ch10.生活: 2009年3月アーカイブ

ch10.生活 : 生ゴミが水蒸気に?!


   日々の生活の中で、どうしてもゴミは出る。出さないようにと心がけているが出るものは出る。そして、こんなにゴミの分別に神経質であったか?と思うほど、種類を分けている。よく考えれば、ひとつの文をいろいろ分けたり、分類することすがそもそも嫌いではなかったことに気付いた。しかし、ゴミは別問題である。結局、キッチンのあるスペースをまたゴミの分類用の容器を並べてしまうことになった。とくに生ゴミは・・・・・
  電子・通信機器の設計・製造などを手がけている千葉県の東京電子サービスという会社が生ごみ処理機を新開発したという記事を読んだ。そして「千葉ものづくり認定製品」に認定され、堂本暁子千葉県知事から認定書を授与されたそうだ。
  これまでにも生ゴミ処理機はいろいろ種類も出ているが、この生ごみ処理機「スーパーアクアディスポィザー」は、生ゴミの成分をほとんど水蒸気にして、固形残さ物や臭い残さないというではないか。よくあるバイオ方式とは異なっていて、生ゴミを瞬時に1ミリサイズにカット。そしてすりつぶせるというカッターの開発によって実現したそうだ。
ほとんどが水蒸気に・・・・なんて夢のようだ。毎日、処理したい生ゴミは残っているだけであまり気分のいいものではない。本当に生活人の立場も考えてくれるし、そしてそれこそエコロジーの原点だ。日本人のものづまりの知恵に脱帽だ。
 

 

ch10.生活 : 花粉+黄砂攻撃

   3月17日、日本はすっぽり黄砂に包まれたという。昼過ぎから、何か体調がおかしくなっていた。それを聞いて「そうか」と思ってみたが、汚い話しだがいきなり鼻水が止まらなくなり、いつもバッグに入れている2つのポケットティッシュがまたたくまになくなった。快速電車に乗っていたが、まずい・・・止まらない?という感じで慌てた。
 花粉+黄砂。特に黄砂は大気の汚染物質やカビなどとと一緒になってくる。粘膜に付着するとアレルギイ症状が本当に酷くなるという。駅で慌てて薬局に飛び込む。単なる花粉マスクではなく、風邪のウイルス予防のマスクがよいという。目は充血して、とにかくかゆい。頭も重い。ズタズタな状態で、夜分タクシーをひろった。「いやあ、お客さん、見せてやりたかったですよ。もうクルマが真白。何度も洗車しないとなりませんでしたよ」と運転手が言う。もう、自分も全身、花粉+黄砂状態である。頭からざぶんと洗わないと・・・・・

   ボディランゲージというものもあるのだろうが、人はたいがいが「言葉」を通してコミュニケーションをとる。だからこそ、疎かにしてはならない言葉の使い方。それは、何も、世辞をならべてということではない。ものには「言い方」というものがあいるわけで・・・・・。
  本日もまた・・・・ある人々が憤慨していた。それぞれ人もシーンも違うのだが、共通している怒りの原因は「何もそこまで言わなくてもいいのに!」ということ。お一方は、あるメーカーの方からかなり高級なソープをあるパーティーの席で「お土産にどうぞ」と手渡された。彼女は本当に「わぁっ」と嬉しかったそうだ。そこで終われば問題は起こらない。しかし、その方が正直というか無神経というか「ちょっと不良品なので・・・」と付け加えたらしい。つまり、そのソープは何かの問題点がある。商品として堂々と売れない品ということだ。品質には問題がないにしても、「何もそこまでいわなくてもいいのに!」となる。彼女の気持ちも分らないではない。まあ「どうぞおつかいください」「有難うございます」でことは済んだはずだ。
   まさに!そしてまたお一方は、ある方が「ひとつ買うというのもなんなんでねぇ・・・・しようがないから二つ買ったのよぉ。だからあなたに分けてあげるわ」という言葉だったらしい。そこで再び「何もそこまでいわなくてもいいのに!」と渡された方も怒る。ものは言い方ひとつだ変わるものだ。
  しかし、言ったほうは多分、そのことに気付いてないのかもしれない。口から毀れた時にすべて流れてしまっているからだ。正直といえばそれまでなのだせ。多分、悪意もないのかも知れない。しかし、やはり「何もそこまでいわなくてもいいのに!」ということになる。
  現に、言葉でのコミュニケーションでもこんなお怒りが生まれる、ましてや、よほど文章の書き方、文章心理学に、表現法に長けた人ばかりでない。会話でもメールでの過ちがなんと多いことよ!人知れず大いなる怒りと誤解が生まれているのだ。一言言う前に、また書く前に一呼吸。ノリでしゃべらないようにしたいものだ。

