2009年6月アーカイブ

ch01.政治 : いろいろ杜撰

  夜は気のおけない友人たちと下町の焼き鳥屋で。東国原さんの話から、結局、政権公約の話しに終始。「民主党になったら景気が今より悪くなるぞ」と一人が呟く。しかし、小沢さんの献金問題も収束したかと思ったら今度は鳩山さんの問題が出できた。何ともリストに故人の名前があったとはねぇ。個人の言葉とかじゃないでしよ?要は杜撰。

ch12.その他 : 捨てられたぬいぐるみ達

   朝から、雨が降りしきる中、ごみ収集のために手際よく職員の人々がゴミ袋を集めている。梅雨のじめじめした時はゴミのニオイも鼻をつく。気持ちのよいものでないが、本当にその手際良さに感謝である。ふと、ごみ収集車を見ると、側面のところにクマとトラさんのぬいぐるみがはさまれていた。多分、ゴミとして出されていたのをここへ別に保管してくれたのだろう。降りしきる雨の中、ぬいぐるみもずぶ濡れでいるが、何かホッとで゜きる光景だった。
  長女がまだ保育園に通っている時、保育園までの道に、イヌのぬいぐるみがゴミとして捨てられていたことを思い出した。「あっ・・・」という娘の声に「かわいそうだね」と言って、ぬいぐるみを手にとり、ぽんぽんと埃をとった。イヌのぬいぐるみには「眼」がなかった。「おめめつけてあげようね」と言って私は持ち帰り、黒いボタンで「眼」を作った。娘の安心したような顔が忘れられない。そして、その夜に画用紙に絵と文章を書いて、簡単な絵本を作った。確か、眼がみえるようになって「ありがとう」と喜んでいるイヌのぬいぐるみ話しだったと記憶している。本当に昔々の話しだが、ぬいぐるみにはそんな思い出がある。

   私は「一人の天才の死」「英雄の死」であると、ただそれだけ思っている。しかし家族による遺体の更なる解剖などと聞くと「ああ・・・やはり」と思うしかない。他人であるからだ。マイケルというひとりの男の死は何とも痛ましい限りだ。またロンドンではカムバック・ツアーの中止にともなう多額の経済損失の計上などと騒がれ、その損失の事実は事実であっても仕方ない。だが、死しても尚、彼の魂が救われるこがないのかと・・・・。

   大ヒットした映画「おくりびと」はまさに日本人の死生観をあらわしているものだった。要は"死ねば仏"である。諸行無常である。死生一如の中国人の伝統的な思考様式とは異なる。
  人は必ず「死」を迎えるものの、「死」がもたらすそれぞれの国や民族の考えや思い。ただ、市井のものであれば・・・そうであればこそのことなのだろう。しかし、ひとりの天才が英雄となり夢や諸々の事を遺産と残した時、思いもしない結末に進んでいく。「プレスリーのように死にたい!」と、奇怪な言動や生活習慣があったにせよ、結局は彼の夢さえ叶わないのか、残された欲をもった人々によって葬られることで。静寂な魂はどこへいくのか?と日本人の私は思う。

ch12.その他 : 迷惑な人々


  私は雨が好きだ。夜そして夜中の雨は特に好きだ・・・・。しかし、梅雨ともなると、蒸し暑さも加わって、何とも不快感に悩まされる人も多いものだ。

  特に、駅構内や駅でのストレス。傘の持ち方によっては本当に不愉快極まりないし、思わず「キケン!」と叫びたくなることもある。のぼりでもくだりでも、エスカレーターに乗っていて歩くのだけは「禁止」にして欲しい。本当に危険だから。
  以前、地下鉄の九段駅のエスカレーターで私の前方にいたおじいさんが足を滑らせて、カクッと落ちてきたことがある。私の後方に男性が三人ほどいてくれたから、大事故にはならなかったが、本当に危険な一瞬だった。
  傘を持ちながら、エスカレーターを上り下りする人が多い。足を滑らせたら・・・と考えるだけで怖くなる。心の底から「やめてほしい!」と思う。
  そして車内。iPod初心者は外耳に引っかけているだけで、自分が騒音の根源であることに気がつかない。ロックは好きだ。しかし、他人に無関心に車内でロックを聴いている、且つ、携帯メールをしているという若者たち。傍若無人っていうのかな。先日は、山手線の優先席に座り、耳を塞ぎ、目も携帯メールにクギ付け状態の若者に、ある女の子がキレて、叫んでいた光景はなんとも空しさだけが残った。


ch06.音楽 : 天才がまた一人逝った

   人生50年と言われる時代もあったけれど、マイケル・ジャクソンさんの急死のニュースには驚かされた。齢50。一体、何故、こんなにもいきいそいでしまったのかと思えた。あの「スリラー」で見せた全てを超越したダンス。初めて見た時の驚き。しかし、晩年になるにつれ、あまり楽しい生き方ではなかったのではないかと思ってしまう。何を求めて過ごしたのだろうかって。相次いでの整形で完全に元気なマイケルはいなくなってしまった。そして見る側としても意味なく、いつもビクビクしていた・・・・。心身の健康を害しているのでしはないかって。多くの裁判をかかえ、そして借金やさまざまなスキャンダルを残したままか?何とも天才であり英雄の急死とはこんなにも呆気ないものか。



