2011年6月アーカイブ

ch12.その他 : カン

  ある方が、仕事には知識も必要だが「カン」が一番!と仰っていた。ここでいう「カン」とはどうも「勘」のようであり、その鍛え方まで教えていただいた。「電車に乗った時、次の駅で降りるなと思う人の前に立つ」というものだが、これはいつも自分でもゲーム感覚でやっていることであったので「ああ、やはり間違いなかったか」と思った。自分の場合、かなりの確率で大当たりする。ドアが開いて車内に入った瞬間の数秒のゲームだ。「この人」という人の前に行く。たまにこの二人のうちどちらか・・・という場合もあるが、なかなかこんなカンだけは冴えているのだ。何故か?が説明できない。だからカンなのかも知れないな。

ch07.味 : 六月の泡盛

いとう.JPG二階.JPG 六月というのにこの猛暑。本当にどうしてしまったのだろう、この暑さ。朝から、大手町の産経ビル前での飲料メーカーのサンプリングのための女子大生手配を頼まれていたので、この暑さの中、どーなってしまうのだろうか?と思っていた。しかし汗だくでも・・・・若さとは実にすごいものである。


  夕方になっても猛暑のまま・・・湿度の高い街を歩く。今宵は郷土史研究家の伊藤栄洪先生を囲んでの懇親会が池袋駅そばの裏路地に佇む沖縄料理店「おもろ」で行われた。いやあ、伊藤先生のおっかけ隊全員集合というところか。この店の開店は戦後すぐの1948年(昭和23年)。今は沖縄料理店はいろいろあるが、ここは草分け的な存在である。まあ店内の名だたる文化人の色紙をみるだけで何となく、その時代にタイムスリップした感覚となる。オリオンビールが乾ききった喉にうまい!そしてシマラッキョウにゴーヤチャンプルー。気付けば、泡盛で伊藤先生の話もより盛り上がるというものだ。

◆写真左は沖縄料理店「おもろ」の二階の和室。急な階段をあがるとそこにはタイムスリップした感覚が。壁には詩人・山之口貘の若かりし頃の写真が!。部屋の片隅にある時代を感じる扇風機が目につく。
◆写真右は熱弁中の伊藤栄洪先生と元気な"おっかけ隊の"皆々様!

   想定外とかかつてない・・・ということが多い昨今だが、ウナギの小売価格を引き上げる業者が相次いでいるようだ。このまま卸売価格の高止まりが続けば、7月21日の「土用の丑の日」以降はかなりの値上げになるそうだ。養殖ウナギ収穫量全国トップは鹿児島県。なんと昨年のシラスウナギの採取量が平成20年の3分の1にも激減しているとか。これが「かつてない状況」ということで価格も15~25%もの上昇を推移。まあ、原因があるから結果があるわけでありまして・・・しようもないことだが、土曜の丑の日前に是非美味しい鰻を!と思う。しかし連日の猛暑。まだ6月だというのに。栄養と体調管理をしないとこの夏は厳しそうだ!


ch12.その他 : 変化を怖れずにいこう


  たいがいの人は「変化する」ことに怖れを感じるものらしい。そういわれれば、なるほど!である。例えば会社なら組織の中で自分の職位というものが気になるだろうし、恋愛でもちょっとした対応の変化で気持ちは揺れ動くものなのだろう。
  そうそう政治家だってそうでしょうねぇ。テレビのバラエティ番組や最近はコマーシャルに出ている「元代議士」先生が、他の出演しているタレント達に「今の肩書きって何?」「もしかして無職?」と聞かれ、その聞き方に対して無防備に怒っている姿を見たが、やはりいわば政治家にとっては天と地ほどの変化に恐れ戦いているのは確かなんだろうなぁと思った。
  こうした「変化」に対して、過剰に恐怖心を抱くと人間は病気になってしまうらしい。いやですねぇ~。とにかく「時代」は川の流れのように移り変わってるのだから「変化している」ということを受け入れることしかない。「断捨離」ではないが、本当に必要で快適な自分でいる為には身軽でいることが一番なんでしょうね。

ch12.その他 : 魔界

「頑固な人には、自ら招いた難儀が一番良い教師になるに決まっています」とシェイクスピアの言葉があるが、人はそれぞれそれなりにドロッとしたものを持っているものだ。ただ、人間は、大概がその見かけのようなもので誤った判断もしてしまいがちであるが・・・・
  ちょっと怖い?けれど真面目な話を聞いて・・・。よく「頭ではわかっているのに止められない悪癖」というものがある。この悪癖の正体というのが聞けば聞くほどに怖い。六道とは別にある「魔界」というものがあり、ここでは咎めもない。そして存在そのものが「者」でなく「物」となる。つまり魔界は「道から外れた」ところにある。よく「道から外れた・・・」という表現である。な~るほど・・・・ね。



