ch10.生活: 2005年2月アーカイブ
ch10.生活 : 愛妻弁当 |
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久しぶりに友人と会った時のこと。最近の仕事の話をしているうちに、彼女の新しい職場の上司の話になった。毎日、愛妻弁当を持参だという。桜でんぶで作ったハート弁当なのかと思い、「すごいじゃないの!」と私。彼女はクックッと笑う。怪訝な顔をしている私を見て「それが毎日毎日、同じなのよ」という。やっばり!桜でんぶのハートなんだと確信する。
「それがね、右手にバナナ、左手にソーセージ、これが毎日。思わず、動物園ですねって言ったら怒っちゃったのよぉ・・・・」と彼女は困惑顔。そうか・・・・桜でんぶのハート弁当じゃないんだ・・・・・
一度、その上司と名刺交換をしたことがある。とっても明るくて、朗らかな方というイメージだった。社内の美化を一生懸命に話す様子に「きれい好き」という感もあった。
あのニコニコして、明るい表情で、右手にバナナ・・・・と思うとなんだか、とってもほのぼのしてきた。「凄い美人なのよ」という彼の奥様が毎日、毎日夫のために用意するバナナとソーセージ。話を聞いた時は、一瞬、かたまったけど、よくよく考えてみれば、なかなか、いいんじゃない?奥さんの「愛情」感じて食べる愛妻弁当。毎日の最高のランチタイムだ。