2006年10月アーカイブ

  10月最後のプログとなりました。なんとも、またもやケータイ関連。なんか私ってケータイ中毒?という感じだ。
  さて、番号ポータビリティーの加入者移動状況が明らかになった。KDDIの「au」が約8万件増加。NTTドコモは約6万、ソフトバンクモバイルは約2万の加入減。auの勝ちぃ!でした。
auはドコモ、ソフトバンクの両方から顧客奪取。何でだろう?と考えていたら、私的にはやはりテレビCМに好感が持てたことに気付いた。それと8月末に冬モデルの発表。MNPスタート時の機種の充実と準備万端で臨んだau。しかし、「心も予想外に揺れた」・・・と思ったソフトバンクの予想外のシステム障害。ここでは詳細は書かないのだが、ちょっとした「事」で見えてしまうことってあるんだね。ビジネスにはやはり「哲学」が必要だってこと。技術論ではポロがでる。

ch12.その他 : 一服の愉しみ

  今、神田での打ち合わせのときが多く、時折珈琲店を探す。勿論、チェーン店などにも入るのだが、店内のタバコの煙で10分足らず。大急ぎで外にでてしまう。千代田区の生活環境条例の影響か、サラリーマンのオアシス「ルノアール」に入っても禁煙席は奥のほうに数席のみ。東口駅前のサンマルクカフェも入り口近くに4席しかなく、しかし隣から煙が流れててきて退散した。珈琲専門店を見つけて入ってもやはり暫くすると煙の中にいることに気付く。見ればオジサンたちがゆったーりとタバコを愉しんでいる。まあ、この一服で英気が養われるのであれば、どうぞどうぞ・・・・その愉しみは奪えない・・・と珈琲店をあとにする。

  いじめとは何時ごろからあったものなのだろうか・・・・嫌がらせというものならば、社会生活の中にも十分ある。それこそ説明の出来ないほど不可解な「嫌がらせ」はね。この嫌がらせを全てまとめていったら本一冊くらいは簡単に書ける。


  岐阜県瑞浪市の中学2年生が今月の23日に自宅で首つり自殺した。部屋には、4人の女子の同級生の名前があげられ、「本当に迷惑ばかりかけてしまったね。これでお荷物が減るからね」と書いたメモが残されていたらしい。バスケットボール部に所属し、活動していたらしいが、私は中学の時にバレーボール部に所属していたが、運動部とはある意味「過酷」なところがある・・・と思う。その過酷さを体験して過ごしてきたのだと思う。
  今回の原因の一つ。ボールを遠くに投げることが故意にされたのだろうか?それだけが原因ではないだろう。懸命に練習している姿をからかわれた?など本当に原因は分からない。
「いじめによる自殺ですよね」と両親が学校側にいい、「自殺を未然に防げなかったことを謝罪する」を繰り返し、教育委員会と学校が、“いじめを苦にした自殺の可能性について”の調査をしているだけでは何も変わらない。


 

  
  10月に入ってからプログを毎日更新している。毎日、学校の宿題!という感じにしている。2003年にプログを始めてから初めてのことだ。「そうすりゃ当たり前だあ」と言われた、実際に訪問者は確実に増えた。知り合いからも「いつも楽しみにしています」なんて手紙などがくる。(この電子メールでなく手紙というのがまた新鮮である!)電話でも「いつも読んでますよぉ、この間の・・・」なんて会話から始まる。昨日は仕事の上での参考資料として、当方のプログの一部コピーを使っていただいたようだ。無機質でかたーいプロフィルを見るよりも、なんか「人柄」とか「ものの考え方」が分かるようだ。ということで、この10月の実験は大成功という感じもする。
  
  ところで、今、夜中の通販番組での購入者が増えていると聞いた。「丑三つ消費」というようで、まさに「草木も眠る丑三つ時」に、つまり午前2時~2時半の間くらいか。最近の人々は消費行動を起こしているのだ。かくいう私も先日、午前1時半くらいに深夜の通販番組に釘付けになり、なんと「ロバート・キヨサキのファイナンシャル・インテリジェンス」のセットをわわわっーと購入決定してしまっていた。あの瞬間の上気。何だったのだろう?
  私のブログへの訪問者のトップは22時。そして23時と続く。そして驚くことに午前1時から3時が並んでいる。そして午前4時にガターンと面白いように数字は落ちる・・・・ということは皆さんお眠りになる時間なのか?

