ch10.生活: 2007年7月アーカイブ

ch10.生活 : 日焼けの夏に

  
 子供達にとっては夏休みが始まっている・・・らしい。もう、完全にその感覚がなくなっている毎日だ。
  夏といえば、女性にとって紫外線対策はポイントだが、最近では子どももターゲットらしい。
  昔は夏休みといえば子ども達は「真っ黒に陽にやけてきまーす」なんて言って、海だ山でと遊びまくり日に焼けたものだ。夏休みが終わるころなど、どれだけ焼けたかが自慢でもあった。
  しかし、今や子供の時から皮膚の老化や皮膚癌の恐れがあるめ、紫外線対策が重要視されているそうで、例えば日焼け防止のためのクリームやや傘、帽子、シャツ、パンツなどの子供用の製品開発が盛んになっている。
  資生堂のコメントでは「生涯浴びる紫外線量の半分は18歳までに浴びるといわれている。つまり、18歳までに、いかにケアをしたかが大切」という。小学校、そして中高時代の過ごし方でかわるということだろう。それにしても気象庁の観測では、紫外線が人体へ及ぼす影響の度合いを示す紅斑紫外線量の推移は、札幌、つくば、那覇など各地で増加傾向は確かに、地球環境の変化を示しているものなのだろう。

ch10.生活 : 転ばぬ先の杖で

   貝原 益軒の「養生訓」の中に、日常生活の中で“転んではいけない”というのがあったと記憶している。日常生活で、勿論、転ばないほうがよいのだが、先日、見事に転んだ。すっ転んだという感じだ。それも、JR某駅前での事。思い出すだけで恥ずかしい朝だった。
  改札に向かって歩いていた時、丁度バッグのポケットにしまおうとしたケータイがプルルルッとメールを受信した。確認しようとした、その時だった。躓いたのだ。バッグが思いっきり飛んでいった。自分も宙を飛んだ感じだった。その瞬間、目の前にある駐輪してある自転車の中に飛び込んだら大変だ!少しでも手前に落ちたい・・・・と思っていた。手にしていたケータイしカーリングのようにスルルルル~と道路に飛んでいった。あっ!タクシーに轢かれたらもうお終いだ!と思っていた。
  ドスンと左足の膝で着地していた。転んだ瞬間、身体がギグッと曲がったというがずれた?気がした。「大丈夫かぁ?」と近くにいたおじさんがケータイを拾ってきてくれた。「大丈夫です」とは答えるものの、さっと起き上がれない。あれれ?と思っている時間がかなり長かった。転んだ時に強く地面についた掌もかなり痛かった。
 


  かかりつけの整体・整骨の先生が「しようがないですね、ああ~やっぱりずれているな」と言って、カツンカツンと骨盤の矯正をして、そして、左膝に鍼をうってくれた。
 「そうそう、この前、うちの患者さんがやはり、吉田さんと同じような転び方をして骨折。一ヶ月入院していましたよ」と。その人は30代前半の男性だという。
「もしかしたら、骨折していたかもしれませんね。本当に骨が丈夫で良かったですよ。」と言われた。


  自転車に乗りながら、メールをしている主婦らしき人にすれ違った。ぞっとした。駅のエスカレーターでメールをしながら駆け上がっている若い女性がいた。蛇行?してプラットフォームを歩いているОL風の女性がいた。もう、危険な事はやめよう。何はともあれ「転ばぬ先の杖」か。

ch10.生活 : 現実

天災に対して、人は本当に非力である。
新潟県中越沖地震に襲われた県内の観光事業はこれからの夏本番を迎える今、想像を絶する大打撃をうけている。東京電力柏崎刈羽原子力発電所での事故は特に風評被害だ。
  昔、柏崎出身の方とたまたま、ある海産物の話で盛り上がったことがあった。「九州ではオキュウトいうのよ」「柏崎ではエゴグサというわ」と。もう、何年も何年も前の話。彼女は元気なのかしら?ふと心配になってみても、連絡先も分からずの状態の今。
 「縁結びの名所」として知られる柏崎市内にある「恋人岬」は先端が崩れたという。それに土砂崩れで鉄道が寸断した青海川駅から1キロしか離れていない。地震の影響で全く訪れる恋人達もいない。
相次ぐ旅館の宿泊のキャンセル、花火大会の中止、閑古鳥のなく海の家・・・しかし先ずは被災者の生活の落ち着きの回復だ。しかし、口でいうほどなまやさしいものではない、現実は。救援物資に、生の米が高く積まれているのをみて、なんて想像力かせないのかとも思った。しかし、それもまた、映像での世界でしかない。明日はわが身。日本で暮らしているかぎり、地震のことは頭から離れない。

ch10.生活 : 行列が好きな日本人



   このところ、ただ“あんぐり~”ということが2つ(限定するのもおかしな話だが)あった。
台湾では怪我人まで出たというアニヤ・ハインドマーチのエコバッグ。人気の理由がいまひとつ分からず。2100円とお手頃価格だが、ネット上では何十倍もの値が付くそうだ。テレビで行列しているおじいさんにレポーターがインタビューしていたが「何だかねぇ、バッグらしいよぉ」とまるで他人事のように話している姿が可笑しかった。ブランドといえば、エルメスのエコバッグは15万円のものがあるらしい。
  そして、事務所費問題を抱えてい赤城徳彦農林水産大臣が閣議後の記者会見に、ほっぺたとおでこの2カ所にケガをして登場していた。そして無精ひげが目立つ。記者がいろいろと怪我の理由を尋ねても憤然としていた。「何でもない」「大したことでない」の繰り返し。その光景は本当に変だ。一国の大臣であろうが。ちょっとご機嫌斜めの思春期のような、ああ、大人気ない。
  

