2012年3月アーカイブ


絶対に当たらない!と強い確信があっても何故か、「年末ジャンボ」の時期になると少しだけ挑戦する宝くじ。発表の日には、ドキドキワクワクしたところでこれまでに当たったためしがない。何なのだろうね?あの行動は。どこかに「もしも・・・」という妙な期待をもつスイッチが入るのだろうね。
 
 さてさて、1等賞金が6億4000万ドルに脹れ上がり、駆け込みの購入者が相次ぐ熱気に包まれていた米宝くじ「メガミリオンズ」の抽選会が30日夜に行われたそうですよ。史上最高金額。日本円で約531億円。想像も出来ない金額ですね。何でも、その当選くじの1枚が東部メリーランド州ボルティモア郡で販売されていたことがわかったらしい。日本でも「当選くじが売られたのはここ!」というニュースは流れる。店のレポートも何度も見たことがある。確率の話になるが1億7600万分の1ということですよ。「落雷を受ける確率よりさらに低い」とソ表現されていたが、どんな確率なんでしょう?
  当選者のその後の悲劇とかというものを読んだことがあるが、それこそ「もし当選していなければ・・・」とも考えてしまうほどの人生のどんでん返しとでもいうものだろうか。例えば、全く食事をしていなかった人間がいきなり食べ物を摂取すれば激しく消化不良もおこす。渇ききったカラダに水分をいきなり入れたらそれも苦しい結果だ。それほどに日々の生活の暮らしの中での「慣れ」は必要だろう。まあ、さんざん地上で訓練に訓練を重ねて、宇宙に飛んで、地球を見たときに人生観が変わってしまったという宇宙飛行士の人もいるものだ。それほど強烈ではなくても「人生には山あり谷あり」。まあジェットコースターに乗っていたのかと後から気付くことも多い。生まれた時に、育っている時に、何が起こるか?なんて想像も出来ないことばかり。いろいろな人と出会い、また広がっていく。そんなこと自体が奇跡にさえ思える毎日である。宝くじは当たらなくても、まあいい。素敵な一瞬一瞬に出会っていればそれでいいな。ただ、いまだ「もし当たったら・・・」と想像している時は楽しい時間なのかも知れない。


ch04.カルチャー : 久しぶりに不撓不屈

51687FE45DL__SL500_AA300_.jpg120330_2014~01.jpgソーシャル・アライアンス株式会社の代表取締役社長・岡根芳樹さん。「マスター・メンタルスクール」「SAセールス・スクール」なとも開催されている。しかし、「絵本作家」でもある・岡根芳樹さん。絵本『よなかのさんぽ』に見える、その独特な世界は、子どもだけでなく大人も引きずり込まれる。昔、劇団を旗揚げし、脚本・演出をてがけていたこともあり、その声量と声質が実に魅力的でもある。 しかし、創作を志してから、初めての出版となった絵本『よなかのさんぽ』(ビリケン出版)がこの世にデビューするまで何と9年間かかった・・・とのエピソードは意外であった。というよりも「諦めることと諦める」と言う岡根さんの言葉に久しぶりに"不撓不屈"の姿を見た。9年と口では言うが、出版社を巡り歩き、変人扱いもされながら、それでも自分を信じていく。『よなかのさんぽ』の原画を拝見。やはり・・・岡根さんは天才なのかも知れないな。もし、子ども時代にこんな作品に出会っていたら、どんな衝撃をうけたのだろうか?とふと思った。 【写真】絵本『よなかのさんぽ』と原画。この他に『あめの カーテン くぐったら』『まじょのマジョリータ』も面白い。

