ch10.生活: 2005年9月アーカイブ
ch10.生活 : 罪なきジョーク |
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推理作家として有名なアガサ・クリスティの二番目の夫は考古学者であったという。夫の仕事場にも良く同行したということで、彼女の作品に反映されていることが分かる。
その彼女が言ったという名文句に「考古学者は夫としては最高である」という。その心は「奥さんが年を取れば摂るほど高い値打ちをつけねから」というもの。彼女は「決してそんなことは言わない!」と言ったらしい。誰かの創作であるという説もあるところが面白い。
そういえば、元内閣総理大臣の森喜朗さんもいろいろ失言でわかす人であるが、彼がクリントン大統領と交わしたと広められたジョークがある。
本当は「How are you?」と言う予定だった森さんがクリントン大統領に対して思わず言ったこと。「Who are you?」。
本来は「Fine Thank you and you?」と返したかったク リントンは耳を疑った。冗談かと思い英語でかえした。「私はヒラリーの夫です。あなたは?」と。すると、森さんは躊躇わず「Me too」と返した。クリントンは汗汗で、苦笑い。おあとがよろしいようで。。。。これも、ある落語家が高座のネタで使ったとも言われているが、いまや、失言の多い森さんは「多分言ってしまったりだろう」という話になっている。
クリントンといえば、このネタもある。クリントンとヒラリーは高校の同級生。故郷に帰ったときにガソリンスタンドで給油をした。その時にスタンドの経営者が同級生だった。それを見たクリントンが、「君も彼と結婚していたら、ガソリンスタンドの経営者の妻になっていたわけだね?!」と。すると、「私と結婚していたら彼が米国の大統領になっていたのよ」とすかさずヒラリーは言い返した。
まことしやかに、伝わるアメリカのジョークか。本当に言ったか言わないか?本人に聞かないと分からないのだが、それぞれのキャラクターが作り出す実に「らしい話」とは、その人間性を丸ごと現しているものだ。
ch10.生活 : 堕落 |
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久しぶりに早めに帰宅した。ピンポーンと玄関のチャイムがなった。私はインターホンをとった。「はい?」というとなにやら向こうでごちゃごちゃと言っている。元気な宅配便のお兄さんではないようだ。
「何か?」と聞き返すと「ああ、吉田さん、A新聞ですう」と妙に馴れ馴れしい。「何のご用ですか?」と聞くと「ビール券、商品券、なんでもつけますからぁ」という。「結構です」と言い返す。すると、耳を疑った。「一万円つけますからぁ」と。
なんということか。新聞がどう、作られ、どう営業マンが動き、どう、販売部が努力して売っていくかを知っているだけに哀しすぎる。なんてこと、堕落の一言に尽きる。全くかけ離れた世界で「売られていく」新聞。紙切れじゃないんだから。売っていく、末端の人々にも、教えて欲しい。もう、死語なのか?社会の木鐸とは?