2008年10月アーカイブ

社会問題 : 休園の理由


  急に寒くなってきた。秋深まるというのだろうか・・・・

  しかし、関東地方を中心に保育園などの運営している「エムケイグループ」が資金繰りの悪化を理由に系列の保育園など約30カ所が11月から休園になるということが31日に分かった。 資金繰りの悪化で保育士らの給与が支払えなくなっている、そして29日から?社長とは連絡が取れなくなっていると副社長という人がテレビの取材で話している。
  「ハッピースマイル」東中野駅前園は、9月1日に東京都が認証保育所に認めたばかり。石原東京都知事が保護者への説明もなしに経営者の一方的な都合による突然の閉鎖について「論外!」と怒り心頭。しかし、保護者にとっては寝耳に水の話し。設立の時の"評価"が完全に勘違いしていたんじゃないの?って言いたい。
  しかし、あらためて、ホームページをみれば、立派?な沿革。そして「女性の社会進出が活発になってきている現在において私達は保育園を通じて、出産後の「お母さん」を応援する企業です。現在は仕事をする為にお子さんを預けるニーズを肌で感じています。」と立派な社長の言葉。上っ面にしか聞こえない。
  経営破綻と簡単にいうけれど、何がどう間違ったのか?一体いつから、何故?その理由を明らかに、社長は潔く出てきて、説明をして責任をとるべき。給与の遅延も大変なことだし、勿論、保護者も辛い。しかし、毎日、楽しく過ごしていた園児たちがなんとも可愛そうでしようがない。


ch07.味 : バームクーヘン

  お土産にお菓子をいただくことがあるが、「これは~」というようないろいろな価値がある。例えば、あの"ドーナッツ"のように、何時間も並んで皆さん買われている。今回もねんりん家というところのバームクーヘンを頂いた。たまごとバターの香りがたつ美味しさ・・・と言っても「はぁ・・・」で、大変申し訳ない態度をとってしまった・・・・・。銀座や池袋にも出店。大丸東京店も長蛇の列だ。材料が細かく表示されている上、カロリー表示もある。なんとも愛おしいお菓子に見えた。美味しいお茶のひとときに"年輪"を感じながら味わうことにしよう。
「ねんりん家」

ch11.経済 : 生き残る


   日銀展望ではは景気回復が2010年というけれど、世界的な金融危機の影響がいたるところ影響を与えている。えっと驚くことばかりだ。あんなに好調だった日本郵船など海運大手の業績も悪化している現状。
  神奈川県や東京都を中心に寿司店や焼き肉店などを展開するびっくり本舗が東京地裁に民事再生法の適用を申請、保全命令を受けていた。最初にこの店舗に行った時はまさに「びっくり」という名前にびっくりしたものだが。しかし、破綻の原因は岡山市の回転すしチェーン「マリンポリス」に対するTOBなど、M&Aや新規出店による資金繰り悪化だという。ただ主要事業は今後、飲食店の運営支援を手掛けるTRNコーポレーションの子会社に譲渡するらしいが、設立してやく25年か・・・・つくづく売り上げがよくなってきた時の会社の姿勢というか、避けられない世界的な経済悪化など、考えさせられることが多い。
しかし、仕事とは・・・・考えれば考えるほど、不安要素ばかりだ。「何故?こんな景気の時に?」などと問われたとしても、怖さを感じ、もし、一歩も踏み出さなければ、人も事も永遠に動かない。生き残るためには兎に角、逞しくなくてはならない。ああ、自分は大海に漂う一葉。本当に小さな世界でも実感そして実感の日々である。


  コーヒー好きの私は、外出先でよく珈琲店に入る。例えば、大手コーヒー店チェーンの中でもドトールは「煙い・・・」というイメージが強く強く焼きついてしまっている・・・・・。やはり禁煙のスターバックスのFC店は安心なのだけれど、これまた、嗜好というか、そうなるとタリーズコーヒージャパンのコーヒーが好きなのだ。ここは伊藤園の傘下に入って何か資金力を強化したこともあるのか?何か店やスタッフに元気を感じるのだ。
  平成元年にあーんなに吸っていたタバコをやめてからは兎に角、タバコがいやで・・・。打ち合わせの時はどこかそういうシーンですとばかり女優のように割り切っている。しかし、プライベートではやはりどんなシーンでも禁煙がいい。まあコーヒー店やバーなどでは寛大でいられる?が鮨屋での女性の香水とヘビースモーカーの男だけは本当にごめんなのだ・・・・・紫煙をくゆらしながら物思いにふける・・・・物憂げで格好も良かったかも知れない。そんな昔もあったが今ではそんなことをしていたら「吉田さん?どこか具合でも悪いんですか?」と言われるのがおち。そんなものだ。


  ところで日本たばこ産業が2008年の全国たばこ喫煙者率調査の結果によると成人の喫煙の割合が前年に比較すると0.3ポイント減の25.7%となんと13年連続で過去最低となったという。特に男性の喫煙者率が0.7ポイント減の39.5%。この数字は調査を開始した1965年以降、初めて40%を割り込んだものだ。そして女性が0.2ポイント増の12.9%であるが、まあ、これから何を読み取るか?ということ。しかし、禁煙したものからいえば、やはり「良かった」と言える。特に良かったのは「美肌」を保つ事。これは絶必条件だと思うけど。

ch10.生活 : 楽しい服作り

  仕事は何を?と問われる最近は困ってしまうことがある。一応?出版プロデュースということで会社を設立したのだが最近は様々なプロデュースにかかわっているのが実態。実はドレス(特に女性であるが)のプロデュースというか、アイデア提案、デザイン・・・ということもしている。勿論、全てを自分がしているわけではない。舞台衣装を多くつくっているソライロヤの藤岡美知子さんと一緒に仕事をしている。ドレスづくりは小学生の時に夢見ていたことでもありなかなか楽しいことだ。
  昨日は結婚カウンセラーでアドバイザーの志田篤美さんのパーティードレスの提案、そして採寸をはじめ細かい打ち合わせをしていた。講演会、パーティー、セミナー、イベントなど仕事で"勝負服"が必要な女性たちの衣装づくり、それを着ることによって一番何を訴えたいか?というのがテーマになっている。つまり一番自分が何をアピールしたいのかがポイントとなってくる。そして何よりも「嬉しい!リーズナブル」であるという私自身の"信念"も反映している。
  志田さんは、機能的であり且つふわ~っと(ここが難しい!)華やかなロングドレスご注文。「こんな感じ!キャアー~下手でゴメンなさーい」と志田さんがご自分で"理想"のドレスの絵を描く。まあ、下手でも上手でも自分の夢の絵を描いていただくのがミソ。「ハハハ」とふたりで笑いながら、ここはどうする?どうしたい?と話しあい、次にデザイナーの藤岡美知子さんと細かく詰めていく。採寸をしながらそして布のサンプルをあわせながら次々と具体的に形が決まっていく。そこまで行くともう完成間近なトレスが映像で見えてくる。
  仕事をする女性がより輝いて見える服作りというのも、またひとつ私の仕事に加わった。
ソライロヤの藤岡さんの仕事はコチラ

