2012年8月アーカイブ

yume_top.jpg 「広島に原爆がおとされた時、私は5歳だった。洗濯ものを干す母親の白いブラウスに黒い雨が落ちたのをはっきりと記憶している」と初めて映画監督の槇坪夛鶴子さんをインタビューした時に聞いた言葉が強烈に印象に残っている。長年、リウマチに苦しんだ槇坪さんであったが、昨年、亡くなった。その時、笑顔でベッドに座っていらしたと聞いた時、「微笑んでいた」・・・その言葉に何故かホッとした。   今回の映画は槇坪さんの平和を願う熱い気持ちとあたためてきた企画を受けとめて劇映画『少女の夢 いのちつないで』が完成のはこびとなり、完成試写会がイマジカで行われた。イマジカはいつも試写会を愉しみにしていたところだ。またまだ槇坪さんの元気だった頃の姿が目の前に現れる。不思議なものだ。 先般、資料を整理していたところ、最初のインタビューで記念に撮ったポラロイド写真が出てきた。若く微笑む槇坪さんがそこにはいた。

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ch12.その他 : 図鑑

子どもの頃から図鑑の類は大好き。本当に大好きでしたね。今、図鑑が人気です。一般大人向けの一般人図鑑。中高年世代から人気に火がついた「おじさん図鑑」。会いに行ける美しいお坊さんをカタログ化した「美坊主図鑑」、51人の文学少女が自分の愛読書を1人3冊ずつ紹介する「文学少女図鑑」などなど。図鑑スタイルの本はいろいろプランもできそうですねぇ。


  1969年に月面に着陸。月面を歩いた最初の人物・ニール・アームストロングが米国時間の8月25日に亡くなった。あの夏の興奮。確か、子どもたちにとっては夏休み期間中だったと思う。世界中が固唾をのんで見守っていた。月面を踏みしめながら発した言葉「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類には大きな飛躍だ」。That's one small step for a man, one giant leap for mankind.
  思えば、こんなにも感動的な言葉があっただろうか?同僚の宇宙飛行士バズ・オルドリンとともに本当に"歴史に残る偉業"を達成したのだ。

ch07.味 : 秋の味!

さんま.jpg猛暑猛暑でヒイヒイハアハアであるが"初秋刀魚"を味わう。もう気持ちは秋へ!大根おろしをこれでもか!というほどすってアツアツの秋刀魚を食す。なんという贅沢な味。

ch05.エンタテイメント : 健さん

健さん好きで、だいたいの映画は観ている。なかでも「網走番外地」は何度観たかなぁ?降旗康男監督の「あなた」。健さんが6年ぶりに主演する通算205本目の出演作ということで話題だ。15年連れ添った妻の遺骨を抱いて9050キロの旅。主人公は決して幸せにはしないという監督の映画作りの基本だという。散骨・・・健さんは重たい何かを背負って・・・。年老いた漁師役の大滝秀治さんのあの酔いどれのシーンも素晴らしい。しかし「久しぶりに、きれいな海ばみた」と大滝さんの台詞にあるようにそこには息をのむほど美しい海が広がっている。

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ch12.その他 : スマホ断捨離

断捨離という言葉が流行したが、結構、それを機会に考え方をあらためた人も多かったようだ。自分も随分と断捨離をした。一年以上着ない洋服、ただいつか役に立つと思っていたファイル、膨大な名刺・・・いろいろな気持ちを捨てた。今やスマホを購入してまずやるべきなのが"スマホ断捨離"だと聞いた。新規購入時は、多数のアプリやウィジェットが先にインストールされているものの、実際は殆ど使用しない機能が多いらしい。要は着ない服や使わない資料の数々ということだろう。しかしメーカーは良かれ思って搭載しているのだろうが・・・整理整頓は大切だ。