 秋も深まってきた・・・・秋深き 隣は 何をする人ぞ

  日本ハムが日本シリーズ第5戦で中日を破り、44年ぶりの日本一に輝いた。
今季限りでの現役引退を表明していた新庄が超満員のファンに別れを告げた。
「7回あたりから涙が止まらずボールが見えなかった」という新庄。強運!本当にかっこいいよ。九州男児の新庄が全てけって熱いエールに応えて北海道におりたった。誰にでも出来ることじゃないのだ。
お祝いの会場では「漫画か映画したら」っていう新庄。誰か本当にこのストーリーを漫画が映画にしてくれないかな。


 

ch10.生活 : 無力


  地震の調査のためトルコのイスタンブールに行っている夫からメールが入った。
「今日も地震がありました。M5クラスですが、群発地震とすれば、結構大きなほうです。
土曜日と、昨日と今日。震源は、マルマラ海を挟んだ南側、100kmから200kmは離れています。
大きな地震に繋がらないと良いのですが・・・」とある。志村けんではないが「だいじょぶかぁ~」と心配にもなる。
  東京直下地震についても「2000年過ぎたから、いつおこっても 不思議はないよぉ~」なんと言っていたが・・・・・改めて東京都の「首都直下地震による東京の被害想定」(平成18年5月)など見てみると、地震発生の場合の被害を想像しただけで、もう自分の力じゃどうしようもないことを感じる。どんなに便利になっても、あの「9.11」の時にはニューヨークの弟と暫く連絡は出来なかった。私にとって出来る限りのコミュニケーションツールは全て無力だった。ちょっとした事故での交通機関のトラブルの際も、どんなにケータイが繋がらなかったことが多かったことか。地震の時・・・さて。
勿論、テロと天災は違うけれど「天災」の前で人は無力だ。

  

社会問題 : 絶対君主の転落


「嫌われ松子の一生」の看板を見ながら、いつも思うのだ。
人生は何かのきっかけで、いとも容易く・・・・転落していくものなのだと。
水が高いところから低いところに流れるが如く、人は容易いほうへと流れる。苦いより甘いほうがいい。辛いより楽しいほうがいい。しかし、何かを見失った「その時」から転落へのカウントダウンは始まる。
 


  また、不愉快このうえない事件があった。絶対君主の転落。


   東京地検特捜部が23日に収賄容疑で福島県の前知事・佐藤栄佐久を逮捕。福島県発注のダム建設工事をめぐり、前田建設工業に受注の便宜を図った見返りに、同社と下請け受注した三重県の水谷建設から、親族会社の土地を時価を超える約9億7000万円という高値で買い取らせる形で賄賂を受領した疑いだ。
  東大卒業後、家業の紳士服メーカーに入社。1983年、49歳で参院議員に初当選。その時の売りは“清廉さ”。「学者肌で穏やか」との人物評。しかし実のところ実弟や秘書ら身内に対しては、「絶対君主」として振る舞いの数々。外面のいい内弁慶とでもいえばいいのか。1988年に知事へ転身したものの当選を重ねるにつれ、彼に意見できる人がいないほどの存在になっていったという。
  本人は気付かぬうちに、転落していったのだ。

ch10.生活 : まさに・・・予想外


  まさに予想外か、ソフトバンクモバイルが携帯電話番号ポータビリティーに向けた新料金プランを26日に追加すると発表。これは上層部のほんの数人しか知らない極秘プロジェクトだったという予想外割引きらしい。本気で戦い抜く!という孫さんの気迫に何故か予想外に心が揺れてしまった。こんなことがあるのだろうか・・・

ch10.生活 : カネハマモノ

   60年代から70年代にかけて独特の演歌の世界で一世を風靡した歌手の藤圭子さん。米ニューヨークの空港で米麻薬取締局に現金約42万ドルを差し押さえられたというニュースをきいたまま、暫くは「そんなこともあるのか?」と思っていた。
  ニューヨークのケネディ国際空港からラスベガス行きの航空機に搭乗しようとした時に麻薬探知犬が藤さんの手荷物の中から紙に包まれた紙幣を見つけたらしい。ラスベガスの慈善団体に寄付する意向などを説明したということだけれど果たして日本円で約5000万円もの現金そのものを持って移動するのだろうか?でも、宇多田ヒカルのプロデュースもつとめる母てあればねぇ・・・・・なんて事も考えていたのだが昨夜、テレビでインタビューに答える藤圭子さんのすっぴん素顔の様子を見ていたら、なんとも「?」という感覚になった。「私のパスポートを見てください」という藤さんの弁。世界各国をファーストクラスで移動し、一流ホテルに逗留しているから、カジノに行くのであればこれくらいの現金は普通だと。しかし彼女の口から出る言葉が何か「普通」ではなくなっている感じがして仕方ない。
ふっと昔のあの艶っぽくそしてどこか哀しい表情で歌う藤圭子を思い出した。
  


  たまたま、昨日の仕事の打ち合わせ中、ちょっと雑談で「あってもなくても、お金で人って本当に変わるもの」ということを話していた。体験を通しての彼の話はまあ、実に生々しいものであった。そうか、数千万という金額ではなく、数億、いや数百億の単位で稼ぐようになると「何か」が人間をかえてしまうようだ。変わった人間はこれまでの人間関係も変えていく・・・・ということだ。
  最高の人間関係が変わっていくのなら、そんな「金」はいらないよ・・・・というと「その人間の本質が出てしまうものなんですよ」と言われた。世の中には魔物が多いが、金もまた魔物。ほどほどが良い。   
 