ch12.その他 : 幸運と不運

   事実は小説より奇なり・・・という言葉があるが、今、テレビや新聞紙面をにぎわせている宝くじ殺人事件。こんなことが実際にあるのだなあと思う。本当に2億円が当選した人がいるんだなあということ。今まで、何度も宝くじを買ってもなーにもない自分としては、こうした人は一体、どんな運命なんだろう?と思ってしまう。幸運だなあ!と思っていた。どこかのご住職も高額が当選された時、あれよあれよと噂が広まって、あちらこちらから借金の申し込みがあったとテレビで話していた。あまりに借金の申し込みが多いので?自分の住む地域医療の為に使うことにしたという。

  しかし、今回の事件で、被害者が交際していたという殺人容疑で逮捕された男性の「金の使い道でもめた」という供述はなんとも空しい・・・・複数の金融口座を開設して金の出所を隠すためのマネーロンダリングをしていた可能性もあると新聞には書いてはあるが、その使い道も消費者金融への借金返済や、スナックのママだとか親しい女性へだとか、結局は我欲。
  2億円をコツコツ貯めていくのは本当に大変なことであるが、使うことはいとも容易い。一般的な会社員の生涯年収は約3億円。生涯かかって稼ぎだすお金に近い数字を一瞬に手に入れれば、尋常でなくなるかも知れない。煩悩だらけの人間は1億円、100億円、1兆円・・・・よく分からないが、人は尋常でない金額を容易く手に入れたら、いくらあっても満足できなくなるのかも知れない。
  しかし、被害者となった女性。こんな男性に宝くじが当選したことを話したことが、結局は命を失うほどの不幸の始まりだったのか・・・。余りに悲しすぎる。やはり不運としかいいようがない。

ch10.生活 : 手紙

  そろそろ年賀状の季節なのだろう・・・・いろいろな案内が届けられる。しかし、時間の経つのが早いなぁ。電子メールだとフォルダにシンプルに整理してしまうののだが、直筆のハガキや手紙を整理していてハッとした。なんとも毛筆のものが多いことか。それも男性のものが殆ど。そんなに気にしないで一年が終わろうとしているわけで。気がついてよかったというか、妙に嬉しくなった。文字が達筆だとかそんな事は関係なく、やはり、お知らせの手紙であろうと和紙に毛筆の手紙は大切に保存しておきたい気持ちになるものだ。


  世界的な金融危機だ。「マンション投売り!」なんて新聞の見出しからも分かるように不動産の不況は酷い状態なのだ。大企業だって合併していくことでパイが減少していく。決して活性化でもない。
そして地方経済もまた、この不況をあおり疲弊している。全国の企業は約420万社。このうち、大企業と言われるものはどのくらいだと思われるだろうか?ほんの1%。残りり99%は中小企業なのである。しかし、この20年間で約110万社が減少しているということを聞いた。あのバブル前の1986年をピークに減少している。平均で15万社の新規開業に対して不況のあおり、また後継者難が原因で20万社以上が廃業となっているという。昨年の夏頃からの景気後退。毎年1万社の倒産というのが現実なのだ。
  しかし、この不況の荒波に翻弄されているのが多くの地方銀行。かなりの苦境の中で今後、特に中小企業向け融資では「貸し渋り」を招くことも考えられる。日本の活力を失うということは日本経済全体を蝕みかねない状態であるのだ。こうして地銀が融資を絞り込めば、地域経済が麻痺する。資金繰り難の企業の倒産が増えることは銀行の業績悪化を招き、負の連鎖に陥っていくわけだ
  日本の企業の大部分を占める中小企業のオーナーは「資金繰りが苦しい」ことを考えている。勿論、景気のいい企業もあるがそれは本当に一部である。疲弊していては本当に日本の元気が失われる。今月から改正された信用保険法や発足した日本政策金融公庫の情報など、少しでも中小企業の賦活に役立つ情報もある。そんな情報も知らずにね資金繰りに追われ、そしてうまくいかなければ、いやでも倒産という危機に直面せざるを得ないのた。日本の血流でもある中賞企業に対して、何をどうして行けば血流がうまく流れていくのかを考えていかないとならない。


    最近は「昔はここにあったのに・・・・」というシーンにぶつかる。カレー屋さんだ、ピッツァ屋さんがあったはずだと言い、友人は目をくるくるくるくる・・・・。しかし、もうそこには「ない」のだ。
   中谷彰宏さんのめるまがで、パープル@AN-Jさんが、昔、駿台の予備校生だった時に通った御茶ノ水駅周辺の事を書いていた。30年前の話しとか・・・・随分前だなぁ。微妙に違ってきた街だという。当時、清水の舞台から飛び降りる感じで入った和食屋さんがもうなくなっているのでいつも行っていたカレー屋さんを探したらそこはカレー屋さんではあるけれど前のカレー屋さんではなくなってしまっているという。ほとんど姿が変わっていない街なのに、 ピンポイントで違う街というのは、奇妙な体験、まるでプチ浦島の気分だとしめていた。
  しかし、本当に街の変化は嬉しいようでまた哀しいものだ。今日は、昔々4~5人も入れば満杯のカウンターのBARが農家直送!とか看板がある店になっているのを発見してただ、あんぐり・・・・。カウンターのマスターの横顔を思い出してみた。
  お台場に一日いたが、ふと、昔、ドコモがポケベルを発売した時に、「お台場情報」をポケベルに一日に何回も流す仕事をした日を思い出していた。お台場で、私もプチ浦島の気分だ。
  ポケベルって何だたったけ?と思い出してみる。父が入院生活をしていた時は確か、ポケベルで担当医やケアマネージャーと連絡を取っていた・・・・・母が入院していた時は既に、携帯電話だった。ポケベルってあったよね・・・・と思い出してみた。昔昔とはいうけれど、そんな昔でもないと思いながら・・・・・・