ch12.その他 : 巨大台風の脅威

猛暑続きで本当にダウンしそうだが・・・台風15号の接近で沖縄気象台は異例の会見を開いた。なんでも近年にない記録的な風雨が予想されるそうだ。確かに、このところ日本の周囲の海水温が1度くらい上昇しているらしい。それだけ水蒸気が多くなればより巨大台風がやってくることになる。1956年に沖縄気象台が那覇市で観測した73.6メートルの最大瞬間風速に匹敵する暴風が吹くおそれもあるらしい。しかし、今、都市さえそんな台風の襲来も言われている。

ch12.その他 : 盆踊り

ぼん.JPG あちらこちらで盆踊りが。音楽、浴衣、夜店。あの空気感が夏、そして夏の終わりを告げている。大好きなウイスキイのロックをクイッと飲って、少しだけ参加。今年の夏も暑い!

ch10.生活 : 夏は緑で救われる!

今年の夏もまた節電は勿論ですがヒートアイランド現象についても真剣に取り組む企業や人々が増えている。緑のカーテンということでゴーヤを育てている家庭も多い。かくいう私も緑のカーテンで何とも助かっている。ゴーヤが続々と収穫!結構、簡単に育つものなんてすね!感激です。しかし、花が咲いても直ぐに散ってしまうもの、小さいままで黄色く成熟してしまうもの、あっという間に腐ってしまうもの・・・たくさん収穫されるまでにはいろいろなゴーヤはゴーヤなりのドラマがあるようだ。
  ビルなどでは緑地化に取り組むところが増えている。ビル内の緑地化も注目されている。オフィス内にミニ公園という取組もある。人のアイデアとは枯渇しないものだね!

ch06.音楽 : もう秋の空かも・・・

P8200052.JPG最近は毎日、毎日「暑い」「暑い」と出る言葉が決まりきっている。それ以外ないのか?と思うほどに「暑い」と言っている。ふと空を見上げるとあまりにも青空が毎日キレイではないか?そして夕刻になると妙にゾクッとするほどに夕空というのだろうか、これまたキレイだ。しかし「暑い」「暑い」と言いながらも、既に空も秋の気配か・・・いつも見慣れた空だというのにね。

ch05.エンタテイメント : 『命のカウンセリング』

  知人である「あさ出版」の吉田伸さんが編集担当された『命のカウンセリング』が「24時間テレビ35」のドラマの原作に決まり、今週末8月25日の21時頃、日本テレビ系にて放送されるそうだ。なんでも主演は嵐の二宮和也さん。なかなかの出来!ということなのでお時間のある方は是非ごらんください!
詳細はこちら!

ch12.その他 : 夏の花火

pict-IMG_0399.jpgpict-IMG_0445.jpg檜原村で、「第24回払沢の滝ふるさと夏祭り」が開催されたということです。夜になり払沢の滝のライトアップや花火が打ち上げも。赤松さん、いつも素敵な写真を有難うございます♪(撮影者・写真家 赤松秀夫さん)

  電子メールは簡単だと思っている人は多いと思うが、実際にはかなり難しいものである。その相手に怒りなどが直接ぶつからないだけであって人はいろいろ言うものだ。
  ある方に共通したことだが、何故かいろいろな人が怒ってしまうメールを書く。ある人は興奮しながら「全く読解力がないのね!」と怒りが収まらない。一人は「もう~のメールは諦めている」そして「悪気があるわけでないと思う」と別の人がフォローする。先般もこんなあんなで思わず吹き出してしまった。というのも以前一度、あまりにも酷く?怒り心頭となった。理由を分析していくと、言語心理学などの分野では面白いテーマになりそうだ。「何が相手を怒らせたか?」と。しばらく時間が経てば人の感情は収まる。不思議と収まる。だから人は生きていけるのかも知れない。
  思えば、人生は生き抜いても100年近く。物心ついていろいろなことを自分で考えられるようになってからの時間は長いようで短い。だからこそ、よく考えながらメールしたいものだ。

