2006年3月アーカイブ
ichiko : アメリカって、なかなか! |
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1980年に熱狂的ファンに射殺された元ビートルズのメンバー、ジョン・レノン。
アメリカの有料テレビ番組のスターキャストプロダクションズ社でジョンの魂との交信を霊媒師が試みるという。4月24日に放送されるらしい。昨年12月が没後25年。これを受けた企画とか。
この会社は2003年にパリで非業の死を遂げた英ダイアナ妃の魂と、霊媒師が交信を試みる有料番組「ダイアナ妃の魂」を手がけた経緯がある。批判の中、約1750円で約50万人がこの番組をみたらしい。今回も1160円が必要らしい。単純計算しただけでも、すごい金額だ。
生前、精神世界に傾注していたことから、霊媒師番組の「第二弾」の対象者に選んだというが、果たして、ジョンの魂は何を伝えてくれるのだろうか?アメリカのこうした自由というか、枠を淡々と超える企画にぶつかると、「なかなか」と感じる。
スポーツ : ついに世界一に! |
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「WBC」でついに日本が世界の頂点を極めた!
おめでとう!アテネ五輪優勝のキューバとの対戦。本当に手に汗を握る試合だった。
松坂、上原、小笠原、大塚。そしてなんと言ってもイチロー。かっこいい!
王監督、最高です。
ティファニーのチャンピオントロフィーが眩しい。ああ、今日は興奮気味だ。
ch05.エンタテイメント : ファンの一人として・・・新作をみました |
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織田裕二の映画を意外とみていることに気がついた。何といっても脚本と演出がベースにはなっているのだが。
1987年の湘南爆走族の時は「なんじゃあ?」と思ったけれど、とにかく「踊る大捜査線」からは本当にファンとなっている。ということでやはり「県庁の星」もみてしまった。 今回は県庁のエリート公務員・野村に扮している。最初は「?エリート役ってあわないんじゃないの」思っていたが・・・・。200億円をかけたプロジェクトを踏み台にキャリアの躍進を狙っている野村。しかしプロジェクトに必要な「県と民間の交流」をクリアするため、半年間のスーパーでの研修の間、とある事情で野村抜きでプロジェクトが動きはじめてしまう・・・・
映画を見ながら私は泣いてしまった。不覚か・・・・・・いや、違う。ふっと昔々、女性特有のトラブルに関わり、私も野村と同じような境遇を味わったことを思い出していた。決して、映画のように、かっこいい展開や会話の数々はなかったが。その時、自身に対してこれでもか、これでもか、という環境においた。悔しさ、屈辱感も十二分に味わうことにした。自分の中にあった、妙なエリート意識の中で、傲慢、驕慢が露呈され、崩れていくことを願い続けた。
辛苦・・・確かに苦しい時間を過ごしていった。そして忍耐そして忍耐そして忍耐の日々を送った。今になれば、その時の何年か、しかし、その日々は先が見えないほどだった。しかし、意識の一部では、たいしたことはないさと感じていた。誰も私の「命」まではもっていかれないと。でも、映画の中で、多少オーバーであっても野村が味わった突き抜ける挫折感。ふぁーっとオーバーラップした時に、涙が止め処もなくおちた。泣いた、あの日々の自分に泣いた。「県庁の星」有難う。
そしてまた、ひとつ。この映画では柴咲コウの魅力も発見。やはり、処女作品で云々するのは危険だということが分かった。
社会問題 : 危険水域に鈍感な日々に思い出したこと |
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日本人は世界一魚を食べる民族だといわれている。一時、水銀問題が言われたとき胎児に影響がある妊婦が注意を促された。いまや、妊婦だけではない。食べる量が一番なら、髪の毛に含まれる水銀濃度も高いのだ。
アメリカでマグロから基準を大幅に上回る水銀が検出されたという事実。確かに魚には人体に有害なメチル水銀が微量含まれていることは認知されている。しかし、あまり多くの人は知らない。
昨夜も友人たちと集まり、そのテーブルにはトロだ中トロが並んだ。世界で獲れたマグロたち。分かっているけど、殆ど忘れて「危険水域」を食い続けてしまうのだ。
ふと、昔みた映画を思い出した。当時、本当にショックで二回か三回もみてしまった映画だ。調べてみたら 1967年に製作されているアメリカ映画「魚が出てきた日」。