 


  今や、日常生活の中で当たり前に使っている電子メールだが、これが手書きの文書に比べて嘘をつく傾向が約1.5倍となるという記事を読んだ。、これはペンシルベニア州の米リーハイ大の実験でわかったことで米経営管理学会で発表された。ネット社会で起こりやすい相互不信の現象を探るために実験をしたらしい。
  今回の実験によれば、 架空の賞金の分け方を電子メールまたはペンと紙で行ったということだが、分け方で嘘をつく大学院生が多く、特に電子メールの場合の確率が92%。ペンと紙の場合の64%だったというものだが、実験での母数が少ないことと、院生でなくてもやはりこうした結果がでるのじゃないか?と思った。しかし、テーマの「賞金の分け前」というのも??である。手書きの文章はあとから責任が問われるものに感じるらしい。これが結果だ。


   ところでパソコンでも携帯でも、確かに、文字を打つだけの行為は何か手書きとは異なる。キーを打ってはいるものの、何か「自分」であり「自分」ではないような感覚か・・・・。簡単に感情の爆発、悪口雑言をうちっ放すヒトもいる。
  これまでに直筆の手紙で憤るほどの腹がたった経験はあまりないが、電子メールでは頭がババーッと焦げそうになるくらい腹がたった経験は多数ある。書き手は決して悪意はないものの、多分その人ではなくなっている感じがする。本音が出ているのか?と考えたこともあるが、やはり一言コミュニケーション下手さが如実に出てしまうのがメール。だから。メールで感動するほどの文が書けるのは手書きも同様だ。文はひとなり。
  まあ、できる限り手書きのシーンも生活の中に取り入れると良い。忘れ去っていきそうなもののを思い出させてくれる。

 

ch05.エンタテイメント : 『容疑者Xの献身』を観た

   
  先般、『容疑者Xの献身』を観た。隣りの席に中学生とおぼしき男子二人がいなければ・・・・多分号泣していたかも。
  天才物理学者湯川シリーズ「探偵ガリレオ」「予知夢」をドラマ化し、高視聴率を記録した「ガリレオ」。第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞に輝いた東野圭吾さんの名作だ。
  湯川教授役の福山雅治は実にドンピシャ適役なのだ、湯川教授と大学の同期生でこれまた天才数学者の石神哲哉役の堤真一は本当にいい味をだしている。いわば隠れた主役!!
  お互いに天才と言われるほどり能力がありながら、かたや大学で新進気鋭の学者として実績を上げていき、かたや親の介護とそして自分の数学の授業を理解してくれる生徒もいない高校教師となり、日々の生活に草臥れ果てた男。そんな時、数年も経って出会って「お前は天才」だの「親友だ」とかいろいろ言われても、その「差」はあまりにも辛すぎるのだ。残酷すぎる。しかし、その「差」の辛さを観ているこちらにもズキンズキンと伝わるほど、堤真一という役者の存在感は大きい。
  天才と言われるほどの才能なのに、好きになった女性があのレベルと言う人もいるけれど、人の安らぎとはそんなものだ。それが分かるのは多分ね、大人。まあ・・・・中学生には分からないよね。スクリーンでは花岡靖子役を松雪泰子が美しく演じていたけれど・・・・。
  ストーリーは『実に面白い』。そして草臥れた靖子の部屋のインテリア、石神の部屋の本棚や小物の扱いはうまい。湯川が訪ねた時、何もないけれと出したカニ缶?も一体、どーしたの?賞味期限は?という感じ・・・。衣装や小物の扱いだけ見ていても面白い映画であったが、山の事を少しは知るものとしては、あの湯川と石神の冬山はあまりにも嘘くさい・・・・。それにあの山小屋も嘘くさ過ぎる。誰かの山小屋?別荘?という感じです。なんとか、山のシーンだけは別の展開がなかったのかな?と思いました。

  しかし、石神の深い絶望と、湯川が親友の絶望感を知った時の震えるほどの悲しみに天才という能力があってもどうしようもない感情に私は号泣しそうであったのだ・・・・
映画『容疑者Xの献身』はコチラ

ch01.政治 : やはり、軽率

  「日本は単一民族」「成田はゴネ得」などなど・・・・失言の連発で辞任することのなった中山成彬国土交通大臣。いつも?口をへの字にしたような表情をテレビで見る度に自分の意にあわぬものは全て認めず!という、この方本来の姿である事が最近はよく分かる。確かに、「そうだ、そうだ」と中山さんの意見に賛成する人々もいるとは思うが、先ず、国民のための公正な行政に拘わるべく国家公務員としてはやはりまずい。議会にも不適当なのである。
  しかし、こうした断定的ものいいをする人はその毒が時として魅力にもなる。この感覚は凄くわかるのだ。宮崎県の地元の人々も頼もしく見えたときもあるだろうが・・・・・。
  「中山大臣の奥さんは前拉致問題担当相の中山恭子さんって本当ですか?なんてお気の毒」なんて事を言う人もどこか、おかしい気がする。中山恭子さんは某雑誌であったか?「本人にまかせます」と、多分毅然と仰ったのだろう。 マスコミが捉えるのはやはり一部分。長年連れ添った夫婦にしか分からない世界もあるだろうし。だが、今回の「迷走」と言われている中山さんの行動などなど、やはり東国原宮崎県知事をはじめ、その軽率さは人を傷つけることをしたものだと思う。

 