社会問題 : 防災

午後から防災についての早朝から某セミナーに参加。今回のメーンテーマは防災も含めてグッズの扱い。特に食品の試食もしたが・・・ん?。「これくらい美味しければ日常の食卓にでも」という意見もあったものの、果たして、もしもだが、パニック状況の中で、どうなのだろう?と疑問が疑問を生んでいく。まだまだ検討課題は多いな。
  さて、池袋西武からいただいた防災情報だが、ご紹介。「備えて安心」「身につけて安心」「普段から使えて安心」という切り口で、従来からある防災用品のみならず、より進化した機能を備えたもの、普段の生活になじむデザインのものなど、多様なエマージェンシーグッズを品揃えするそうだ。興味のある方はどうぞ。


「暮らしのなかのもしも 防災フェア」
■会期:8月29日(水)~9月3日(月) 
■会場:西武池袋本店 別館2階=西武ギャラリー (約150坪)
■品揃え:保存食、飲料水、地図、簡易トイレ、浄水器、リュック、充電式ライトほか) 

ch12.その他 : ツクツクボウシの声

子どもの頃の夏の楽しみのひとつとしては虫とりであった。鎌倉の山で巨大(子どもだったから特に大きく見えたのかも知れないが・・・)なオニヤンマを見つけた時の興奮。「捕まえるぞ」という高ぶり。いまなお、心の中に残っている。
 「この夏はセミが鳴くのが遅いな・・・」と思っていたが今!というほど東京でも蝉が大合唱。しかしこのところツクツクボウシの声も交じるようになった。そう、不思議なものでこの声は秋を知らせている。子どもの頃から、ああもうすぐ夏休みが終わる、そんな感覚である。そして、これから秋の虫の音と夜長がやってくる。 
 

ch04.カルチャー : ひまわり

pict-PICT0050.jpg写真家の赤松さんから、ひまわりの写真が届きました!「国立昭和記念公園では、向日葵や鷺草が咲いております」とメッセージ。しかしひまわりって本当に「夏」を主張していますよね。どんなに沈んだ気持ちでいてもこの花を見ると明るい気持ちになります。希望とか、未来とかそんな言葉が頭の中に溢れます。花言葉ってなんだっけ?と思って調べてみたら「あこがれ」 「私の目はあなただけを見つめる」「崇拝」「熱愛」「光輝」「愛慕」とありました。 「私の目はあなただけを見つめる」とはいいですね!しかし「いつわりの富」「にせ金貨」というのもあったりして・・・。 ああ、それと映画「ひまわり」も思い出します。マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが主演した反戦映画の傑作です。あの映画のひまわりは明るく楽しいものではなかったように思えますが・・・。意味深い映画でしたね。

ch02.健康 : 風疹流行

どこへ行っても「熱中症に気をつけて下さい」と言われる。そして「こまめな水分補給」と必ず付け加えられる。アルコールは喉を潤した感じでも、あれは水分を出してしまう、寧ろ脱水になると言われる。はーい、了解というわけで・・・
  今、風疹が急増しているそうですよ。なんと、昨年計を既に3倍近く上まっていると聞きました。春まで関西を中心に流行、通常なら初夏までに下火になるところが、今年は7月以降も東京都やその周辺を中心に患者が増え続けているそうです。8割近くが20~40代の男性ということで・・・ご注意ください。

ch12.その他 : 67年目の夏

2012年8月15日。終戦記念日。敗戦後67年目の夏となった。その日も暑い夏の日であったのだろう。翌日16日、昭和天皇の「玉音放送」の録音に携わった玉虫一雄氏が亡くなったことが分かった。享年90歳。年月の経過で風化しないことを望む。

ch02.健康 : 永久歯

きちんと調べてはいなてのだが、最近ビックリしたことが2件。なんと永久歯がない若者がいた。乳歯のまま30代を迎え、「そろそろ危ないから」ということでインプラントにすると聞いた。そんなことがあるのか?って本当に驚いてしまった。どうしてそのようなことがあるのか、またもし予防法があるのならと思っている。

