ch10.生活: 2011年9月アーカイブ

ch10.生活 : 富士山

  富士山に初冠雪とか・・・昔から一雨ごとに深まる秋とはいうけれど、本当に暑さ寒さも彼岸まだ。昨夜は寒かった。
 富士山といえば、以前知人が偶然にもキャッチしたUFOの写真があったが富士山初冠雪が観測された24日にその麓でなんと富士五湖ミニ版のようなかわいい池がお目見えしたという。正確には富士河口湖町精進の国道139号の赤池交差点に近い瀬々波橋(せ・せ・なみ・ばし)下らしいが。9月の豪雨の置き土産と言われているが、何とも富士六湖となった。いろいろなことで「不思議」が多い山である。そんな富士山を見つめる気持ちは古来から少しも変わっていない、そんな日本人の心が好きである。

ch10.生活 : サカナ!


  なんだかんだ言っても、美味くて新鮮な魚を食べられることが日本に生まれて本当に良かったと思う瞬間だ。魚は特に、新鮮かどうかがすぐ分かる。ソースとかなんとかでは絶対に誤魔化せないところがその魅力だ。魚の本など見ていると本当に時間の経つのを忘れてしまうほど。サカナくんではないが、魚類図鑑など・・・本当に好きだ!

   ところで「江戸前」と言えばお寿司か?その江戸前の海がとても綺麗になって漁獲高も上昇中と聞いた。漁獲高が上がれば、東京湾もますます!そんな漁師さんを元気にして「地産地消」の食材を広めている「江戸前漁師を元気にする会」があるという。

ご参考までに!

ch10.生活 : 式亭三馬という人


  ブログにこれまで編集に携わった本の一部を紹介しているのだが、時折、何気なくアマゾンでの価格を確認している。独立して最初に手掛けたのが「横浜中華街オフィシャルガイドブック」というものだが、ひょいと見て驚いた!なんと一冊4500円ほどになっているではないか!「え~っ」である。その点、浅草ガイドの方は1円。「こりゃ如何に?」。まあ、取り上げた店舗の数もずっと横浜の方が多いのだが、しかしビックリした。やはり「ガイドブック」というのは今も昔も人の心をつかむ?もののようだ。だからこそ、必要なことは「何となく~」ではなく確実でしっかり詳しい情報が必要である。


   江戸時代にもガイドブック「江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)」というものが中川芳山堂によって出版されていた。現代でいえば、会社名、会社のロゴ、業種、所在地、経営者名。いわば、案内広告のようである。見方によってはいろいろ参考になる。「ほ~っ」の連続である。
  さて、戯作者としての認識が多いと思うが式亭三馬は地本作家、薬屋そして浮世絵師でもあった。この「江戸買物独案内」での活躍ぶりを見ると、現代では辣腕編集者であり、広告マンであり、コピーライターであり、マーケッターであり・・・まさに"時代の先読みの天才"ではないかと思う。ぼうーっと「あらまあ~ぁ」と生きていたら、多分この三馬に飲み込まれてしまうだろう。そんな優れものだ。もし、タイムマシンでもあったらも三馬に会って話をしたいと思う、そんな魅力ある人物だ。

  当時は1両で草双紙が278冊ほど買えたらしい。「2004年に950円で売り出した『横浜中華街オフィシャルガイドブック』がこの前まで100円とか300円だったのに、今、アマゾンで4500円にもなっているんですよ」なんて話からしたい。「但し、店の情報は少し古くなっているので勿論、取材し直しですがねぇ」と少し、照れながら。

ch10.生活 : 100歳とは


しかし、9月というのに、猛暑が続いている。6月から暑かったなあ。江戸時代は甘酒で夏を乗り切ったらしいが、私は夏は"スイカさまさま"である。汗で失われたどうのこうのを補給するためには「スポーツドリンクがいい」と言われても、そんなに沢山は飲めない。冷えたスイカは本当に元気にしてくれた。あの水分とほのかな甘みに救われた。妙な疲れがとれる。

  親戚のおじさん?(こんなラフな言い方をしてよいのか・・・)が今年100歳を迎えるのでそのお祝いを帝国ホテルでするとか聞き、元気であるとはいいというよりスゴイなと思った。私の実父も実母もふたりして60代で亡くなった。この命のエネルギイの違いって何?と思ってしまう。親戚のおじさんはたまたま私が取材で行った確か、120歳まで頑張る会?のパーティー会場でその時に90いくつで表彰されていたと思う。その時も相変わらずのパワフルさに圧倒されたものだ。人の生きる能力とはどこがどう違うのか?と不思議に思うことがたびたびである。
  ひと夏ひと夏がトシをとるときつい。暑さを元気いっぱいに乗り越えることができない。夏山を二つも三つも登っていた日々は・・・嗚呼!

「50カラット会議」がレポートを送ってきてくれた。更年期大研究「休養信号が点滅する更年期の休み方」がなかなか面白かった。トシをかさねたら、人は決して無理をせず、割り切って、且つ淡々と生きていくのがいいのかも知れない。しかし100歳とはすごいね。まさに、あっぱれ!である。
詳細はこちら


   東日本大震災後初の「防災の日」。全国各地で防災訓練があった。政府の訓練としては、東京湾北部を震源とするマグニチュードM7・3の地震が発生し、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で震度6強を観測したとの想定としての試みも実施されたらしい。
  しかし今になって思い出しても、あの3.11の時以来、その時に自分がどこで何をしているのかはもう運命かな・・・と思う。あの時、たまたま次の予定まで1時間ほどの余裕があった。いつもならせっかちの私はすぐ電車に乗っていたと思う。しかしあの日はどういうわけか、「まあぎりぎりでいいかなあ~」と思い、某所で締切の原稿のチェックをはじめていたのだ。通常の自分では考えられないほどゆっくりというかぐうたらモードだ。そして、あの揺れを経験した。多分、電車に乗っていたら・・・と思った。その日の夜の行動は全く違うものになっていただろう。打ち合わせ相手と連絡は取れず、あの不可思議な時間が流れた。
東北では想像も出来ないことが人々を襲ったのだ。その数秒前まで誰もがふつうの日常生活だったのだ。


  防災グッズが売れているらしい。おしゃれなものも多い。「パンも美味しいわよ」なんて何の話か分からない人もいる。しかし、その時、自分がどこにいるのか?と思ったら、そのグッズはどうなるのかしらと。とりあえず、現在、バッグの中には笛を入れている。笑う人もいるが笛を入れた。
  「地震が来ないことを祈って」と言う人は多いが、天災ばかりはとても人間でははかりしれないことばかり。ただ、何とも言えないが、兎に角冷静でいたい・・・冷静に行動したいということだ。今朝からあすから週末の仕事だイベントだ打ち合わせだと、台風接近による予定変更などでみんながかなりテンパっているので、その空気にヘトヘト状態となった。全く!脆弱そのもの。しかしエネルギイ空っぽ状態。やはり生身の人間は休みが必要であるのだろう。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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