  ユネスコの第35回世界遺産委員会は6月24日に小笠原諸島の世界自然遺産登録を決定した。これで日本の自然遺産は白神山地、屋久島、知床に続き4カ所目となる。東洋のガラパゴスともいわれる小笠原諸島は大陸と地続きになったことがない。独自の生態系があるところだ。自然はそのまま残したいと強く思う。

  もうずいぶんと前になるのだが、当時、知り合いの写真家がずっとこの小笠原諸島を撮り続けていた。その写真集が出来た時に、単に書籍の紹介としいことだけでなく、より多くの人にしってほしいと思い、サンシャインシティに企画を提案したことがある。本当にずっーと前の話であるが。「何故?小笠原?何故?」と担当者は最初、その提案されたテーマについてかなり聞いてきた。もう古い記憶になってしまったが・・・兎に角、若い自分は信じられないほどの勢いだった。あれが若さというものなのだろう。そしてその年に夏休み企画として「小笠原展」の実現にこぎ着けた。なんといってもポイントが水族館に小笠原の魚たちをも運んだことだ。写真展と魚たちがより小笠原を身近なものにしてくれた。そしてザトウクジラの可愛い鳴き声なども披露したと思う。

  こうしたことを楽しく思い出すのは、多分「トシ」をとったのだなあ~と思っている。しかし、こうしたことがきっかけで、またいろいろな人間関係が復活したりして、人生とは面白いものだとつくづく。部屋の壁に飾ってある小笠原の夕陽の写真が眩しい。


社会問題 : 意外な場所で・・・

何か、映画でも見ているような展開だ。FBIの最重要指名手配リストに載せられていた82歳のギャング(本名ジェームズバルジャーは)が南カリフォルニアで逮捕されたという。FBIはバルジャーの逮捕につながる情報を求めて全国広告キャンペーンを開始したばかりだったというのがまたすごい。逃亡し続けたボスがこんなにも呆気なく逮捕されるとは。それも海辺の明るい環境の住宅街だったというのがまたまた意外や意外だ。しかし齢80過ぎての逮捕とは・・


  ZIN-SILの平尾よし君から、「リリィ」のPVをYouTubeにて初発表しました!とメールがきた。携帯からもパソコンからも視聴可能♪
『リリィ』はこちら

なんでも「実話を元に戦争下の恋愛について描いた曲」ということです。


また、サマーソニック(ロックフェス)のルーキー枠に応募し、ただいまweb選考中とか。「ZIN-SILに投票していただければ、本当に僕達がサマソニに立つかも知れません!ここまで来たら、本気でメンバー発言に乗っかろうと思います!」と実に意欲的である。よろしければ一票を!


PC
携帯
スマートフォン 「ZIN-SIL」で検索!

  年末に予定されている神楽坂女声合唱団のチャリティーディナーショー。今年の選曲はいつもとは少し違うかな。その中の候補曲として『あすという日が』という合唱曲がある。これは2003年に詩人の山本瓔子さんが出版した「しあわせの角度」に納められた詞に作曲家の八木澤教司氏が曲をつけられ、卒業式などで歌われていたものだ。
  宮城県若林区にある八軒中学校の吹奏楽部・合唱部は全国大会にも出場する強豪校だが、今回、学校が東日本大震災の避難場所に使われるなどの影響で出場を断念。卒業の歌として練習していた『あすという日が』。中学生のみずみずしい歌声に被災者の皆さんが涙を流したときく。
  勿論、神楽坂女声合唱団はその中学生の瑞々しさはない?かもしれないが、この11年間の蓄積というか、個性とパワーで歌いたいと思っている。2011年、3月11日は一生忘れることのない日。こんなにも素敵な歌と出会い、歌える、そんな幸せを感じる。


