ch10.生活: 2009年10月アーカイブ
ch10.生活 : 十三夜 |
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そろそろ?書店や文具店などには来年の手帳やカレンダーがならぶ。ああ、もう暮れなのかと思う。カレンダーの中には「月のカレンダー」などもあり、見ているだけで面白い。
2009年10月30日は十三夜である。十五夜は結構、認識している方も多いが・・・。十五夜はあまりすっきりしない夜空が多いが、「十三夜に曇り無し」という言葉があるように十三夜の夜は晴れることが多い。満月に次いで美しい月だという。樋口一葉の『十三夜』も思い出す。明治という女性にとっては不条理ともいえる時代を生きた女性についてちょっとふれるのもいいたろう。しかし、月をめでる・・・・そんな時間は素適だ。
ch10.生活 : 新しいカタチ |
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不動産は一生に一度の買い物!と言われ、躍起になった時代があった。所謂バブル崩壊のあの冷や汗ものの時までは。社会の空気ははっきり言って異様であった。銀行は「もっとご融資致しますよ~」など、軽く、そんな事まで言った時代があった。金利が多少高くても一生に一度の買い物とばかり、人々は興奮状態だった時代だったからしようがないというべきか・・・・・
最近は、家とは実に不思議なものだと感じる。家族が増えるにつれて「もっと広いスペースが欲しい」と思い、そして暫しそんな欲求は日々の忙殺により一瞬忘れ、そして家族が亡くなったり別れたり独立したりと、そんな変化によっては広すぎると感じる時さえある。
そして、例えば鏡の中で自分がもうそんなに若くないと気付くように、あんなにピカピカだった新居さえも汚れ、破損し、何とも老朽化した現実に気付くのだ。
ところで、現在シェアハウスというものが人気らしい。シェアハウスは別名ゲストハウスとも呼ばれ、昔からある、例えば友人同士が部屋を共有するルームシェアとは異なるものだ。職場も年齢も異なる人々が、居間や風呂などを共有し、共同生活する賃貸住宅のことだ。勿論、自分の部屋はあり、そこから一歩出れば他人の温もりが感じられるそうである。
家のオーナーさんにとって今、資産運用の新しい選択肢になりつつあるということだ。一般住宅をはじめ、社員寮、古い下宿などを買い取るケースが多いそうで、オシャレに改装すればなかなかの家賃収入も得られると、まあ、貸す側、借りる側にとってそれぞれのメリットがある。居間や風呂などの共有部分は専門業者が掃除し、近隣トラブルも業者が解決するそうであるが・・・・・・
帰ってきた時に灯りがついている安心さ、1人暮らしでいる寂しさや防犯上の不安の解決、つかずはなれずの緩い人間関係・・・・。まあ、これも新しいカタチなのだろうが、いいこともあればそうでないこともあるだろう。これはいつの世も、どんな時も付き纏うことではあるが。
ch10.生活 : Re・・・・あらあらかしこ |
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電子メールというものに慣れている今日この頃。時々"手紙"を書かなければならないことになると、「あれぇ?」という事が多い。
ものごころついた頃から学校の教師や先輩諸氏に自然とならったのが頭語と結語か。一般的な発信に拝啓、結語として敬具。一般的な返信に拝復 復啓 敬復。 前文を省略する時に前略そして冠省や冠略という文字を見た記憶は鮮烈だった。年配のおばさまたちが、ちょっと慌てた文字で「前略ごめんくださいませ」という流れるような文字もまた鮮烈な記憶だ。丁重な発信で謹啓、謹呈、恭啓などは多分社会人になってから目にしたものだったと思う。
便利、簡単、都合がいい・・・・そんな理由で「電子メール」に頼りきっているのであるが、どう最近、気になって気になってしようがないものがある。それは「件名」である。自分は、メールを返信する時、なるべくその件名を修正するようにはしているのだが、多くの人はそれを忘れている方が多いようだ。・・・・というより、あまり意識されていないのだと思う。要は「Re・・・」で延々と続くメール。返信していると、本当にどうなっちゃったんだろう?どうしたんだぁ?と感じる。あまりゴタゴタ言うとなんて五月蝿い奴だと言われそうだが・・・・・
マナーとまで言わないが、メールとは実に難しい。強調したい気持ちは分るのだが、そのセンテンス?のフォントをかえる方が時々いらっしゃる。例えば極端に大きな文字に。これがまた、気忙しいというか、あまり気分が良いものではないのがホンネ。
また、「例の件ですが」といきなり書き出す人。実は、その"例の件"を忘れてしまっている事が多いものなのだ。やはりその件をきちんと書いた方が分りやすいだろう。そして、最近多いのが携帯メールからパソコンに、まさに、いきなり!!という書き出しで例えば、コンサートのアナウンスやお願い事など勝手気ままというか、自己中心的な内容が目立つメール。暫く声も出なくなりそうだ・・・・・
自信満々では決してないところが辛いのだが、常に発信と返信の時は「相手」の気持ちにたって書くのが良いのではないかしら?思わず「ほほっ-」と感動するような気持ちの良いメールのやり取りをしたいもの。まあ、別段、感動するようなものでなくて"当たり前のメール"とでもいおうか、それでいいのだ。
