ch10.生活: 2010年4月アーカイブ

   最近、「こりゃ、しようがないな」と密かに思うことが多い。自分も含めてだが、その人々の生きてきた時間は巻き戻しできないからだ。よく考え方とか価値観とか言う言葉で済まされてしまうことも多いのだが、やはりこの世に生まれ、どんな親の元でどんな日々を送ってきたか?・・・こんな事がずーっとずーっと大人になって死ぬまで続くから。人生の途中で、会社など企業の組織の中で揉まれててきた人々、代々の家業を継ぐ為にきた人々・・・いやまだまだいろいろ。どんなこんな、わかっていてもだ、「こりゃ、どうしようもないな」と思うことにぶちあたる。

  さてさて、胎教だ、早期教育だと怖ろしいほど白熱している昨今だが、親とは基本の「き」に戻って、もっとゆったりと子育てしたらどうなの?と思っている。
  桃太郎の鬼退治にお供したのは犬、猿とおばあさん・・・桃太郎や浦島太郎など有名な昔話を子どもたちが知らない傾向にあるという新聞記事を読んで、これまた「しようがないな」と思う。現在、人気のアニメキャラクターが堂々と昔話に登場するとと思っている子どももいるというのは要は一言!親の責任です。というのに「あーだこーだ」とつべこべつべひべ言うな。ズバリ親の責任です。「へぇ?だって、関係ないでしょ」などと言っていられないですよ。今回の調査で桃太郎が鬼退治のときに腰につけた物がパン、ケーキ、シチューという誤答は、重大問題じゃないかな。私だって大好きなキャラクターではあるが、やはり浦島太郎が乗ったのは亀の背中であると一応はわかっていて、ひれからアンパンマンの背中に乗っていってもいい。しかし亀の事も知らずではねぇ・・・毎日毎日毎日・・・そんな積み重ねがその人の心も体も作っていく。親とはそれほどに責任重大なのですね。

ch10.生活 :

  山口県にいる友人からタケノコが届いた。「掘りたて!早く召し上がれ」とのことだ。皮を剥きながら、「ああ!旬だなぁ」と思う。茹でる時に糠を入れ、昔の人の知恵というか、何とも素晴らしい生活の知恵だと思う。しかし、見た目はやはり不思議なタケノコ。最初に口にした人の勇気を感じる。ナマコを調理する時もそう思う。まして大好きな食材のひとつだが、ホヤなどは尚更、どんなに勇気がある人だったろうと思う。
 旬の食べ物はいいものだ。今は日照不足などで「野菜が高い高い」とばかり言われているが、私が利用するスーパーはそれほど高くない。ただし、「お一人様1袋」という札がついているが。旬には旬のものを食べれていいと思っている。最近では規格外の野菜を店頭に置き始めたスーパーもあるが、別段、まっすぐなキュウリなど、料理店やプロが使う以外、そんなに必要なのかって?一年中、トマトやキュウリが食べられるのも考えてもれば不思議だ。昔々によくしていた知能テストの内容など、今は通用しなくなっているんじやないかって思う。
  季節が本当の不明・・・になってきた今日この頃。花だって梅が咲いて、桜で花見。石楠花、牡丹、菖蒲そして向日葵・・・と季節には季節の花があるから生活が楽しいのだ。
  家庭の中で料理をする人は、家族にやはり季節を感じる食材でその時期の料理を作って欲しいものだ。

ch10.生活 : 笑う!

  出張先で参拝した神社で御神籤をひき、神の教ということで「笑う門には幸来る。ねてもさめてもにこにこと」とある。移動中のクルマや電車の中でバタバタと携帯にメールがくる。こんな時代だからどんなところでもいわば仕事場となり得る不思議さ。その便利さで、随分と昔と違って焦燥感はなくなったのかも知れないが、やはり、すーっとやんややんやの電話もメールも忘れてしまいたいと思う時もある。
  御神籤の「教え」にそうだなぁ!と思いつつ。帰宅して、漸く、イラストレーターの河原ちょっとさんに電話をすると、何やら彼女の背後が慌しい様子。すると「あっ!うわーっ」と雄叫びが。「どっ!どうしたの?大丈夫ですか?」と聞くと「ええぇぇ、大丈夫です・・・」と言うので、仕事の話を続ける。「じゃあ、今度の打ち合わせが終わったら、また・・・」と言うと「実は・・・煮魚焦がしちゃってぇ・・・ははは」と笑っている。「えっ?!そんな・・・ごめんなさいね」と必死に謝ると「いいんです。こんな時間に煮魚なんてしている私が悪いんですよ~」といい、またケタケタ笑う。ああ!申し訳ない!申し訳ない!と思いながら、私の頭の中には鍋の中で真っ黒になった、何故か旨そうな子持ちカレイが浮かんでいた。楽しみにしていた折角の煮魚が焦げた?私だったら「ったく!もう!」と怒っているかも知れないなあ。でも、河原ちょっとさんの明るさに救われたぁ!ホントにごめんなさい!
  「天の岩戸は笑いであけた。笑う門には福が来る」との御神籤を再び見る。