『あすという日が』の歌詞はこちら

ch07.味 : 名前が楽しい

qb.jpg イワシが豊漁とかでかなりの安さ。料理研究家の加藤和子さんに「つみれでも食らいたい~っ!」と言ったら『昨夜、イワシを梅干しで煮たらえらく旨かった。安売りで10匹200円。貧乏人にはぴったり。あとはもやしとキャベツのカレー色のお浸し。かぶの味噌汁と麦飯がいいね』と返事かきた。いやあ、その食卓を想像すると何ともいいメニューではないか!和食は実にいい。貧乏人なんて・・ゴージャスな和子さんに「ははは」と思わず、笑ってしまったが・・・。      貧乏といえば、先般、下町の飲み屋で「おやじの貧乏炒め」というメニューがあった。「なんですか?これは」と聞くと「赤ウインナーとモヤシを炒めたものですよ」と言う。「赤ウインナーですか!」と調子に乗って「貧乏炒め」ではなく「たこさんウインナー」をたのんだ。この赤色。ちょっと非日常のにおいがする。絵的に面白いので写真も撮った。そして更に「たまちん」というメニューも気になり聞くと「タマネギを電子レンジでチンしたものです」と、実に安易なメニューではあるが、そのネーミングが面白いね。安い材料で楽しいネーミングのメニュー開発も街の面白さ。ひとつのカルチャーなんでしょうね。


ch04.カルチャー : 室礼

110619_1508~02.jpg110619_1348~01.jpg 先週は少し肌寒い日も多かったが、今週は梅雨らしい?湿度の多い日が続くようである。この梅雨に生まれた自分を育ててくれた母も本当に大変だったろうなあ・・・と思う。つくづく感謝の気持ち・・・さて、手がける作品が高さ何メートル!幅何メートル!という華道家の前野博紀さんの話を聞いた。前野さんの作品は大きさがまるで建築の様なので「花の建築家」とも言われている。ほ~っというような大型作品を数分で創り上げる数々のフラワーパフォマンスでTVやラジオなどでも幅広く活躍中である。   その前野さんの語る「室礼」。これは平安時代に客を招いての宴など晴れの儀式の日に、家具や道具を使って室内を飾り整え、それが日本の文化に脈々と伝わっている。現在も部屋を装飾する言葉として使われているわけである。あのような大型作品を一般の家に飾ることはなかなか難しい。だからこそ、前のさんの言う"空間と心を豊かにする秘訣"というものがあるのだろう。

  今の季節、道を歩いているとドクダミの花が目につく。ドクダミというおどろおどろしい花の名前と、どうも小さい頃の快くない記憶で避けてしまっているがよくよく見ると実に愛らしい花である。そんなドクダミもそっと活けてみる工夫。何も花器をそろえなくてもいい。グラスひとつでその花もほっと安らぎを与えてくれるものだ。このドクダミはこの季節に発生しやすいバクテリアも退治してくれる働きがあり、花器の水をきれいに保ってくれるそうである。なるほど、だから絞った汁を傷口に塗られたりしたのか・・・そんな記憶も甦ってくる。しかしドクダミ茶とか化粧水もある。それほどに効果大なのだろう。

  季節の変わり目、掛け軸を愉しむ文化が日本にはあった。しかし、だんだん忘れ去ってしまう、そんな時代なのかも知れない。しかしその季節になると咲く花たちをそっと自分の生活の中に取り入れてみる、そんな工夫はなかなか良いものである。

※写真は前野博紀さんのちょっとした室礼

前野博紀さんプロフィル


  未来のエネルギーがどうなるのか?考えている人も多いと思う。漠然でもいい。関心があれば・・・そんな世界だと思う。
  鎌仲ひとみ監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」が7月1日(金)まで渋谷のユーロスペースでアンコール上映が決まった。祝島とスウェーデンでエネルギーの自立に取り組む人々の真摯なドキュメンタリーだ。淡々とキャメラが動く。人を追う。そして会話が続く。「六ヶ所村ラプソディー」に続く長編ドキュメンタリーである。"それぞれの人のスイッチが入れば"という監督のメッセージ通り、それぞれの人の考えが生まれてくるだけでもいいと思った。人の生活とはまさに「命」そのものであるからだ。
  
