ch10.生活: 2008年7月アーカイブ


   まるでボディーブローのように値上げ感覚が伝わってくる・・・・・。何もかもが。


   東京電力と関西電力が電気料金の本格改定を経済産業省に届け出た。2009年1月からは現在の燃料高がこのまま続けば東京電力が約800円、そして関西電力も数百円程度の値上げとなる見通しということだ。こんな積み重ねがこわい。
つい忘れがちな話だが、日々の生活の中で小さな数字の見直しというのが大切だ。電気というばクーラーや冷蔵庫などの電化製品のチェック。また、いろいろかけている保険の中身やら、身近な携帯電話の契約関係の見直しなど。しつこいようだが、面倒でも日々いろいろチェックすることだ。


  いつもはじっくりと見たことのなかった携帯電話の料金明細をたまたまじーっと見ていた。「何だ??」という数字があった。こんな時はたとえどんなに忙しくてもチェックしするほうが良い。調べなおすことだ。
  大昔?まだ端末に気に入った着信音がないときにどうも契約した有料のサイトとの契約のようだった。何度も新機種に変更してからは、すっかり使わなくなった。それても毎月毎月、きっちりと支払い続けていたわけか・・・・・それも数件も。数百円でも何年も数字が積み重なったわけだ。冷静に計算してみた。ちょっと冷や汗が出た。

ch10.生活 : 嬉しい知らせ!


   日常、携帯メールの使用頻度が多い私はパソコンメールをチェックするのは殆ど早朝か深夜となる。今朝もメールを見て、「わっ!」と嬉しくなった。昔、サンケイリビング新聞社で一緒に仕事をしていた河上多恵子さんから本を出版したというお知らせだった。「昨日出版しました。ハリー・ポッターと同日で全く目立ちませんでしたが」と彼女独特のユーモア!が。
  昔、マーケット分析をしていたリビング生活研究所では一緒に席も並べていた。現在は「暮らしインスティチュート」を起業されてやはり女性の生活の消費動向などの分析をされている。
  食品偽装だなんだかんだで常に「食」の危機がいわれている中、『食が危ない!食料危機があなたの食卓を襲う』(PHP研究所 税込みで1000円)。「食」の安全について最低限でも知っておくと良い情報が分かりやすくまてめられている。フライドポテトに発がん性物質があるってホント?食料自給率39%、穀物自給率27%で日本は大丈夫か、日本の農民は高齢化、農地は減り続けている、世界中で食料争奪の戦い、今こそ、メタボに至った食生活を見直すチャンス等々興味津々である。河上さんならではの綿密な取材力でまとめられた一冊である。

詳しい内容はコチラをクリック!

ch10.生活 : まずは"元気"!


   医療の限界といえるのだろうか?。クモ膜下出血の話。頭痛が軽いことなどからコンピューター断層撮影装置、所謂CTの検査を行わず見逃される例が5~8%程度あることが、日本脳神経外科学会・学術委員長の嘉山孝正山形大教授らの調査で分かったという。国内では初のデータということだ。今回の宮城県の病院での検査事例。2007年1月から2008年5月までの患者さん198人のうち、頭痛で他の一般病院にかかってから来た人37人。その際10人はCTを受けず、風邪、高血圧、片頭痛などと診断。CTを受けなかった10人のうち8人は軽い頭痛だったが2人が死亡したというデータをどうみるか?だ。


  頭痛持ちで、且つ、実母をこのクモ膜下出血で亡くしている私は、やはり脳関係の話しが最も気になるのだ。時々、思い出したように、脳ドックにも検査に行くのだが、「細かい検査は3年後くらいでいいですよ~」なんて担当の医師から言われると、日常生活でおこる軽い頭痛でも結構気になり、そんな時はなるべく安静にするように心がけている。
  しかし、仕事で休めない時は仕方なく鎮痛剤でなんとかしているものの、軽くてもなんとなく残る頭痛は嫌なものだ。だが、生活の中で自分が頭痛になる原因は大体分かっている。例えば・・・・・睡眠不足、発散できないストレス、暴飲暴食、こんつめた仕事などなど、やはり無理は禁物だ。寝起きが心地よい十分な睡眠、気分転換、友人・家族との愉しい会話、美味しくバランスのとれた食事、そして「うおーっ」と叫びたくなるような?プロジェクトの成功!とでもいうか!考えているだけで元気が出る。