   友人が「お財布買っちゃった~見てみて」と新しい財布を見せてくれた。ちょっとメタリック。細かいレース模様というか、何と言うかお洒落な財布。「いいねえ」と誉めまくり。実は、以前、自分も欲しかった財布だったことを白状した。最近は全く黒い財布に興味がなくなったことが自分でも不思議だ。財布、名刺入れ、化粧ポーチ、キーケース、と何もかも黒一色であったのに・・・・本当に不思議。
  先般の講演会の講師が「わっ」というスーツで登場。もう一人の参加者が「先生、素適な萌黄色ですなあ」と誉めた。春になると不思議と春風が運んできたような色が欲しくなる。真夜中の通販番組をたまたま見ていた時も「あっ、このカラーから売れるぞ」という予想通り、数分のうちにメタリックなピンク、ライム、ラベンダーが完売となっていった。茶と黒は変動しなかった。「んーやっぱり、今は持ちたくないな」と思った。何なのだろう?きっとこの春風と光の仕業か?

ch10.生活 : 魔法


  福岡ではサクラの開花発表があったようだ。今年もまた、美しい桜の季節がやってきた。
  
  日本は本当に暮らしに四季を感じることができる。四季の"風"の香りが好きだ。どんなことがあっても春には桜が、そして緑眩しい初夏、真夏の向日葵、朝顔、そして紅葉・・・・なんて素適な国なんだろうって思う。

  こんな素適な国で生活できることが最近はつくづく幸福であると思える。しかし、ふと立ち止まると、何か便利すぎる"生活"そのものがもう、成熟しきっている感じがする。例えば、ものごころついた時には、既に携帯電話があるような生活をしている世代とは、やはりそうでない世代との間に、理解し難い何かが生まれてしまうものだ。説明の出来ない何かがある。
  最近は年配者もたいがいの方が携帯電話を持っている。電車内などで、時折、着信音が鳴って慌てている年配者の姿を見ることがある。携帯が誕生した当初は皆がそんな慌て方をしたものだ。しかし、この商品・技術の登場で、本当に生活が変貌したし、「ない」という生活がもはや考えられなくなっている。まさに魔法だ。
  ところで、この携帯電話の買い替えサイクルが、端末価格が高くなる新販売方式の浸透によって、販売悪化、過去最高を記録した2007年度の5065万台から、2010年には約34%減の3353万台まで落ち込むらしい。
  そして、やはり便利さに慣れてしまったデジタルカメラ市場の冷え込みも深刻化しているそうだ。やはり不況による販売の不振と、過剰在庫の投げ売りによる単価下落が原因らしい。
  卒業式、入学式、新生活のスタートの「春」。この季節の商戦に向かって各メーカーがチャレンジというよりいろいろな賭けにでる。新製品。新機種のラッシュがあろうが、本当に自分の生活を豊かに、幸福にしてくれる、そんな存在であってほしいと思う。

ch10.生活 : サクラサク


   世間は経営不振だ、給与の遅配だ、業績悪化・・・・そんな話しばかり。そして卑近では知人の通夜だ葬式だと、ちょっと辛い話が続いていた。こんな時代、そんな時は人々の気持ちも乾いて、何とも刺々しいというか、優しさというものが失われていくものだ。身勝手な言い分が罷り通る、相手の事も鑑みない。
   はて?どうしたものか・・・・と思っていたら、結婚だ出産だとおめでた話のオンパレード!何とも心が躍る。「お目出度い話しが続々。そんな春ですよ~」とコーチングの講師をしている岡野洋美さんについメールをした。直ぐに返事が届く。何と私のメールの直後にクライアントの息子さんが見事第一志望大学に合格したというメールが届いたという。まさに"サクラサク"か!何はともあれ、漸くいい春が来たようだ。庭のサクランボの花の蕾もまるで春の風に気がついたように綻び始めた。

ch10.生活 : 前へ!

   「いちこ様 ご無沙汰致しておりますが、如何お過ごしですか?不況の煽りを受けて、銀座も静かになりました。6丁目から8丁目まで去年の9月から12月まで200軒が閉店しました。今年も2月まで更に100軒閉店。フロアは「М」だけが残って静かです。寂しくなりました。更に又増えるみたいです」と、銀座の「М」のママから携帯にメールが届いた。そんなにも!?と一瞬驚く。年末から今年2月までの忙しさにすっかりご無沙汰している。「乗り切り、生き残りたいです」とメールはしめている。ママの「頑張る!」の気迫がジンジン伝わってくる。「お互い大変を乗り切り」と。それは本当に勿論のことだ。他社の話しを聞いたって、もう接待費なんて「死語」に近い。銀座の不況だって手にとるように分るよ。

   「水は方円の器に随う」という言葉の如く、良くも悪くも人とは周囲の環境に影響を受ける。価値観とかいろんな判断?というのだろうか、感性とか、様々な影響のもとで培われてきたものなど、そう簡単には変更できないものだ。
   テレビで、ラジオでいろいろなところで「100年に一度の不景気」だとか、その気もない?紋切り型表現はもうやめようじゃないか。「大変大変」「不景気不景気」と繰言をいっても何が進む?始まる?もうやめよう。自分も決してもう言わないと心に決めた。「じゃあ、どうしたらいいのか?」「何をしていこうか?」と行くしかないよ!


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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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