ch08.旅 : 長野電鉄屋代線

19910807nagano_ana17.jpg 須坂から屋代を結ぶ長野電鉄の屋代線が今月末で運行が廃止となる。何とか行きたいのだが、現在、3月末はちと仕事が混雑している。ああ・・・。大正11年(1922年)の開業から何とも90年。歴史に幕がおりる。最盛期というか、昭和40年には330万人に上ったという。運転本数を減らし、無人化やワンマン運転などの合理化をしても結局、赤字は改善されなかった。赤字には勝てぬか。通勤、そして多くの学生をのせてのどかな田園風景を走ったのだといろいろ思い浮かべてみる。大きな転換は多分、クルマの普及もあっただろうしと思う。我が友人のMr"呑看鐵"が懐かしき写真を送ってきてくれた。「1991年8月7日屋代線松代駅。田舎の夏らしい空に単行のモハ1502が映える」と。


ch10.生活 : 地域密着はいい

  無料のオンラインフリーマーケット『ジモティー』というウエブサービスがある。自分の住んでいる地域で不用品を売ったり、必要なモノを探して買うことが出来るというのが特徴。昔々、サンケイリビングで「ヤードセール」という企画があったが、多分これに近いな。「ヤードセール」は兎に角、地元の様子が分かるのだ。それにモノの流れというものをつかむことが出来る。まあ、余り深く考えずとも、モノを大切にするという美徳、そして節約という美徳を感じ取るにはいいかも知れない。これからまた見直されるキーワードは「地域密着」だろうな。そんな気がする。
ジモティー

ch10.生活 : 花見じゃ!花見じゃ!

師走の忘年会ラッシュは分かるが、この3月から4月にかけてり「花見をしよう」のお誘いの多いことといったら。そもそもは花見というのは「梅」を鑑賞することでしたが・・・・今ではソメイヨシノの寿命が60年とかいって「もう終わりかも」のような話が流れているからか?懐かしい方々からの「花見」の誘い。よくよく考えてみると幸せなことですね。

ch04.カルチャー : おお! JAPAN!


  1999年。確かノストラダムス大予言ということで世間が騒がしかったことがある。2000年を前に人類滅亡説も流れた。「どうする?「」「どうしよう・・・」「どうもできないね」と繰り返すばかりで・・・。そして2012年もまたマヤ文明で用いられたという暦が2012年12月21日から12月23日頃に1つの区切りを迎えるとされ、またまた終末論が言われている。先般もテレビでそんな特集があってぼんやりとみていたが、なんでも「新しいスタート」の意味合い?のようでもあった。それこそ今年の12月といったら、既にいろんな予定さえ入っている忙しい時期である。人類滅亡とは困った。まさに「どうしよう?」である。


  さて、ノストラダムスだマヤ文明と脈絡もないのだが・・・
  
  日々、慌てふためいている自分であるが、日本の政治、経済、そして文化などにゆったりと目をむけた方がいいのかも知れない。やはり、日本って素晴らしい国だと思う。
  文生書院から『大日本 GROSS JAPAN』(編集名取洋之助、1937年初版)というドイツでの日本宣伝のために刊行した本が出版されている。日本の民家、寺、剣道や柔道の練習 風景、芸者、工場、港などの写真が満載で「おお!JAPAN!」という感じである。ただ、全編ドイツ語。

『大日本 GROSS JAPAN』

どんな時代にもいろいろな悪知恵をはたらかせる人がいるものです。なんでも、詐欺の被害が前年に比べて約38%も増加しているそうですよ。スマホ狙いの『悪質アプリ』。つまりワンクリック詐欺です。携帯電話でもおかしな情報が流れることがありましたが、特に震災後に急増しているのが『震災・放射能ネタ』の悪徳商法。全く!何ということかと腹立たしい限りだが、放射能、地震ネタは人の気持ちを揺るがしてしまう。不安マーケットというものがあるが、こうも詐欺が増えてくる何を信じていいのか分からなくなる、嫌な世の中である。それも方法は年々複雑怪奇に変貌している。黒い相手だけがほくそ笑んでいる世界。気を付けましょう!