  禁煙してから随分と時間が経つので、今の私にとってタバコには全く興味がないのだが・・・・
 
  社団法人「日本たばこ協会」などの3団体が、未成年者の喫煙防止対策の一環として、ICカード方式の成人識別装置つきのタバコ自動販売機を2008年から順次導入していくらしい。新型ICカードの名称はタバコとパスポートを組み合わせて命名したという「タスポ」。名前は覚えやすくてカワイイかも。
  この導入が進むと、顔写真付きのICカードを持った登録者しか購入できなくなる。現在、自販機の設置台数は約62万台で喫煙者のここでの購入比率は約50%とかいうけれど・・・。さて
  
    

ichiko : もう直ぐ

  今朝のこと。「吉田さんのメールで目が覚めたのですが、ケータイ握ったまま、また寝てしまいました・・・・」と昨夜、最終の仕事の打ち合わせの人からメールが入った。彼の帰宅は午前四時過ぎ。うとうとの状態で起こしてしまったようだ。 
  このところ、午前様が続いている。飲んで騒いでドンちゃん騒ぎ・・・・というのなら楽しいのだが。そうではないのが辛いところか。「もう、みんな若くないんだから、体調管理だけはきっちりとしてよぉ」と会う人々と言い合ってしまう今日この頃。

  しかし、昨日はほぼ夜中までほぼ分刻み?に近い「動き方」をしていた。中央線、山手線、そして地下鉄丸の内線、銀座線、日比谷線・・・そして、三田線。最後はタクシーであった。
  車内で続々くるケータイメールを処理しつつ、迷路のような都会の交通網を潜り抜け、コーヒーの飲みすぎでちょっと痛む胃を気にしながら、夜更けとなっていた。
 
  最終の打ち合わせの最中に慌しいメールが入る。「緊急に相談したい」と。何とかすれば、いけそうだと思い、早く切り上げで現地に到着する。もうすっかり夜も更けている。ちょっとミラクルなことがあったから、カラダは疲れているのだが心がハイな状態。だからこそ、こんな夜更けの緊急相談にも乗れるのか・・・と思った。分刻みで動いていても心がハイになるミラクル・・・・もう直ぐ、実現だ。

ch05.エンタテイメント : 真相を! ディープインパクト

  本当にこういうニュースはとことん嫌だ。JRAは、今月1日に行われた世界最高峰レース・仏ロンシャン競馬場で開催された凱旋門賞レースで3着に入ったディープインパクトの尿から薬物が検出されたとの発表があった。上位3着までが理化学検査の対象になる規定に沿って検査したところ、レース後に採取された2つの検体からイプラトロピウムという呼吸器系に作用する気管支拡張剤が検出。ただ、日本国内では使用を禁止されていないので、今年限りで引退するディープの出走には支障ないというけれど・・・・。フランス滞在中の何らかの治療か。早く真相を解明してディープの汚れはとってほしい。

 

   人間とは、本当に喉元すぎれば何とやらなのだ。子どもがある程度大きく成長してしまえば育児休業などということばも遠くなってしまう。
  雇均法から既に10年以上経つが、やはり子どもを日々育てるのは女性の仕事。「今とりかかった仕事が面白くなってきているから」「この時だからこそ出来る仕事は続けたい」という女性の意欲的な言葉もいやというほど聞いている。そんな未婚の女性に対しては、子どもは産める時に産んで、子育てできる時にしておいた方がいい・・・・・と思っても、なかなか口に出してはいえないものだ。つい「そうよねぇ~」と言ってしまう。女性は経済力をつけてますます磨きがかかって自立していく。「いつか、結婚して子どもは産める」と後回してにしてしまう。いつでも産めないという現実なのだが・・・・・・・。
  
  少子化対策の一環として、厚生労働省が、育児休業を取得する従業員に独自の所得補てんを行っている企業に対てし、最大で補てん額の3分の2を助成する制度を設ける方針を明らかにした。
勿論、労働者が育休を取得しやすい環境づくりを進めること、そして企業による独自給付の促進だ。しかし新設する支援制度は、企業の独自給付金のうち、従業員300人以上の大企業で半額、それ以下の中小企業では3分の2の助成だ。大企業は全てに恵まれている実態。しかし、本当に小規模で働く女性、中でもこうした制度が必要な女性も多いのが日本の実態だ。

  
  新しいものは何でも心地よい。家だって新築の時は本当にあれこれ夢も広がっていくものだ。しかし、年月が経つと、カラダじゃないが、あちこちガタついてくるものだ。勿論、住宅もみすぼらしくなり、木造では二十年もすれば「やれやれ、そろそろ・・・」ということになる。ボロくなったらローンも軽くなれば良いけれど、そうはいかないね。
  三井住友銀行が16日に、変動金利型ローンで返済額を固定できる「住宅ローン定額返済プラン」の取り扱いを始めた。これは銀行業界で初めてのことだ。
通常、変動金利型ローンは月々やボーナス時の返済額は利率、期間などによって自動的に決まる。そして変動を受けて5年ごとの見直しがある。今回のこのローンは毎回の返済額を従来型より多めに設定。繰上げ返済の効果が生じるため、金利が大幅に上昇しない限りは前倒し返済が進むというが・・・。しかし、金利は化け物。自分の生活に「金利」というものが密着してから随分経つが、バブルの前くらいから、バブル、そして泡沫のように過ぎ、そして今尚も。生きている限り、暫くこの「金利」との付き合いは続きそうだ。