 

ch10.生活 : 危機感


   「美味しいお魚が食べられなくなるのがいやですねぇ」「魚の価格が上がるとと困りますよ~」とテレビ街頭インタビューで主婦らしき人々がお気軽なコメントを言っている。15日に起こった一斉休漁。しかし、私たちはパニックになった人はいないだろう。何となく・・・とはわかっていても燃油高騰を背景にして何がどうなっていくのか、あまりに理解をしていない。いや、世界的な一種マネーゲームともいえる投機資金のモンスターは俄かに理解できるものではない。
  日本人の食文化を豊かにしている魚介類。しかしいまや、出漁するだけで赤字となる深刻な問題も孕み、影響は想像以上に深刻。


   今日も猛暑であったが、はて、梅雨明けはいつになるのだろう?・・・・と思いながら、気になる冷蔵庫の中を整理する。例えばいただきものをしても、忙しさでうっかりお礼状を出し忘れてしまう!そんな日々の連続だからこそ、冷蔵庫の中は危険地域。野菜室をのぞく。あのみずみずしいキャベツが小さくなった気がする。キュウリを見ると「あぁぁぁぁ・・・」という状態になっている。高校1年の時、生物の担当の先生が「毎日、研究でいろいろ忙しくしていてね、ちょっと冷蔵庫の中を見るとキュウリが溶けて水になってしまうのよ~」と少し笑いながら仰っていたことを思い出す。当時、10代の私にはこの先生が一体何を言っているのか?全く分からなかった。しかし、冷蔵庫が生活の中で身近というか主婦として管理?するようになると、この意味が分かるようになったのだ。


  結婚式の引き出物でいただいたジャム、うどんセット?そしてこれも「あぁぁぁぁぁ・・・・・」状態。もうだめだぁ。冷蔵庫が気になる梅雨時は一斉に整理整頓してみるのに最適だ。
  しかし、よくよくいろいろ食品を見ると気になることが多い。目の前で溶けてしまったキュウリより、こわいかも知れない食品添加物。着色だけでなくて旨みづけや、もっとこわいのが何日も腐らない!など。いちいち気にしてもいられないのだが、日本人は年に平均7.68kgもの食品添加物を摂取しているという。そうそう、冷蔵庫内のハムとかソーセージ。発色剤の亜硝酸Naが使われている。詳細はカットだが、カロリーゼロのコーラ、菓子パンなどにも・・・・という。
でも、添加物を一切摂取しない生活などは出来ない。よーく頭を使いながら、冷蔵庫内のチェックは自分の食生活のチェックである。ソルビン酸Kとソルビトールとは異なるものだとか、いろいろ考えながら。要は健康管理にもなるから、目標をたてて頑張ってみよう。


ch10.生活 : 逞しさ

  
  今日は半日、リスクマネージメントセミナーに参加していた。テーマは労災事故。増大し続けるのが「ウツ」と「メタボ」そして「キレる」社員だという。要は心と体のバランスがとれていないということだ。心身の健康管理の問題。何よりも底に流れるのはコミュニケーション不足による人間関係のギクシャクとやら・・・・特定社会保険労務士の先生の事例説明が淡々と進む。過労そしてパワハラ、セクハラによる自殺と続く。労災認定、損害賠償の請求について話しはえんえんと続く。労災認定の他、民事の賠償責任になった2006年の事例。これは自宅に仕事を持ち帰り長期残業を続け、大きなストレスをかかえ自殺した社員事例があった。自殺一ヶ月前の残業がなんと月260時間。単純計算しても、この社員の残業にかけた時間は異常である。午後10時までしか会社でパソコンが使えず、致し方なく自宅へ仕事を持ち帰ったケース。事例はえんえんと続く・・・・・何かがおかしいのだ。


   終盤となり労働者のメンタルヘルスを聞きながら・・・・「おいおい・・・何か脆弱過ぎないか?」と思った瞬間に、何故か急にふっと頭の中に戦国武将のイメージが、漠然とあらわれた。想像以上の過酷な日々の中で余りにも逞しい強靭な武将があらわれた。真っ直ぐに虚空を見ている武将のイメージが。本当に一瞬だが私は時空を超えた。しかし、それは一瞬の脳の遊びか。私はこの「今」という2008年という時間を生きていかないとならないって。

ch10.生活 : アルゼンチンのウシ達


   今、ちょっとアルゼンチンの某企画を進めているのだが、いろいろな話題の中で、アルゼンチンの研究チームが、地球温暖化研究の一環で、ウシの背中にプラスチック製のタンクを取り付け、ウシのげっぷを集めているという話題になった。ウシの胃からチューブをつないで背中のタンクにげっぷを回収するという珍しい方法を採用したらしい。
   打ち合わせの最中にひとりが「ウシはかなり出すらしいですよ」と言うともうひとりがくくくっと笑った。
確かにもその光景を考えてみるとくくくっ!と面白いのではあるが、この研究者の「最初の結果ではアルゼンチンの温暖化ガス総排出量の30%がウシから出ている可能性が判明して驚いた」とのコメントを知ってこれまた驚いた!
   ウシは確か、4つくらい胃袋があって食べ物の消化のためにかなり時間をかける。大畜産国にはアルゼンチンではウシが人の数より多いときくが・・・・。いろいろな企画にタッチしていろいろ知れば知るほどに"世界"が広がる。また、学生の時と違い、日々、仕事をしているとこの"世界"が世の中や人の為になることを考えるよいチャンスだ。実に幸福なことである。

ch10.生活 : 熱くなれ!