夕刻から「としまの記憶」をつなぐ会のスタッフミーティング。NPOへの申請書類の確認作業。あれよあれよという間に「ご縁」で6人のいわばいろいろな道のプロが集まった。こういうご縁というものがあるのだなとメンバーひとりひとりを見ていると思う。だから人生とは面白いのかと思う。「としま」でスタートしたものが次第に各エリアに広がって社会貢献の切欠になったらどんなに素敵なことだろうと思っている。ミーティング終了後、乾いた喉をビールでうるおす。バタバタいろんな話をしているうちに、何とも各家庭には秘蔵?とも思えるお宝が眠っているようで、話は弾んだ。「お宝キャラバンだね」と言いながら。その「モノ」たちにも秘められた歴史がある。何とも!人生とは出会いとそしてご縁で広がっていくものだ。

ch12.その他 : 春よこい

これまでにこんなことがあったか?と考えてみるが・・・・我が家のサクランボの樹の桜がいよいよ満開となっている。そしてあまりの寒さで梅もしっかりと咲いている。散る気配さえない。まあ、競い合っているように・・・。教えもしないのに多分メジロやヒヨドリがほいほいやってきては桜の花の蜜を吸っている。鳥たちのおかげで5月には真っ赤に熟したサクランボがお目見えするだろう。しかし・・・寒い。東北は大雪だという。春よこい 早くこい♪ である。

ch04.カルチャー : 逞しき人間!

2012_0321_161615-P1070561.JPG アルジェリアから面白い画像が届く。エルタルフ県、シェフィアの5000年ほど前の古代壁画。草原を見下ろす岩山の上のちょっとした洞の中にあるそうだ。大きな岩が、何ともうまく屋根となり、周囲を木の枝や、ヤシの葉で覆って人間が住んでいたのだろうということだ。野生の牛か、鹿のような動物を人間が柵の中に追い詰めている様子だ。猟がうまくいった記念なのか、猟はこのようにするという記録なのか?いずれにしても、食欲を満たすということは本当に大変であったのだと思う。毎日が命がけだ。「サシがはいったのがいい」「赤身がいい」とか、何とか牛がいいなど食欲に対しても贅沢が言える現代人の何と幸福なことよ!
wnippori_hongyo1s.jpg  銀座の「大松屋」さんで津軽三味線の名手・山中信人さんのライブを聴く。とにかく津軽三味線のあの力強い音色が大好きである。全国大会でも多くの受賞歴のある山中さんだが、これまでに海外でも演奏を行っている。中でもサウジアラビアでの演奏が印象に残っているという。演奏者の個性を十二分に生かせるという津軽三味線。今日も山中ワールド全開という演奏であった。4月25日(水)には日暮里の本行寺(通称 月見寺)で小泉謙一さんの和太鼓&山中信人さんの津軽三味線デュオ演奏会『謙信コンサート』が行われる。まさに疾走する侍ふたり。どんな演奏か、楽しみである。開場は18時30分、開演19時から。木戸銭は3000円。 問い合わせと申し込みはtaemuku@yb3.so-net.ne 携帯電話は090 8455 8577 タント企画の高野妙子さんへどうぞ♪

山中信人さんのホームページはこちら

【本行寺】写真
大永6年(1526)、江戸城内平河口に建立され、江戸時代に神田・谷中を経て、宝永6年、現在地に移転した。景勝の地であったことから通称「月見寺」ともよばれていた。二十世の日桓上人(俳号一瓢)は多くの俳人たちと交遊があり、小林一茶はしばしば当寺を訪れ、「青い田の、露をさかなや、ひとり酒」などの句を詠んでいる。儒学者市河寛斎・書家米庵父子や、幕末・維新期に活躍した永井尚志などの墓がある。戦国時代に太田道灌が斥候台を築いたと伝える道灌物見塚があったが、現在は寛延3年(1750)建碑の道灌丘碑のみ残る。(荒川区教育委員会の資料から )