   人間なんて・・・・叩けば埃のひとつやふたつでてくるものだ・・・・と思っている。しかし、日本相撲協会と、「週刊現代」発行元の講談社の間で起こっていることはなんともドロドロ状態。
  16日には元横綱北の湖が八百長疑惑を伝える記事で名誉を傷つけられたとして損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟の口頭弁論が東京地裁で行われた。しかし講談社側証人として尋問が予定されていた貴ノ花の元妻・藤田憲子さんは出廷しなかったというではないか。
  だが・・・・・記事への情報源が貴ノ花の元夫人・藤田憲子さんであることらしいし「夫の貴ノ花が1975年の春場所で八百長をした。対価としての400万円を用意してくれと言って、お金は銀行でおろした」とか「次男の初優勝の時も八百長だった」との主張もしたという藤田憲子さん。何故?今頃に?と思うし、こうした主張をすることで今後、どんな展開になることを予想しているのか?そして真実は一体何?という感じしかない。
  何れにしてもどちらかが「嘘」をついているわけで、きっと「何か」を守るために「嘘」はつき続けるかも知れない。そんなものだ。証拠は出にくいだろうし、たとえお金が流れたとしても政治家の灰色の金の流れであれば特捜がはいるものの、こうしたことはあくまでも民事。決着は難しいだろう。しかし、マスコミは連日一挙手一投足をああだこうだと報告しているが、相撲をこよなく愛する日本人が多いというのに・・・・こうしたことの数々は実に哀しいことである。全く!取組が全て八百長にも見えてしまうよ。

ch12.その他 : 間違い電話の主たち


    時折、携帯に登録していないナンバーが表示されることがある。1度の場合はこちらからかけ直す事もあまりしないのだが、何度もそのナンバーが表示される場合は、「もしかしたら登録し忘れた方からか?」と思い、かけ直す事もある。
  数ヶ月前の事、夜半に3回ほどのナンバー表示と留守電が入っていた。「今、何をしているのかなぁ?」と。その留守電の声はわりと年配・・・というよりかなり高齢と思える男性の声だった。知り合いの方でもない。そして、その後も留守電が何度も入るので、きっと携帯電話の番号を間違って記憶されているのではないかと、とても気の毒に思い、こちらからかけ直した。「多分、番号をお間違えだと思いますが?」と相手に確認した。その方はビックリした声で「ああぁぁぁ・・・どうもすみません。本当に申し訳ありません・・・・」と謝られた。
   それで終わりか・・・・と思った。しかし、再び、その"間違い電話"とアドレス一時的に登録していたナンバーが入り始めた。

  だいぶ前の話だが・・・・昔、ナンバーディスプレイをとりいれていない時のことなのだが、自宅の固定電話に何度も何度も留守電が入ることがあった。電話の向こうでは懇願するような年配の女性の声で「まさおー!まさおー!時々は帰ってきておくれよ~。」「まさおー!電話を頂戴よ~」「まさおー!そこにいるのは分かっているんだからーっ!まさおー!」というものだった。多分、その女性は電話番号を間違ってメモしているのだろうと思った。声の感じからいえば、結構な年配者か。"まさお"という男性はなかなか家にも帰らないし電話もしてこないのだろう。「そこにいるのは分かっている」という言葉には留守電の声は気迫を感じた。暫くして、その電話はかからなくなった。正しい電話番号が判明したか、またはまさおが帰ってきたのだろう?と思った。


  夜半の、あの高齢とも思える男性からの「間違い電話」。たまたまいつも移動中とか打ち合わせ中でかけられている時はとれない電話であるのだが、次は丁重に「間違いですよ」と伝えてあげよう。着信拒否に設定をするのは簡単なことだから・・・・と思った。、

ch12.その他 : "人財育成"への熱き思い

   常日頃から、いろいろな「ご縁」に感謝をしないとならないと思って仕事をしているのだが、昨日は本当に嬉しかった!
  今、UBA BRAINSという企業と学生の産学合同ワークショップのプロデュースをしているのだが、この仕事の関連でメーンの長尾吉彦さんに株式会社就職課をご紹介した。長尾さんは三菱電機にいらした時、メルブレインズという学生と企業のコラボレーションを展開されてきて、大成功をおさめた方だ。当時のメンバーだった学生さんは、今やノリにノった40代。皆さんが社会で大活躍をしている。
  メルブレインズとして見事に巣立って各界で活躍している学生たちの姿をみるにつけ、三菱電機をやめられた後も「ああ!なんとも死ぬ前にもう一度、行動したいよ~」と仰っていた。「死ぬまでなんて、ハハハやめてくださいよ~」と言ってはみたものの、この社会を、日本の将来をになう人材の育成。そして日本の企業が活力を得て発展することに対する熱い思いは私も一緒であった。人材は人財であるからだ。
  
  そんな熱き思いは、ひょんなことで具体化していくことになった。本当に人生とは面白い!
  NPО法人 IT活用能力振興協会の志賀会長の、これまた滾るような熱き思いから UBA(universal business ability)総合研究所なるものをたちあげ、今、始動開始となったのだ。


   雨の降りしきる銀座。私は株式会社就職課のある銀座6丁目まで走っていた。この日はここが発行している「学生新聞」について少し、話を聞くつもりでいた。社長の内田雅章さんは全国を講演会で飛び回っていらっしゃるし、兎に角忙しい方だから、まず会うことは不可能?だと思っていた。ひとしきり、内田さんの秘書の増田さんいろいろ話しを訊いているうちに、増田さんが「ちょっと」といい席を立った。そして、暫くしてなんと内田社長がミーティングルームに顔を出した。「あらららら」と言いながら。実にラッキーなことであった。そして我々の資料をサっと見たところで「これこそ私がやりたかったこと!」と言う内田社長。それはほんの一瞬の出来事であった。
  そして内田社長が、著書をとりに席を一瞬、立った時、長尾さんが最高の笑顔で私の肩を"やったね!"とばかりボーンと叩いた。私も"わぁ!やったね!"という嬉しさを久しぶりに感じた。まさに人脈とはつくるものでなく、出来るものだということを感じた。

  「是非!協力してやっていきましょう!」という内田社長の力強い言葉を聞き、打ち合わせが終了した。こんなにも嬉しいことがあるんだなぁと思い、私たちは外にでた。次の打ち合わせ場所であるフジテレビに急ぐ。雨がかなり降り出した。しかし雨がちっとも嫌ではない・・・・・ゆりかもめの中から窓の外を見ると夜景がキラキラ光って見えた。まるで宝石の様にも見えた。

株式会社就職課のホームページはこちら

ch11.経済 : 不安定

  週明け13日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均の急反発。14日の東京株式市場は、日経平均株価も上昇して取引が始まった。しかし、この変動は、なんとも不安定な感覚だ。不安も過ぎる。
  朧な記憶も多いのだが1989年の年末、日経平均株価が、まさに4万円に迫ろうとしていたことがあった。そして年があけて半分に落ちこんだ。日本中が狂乱した・・・なんかあの頃の不安な記憶が甦る。
  