ユーロスペースはこちら

祝島のホームページはこちら

  また、この上映は地域の公民館やカフェなどでも自主的に上映(DVD)可能だ。
グループ現代「ミツバチの羽音と地球の回転」制作プロジェクト

ch01.政治 : 合掌


   3.11の震災の日から丁度百箇日を迎えた。行方不明の方を含めると約2万5000人ほどの方の失われた命のことを思う。それぞれの人に家族がいて、友人がいて・・・と思うとただただ冥福を祈るばかりである。この震災のこと、失われた命のことを決して忘れてはいけないことと、悲しみ、喪失感の後にもまだまだ苦しみが続くということも考えないとならない。あの阪神大震災の後のことも思い出せばよい。頑張れということは大切かも知れないが、ただそんなムードに酔っているだけでは人の生活の安定などないのだ。政府の課題は本当に山積みなのである。

  辞める辞めないと、そんなことが続いている政府。菅首相が17日の参院東日本大震災復興特別委員会で、ようやくというか、原発の廃炉まで責任を持つことを明確にするために特別立法の制定など法整備の検討に着手したことを明らかにした。あくまでも事事業責任は東京電力ではあるが、廃炉にはどれほどのコストと時間がかかるかということだ。現行法ではがれきや溶融した燃料の処分方法などについて全く明確な規定がないのだから、政府は辞める辞めないなどの次元の話ではなく迅速に対応していかないととりかえしのないことになってしまうことになる。「検討中」という言い回し?もこのような事態の時は具体的にすすめないと。「最後まで責任をもつ体制・・」云々をまだ管さんは言っているようだが所詮、政治にかかわるというかかかわれる時間は限られているのだ。後進に道を譲り、そしてまた道を譲り進んでいくしかない。日本という「未来」を本当に考えたなら、それは十分に分かるはずだ。政治家たちの我欲に固執した延命はもういい。

ch12.その他 : 対策は?

最近は自分で作る対策本が人気なのも面白い傾向だ。今、品薄らしいが、自分だけのオリジナル地震対策本が作れる!という「大災害サバイバル手帳」(総合法令出版)がある。いわば地震と隣り合わせの日本で生活をする限りは常に備える為のリスクマネージメントなのだろうなぁ。対策対策とは言うけれど何でもかんでもリスクは背中合わせ。物事を真剣に考えるいい機会なのだろう。

大災害サバイバル手帳

ch12.その他 : 少し成功?

DSC00700.jpg皆既月食・・・少し成功?画像か。撮影地/ アルジェリア

ch12.その他 : ああ!皆既月食

2011_0615_213224-P1060792.JPG2011_0615_212721-P1060784.JPG 日本では16日の明け方に満月が地球の影に完全に入る皆既月食が観測それたというが、見られなかった!皆既月食は昨年12月21日以来のことで次回?は12月10日ということだ。沖縄では海岸沿いに人が沢山集まって、西の低い空にうっすらと赤く染まった月が約1時間ほど海の上に浮かんで見えたそうである。関東以西の各地の大半はあいにくの空模様・・・残念!【写真はアルジェリアから送ってきてくれた写真2枚です。自然はすごい・・・】  

ch12.その他 : 地震の傷跡

  またまた3.11以来・・・ということを書いてしまうが、昨年から、また今年のはじめにいろいろ予定していたものがやはり3.11以来確実に変わってしまった。実に曖昧な言い方だが、例えば予定したいてセミナーのテーマもガラリ、それにあわせて講師人選のガラリ・・・という状態である。勿論、しばらくは実施日についても変更に次ぐ変更。組織ではなく個人事務所での経営活動はこんな時は結構な打撃である。「ひゃぁぁ・・・」と言っても大企業に勤務している友人知人はこんな「ひゃぁぁ・・」の叫びは分からないまま微笑んでいる。だからこそ、学ぶものが多い日々である。強さだけで進んでは折れるぱかりだ。しなやかに強靭に進むしかないわけである。
  