2011_N_set.jpg 桜の世界的ブランドでもあるソメイヨシノ。東京都豊島区のソメイヨシノ誕生の地であった染井村が生んだ、 幻の銘酒「染井櫻」の発売解禁日であった。この酒は秋田県平鹿町にある酒蔵「 浅舞酒造 」日本酒。染井吉野の誕生の地・江戸染井村(現在は豊島区駒込)の 「 染井銀座商店街 が 花見にぴったりの酒を 」 ということで企画したものだ。すっきり辛口と甘いにごりタイプがある。まだ桜はかたい蕾。花見まではあともう少しか。 染井櫻

ch12.その他 : 桜島

120319_071029.jpg 暑さ寒さも彼岸まで・・・とはいうが今年は本当に寒い。それだけお花見も待ち遠しくなる。全国ツアーをしているジャズピアニストの河野康弘さん。鹿児島で桜島の噴火の写真を送ってきてくれた。「噴煙がすごい」とコメントも。桜島の噴火といえ、何か日本列島の深いところで何とも不気味な変動が感じられる。いろいろ考えてもしようもないが、個人でも防災して出来る限りのことはしたいものだ。

ジャズピアニストの河野康弘さんからチャリテイジャズライブのお知らせが届いた。
昨年の大震災の時、ピアノが大好きで毎日弾いていた石巻の穂香(ほのか)ちゃん。津波で妹と弟、そしてピアノが流されるという辛い経験をした。この4月で小学校五年生になる。現在は仮説住宅に住んでいるが、4月に、やっと新居ができるそうだ。お母さんが『何が一番欲しい?』と聞いたところ、「ピアノ」と言う答えが返ってきた。ピアノ、音楽は心を癒してくれる。河野さんは、穂香ちゃんが元気に人生をおくってくれる事を願いピアノをプレゼントしたい!と思ったという。ピアノは大田区の岩上さんが提供してくださる。
ピアノの搬送、整備の為のチャリティーライブです。

◆穂香(ほのか)ちゃんにピアノを贈るチャリティージャズライブ◆
【出演】:河野康弘ピアノ
【日時】2012年3月31日(土)
開場14:30 開演15:00
【入場料】2000円
【会場】ちゅうりん庵地下Tone Create Space
【アクセス】
小田急線読売ランド前駅北口 歩3分
川崎市多摩区西生田1-11-1
【申し込み】メールまたはFAXで
fwka6833@mb.infoweb.ne.jp
Fax.044-944-0091
問い合わせ:090-8101-3134(ちゅうりん庵・中林)

ch12.その他 : 業平橋駅 さようなら!

20120102narihirabashi02.jpg20120102narihirabashi01.jpg  いよいよ5月22日に開業する東京スカイツリーの最寄り駅である東式伊勢崎線「業平橋駅」が「とうきょうスカイツリー駅」と名称変更された。80年余に及んだ業平橋駅としての営業を終了したわけだ。取材で「業平橋駅」に初めて降りた日を思い出す。不思議なほど閑散とした駅の記憶がある。何より「業平橋」という名前に魅力を感じていたからだ。そしてスカイツリーの工事現場は恰も人体で言うと「心臓」に近寄った気持ちになる感覚であった。人ごみから離れて・・・そんな駅はこれからは人・人・人の活気溢れる駅となるのだろう。撮影は我が友人のMr."呑看鐵"。

ch12.その他 : 忘れる大切さ

  ひとくちに人脈とか言ってもなかなか難しいものだな・・・と最近はつくづく思う。人付き合いがいいとか、人との出会いが多いと果たして人脈があるのか、どうなのかな?と。

  まあ、ぼやき始めた自分も、仕事上での人付き合いは本当に多い。最近では記憶力の衰えもあってか、どうも、あとあと電話がかかってきたり、メールがきたりしても「はて?」と思うことがたびたびである。
  名刺の整理をきちんとしようとしていても、やはり「?」が出で来るのだ。「困った!」と悩んでいてもしようない。あっさりと忘れることにしている。しかし「吉田さん、以前云々かんぬんで・・・」と来ることの多いことと言ったらきりがない。例えば一つのパーティーや会合。どのくらいに人の付き合いが広がっていくのか?しかし、しようもないことは忘れていくことに限る。
  若い頃は自分の力は無限大だなんて無謀極まることも考えていたがとしもとると、出来ないことは出来ない、覚えられないことは忘れていく。これはしようもないな。さっさと片付けて忘れていくことに限るね。