社会問題 : 時の為政者

   北朝鮮の核実験は失敗だった云々より、重要な輸出品である農産物や水産物が放射能で汚染されているのではないかとの理由で、中国からの買い付けがストップしている。地下核汚染の恐れは、考えただけでこわい。規模のことを言っても、例えば地下水系は著しく破壊されているだろう。放射性物質はゼロではない。飲料用の地下水が汚染されたりしている恐れだってある。
 特に、中国では人々は戦々恐々。このまま進めば、北朝鮮に進出している外国資本が一斉に撤退とも考えられる。「失敗」だったから、この後に何回も核実験を行うとどうなるのか。

社会問題 : いじめ


 このところ、本当に心苦しい事件が続く。福岡県筑前町立・三輪中の2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題。校長の苦しい言い訳。いじめが続くことはないという判断の上、教育委員会に対して「0件」と報告していた。
  いじめによる自殺の件数は1998年の一件を最後に報告されていなかったという現状。文部科学省の「正確な件数を報告してほしかった」と指摘。「あるかないか」「解決したかどうか」の判断など誰が出来るのか。聞けば、今回の事件は、この男子生徒が中学に入学した時に既に担任による「偽善者」呼ばわりが始まっていたというではないか。床に落ちた友達の消しゴムを拾っただけで彼は「偽善者」か?担任の「からかいやすかった」とは!親御さんの相談ごとを他の生徒に言ってしまう・・・思春期の男子はどれくらい辛かったか、想像できないのか?
  朝礼での生徒への校長の言葉。先生たちは変わった。全力で君たちを守る。そういうなら、隠蔽すれば何とかなるという気持ち、「いじめ」を「プレッシャー」などと言う言葉にすりかえないでほしい。「いじめ」は「いじめ」なのだ。

 

  
  1日に一回は必ず、見る商品用バーコード。これが発表された時は本当に「すごい」と感動したものだ。今、この愛想のないバーコードがおしゃれなイラストに活用する「デザインバーコード」として広まっている。食品メーカーを中心に約20社、約80商品に採用されている。シマウマの模様や溶けたチーズ・・・・見てみると「ほう」と思うのだが、なかなかこのアイデアが出てこないのだ。だから先駆者というものはすごいのだ。サントリーの「健康系カテキン式」や「燃焼系アミノ式」、カルビーも今年10周年を迎えたスナック「じゃがりこ」など、店頭で目につく商品ばかり。賑やかで楽しくなる。
  企画した会社はまだ2005年に設立された広告会社。代表はまだ34歳の吉田稔さん。読み取り装置のレベルが向上のため長さが1ミリでも読み取れるようになったことが事業化のきっかけになったという。ここがポイント。あとからでは人は何とでもいえる。だからこそ「着眼点」が大切なのだ。 んーっ、やっぱり先んずれば・・・である。
  


 


   初めて国語辞典、百科事典などに触れた時の感覚は今でも鮮烈な印象で残っている。それからは漢字、古語、諺・・・と辞典・事典が生活の中に入ってきた。小学生の頃だったか、母がブリタニカの事典のセットを購入。家に届けられた時は「どうだぁ!」と言う風貌だった。革張りだったのか、如何にも「じ~て~ん~だぁ!」という様子で応接間に鎮座していた。それに触れようとすると母に叱られた。「事典だから、中身を見たい」というと「ダメ」と言われた。だから母のいない時を狙って、弟と一緒にページをめくり、人体解剖図など見つけると「ギャアーッ」と声出しながらも好奇心の渦の中にいた。・・・・・・「ダメ」の意味が当時は分からず不思議だったが・・・・・要は「飾り物」であって「実用」ではなかったのだろう。
  学生時代は図書館でより専門の書物に触れてきたのだが、最近の調査といえば完全にインターネット。中でも8年前にスタンフォード大学の学生二人が作ったグーグルは凄い。株価の時価総額が15兆円というのだから、目が回る。日本での利用率のトップはヤフーだというが、アメリカでは44.1%、イギリスでは75.1%だ。
  数年前に「いち子さん、このグーグルっていうのがなかなか良いですよ」と言われて、登録した覚えがある。何しろグーグルは検索スピードが早く、なかなか精度がいい。例えば、「吉田いち子」と自分の名前を入れていろいろ検索してみたが、グーグルで既に絶版になっている20代の時に書いた(恥ずかしい)小説がユーズド価格でネットで出ているのを発見。またまたビックリした。1200円くらいだったのが3000円~、帯なし、きれいな状態ですなんて見ると、懐かしさとともに嬉しさがこみ上げて来る。
  本当にインターネットの世界は凄い。米グーグル社が始めた新しい地図サービス・地球検索ブラウザーのグーグル・アースというものを知って、また驚いた。お気に入りの場所が一瞬で探しだせる。さてさて、一年後、三年後の技術革新が想像も出来ない。より個人にとって精度の高い情報を探し出せることになっていくのだろう。本当に昔、SFを読んで心弾ませていたような「時間」が今、ここにある。