   昨晩、「こんばんは。ここで、川柳一句。このまんま負けたくなくてそのまんま」とほろ酔い加減の友人から携帯にメールが送られてきた。全く・・・・

   しかし、東国原知事が24日に自民党から要請されている次期衆院選への立候補に関し「自民党総裁候補」となることを条件としたこととは!。「宮崎のために国政に行く」とはいうものの意欲を示したものの激震が走ったに違いない。なんだかんだ言っても麻生総理の窮状は酷い。東国原知事の総裁候補打診を問われた恒例記者会見では、麻生総理は実に不愉快そうな顔をしていたが、では、打つ手があるのか?ということだ。「このままでは自民党は大敗を期して下野してしまう」と思う人だって多いだろう?「気でも狂ったのか?」という人もいるだろうが、麻生総理と東国原知事がタッグを組んでもいいんじゃないかと思える・・・・。何とも、実に勝手なことを言ってしまったが。
   心相数の研究家の宮城悟先生がブログの中で今回の古賀誠選対本部長の役割について「江戸幕府が末期症状になり薩長軍がまさに江戸に入らんとしたときに江戸を戦争の惨状から救ったのが西郷隆盛と桂小五郎の会談。桂小五郎のおかげで江戸は火の海にならずにすみ、徳川慶喜と徳川家も命を永らえた。古賀誠選対本部長の立場はまさに桂小五郎のような役割なのではないでしょうか」と書かれている。勿論、心相数を割り出されての話しであるが、まさに桂小五郎か!と思える。実に興味深い。

ch12.その他 : またまたブログの話

  しかし、仕事をしている中でつくづく時代が変わったな・・・・と思うことが「プログ」の出現だ。内容だとか傾向だとかはおいといて、自分のプログがある人がそれだけ多くなっているということだ。やはりひとつの「メディア」となっているのだなあと感じる。要は「どれくらいのアクセスがあるか?」「読んでいる人の性別と年齢層は?」など、あれ?媒体説明か?と思うことが度々だ。つまり例えば新規の商品の紹介など、決して媚びずにその人がプログ上で書けるかどうかなどポイントになることがある。これまで、女性向けのフリーペーパーでの仕事が多かった中で得た感覚とはまたちょっと違う感覚を味わっている。
 かなりかなり前、作家の林真理子さんが、ある女性雑誌か何かで愛用の化粧水関連商品だったと記憶しているが、エッセイの中で紹介した時にその商品に多くの反響があったことを思い出した。当時はプログなんて勿論ない時代。広告でもない世界である商品の紹介を具体的に紹介されるとはたまたまてあっても画期的な出来事であったわけである。
  その時代の「感触」とは実に不思議なものだ。昔大ヒットしたって、その時代には全く過去の遺物のようにしか映らない。やはり歴史は浅いものの今は「プログ」が今の時代の心地よい感触であるわけだ。そして、また時代が流れていくのだろう。


  不眠症というものではないが、いろいろな事を考えていると眠れなくなることがある。「明日は早いぞ」と思っていても。頭の中のあれだこれだは連鎖してとまらなくなる。時間が過ぎていく中で、所謂、興奮状態というのだろうか。そして、くたっと眠ってもその妙な興奮状態でまた、起きてしまうこともある。
  梅雨などは特に体調が崩れる。先般のある講演会の会場が、まるで冷凍庫?のような寒さ。参加者の大半は男性だったので、スーツを着ているため、それほど寒さは感じなかったのだろう。暑い暑いといっては素足にサンダル、薄着で行った為、その約2時間半で、少し吐き気がするほどに冷えたようだった。その日から、何故かだるさが続いた。「頑張るぞっ!」と思っても何か力が出ない。食欲らしいものがない、そんな状態が続いていた。というのに、頭がかっかっとあついのだ。
  「冷えたんですね。要は冷えですよ」と整体の先生に言われた。「この季節はそんな女性が本当に増えていますよ。素足でいたのでょう?」と図星!であった。「だからですよ」と再三、注意を受けた。「ふくらはぎがこんなにも冷えています」と触られた瞬間、激痛が走った。声も出なかった。
  夏の冷えは本当に大敵。特に女性は気をつけないとね。それでも、何となく頭がかっかっとしていると、「新商品を作成しました。使ってみてください」とバランス・トリートメントの斉藤真美さんからセルフ砂セラピーだといって素適な砂の枕が送られてきた。「砂?」と不思議な気持ちで、その夜はその枕を使用。砂って、もしかしたら、じゃりじゃりするのではないか?という私の思い込みは見事に!・・・・・・ガラ~ガラ~と崩れた!

