2006年2月アーカイブ

逃げ月が本当に逃げていく・・今日。

民主党がライブドア前社長・堀江容疑者が武部勤・自民党幹事長の二男への送金を指示したものと指摘した例のメールについて「本物ではない」と断定。前原代表が記者会見で国民や武部氏と二男に謝罪を表明した。
今日の午後、入院先から退院した永田議員。午後の記者会見で「信憑性について十分な調査が進まないまま質問に至った」と認めた上、国会の混乱を詫びて謝罪した。しかし、メールについて「偽物」との明言を避けた。
以前、彼は、メールの入手先について、ライブドア関係者とされる情報提供者から「フリーの記者」の仲介で入手したと説明している。党幹部に対しても「情報提供者に直接会い、銀行名や口座番号の情報を得ている」と伝えていた。しかし、今日、党幹部は「調査の結果、情報提供者に会ったという永田氏の説明はウソだと分かった」と言う。何をか況や。
何に対して、誰に対して謝罪したというのか?!
もう、いい。
こんな、醜態、なんとも後味の悪さの中。
清清しい、競い合ったアスリートたちが日常に戻ってきた。
「日本は金メダル1個!」というけれど、素晴らしいことじゃないか?
メダル争いでは、ドイツが1位に輝いたが、逞しいアスリートたちの神業にも見える才能と並大抵でない努力、力と技に拍手・拍手だ。

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ichiko : 新橋駅

   
   「ちょっと一杯~」とサラリーマンで有名な新橋駅は、時々非日常的なドラマを見せてくれる駅だ。私はこの駅に降りると、妙にそわそわする。予想もしない人と久しぶりに出会うことがあるからだ。そわそわしていても大概が相手から声をかけられる。
  「おっ!ひさしぶり・・・」とひさしぶりという音に特徴があるのだ。予想もしない、昔の職場の上司などと出会うと、本当に懐かしくなるものだ。

「わあ!お元気ですか?」
「見ての通りだよ」
えっ?見ての通り?・・・・変わりましたよねぇ。こんな時、私は時間の流れを再認識してしまうのだ。
 
「お前、昔とちっとも変わらないなあ。お化けか?」
「何をおっしゃいますかぁ。すっかり変わりましたよ。見ての通り、かなり太りましたし・・・・」

そんな、会話の後、「どこへ行くんだ?」「ちょっと打ち合わせに」と所謂、社交辞令の会話が交わされる。別に、お茶するわけでもなく、新橋というのに飲みにいくでもなく、ほんの2~3分の会話で別れる。本当に「久しぶり」に会ったというのにだ。次、どこで会えるかも分からずに、ほんの何分かの非日常が終わる。


つい、そわそわしてしまう新橋駅はなんとも不思議。
ちょっと歩けばすぐこは煌びやかな銀座の街。
昔は営業の接待でよく行った街。二次会、三次会とクライアントの足元もふらついて・・・・ハイヤーに乗せて「有難うございました」。
銀座の夜もすっかり更けていた。

あのクラブやバーのママたちは元気なのだろうか?女優を目指していたというあの彼女は今、どこでどうしているんだろう?あの店のマスター、今流行りのちょい悪オヤジか?


新橋駅前の光と喧騒の波の中を歩いていく。
闇の中に、自信満々で、ちょっと小生意気な30代の私の姿が映る。自信満々!でいるようで・・・実は何かを必死に探していた私が見える。
   

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  ライブドアが2004年9月期連結決算で、架空売り上げと自社株売却で約53億円を粉飾した疑いが強まったとして前社長の堀江貴文さん容疑者他4人が再逮捕された。上場廃止も秒読みか。「世界一を目指していたライブドアグループ」の崩壊の流れは加速することになるだろう。
 上場廃止が決まれば、翌日から「整理ポスト」に移され、一カ月後に上場廃止となる。株主は22万人。株式がすぐに無価値になることはなくとも投資家たちの損害は大きい。。
   売る気はないというものの、記者会見の席で「経営の視点が株価を上げることに集中していた」というライブドアの平松社長の社会的責任に対する意識の不足。
   そして、なんともみっともないのがねライブドアの所謂堀江メール。自ら爆弾宣言しておいて、なんとも窮地に立っている民主党。情報提供者のこともよく調べずにわきが甘いというしかない。探偵ごっこじやあるまいし・・・・。ブラックなジャーナリズムの世界は有象無象が蔓延っている。ここでも、ブラックな金が動いて、ほくそ笑んでいるいる人々がいる筈だ。一度発した言葉は消えない。でも、永田さんの辞職とかで終わるわけでもない。

