ch10.生活: 2006年12月アーカイブ


   客観的に冷静に考えてみれば、別に何で?というほどのことだが、人間っていうのは当事者になってみた時に男も女も白熱した感情の動物になってしまうものだ。
  私の周囲でも所謂、「熟年離婚」が多発。既に離婚してしまった、またカウントダウンが始まった、また想定内であるなんていうのを含めたら、さてさて何件になるのだろうか?
  同居期間25年以上の熟年夫婦の離婚は、この10年で2倍以上に増えているとか。同居期間30年以上になると3倍近くになるなんてデータもあった。そのほとんどが妻からの申し立てによるものらしいのだが・・・。
  確かに、勃発は子どもたちがある程度成長してしまってからだ。この長寿社会で夫婦は驚くほど長い時間を過ごすことになる。子どもがいる場合、子育てに夢中(というか当たり前のことだけど)になっている時代は、妻は子どもに向き合っていればいい。この間の夫の行動に関して特に専業主婦ははっきり言って無関心というが気が付かないでいる。成長した後、夫婦でこんなに長く顔を突き合わせて生きていくノウハウを持ち合わせていない。いつもいつも、相手を気遣い、会話や趣味を共有したりしていればいいのだが、なかなか難しい。
  
  ある家庭。夫は「セブンイレブンのおでんが最高に美味しい!」というものの、妻側はある老舗からのお取り寄せのおでんでないと絶対にだめ、食べたくないという・・・・たかがおでん、されどおでん。冷え切った食卓は愛をも奪っていくものなのだろうか?そして生じた価値観のずれ。「もう、相手が信じられない」「いずれは別居したい」という状態だ。じっくり聞けば聞くほど、何についてもめているのか分からなくなり、いさかいの発端は、おでんたったよね?と、つい笑ってしまいそうになる自分を必死に抑える。
  そして、またある家庭では実は、妻側の親の財産が魅力で結婚したけれど、子どもが独立した後、驚くほど老けた女房の容姿と思いやりのなさに気が付いたと別居し始めた夫。この夫側の論理も身勝手極まりないのだが・・・・・
  その他、離縁希望の理由はいろいろ。限りない。しかし、所詮、他人の男と女が一緒に暮らし、そして時間が経つ。お互いに加齢していく。長く顔を突き合わせていれば「まさか・・・」がどこにでもあるというものだ。

ch10.生活 : ああ!懐かしいね


  ダルマの愛称で親しまれてきたサントリーの「オールド」が7年ぶりにリニュアルし今年3月に売り出した「ザ・サントリーオールドウイスキー」が好調らしい。年々減少してきた中で2007年には9年ぶりのプラスがみえてきたという。
  「オールド世代」=団塊の世代を強く意識したとかで、シェリー樽で熟成したモルト原酒の比率を上げるなどして、まろやかさをアップ。テレビCMにも、井上陽水さん起用。開発者も団塊の世代の60歳の父親を持つ、女子社員ということだ。
 嘗てオールドを愛飲していた人たち戻ってきてもらおうというサントリーの戦略ということだけれど、やっぱりダルマを見ると私は所謂、団塊の世代ではないけれど学生時代のあの頃にふふーっと戻る。
  ウイスキイを勿体無いけれど少しだけ底に残し、タバコの煙をそのボトルの中にフーッフーッと吹き込む。暫くしてからマッチで火を点す。するとボオッといって何とも神秘的な炎が揺らいだ。若者たちはわあっと歓喜。さてさて、あれは、一体何の魔術だったのだろうか。
  ウイスキイを飲んで飲んで、とことん話して話して・・・・そして友人たちはみな就職して、社会人となっていった。何としてもマスコミにと躍起した日々。例えば何人かの友人は銀行員になったけれど、今となっては三井だ住友だ興業銀行だとそれぞれに就職した友人も、合併を繰り返しいまや一緒の銀行に勤務していたり・・・・。本当に時代が、時間が流れていったんだなあと感じる。