  昔から「頭寒足熱」という言葉がある。明治生まれの祖母もしょっちゅう「ずかんそくねつずかんそくねつ」と呪文のように言っていた気がする。当時は、いい加減に聞いていたのだが、やはり人の健康の基本とはまさに「頭寒足熱」ということが分る。
  疑いながら、砂の枕で眠った夜、目覚めたらなんと!「朝」であった・・・・・。ひんや~りしてなんとも気持ちがいいのだ・・・・・あれ?波の音が聞こえるのかな?なんて思っているうちに・・・・・かっかっとした頭の熱はとられ、そして深い眠りに。その日から、毎日、毎日私はその砂の枕でかっかっ熱がとれて深い眠りへと。やはり睡眠は健康の源である。

セルフ砂セラピー 「バランス・トリートメント」のホームページ

ch12.その他 : プログのキョーフ

  自分のPRなどでプログは大いに役立つ道具。自分では気付かなくなるが、個性や頭の中丸出しになっているものだ。続ければ続けるほどに、それは濃厚になる。
  しかし、卑近な事例で、ああこれもブログの宿命かと思わされることがある。あぁぁぁということなのだけれど。例えば、まだ決定していないコトなどを恰も決定!したように書いてしまう人が時々いる。そのプログが多分、大ヒットしていないからまだいいのだが、やはり困ることになるのだ。これまた社会での訓練が出来ているかいないかということに尽きる。
  書いたものは紙の出版などと違って、いつでも自由に訂正や削除が出来る。だからこそ、その気楽さに委ねてしまう、そんな怖さを感じる。困った!と思ったときにいちいち「実はね」なんて訂正を求めるのも本当に面倒なことなのだが・・・・・利便性や気楽さばかりでないのだけれどね。

ch05.エンタテイメント : 剣岳

  全くの素人ではあるが、昔から山登りは愉しんだ。何故登るんだ?そこに山があるからというフレーズは聞いたことがあるが、やはり簡単に引き戻ることが出来ない厳しさを山は教えてくれる。
  未だに雷が怖くて怖くてしようがないのは、ある山で横に走り抜ける雷に遭遇したからだと思う。あの日以来、どうにもしようがない・・・・・

  山が好きでも、そうでなくても今、公開中の『剣岳 点の記』は本当に素晴らしい映画だ。原作は新田次郎。もう"山"の話といえば、新田次郎というほどに!

  映画ではこんな言い方はしないのであろうが、一枚一枚の荘厳さ、美しさ、人間臭さ・・・・・もう木村大作さんならではの世界が広がっている。「本物」にこだわり続けた208日間という。登場する役者たちの何とも魅力的な演技。何もかもが本物だ。歴史的考察も徹底的だ。そして撮影地点は標高3000メートル。体感温度氷点下40度などは経験したことがない・・・・・。その凄さが木村大作さんの世界で分る。
「剣岳 点の記」ホームページ

ch03.美容 : アボカドはスゴイ!

   以前アボカドを食べた時に、種を植木鉢に植えた事を思い出した。芽が出て「はて?なんだろう」と思っていたらすくすくすくすく育っているではないか!生命力が凄いなあと感動。私はアボカドは食べる美容液だと思っている。肌の状態はまさに内臓の健康状態そのもの。アボカドを一週間、摂り続けてみると、肌の調子が違ってくるまのだ。「あれっ!」と感激するほどに肌の肌理がととのう。だから食べる"美容液"だと思っているのだ。
  食べ方も自由。スライスしてマヨネーズをつけたり、またはディップにしても美味しいが、料理研究家の加藤和子さんの「キュウリ・アボカドサラダ」はカンタンで美味しい。和食にも洋食にも、どちらにも合うから不思議。ちょっとした付け合せに最高である。
  トントンクッキングから♪加藤和子さんのキュウリ・アボカドサラダ

ch10.生活 : 変遷


   日本百貨店協会の5月の全国百貨店売上高が発表された。既存店ベースで前年同月比12・3%減(約5112億円)15カ月連続で前年実績を割り込んだという数字。しかし15ヵ月とは!二桁である。新型インフルエンザの感染拡大が影響したと分析はしているもののやはり、昔から私たちの生活にしっかりと染み付いた「百貨店神話」は確実になくなったのだろうと思った。生活の中の「ハレ」のシーンでは必ず「百貨店に行けば・・・・」という信頼感があったものだ。
  しかし、マイナス数字の主力が衣料品。個人の生活を思い出してものも百貨店で衣料を購入しなかった!。食料品もマイナスということだ。そうか・・・やはり今年のお中元も思い入れのある「専門店」から皆様へ送ったなあ・・・・。
  失業率の上昇とか消費者の生活防衛という分析ではすまされないと思う。やはり変遷・・・・。「百貨店」への思い入れ、思い込みの払拭が必要なのかも知れない。もし「あってもなくてもいい」存在なら、なくていいのだ。テーマは「なくてはならないモノ・ヒト」である事だ。

社会問題 : 死生観

   七年前。「・・・・脳死です」という医師の静かな声を聞いた。余りにも身近にその「脳死」という言葉が辛かった母の死。まるですやすやと眠っているような穏やかな母の顔を見ながら、言葉の意味が理解出来ず、胸の奥が引き避けられる気持ちでいた。
  
  さて、日本人の死生観が変わるのだろうか?と考えた。
  「 脳死が人の死」であり、15歳未満の臓器提供に道を開く臓器移植法改正案が18日に衆院で可決された。いろいろな人がいる。渡航移植を強いられていめ家族、しかし一方では脳死状態でも命を刻み続ける家族もいる。それぞれの立場になって考えれば考えるほど複雑だ。