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   今、次女は所謂「就活」に忙しい毎日だ。自分の時を思い出して見ると、やはり就職に躍起になったのは一部だった気がする。まあ、「賢妻賢母教育」を重視する女子大学であったからかもしれないが、みんな「なんとなく、よき伴侶を見つけ、幸せな結婚をして・・・」という風潮が強かったことは確かだ。私の二つ、三つしたの世代からは、就職率も高い。大学の卒業名簿を見れば一目瞭然。今は大半が就職する。
  
  「150もエントリーしている人もいるよ」と娘から聞いてびっくり。私は頭の中で会社名が整理できない。150社までいかなくとも、家の中は各企業からの会社案内書でいっぱいだ。簡単なものから、えっ!と驚くほど凄い案内書まである。

  ところで、数々のスターを輩出し続ける総合エンターテインメント企業であるホリプロが東京ビッグサイトで開いた2007年春卒業予定者向け合同会社説明会「リクナビLIVE」(主催・リクルート)の説明会には約1000人の学生が参加したらしい。エントリー数は10000を越すらしい。そこから採用されるのは僅か数名なのだ。でも、その数名だって、入社してはみたが、想像していた世界とは違う、そんなギャップにどれだけの若者ががんばっていくのだろうか?楽しみだ。例えば「タレントの付き人」というイメージが強いマネジャーであっても、実際は能動的にタレントの魅力を引き出すといった、それこそマネジメント力が問われる職種だ。営業戦略の立案、発掘、育成、売り込みと並大抵の仕事じゃない。

  そんな中で「今日、会場に来ていたのはたったの5人だった」とを娘が言う。結構、手広くチェーン店を展開している飲食産業だ。それぞれの飲食店名は有名だ。「へぇ~。5人?」と言いながら、彼女の横顔を見る。そんな声が聞こえたのか聞こえないのか、彼女は必死でエントリーシートをうめていく。
  いよいよ2007年問題で熱いまなざしが注がれている団塊世代たち、そして高齢者の労働力など、現象面だけでなく人が「働く」という意味について私はもう一度考えていた。

  

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 健全な生活を送って健康に気遣っても人は死ぬ。「その日」「その時」まで神のみぞ知る世界であるが、こんな最期にしたい・・・という希望はもてる。
  「宇宙の中で生まれ、そして星に還っていく」という、うたい文句のビジネスがアメリカで流行しているらしい。
 遺灰はアルミ製カプセルの中に入れられ、来月テキサス州で打ち上げられるロケット「ファルコンX」に米空軍の衛星とともに搭載され、その後、宇宙空間に散骨されるとか。料金は日本円で約11万円から62万円と、この開きは何なのか?
 このサービスに、テレビドラマ「スタートレック」シリーズで機関士スコット役を務めた俳優ジェームス・ドーハン、米国が有人宇宙飛行を目指した「マーキュリー計画」のゴードン・クーパー飛行士ら187人の遺族から申し込みを受けているらしい。アメリカ人ってやはりアメリカ人だなって思う。日本で、こんなビジネスはうけるのだろうか? ふっと、生前から「死んだときは海にまいてくれ」と言い残して、その時、家族で相模湾に散骨をした舅のことを思い出す。あの時だって、「えっ?」という親戚たちがいた。日本人はやはり土に還りたいと思う人が多いのだろうな。