  やはり、今、何かが変だ!。気をつけないと。不安定感覚で生活の感覚が狂うと本当に人は冷静でいられなくなる。こんなご時世だからこそ、「自分はしっかりとしている」と思うものだが、例えば銀行員からの忠告があったにもかかわらず未だ振り込め詐欺の被害は止まらない。その上、制止を振り切る際に客が銀行員に負傷させるケースもあるというから信じられない。多分、本人は熱くなっていて「何をするんだっ!私は正しい」という思い込みというものなのだろう。今月15日には「被害ゼロの日」として警察官を大量動員し利用者への注意喚起を強めるというけれど。
  しかし被害にあった人の調査では全員が振り込め詐欺を知っていたということで、では何故?と思うが「自分が被害者になるという認識が無かった」というもの。この「まさか、自分が」という感覚が実に怖いことなのだ。随分前だが、朝の慌しい時間に私自身もその詐欺に一瞬、騙されそうになったことがある。うまいシナリオだった。よくいろいろな事情が分かっているものだとつくづく思う。要はツボをとらえているのだ。話しを聞きながら、「いや、違う、変だ」と思いながらも「もしかして・・・・」と思う。この「もしかして」が怖い。身震いするほど。「やはり変だ」という確信と、たまたま携帯電話が別にありメールをして返事をもらうという裏づけがあったからこそ難を逃れた。
  景気悪化で、「まさか」という企業の倒産も不安で一杯になるものだ。そんな不安な時期にはワルが蔓延るものだ。またワルが時としてワルらしくないところがまた怖い。



   10月1日から資源とゴミの出し方が変わり、、いつも、エコ生活を意識して!と思っているのだが、これまでの習慣というかインプットされた実にシンプルなゴミだしの日がなかなか頭の中で変更出来ないでいた。
   10月に入って2週間ほど経過しているが未だ収集日を以前のまま、出している家庭も多い。土曜日の朝など新聞だダンボールだの、トレイだとまだまだ大混乱状態が続いている。回覧板できちんと回ったようだが、しっかりと読んでいなかった・・・・
  あまりに分類が複雑(そう感じるのは私だけだろうか・・・・)なので、当初は混乱した。そこで、カレンダーに資源・ゴミだしの日が分かりやすいように色別のシールをはりだした。出来上がると分かりやすい。そして、ゴミとなる瞬間?に「これはゴミか資源か」とすぐ分類しながら捨てることにした。しかし特に、ドレッシングやジュースやタレだのと、食品の容器の複雑なことよ・・・・・とほほ。頭の中は資源かゴミか?の繰り返しだ。

  ところで、。「特大」「大盛り」といった食のメガブームの一方の昨今だが、通常のわずか7分の1の量で、温めなくても食べられる江崎グリコの「ちょい食べ」シリーズ"携帯レトルトカレー"が人気を呼んでいるそうだ。30グラムのカレーソースがスティックタイプということで、こうした小容量の利点は意外なほど多いらしい。
  この記事を読んで、このところの自分の生活をつくづく反省した。家族のライフスタイルは月日が経過すれば変化するものだ。頭ではわかっているつもりでも、長年の習慣というか、なれのようなもので、なかなか掴みきれずにいる。要はつくりすぎてしまうのだ。先般もシチューを作りすぎた。小分けにして冷凍保存しても、やはり作り立ての美味しさからは遠ざかる・・・・・そして必要のないほど買いすぎる傾向というかなんというか。保存癖というものか・・・・。
   今回の資源とゴミの出し方で、自分の生活態度も変化しつつある。一週間経ったあたりから、やはり意識はかなり変わり、徹底的に無駄を省くようになってきた。だからこそ、ドレッシングにしてもタレにしてもその都度、昔、ちゃんとしていたように、必要な分量をちょこっと手作りの習慣をまた始めてみるのも良いのかも知れない。

 

ch12.その他 : 教えしこと・・・とは


  島根大が、総合理工学部4年の男子学生が世界遺産の石見銀山遺跡の岩石を卒業論文研究の試料にしていたという発表を知ってどうにも信じられなかった。岩盤遺構や坑道跡の間歩付近の岩石を約10カ所をハンマーで割って、拳大の石5、6個を持ち帰ったというものだ。大学側は「重大な問題として受け止めている。再発防止に努めたい」と謝罪したというが、一体何が原因なのかを考えさせられた。再発防止って?学生も22歳であれば、もう大人だ。善悪の区別は出来るだろう。大学で勉強し、卒業論文まで書くという能力もある。卒論のために多分、担当の教授と話し合っただろう。その時に果たして、「この研究の為に、世界遺産を試料にしたい」と言ったのだろうか?まさか!である。「転がっていたからいいと思った・・・・」ということも言っているがやはり、こうしたものの考え方、対応の仕方とは大学に入る前の前・・・・子供時代に先ずは親が、そして身近な人々が、教師がと様々な拘わりの中で教え、伝えるべきことなのだと感じる。
  人はこの世に誕生した時は皆、白紙状態。だからこそ、一日一日の成長のために「教える」ことが必だ。何も一人を責め立てているのではなく、自分も含めて、全てのことにいえるわけで・・・。今回の事は今回のことで、是非、正しい方法で試料を集めて研究論文を書き直して欲しいと思った。社会に出てからも「もしかしたら・・・」という事態は多い。やはり全ての事に対して「正しい方法」でいかないと。