   "瓦礫の山"と口では言うが、その言葉はやはり自分の中では概念でしかなかったことが分かる。実際に目で見ると、すべての概念は覆される。瓦礫は人の心までも露呈させるものだ。


  今、武村雅之さんの「関東大震災を歩く」(吉川弘文館)を読み始めた。東北に今なお消えない震災の爪痕。東京にもあの関東大震災の爪痕は残っている。人々はどんなビジョンを持ちその瓦礫の街を蘇らせたのか。痕跡が写真とともに紹介されている。そこで何を見つけるか?見つけられるか?はその人でしか出来ないだろう。再生の道を常に考え続けよう。

ch12.その他 : 25年ぶりの金環日食

書店をのぞくと『日食コーナー』が展開されている。日食メガネフィルターと簡易冊子をセットまである。なんだかウキウキしてくるぞ。そうか!25年ぶりに日本で金環日食が観測されるのだね!子どもから大人まで本当に天体ショーは楽しめる。待ち遠しい。とかと25年とひとくちに言ってもあっという間だったね。



   なるほど!と思った。"目"でなく"心で聴く"といわれる書籍、オーディオブックが人気だという。オーディオブックとは、書籍をプロの声優が読み上げたまさに"耳で聴く本"のこと。このマーケットを支持しているのはシニア層。現在、月刊1万2000冊を販売しているという。何が何でも電子書籍と言わなくても、そうそう"耳"があったのだ。
  そういえば、今、「朗読」が人気である。ここにきてまた人気だ。「どこかいいお教室はない?」「いい先生はいない?」と聞かれることが多い。但し、気をつけなくてはいけないのがやはりその指導してくれる先生の朗読がどうかということ。その人にあうあわないが・・・やはりあるのだ。自分も朗読の勉強を始めて数年たつが、間の取り方や強弱のつけ方など、不思議とプレゼンテーションなどのビジネスシーンでよく役に立っている。
  まあ教室に行く前に、先ず声に出して文字を読んでみる。意外な癖が分かるものだ。声に出して初めて分かる癖である。日頃は気が付かない癖の発見である。そして読みこなしていくうちに心に聴かせることができるようになっていくものである。自分の好きな作品から時には古文も読んでみるといい。何かが発見できるはずである。

ichiko : 深い記憶

もうすぐ17日、春の彼岸入り。昨年、友人の映画監・槇坪夛鶴子さんが亡くなった。何か心の整理も出来ず信じられないまま年を越した。鳩居堂から良い香りの線香を送る。彼女は一貫して若者、高齢者と身近な問題をテーマに映画を撮り続けてきた。最新作『星の国から孫ふたり』の上映を全国展開している途中の死であった。

  長年、槇坪さんと仕事をともにしてきたプロデューサーの光永憲之さんと話した。その日、午前7時に仕事場で光永さんはベッドに腰掛けている槇坪さんを見る。長年リウマチに苦しんできて槇坪さんの身近な世話をする方が5時に引き上げる時、「テレビをみたい」といったそうだ。ベッドに腰掛けてテレビを見たのだろう。光永さんはとても顔色がよく、微笑んでいる彼女の姿に「もう起きたら?」と何回か声掛けする。しかしその声掛けにいつもの返答がなかったという。


  最初の作品の発表の時か、新宿の喫茶店で初めて槇坪さんにインタビューをした。当時はオープンしたばかりのお洒落な喫茶店の窓際の席だった。窓からは道行く人々が見えた。昼下がりにインタビューしていたが、いつの間にか夕暮れ近くになっていた記憶がある。広島生まれの槇坪さんのその壮絶な記憶を私はずっと聞いていたのだ。白い壁の前で話す槇坪さんはまるで肖像画のようにも見えた。