ch05.エンタテイメント : 別に知り合いじゃないけど・・・


    別に知り合いというわけでもないが、お笑いコンビの「おぎやはぎ」の小木さんが歌手の森山良子さんの長女と入籍していたらしい。私はデビュー当時からね「おぎやはぎ」のお笑いが好きなんだ。
  やはりね!と妙な確信をテレビで見ていたときに「これは結婚するよ」と感じていた。人との出会いって本当に不思議。結婚すると「ええっ」という人と親類になってしまう。
  今後小木さんにとって、これから森山良子さんがお母さんになるということは、ぬぁんと!ムッシュかまやつさんとも親類になってしまうわけだね。心相科学で、宮城悟先生にこのカップルの心相数から「何故コールインか」について調べていただこうかな・・・・。

 

ch10.生活 : またもや・・・・

  
   10月24日に番号を変更せずに電話会社を変更できる「番号ポータビリティ制度」が解禁される。KDDIの「au」とソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)は秋冬モデルを発表、12日にNTTドコモも携帯電話端末の新シリーズを発表した。3社合計の新商品はズラリ39機種。いよいよ顧客争奪戦が始まる・・・・といえども私はずっと「au」だ。加入時に10数万円かかった頃。いわば当時は嗜好品的な商品だったようだ。「そんなに電話が好きなの?」「毎日、束縛されない?」な~んて言われた。
  しかし、どんなに束縛されても、いまや、ケータイなしでは生活できない状態だ。だが、必要な機能は実にシンプル。限られている。ケータイ各社がポータビリティを意識してあまりに多機能にすると、変わり映えしなくなってしまうのでは?・・・・といいながらも、昨夜、東京駅で仕事の話の途中でケータイがバッテリー切れのため、ブルルルルルッと大きく震えて一瞬のうちに相手の声が消えた。その直前に必死にリンゲル液のように充電器をぶら下げていたのだが、慌てるとろくなことはない。接続の部分を焦って触り、なんと・・・・・壊してしまった。どんなに多機能なケータイになっても、このあまりにシンプルなドジをまたもや、やってしまった・・・・。

 

ch07.味 : 魚料理


   人と食事をすることは大切なことだと思う。食育、食育と騒いでいるが、「食」は日々の積み重ね。生きてきた「全て」がそこに表現されてしまう。別に気取ることなく、美味しそうに食べることが出来ればいい。本当に普通のこと。

  今とても、秋刀魚が美味しい季節。脂がのって、秋を感じる。と同時にふっと思い出すことがある。
昔の話だが、ある食事会があった。メーンは「魚料理」。数人がテーブルを囲んで、和やかで楽しい会話をしながらの食事会のはずだった。が、いつもどのような会議でも弁舌爽やか、知的なイメージの女性のナイフとフォークの使い方が何となくぎこちないのだ・・・・・。カチャカチャカチャ・・・・・・必死に焦っている彼女の横顔を見た。「ああ・・」と溜息にも似た声が洩れた。周囲がその様子に気付いていたのか、気付かぬふりをしたのか、会話が少し中断した。彼女は多分、魚の取り扱いに慣れていなかっただけなのだろう。しかし、皿の上に散乱した魚の骨、身、皮・・・・メーンディッシュの最後の姿は目にあまる光景だった。魚を食べる度に、何故かいつもあの時の彼女の姿が浮かんでしまう・・・。自分でも「いい加減に忘れろ!忘れろ!」と思うのだけれど・・・・。あの皿が頭に浮かんでくる。
  食育というコトバがこれほどいわれなかった時代だったが、娘たちの魚の食べ方には本当に気を使って育てた。たとえ、質素な食事であっても、一つの料理を大切に、心から「ごちそうさま」といえるように・・・・。


   なんだかんだと言いながら、変化に対応して、生活を結構楽しんでいる。例えば、携帯電話などで情報を読み取る2次元コードの一種のRコードは必須。携帯電話利用者の7割強がQRコード対応端末を保有。利用者も前年の56%から79%に増加したという。私の場合は特に、グルメ情報の整理には便利している。「読み取り成功」が大好きだ。
  デジタル印刷大手のデュプロとシステム開発のアイディーエスが共同で紙に印刷されたQRコードを携帯電話で読み取れば、パソコンに送信されるURLで簡単に詳しい情報を受け取れるシステムを開発したという。いよいよ「Q転直Pa(きゅうてんちょっぱ)」サービス開始した。 紙媒体とウェブを融合した新形態の情報提供を可能にする。とにかく携帯電話利用者に大量情報を提供したい企業にとって有効なサービスといえる。目覚しい進歩、変化に目をみはるとともに、何か今後が予測できない魅力に震えるほどだ。