  ある金融ジャーナリストが「タイタニック暴落」と言っていた。まさにパニックではないか・・・。金融危機が世界を襲っている。
  10日、日経平均株価がついに90000円を大きく割り込んだ。そしてこれまで「大丈夫です。心配はいりませんから」などと言っていた、大和生命保険の経営破綻となった。契約者たちはテレビや新聞でその事を知って、押しかけた。「電話は全く通じない!」と苛立ちも隠せないでいる。
  「大幅な資産劣化を食い止められなかった」と記者会見席でうなだれた社長。今回の経営破綻について与謝野馨経済財政担当相はリスク投資に傾倒したものの特異なケースだと説明しているが、この異常な世界同時株安。保有資産の価値が急減している状況の中にあっては生損保や金融機関も全て同じだ。9月上旬に金融庁の検査が入り、業界内ではいろいろと噂が駆けめぐっていたらしいのだが、一般の契約者たちは信頼していたのだ。しかし、今回の破綻によりスポンサー探しを急ぐ大和生命を含めて、国内生保業界では4社が売りに出される異常事態となっている。
  卑近だが今年になってから、ひきもきらずに中小も含め生保の勧誘で本当に本当に草臥れた。それは異常なほどであった。何故、こんなに仕事以外の事で草臥れてしまったのかと思うと、やはりあらゆる「勧誘」であった。フィナンシャルアドバイザ-が生活防衛の手段?を話していたがも「住宅ローンも含めて50歳までに全ての借金を返すことが一番」など言われなくても分かっているわい!のような事を言う。沈む船に乗っていれば、己も沈むのか。救命ボートも数があるのか。
それに、現状、一時凌ぎというか先は全く読めない。

   しかし、受賞をするため?にも長生きしないとならないものだと思った。今回のノーベル化学賞受賞の元米ウッズホール海洋生物学研究所上席研究員の下村脩さんも80歳というご高齢。長身で飄々としたそのお姿と一言一言が真面目な話しぶり。それでいて、とても気さくでユーモアがあり学生にも大人気であるという。
  『誰も知らない不可解で難しいことに、挑戦してほしい』、『どんなささいなことでもやり続けていれば、結果が出る』と昔々の家庭内や学校での教育の中で諸先生方からお聞きした忍耐力や精神力に触れて、嬉しくなった。我慢ではなく辛抱するということ。「ダメだぁ・・・」と思ったら、投げ出して次にいけばいいなど、安直にながれてしまわないこと。当たり前の事を当たり前にするといった日々の教育が本当に必要な時代だ。いいとこどりだけはしないこと。


ch12.その他 : 虚空を睨む

  テレビの追悼番組で俳優の緒形拳さんを見守ったという大親友という津川雅彦さんが涙ぐみながらの言葉を聞いて、緒形さんが亡くなる直前まで、なんと毅然とした生き方をされたのかと思うと涙が流れた。カッと目を見開いて、虚空を睨み続けたという・・・・何をいう事もなく。
  また、女優の万田久子さんは、「いつも何か言いそうで言わず、ただ優しい笑顔で見送ってくれた」というコメントにも緒形さん独特の笑顔が頭に浮かんでくる。何かを言いそうで言わず・・・・多分、虚空を睨み続けた時は、これまでの人生にかかわられた全て方々へ何かを言おうとしたのか?それとも、一体心の中で何を思われたのか?そんな事は分からないが、最期まで、凛とした空気を感じる。本当に理想と思える、そんな人生の最期。


  人生に四季があるとするなら、もう遥か昔に「春」は終わった。そして芽吹いて、勢いが何もかも許してくれた「夏」も終わった気がする。「おばさん」と言われても大抵抗しなくなった時にそれを感じた。そして、今は「秋」の気がしている。秋の夕暮れを形容した言葉に「秋の日は釣瓶落とし」というものがある。そう、あっという間に日が暮れてしまう感覚だろう。多分・・・・短いのだ。
  自然界の話でも、太陽の高度は低くなっている。だから、特に日の入り後暗さは夏の状態とは異なる。登山とまでいかなくても、夏と秋の山歩きではその差を実感する。
  さてさて、人生もまた「秋」を迎えて、これまで、いいやいいやで、実にいい加減に放置してきた事柄を整理整頓していかなければならないと思った。人はそんな事に気付く時期があるものだなぁ。


   10月7日の夕方、2008年のノーベル物理学賞のニュース速報が流れて、本当に感激した。小躍りするほど嬉しかった!。快挙だ!
   素粒子物理の「標準理論」と呼ばれる理論体系構築に重要な貢献をした南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授、小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授、益川敏英・京都大名誉教授の3名で日本人が共同受賞するのは初めての事だ。小柴昌俊先生の物理学賞と田中耕一さんの化学賞のダブル受賞以来だ。6年ぶりということだ。日本の科学力の凄さを感じた。分からなかった事が次第に解明されていく。
  今年は素粒子物理の基礎を築いた、日本初の受賞者であるあの湯川秀樹博士の生誕101年にあたる.。湯川博士に続き、やはり物理学賞の朝永振一郎博士の研究からずっと着実な研究の成果をあげているのだと思った。昔々の事だが゜、"これからは原子力の時代がくる"という湯川博士の文章に触れてからは、朝永博士も含めて、科学者の随筆を読み耽った日々を思い出した。

 今回の受賞で記者の質問に「大してうれしくないよ」なんて言っていた益川教授だが、教え子の思い出の中にあった『簡単な例題から本質をつかむことが大切だ』とよく話していた事など、地道な研究をされてきたことが分かる。

  とにかくこの快挙に拍手!拍手!だ。


ch12.その他 : さようなら 緒形拳さん

  俳優の緒形拳さんが急死された事をニュースを知った。何ともショックだ。好きな俳優さんであったので本当に悲しい。
  最近では緒形拳さんでなくては出来ない、あの独特な味わいのコマーシャルも多く、ほのぼのとした表情の緒形拳さんがとても素適で惚れ惚れと見ていた。しかし、人の死とはどうしようもない・・・。
 舞台、映画などこれまでに多くの作品に出演されたが、緒形拳さんというと思い出すのが、今村昌平監督の映画『復讐するは我にあり』。緒形さんが演じる主人公・榎津の震えるほどの怖さは緒形拳でなくては演じられない。何度観ても、鳥肌がたつほどの迫力だ。他のドラマもいろいろ見たが、榎津のあの底知れぬ怖さを表現はなかったと思う。
  ああ、さようなら、緒形拳さん。心からご冥福を祈ります。


ch11.経済 : 景気対策の前に


  日経平均が1万0500円を切った。かなりの事態だ。2004年2月12日以来、約4年8カ月ぶりの安値・・・そんな?と思った。しかし事実だ。これが安定しないことには景気対策もない。この一週間が山場か。さて、今年も考えてみればあと数ヶ月しかない。