社会問題 : 時間


  ある会合で、急に出席したいと申して出た人が、当日20分ほど遅刻をした。いや30分近かった。今は携帯電話もある時代。何とでも連絡が出来る・・・・筈であろう。しかし、必死に階段を走っているのかも知れない。それは分らない。しかし20分ちょっとの時間とは実に微妙な時間。その人以外は全て出席している。主宰者が「んー」と溜息をついた。そして苦笑しながら「困りましたねぇ。始めましょう・・・・か」と言う。そして付け加えるように「それぞれの人の時間は大切ですからね。時間どろ・・・・」と言い途中でやめた。そして再び苦笑した。「時間どろ」とは多分「時間泥棒」と吐き捨てたかったのだろうと思った。会議の最中の緊急かどうかは分らぬが携帯電話を受けるために席をたつなど、やはり私たちの日常では「時間泥棒」になることが多い。


  それぞれの人の時間・・・・。自由に使っている時、人はその素晴らしさに殆ど気がつかないものだ。自由に使えなくなった時に、初めて、言葉を失うほど感じるものだと思う。
  平成2年の足利事件をめぐって、再審請求中に釈放された菅家利和さんが栃木県の県警本部で石川正一郎本部長から直接謝罪を受けた。それまでは「絶対に許さない」と目が泪で充血していた菅家さんだったが、17日、「本部長が心から謝っているのを見て考えが変わった。許す気になった」と話していた。
  当時は最新のものであったかも知れないが初期のDNA鑑定は無実の人間を17年半もの時間を苦しめ苦しめた。菅家さんが当時の担当者を絶対に許さない気持ちは痛いほど分る。私も多分一生許さないのかも知れない。しかし石川本部長の「当時の捜査員全員を代表して、自分が悪い」という言葉に、やはり菅家さんは17年もの時間そして今という時間をもがき苦しんで許す気持ちになったのだろう。決して戻らぬ時間だが、検察、裁判官らの誤りは誤りと認め、生きているのなら潔く謝罪をすべきだろう。

ch07.味 : 旬の味!

   何故か、梅雨の頃になると思い出す。子供時代に大人たちが好んで食べているものが全く理解出来なかった。父はいつも谷中生姜を晩酌の時に本当に美味しそうに食べていた。母は「もの忘れ~もの忘れ~」と分けのわからん呪文のようにミョウガを食べていた。どちらも口に入れたときの衝撃は忘れられない。「何で!?」「どうして!?」という感覚しかなかった。大人たちの舌が信じられなかった。
  しかし、人は大人になるとその「旨さ」が理解出来るようになるようだ。不思議なことだ。食の愉しみとは、まさに「時」を少しずつ過ごすことだ。今が旬のホヤ。3~4月頃から太り始め、今から7月頃が最も食べ頃。多分、これも大人の味かなと思う。ホヤ酢の旨さは何とも言えない。しかし、これは好きな人には旨さはたまらないと思うが、嫌な人にとっては生涯口にしない食べ物だろう。
  宮城県女川産の超新鮮なホヤをいただいた。"人生の最期の食べ物は?"と聞かれたら、もし夏だったら、これを選んでしまうかなあと思うほど旨かった。体中が海そのものになってしまう旨さ!夏の大好物だ。

ch02.健康 : 百薬の長も・・・・

   河島英五の『酒と泪と男と女』という歌が好きだ。♪飲んで飲んで飲まれて飲んで飲んで飲み潰れて眠るまで飲んで・・・・・・とまあ、一体、どこまで飲むのだぁ?と聞きたくなるほど飲む、そんな歌だ。
  しかし・・・・今、仕事でかかわっているある女性が先日、倒れて入院をしている。ホテルのイベント中に脳内出血で倒れ、救急車で運ばれたという。いつもの静かな女性だった。「彼女はねぇ、結構、お酒を飲むのよ。それも一人で毎晩」と彼女の上司から聞いた。私も酒を飲むから「そうですかぁ~美味しいですものね」程度に言ってみたが、その飲む量を聞いて本当に驚いた。やはり尋常な量ではない。
  誰だって、悩みのひとつやふたつ、いや数え切れないほどある。忘れたいために飲む時だってあるさ。♪忘れてしまいたいことや、どうしようもない悲しさに包まれたときに女は泪を見せるのか?いや、忘れてしまいたい時に、やはり量が過ぎてしまったのだろう、そう思った。
  何が原因かは分からないが百薬の長である酒もやはり過ぎれば万病の元にだってなってしまう。一日でも早く、元気に退院をして欲しい、今はそう思うだけ。

社会問題 : 日本語の将来

   インターネットは魔法の箱。昔であったら、いちいち資料を取り寄せる為に先方へ電話をして相手に内容を話したものだった。言葉の意味を調べるのにも辞書をひき、事柄を調べるのに事典が必要だった。しかし、今はその魔法の箱で大体のことは出来てしまう。今、若者は辞書をひけるのだろうか?と心配にもなる。
  「おバカタレント」が何の躊躇いもなく登場、また人気のお笑い芸人たちの「ら抜き」の表現。「別に~」「何か?」と言われそうだが。最近の新入社員は上司との会話を極力嫌がるとも聞いた。尊敬語とか謙譲語って苦手。出来ないよとコンプレックスがあるからだと言う。それが全てではないにしても、コミュニケーションは「言葉」を抜いては語れない。