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  「私はあまり肉は食べないんです」とその女性は言った。「えっ、じゃあ、馬刺しとかレバ刺しなんかは?」と聞いた瞬間、私はなんて事聞いちまったんだ・・・と後悔していた。凍り付いてた。彼女の表情がなんてこと!というふうに変わった。「たんぱく質は肉でなくても、魚や豆からも摂れますから」ときっぱり言われた。すぐさま、もう一人の女性が「でも、いい肉ならほんの少して゜もいいから食べて美味しい!と思うよねぇ」とうっとりと言った。彼女の言葉に、私はうんうんと頷いた。 時々は、いや出来ればいつも「美味しい肉」が食べたいのだ。特に、「安全」というキーワードも今は一番大切なことだ。


  2005年度のBSEの関連倒産がこの1月までの10ヶ月間で16件に達したらしい。2003年には一旦沈静化し、輸入禁止となった2004年からは焼き肉店などの飲食店の倒産が増加したものの、その後は再び沈静化の兆しがあった。再開されたばかりの米国産牛肉輸入が今年の1月に再び禁止されたことから、またも倒産件数が再び増加に向かうとも考えられる。安全な食を求める中で、政治と社会の脆弱さを考えてしまう。

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   昨夜は本当に寒い夜だった。隣りのお宅のご主人が亡くなられ、通夜に参列した。急なことだったようで、享年64歳と知り、本当にびっくりした。
 通夜会場に行くと、会社名が並び、合同葬となっていた。多くの弔問客にまじり、暫く待つ。
焼香のとき、少しだけ奥さんの姿を見た。犬の散歩の時によく、挨拶をかわす。我が家の犬が、そ知らぬふりをすると、奥さんは笑いながら「あら、冷たいのねぇ」という。私はいつもいつも「スミマセン、スミマセン」と繰り返すのだ。

  遺影を見つめ、泣きぬれている奥さん。放心。弔問客の顔さえ涙で見えないのだろう。若すぎる連れ合いの死。認めたくない事実。悲しみ、私は言葉がない。

  

  平成14年の今日2月14日。母が倒れて3日目。慌てて弟がニューヨークから帰国した13日。帰国した息子の姿に安心したのか、眠り続けた母は翌日の14日に静かに息をひきとった。享年69歳。母も若すぎた。
  人は大切なものを亡くしたときに、初めて全神経でその「現実」を受け止める。日々、いろんなことを一生懸命に考えていても、その「瞬間」まで決して分からないのだ。父親が逝ったあの日の真夜中も、そして母が逝ったその日も、瞬間まで現実は認めたくなかった。
  この時期になると思い出すその時の一分一分。そんな時の堆積。何も出来ない無力を感じながら、待合室で待ち続けたあの日。急に倒れたという知らせをききつけて、次々と病院に駆けつける親戚、友人、知人。「来たよ」という目だけの合図。私はこの時ほど自分の無力を感じたことはなかった。
   足の痛みも、背中の痛みも全ての痛みから解放された母は、本当に少女のように、透き通った美しい寝顔だった。みんなが声をかけ続けた。弟は母の傍らで手をずっと握り続けていた。


  そして、2月14日。
「これ以上・・・・・脳圧があがってしまいます・・・・」と主治医が呟く。
「先生、お願いします」
延命のための器具が静かに取り外された。
「お母さん、がんばったね」と弟の声。
私は少し前から父が、母の直ぐ近くに来ていることが分かった。「お父さん、よろしくね」と心の中で言う。


  神に召された母の病室から見える空は青く青く晴れ渡っていた。それから毎年毎年、人々がチョコを受け渡しに活気づくこの日。私はあの日の青空と冷たい空気と胸の中で熱いものかパンと弾けた感覚を思い出すのだ。

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  食育基本法が平成17年7月に施行されてから、いろいろなメディアで「食育」が取り上げられるようになっている。何か仕込めるぞと、相変わらずの陳腐な「癖」が出て、6月ごろから胸をときめかしていた。
 二十一世紀における我が国の発展のためには、子どもたちが健全な心と身体を培い、未来や国際社会に向かって羽ばたくことができるようにするとともに、すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにすることが大切である・・・・条文を読んでいると、「食」って一体何なんだと思うようになってくる。