ch02.健康 : 元気でいるということ


  朝、携帯にメールが入った。「いよいよ入院です。夢なら覚めてと思ってましたが夢じゃなかった。行ってきまーす。退院したらまた遊んで下さい。色々ありがとう」と友人のTちゃんからだ。先般の神楽坂女声合唱団の公開リハーサルの時も来てくれた。「行くから」と聞いた時も正直、彼女の体調の事が心配であった。夏に美味しい料理と酒で暑気払いをしたが、あの時も、ずっと心配で、入院が10月になるということを聞いて「何でっ!?」とつい、語気を荒げてしまった。そんな様子は寧ろ、Tちゃんにもビックリさせてしまったと反省もしている。
  最近はあちらこちらで病気の話、入退院を繰り返している話などが多い。聞くたびに本当に心配になるが、早めの手当て、発見があったからだと前向きに考えるようにしているのだが。「息子の顔も分からず、あなたどなた?」と言われたと言う方の話しもショックであった。
  ご近所の高齢のおばあさまの事だが、「最近ね、ちょっと様子が変なの」と繰言のように心配して悩んでいる姑の気持ちも分からないではない。「あんな風になりたくない」という気持ちも分かる。しかし、としを重ねていけば、考えもしない事が出てくる筈だ。予想もしない事に出くわすかも知れない。確かに、自分も「高齢者」となった時にはどうなっているか全く分からない。しかし、「あんな風になりたくない」と日々、鬱々としている姑にも率直に話しをした。少々きつい言い方だったのだが・・・・・、今朝「本当にそうだって分かったのよ。あなたの言う通りだってね」と言う。何か蟠りが消えた。毎日、朝に目覚めることが出来て、歩けて、食事が出来て、そして尚且つ、仕事が出来ることなど本当に幸福な事であるということ、噛み締めよう。


  今は友人のTちゃんの手術が無事に終わって、体力が回復していくことを心から祈っている。

ch12.その他 : 8年前、そして8年後

  今、すすめている仕事のキーワードが「8年」という数字。最近、この8年という時間について自分の中でいろいろ考えている。先般、このプロジェクトを一緒にしているМさんから「吉田さん、8年前に自分がなにをしていたか、思い出せますか」なんて意味合いの事を聞かれた、不意だったので、ただぽか~んとしていたのだが、この言葉が日増しに胸に響いてくる。今は日々、未来の事ぱかり想定して突っ走っている。兎に角走っている毎日だ。「8年前の事」など考えたこともなかった。8年前といえば、つまり2000年の頃か。そうそうパソコンの事で大騒ぎしていた記憶が甦ってくる。そして「このままの生活感覚をしていたら、自分の将来はない」と心の中で思っていた時期だ。ああ、ちょっと埃かぶった宝箱のに存在をあらためて見直せる良いチャンスになった。これから8年後の自分を想像するより、何とも鮮明な過去の記憶は懐かしさで胸を一杯にしてくれた。不思議な感覚だ。
  丁度、一週間前の日曜日に、偶然にも以前勤務していた会社の同僚と街でばったり出会った。出会ったというより、エスカレーターでお互いがすれ違ったのだ。彼は下り、私は上りのエスカレーターであった。ぽろぽろいろいろ考えている時だった。「いっちゃーん!」と私?を呼ぶ声にふっと顔をあげた。そこには笑った彼の顔があった。「あぁぁぁ」と言う間の出来事だった。不意に過去の過ぎた時間が本当に鮮明に思い出された。8年前どころではない、ずっと仕事を一緒にしてきて、退職をすると言って、何日後だったか。馴染みの銀座の店で飲んだ。ウイスキイのボトルが空いて、いろんな事を話した。もうしゃべることもないほどに。「元気でね」と送ってくれた、あの夜の事も思い出された。
  全ての事に永遠がない事が分かる今は、人の大切さ、そして潔い生き方がますますしたくなってきた。

ch02.健康 : 胸のつかえがとれた


  一ヶ月ほど前から喉の奥に違和感を感じていた。いつも行く耳鼻咽喉科の先生のところで診断を受けたのだが、多少の炎症以外は異常なしということを言われた。信頼している先生でもあるのだが、何か違和感が消えず、他の医療施設に行き、診断を受ける。「喉の奥に何かがある・・・そう、例えば魚の骨が引っかかったようなというか、ポリープのようなものがある感じなんですよぉ」と説明するものの、先生は首を傾げるばかり。「魚の骨は見当たらないし・・・」「いや、先生、それはあくまでも比喩ですから・・・・」「ポリープですか?それもないですよ」とバッサリきられた。
  結局、いつも行く先生のところ以外、ふたりの先生に診断を受けたのだが、どちらも異常なしの診断。風邪というか、妙なだるさで東洋医学をベースにしたマッサージをしている先生のところへ行く。小一時間でもいいから、深い眠りにでもおちたいと思った。そのだるさと喉の違和感が小一時間で消えていたら!と思った。
  横たわるとホオバ油でマッサージが始まった。マッサージというより触診という感じ。ふと、足を触りながら先生の手が止まった。「あらあらら・・・・」と言ってるいる。私は兎に角、小一時間でも深い眠りにおちたいと思っているから、その小さな溜息にも似た声にも敏感になっていた。「吉田さん、なんか胸のつかえというか、そんな症状があるでしょう?」と訊く。「ええ」と言うと、「よかったわ、今日で。もうギリギリ状態よ。体が悲鳴をあげているわよ」と言う。先生によると、足の甲の部分が異様だったということだ。こうした状態でいると胸のつかえだ喉がおかしいという方が多いらしい。それに私の持ち物の色にオレンジ色が多いのも、腸の状態がよくなく、パワーを与えるために自らが持っている?そんな事を話してくれた。
  「癇にさわるとか、苛苛を抱えていない?」と言われ、ハッとした。そうか!三週間ほど前に爆発寸前(というより自分の中では大爆発をしていた)の案件を抱えていたものの、おくびにも出さず過ごしていた。考えてみれば、今年の初めから関わり、この三週間前あたりからがラストスパートというものだった。症状は先生に見事に言い当られた。「そうそう、それが胸のつかえというものよ」と先生は言いながら、施術を続けている。物理というよりもかなりメンタルな部分のヒーリングというものだろう。気がつくと時間はあっという間に過ぎ去っていた。
  痛みほを感じながらも、うつらうつらとした中で、毎月毎月新作の油絵とエッセイを送ってくださる、サンディエゴ在住の画家・弓さんの今月のエッセイの一文を思い出していた。「私たちの遺伝子中の窒素も、歯の中のカルシウムも、血液中の鉄も、かつて収縮した恒星の内部で作られた。私たちの体は、すべて星の物質でできている。私たちは、きわめて深い意味において"星の子"なのである」と、弓さんの尊敬する米天文学者 カール・セーガンの言葉を書いてきた下さった。地球の上でおこること、且つ、自分の小さな世界で起こること。よく考えたらこの地球で活動でき、ゆつくりと眠れる時代に生きている自分はなんとも幸福であるということを認識しなければならない。他愛もないこと、そんな事だと思って、切り替えよう。忘れることも大切だ。マッサージの後は、なんとも体が軽くなった。さあ!とまた仕事の打ち合わせのために夕暮れの街へ。

