ch10.生活: 2010年2月アーカイブ
ch10.生活 : ライフワークを探す!女性の為の無料勉強会 |
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いろんな世界にいろんな風が吹く。
「いい時があれば悪い時もある。悪い時があってもまたいい時がある」と、私はいつも、そんな気持ちでいる。
さて、女性企業家の長井和子さんの経営するアイムパーソナルカレッジも20周年を迎えたという。この20年の時代の変遷の中で、女性が勢いよく社会という大海に出航した姿を見続けてきた女性だ。私が新聞社を辞めるよと初めて伝えたのが彼女だ。今もって、何故、あの夜に彼女にいの一番に電話をしたのか・・・・多分、稀有なエネルギイを持つ女性だったからだと思っている。
さて、今回、その「アイムパーソナルカレッジでは「自分を生かすライフワーク」をテーマに、結婚・出産後もずっと生かせるスキルを身に付けたい人を対象として無料で勉強会が開かれる。仕事に必要な知識や実践に役立つ技能の紹介、チャンスの掴み方、仕事と家庭の両立の仕方など、きめ細かい内容の講座となっているようだ。
今一歩がなかなか踏み出せない・・・あれこれごちゃごちゃ言っている間はない。「思い切る」時が大切だ。人生はそう長くはない。
実施日
3月9日(火)・24日(水)
4月1日(木)
※体験日は3日間ありますが、連続講座ではありません。
内容
①「人間関係の悩みを解消するカウン セラーの仕事」10時~13時
講師/家族相談士・臨床心理士他
②「女性に最適ライターの仕事」19時~21時30分
講師/大手代理店・出版社ディレクター他
各日、希望のコースを選べます。両方のクラスのご希望も受けてくれます。
参加者特典
参加者には25歳から72歳までの25人の女性達のホンネが満載されている『わたし、このままでいいの?』(文芸社 1260円)がプレゼントされる!太っ腹!♪
問い合わせ・申し込み
107-0062 港区南青山1-26-5 ヒルフラッツ2F
TEL 03-5410-5464 FAX 03-5410-4461
参加フォームはコチラ
ご質問などはアイムパーソナルカレッジへ
女性のためのビジネススクール 「アイムパーソナルカレッジ」
長井和子さんのプロフィル
ch10.生活 : 見えない未来に |
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発車のベルに慌てて、乗り込んだ電車の雑誌の中吊り広告に目をやると、そこには、バブル時代を生きた先輩はもう会社を去れという内容のタイトルがある。仕事の丸投げ、いいとこ取り、責任転嫁・・・もう言いたい放題である。もちろん、日々仕事をしている時間の中で、丸投げ、いいとこ取りなど日常茶飯事だ。腸煮えくり返ったなんてこともままある。心の中で「いい加減にして!」と叫ぶ瞬間だってある。
しかし、何故、今の世の中は、人に対して優しくなくなってしまったのだろうかってつくづく思う。たとえバブル時代をぬくぬくと生きてきたかも知れない先輩諸氏、そしてまたその先輩諸氏は日本の高度成長を担った人々であろう。何故、現在のこんなにも酷い経済生活の中にあっても、まだ何となく?安穏としていられる幸せ・・・そんな事を考えたことはないのだろうか?
このところ昭和4年に完成した小林多喜二の「蟹工船」をはじめ俄か、りバイバルブームである。今とはくらべものにもならない経済恐慌にあえぐ日本の状況下であった時代だ。そんな日本で人々の心を掴み、一大ブームを引き起こした「蟹工船」は現在、日本だけでなく、フランスや韓国、中国へと翻訳もされ、若者たちの心を掴まえている。
とくに、多喜二は労働者を題材とする作品を次々に発表した作家であるが、当時の特高ににらまれ、ついには昭和5年に治安維持法違反容疑で逮捕される。弾圧の手を逃れながらの活動を試みるも再逮捕。リンチともいえる取調べをうけたのだろう・・・胸がぎりぎりするほどの壮絶な最期を迎えるのだ。
小林多喜二が育ったのは北海道の小樽。そういえば、亀井勝一郎も北海道の函館出身であった。貧しい環境で育った多喜二とは違い、裕福な家庭に生まれた亀井勝一郎。その違いもあるものの、亀井も政治活動に身を投じ、治安維持法によって逮捕拘禁されている。
別段、政治活動云々をいうわけではないか、今の政治を見ていて、せいぜい5年か10年くらいの「未来」を語るのがやっとではないか?50年、100年先の日本の未来さえ見えない今の世の中にあって、こうした昭和の若者を揺り動かした時代の思想というものに触れてみるのも良いチャンスなのかも知れないな。想像も絶するほどの時代を経て「今」があるという事だから。
私の知人に「マルクス経済学」を専門としている人がいるが、以前は「今日日マルクスを教えるって・・・大変でしょう」などと言っていたこともあるが、この昭和の初期に多くの若者を激しく揺り動かした思想を、再び考える機会としてもいいのではないかと思うようになった。
ch10.生活 : 60年の重み |
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人も60歳で還暦を迎えるように、やはり60年という歳月にはそれなりの重みがある。
手芸り整地とも言われていた「キンカ堂」がその60年の歴史に終止符をうった。1945年に中古衣料品類販売業者として創業し、衣料、生地などファッション関連のほか、雑貨、食品販売も手がける総合スーパーだった。俄かには信じられなかった。
"理由"を2008年のリーマンショック以来の消費低迷とかあれこれ言っても始まらない。どこも本当にデフレ不況の波を、それも大きな波をかぶっているのだ。街を活気づけていた百貨店が消えていき、ファミレスだってコンビニだって売り上げを落としている。
手芸にそれほどのめりこんだことはなかったが、それでも手作りの洋服に「相応しいボタン」を、また手編みセーターの毛糸玉を探しに手芸店という存在は大きかったはずだ。今では、誰もがはんでおしたようなスタイルをしている。着古したら「捨てればいい」。それほどに既成のものは安価である社会なのだ。繕うとか・・・多分、こうした日本語も何れ消えていくのだろうか?