ギリシャのエーゲ海上を飛んでいた軽爆撃機がカロス島付近の海上に墜落した。乗務していた、2人のパイロットは2個の原爆と金属製の箱をパラシュートで落とした。爆弾は海中に、箱はカロス島にそれぞれ落下した。必死のおもいで箱に穴をあけた山羊飼が中身が数個の卵型のカプセルということで期待はずれでがっかりした彼は海に捨てる。翌日、あたりの海には、無数の魚の死骸が浮かぶ。本当にショッキングな映画で、今、思い出しただけでも、もう一度ゆっくりとみたい気持ちだ。
出演が「パリのめぐり逢い」のキャンディス・バーゲン、そしてパイロット役をしていたのが「将軍たちの夜」のトム・コートネイ、「寒い国から帰ったスパイ」のサム・ワナメイカー、「わが命つきるとも」のコリン・ブレイクリーなどと再認識すると、実に時間の経過を感じる。
ch03.美容 : 耳ツボダイエット |
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女性〔だけではないけれど・・・・〕とダイエット問題はいつも関心度が高い。先日も、ある女性の変身ぶりにしばらく声が出なかった。作家の林真理子さん試した?という耳つぼダイエットを彼女も試したらしい。「ちょっと痩せたぁ?」なんてもんじゃない。以前は結構ふっくらとしていた方で、一度、人気のレストランにご一緒した時は、本当に美味しそうに召し上がる女性だった・・・だからこそ、暫く会わないうちの変身ぶりに声さえ出ない。
耳つぼダイエットの効果を一生懸命に話す彼女の横顔を見て、なんとも萎んだ風船を想像してしまった。〔失礼!〕しかし、もうちょっと、昔のあなたに戻ってほしい。率直にそう思う。でも「もう少し痩せる予定だ」という。もう、やめた方がいい。人には適度、適量、適切・・・というように「適」があるから。それが「素適」なんだって。
・・・・と、彼女の話をツボ療法の先生にしていた。4000年の歴史?の東洋医学で裏付けられている耳に集中しているツボ。東洋医学の研究から開発されたツボ療法と最新栄養学をコーディネートされた科学的ダイエット法があるらしい。リバウンドしないダイエット、そして、栄養をしっかり摂取しているから美しく痩せることができるらしい。今、この方法は効果とともに日本全国に反響を呼んでいるらしい。「しかし、費用が結構かかるんですよ」と先生が言う。ほう・・・そんなに!という金額。まあ、普通のサラリーマンの月給くらいか。
そんな体験は出来ないので、「さてさて」と思っていたところ、先生が1回、1000円から2000円位の割安感のある耳ツボダイエットをすすめてくれた。好奇心旺盛というか、なんというか。ツボ刺激の針というか刺激する小さなたまをを耳にテープでとめるが、見た目では殆ど分からない。さてさて、どうなるものか・・・・まあ、萎んだ風船にはならないようにしないとね。
ichiko : 如何にキリギリスになるか、如何にアリになるか |
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既に死語であるのだろうコトバ「日進月歩」。でも、最近の目ざましい技術の変化に一番相応しい言葉である感じがする。
凸版印刷が、指と手のひら両方の静脈認証に対応したICキャッシュカード「SMARTICS-C1SJ」を開発。これは二つの静脈情報を一枚に登録できるカードということだ。今月中にサンプル出荷を開始するらしい。
生体認証技術では、指方式の三井住友銀行・みずほ銀行そして手のひらそれぞれの静脈を利用したものがある。卑近に事例では、月末の三菱東京UFGのATMで長蛇の列に入り込むとそのATMの前に人が並ばないと、「えっ?」とまだあまり利用されていないのでは?と感じることも多い。
まあ、今回の新ICキャッシュカードは二方式の情報を登録できるので他行のATMでも生体認証が可能ということで、夏にはクレジットカード機能を搭載した製品の発売予定とか。本人確認というキーワードで、ますます開発は進んでいく。凄いぞ!
まず自分にはそんなに関係のない世界だと思うが、莫大な資産を安全に守りぬくにためにはこうした技術にわくわくするのだろうな。
そんな技術の進歩の中で、誕生した当時はもちろん「クレジット」ということで個人データが守られる筈だったプラスチックマネー。一度こうしたカードの恐怖を体験している私としては、「いらっしゃいませぇ~」くらいにいともたやすくコンビニで「ポイントカードはお持ちですかぁ?」というクレジット機能つきのカードの提示を言われる日々はどうしたものかと感じる。「いやあ、結構です」と現金を差し出す。これが一番だ。といいながら、毎日、私は駅の改札口をカードでスイスイと通過している。ケータイにぜーんぶいれちまおうか!などと考える。いやいや危ない。技術の進歩を享受しながらも時折ブルルと身震いと反省する日々。
夢はキリギリス。いつもいつも原点を大切に、アリで生きていくよ、私は。