  「槇坪は次の作品を準備していたんですよ」と光永さんが言う。昨年の3.11の時から、そして自分の広島の壮絶な記憶。作品は槇坪さんの"生"の軌跡を描いていくもので今年9月には完成するそうだ。そこには槇坪さんの深い想いがあると思っている。死というものが未だ信じられず、また「お元気ですか?」と電話をしてしまいそうな自分がいる。映画が完成すると試写会でのあの笑顔は忘れません。槇坪さん、ありがとう。
槇坪夛鶴子さんの映画については「企画制作パオ」へ

ch12.その他 : 震災関連資料

文生書院では 震災関連資料リスト「地震」「災害」「津波」「原子力」に関する資料がある。ご参考まで。
詳細はこちら

ichiko : 震災から一年

今日で東日本大震災から一年が経過した。被災地ではまだ3000名もの方々が行方不明である。愛する人を一瞬のうちになくした方々のことを思えば心の奥がきりきりと痛む。放射能の汚染。故郷を奪われた人々の気持ち。その苦しみと悲しみは続く。私たちはずっと忘れてはいけない。助け合わないと生きていけないということ。日本という国で生きているのなら、もっと自分の痛み、苦しみ、悲しみとして感じたい。決して他人事ではなく。日本人はいろいろなことを学んだはずだ。そして、今何をすべきか?ずっと力のある限り行動をしていかないとならない。

ch12.その他 : 日本の庭園

アメリカに日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」があるが、ここ2003年から実施している日本庭園ランキングで、2011年のランキングが足立美術館の庭園が9年連続第1位に選ばれたという。全国850ヵ所を超える日本庭園が対象となっているが庭そのものの質の高さ、建物との調和、利用者への対応などを総合的に判断し決定されている。春を待つ足立美術館の庭園はさぞかし美しいことだろう。
  
庭園の様子

ch06.音楽 : 『生きてゆくこと』

友人の平尾よし君から緊急連絡。3月10日のお昼12:30よりTV東京に出演。『震災から一年』という、震災から一年経っての"今"を伝えるドキュメンタリー特番いうことだ。
実は平尾君はライフワークとして被災地の一次事業者を歌で応援するプロジェクトを行っている。(販売収益の一部を被災地に還元。また、小口での個人出資を広報。)
 番組の中ではフィーチャーされる『生きてゆくこと』という曲も今週より発売中だ。ダウンロードのみの販売だが、被災地を後押しする確かな力にしたいと言う。
こちらから


   オセロの中島さんが自称占い師の女性のマインドコントロールからまだぬけてはいないだろうと専門家の先生方が話している。それは「親をも欺いているほど」のマインドコントロールだという。無事奪還?されたように見えて、実はこの行為さえ占い師の指示だったのではないか?というものだ。
  この事件から「占い師」という存在が怪しくなっていて困惑している・・・そんな声も聞いた。全ての人がこのような人ばかりではないが、顔も姿も分からず、実際のところどうなんで?が分からない。あまりにもこちらへの情報が少なすぎるからかも知れない。
  不思議とこの占い師に係わった人について聞くことも出来た。聞けば聞くほどに不思議でしようがない。第一に何故?そんな他人と数年にわたって同居など出来るのだろうか?「だからマインドコントロールされているのだ」と言われるが。ふと「恋は盲目」状態に似ているのかな?と思った。あばたもえくぼとは言うが、たとえあばたはあばたに見えたとしても、まるごと相手に盲目になっている時間、期間というものか。やはり似ている気がする。
  占い師への依存。要は「悩み」「苦しみ」が脱出したい、解決したい!という立場の人は目の前に現れた占い師の力に依存し、またこの場合は、依存された占い師は相手の「財力」に依存するというものだ。だが、その財力を見抜く「眼力」がやはりこの占い師にはあるのだろうと思うしかないな。それも数万円ではなく、何桁も多い数字が分かるのだからね。よく「お金のにおい」とか聞くが、多分。それが分かる人なのだろう。それも決して自ら要求しないところなど生まれつきというか、備わった能力なのだと思う。心綺麗に、本当に辛い人や悩む人を救える人間になればいいものを!とつくづく思う。多分、心底純粋で真面目。芸能の能力のある中島さんの本当の復帰を望む。