  「交詢社オープンフォーラム」(産経新聞社・後援)に参加した。テーマは「美しい日本語」。交詢社は明治初期の頃、まだ社交という言葉が十分に使用されていなかった時代 に、福沢諭吉の主唱により、銀座作られた日本最古の社交機関だ。「知識を交換し、世務を諮詢する」をスローガンに明治13(1880)年に設けられた。つまり「交換」の「交」と「諮詢」の「詢」だ。
  600人の会場は満席。定員をはるかにオーバーしてしまい、参加出来ない人も多かったそうである。しかし、参加者の顔ぶれを見れば、「日本語」を憂う世代ばかりというのが少し哀しい。

  「子供たちに美しい日本語を伝へる会」主宰の土屋秀宇さんの基調講演。そして渡部昇一(上智大学名誉教授)、平沼赳夫(衆議院議員)、愛甲次郎(文語の苑 代表)も石井公一郎(石井事務所 代表)の4名によるパネルディスカッションが行われた。平沼さんは国語を考える国会議員懇談会の会長もしている。
  しかし、世田谷区の「日本語教育特区」の試みは素晴らしい!平成16年に「日本語教育特区」となった世田谷区だが、小学生用に3冊の教科書「日本語」を作った。中学生用としては「哲学」と「表現」の2冊。また「日本文化」が加わって、小中全6冊のシリーズが完成するらしい。 「日本語」については、俳句、和歌、詩など韻文が多く取り入れられ、く音読志向の教科書である。小学1・2年生用の教科書から、漢詩が出てくることには驚きである。現代の学校教育の中で、漢詩文がとりあげられているとい事は実に画期的な事なのだ。孟母三遷というか・・・今、子育て中であれば、引越ししたいと思うかも知れない。ならば、全ての学校で!というわけにいかないらしく、講師は「先ずは・・・・教師の指導からはじめないと・・・」と苦笑。笑えない話だが・・・・・。

  9歳は子供の脳から大人の脳に切り替わる頃だといわれる。この時期にどんな教育をするか?が大切だ。言葉の「命」について、日本の「国の言葉」について、つまり日本国自体の問題である。誰もが真剣に考えていかないとならない。

土屋秀宇さん
愛甲次郎さんの「文語の苑」
平沼赳夫 ホームページ


  さてさて、どうなることか?・・・・・と、じっと様子を見ていたが「やはり!」というか "陰のライオン"と♪鳩ポツポと呼ばれる"オオカミ"では見事にオオカミが斬られた!という結果となった。そう、鳩山邦夫総務大臣が事態収拾の責任を取って辞任。
   西川さんだって、例の 郵政の民営化のために社長になったのだから、"陰のライオン"のために、ここで手を引いて改革を諦める訳にはいかないよというのがホンネだろう。でもね、社長という立場に固執するにはやはりそれなりのわけがある。だが、昨年からの日本郵政をとりまく不祥事。誰一人として責任をとっていないのはいけない。

  よくあるパターン、新橋でのサラリーマンインタビューでは「鳩山さんは、やっぱり辞任すべきでしょ~」や「鳩山さんだった正義正義といったって、何?なのって感じ」なんて意見が多い。それをまた、マスコミがおもしろおかしく鳩山さんの「友達の友達はアルカイダ」発言やペンタゴンから食事をおごってもらったから始まる「フォアグラは嫌いだ」など過去の思慮の足りない発言などを、脈絡なく編集する。こんな事にふれていたら、国民の頭の中はワイドショー的おかしさだけで一杯になるだけだ。危機感のないニッポン人の頭を直撃してしまう。

  確かに鳩山さんは「言い方」が実に下手だ。特に女性に対しては多分「パワハラ」を想像させるだろう。嫌われるタイプだ。しかし、筋は通っている。発言の仕方は下手でも行動つまり「辞任」は今後評価されるだろう・・・そう思う。まあ、どんな世界もいろいろあるさ。政治家として今後どんな活動をして日本の為に働くか?ただそれだけである。

社会問題 : 逮捕前夜!

  「気合と根性!」。誰にも負けないものは何か?という質問に対し、ホリエモンこと堀江貴文はそう答えた。類稀な記憶力。それは「必要ない事は覚えないこと」だと言う。覚えることは徹底的に覚えているという抜群の記憶力とともに、集中力もまた見事といえる。

  『徹底抗戦』〔集英社〕の出版を記念して、天才工場主催の特別講演会があった。帯には"ホリエモン 渾身の書き下ろし これがオレの言い分だ!"とある。媒体にしても記者名にしても、具体名がわんさわんさと登場。忘れていたことを思い出させてくれる。別に、何か関係があったわけではないが、「はぁ~なるほどね~」と自分も整理がつく。