 

ichiko : ご縁

   今、とある沿線の情報誌仕事の話がある。何としても獲得したくで毎日うずうずしているのだ。時々、寝ながら、暗闇の中を見つめながら、あの仕事が何とかならないものか!?と考え倦んで、暫くすると、外が白々となってくることがある。ふと「お前はそんなに仕事が好きなのか?」と自分に問う。いや、違う。仕事というより、独立してから自分の足で歩き始めてから、大きな看板をおろしてから・・・・本当に短い間でもいろいろなことがあった。これまでの仕事の中では得られなかったものと出会った。その中で得た「ご縁」の確認が出来たからか。いや、まだ進行形ではあるが・・・・多分、このことに私は興奮しているのだと思った。

  世の中、「自分を売り出して欲しい」「お仕事をPRして欲しい」もっとズバリ「仕事が欲しい!ください!」と言っては相手の肩書き目当てか、下心丸出し、又は単に酒が呑みたいだけか?猫なで声でマスコミ関係者に近づいてくる輩が多い。実に卑しい限りの行動なのだが、これまで、泳いでいた世界ではそうした人々を見分けることが出来なかった。しかし、今、客観的に物事や人を見ることができるようになった・・・・と感じ始めている。マスコミ人の傲慢さも分かる。己も気をつけねばならないのだ。人はほうっておくと本当に傲慢になる生き物であるから。

  来年になると三年目を迎える。やはり「縁」を感じる今日この頃だ。先ず「人の為に何が出来るか」を考えてそして、その上で仕事が出来ればと思っている。決してきれいごとを言っているのではなく、人生後半戦に入ってみれば自ずと思うことではないだろうか。ご縁の大切さについて学ぶこと。潔く生きるということ。決して卑しい生き方だけはしたくない。

ch03.美容 : 男性美容部員登場


   百貨店の女性化粧品売り場に、メークを施す男性美容部員の姿が目立ち始めているという。銀座三越には、9人の男性スタッフがいるそうだ。 やはり若いОL層の多い銀座や池袋、渋谷地区の百貨店が多く、年配の客層が目立つ日本橋高島屋には見あたらないとか。ただ関西地方の百貨店では話は別。年齢、客層に関係なく男性美容部員の人気は高いというのも地域性あって面白い話だ。
  私も通常、ヘアメイクは男性に担当していただいている。「私はこれでいいと思うの!変えなくていいの!」といった一種の思い込みをとりあえず置いといて・・・・・男性ならではの視点からいろいろ新しいアドバイスをしてくれるところがいい。これが新鮮だ。
  昔、一度、このスタイリストを姑に紹介したことがあるのだが「やっぱり・・・・いつもの先生がいいわ」と行き着けの年配の先生が経営する美容室に行った。時には気が付かなかった自分の魅力をさらに伸ばす提案を異性の「目」でしてもらうことも刺激的かもしれないのだが・・・・。

ichiko : 素直になろう



    久しぶりに会った友人とは、長い間付き合っていた筈なのに、何故か会話がぎこちなくなることがある。会わなかった時間の堆積か・・・私が不器用なのか。一体、何をどう話していったら良いのかが分からなくなる。頭の中でいろんなことがぐるぐる回ってくる。日常の取材活動、プレゼンテーション、打ち合わせ、久しぶりの誘いの電話・・・考えてみたら全て「技術論」の上で成立したいる。嗚呼!そういうことかと、思い知る。
  相手が壁にぶつかって、いろいろなことに消極的になっていたりすると、どこかイライラしている幼い自分を発見。会わなかった長い時間に、その人がどんな日々を送ってきたのか、どんな気持ちで過ごしてきたのかを、何も気負わずにおしゃべりすればいいものを・・・・・何故か、「で、結論は?」と急ぐ自分に気付く。

  
  ある日、娘が言った。「女の人って、ただ話を聞いて欲しくてしゃべっていることが多いんだって。相談があるって言っても、お母さんみたいに、どう解決したらよいかって論理的につめていくと、“じゃあ、もういい!”ってことになるらしいよ」と。その時は「ふーん」と納得したことがあるが、しかし不器用というか性格というかやはり起承転結を急ぐ傾向がある。やはり、こりゃまずい・・・・・

  深井次郎さんの『ハッピーリセット』の中に元気が出るなぐさめのコトバなんか無いという一節がある。失敗して落ち込んでいる友人にかけるコトバ。「大変だったね」なんていえば「私はやはり大変なことをしてしまったんだ」と余計に落ち込む。つまり、なぐさめのコトバなんてないということ。「これで、よかったんじやない」気持ちをプラスにもっていくこと。すると相手は元気が出てくるというもの。ふむふむ。本当に最近は20代の方々のコトバ・考え方に勇気付けられる毎日だ。素直になろう。