  3.11・・・あの日から1年!我々は何をしてきたか? こちらに居て何ができるのか? 本気で考える大切で意義ある一日にしよう!という思いから復興支援・えんがわ市&リサイクルフリーマーケットが開催される。お時間のある方は是非参加してみて下さい。

【日時】3月11日(日) 11:00~15:00 ※14:46に公園全体で黙祷
【場所】池袋第二公園 (池袋図書館前・豊島区池袋3-29-4)

「えんがわ市」の様子を「としまの記憶」をつなぐ会の映像から


 【復興支援団体との各種コラボ!】  ;
・被災地支援チーム SAVE IWATE東京支部「復興ぞうきん」販売
・伊豆市公認サークル Size「まゆだま」販売
・明治大学校友会豊島支部「チャリティーフリマ」

【えんがわ市&リサイクルフリーマーケット】
・アスナロ農園より 採れたて新鮮野菜の販売
・立教フェアトレードパートナー「フェアトレードコーヒーやチョコ販売」〔寄付金付きチョコ販売〕
・屋台販売「焼きそば/お赤飯/今川焼/豚汁/ビール/焼酎/ジュース/甘酒等」

【被災地応援短冊書くぞ!】
・被災地へ応援メッセージを短冊に書き、会場に吊るし、被災地に届け手渡す

【日立ソリューションズ&日立情報システムズ&東大放送部】
・被災地向けのビデオレターを会場にてワンセグ携帯で映像配信を流し、さらに被災地の方々向けに  
 Youtube等を活用し支援活動の模様を情報発信する

【大震災発生時刻に全員で黙祷を捧げる!】
・14:46に会場全員で被災地の様子をプロジェクター等で映写しながら犠牲者に、黙祷を捧げる

【お茶の伊藤園おいしいお茶の入れ方セミナー】
・10:30~11:30 池袋図書館 集会室(池袋第二公園前)で「お茶の伊藤園・おいしいお茶セミナー」無料開催!

【劇団ムジカフォンテ】
・12:00~ 劇団員による元気と笑顔を呼込む素敵なパフォーマンス! 被災地にとどけ! 

【いけぶくろ自然クラブ活動報告会】
・12:30~ 「いけぶくろ自然クラブ」平成23年度修了式
・1年間の活動報告をスライド上映にて報告

ch07.味 : 東京のおにぎり

  心相科学研究家・宮城悟先生の事務所にお邪魔し程よく呑んだ後「老舗のおにぎりやさんを紹介するよ」ということで訪れた浅草の『宿六』さん。なんと昭和29年創業の老舗。日本で一番古いおにぎり専門店だという。店内はまるで寿司店?であるがこれぞ!というおにぎりの数々。「銀シャリ」と言わた白いご飯がご馳走だった頃にこどもからお年寄りまで美味しく食べられるおにぎり専門店を浅草観音裏の地で始めたそうだ。大釜で炊かれたその時に一番美味しい米と香ばしい江戸前の海苔で包む。北海道のいくら、たらこ、サケ、すじこ、高知のおかか、兵庫のしらすと女将の目と舌で選んだ素材を使った東京おにぎり。私は大好きな葉唐辛子をいただく。ほっかほっかごはん。ピリリと辛い葉唐辛子。そして日本茶が美味い。ああ!ほ~っとする、まさに至福の瞬間。贅沢な時間である。
浅草観音裏 おにぎり「宿六」