ズコット.jpg日本は世界各国の料理を気軽に楽しむことが出来ていい。日本型食生活が基本にあるから、よりその素晴らしさが分かる。目白の閑静な住宅街に「ガッタイオーラ・ドルチ」というイタリアレストランがあるが、これはネコの扉を意味する店名ということで、なるほど、その小さな扉を開くとほっと棲家に戻ってくる、そんな感じがする。店内に入ると先ず、フレスコ画に壁画家・福井洋一さんの作品に目を奪われる。「多分、日本一美味しいエスプレッソコーヒー」と福井洋一さん選りすぐりのエスプレッソコーヒーを味わうと至福の時間が流れる。また、セミフレッドつまり半冷凍状態のクリームをしっとりとしたスポンジで包んだルネサンスの時代、メディチ家の晩餐会でデビューした伝統菓子ズコット。なんでもジェラードの元祖とも言われている。卵の力だけでふっくらと生地を焼き上げて、そこに自家製ヨーグルトチーズなどを加えた生クリームたっぷりのフィレンツェ伝統のスイーツだ。9月からメイコイワモトさんの基礎から学べるイタリア料理教室が開かれるが時間を見つけていきたいものである。

ch07.味 : 丈夫なゴーヤ


2010年前後から緑のカーテンとかいう名称で日除けのために栽培されることが多くなったゴーヤだが、今年はベランダで苗から栽培してみた。確かに、丈夫。あれよあれよという間に大きく成長する。根が多くの酸素を消費するため直径が広く出来るだけ浅い鉢が良いとかで鉢植えに適さない植物。いやあ。初めてとは勉強になるものだ。とってもとっても次から次へ。これほどの収穫であるとは思わなかった!炒めたり、薄切りにして塩もみしてなどメニューもいろいろ。しかし・・・ベランダで栽培して、ベランダには洗濯ものも干している為、何ともゴーヤの臭いがうつる。生命力とはこういうものなのだなと実感!

ch09.超常現象 : 昼下がり・・・暑気払い

 本日は写真家の皆々様と暑気払い。それも魅惑の昼下がりから。たまたま今朝、某出版社から富士山のパノラマ写真集が届いたので、お土産に持参。
  田久保正人さんはたまたま撮影した富士山の頂あたりに何と複数のUFOが出現したり、スカイツリーにも現れてしまう。夕刊フジにも時々特集が組まれる写真家である。そして田久保さんがこの日、持参して下さった一枚の写真。ある有名な船のものだが・・・よくよく見ると、あれ?光の入り方がおかしいよ・・・そして更によく見ると!ウワッ!あれれぇ?怖いよ~怖いよ~。永島浩二先生も「実は昔ね・・・」と某神社での不思議体験話をされた。写真家が撮影して、「あれ?」と思う写真ほど怖いものはないだろう。
  そして、夏の怖い話では欠かせない稲川淳二さんと高校の同級生だったという赤松秀夫さんは、来年5月に個展を開かれるとのこと。パーティーには稲川さんも来られるとかで稲川さんの話になる。これまでに怖い何冊かの本も読んだこともある。
  自分も昔、真昼間にUFOにも一度千葉県で遭遇したことがある。そして、あちらの世界の方々にも東京だけでなく、よく出張先で遭遇したことがある。思い出すとゾゾッ、口に出すのも怖いよ~・・・ということで「そんなこと、あるわけないでしょ!」というタイプの人間ではない為、こんな蒸し暑い日も、涼しくなりました・・・

ch12.その他 : 深呼吸は効き目大!

