ch10.生活: 2010年11月アーカイブ

ch10.生活 : 季節の一筆箋

  すっかれ忘れていたのだが、「以前吉田さんからいただいたお手紙で日本の美学を感じました」などというメールをいただいた。一生懸命に思い出そうとしたが、この方に「手紙」か「ハガキ」を出したのか?をすっかり忘れてしまっていた。こうしたところがまたおっちょこちょいの自分そのものであるのだが。申し訳ありません。
  日本の四季は最高に素晴らしいと思っている。壁にかけてある絵画も四季ごとにかえてみたいものではあるが、やはり掛け軸とも違う。おじくは実に日本そのものだと思う。
  ただただ忙殺されて「また一年が経っていく・・・」などとぼやいているうちに時間が過ぎ去る。デスクまわりを見てみる。そうか!ちょっと書きたい時の一筆箋は、その日本の四季で溢れている。自分がどんなに忙しくても悲しくても怒り心頭にたっしていても、如何なる状態でいても、「日本の四季」の感覚だけは決して忘れたくない。そんな時の一筆箋。寒椿、梅、桜、菖蒲、紫陽花、紅葉、また十三夜などそこには日本の四季そのものがある。だから心のオアシスかも知れないな。
 


ch10.生活 : 花園神社の酉の市へ

お酉様.jpg11月19日は気のおけない仲間と花園神社の酉の市へ。そもそも酉の市は、大鳥神社の祭神である日本武尊が東夷征伐の戦勝祈願をし、帰還の時にお礼参りをした事に因み「日本武尊の命日」の11月の酉の日に行われるようになったとか。耳には商売繁盛の熊手を売る活気ある声が響く。師走を迎える前の風物詩。ああ、先ずは"景気回復"を頼む!

ch10.生活 : よき日に

   昨夜は元勤務先の新聞社の「元社長」を囲む会であった。元元・・・なんて言うとかなり面白い言い方ではあるのだが、退職後というものは、なかなか会えるものでもない。昨夜のように退職した人々が上司だ部下だの関係も一切なく、「元社長」を囲んで歓談するということは実に幸せなことだと思った。当たり前の話かも知れないが、年をとっただ、太った、痩せたなどという事は関係なく、先ず、健康に生きているというから会えるのだ。当たり前の事だが鬼籍に入ったという仲間のことを初めて知り、驚き、そして彼らの思い出話をする・・・そんな「場」にもなった。

  夕刻、元社長をお迎えご自宅へ。そして会場まで、アテンドした。確かに自分の今の仕事のベースを作ってくれたのは元社長。本当に鍛えられた。確かに鍛えられた。もう80を過ぎたという。腰を痛めて、膝を手術して足も痛いと言うが、まだまだお元気。本当に久しぶりのことであった。そして会場も元社員が経営する洒落たレストランである。何か卒業生が一同に・・・という感であった。確かに自分も含めて年をとったが「やあやあ」と声をかけられて、「いやあ吉田さんはいつも営業局会で資料をみんなに配っていただろう、そんな姿が今も目に浮かぶよ」、「そうそう、青山学院のサマーカレッジではハマコーや美輪明宏さんなどをよんだことがあったよね、ああいう人脈はどうして作ったの?」などとそんな昔の「シーン」を覚えてくれているだけでも幸せなことだ。それに「プログ、読んでいますよ」というビックリするようなことも言われ嬉しかった。

  「来年もじゃないだろう!来月もだろう?」と帰りのクルマに乗車する前、笑いながらそう言った元社長の笑顔が忘れられない。そして、そのクルマを見送りする、若く血気盛んで勢いが漲るあの時の「社員たち」の姿が眩しかった。

  月に一回、地域の新聞を発行している。フリーベーバーではあるが日刊紙におりこんでいる。あまり新聞を読まなくなった時代に、且つ、その中におり込まれる新聞を読むのであるから、読者はかなり「活字」の好きな方々である。
  昨夜は編集会議で、読者からの応募をはじめ、寄せられたハガキの分析をしていた。「自分の住んでいる区であるというのに知らない事ばかり。本当に興味と関心が出ました」という感想の多いことよ。かくいう自分でさえ、知らない事ばかりである。毎日が発見発見であるのは確かだ。思えは人生など呆気なく過ぎるものだと思う、その限られた時間の中で、どれだけの人々と会話をし、相手を思いやることが出来るか?とあらためて思う。そのハガキ一通一通にこめられた気持ちを感じ取り、自分自身のエネルギイのバネにしたいと思っている。
  ハガキの中で「鬼子母神の"鬼"のツノがない事、初めて知りました!」という感想の数々。実は、自分もそんなに今回の記事を書くまでは意識していませんでした・・・・ということで、発見と勉強の日々である。

ch10.生活 : 中国という国


  景気がいいのか悪いのか?敢て考えてしまう。リーマンショック後の世界の状況。それぞれの国は不況にあえいでいる。そんな中で、この中国という国。ついにGDPで日本を追い抜いて、世界第2位の経済大国の座につき世界各国から集めたマネーは中国人が新たな資産運用先として世界中にに投資する流れが確かに生まれつつあるが・・・。さてさて?世界経済のけん引役として中国の存在は本当に高まる一方なのか?頭の中は疑問符だらけである。
  まあ、混乱する前に頭を切り替えて、『すぐに役立つ 中国人とうまくつきあう実践テクニック』の著者である吉村章さんが11月10日(水)15時から東京ビッグサイトで開催される「産業交流展2010」で、「アジアでのビジネス展開/成功のポイントと注意点」というテーマで講演をする。お時間と関心のある方は是非どうぞ。

詳細はコチラ

ch10.生活 : "ななにんかい"の感動


  本日11月2日(火)は「ななにんかい」東京公演で白寿ホールへ行く。テーマは、あなたの手とわたくしの手・・・「支え合いの輪を広げよう」 。出演は女優の竹下景子さん、女優の岩崎加根子さん、詩人の高田敏江さん、落語家の古今亭菊千代さん、フリーアナウンサーの深野弘子さん、、歌手のクミコさん、そして座長の吉武輝子さんの"ななにん"。なんとキャンセル待ちの方が120人ほどあったそうで、勿論、会場は満席で熱気に溢れていた。感動を胸いっぱいにかかえたまま、今、こうした活動をプログはどのカテゴリーにいれるのか?はたと考え込んでしまう。生きている私たちそのものであるからだ。座長の吉武輝子さんが終わりの挨拶。時折、身体の不調をうったえられる吉武さんが「また来年に!」という力いっぱいの元気な声に励まされる。

このアーカイブについて

このページには、2010年11月以降に書かれたブログ記事のうちch10.生活カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはch10.生活: 2010年10月です。

次のアーカイブはch10.生活: 2010年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

ch10.生活: 2010年11月: 月別アーカイブ