   ミニプログサービスとも言われる「ツイッター」がブーム。140字以内でメッセージをやり取りするコミュニケーションサービスの事であるが゜、かなり影響力を増している。メールでくる情報も「ツイッターのより良い活用法に関するものが多い。
  就職活動も厳しい昨今だが、最近は採用活動にこの「ツイッター」を活用する中小企業も出てきたようで、某中小企業では社長がメッセージを流したベンチャー企業の就職イベントには2日間で40人ほどの参加者が集まったそうだ。人材募集に広告でお金をかけるよりツイッター活用の方が有効である・・・という社長たちや人事担当者もいるというが、いやはやねぇ。世の中がツイッターツイッターといえば、「はいはい、ツイッターツイッター」と続き、何とも進取の気性があるというか、新しものずきというか。ホームページで騒いで、プログで騒いで、そして呟いてみる。だが、あまりうわべだけというか便利さに惑わされるとね・・・

ch10.生活 : 再会


   久しぶりに女友達と食事会。東京の銀座にありながら、ひっそりと佇むお宿「吉水」。産地直送の無農薬と言われる野菜をメインにした料理を楽しめる。環境に配慮したエコラベルともいえるGreen Key認証を受けている。まだ宿泊経験はないが、「部屋にはテレビもないし、オーガニックコットンのお布団はとても気持ちがいい」と言う。京都の円山公園内にもひっそりとした数寄屋づくりのお宿がある。
   約束した時間よりも早めに到着し、二階の食堂に行くと「いっちゃん!いっちゃん!」と背後から呼ぶ声が。「?」と振り向くと、厨房の方から声が。そしてそこには懐かしい顔が!ただただ、「えーっ!」「わーっ!」と驚く。昔、新聞社で営業マンをしていたKさんがそこに立っていたからだ。それも厨房に・・・。あまりにもびっくりして「なになに?」と笑いあってしまう。退職後は長年趣味といより"プロ級"の料理の腕前を披露している・・・そういうことだ。しかし久しぶりの再会。昔ばなしにはなさいて・・・美味しい料理と酒。懐かしい友人たちとの会話。こんな夜も良いものだ。

お宿「吉水」はこちら

   最近は抵抗なく携帯電話でも絵文字を駆使して?いる。時折。大人になっても結構面白く、センスが必要だなと感じつつ。先般、この絵文字でお腹のかわがよじれ、涙を流すほどおかしいことがあった。
  フリーアナウンサーのFさんと音楽家のYさんという気のおけないメンバーで呑んでいた時の事だ。何気なく携帯の話しになって、「でも、いっちゃんっていいセンスしているよねぇ~」とYさんに言われた。私は「了解」とかいう場合、くだけた間柄である場合は「警官」の絵文字をつける。可愛い警官さんが敬礼をしている絵文字である。「うんうん」と頷いていると彼女は「いっちゃんのセンスだからきっと、今、きっとその書き方が流行しているんだと思って、私も了解のあとには私も( 警官 )と書いて皆に返信したんだ!」と言う。その瞬間!彼女達が使用しているドコモでは警官の絵文字が文字で送られていることに気付き、もうお腹のかわがよじれるほどの大笑いとなったのだ。「どーしてそんな事!ハハハ」ともう笑いが止まらない。フリーアナウンサーのFさんは「それは多分、分ったよ~と敬礼!!をしているんだなあと思っていたけど・・・」と言う。「言葉」を大事に扱う仕事をしている三人。本当にコミュニケーションを大切にしているわけでありまして・・・。
  勿論、携帯電話の機種にもよる違いもあるとは思うが、絵文字話でこんなにも大盛り上がりするとは!それからは「これはどう?」と絵文字のおくりっこをいい大人三人でやり始めた。auの私の携帯から可愛い絵文字を並べて通信。すると彼女達の携帯には「宇宙人」「工事現場の人」「なまはげ」「タコ」・・・・と文字で出てくる。それを見て、もう大笑いの連続だった。
   「今年の誕生日にいっちゃんが、私に"おめでとう!(クラッカー)(クラッカー)(クラッカー)"とあって、実はこれにも感激していたんだよ~!」というYさんの言葉にまたどっとみんなで大笑いとなった。
   平均年齢、既にウン十歳のメンバーの話しである。

 

ch10.生活 : 森山荘で

100402_1712~0001.jpg 今年もエネルギー関連のセミナー企画がほぼ決まり、お花見も兼ねて三鷹にある富士重工業の東京事業所へ行く。武蔵境の駅から事業所までの道のりを美しい桜を眺めていた。案内されたのが、何とその敷地内にひっそりと佇む「森山荘」というところだった。「ここ?ええっ?」と思うほどひっそりとしている。そしてその庭園の桜の美しいことといったら・・・見とれてしまう。夜になりライトアップされるとその幻想的な美しさにはしばし声を失う。今日も朝から強風であったがそれにも負けず、咲き誇っているその姿の美しいことよ。今年はあちこちの桜を愉しむことができた。幸せなことである。

ch10.生活 : 春の夕空

ホウセイ.jpg お堀の桜。まだもうちょっととという枝もあるけれど、はほぼ満開というところでしょうか。蜜をすいにきた鳥たちが動くと桜の花がはらはらと舞っています。機会あって法政大学市ヶ谷キャンパスにある超高層のボアソナードタワーにご案内いただきました。そろそろ夕暮れかという頃に、何とも素晴らしい光景が目の前に。鳥瞰!まさに鳥たちの目とでもいいましょうか。お堀のほのかな彩合いの桜並木の美しいことといったら・・・。暮れなずむ頃、パリのモンパルナスとたとえられている神楽坂の石畳の路地裏を訪ねるのも楽しい季節です。 法政大学 

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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