  この季節。春風のにおいがする。ふきのとう、タラノ芽、せり・・・大好きなものが勢揃い季節がやってきた。小学生の頃、母親の実家に遊びに行くと、川の土手には土筆が顔を出して、灰汁をとってたいた。せりのおひたし、ふきのとうの天ぷら。当時はそんなにおいしいなんて全く感じなかったものが、今では本当においしいと感じる。私の「春」の味覚の原風景だ。


  「食育」とは、難しいことじゃない。子供に「おいしいね!」と感じさせる日々繰り返されることなのだ。
  それぞれの人が生まれて育った間に感じた懐かしい味がある。今、編集している『ありか』という情報誌に毎月「おふくろの味」というコラムを各界の方に執筆してもらっているが、毎回「メニューが重なったらどうしよう・・・」と思いながらも、毎月本当に楽しいコラムが出来上がる。巨大おむすび、甘いたまご焼き、栗ご飯・・・・と「味覚」の原風景だ。甘いたまご焼きも、ちよっと焦げてしまったことも、みんな丸ごとおいしい、懐かしい「おふくろの味」なのだ。
   

  「昔、おふくろが作ってくれたつみれ汁。新鮮なイワシだったんだなぁ。今でも食いたいと思う」と友人が懐かしそうに思い出しながらいう姿を見ると、聞いているこちらも嬉しくなってしまう。いいもんだ、おふくろの味。そんな「あれ、うまかったなあ」という小さな日々の感動が、子供の舌を、思い出を作っていくのだ。
  高級食材でなくてもいい。子供の成長を考えながら作る、素朴な料理でいい。子供が「おいしい」と感じることは、生きている限り、ずっと続いていく。たとえ、料理が得意でなくても、「お母さん、これおいしいね」という味を作ってあげよう。子供の舌は素直に覚えていく。

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  日本の製造業の見直しをとは良く言われているが、技術力はやはり凄い!。


  ICタグのまさに頭脳といえる世界最小のICチップの試作に日立製作所中央研究所が成功した。生産地・生産そして出荷日などの情報を入力して商品に張り付ける電子荷札の価格が大幅に引き下げられる技術だ。サンフランシスコで開幕する「国際固体素子回路会議(ISSCC)」で発表される。
 試作したICチップは0.15ミリメートル角で厚さは7.5マイクロメートル。これまでに開発された最小の製品と比較すると面積は4分の1、厚さは8分の1になる。 実用化まで数年以内ということだが、流通・物流は一気に進化するだろう。
今、ICタグの1枚当たりの価格は数円といわれるが生産性の向上で1円を切って銭単位になれば、スーパーなどでもICタグの採用がますます進んでいくだろう。価格競争が激しい流通の中で、さてさて消費者の目はますます厳しいチェックをするようになる。面白くなってくる。
 
  金まみれの話が多い中で、コツコツと知恵と努力と惜しまない、こんな話は本当に嬉しい。

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   新宿の高層ビルのある喫茶ルームで仕事の打ち合わせをしていた。よく晴れて青い空が気持ちが良い。
  「昔ねえ、テーブルの横に一台ずつ電話があった喫茶店があったのを知っている?」と彼女が言う。「昔?」「そうそう昭和40年ごろかしら」と。「古っ!」と笑いあう。

  いやいや、この数年で仕事の仕方が完全に変わったのだ。例えば、取材をし、原稿を書いてそして印刷所へ持っていき・・・ゲラ刷りができて、校正をして・・・・。
先輩の記者の記事の仕上がりが遅い場合は、何回も行ったり来たり・・・。膨大な仕事量を必死にこなしてきた時代があった。
調べ物だって、今は簡単にインターネット検索をするではないか。百科事典や辞書・事典などひかない、いやもうひけない世代もいるのだろう。どう調べたら、誰に聞いたら、誰を訪ねたら・・・そんなヒントや人脈に辿り着くことさえ大変な時代があった。
  思い出すと本当にふふっと笑ってしまいそうだけど、ファックスが導入されたあの日は、みんなで手をたたいてとびはねた。「すっ!すごい」といいながら。そして、本当に先方に原稿が届いているのか、確認の電話までした。電子メールが始まった頃だって、「届いた?」と電話で確認をしたことがある。
  