   ・・・・・なんだか、このところは、あんぐり~なことばかりと思って、また打ち合わせのために新宿南口からサザンテラスへ歩いていくとクリスピー・クリーム・ドーナツ1号店にはいつもの長蛇の列が。今日はマイクで並び方か?についてお店の人が叫んでいた。昨年の12月のオープンからずーっと、いつもいつも長蛇の列だ。
   “表面は砂糖でコーティング。ドーナツの中はふんわりとした食感”とはいうが、ケーキよりビールが好きな人間にとっては、本当に良く分からない。マーケッター達とのよくかわされる「ビートゥービー!」「ビートゥーシー!」と次第に激論になっていく話しの中で、この現象をどうまとめていったらよいのだろうか?
  高層ビルの窓から下を見た。いつまでもいつまでもその列は消えることがなかった。日本人って本当に行列が好きなんだろうか。

ch10.生活 : 人生って!

   信じやすく、そして疑い深い・・・・どうも、二重人格的性格は双子座だからか?なんてまた占星術のような世界でものを言ってしまうが。そんな私であるが、宮城悟さんのあみだした心相数には、やはり何かがあると思ってといる。今、仕事仲間の数名が、最初の運命数が「1」で始まっている。この数字は目標、目的を設定したら、どんなことがあっても向かっていくタイプと言われている。そして、「5」で始まる人間が私たちを支えているようだ。これは人脈の数字だ。人と人を結びつけると言われている。
  
  さて、マキノ出版の雑誌『ゆほびか』9月号で、この心相数を特集している。誕生日でわかる「3つの運命数」で人生大好転・・・・とまあ、良くありがちな見出しではあるが、きれいにまとめられていた。こういうものは、やはり、あくまで、人生の参考程度にしておきたい・・・と私は思っている。どっぷり浸かりこんだ人と話すと、結構。疲れるものだ。あくまで、冷静さと情熱を持ちながら、そんな目で見ている。
  例えば、天才ともいえるイチローが麻原彰晃や、フセインと同じ心相数「257」であるが、“天下をとりたい”と思うこの数の持つエネルギーは一緒だろう。だが、やはり生まれ、育つ環境というものがその人の人生に大きく関わっているといるのだ。先般、逮捕された羽賀健二だって、天才的な心相数を持っているものの、なんという醜態か。いい営業マンになる素質十分なのに、惜しいほどだ。何かを勘違いして、そのまま進んでしまったのだろう。
  しかし、考えれば考えるほどに“本当に人生って面白い”。


  ※現在、このプログでの検索ワードトップが「心相数」だ。更なる飛躍へ。

  
  新製品が消費者の手にわたるまでは、本当に技術力をはじめとして数え切れないほどの工程がある。その新発売のちょっと前、宣伝のためにモニター企画というものもある。先般も某社から、それはそれは凄い(技術力というものだろう)飲料が新発売となるために、モニター企画の仕事をしている。しかし、このモニターあつめというのが意外や意外?実に難しい。宣材になるためのコンセプトに則っているから。
   特に、女性対象の商品の場合、私としてはこれまでの経験上、かなり得意分野ではあるのだが、「肌の綺麗な」「可愛い感じ」「出来れば美人」の上、年代までの要素が入ると本当に難しい。今、組織しているプロモデルとも違う、一般女性でという限定がかかると本当に「さて?」「はて?」となる。その上、選考、面接もあると、選ぶ側が男性が多い場合、大きな声では言えないが、「好み」とか「タイプ」とかがあるのでは?と思ってしまい、先日もそんなことを聞いたところ「無いですよ!」と言われた。「またまた」と言い返したが「ありません」と言い返された。かなりの努力で見つけ出したモニターさんも、選考が繰り返される。お見合い写真じゃないが、「写真と違う」ということだってあるものだ。
  売れるための販促ツールとして、商品のより良い訴求のために、本当に日夜多くの人々が努力している世界だ。しかし、女性をターゲットとした製品の誕生には、目をみはるものがある。本当に小野小町とか、楊貴妃とか。クレオパトラが現れてくれないか・・・と思う日々だ。