ch12.その他 : 本日は啓蟄ですが・・・


朝から、『豊島の選択』発行者の小林俊史さんとともに染井・駒込のロケにくりだす。かなり寒い。そのうえ雨も激しく降っている。
  今日は「啓蟄」。いよいよ季節も動いて、やがて草も土も動き出す・・・という時期というのに全身がかたまってしまうほどに寒い!実は、このロケは先週の予定であったのだが、その日も大雨だったので取りやめたのだ。またしても雨降りである!
  「小林さん、雨男じゃないですか!?」と言うと「僕は晴れ男だよ。どんな時だって晴れる!」と必死に否定している。自分も確実と言っていいほど晴天に恵まれる「晴れ女」というのに・・・・。しかし、天候だけはしようもないな。都会も道路は意外と水たまりが多くなる。ジャポンとはまったり、メモする手も震えてくる寒さだ。地図も雨にぬれていく。しかし大雨の中をもくもくと只管、歩き続ける。公園の様子、コミュニティの看板、通りの名前の確認、やはり都会は空き家も多いことに気付く。健康を考えたウオーキングもいいが、目的をもって歩くと街はいろんな発見があるものだな。
  「しかし寒い・・・」と桜並木を見ると何となく蕾がふくらんでいるようにも見える。あれっ?錯覚か。「花見の季節になったらきれいでしょうねぇ」ともう一度見上げてみる。二時間ちょっと歩き、体中がすっかり冷え切っている。コーヒーでほっと一息を。
「豊島の選択」

ch12.その他 : 夢とは

   夢を見ながら「実に面白い夢だな」と思うようなことがある。夢のメカニズムについてはのた不明確な点が多い。浅い眠りに陥るレム睡眠中に見るものだと思っていたが先般、テレビ番組でノンレム睡眠時も夢を見るということを知った。ただ、ノンレム睡眠時の夢は茫漠とした?ものがが多いらしい。つまりしっかりと覚えているのはやはりレム睡眠時のものらしい。しかし、本当に夢の展開は面白いものだ。未だにしっかりと覚えていて、それが一体何なのか?を調べていったところ面白いことにぶちあたったことがある。


2003年からブログを開始しているといろいろなことがある。過去の記事は削除することも可能だがそのままにしている状態。インターネットの世界とは便利でもあるが時として、いやなことまでも思い出さざるをえない。例えばだれかが人名や事柄を「検索」してたまたま私のブログを見られることがある。アクセスの結果など見ると、「あああ、そうか」という気持ちになる。しようもないことだが、その「こと」その「人」とのご縁も全て消えていることも多いからだ。だからこそ最近はブログに書くことはある種の覚悟が必要だなと思っている。人生後半ともなると特に人とのご縁もけじめをつけなくてはならない時期でもある。まあ、今いずこ?と思っていてもその時代に活力があったことは確かなことだから、全て己の鏡でもあるというものだろう。

ch01.政治 : 会っていない!

   久しぶりに笑ってしまいそうな画像であった。自民党・谷垣禎一総裁が、野田佳彦首相との極秘会談について喋っている様子。「責任を持って、お会いしていない」最後には語気を荒げて「会っていない!」と言い放つ。全否定したあの画像はあとからどうなるのかしらん?と思って見ていた。しかし会見場の記者にしても、谷垣氏に対して25日はどこにいた?と、まるで刑事ドラマの会話のようではないか?「わが家にいました」と説明し、且つ「わたしにもプライバシーがある。説明する必要はない!」と再び語気を荒げる。いずれにしてもマスコミはまた会見したと言われる都内のホテルの料理屋を訪ねるだろう。しかし、消費税増税問題や国会対応についての、まあ言ってみればコソコソを小澤さんはプレッシャーを感じながら見ているのか?とも思う。全く「我々の世界にもいろいろある」とはね。政治家にとって"国民"とはなんなのだ?と改めて聞きたい。

ch10.生活 : 梅もまだかいな?


東京の昨日の雪。ある会合で「こんな日は一生思い出に残ります」と挨拶された方がいた。会場に到着するまで大変でも、やはり降り続く雪道を歩きながら「これもまたひとつの思い出か」と思う。
 だが、今年はやはり寒いのだろう。庭の梅の花はまだ蕾のまま。昨日もしんしんとと降る雪の中でじっとしている。明日はまた冷え込んで雨降りだという。冷たい春の雨の中でじっとしているのだろう。もう少しだよ。暖かい季節は来る。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年9月

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