   兎に角、原稿締切がたてこんで、その上、いろいろな打ち合わせの調整などなど。大好きな一~二両編成の電車にでもコトコト乗って、ゆっくり温泉にでも・・・と思うが、今はちと無理だな。晩秋あたりがいいかな。
  陰陽五行の伊勢瑞祥先生が「今月開始したことは、短期に見て10月、中期に見て12月、長期に見て4月の答えで成否を判断することになる。要は、今月は何かをスタートさせておくというのが効果あることなのだ」とメッセージ。まさに老子曰く「千里の道も足下から」?なんでしょう。深呼吸!深呼吸!

ch12.その他 : いざ!!ミュージカル

豊島区制施行80周年ということでイベントが目白押し!その中でも劇団ムジカフォンテ、ミュージカル「朝の光のその中で 80歳のいけふくろう」を2013年3月29日~31日全5回公演で池袋芸術劇場で上演します。脚本は永島直樹先生。
 今、参加者募集中!公演参加者オーディションが12月1日に行われる。役者だけでなくダンス、歌だけ、そして大人から子どもと幅広く募集します。応募条件はただ一つ。「やってみたい!」という気持ちがあること。素敵な舞台づくりを一緒にしませんか?
◆詳細は劇団ムジカフォンテ 03-3986-5659
劇団ムジカフォンテ 問い合わせはこちら♪

ch12.その他 : 木槿

ああ夏!と感じる木槿。茶花でもある。一日でしぼんでしまう、何か儚い美しさがある花だ。日本には平安時代に渡来したと言われ、万葉集に出てくる「あさがほ」は、木槿ではないか?という説もある。気が付くと散ってしまう儚さが私は好きだ。
  ある駅前にこの木槿が見事に咲いている。「ああ!夏」と思って歩いていると、前方を歩く初老がパッと木槿を叩いた。えっ!と一瞬驚いた。今宵はもう散ってしまう木槿がアスファルトに散った。



初台のオペラシティでの夏祭り。コンサートホールでの「音楽のたまて箱」神楽坂女声合唱団の合唱も無事終了した。しかし、コンサートホールは本当に凄い!プロではないのでうまく説明できないが、音響というか音の響きがカラダ中に響きわたるのだ。こうした機会に恵まれたことに感謝である。恒例のディナーショーはいつも水天宮のロイヤルパークホテルで実施されるが、ホテルでの音響との違い!とにかくスゴイとしかいいようがない。
  そして、あれほどまでに観客ひとりびとりの表情までが分かるというのも発見だ。真剣な目の方、そしてうつらうつらしている方、まあ何と表情がこれほどまでに見えてしまうものかと思った。自分も客席では注意しないとならないなと思った。
 とにかく、今回の「アーツシャワー」に参加できたことに拍手!これからは12月のチャリテイーディナーショーにむけて、またレッスン開始となる。

ch07.味 : 豆腐

  1年中身近にあるとつい「旬」を忘れ去ってしまう。豆腐もそのひとつ。豆腐の旬は「秋」である。「えーっ」と思う感覚がやはりズレできたなと思う。収穫されたぱかりの豆腐は滋味深い。且つ甘い風味はやはり「旬」であるからだ。
 今は、スーパーに行けばパック売りされている。しかし、昔ながらの豆腐店の水底に整っている豆腐の姿は美しいものだ。本当に昔々のことだが行きつけの豆腐店の店主が「どんなに頑張っても10円の儲けを出すのも大変なんだよ」と言った言葉が忘れられない。あの豆腐店のご夫婦は今、どうしているのかなとふと思う。優しい笑顔のご夫婦だった。
  日本人であれば、旬に旬の旨いものを食し、気の置けない友人達。そして仕事でも趣味でもいい仲間たちと「未来」を語り合う、そんな日々が幸せだと思う。

