ch10.生活: 2010年10月アーカイブ

ch10.生活 : アルバムを未来に遺す

   昔はアルバムというと分厚い、豪華のものが多かった。結婚式やベビー誕生の時などは、それなりに立派、豪華絢爛、愛らしいアルバムを贈ったり贈られたりしたものだ。
  しかし、デジタル時代に突入してからはデジタルカメラやパソコンなどに保管するようになった。クリックひとつで保管して、見たい時には直ぐ見られる。実に便利である。だが、日々増え続けるメモリーゆえに「保管」したつもりで忘れ去っていく・・・「風のように消えてしまうのです」というホットアルバムコムのメッセージを写真家の永島浩二先生から見せていただき、これまで「当たり前!」と思っていた、そんな思い込みの怖さにぞっとした。確かに、パソコンやデジタルカメラなどは個人所有の時代であるし、その本人が忘れてしまうことさえある・・・だろう。
  「パソコンに保存しておけば大丈夫では?」と言うと「パソコンに雷が落ちると考えてごらんよ。クラッシュすることもあるしメモリカードは紛失してしまう可能性もある」と永島先生に言われ、全く想像もしない世界をハッと見た。そして「ファイルシステムはОS、ドライブはどんどん進化すれば再生できない可能性がある」と。それを聞き、暫く何も言えない状態になった。そうだ・・・全ては変化していくのだ。不意に私の頭の中は、ビデオの安売り屋さんの前を通りかかった時、当時はあんなに大騒ぎして購入したビデオに何の関心もなくなり、通り過ぎたことを思い出した。
  デジタルの大きな欠陥を今回のホットアルバムを使用することで解消できるという。ОSなどが進化してしまう20年後、いや100年後でもその時代のОSで再生できる、つまり「永久保管」できるという。今、永島先生と、ホットアルバムコムをより多くの人々に知って頂くための企画を検討中である。


ホットアルバムコムの詳細はこちら

ch10.生活 : 若い力の凄さ


   最近はいろいろ大学生の活動を取材することも多く、その本当に陳腐な表現になってしまうがフレッシュな活動には目をみはる。「ああ!こうした若い力ひとちひとつは日本の財産だなあ」と感動する。
  「学生が作るフェアトレードまつり」もまた、「学生フェアトレード月間」の中で最大のイベントということで楽しく魅力あるものだ。これは大学周辺を中心にフェアトレードの推進活動をしている学生が従来接する機会の少なかった、親子をメインターゲットに、フェアトレードを知り、体験できる楽しいイベントを行っていくというものである。ざっくりであるがご紹介しておく。


 【日時】:2010年11月23日 火曜日(勤労感謝の日)
 【場所】:イオン津田沼ショッピングセンター (JR 総武線「津田沼駅」、新京成線「新津田沼駅」すぐ)
 【時間】:10:00~18:00
 【参加費】:無料
 コンテンツとしては、ありがとうを伝えよう!というフェアトレードメッセージカード(仮)、フェアトレード紙芝居「トムとチョコレート」、「まちチョコ」販売、フェアトレードに関する展示、フェアトレードコーヒー試飲会などということだ。
  若い力に応援、そして応援だ。

まちチョコのホームページ

ch10.生活 : 炭素が拓く未来

  凡人を上回る努力の積み重ねが天才的閃きを得るのだと思う。スウェーデンの王立科学アカデミーが5日にノーベル物理学賞を英マンチェスター大のアンドレ・ガイム教授とコンスタンチン・ノボセロフ教授に授与するというニュースで、意外と身近らある炭素、それの新素材「グラフェン」を開発したということだ。
   教授たちはこの炭素の蜂の巣構造が何層も重なり、鉛筆の芯の材料として使われている黒鉛のグラファイトに粘着テープを張ってははがす作業を繰り返して薄片をはがし、原子1個の厚みの層を分離することに成功したというのだ。現在ある素材の中で最も薄くて強く、銅と同程度の電気伝導性があり、熱伝導性も最も高いというメリットを活かし、今後は太陽電池や液晶いろいろな開発に結びついていくという。ますます予想もしない「未知」の開発に結びついていくということだ。
 分子構造がかわいい?ので炭素の小さな模型を小銭入れの根付にしているが、しみじみ見る。凡人は何も浮かんじゃこない。やはり天才はもって生まれた才能とともに努力によって生まれるのだな

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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