  あの大地震の後、余震が続き、そして福島原発の問題発生で、避難しようにも避難できず、衰弱死された人々のことを聞き、涙が止まらない。避難所を必死に探し回る息子さん。見つからないまま、実家にも戻れないまま、そんな実家の一階では母親が津波で溺死し、二階では父親が動けないままに衰弱死されていたちという報道に涙が止まらない。こうして普通に生きているものが"3.11以来どうだこうだ"などと軽々しい言い方をしてはいけないと思えてくるのだ。こんなにも便利になった世の中でも、あの震災の日は人の力ではどうにもできない大きな傷跡を残している。

ch12.その他 : 地震国に住んでいるから

  3.11以来、意識というかこれからら生きていられる時間への気持ちが変化している。マグニチュード9.0というものがどれだけ巨大なものだったか、専門家でさえ<嫌な言い方だが・・・>「想定外」だったという。本当に驚くべきエネルギイであったのだ。
  「考えすぎよ」とか「運命運命」と簡単に言葉に出せる人は別として、最近は今後おこるであろう<想定される>地震がどこでいつ発生するなど全く分からないだけに、毎日をこれまで以上に大切に生きないとね。「日本脱出すればいいじゃないの」という人はこれまて別として・・・。

  日本震災パートナーズの多田社長の話しを聞いていて、地震国日本に暫く住む予定であるのならやはり危機管理というかちょっとこれまでとは考え方を変えるのもいいかなと思える。

日本震災パートナーズ

evt9fcal1106_pic9.jpg 6月19日(日)まで伊東屋銀座本店のギャラリーで岡田美佳さんの「燦(きらめ)く風景 幸せの予感 -ステッチで紡ぐ20年」が開催されている。独自の刺繍技法を駆使した刺繍画である。自閉症というひとつの障害を乗り越えた一人の天才アーティストの凄い世界だ。 初期の作品から最近作までの約70点が展示される。 伊東屋 銀座本店

※写真の作品はホームページから

ch04.カルチャー : 夢判断

  どういうわけか最近は夢の内容を本当によく覚えている。不思議なくらいに細かく、その時の会話とかでできたものとか、状況とか、もろもろ。気になった時は必ず確認するのだが以前、かなり衝撃的な出来事もあったもので、少し確認するのはやめていた。一体、なんなのだろうね?夢とは。考えれば考えうるほど不思議なものだ。今回の登場したものは・・・調べてみると「体力の消耗」とあった。そうそう、思い当たるな。何事も健康第一。あまり神経質にならずに過ごそう。体力回復!回復!

ch12.その他 : 祈り

  歌手のクミコさんから「これから石巻にいきます。何事もないようにと祈るばかりです」とメールがきた。あの3.11の時、クミコさんもあの瞬間の中にいたという。
  昨年のちょうど今頃、コンサート用のご衣裳の制作をさせていただいた。デザイナーと一緒にでデザイン画をおこし、仮縫い、本縫いとしてドレスが出来上がっていったことを思い出す。

  クミコさん、気をつけて行ってきてください。

ch12.その他 : 震災後の婚活と離婚

 
  震災後にシングルの女性たちの「婚活」が活発だと聞く。今月号の『文藝春秋』(7月号)にも「20歳で彼女ナシ率84%」時代の婚活という記事が掲載されている。
  一方で震災後の離婚も増えているということも聞いた。「その一言」で相手の本心が分かった・・・というのが理由らしい。例えば、言葉もでないが・・・「(被災地の親を引き取ることで)うーちかに葬式は出したくない」という夫の一言。まあ、そんな男を選んだということにも責任あるよと言いたくもなる話から「子ども用の氷を作るのにミネラルウオーターを使いたい」ということで喧嘩になったとかまあいろいろだ。危機状況の時、たいがいは本心丸出しとなるものだ。だから人間なのだ。
  だからどうだということではないが、一瞬の情熱でひつちいたりはっついたりしてもいずれ、熱は冷めるもの。"熱は冷める"ということを常に頭において付き合っていけばいいと思う。とにかく、男も女もお互いの不相応なる高望みは悲劇を生むだけである。どうにもこうにも誰も見つからないのなら、潔く「ひとり」で生きていけばいいではないか。納得できないなら時間をかけても、冷静に自分を見つめれば、自分がよく見えてくる筈である

ch12.その他 : 乗り越えていくこと


  決算が漸く終わった。昼から公認会計士の先生と面談。先生には、少し時間を割いていただいた。今後の展開のことなどを話しているうちに、少しごちゃごちゃしていた頭の中が整理されていった。