ch10.生活 : "葉っぱ"の美学 |
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先般、某料理屋で打ち合わせも兼ねて日本料理をいただいた。秋の食材で美しく艶やかに彩られている。日本人に生まれて本当に良かった!と思う一瞬である。料理をより引き立てている"柿の葉"や"紅葉"を見つけ、まさに"秋"が目に飛び込んできて、ほっと心が和むのだ。
ところでテレビ番組などで時々紹介されている徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」がある。日本料理を美しく彩る季節の葉や花、山菜などを、販売する農業ビジネスの事だ。番組を初めて見た時に、なんて素晴らしいアイデアだと思った。つまり、趣味ではなくビジネスとして確立させたところが実にすばらしいのだ。こういう着眼点というか、出来そうで出来ないことなのだ。。
しかし、この上勝町は高齢者比率が49.5%という、過疎化と高齢化が進む町だった。しかし、今ではお年寄りが実にイキイキと仕事をされている。その姿を見ると、つい、ほほが緩んでしまう。高齢者でも扱える"葉っぱ"という商材であることがポイントなのだろう。中にはなんと年収1000万円を稼ぐおばあちゃんもいるというから驚きだ。パソコン上で自分が町で何番目の売上を上げているか?その順位も分かるようになっているから売り手側の良い刺激にもなるわけだ。
たかが葉っぱ、されど葉っぱ・・・・・である。今では世界的にも注目をあびているビジネスだ。日本の美学がぎっしりつまっている感じがして嬉しい。
ch10.生活 : 寒露とは? 「0」→「1」への時 |
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久しぶりに強烈な台風が日本をすっぽり包んだ。何もかもを吹き飛ばし、洗い流すかのように強い風雨で。まるで何か?を象徴しているが如くに。
10月8日は「寒露」。つまりいよいよ10月が始まるのだ。この「甲戌」月とは実は今年の総仕上げのタイミングとなるそうだ。つまり総決算!とでもいえるだろうか。今年最後の総決算!出し切って?終わりということらしい。陰陽五行の伊勢瑞祥先生によれば、この時期は結構重要な時。11月は全陰なのでゼロで空っぽになる。そして12月に一陽がさし無が有を生じる時ということだ。
しばし「ん・・・・・」と考え込む。今年もいろいろなものを引きずってきたようだ。延々と続くであろう・・・・なんて事も今後暫くはないのだろう。そう思う。常に研ぎ澄まされた神経と勘のようなものも必要だと思っている。鍛えて鍛えて、そして「決断」という時なのだろう。胸にズンときた。
ch10.生活 : "米作り"に求められるもの |
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新米が美味しい季節になった。出張先の車窓から黄金色の稲穂が風に揺れるのを見ながら、ああ!日本という国に生まれて本当に幸せだと思う。
健康に良いからという理由で、暫く玄米や雑穀などを食べているが、この季節になるとやはり炊きたての真っ白いご飯が食べたくなる。あの真白なものに何が一番か?と自己投票してみる、辛子明太子、塩昆布、糠漬け・・・・いやあの炊き立ての香りだけていいという感じだ。
産地もいろいろ拘る人も多いが、魚沼産コシヒカリ」の産地、新潟県南魚沼市では「JA魚沼みなみ」コシヒカリ全てについて、食味を左右する玄米のタンパク質含有率を調査し、基準を満たさない場合は主食用として流通させない取り組みをしているそうである。確かに産地間の競争は激化する一方。多くの品種改良、また地球温暖化で、寒冷地でも質の高いコメの栽培ができるようになった今は比較的安価な北海道や東北産が浸透しつつある。こんな厳しい状況の中で"魚沼"という絶対的なブランド力を維持する場合はその価格に見合ったコメかどうか?は必須条件になってくるわけだ。タンパク質の含有率が多いといいんじゃないかって思っていたが、この値が高すぎるとご飯が硬くなり、粘りも少なくなるそうた。つまり「おいしくなーい」ということだ。
どの世界も「作れば売れる」時代は完全に終結した。消費者の財布の紐はしまるばかり。これじゃあ経済も活性化しないと素人の私でさえ感じる。決して消費者を裏切らないということ、これに尽きる。
ch10.生活 : 2016年夏季五輪開催はリオデジャネイロ! |
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日本時間で、午前2時前、 2016年夏季五輪開催都市がブラジルのリオデジャネイロに決定した。南米での五輪開催は初めてだ。世界中のが一気にリオに集中した時だった。決戦投票に残ったマドリードと3回目の投票でリオが倍以上で引き離した。しかし、1回目の投票で、有力候補地の一つだったシカゴが最下位となり落選した時のオバマさんの落胆して表情は本当に辛そうだった。勿論、日本も大ショックであったのだが・・・・。、
14年にはサッカー・ワールドカップも開催されるし有名なカーニバルをはじめ明るいサンバのリズムであふれるリオ。スポーツ大好きな国民性と今後のインフラ整備をはじめ、経済成長もある。それぞれの自分の国を愛し、一丸となってやり遂げる気持ちは常に熱く持ち続けたいものだ。