  叩かれ叩かれた時間。逮捕そして勾留。3年間の気持ちの整理は気が遠くなるほどだったと思う。民主党が自爆したあの怪メール事件をはじめ、あの逮捕劇まで。まさに狂乱した報道はまだ記憶があるだろう。しかし今、「ライブドアって倒産したんでしょ?」などという人だっている。
  しかし、側近と言われる人々のあれまでの裏切り?の数々。聞けば聞くほど、一体、何が彼らをそうさせたのか?と思える。有り余る"欲"はやはり、人の世にあって・・・・身の破滅なのだ。魑魅魍魎の仕業か?
  一時はスマートになった時もあったが、ステージのホリエモンは昔のまま。何とも肉付きがよい。パープルのティーシャツは、もう少し脱メタボのほうが似合うかも知れないな・・・・・・失礼!ひとの事は言えないが。

ch12.その他 : 握り飯


   本当にボンヤリ!うっかり!して、なんと一駅乗り越してしまった・・・・・戻らないとならない。急いでいるというのにこの様だ・・・・と溜息。しかし、あの彼女は握り飯を食べ終わったのだろうか?とホームで思う。


  昼下がり、地下鉄車内で、私は暫し呆然としてその光景を見いっていた。右手に握られたおむすび、おにぎり、いや海苔でまかれた握り飯をその若い女性がばくぱくぱくぱくと食べている。周囲など全く気にしないで食べ続けている。足元はミュールというかつっかけ?をだらしなくカタカタさせている。
  そして最後の一口の時、中身の茶色い具がころんと落ちそうになった・・・・(ああ!大丈夫かぁ?)・・・・・・・が、見事セーフ!。ばくっ!と食いつくと彼女の口はもぐもぐもぐもぐ。そしてもぐもぐが終わると、更に二つ目の握り飯にかぶりついた・・・・・


  大きく脚を広げたりと座席の座り方や携帯電話の使用、ヘッドホンステレオの音漏れ など車内でのマナー違反を言い出したらとまらない。大きな荷物を持ったまま乗降口に岩のように立っている人も見かける。先般は隣りに座った女性がすわるやいなや、バッグから化粧ポーチを出し始め、もう化粧が始まった。こうなったら、もう退散である。
  しかし、今日、地下鉄内で見かけた女性の食べっぷりというのは実に凄いの一言だった。今なお、あの光景が頭に浮かぶ。マナー違反とかいう言葉では表現出来ないほどの大迫力だった。
  

ch04.カルチャー : 浮き世

  今夕は浮世絵研究家の車取浮き世さんの『浮世絵ナイトセミナー』に参加。久しぶりに神保町を歩く。懐かしい懐かしい「柏水堂」で、ちょっと珈琲を飲み、昔々その昔の事を思い出してみた。古本を買いに行く父に連れられて、よく神保町に来たものだ。そして、「柏水堂」でジュースとケーキを食べたなあ・・・。レトロなステンドグラスは創業当時から店内を彩る。まるで、昭和にタイムスリップした気分。そんな事を思い出しながら、会場の隠れ家?へ急ぐ。隠れ家といってもガラス張りのお洒落なイタリアンレストランでは"隠れ家"とはいえないか・・・・・
  しかし、江戸時代とはねぇ!。江戸の庶民のおおらかさは、本当にあっぱれ~あっぱれ~という感。もし、タイムマシンがあるのなら、行ってみたいのは江戸時代かな?・・・と思う。出世しない、モノを持たない、そして我慢しないの「三無い」主義というのだろうか、江戸のおおらかさの原点かも知れないね。7日働いて、後はゆっくり楽しく過ごせる。上の上ランクを目指せなければ、暮らせてしまう。その点、現代は一ヶ月、へとへとになるまで働いても、上等で優雅な生活はなかなか難しい。
  憂き世から浮き世へ。そんな時代の風を日本の文化である浮世絵は教えてくれる。

車取浮き世さんのセミナー

ch12.その他 : 初代新幹線「0系」

  2008年11月に引退した初代新幹線「0系」の先頭車両が10月からさいたま市の鉄道博物館で展示されるそうである。なんとも!懐かしさで胸がなんだか痛い。新幹線が開業したのは1964年。この年の2番目に製造された先頭車両だ。
  小学生の時、同級生が「新幹線に乗りました」という作文を書いて、教室で読んだ時の"あぁぁぁぁ"という感動は未だに残っている。日頃、あまり我儘を言わない子どもであったが、父親に「新幹線の乗りたい!乗りたい!」と懇願した日。そんなに乗りたいのか?というような、少し困惑したような顔の父を思い出す。そして夏休みの旅行計画に父は"新幹線"をいれてくれた。心ときめく、懐かしい時間が一瞬、目の前を通り過ぎた。
鉄道博物館

ch12.その他 : 嫌い

   まあ、目くじらたててプンプンすることもないのだが、その言葉が嫌いで、出て来た時、しらーっとする事にしている。伊勢会の伊勢瑞祥先生が「ひょっとすると新しいトンカツの話かな?と思っていたら、なんと結婚活動のことなんだって~つまんないの~」と言っていたコンカツ。そしてリカツとかね。ちょっと前にマーケティングで出て来た用語というのか、草食男子とか肉食女子とか。アンケート好きな私でさえ、このてのデータをみていると辟易してくる。考えすぎだろうが、本当に草食と肉食が増大しているのなら、日本の将来が心配になる。草食の生態って昔で言えば・・・・のことかな?。それに、肉食さんの言い分のなんと、品のない事よ。何故?そんなむきにならなくたってと言われそうだが、実に品のない女性が増えることは由々しきこと〔とまた大袈裟な!〕

ch07.味 : んー!塩トマト

090607_0816~0001.jpg日々の食卓にトマトがあるとなんとなく安心する。とくにこれからの季節はトマトがより美味しく感じられる!今塩トマトが人気。特に熊本県八代地域などの土壌の塩分濃度が高い干拓地で栽培されたトマトは甘いと評判だ。塩を含んだ干拓地で育つトマトは水分を十分に吸い上げられず大きくならなかった分、旨みが濃縮されているといわれる。昔、海だったという土壌のミネラル分がとても多いということで、ふと、イランのナツメヤシを思い出した。地球って本当にエネルギイの源だって感じる。