  人には得手不得手のものがある。得手の部分は伸ばせばいい。しかし不得手の部分は多くの人はエスケープしたくなることが多い。こういっては、たたかれそうだが、結構女性という生き物は不得手の部分をあれこれエクスキューズ言っては逃げも上手いと思う。とんでもない理由を言ってくるのも女性が多い・・・私はそう思っている。


  長かったサラリーマン生活の中では全く想像も出来なかった世界に飛び込んで、未だ、必死に勉強中である。軌道に乗って、ラクラクワクワク人生なんてものではない。且つ、派手で大きな有名な看板もあるわけではない。そこでどう生きていくのか?人間関係を繋いでいくのか?日々、勉強勉強である。会社員の時も「知恵を出せ」ということはよく言われたものだが、その時の知恵と今の自分の知恵とは全く異質であることに気付く。多分、自分で始めた会社を終えるまで、知恵を出して、勉強は続くのだなぁと思っている。そこには得手の部分も増えての部分もある。しかし、エクスキューズは経営者の場合は言えない。必死に解決するしかない。進むしかない。目指すものに向かっていくしかないのだ。
  まあ、気分も一段落した今の自分に対してのメッセージ。それは「乗り越えていくこと」。これであろう。

ch07.味 : シジミが美味い

  これから旬を迎えるシジミ。茨城の涸沼のシジミは大きくて人気があるが、先般の津波の影響でかなりダメージを受けているらしい。それに風評被害というわけ分からないダメージもある。
  涸沼は実にいいところだ。シジミをとる舟など見ているとそれこそひがな一日、その風景に溶け込んでどっぷりつかれるほどいい。いろいろなことを思いながら。ふっくら美味しいシジミ。今年はあまり獲れなくても稚貝をかなりまいたということだから次は期待できるだろうね。

ch12.その他 : 原爆の火

  3.11の原発事故以来、原子力に対する見方が今、我々に試されている。そんな中、ドキュメンタリーが上映される。

  2005年、終戦後60年を期にそれまで原発投下以来燃え続けている残り火を、その生まれた地に返して「破滅の輪」を閉じるために、アメリカの酷暑を巡礼する僧侶の試みがあり、それがドキュメンタリー・ロードムービーとして、映画になった。初め米国に対して反感を抱いていた僧侶も、道々で米国の庶民と会話するうちに徐々に心が解け始め、また、米国にも原爆実験で被ばくし人知れず病と闘っている「ダウンウィンダーズ」と呼ばれる人々がいることを知り、日本人としてではなく人間としてこの原爆の火を消さなければと昇華された彼らの純粋な思いに米国政府は・・・・。

  新たな発見があるかも知れない。興味のある方は是非。

GATE

ch12.その他 : 笑い


   いろいろなお話しをしている中で、時々こんなシーンにぶつかる。「そんなきれいごとではないですよ。人の不幸は蜜の味ですよ」というもの。決して悪人ではないと思われる方から時々でる言葉。別段、私も聖人君主でもないし。妬みとか嫉みとまあいろいろな感情が時に人を支配してしまうのだろう。いろんな感情が湧き出て、何か歓喜を感じてしまうのかも知れない。
  先般も、「そんなものですかね?」と言うと、その人は私に独特の笑みを返した。こんな時の「笑い」とはどんな笑いなのだろうと思う。冷笑か?嘲笑か?・・・口角を少しあげ、しかしアンバランスな笑いとでも言おうか。
  今は人生90年という時代らしい。80年ではなく。長生きなんだね。その老後にかかる費用を何ページもさいて特集している雑誌をみた時、何か心に空洞が生まれた。長生きしたって、人の不幸は蜜の味ではなかろうに。自分が十分に幸せであれば、ひと様の不幸が蜜の味であるわけなかろうに。
   ・・・また言われそうだね。「そんな、人生きれいごとではないですよ」って。

ch01.政治 : まあ、静観・・・


  昨日、「管総理、8月に退陣」という情報が入る。「8月に」ではなく「8月までには」という見通しか?。確認をしたがしかしまだつかめない。「そう遠くない時期に退陣する」という意向を伝えたということだ。まあ鳩山前首相らは6月中の退陣を求めており、退陣時期は早まる可能性も勿論あるのだが。しかし、例の確認書か、思えば見たくもないものだった。「民主党を壊さないこと」が一番目にあったとはね・・・つくづく悲しくなる話だ。改めて日本のリーダーの劣化を感じる。保身の政治やさんばかりじゃないか?まあ、思えば国民があの時にその場しのぎの甘ったるく薄っぺらマニフェストで民主党を選んだのだから・・・と思うと、また溜息がでる。あれこれ言っても一年くらいでバタバタしている日本の政権は本当にどうかしている。


