ch10.生活: 2006年7月アーカイブ


  自慢出来るほど、耳が良いというわけではないが、私は相手の声のトーンで大体の「調子」を理解するのには結構たけている。(あくまで自分で思っているだけで、確認しているわけじゃないが・・)
 人の心理状態とは、その時の「気持ち」でトーンをはじめ、いろいろ変化するものなのだ。所謂「お調子」のいい声でも「この人、嘘ついてる?」という時の特徴は何となくわかるものなのだ。


  特に、最近のケータイはなかなか音の質も良くなってきているので、機種を変更する時、生活の中で何にポイントを置いているのかが大きな購買行動のモチベーションとなる。
  先日も夏のニューモデルに機種変したくてauショップを訪ねた。「水にぬれても大丈夫」というのが購入のポイントだった。これまで、何度ヒヤヒヤシーンがあったことか・・・・
 
   「いつからお使いですか?」とショップの女性がちょっとツンとした調子で聞いてきたのを聞いて、大人気なく「日本移動体通信の頃からですよっ!」と語気荒く答えてしまった。まあ、まるでお笑いなのだが、その語気の荒さにキョトンとした表情で女性は「え・・・・今、お使いの機種なんですが・・・はい、お調べいたしますね」となった。
  私が目指していた機種は男性をターゲットとして作られたということで、フォルムがちょいとごつい感じだ。それに、水と言っても「真水OK」ということで「海水はダメです!」と言われた。そうであるなら、機種変は今回必要ないということになった。が、「これ」という機能が欲しい欲しいと思っていた・・・・そんな時、新しもの好きの私の目に新着情報が!

  なんと、携帯電話で通話した相手が自分にどんな気持ちを抱いているかを、すぐに分析してくれる夢のようなサービスが登場した!モバイル関連ベンチャーのブリーズウェイ(東京都千代田区)が開発した「キモチ分析トーク」というもの。イスラエルの音声技術会社、ネメシスコが治安維持用に開発した高度な心理分析技術を民生用に応用したソフトウエアだけに、分析精度はケータイ占いやお遊びの域を越えているという。
  現在分析できる感情は、喜び度、怒り度、悲しみ度、真実度、幸福度、ストレス度など20種類以上で、通常の嘘発見器を超える精度といわれる。会話中の発生音声に141項目の解析処理を行うことにより、微妙な感情を分析して、相手の気持ちを通話の2~3分後には携帯電話にメールで知らせてくれるそうだ。「あの人はどう思っているのかしらん?」など気になる異性の気持ち、対人関係におけるコミュニケーション用、ビジネスパーソンの営業ツールなど活用範囲は広がりそうだ。サービス加入料は2000円。050から始まるIP電話番号「セカンドナンバー」を受け取り、基本料月400円、通話料1分40円で利用できるそうだ。

  しかし、問題点ひとつ。生活の中でひょいとうまれる「間」の悪さというものがある。これは、多分、かなり分析が難しいだろうなぁ・・・・・いつも、反省することが多い生活をしているもので・・・・。
 
 

 
 

 このところ、ほぼ毎日、毎日耳にしている「地デジ」。耳の奥でじでじじでじ・・・と鳴っている。

 「地上波放送は2011年7月24日までに、現行のアナログ放送からデジタル放送に完全移行します!」とはいうけれど・・・・・ 普及推進のためにも地上デジタル放送完全移行まであと5年!とカウントダウンセレモニーなど いろいろなキャンペンも行われている。まさに、完全移行の5年前。数寄屋橋交差点に面するモザイク銀座阪急ビルの広告スペースには、1日ずつ時を刻む電光掲示板を組み込んだ「カウントダウンボード」が設置されている。あと1826日?カウントダウンが始まった。