   このところ、飲酒運転による悲惨な事故が相次いでいる。事故のニュースを聞くたびに、なんて人間は意志が弱いんだろうって思うのだが「あっ!」と思った時は既に遅い。事故を起こした時、何もかもが失われてしまう。しかし「ちょっとだけだから・・・」とビール一杯などと軽い気持ちで乗ってしまう人もいるのも実状だ。
  乗車したドライバーのアルコール分を検知した場合に絶対に動かないクルマでも出来ないものか?ずっと考えていたところ、メーカーは既にエンジンがかからないなどの開発に乗り出しているという。例えば、日産は、長い暗証番号を打ち込んだり、アルコール検知器に息を吹きかけなければ作動しないシステムの開発へ向け検討を開始している。
   ハード面においても開発が進む中、ソフト面において「さすが、トヨタ」といえるう業界初の試みがある。これは、一般のドライバーを対象に飲酒運転を疑似体験できる講習会で、富士スピードウェイ内の「トヨタ交通安全センター モビリタ」でレース開催日を除くほぼ毎週土、日曜日開催されるそうだ。今、各メーカーの対策が着々と動き始めている。だからこそ、いろんなことが、いろんな事情があろうと・・・・「絶対に飲酒運転はしない!」という意識を強く持ちたいものだ。


   低気圧のせいか、朝から大雨の中を目的地に向かって歩いていた。風も強く、地下道から外に出てきた時にカサがいわゆるおちょこになった。目的地に着いた時は、カサをさしていてもなんの意味もないほどにずぶぬれとなっていた。
  このところ都市を襲うゲリラ的集中豪雨。都市型の水害は私たちの生活を直撃している。水は階段などをつたい、地下は完全に水没する。水深40センチでは毎秒5mの速さで流れ込むという。こうなったら人は地下では身動きできずだ。「自分のことは自分で守るしかない・・・だから意識の改革を!」なんて言われているが、その時に果たして「何が」出来るというのか?疑問だ。
  一度、集中豪雨の時、クルマが半分ほど水没したことがあった。前にも進めず。まるで川の中に投げ込まれたかのようになっていた。「このままいたら・・・・水死?」とあの時の恐怖感。自然のこわさを感じつつ、しかし、時間が経つと忘却していく自分。果たして「その時」何が出来るのか?自信がない。
  今日は仲秋の名月というのに、雨はまだ激しく降り続いている。



   白の反対は?黒。良いの反対は?悪い・・・・・その日の話題は「反対語」だった。ある人物が言いはなった。「では、愛するの反対語は?」と。皆が押し黙った。「憎む?」と一人が言った。「違う」と彼は言い、おもむろに「無視するということだ」と。愛するの反対語は「無視する」と。
  ひとりひとりに「愛」を与え続けたマザーテレサの言葉。だからこそ、その説得力に誰も何も言えない。

ch02.健康 : 興味の扉

 
   小学校の頃から、一番好きな教科は理科だった。何でだろう?と考えると小学校の三年生の時に担当してくれた理科の先生の思い出がある。教科書の他に何か副読本のようなもので指導してくれた。教科書には書かれていない内容。その時のある衝撃が今でも心の中にある。単調な授業の中で何かが弾けて変化した瞬間だった。その先生が教科書以外の「何か」を教えてくれた一瞬だったからだ。


   今でもそんな一瞬が私は好きだ。例えば、ヤマハ発動機がアスタキサンチンを豊富に含有する藻類「ヘマトコッカス藻」の培養などを行う工場を静岡県袋井市に20億円を投じて建設し量産を開始したという話。アスタキサンチンは天然色素「カロテノイド」の1種でサケに含まれていることは知っていた。赤系の色で、ヘマトコッカス藻などの微細藻類に多く含まれるほか、エビなどの甲殻類にも含まれている。
   今、ありかという紙媒体を作っている中で、いろいろな情報が入ってくる。特に「健康」に関する分野では、新しい発見が、あの日の衝撃ともいえる「興味」の扉を開かせてくれるのだ。
  このアスタキサンチンは身体に悪影響を与える活性酸素をなくす抗酸化機能がある天然色素成分で今後は食品や化粧品への応用、1997年から研究を始めたライフサイエンス事業が本格的に動き出すそうだ。
  何故?ヤマハ発動機?と思ってしまうが、独自の屋内培養システムであるヤマハ高効率バイオリアクターを中心とした培養設備を有し、安定的に高品質のアスタキサンチン原料を供給できるということだ。工場内で培養した藻類を乾燥させ、粉末化。乾燥藻体は、日清オイリオに移送して、油状のアスタキサンチン製剤「ピュアスタオイル」にして、これをヤマハ発が食品メーカーなどに販売する。
  そもそもはエンジンから排出される二酸化炭素の低減対策に取り組んできたという背景があり、その地道な研究の中で、CO2の吸収能力が高い藻類を培養する技術が開発されライフサイエンス事業の基礎となったということだ。
  今は抗酸化、免疫活性化など人々の健康に関する話題は本当に興味深い。今、キーワードの“アンチエイジング”に大いに役立って欲しいな。

