ch10.生活: 2011年7月アーカイブ

ch10.生活 : サカナ

   睡眠不足の頭でぼ~うっとテレビを見ていた。そこに「かんむりぶだい」という巨大魚の映像があった。あの強そうな歯で岩をバリバリ食べている。噛まれたら痛いだろうなあ・・・と馬鹿なことを考えながら、この魚は食べられるのだろうか?とまた疑問が湧いた。何か、魚というより別の生物のように見える。あの強靭そうなカラダは捌くのも大変だろうなあと思いつつ。しかし、バリバリ食べた岩はみるみるうちに?砂を製造しているではないか?一体どうなっているのかとカラダの仕組みにも興味津々。

  昔々ある出版会のパーティーの席で、マンボウの刺身を食べたことがあり、もっと昔々にウミガメの卵をたべたこともあったなぁ・・・いろいろなことを考えながら魚の映像を見るのもまた楽しい。

ch10.生活 : 名優の死


時として"毒"が忘れられないものだ。そんな毒を俳優の原田芳雄さんはもっていたと思う。しかし享年71 歳とは・・・若すぎるだろう。

  かなり昔だが、作品名は覚えていないが、あの毒の魅力を持つ俳優としていつも頭の中にあった存在であった。いろいろなエピソードをきけば、やはりとことん優しい男だったのだと思う。

 あの野太い声を失っても完成披露試写会の舞台にあがった。「もう俺には時間がないんだ」と監督に言ったそうだ。ふつうの人間ならとても言えない言葉だ。ふつうだったらただただ生き延びたいとパニックになるだけだ。胸がつまる。あの痩せた名優の姿は"毒"がどこにいったのか?と思えるほどだった。
  
  原田芳雄最後の作品「大鹿村騒動記」を観る。真剣に見る。一人の名優がずっとあたためていたというテーマが何か、真剣に見る。


「大鹿村騒動記」公式ホームページ


昨日、今日ととても涼しい。過ごしやすい。つい7月であるということを忘れてしまった!いよいよ夏本番だが、精油(エッセンシャルオイル)を使って、意外と簡単に虫除けスプレーを作ることがてきる。虫が嫌いな香りでいざ!蚊やハエを退散!ということだ。虫が嫌いだという香りには、例えばユーカリ・レモン、シトロネラ、レモングラス、ラベンダー、ゼラニウム、シダーウッド、ペパーミント、ティーツリー、月桃など。容器に無水エタノール5ミリリットルをいれ、そこへ好きな精油を約10滴ほど加える。よく混ぜて、精製水45ミリリットルを加える。使う時にはよく振って、シューッ!でOK。精油の配合はいろいろ好みによって変えられるから、なかなか楽しい。皮膚が弱い人は精油の量を少し減らしてもよいとか。ガーデニングするときは必需品だ。また植物の手入れが楽しくなった。

ch10.生活 : 笑い


  なでしこジャパンの佐々木則夫監督は、おやじギャグもとばしていたらしいが「笑うと頭がクールダウンする」と言っていたと聞いた。本当に「笑い」の効用はすごいものがある。誰とは言わないがとにかく眉間にしわなんかよせないで笑おうじゃないか!

ch10.生活 : 広がる汚染


   あまりの猛暑続きで、"血の滴るようなステーキで!"とはいかず・・・。日々、さっぱりしたものとビールの日々。特に谷中生姜を味噌で食べると夏を感じる。たまには焼肉でも食べないと夏バテしてしまいそうであるが・・・。

  しかし、放射能で汚染された稲わらを食べた牛肉がなぜ検査をすり抜けたのかが不思議である。問題となっている農家は昨秋から外に放置されていた稲わらを与えていたにもかかわらず、飼料は屋内で保管していた。つまり嘘の申告・出荷をしたのであるが、11頭は抽出検査で発覚したものの6頭は検査の網にかからず流通してしまったのである。既に、スーパーの店頭に並び、消費者の口へ、そして焼肉店でも仕入れ、客に供給していたことが分かった。今、分かっても食べてしまっていたらしようもない。セシウムは煮ても焼いても完全になくなるものではないらしい。(さまり、この~らしいという曖昧な表現しか出来ない状態である)。もし「あっ!食べてしまった」としてもどこへどう言ったら対応してくれるものなのか、消費者はただ迷うだけ。
 福島県産の肉牛の約9割は県外で食肉処理される。出荷先の都道府県にも検査強化を依頼する方針であるとしても厚生労働省は「都道府県が検査できる量は限られる」と。これはフィクションではなく、現実の話である。~省とかいう問題でなく、国民全員が消費者であろうに。

ch10.生活 : 梅雨明け十日の暑さ

  梅雨あけて・・・しかし暑い日々。なんと昨日は練馬で41度を記録したって?これじゃあ、お風呂の温度じゃないの?と思ったけれど・・・。熱中症で搬送されたという人も続出した日曜日であった。
  気を付けないとならないのは、若者と違ってトシをとっていくと、その気温の変化にうとくなるらしい。先般も何かのテレビ番組で、気温の変化の実験をしていたが一度上昇に対して若者は敏感に反応していたが高齢者は「なんか、カラダがほかほかしてきましたね~」(ニコニコ♪)。こりゃ!まずい。それに喉の渇きにも疎くなるらしい。汗が出なくなることがとても危険。こまめに水分補給しかない。渇きが分からなくなるようだったら時間を決めて補給してもよいのでは?節電節電といわれていても、閉め切った部屋にクーラーもつけずいることはかなり危険であろう。まあ、毎日、常にいろいろ考えて、健やかに生きていく。とにかく出来る限りアタマを使って生きるしかないね。