 

ch10.生活 : 夏は暑いものだから


   毎日、テレビで流れる集中豪雨のニュース。鹿児島で降った3日間の雨量が東京の一年の降水量に匹敵すると伝えている。やはり、異常気象だ。温暖化の影響がじわじわと地球を蝕んでいる。
  地球の温度があと2度上昇するのは2028年という内容を読んだことがある。その時から、本気で何とかしないといけないといつも考えている。今、みんなの小さな努力でこうしたことが避けられる可能性があるのなら、頑張らないとならない。不自由な暮らしが当たり前だった頃を思い出せる人・世代が率先してやらないと。不自由さを知らない世代は何を言っても「?」・・・・。理解できないのだから。子ども部屋にクーラーがあって、テレビがあって、ビデオがあってなんて生活をしてきたら「無いこと」は理解できないのだから。夏は暑いものなのだ。暑ければ、直ぐ冷房を入れてしまう生活行動を改めよう。昔の人々が「涼」を工夫したかを知ることも大切。


   暑い夏。東京タワーで8月31日まで「外階段を歩いて昇ろう!」企画を毎日実施している。約600段の階段。150メートルを昇る。こんな暑い夏になんで汗ダクダク?暑さをカラダごと感じて、適度にバテてみよう。常日頃、直ぐににエレベーター乗ってしまったら、タクシーをひろって冷房のきいた車内で「ふーっ」と言ってしまう生活行動に改めて気づくかも知れない。
  昇りきると認定証がもらえるらしいが・・・・そんなもの要らない!なんて言わず、暑い夏を体感してみよう。


  機械との相性が悪いというか、何なのか?不思議なことが起こる、以前、いきなりパソコンがダメになってしまったことがある。本当にいきなり。今回は、丁度3日ほど前の真夜中にデスクの下からパチパチと花火のように音がしたと思ったら白煙に包まれた。慌てた、全く火の気のない仕事部屋で真夜中のたちころる白煙。急いでパソコンの電源をオフにしたものの、訳分からず、一瞬、消防車を呼ばないと!と考えたほどだった。
  翌日、電気屋さんに来てもらい、全てをチェックしてもらった。「どこも異常ないですね」といわれ、白煙騒ぎは何か、寝ぼけていたのではと言われる始末。とりあえず、その後、パソコンと周辺機器をもってビツクカメラパソコン館に行く。気持ちは兎に角、焦っている。以前、データというデータを全てなくしてしまったからだ。白煙騒ぎの話をするとその修理担当者は「んーっ・・・アダプターが燃えていますね」と言う。白煙の原因は分かったがなんとも奇妙だった。「お客さん、こんなになるなんて、稀にみるケースですねえ」と言う。修理に出して、「・・・・三週間はみてください」と言われ「ダメです」と咄嗟に返した。相手は困惑しているが、こちらも三週間も待っていられない。次の販売のスタッフがやってきて、そのパソコンのアダプターの容量と同じものはないという。代替で入れると。万一データが消えてしまうこともある。だから「売れないのです」と言われる。
  結局、東芝のサポートセンターへ連絡して代替品を大至急で送ってもらうことにする。しかし先方の担当者もはじめは白煙のことを信じられないようで「お怪我はありませんでしたか?」と言われた。お怪我はないが、真夜中にたちこめる白煙の中で、少しうろたえている自分の姿を客観視すると、結構、滑稽でもある。


  私は腕時計をしない。いつの間にか、長針も短針もへんなまわり方をしておかしくなっていくからだ。どんな製品も個体差はあるとしても、やはり「機械」との相性はよくにいのだなと、つくづく思う。
  

   ちょっと頭の片隅にあって、何となく気になっていたこと。それは、風水師の安藤正龍先生の通信にあった「風水の財布」のこと。
  金運アップというと矢鱈に黄色黄色と世間は騒ぐのだけれど・・・・・かく言う私もこれまで大好きなゴルチエの財布をしまって「黄色」い財布にして使っていたのだ。
  が、安藤先生の「折りの財布はNGですよ」ということを読んでからは、ずっと気になってしようがなかった。
  実は、いくつも持っている財布といえばどれもが二つ折り、三折りのものばかり。結局、これまでの財布は始末して、新しく札入れを購入した。ラッキーカラーというか、私の勝負カラーの「白」の札入れにした。
  財布を変えたら、不思議なもので気分も変わる。金運アップということで、黄色の財布以外にも蛇皮の札入れも実は持っていたのだが、どうも独特の雰囲気が買い物などの時、似合わない。
でも「白色」はなかなかいい。蒸し暑い日が続く、梅雨明け前の毎日。白は気分がいい。
  