ch10.生活 : 鉛筆のあったかさ |
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最近は本当に鉛筆を使わなくなったと思う。仕事で使うペンケースの中を見ても、マジックの赤と黒。蛍光マーカーが2色。ポールペンの赤と黒と青。アメックスからいただいたシャープペンシルもあるが殆ど使わない。そして万年筆ケースに万年筆。これは手紙専用のもの。
ところで、東京の葛飾区に「北星鉛筆」という会社がある。地場産業である鉛筆を全国にアピールするために製造工場を楽しみながら見学出来る工場にリニュァルしたという。
鉛筆の製造工程では、なんと40%がおがくずとして日々排出されている。いわば、この産業廃棄物を無駄なくリサイクルし、新たな商品開発にも成功している。
現在は焼却主流のゴミ処理の軽減のために生分解性の素材にこだわり『環境に優しい木のリサイクル商品』の開発を進めてきた。平成12年から循環型鉛筆産業システムの構築の研究を進めてきた成果だ。
しかし、商品とは聞くだけではダメだとつくづく思う。乾くと"木"になるおがくず粘土や乾くと"木"になる絵の具など、「へぇっ・・・・」とただただ、びっくり。おがくず粘土の「もくねんさん」などはベトベトしないので手も汚れない。乾燥すると丈夫な木となり、素焼きの風合いが楽しめる。土に埋めると微生物の分解パワーでまた土になるという。こんな点が特に気に入ってしまう。(因みに私がいつも持っている金津せんいさんのエコバッグも土に分解されるもの)
「鉛筆工場物語」が「鉛筆向上物語」にと駄洒落もあるものの、そんな素朴なコンセプトがなかなかいいものだ。
ch10.生活 : テレビってやはりすごいね♪ |
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先般、取引関係の方からテレビで石野真子さんが宮城先生の心相数についてしゃべっていましたよ。心相数の出し方も自分でやっていましたよ・・・というメールをいただいた。外出中であったため、出先でバタバタと宮城先生にそのことをメールしたところ、直ぐに「テレビの影響はすごいですね。昨日のアマゾンの売り上げランキングは8位だったそうです。問い合わせの電話も沢山いただきました」とお返事がきた。確かにテレビの影響力とはすごいものがある。過去に2回ほどテレビの画面に出たことしがあったが、確かに親戚だ、友達だといろいろ連絡があったと記憶している。
2月のはじめに自分のプログの検索ワードを調べた結果を書いたが、昨日から確かに「心相数」がトップにおどりでているではないか・・・。テレビで知って、インターネットを調べて、「あれ?へんな奴がプログでとりあげているぞ」と、当方のプログに訪れてくださっているのか。大昔にテレビに出た時はみんなが家の固定電話へ、もしくは郵便物でいろいろな感想を教えてくれたものだった。そんなに長く・・・いや長くはないこの何年かの間にメディアがあまりにも大きく変貌したということなのだろう。そんな事を考えると、日々が面白くてたまらない♪
因みに下記は宮城先生のプログをご紹介しておきます。宮城先生の心相数は「999」で、私は"マルキュー仙人"とよんでいます。
ch10.生活 : "とっておきの一枚"を持っていますか? |
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"絶対"という事はなかなかないものだが、一つだけある。絶対に人は死ぬという事だ。その時にならないと本当に分からない。神のみぞ知る世界が"死"。別段、私は厭世主義でも何でもないのだが、この昨今、まだ人生半ばでというのに悲しい知らせを聞く。そんな事がある度に、遺影ではないが、きちんとした写真を一枚もっておくべきだなあとずっと思っていたのだ。20代の時、友人のカメラマンに撮影してもらった写真がある。しかし、それはとーんでもない過去の形でしかない。
遺影・肖像写真スタジオ「素顔館」の能津喜代房さんをお訪ねした。フジテレビの『エチカの鏡』をはじめ、多くのメディアでも紹介されている。スタジオの名前通り、その人の"ありのままの素顔"を撮影してくれる。遺影・・・というと、「まだ、何でも・・・遺影なんて」と思いがちであるが、遺影という言葉に拘らず、今のありのままの自分の素顔を残しておくチャンスを見逃すことはない。まさに"今の自分"は"今"しかないということだから。
「素顔なんて・・・恥ずかしいわ」と特に女性なら思ってしまうだろう。しかし、能津さんのスタジオを訪れて、暫し、素顔というものがこんなにも自然で美しく、躍動的なものかって思うのだ。どんな気持ちで、どんな人生の時を歩んできたのかが明るく輝いて見えるのだから不思議だ。
今ではそれこそ北海道から沖縄から能津さんを訪れるそうだ。3月からはおばあちゃんの原宿で有名な巣鴨で撮影も始められる。明るく、躍動的なとっておきの一枚が果たして何枚?いや何百枚生まれるのだろうか。いつにしようかなんて事でなく、こういう事ってまさに"思い立ったが吉日"というものだろう。
能津喜代房さん『素顔館』はコチラ