ch10.生活 : ああ!水分


   暑い・・・炎天下、高湿度・・・梅雨があけたのかと思うほどの強い陽射しだ。毎日、熱中症という言葉を聞かない日はないくらい。いつもいつも頭の片隅にある。しかし、昔、(と言っても随分と過去の話だが)バレーボール部に所属していた。グランドを何周もした後、もうぐたぐだになっても確か「水」は飲んではいけないと言われた。喉の奥もヒリヒリ、夏休みの特訓などは大汗をかいた。それでも「水」は禁止でレモンをかじっていた覚えがある。今は水分はとらないといけないらしいですね?よく生きていたと思うな。10代とは!すごい体力?か。
  
  こんな季節は冷たいものを過剰に摂取しがちだ。だからこそ、適度に水分を摂るために工夫もしている。所謂、スポーツドリンクと称して自己流のドリンクも作って冷蔵庫内で冷やして常備している。ポッカレモンのようなエキスと蜂蜜(安いものでOK)、そして塩少々を入れただけの簡単なものだが、これが結構うまい。あとはルイボスティーとどくだみ茶の二種類を常備。何となく、これかな?という時に選んで飲んでいる。外出時にはペットボトルに冷たいルイボスティーを入れて持参する。こう毎日毎日暑いとやはり体調管理のポイントである「水分」は大切なものだね。因みに乾いた喉にビールを飲んだ時も、水を少し飲んでおくといい。

ch10.生活 : 日常生活の危機管理


先般、とある施設で夜間にセミナーがあったのだが、節電ではないのだろうが、夜間の施設利用ということもあって、その電源の元というか?一部が切られていたことがあった。トイレを使用したいと思って行くと、トイレそのものはきれいではあるのだが・・・要は電気がないとトイレが豪華であろうとシャワートイレも何も関係なくすべてが停止・・・していた状態となる。それが分かったとしても、人間の生理現象はどうしようもなかったのだろう。後先のことなども考えもしなかったのだろう。その様子はとても使えるものではない。
  ほんの一瞬のことであったが、その時の気持ちといったら・・・言葉では表すことが出来ない。災害時の時はどうなるのだろうと思った。食べる、飲む、排泄する。人間の基本の「き」である。災害時の本当に必要なものが何であるかが本当に分かる。日常生活で当たり前のことが当たり前でなくなることが、多分まだしっかりとは分かっていないと思った。セミナー開始前に私は近くにあるコンビニへ走った。こうした時もコンビニは助かる。セミナーが始まりしばらくして、当たり前のように水洗トイレが使えるようになった。


  もう忘れてしまった人も多いだろうが、先般の長野松本での地震。牛伏寺断層は特別だという。何が特別って北米プレートとユーラシアプレートの境界で、日本の内陸部では数少ない、プレート境界断層という一文を読んだ。本当にこれが動くと・・・すごいらしい。日頃の危機管理は本気でしておかないとなと思える。その時、どこで何をしているかは全く想像もつかないことだけれど。イメージトレーニングはしておくのがよいのかも知れない。

ch10.生活 : 無間地獄

51avsToyhbL__SL500_AA300_.jpg ちょっと絵本について調べることがあって図書館ではなく・・・書店へ。児童書のコーナーで「絵本・地獄」(風濤社)を発見。千葉県安房郡三芳村延命寺に所蔵されている十六幅の絵巻をもとに構成されたもので、天明四年の絵師によって描かれたものだという。勿論、図書館にはほぼ所蔵されているようだが、たまたま平積みになっていて、その迫力につんのめったという感じである。「一体何歳児からの絵本?」と思いしながらページをめくるが、怖い・・・・


  昔、明治生まれの祖母がよく「地獄」のことを話してくれた。でも話の中に出てくる「血の海」やら「針の山」やらに、「どのくらいの深さの海なの?」「長さはどのくらいの針なの?」といろいろ聞く子どもであつたため、祖母は「もういい加減にお休みなさい」と話をはぐらかされたような思いでがある。


  しかし、この絵本の語り口がとにかく怖いのだ。ほんの少しだけだが宗教などの勉強をかじった大人になった今、「無間地獄」のページの怖さは格別。ぞっとする。無間地獄の恐怖とは!賽の河原の絵で子供の積み上げる石を崩す鬼が悲しそうな顔をしていたり、ああ~なんと!
  続編に「絵本極楽」があるそうなので、地獄の後は極楽でも・・・

◆写真は絵本のイメージ。小さなこどもにはまだ刺激が強い。6歳からとなっているが大人が読んでもかなり衝撃的である。
風濤社 「絵本・地獄」

国宝 地獄草紙

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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