ch10.生活: 2011年11月アーカイブ


三つ子の魂百まで・・・とはいうが、勿論、自分の基本形はそうなのかも知れないが・・・やはり社会生活をおくるなどして後天的に作られてしまったものがある。これがまた、しようもない!例えば、締切日とか待ち合わせ時間と、時間に拘るのはどうも後天的なものだろうと思う。仕事で締切り締切りに追われていなければもっとのんびり「いいんじゃないの~?」という性格ではなかっただろうか?と。そして、記録するというか、書き留める癖。「曲亭馬琴日記」つまり滝澤馬琴の日記ではないが、今日は何を食べたの、誰が魚を何匹もって来ただのと、まさに馬琴は記録魔といっていいほどの人だ。また彼は6月生まれ。まさか日にちまで一緒と気付いてびっくりこけた!!自分のことを冷静に見ても、記録魔か?手帳などを見ても多分、馬琴に負けないくらいの記録魔に近いかも知れないなぁ。でも誰が何を持ってきたは記録しないな。しかし馬琴は本当に愉快な人だ。


  さて、こうしたブログもひとつの記録。日々、何気なくまとめているのだが、携帯に元神楽坂女声合唱団のメンバーからの留守電が入っていることに気付いた。朝から移動移動で、浜松町からモノレールに乗る前、騒々しい環境の中で電話をする。「久しぶりで~す」と言いながら彼女は私のブログに書いてある、あることの確認の電話だった。「いち子さんのブログ読んでいるから~」と言われ、「えっ!?ほんと?」といい、嬉しく思った。いわばこうした日々の記録は"元気でいるよ"のメッセージ発信なのかも知れないなと思った。

ch10.生活 :


   カレンダーを見る。あららぁ・・・11月はなんとあと3日ではないか!嗚呼!月末締切の原稿がまだ残っていて、気ばかりが重い。本当に気が重いだけで・・・仕事だというのにねぇ・・・。
  午後から尾木ママの講演会へ行く。さんまさんがたまたま命名してから急にブレイクした尾木直樹教授。お姉でもなんでもない。「昨日、孫がうまれたのよぉん」と相変わらず尾木ママのキャラ全開!テーマは『大震災後の子どもと教育』。その中の話の一つではあるが、小学校で、多くの子どもたちが津波で亡くなった。奇跡的にも助かった子どもの親が「申し訳ない・・申し訳ない・・・」と詫びるそうだ。何ということか?その大切な命は亡くなった友達たちの分までずっと大切に生きていかないとならないのではないか。石巻での現地の親と子どもたちの胸の内が語られた。言葉づかいが悪く、荒れている子どももいる。報道されているのは本当に僅かな部分だけ。「ガンバレ」「ガンバレ」とは言うけれどその言葉がただ辛い。そんな時に「ありのままでいい」という尾木ママの言葉で救われたという中学3年生。深い悲しみは心から「聴いてあげる」ことで癒されるという。その人に気持ちに少しでも近づこうとする気持ちだけでもいいのかも知れない。この気持ちはずっともって行こう。
尾木ママこと尾木直樹先生のホームページ


   年末ジャンボ宝くじ(第614回全国自治宝くじ()が今日から全国一斉に発売された。1等2億円の当せん確率が昨年よりも倍増という。昼過ぎに数寄屋橋を通ったが、宝くじファンなら誰でも知っている西銀座チャンスセンターは長蛇の列。日本で最も多くの年末ジャンボ1等を出すことで有名。特に人気があるのは1番売り場の窓口と聞いた。その長い列が面白いのか、外国人が写真を撮っていた。宝くじ売り場の列はいよいよ年末を感じさせてくれる。しかし、嗚呼!その前に11月末締切の仕事を片づけないと。列の横を通り過ぎながら地下鉄に急ぐ。

夏のあの暑さを忘れてしまいそうだ。立冬を過ぎたら本当に朝晩の冷え込みを感じる。気象庁の発表で太平洋赤道域の中央から東部で海面水温が平年より低くなるラニーニャ現象が発生したらしいね。ラニーニャと名前は可愛いが、しぶとく来年春にかけ終息するらしい。日本ではこの現象が発生すると平年と比べ秋は奄美・沖縄で気温が高くなるほか、冬は北海道と東北を除き低温傾向になる。また湯たんぽが恋しい季節を迎えるというわけだ。 

ch10.生活 : 長寿ということ


  全くの独断と偏見かも知れないが・・・若者をはじめとする現役世代は何か元気というかパワーがなく見えてしまう。確かに不景気の影響もあるだろうなあ。知らなくてもよいのだが、あのバブルも知らない人々と仕事をしていると時に「(なんて自分は)長く生きてきたのだな・・・」とふっと思う。日本は誰もが経験したことのない高齢化、いや高齢社会を迎えている。
   平成21年の平均寿命のデータでは男性は79.59歳、女性は86.44歳。平成18年から4年連続して過去最高を更新しているのだ。特に女性は世界一という数字である。ストレス解消が男性より女性の方が上手いなど諸説いろいろあるが女性はとにかく長生きなのだ。第二次世界大戦終結の2年後、昭和22年の平均寿命が男性50.06歳、女性53.96歳。現在までに約30年も寿命が伸びている。これはすごいことだ。
  