社会問題 : みんな同じ


   久しぶりに「動脈硬化」という言葉を思い出した。某有名私立大学のある会合で・・・・・。少子化、昨年のリーマンショックからの不況そして大学間の競争、この三要素はその大学だけの問題ではないだろうに? 学生の人気ランキングや、親御さんや塾関係者が進学をすすめたいランキングにたとえ「なかった」としてもだ。その三要素だけの問題ではない筈だ。新聞や雑誌の数字はあくまでも参考のデータとして考えればいいでしょうに。一喜一憂していたら大変大変。

  

  「企業として動脈硬化をおこしているのではないか?いつから、そんな大企業病になったんだ!」と、以前勤務していた時に会議の席で、当時の社長が声を荒げたことを思い出した。フリーペーパーというものが日本社会でも認められ始めた頃だ。現在の社会感覚では全く考えられない、そんな時代の話だ。成長を続ける時に、"それなり"の期待とサムシングを得ると、どうも人間とは驕るようになるものだ。当たり前のようにみな勘違いし始める。そして謙虚さを失う。そしてヒットしなくなると、何かの「理由」を考え始めるのだ。売れるための突破口を愚直に探し求めればいいだけであるのにだ。


  その理事長は演台をバンバンとたたいて「全て私がわるいのです!何か意見があれば今、ここで、私に言ってください!」と。何も批判をしたいとは思わないが、その居丈高な物言いは誰からの意見を吸い上げることも出来るわけがない。♪みんな私が悪いのよ~なんて台詞は陳腐でしかないだろうに。破綻した金融会社の記者会見でもそんな事を言った社長がいた。
  長~い歴史。そしてプライド。しかし社会の変動は何もかも飲み込んでいくものじゃないか?まだ命を救える動脈硬化であるのなら、即刻その症状にしていった原因を見つけ、捨てていかないとならない。しかし、この「捨てる」という考え方が人とはなかなか出来ないものだ。執着してしまうのだ。だが、今、そしてこれから大学が存続する方法は?これに全ての大学が立ち向かっているではないか?みな同じだろう。
   


  理事長の話を聞いていると、緊急で原稿の訂正の連絡がケータイメールに入る。その大学とは違って、まだ新しくできたばかりの大学の入学案内の原稿の事である。既に入稿済みのコースがなくなったということでの緊急作業開始。駆けずり回って多忙なライターを何とか掴まえて、緊急作業に入る。深夜に入稿してセーフだった。まあ、その大学の理事長から見れば、「???」という大学かも知れない。しかしまさに資格取得をはじめ実学に徹した要素を持つその大学の人気は確実にアップしている実状がある。これもひとつの見方だ。
  さてさて、これまでの実績とプライドを守るために、たまには「美味しい!」と評判のその大学の学食で、学生達とワイワイとご飯を食べて「意見を聞かせてくれ」と聞いてみれば如何かな。

  
  今年もまた12月に神楽坂女声合唱団のチャリティディナーショーがある。なんと!10周年という記念すべき時でもある。ホンネを言えば・・・・・・・本当に本当によくぞ続いたと思っている・・・・・。

  設立当時の時からの事をつらつらと思い出すと何か、とても不思議な感動をおぼえる。ビジネスでも義務でも何でもない。かっちゃんこと小林カツ代ちゃんの「ねえ、私ね、合唱団をつくろうと思うのよ!動物たちのためにね!あなたも加わって!」という力強い声を聞いた、お花見の夜の事を思い出す。そして、5月。ちょうど今頃の季節か。「年末にディナーショーをします!」というかっちゃんの突然の発表に団員はただ、口をあんぐり~・・・・・。「えっ!?ディナーショー?」という状態であった。それから約半年。その年の終わりに恵比寿のウエスティンホテルでチャリティーディナーショーをしてしまった!!のである。各テレビ局も入って、席は満員で、これまでに感じたことのない熱気があった。
  月に3回の集中レッスン。今回は、モーツアルトの「フィガロの結婚」に挑戦する。勿論、オペラの一部ではあるが、今は譜読みに必死だ。"ぼんやりしていられないぞ"と脳細胞がパタパタパタパタと動き出していくのが分る。こんな必死な譜読みは、中学生、いや、高校の音楽の時間以来か。12月16日まで、あと半年となった。あの設立当時の感動の蓄積か。それらを間違いなく感じる。やはり継続とは強いものだ。力となっている、そう思う。
  人生にもしもがいえるなら・・・・・人生の晩年に、うつらうつらでもいい。周囲からなんだかんだと言われたとしても、その目的を目指しながら、頑張った気持ちと友の笑い声と歌声が聞こえれば、幸せなのかと思える。