  
   発刊まで結構な時間がかかってしまったが、ようやく「浅草散歩ガイド」が発刊となった。なかな手ごろなガイドブックがあるようでない「浅草」。まあ、これ一冊があれば浅草が気軽に楽しめるだろう。来週から書店に顔を出すので、手にとっていただきたい!「昔」と「今」が混在している浅草。私が大好きな路地裏がいっぱいある浅草。ぷらぷらと歩いていると、きっと何かが見つかると思う。
  このブログもこの度、バージョンアップしたので、今後はこれまでに関わった単行本の紹介コーナーを作っていく予定だ。


   生活の上で「さて?どうしたものか?」と思うことがある。これまで生きていた中で会得した知恵をフルに使っても解決できないことや、友人に相談しても全く環境が違えば回答のしようのない問題。これまで「はて?」とぶち当たった大概のことは最終判断は直感で生きてきたものだから、かなり自分の勘や感には自信がある。しかし「??」という時、私はタロットカードのジュン先生に相談する。タロットカードは3ヶ月から半年くらいの判断の指針になるものだと確信しているからだ。単にタロットカードと言っても、これまたそれぞれの「才能」があるようで、いざとなると疑い深い私は、これまでに何十人という方に見てもらったが、今、ジュン先生はなかなか良い指針を下さる方だ。
  
  「早くて・・・・二週間後に現われますね、女性です」
  「女性ですって?!」
  「ええ。女性」
  「女性って性別が女ということですか?」
  「そうですよ」

そういうとジュン先生は軽く微笑んだ。
しばしの沈黙。全く検討もつかない。女性の出現など・・・・二週間後といえば7月22日ごろに女神が現われるのか?その「女神」は一見、女神に見えないという「女神」という。静かに待とう。



   シニアコミュニケーションが50歳以上の親を対象に実施した調査の結果。親が「子育ての終わり」を子供が就職、あるいは結婚したタイミングと判断しているという。
50代の父親は息子、娘いずれにもほぼ4割が「社会人になった・就職したとき」と答えた。その点、娘の結婚に対する思い入れは、50代の母親となると異なって、子育ての終わりを結婚時とした回答は23%にまで落ち、就職時の35%を大きく下回る。逆に50代の母親は娘に対し「いつになっても子育てが終わったと思うことはない」との答えが15%。各世代、男女別で比較して最も高かった数字だという。
  60代を超えると男女問わず、「日常での会話や電話、食事でのコミュニケーション」という回答が多いが50代の母親は「メールでのコミュニケーション」の回答者が際立ったそうだ。最近の「仲良し母娘」と「友達親子」か・・・。形だけなら、まあ良いが、勘弁して欲しいというのが率直な気持ちだ。
「母親」はあくまでも「母」らしく生きつづけて欲しい。子どもには変に迎合するべからず。
迎合して「我」を見失っている「母」というか女たちがなんと多いことか。だれそれとは言わないが、嘆かわしいくらい多い。
  子育てがほぼ終わり、息子や娘はボーイフレンド、ガールフレンドと遊ぶ機会が多くなる。仕事に夢中になってくる。そして・・・・ある時、ふっと自分は「家に」はいるが「夫」が振り向かない。いや振り向いてくれない。「何か」を探すが自信がない。でも住む「家」もとりあえず食べていくことは出来る。気負って社会に仕事ごっこして失敗するのは子離れしていない女たちばかり。
  いつの日か子どもは離れていく。動物の世界のように厳しくなく甘ったるい人間の世界。べたべたといつまでも。昔いわれた「燃え尽き」る前に、ずたぼろになる前に、親離れ、子離れの気持ちは常に意識して想像力をもっていこうよ。

このアーカイブについて

このページには、2006年7月以降に書かれたブログ記事のうちch10.生活カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはch10.生活: 2006年6月です。

次のアーカイブはch10.生活: 2006年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

ch10.生活: 2006年7月: 月別アーカイブ