  今や、喫茶ルームにいる殆どの人がそれぞれののスーツのポケットにまたカバンやバッグの中に電話を持っている筈だ。喫茶店で「お客様の中に~さまいらっしゃいますかぁ?」という呼び出しやもホテルのロビーに「~さま」という札を持ってベルを鳴らしながら歩くホテルマンの姿さえ、最近は皆無だ。静かにみんなが携帯メールで黙々とコミュニケートしているからだ。
   会社に戻っても昔のように、デスクの上を埋め尽くす「伝言メモ」は殆どない。何日も留守をしていた時などは、メモ用紙がカーテンのようにデスクに垂れ下がったいた。今は静かにパソコンでメール確認をするだけ。返信もRe ですんでしまう。

   だからこそ、企業での内部告発なども静かにメールで行われる。ある日、いとも容易く告発できるのだ。ライブドア事件にしても、東横イン事件にしても、ある日、一通のメールで悪事はさらけ出される。性善説にしろ性悪説にしろ、便利な世の中を人間は生きている。最終判断はその人間の心の中の「基準」でジャジされる。そして、いとも簡単に。昔々はすごーい怪文書なるものが密かにまわった時代もあった。何とも、おどろおどろしい・・・

 帰り道、電車の中に携帯電話の広告が目に入った。

何回話しても何時間話しても話したりない
もう二時間も話してるね
あなたの一番好きなあの人と
思う存分メールと通話し放題

そうか・・・ひと月315円で済むんだ。毎日毎日話して話して・・・・・二人の会話はいつまで続くのだろうか?会って話して話してみれば?。お互いが携帯がなく、待ち合わせに相手が遅れた、来なかった・・・そんな時に君たちはどうする?気持ちの「揺れ」さえ分からないだろうね。
会った時に、いつでも話せる、そんな考え方はやめて、たまには本当の気持ちを相手の目を見て話してみようよ。それぞれが携帯電話を持っていなかった時代の恋はもっと真剣だったよね。

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    「吉田さん、あなたの一生のラッキーストーンはアイオライトです」だと教えられた。私の誕生石は真珠。アイオライトという石の名前は、初めて聞いた。行きつけの店で「アイオライト」について聞いてみた。店主は「色が変わるんですよ、楽しいかも知れませんね」と言う。結晶の中で、方向によって違った色を持っているそうだ。一方からはほとんどサファイヤのような紫青色。他方からは水のようにクリアーな色で、上から見るとハニーイエローに見えるようだ。アイオライトの名前は、ギリシャ語のiosからきていて紫を意味するとか。正しくカットされた時に、魅惑的なパープルブルーに輝くそうだ。いつも毅然と、自己主張してしっかりと煌いているダイヤモンドとも違った魅力があるのだなあと思う。

   女性は宝石を身につけるとき、いろいろなことを思う。例えば、いろんな感情があっても、くっとしまい込み、潔く過ごしたい時、私は誕生石の真珠をつける。冠婚葬祭のときとは異なり、何かその時は一瞬の勝負をする時だ。よく、勝負服とか言って、派手なスーツで身を包む人もいるが、私は「勝負」の時は「真珠」をつける。


  しかし、誕生石とは違う、一生のラッキーストーンに出会った。エリクソンと他の有名な探険家が陸地から遠く離れた大西洋に行ったとき、彼らの位置を決定する秘密の宝石の「アイオライト」。バイキング水夫は、世界で初めて偏光フィルターとしてアイオライトの薄い小片を使った。アイオライトのレンズを通して見ると、太陽の正確な位置が決められ、新しい世界への安全な航海が出来たということだ。
   何か、現在の自分の生き方の示唆をしてくれているように思えた。正確な位置と安全なな航海・・・・なるほど!。荒波をこえていくには、必要なんだね。

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プロフィール

ichiko.tv

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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