ch12.その他 : ・・・・ぶれない

  出版不況が言われる中にあって、地道にそして躍進しているPHP総合研究所の代表取締役社長である江口克彦さんを囲んでの出版パーティーに参加した。PHP!PHP!とはいうが、何の略であるのか結構知らない方も多い。開会にあたり、ライターズバンク主宰の児玉進先生が「みなさん、お分かりですよね」と確認なさった。PHPとは、"Peace and Happiness through Prosperity"という英語の頭文字をとったもの。繁栄によって平和と幸福をとの意味。実に社会そして人類の原点だと思う。
  社長の江口さんは松下電器産業、現在のパナソニックに入社されてから、松下幸之助さんの元で23年間にわたり直接指導を受けられた。ただ上司が誰であった・・・・という事でなく、理念そのものを受け継がれたのだろう。お話しの中で、ちょっと信じられなかったが、あげられた企画全てに必ずきちんと「目」を通すということ。勿論、編集局長、各役員などを通過してではあるが、それにしても年間数千枚ものの企画書に社長が目を通すということは素晴らしいことだ。信じられないと思う、そんな自分の考え方を深く反省する。年間、数百もの講演会もこなして・・・・である。神業か。
  山本兼一さんの第140回直木賞受賞作「利休にたずねよ」の出版、そして超ベストセラーとなった、坂東眞理子さんの「女性の品格」など、売れるタイトルは江口さん自身が考えるとか。とかく、"出版はミズモノ"と言われることも多い中で、やはり江口社長率いる会社に、とても強い理念を感じる。
  最近はぶれた発言で迷走する政治家をはじめ、ぶれぶれのニツポン人も多いが、江口さんは""武士道協会〔塩川正十郎理事長〕の副理事長を務める・・・・というのも何故か納得!である。

「PHP総合研究所」
「利休にたずねよ」作者山本兼一さん インタビュー記事

   しかし・・・・オフの日、ちょっと家の電話になど出ると、そりゃぁ大変~大変~。「奥様ですか?」から始まっていろいろなセールスが始まる。〔こんな時は「奥様はお出かけでございます」というのが一番いいのだけれど〕。
  今、集中しているセールスは、太陽光発電。パネルをつけろのどうだこうだ、電気代節約のためのなんだかんだと・・・・・・。そんな時は決まって相手の方に言う。「すみません~今、エネルギー問題に関わっているんですが~・・・」と。勿論、仕事でかかわっているだけの事で、別段エネルギーの専門家でもない。ただ、それをいうと、それまで、あんなに立て板に水だったセールストークがダウン~というか、寧ろ、せかせかと電話を切ろうとしていく。おかしな話で「えっ?」という気持ちになる。
  一体、家庭の主婦を狙って、どんな営業トークをしていくつもりなのだろうか?。勉強不足なら、セールストークに気持ちよくのっかって、良い面しか見られず。後から何かあれば自分の理解不足をたなにあげて、わあわあわ騒ぐこととなる。テレビ番組も、もう丸ごと鵜呑みにしないようにして欲しい。だが、自宅の固定電話にかかってくる内容って・・・・・先方もきちんと理解なしに?セールスのマニュアル読んでだけとは何とも安直過ぎる~ね。

ch07.味 : 贈り上手

    かんどウイットの代表の尾花幸二さんは毎月一回、素適なお葉書を下さる。今月のテーマは「ギフトをしよう」。心をカタチにして相手に贈るということについて書かれてある。
  尾崎さんが花粉症で悩んでいるのを知ったある方から"にがり"が贈られてきた時、その心配りに本当に感動したそうだ。そしてまた、この度贈られて感動したという"景気回復ケーキ"。これは、元気きらきら本舗・近藤昌平さんがあみだしたもので、小渕首相の時に、かなりヒットしたケーキで、今再び、人気上昇中ということだ。
   今、まさに"景気回復!"とは商品名がなかなかいいね。

響き合う生活場面つくりの「かんどウイット」
元祖!景気回復ケーキ

ch12.その他 : 歴史の中で


   1912年4月に英国から米国に向かう北大西洋上で氷山に衝突し沈没した豪華客船「タイタニック号」。その客船に乗っていた最後の生存者であるミルビナ・ディーンさんが5月31日に死去したというニュースを読んだ。
  一家で米カンザス州に移住するために客船に乗った時、生後9週間だったそうだ。事故に遭った時、母親と兄と共に救命ボートに乗って一命を取り留めたものの父親は船と一緒に大西洋に沈む。勿論、事故の記憶はないだろうし。また父親の記憶はなかっただろう。
  何も知らずに育ち、その船に乗っていたことを聞かされたのが8歳の時だったということだが。97歳の生涯を終えられるまで、なんと数奇というのだろうか。一つの大きな歴史に関わった一人の避けられぬ最期というものか。


  今日は午後から打ち合わせで赤坂へ。乃木神社の前を通る。少し時間があったので・・・・ふとお参りをした。


  1912年といえば、7月の 明治天皇の死は国民に大きな衝撃を与えた。皇太子が皇位を継ぎ、元号が「大正」となった。そして9月の大葬のその日、乃木希典大将と夫人静子が殉死したのだ。日本国を大きく揺さぶる日だったのだ。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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