ch12.その他 : "ご縁"が切れる時

  街中で「年賀状印刷承り中」というお知らせを見た。もうそんな時期なのか・・・・。

  一年が終わろうとする時、いろいろなことが分かる。いろいろなものが見えてくる。
 「是非一緒にビジネスを」「「こんな感動は初めてで伝えたくて」「吉田さんなら絶対にご理解いただけると思って」などなど、いろいろあった。敢えて言わぬが、中身はどれも一緒。全てひとつ。人間の飽くなき欲望への執着そのものだ。夢中でシステムやらいろいろ説明する間、その方にとって私は単なる「駒」でしかなくなっている。そんな姿が相手の瞳の奥に映っている。しかし、こうしたビジネスのシステムは今始まったものでない。昔からある。だが、「あの人が・・・」という人が深みに嵌っていく姿はあまり気分の良いものではない。「先ず、一人でもいいから説明会に」など強要する世界があるものか?何と表現したらよいのだろうか、哲学のない仕事。
  慌しい移動中の時に、または出張先の駅のホームで、「今、話してもいいですか?」なんて連絡をいただく。たいがいがご無沙汰している方々。「ご無沙汰しています、お元気ですか?」なんて決まりきった挨拶のあと先方は「兎に角会って、話しを聞いてほしい」と言う。しかし時間を割いて会って話しを聞いても、皆、内容は同じだ。どんなきれいごとであっても中身はみな同じ。自分にとっては無意味な時間が過ぎるだけだ。褪せていく関係。そして、「では、また!」と言えども、その瞬間にプツンと人間関係が終わった事に気付く。不思議なほど早く。その度に私は一体、この人々との関係は何であったのか?と考え込んでしまう。生身の人間の結びつきとは・・・・これほと゛に脆弱であったのか。
  別段、彼や彼女に不義理したわけでもないが・・・・多分切れてしまった人々には年賀状も出さずに終わるのだろうと思う。良いご縁をいただいたと思っていてもこんなことでご縁は切れてしまう。あああ~。こーんな些細なことで。ちっぽけな考えだな、自分も」とあれこれ思ってもしようがない。自分自身が感動していないのだから。


  最近はあ~ぁと溜息がでるほどだ。どうして、こんなに人々はダイエット情報が好きなのだろうか?ピロロン~ピロロン~とやってくるケータイからのダイエット情報。コピーを読んでいると実に凄い。あおくなる。「あなたの脂肪が限りなくゼロに!」なんて!。まさに生命の危機じゃないか?それに美容情報もおそろしや。ステロイド入りの化粧クリームを「赤ちゃんの肌にもいいんですよぉ」なんてクチコミでPRする・・・・・。最近は実にケータイの情報の危さを感じる。

  で・・・・話しを戻し。

  朝食にバナナを食べるだけで痩せられる!というお気軽なダイエット方法として今「朝バナナダイエット」が今、市場に大パニックを引き起こしている。
  著者の渡辺仁さんとは? 芝浦工業大学を卒業後、凸版印刷株式会社に入社してICカードの販促に携わる。突然、父が肺気腫を発症したことがきっかけで、予防医学に興味を持つようになり、日本ボディーケア学院へ通学。経絡マッサージ、アロマテラピー、カウンセリング、予防医学の基礎を修得。予防医学の普及に興味を持ち、朝バナナダイエットの普及活動を2006年からSNSのミクシィを中心に展開。無料オンラインアドバイザーとしての活動と、250件を越える成功報告が話題となり、2007年、健康雑誌に掲載される・・・。考案は薬剤師の奥さんらしい。
  現在、トータルでたしか70万部以上の売れゆき。多分ミリオンセラーは、間違いないだろう。テレビ番組で紹介された商品がわーっと店頭から姿を消すということは結構あるものだが、今回は全国で品切れ続出。輸入業者の悲鳴。そして海外にも飛び火している状態である。
たまたま、バナナは安い、栄養価が高い、手間がかからないという利点がある。「消化のいい果物を毎朝、摂取することで、胃腸の消化時間を調節すること。そして、一番大事なのは、その生活リズムを続けることです」と、バナナ以外も代用品になると強調しているのであるが、バナナに代わる物を考えてみるが・・・・見当たらない。
  中学の時、リンゴばかり食べて母に叱られた日の事を思い出した。


  オリックスの清原和博の引退試合が行われた。2006年に古傷の左膝の状態がかなり悪化して、今年、8月の41歳の誕生日に引退を表明した。「ああ、これがプロの世界なんだな」と思った。"普通"の世界ではあちこち痛いとか言っても通院だ休職だ、そんな程度だ。まさに身を粉にしてというか全身全霊で闘ってきたプロの引退。甲子園での鮮烈デビュー以来、清原の23年間の現役生活。本当に毎日毎日が真剣勝負だったと思う。
  PL学園高、巨人でチームメートだった桑田真澄の「彼がいなければ、僕はプロにもなれなかった。ありがとう、と言いたい」と言う言葉。そして涙でぐしゃぐしゃになった清原が王さんから受けた言葉が胸を打った。来世でも一緒のチームでホームラン競争をしようなんて・・・こんな言葉を言ってくれる人がいるだろうか。
  入団の時も引退の時も清原は涙で顔をぐしょぐしょにぬらしていた。出身の大阪府岸和田市ということもあるのだろうか、いろんな事も試練と受け止め、力強く精一杯立ち向かっていくスピリッツというか・・・不撓不屈の精神をこれからのプロ野球を続ける後輩たちもこんな魂をうけとめてってほしいなと思う。


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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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