ch10.生活 : 決戦開始


   都内進出一号店としてJR池袋駅東口に家電量販店最大手のヤマダ電機「LABI池袋」がオープンした。それも、ビックカメラ本店のとなりのとなり。工事が始まった時は「何?」と思って見ていたのだが、ビルが完成に向かっていくうちに「まさか!」、そして今は「本当に凄い」と思って見ている。
   「LABI」は今後3年間でを毎年約3カ所のペースで出店予定で、次は競合のヨドバシカメラが本拠とする新宿駅周辺らしい。とくに今回の池袋出店には経営の殻を打ち破る1つの突破口が狙いというのだからも興味津々だ。最近、会話の中で「いやぁ~、毎日、もたもたしていられませんよ~」なんて使うが、まさに、その“もたもた”なんかしていられない。
  そんな中で、何をもって闘うのか?と考えてしまう。ポイント割引への公正取引委員会の業界指導もあるから、「安いよ~」「安くしちゃうよ」なんていう安売り合戦だけということはないだろう。であるなら・・・・何が始まるのか?いよいよ「ヤマダvsビック」の決戦が始まった。


 土用の丑の日もすぐやってくる。“その日”でなくとも、鰻が食べたいと思う日は多い。先般はある方が「吉田さん、ウナギがお好きでしたよね?」とご推奨の鰻店でご馳走して下さった。その店は本当に路地裏の路地裏?にひっそりとあった。店内はそれほど広くはないが、常連客とおぼしき人々があれよあれよと言う間に次々とやってきて、それこそ“あっ”と言う間に満席となった。まだ正午前・・・・というのにと驚いた。あまりにも、ふっくらと美味しい国産ウナギの特上の鰻重を食べてしまうと、日頃、スーパーなどに陳列されているウナギの蒲焼には「はて・・」と思うことが多い。しかし、美味しさの前に食の安全は最も気になることである。
  食品安全を管理する中国国家品質監督検査検疫総局が、日本にウナギの蒲焼等を輸出する予定企業11社を含む41社に対して安全性に問題ありと輸出禁止などの措置を講じた。今や、危険商品の代名詞となっている実情は、消費者の信頼回復まて時間がかかりそうだ。例えば、来年に控えている北京五輪開催にむけ、食品情報を生産段階まで追跡するシステムを来月に北京市で実施するとしていても一度失った信用回復というのは本当に難しいのだ。

ch10.生活 : ほうずき市で

   7月10日はほうずき市の最終日だった。9日10日の両日に浅草寺にお詣りすると4万6000日、日参したのと同じ御利益があるという。作曲家の吉岡しげ美ちゃんが「護摩をたいてもらうから」と中国から帰国し、成田から直行で向かっていた。この数年、かかしたことがないという。“早く、浅草寺に!!”と思いつつ、長引く打ち合わせが終わったのが、午後七時をまわっていた。私が待ち合わせのお店に着いた時は、しげ美ちゃんと朗読家の深野弘子さんはもう、お酒とともに上機嫌。座敷には、ほうずきの鉢からかわいい赤いほうずきが顔をだしていた。雨足が強くなってきたが、境内に向かった。露店が並び、活気ある声が聞こえる。雨に濡れてより鮮やかな緑色の葉と愛らしいほうずき。「ほうずきの種をとるのはねぇ、とっても難しいのよ」と私が小学校の低学年の時にほうずきを丁寧に揉みながらその方法を教えてくれた母の声が耳元に聞こえたようだった。江戸時代から、この日の参拝は盛んだったというが、なんともこの梅雨の時期の情緒を感じる。

ch10.生活 : 景気回復?


 
   関西の友人に聞いた。関西で「儲かりまっかぁ」と聞いて「ぼちぼちでんなぁ」と答えるのは、結構いい感じの時らしい。要は、儲かっちゃっているらしい。じゃダメ時は?と聞いたところズバリ「あきまへん」ということだ。
  その点、関東では「景気はどうなの?」と聞いても「まあまあってとこかな?」とちょっとすました感じでかえってくる。関東の回答は何となく冷たい感じが多い。しかし、まあまあとは多分、いいことなのだ。ダメな時は、その人の性格が出てくることがある。「ダメダメダメ」と強く言われれば、もうそれ以上は聞けない。数字で説明してくれる理論家も多い。時に、はしゃぐ人さえいる・・・・わざとらしいが。
まあ、これも私の周囲の一部の話しであろうが・・・・。
 


  先般、某所で若者の波に完全にのまれてしまった。「何なんですかぁ」と聞くと、“セールが始まった”!ということで、もう夏物のセールをしていた。その場はまるで、(自分の記憶では)隅田川の花火大会の会場くらい、凄い状態だった。身動きできなかった。皆が、わんわん買っている姿を見て、景気回復しているのかと思いきや・・・・・。


 全国軽自動車協会連合会が発表した軽自動車の上期の販売台数は1・7%減の105万4080台という発表があった。好調だった軽自動車も4年ぶりに減少に転じ、日本の自動車需要はまさに総崩れの様相。景気が回復しても個人消費に大きな改善がみられず、耐久消費財への出費が家計の中では後回しになっていることが低迷の理由らしい。まだまだ使えるものは後回し。
必要なことは、抜本的な税制見直しか・・・・

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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