  そういえば・・・・・サディスティック・ミカ・バンドも再結成。これも多分7年ぶり?か。加藤和彦、高橋幸弘、高中正義と言ってもピンと来ない人々も多いのだろう。今回は木村カエラ。抜群の歌唱力と引き立つ美貌。「タイムマシンにお願い」がキリンラガーのコマーシャルで流れているけれど、これもまたああ!懐かしいね。

ch10.生活 : やったね! ローソン


    「さっすが~っ」と思った。やっぱりローソンは凄い。新浪剛史さんが社長に就任した時からますますファンになった。コンビニトップを目指しているだけある。
  育児中のママたちが店内で買い物を楽しむ間、子供を預かってくれる「ハッピーローソン」が15日に東京の日本橋室町の三井第三別館の跡地にオープンする。来年6月末までの期間限定の営業ではあるけれど。
  これまでにもローソンは首都圏などの都心部で健康志向の「ナチュラルローソン」を、主婦や単身世帯が多い住宅街では100円生鮮コンビニ「ローソンストア100」を展開し、ターゲットを明確にした新業態店舗を展開してきた。その中で新たなコンビニ像を模索し、所謂「規模」では絶対に勝てないところを「個店主義」で追撃。まさに、今、別件で私が考えているプランにも当てはまるので、なんだか嬉しくて、ほくそ笑んでいる。
  今回も百貨店などでショッピングを楽しむ女性が多いという地域特性に着目し、1階は通常のコンビニで、2階に子供が遊べる「キッズゾーン」のほか、玩具などの子ども向け商品やアロマオイルなど母親のためのヒーリンググッズを置いているようだ。2007年1月までは、親子で遊べる施設として無料で開放。2月からは有料で一時預かりサービスが開始される。6月末までの営業期間中にノウハウを蓄積、本格展開につなげる計画らしい。
  今、すくすく成長していくローソンに目が離せないし、なんとも発想力逞しい新浪さんはカッコいい。

ch10.生活 : 液晶優勢


   もうそろそろボーナス時期か。中でも薄型の12月の年末商戦が始まった。既に、拡大してきている薄型テレビ需要が来年にも踊り場にさしかかる懸念がでてきたそうだ。プラズマなんて、これまではまさに独壇場だった大画面市場でさえ、液晶にシェアを奪われ、苦戦を強いられているという。量販店に行くだびにやはり50インチ以上の大画面かと悩みつつ、私自身はあまりに鮮明に映る画面に怖さも覚えてしまう。

ch10.生活 : 進むデジタル化の中で

   
  今ではいわば当たり前になっているインターネット。少し前までは、「へぇーっ、そんなことが出来るんだぁ?」とまるで他人事であったのに、今では人々にとって、生活の必需品になっていることが面白い。若者?にとっちゃあ、生まれた時からあって当然のものだが。
  今じゃ当たり前の電卓?や電子辞書、勿論パソコンなんか使っているとながーく生きている気がしてきた・・・・・・・

  さて、国際電気通信連合が2006年版インターネット報告書を発表。2005年末時点の世界全体のインターネット利用者数は推定9億6518万人。それても普及率は約15%だ。
  トップはアメリカで1億8500万人。まあ想像通りの結果。しかし、2位は1億1100万人の中国。なるほどね。そして日本は3位で6416万人。
  しかし、ケータイとなると 全世界の利用者は21億6843万人。普及率が33.5%で3人に1人の割合となる。情報通信技術の市場規模は世界全体で推定3兆1300億ドル。このうちの37.9%を通信サービスが占める。ますますデジタル化が進む。

 


  師走ともなると、忘年会ラッシュ。本当に忘年会、忘年会と続く。今日はわけあってファミリーでもないのだが「浅草ファミリー忘年会」に参加した。
  浅草といえば三社祭が有名。正和元年(1312 年)3月に「我は是れ阿弥陀三尊なり。神輿をかざり奉り、船遊の祭礼をいとなみ、天下の安寧を祈るよう」との神託があったと縁起が伝え、三社の本祭礼船渡御がめ始められそうである。この記述で「ご三神」は少なくとも、鎌倉時代初期には社殿に祀られるようになったと考えられるらしい。6年後の700年にむけて今から準備しているという。
 忘年会の最後は威勢の良い三本締め。久しぶりに賑やかでスカッとした忘年会に出席した。またひとつ、楽しい人間関係が出来上がった。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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