇっ?!と答えた。それで終わりとなった。
今年のお歳暮・・・・自分の目と舌で納得した店の納得した商品を。、そうだ、いつも通りの気持ちでお世話になった方々に贈ろう。
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ch10.生活 : 粋 |
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例年11月の酉の日に行われる 酉の市。あの活気が好きだ。11月11日(日)一の酉に出掛けた。浅草の鷲神社は、もう活気活気で溢れていた。おかめや縁起物を飾った「縁起熊手」を売る露店が立ち並ぶ。福徳をかき集める、鷲づかむという意味をこめて、特に「商売繁盛!」とばかりに気に入った熊手を選んだ。「はい!お神酒!お神酒!」と言われ、クイッ。商談が成立すれば「ヨーッ」とばかりに威勢よく手締めが。 たとえ、まけたとしても、その差額はご祝儀として渡す・・・なんて粋な世界なのだ!
◆平成19年は11月23日(金)二の酉まで執り行われます!
ch10.生活 : 有楽町 |
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今、話題の街「有楽町」。「ITOCiA」が活気づいている。「愛しい」に場所を表す名詞が語尾についたということだけれど。人々が訪れて本当に人人人・・・。
新しく生まれかわった街を歩く。浦島太郎になった気分で。確実に映像で残っているから、目の奥の残像とそしていろんな音、人々の声、においが蘇って、何かへんな気持ちで歩く。あまりに有楽町、丸の内という街がリアルすぎるからか。
気がついたらそんな残像と重ね合わせて二時間も歩き続けていた。不思議な感情が押し寄せてくる。もう何十年も前の残像と新しく生まれ変わった街とののりしろ部分にうろうろとしている自分がいた。あまりに思い出がありすぎる街。ふと、涙が零れて止まらない。涙を流している私の姿を見たら?変だね。でも、今はいなくなった愛する人々の思い出に感傷的になってしまったのかも知れない。淡々と、そして冷静に客観的には多分死ぬまで、この街を冷静に見つめることが出来ないのかも知れない。
それほどに私にとっては、思い出が詰まりすぎた、そんな街"有楽町"。整然としたショップ、ショップ人々の明るい笑い声。いいさ!のりしろ部分でいつまでもうろうろしている自分がいても。