パイロット.jpg     奇跡の歌声が南アフリカからやってきた


   昨日、7月8日は、グレース東京パイロットクラブが主催(グローバルハーモニー日本事務局 共済)するチャリティーコンサート『レインボースターズ2008』に行った。南アフリカ共和国から300人を超えるオーディションを見事勝ち抜いたという選りすぐりの10代から20代前半の子ども達の歌声が会場にこだました。
   歌声とともに、グローバルハーモニープロジェクトを主催しているヘンリー・トーマスさんからの熱いメッセージは会場内の大人も含め、子ども達の心を打つメッセージだ。熱く、そして誰にでも分かりやすい説明。音楽学と教育学を学んだ彼女は1980年プレトリアで人種の違う生徒の通う学校で教師をしてきて、アパルトヘイト制度の廃止後に異人種交流として子ども達の明るい未来を希求しながら国際平和への願いを発信する活動を行っている。子ども達の中には彼女の教え子もいた。
   パイロットクラブとは国際的なボランティア活動をしている団体であり、会員はそれぞれ地域に根ざしたボランティア活動をしているわけだが、今回のイベントの主催となったグレース東京パイロットクラブの会長の石島まり子さんも実業家としても素晴らしい方で、この日も実にパワフルに動き回っていた。別に年齢が(失礼!)・・・とは言いたくないが、一生懸命に何かに向かって活動する人に「年齢」とは関係ないものであるということが分かる。昔、あるところで「70を越えると、もうねぇ・・・」なんてコメントを聞いたことがあるのだが、そういうことは単に言い訳でしかないということだ。
   またまた会場内で驚きがひとつあった。石島まり子さんが「いち子ちゃん、あのね~」と連れてきた人、今回、チャリティコンサートの事務局として立ち上げからかかわってきたという人物が、なんと!なんと!ファイナンシャルプランナーの岡健聡さんという私の知り合いであった。岡さんもまた、今回のイベントスタッフとしてTシャツ姿で会場内を走り回っていたのだ!
   実は、この日の昼にたまたま某所で金融セミナーの事を話していた時に、私の頭の中で「そうだ・・・岡さんに相談してみようかなぁ・・・元気かなぁ?どうしているかなぁ?」とふっと思っていたから、岡さんが目の前に現われた時、ビックリしすぎて声も出なかったのだ。またもや、何年ぶりの"再会"がこの日もあった。何が目の前で起こっているのか分からずであったが、分かった時には皆で本当に再会を喜んだ。

♪子ども達の若いエネルギィに満ち溢れた歌声とそれを支える大人たちの熱い活動で一杯の夜。

「日本パイロットクラブ」についてはこちら


  私はほんの数分で終わる・・・・しかし、女性とは何故あのように長い時間、鏡に向かい化粧をするのだろうか。素顔のほうがずっと綺麗な方もいるというのに。敢えて、目の周りにあんなに描きこまなくてもいいだろうに・・・と時折、凝視してしまう。

  ネットのニュース欄にまぶたの際のアイラインやアイシャドーを塗る化粧法が、ドライアイなどの病気を起こす可能性が高いという紹介記事がでていた。これは岩手県奥州市の開業医である鈴木武敏医師らの調査で分かったことだ。

   私の何回かメークアップセミナーというものに参加したこともあるが、まつげの間を埋めるようにコツコツとアイラインを塗っていったり下まぶたの際の粘膜にまたアイライン?やシャドーを塗る化粧法がある。それにまつげは上も下にもマスカラでコツコツと塗り固めていく。眼球に直撃しそうだ・・・・
「目が一回り大きく見えるんですよ!」とよく言われるが、別に、こんな苦しいことなどするのはもう嫌だ!と思うことがある。私にとって「苦行」である。
  

   今回の調査では、3時間後には目の表面を覆っている涙の層が部分的にはげたり厚さが不均一になり、目のかすみや痛みを生じるドライアイの状態になったというではないか。まぶたの縁には目を保護する油を出す分泌腺があるのだが、この腺が化粧で塞がれたのが原因という。もう粘膜部分への化粧の繰り返しはやめないか?と言っても自由な世界だから、何とも言えない。時折、眼科検診だけは勧めたい。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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