  これから、自分が果たして何歳まで生きられるのか?こんなことをふとでも思えること自体がなんだかんだ言っても幸せなことだと再認識しなければならないだろう。しかし、平均寿命が延びてもし人は必ず死ぬ。日本人の死因のトップはガン。これは30%を占めている。2位が心疾患の約15.8%、3位が脳血管の11.5%です。保険の話でもしてしまいそうだが日本人の三大死因はこれらだ。あとは自殺に他殺、不慮の事故か?老衰などは本当に幸せな死に方なのかも知れない。
  考えてみれば、日本という国はこれだけ衛生状態が良いということなのだ。つまり医者の数も病院数などなんだかんだ言っても文化の程度はいいのだ。
  しかし、日々口に入れる食品への添加物もそれに分かっているようで全く分かっていない放射能問題。例えば東京都には「我が家の家庭菜園の野菜は大丈夫なんですかっ?」なんて質問がやんややんやと寄せられるともきいた。家庭菜園?耳を疑うよ、全く!。また子どもの給食では心配に思う母親が食材を別を注文してその同じメニューを日々作るケースもあると聞いた。しかしこのようなことはまた一部の話。
  先般、福島の高濃度の放射能のマップを見たときには、何も出来ない無能な自分に暗澹たる気持ちにもなった。口では何とでも言えるが、実際に汚染された土壌に日々暮らす人々、そして未来ある子どもの将来を考えたら、「健康に生きる」「寿命がのびる」とは一体何なんだ?という気持ちになる。


  これからの季節。山々は紅葉で鮮やかに色づく。ななかまども美しいく色づく季節だ。古人はこのななかまどの効果を知っていたのだろう。こんな自然のものに防腐効果があることを。しかし、我々の体内はすでにいろいろな化学的な物資でいわば汚染状態にあるのかも知れないな。食べたいものを食べ、飲みたいものを飲んで。何事にも「見通し」をたてて生きていきたいものだ。

ch10.生活 : 危機


   先週、欧州から戻った人間が「想像以上に酷い状態だな」と呟いた。その場限りで流れてしまう"呟き"ではなく、今、そこで実際に起きている緊急事態を示す言葉だった。欧州は、多分我々の想像以上の大きな曲がり角にさしかかっている。
  各国が主権の一部を国際機関に譲り渡し、国境の垣根を取り払うユーロ導入を素晴らしいプロジェクトであったと思う。現に東西冷戦が終わった後の欧州は、過去2000年の中で最も平和な状態にあった筈だ。しかし今回、メルケル首相の言う「ユーロ危機を一度にすっぱりと解決することはできない」という一言が全て物語るのだろう。統一通貨をめぐる危機は、我々の想像以上の深刻かつ複雑な事態に発展しているのだ。

  思い出した。シーシュポスの神話。巨大な岩を山頂に押し上げる罰を受けたが山頂の目の前で転がる。シーシュポス苦行を永遠に続けなくてはならないのだ・・・。何故か現実問題か?この困難はどう解決していけは良いのか?アジアでは想像すらできない通貨統合。日本も対岸の火事ではない。

ch10.生活 : たまに?紅茶


11月1日は「紅茶の日」とか。1791年(寛政3年)の11月1日に、伊勢の国出身の船頭・大黒屋光太夫という人物が、海難にあい、ロシアに漂着。ロシアに10年間滞在せざるを得なくこの大黒屋光太夫がロシアの女帝・エカテリーナ2世のお茶会に招かれ、日本人として初めて本格的な紅茶を飲んだという逸話からきているそうです。紅茶というと・・・どうしてもドラマ「相棒」の右京さんを思い出してしまいますがね・・・

  さて、この一週間は、夜な夜なモノの整理をしていた。ずっと本とCD関係の整理をしていたのだが、且つほぼ一年前から着なくなった服類とバッグ類をとことん捨てた。70リットルのゴミ袋でどのくらいになるのか?
  しかし、昨夜というか深夜はディナーショーで着用するショールが見当たらず本当に冷や汗だった。見つかるまでは茫然自失。もうだめかと思った。そしてお茶の整理も始めたら、何とも!紅茶の多いこと・・・。いつもは珈琲とアルコール類?を山盛り飲む生活をしているのでプレゼントしていただいた紅茶には手をつけてなかった!ああ!どうしよう・・・という気持ちになった。整理整頓は本当にいろいろなことを発見するものだ。
  昨日は朗読の仲間の許田久乃さんがプレゼントしてくださった彼女の朗読CDを聴きながら、紅茶を下さった方々への罪滅ぼしというか、そんな気持ちでゆっくりと紅茶をいれて飲んだ。珈琲とはまた違う香りに酔った。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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