ch10.生活 : 幸せな生活


   元区議会議員の方が"地域貢献に役立つ新聞を発行したい!"ということで、不思議なご縁から今、お手伝いをさせていただいている。媒体は隔週発行ではあるが、私は"ひろばにようこそ"ということで区民のひろばを取材し、レポートをお届けしている。
  同じ「ひろば」という名前でも、それぞれの個性というのか、それぞれがみな違っているのが実に面白い。知っているようで、この様な機会がなければこうした感動もなかっただろうと毎回思っている。地元!地元!とし口では言うものの、全く理解していないのが常であろう。なんというか・・・人は観念的なもので生きてしまいがちである。「国民の為!国民の為!」と言いながら、実はちっとも国民の生の生活など理解していない人々もそうではないか?なんてことも思いながらね・・・
  実際に生の地元の人々の息遣い感じると、人々が安全な地域で暮らし、その地域の人々と楽しく係わりを持ち、子どもを産み、育て、そして老いていく。「私はここで生活していて幸せだ」と思うこと、人間として、ほっとした幸せを得るということがどんなに素敵で当たり前のことであるかが分かる。そのひろばの特性をその地域の人々が織り出していくのである。どこの地域であっても人々の幸せとはそういうものであろう。 
   先般、区役所から「実は13日から1週間、一階ロビーで区民ひろばフェアをしするので、その会場に新聞を置きたい」との要望があり、何か嬉しくなった。それぞれのひろばの所長さんたちともまた会場でお会いできるかと思うと楽しい気持ちになる。


  実に便利?で都合の良い言葉だと思って聞いていた。「一定のめどがついた段階」かとは?。全く曖昧。 菅首相が退陣の時期について、震災の復旧・復興に一定のめどがついた段階で、若い世代の皆さんに責任を移していきたい。また具体的な言及がないまま「めどがついたら」である。東京電力福島第一原子力発電所の事故収束については冷温停止するまでが「私の責任」と言っているものの遅くても来年の一月という東電の工程表さえ?な気持ちだ。
  しかし、内閣不信任決議案は一体なんだったのか?採決直前の菅首相が退陣を示唆。不信任案可決のシナリオをかいた人の思惑は見事に崩れるやら。今、党執行部は小沢元代表の追加処分を検討しているということだが、この方は「政治と金」の問題も孕んだままでやはり完全に求心力は失せたのかも知れない、いや失せたのだろうが・・・。
   新党の結成だなんだかんだで、「小鳩」がどうしたとかも聞くけれど、そんな話も聞きたくもない。こんなにも政治がバタバタな日本はどうなってしまったのか?

  早朝から締切の原稿書き。グリーグ ペール・ギュント組曲を聞いている。夕刻からの打ち合わせが気になり少しだけ焦燥感。
  独り言に近いが・・・昨年2010年6月2日は鳩山さんが退陣した日だった。この一年、何がどうしたのだ、どう変わったのだ?と改めて思う。3.11は本当に我々日本人にとって大きな大きな試練なのかも知れない。そんな中だからこそ、今こそが、日本にとっての政治が大きな試練の時なのだ。舵取りを間違えるな。


   「面白くなりそうだな」とある人間が言った。彼はその「世界」で仕事をしているから言えるだけのことか?敢えてコメントはノー。政治家は民意だなんだかんだ言っても所詮、政争が好きなのかも知れない。しかし、自民、公明、たちあがれ日本の3党が内閣不信任決議案を提出。今、それが必要なのか?提出した後の青写真は出来ているのか?震災後3カ月足らずの今。こうして、こうなって・・・というまだ誰もわからない脚本が出来上がっていくでしないか。被災地のひとりひとりの気持ちに立つとやりきれない。今、一番必要なことは具体ではかない。それも迅速にだ。

このアーカイブについて

このページには、2011年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年5月です。

次のアーカイブは2011年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年9月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

月別 アーカイブ