ch12.その他 : 笑顔

  最近は不思議なことが多すぎて・・・。先般、某薬局で目薬を買おうとしていた時、「もしや、吉田いち子さんではないですか?」と妙齢なご婦人から訊かれた。分からない・・・誰だっけ?どう考えても分からない。変な焦燥感で「ご無沙汰しています」などと言ってしまった。あ・・・まずいと思いながら。相手は「~です」とお名前を言うが、何とも!思い出せない。全く無様な恰好であった。「あれから、いろいろありまして。心臓の手術をしました」と言う。そして「結婚もしました」と。まるでドラマのような展開なのだが、錆びきった私の頭はまだ思い出さないでいた。どんなことを言われてもだった!もう駄目だ・・・と思った瞬間、彼女が微笑んだ。その笑った顔で全て思い出した。だいぶ痩せられたので、やはり分からなかったのか?しかし笑顔とは不思議なものだ。丁度20年前の彼女の笑顔を思い出した。そして声質と一致した。夜半にメールをいただいた。「お会い出来てとても嬉しくて涙が出ました。今日のご縁が続きますよう祈っております。」とあった。不思議なことに打ち震えるほどの感動があった。20年ぶりでも変わらぬ笑顔をもっていたい。

ch04.カルチャー : 水晶

午後から某セミナーに参加。始まって暫くすると、いつも左腕にしている水晶のブレスレットが弾け飛んだ。あまりのことに本当にビックリした。一体何なのだろうと思った。慌てて飛び散って拾えるものは拾ってみたが・・・本当に不思議だった。

ch12.その他 : ちょっと贅沢な時間

   某所取材の後。夕方になろうとしているのに蒸し暑さは続いている。日傘をさして目白へ向かってタッタッタッと歩いていく。駅ももうすぐ・・・というところで「古道具坂田」の坂田和實の姿を見かける。「坂田さーん!」と声をかけると、振り向きざまに・・・きょとん。「坂田さーん」と再び声をかけると「ああ・・・」とかえってきた。坂田さんは「芸術新潮」に連載したものを編んだ「ひとりよがりのものさし」【 新潮社 】という実に素晴らしい著者でもある。坂田さんの徹底した美意識で集められた骨董の数々をずっと取材させてほしいと頼んでいるのだが「やめてぇ~やめてぇ~」との一点張り。
 「坂田さん、どこへ行くんですか?」と訊ねると「パン屋さん」と。「え?パン?私も連れて行ってください」と頼む。長蛇の列で買えないかも知れない・・・と道中言われ、目白駅を過ぎる。いくつものパン屋さんを過ぎ、一軒の店?の前に到着。看板もない。「あれ・・・今日は空いてるな」と坂田さん。全くパン屋さんとは分からない。通り過ぎてしまいそうだ。小さな小さな文字でようやく『かいじゅう屋』と見える。決して派手ではないが、誠実に手作りされた美味そうなパンが並んでいる。営業日は水曜・金曜・土曜のみとか。徹底している。営業日にめぐり会ったのもラッキーだった。そして、パンにも坂田流美意識?と思いながらいくつかパンをチョイスする。何かかけがえのない贅沢な時間が過ぎた。

 いやあ・・・本当に凄いですね。体操個人総合でエース内村航平さん。昔から、あん馬とか、跳馬とかか何故あのようなことが出来るのかしらんと・・・。完璧な演技で見事金メダル。 個人総合では28年ぶりの金メダルということだ。28年ぶりってこれまたスゴイですね。しかしまだ上を見続ける内村航平さん。弛まぬ努力に培われた技術力と強い精神力!そして何よりも体操がとことん「好き」であるということが一番だろうね。


ch12.その他 : 羽化せず・・・

   早朝から蝉が激しく鳴いている。やはり「夏」を感じるのは蝉たちの鳴き声だ。朝、新聞をとりに玄関をあけるとそこに羽化から成虫になるための最後の脱皮に失敗した蝉がいた。初めて見た。もう命は尽き果てているようだった。命尽きるまでずっと長い地下生活をしてきたのだろう。いくつもの夏をじっと生きてきたのだろう。蝉はそんな意味で短命どころか昆虫類でも上位に入る寿命の長さをもつといわれる。しかし、2012年の夏に一度も鳴くことなく命尽きた蝉。今日、再び土に還してあげよう。そんな気持ちで供養をしたい。


このアーカイブについて

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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