  しかし「絶対に勝つ!」という確信を持ちながらも、やはり勝負とはその「瞬間」に決まってしまうものだ。泣いても笑っても・・・・・

  1日、世界最高峰レースの第85回凱旋門賞で日本から挑戦した武豊騎手騎乗のディープインパクトは悲願ならず、3着に終わった。残念ではあったが、コールしてしまえば、何故かすっきり。
  しかしこの、凱旋門賞を見るために、ロンシャン競馬場に足を運んだ日本人は4000人を超えたというのだから、やはり景気が良いのか。
  休日の深夜帯で、ゴール時は、関東地区で最高は22・6%、関西地区で28・5%の異例の高視聴率を獲得。これだけでもいいか。

                 
 


   街にハロウィーンの飾りつけが目立ってきた。クリスマスにしてもハロウィーンにしても日本人は気軽に楽しみ方を見つける名人だ。キリスト教の万聖節の前晩(10月31日)に行われる伝統行事だなんて意識しちゃいない。
   そもそもはケルト人の収穫感謝祭がキリスト教に取り入れられたものとされ、ケルト人にとって10月31日が1年の終わり。この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられ、これらから身を守る為に仮面を被り、魔除けの焚き火を焚く。
日本のお盆の迎え火、送り火にも似ている。そう、あの「火」の魔力。だからなのか、この時期はアメリカでは放火事件も多いと聞く。あのお化けかぼちゃの蝋燭の「火」もなかなか異次元に連れて行かれそうな「火」の魔力がある。
  31日の夜、カボチャをくりぬいた中に蝋燭を立てたジャック・オー・ランタンを作り、魔女やお化けに仮装した子供達が「Trick or treat」と」と唱えて近くの家を1軒ずつ訪ねる。昔、英語の教科書に出てきた時「一体何なの?」と思った記憶がある。お菓子をくれなきゃ悪戯するぞっ!なんて。自分も一度言ってみたいと思った。


  さて、この時期、米国ならではの“ハロウィーン事情”があるらしい。10月は全米各地や家族単位でハロウィンの行事を楽しむためテーマパークの来場者数が減少するのだそうだ。そこでディズニーは新キャンペーン「ディズニーズ・ハロウィーンタイム」は、「ディズニーランド」(カリフォルニア州)、「ウォルト・ディズニー・ワールド」(フロリダ州)の2つのテーマパークで開始して10月31日まで、お化けやカボチャなどハロウィン装飾でパーク内を飾るほか、ハロウィン仕立てのパレードや花火打ち上げを行うとか
この51年の歴史の中で夢や希望を打ち出してきたディズニーが初めての試みとして 「悪鬼」を取り入れたというのが面白い。イメージチェンジの一歩。商魂は全世界逞しい!

いつも作家の中谷彰宏さんのメルマガくんを読んでいる。いわば定期購読者。
10月1日号でのパープル@AN-Jさんのメッセージ。

 
 お元気ですか? 
 思い立って、ヴァージニア・ウルフの
 『灯台へ』 を読んでいます。
 たしか高校か予備校のときに買った本です。
 そのまま30年近く、積ん読でした。
 (そろそろ、読まないと、まずいなあ)
 緑色の表紙と目が合うたびに、
 思わず視線を外して、つぶやいてきました。
 とうとう、というか、やっと、 読み始めてみたら……。
 この本は、大人向けの本です。
 たぶん高校・予備校のころ読んだとしたら、
 どこが面白いのか、さっぱり理解できなかったでしょう。
 本には、読むべきときがあるのですね。
 同い年の友達が最近、太宰治の 『斜陽』 を
 読み返したそうです。
 大学のころ、「有名な作品は押さえておく」
 という動機から読んだけれど、面白みが分からなかった。
 ところが、いま読むと、すごくよく分かる――。
 わたくしも 『斜陽』 は読みました。
 やはり、「押さえておく」という読み方でした。
 『斜陽』 と仲良しになれる年齢になれたかどうか、
 そろそろ、試してみようと思います。
 ちょっと、ドキドキします。
 あなたも、出会い直してみませんか。  


・・・・とある。

   実は、このメルマガを読んで、「ああ、誰もそうなのか」と感じた。
このところ、ずっと読み返しているのが「徒然草」と「平家物語」。高校時代の授業中は、あんなに眠くなったり、ぼうっと外の景色に目がいってしまったのに・・・・不思議。吉田兼好の気持ちがずんずん?良く分かる。どこかの庵で吉田兼好と向き合って、会話をしている感じになってくる。
   そして「平家物語」では、あの平家の栄華と源平の戦いによる没落。その時代の貴族と武士の対照的な生き様。この世の理不尽さ・・・。あの”祇園精舎の鐘の声…”の有名な書き出しは、ある年齢にいかないと分からない世界のような気がする。

  パープル@AN-Jさんの読んでいるという、ヴァージニア・ウルフは今尚、全巻持っている。何故か魅かれてからずっと宝物のように。映画もそうだが、確かに、その時代には分からなかった小説が今、面白いということがある。多分、高校、大学時代に読んでいたものをもう一度読み返してみたら感動が次から次へと生まれるのではないか?と思う。当時は一種、気取りで読んでいた太宰の作品も今読んでみたらドキドキするかも知れない。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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