2010年9月アーカイブ

   奮闘を続けてきたクルム伊達も、今年の全仏女王には力負けした・・・とは言うけれど、あのシャラボアとの試合は息をのんだ。だいたい。40歳での快進撃が終わったとか何とか?久しぶりに見た伊達さんの姿に一瞬「誰?」と思うほどにカラダが変化していたと思う。筋肉の状態が昔のイメージとは全く変わっていた。鍛えて鍛えてそして鍛えられた筋肉である。確か、11年ぶりの復帰を過ぎて。だいたいブランクがどれほど怖いものか、考えるほどぞっとしてくる。一般人でも怖いのだから、プロはいかほどのものかと。しかし、人はいくつになっても日々の研鑽で見事に美しく変貌していくということだ。


   今日、29日の17時過ぎに福島県中通りでマグニチュード5.8の地震が発生した。バッグの中の携帯がプルルルッとして警告音のような音が鳴り響いた。通常、マナーモードにしているし、この時も周囲の事を考えればマナーにしなくてはならない状況であったので、自分の持ち物であるというのに一瞬、わけ分からず驚いた。周囲の方々に「あ・・・すみません」と頭を下げた。
  先般、機種変をしたばかりだったので、こうした新しい機能がついたものなのだろうと思ったが、今回のように予想もしないほど変な警告音がなっては・・・と用事が終了した後、携帯ショップに行った。しかし、時間帯というのもあるのだろうか、すごい混雑で、30分ほど待ったが次にひかえる用事もあり、キャンセルした。何人かのビジネスマンらしく男性たちも順番のカードを置いて立ち去っていった。予想もしない「機能」。便利さと不便さを感じた。

ch06.音楽 : 兎に角集中!

   ふとカレンダーを見ると9月ももうすぐ終わる。いやはや、本当に「時間」を追っているのではなく「「時間」に追われている。見積り書、請求書などの実務などもこなしながら、兎に角時間の経つのが年々早く感じるのは何故か?と思いつつ必死にルーティンをこなしていく。
  来月は10月。そして11月には恒例の神楽坂女声合唱団のチャリティディナーショーがある。来月から集中レッスンが始まる。しかし11年目を迎え、この節目に継続していくすばらしさを感じる。自己満足に近い感覚かも知れないが、最近は迷ったら兎に角進め!ぶつかれ!と自分に言い聞かせている。結構長い時間社会人の勉強もしてきたのだからそれなりの「勘」もついた。何となくエクスキューズでぼやぼや、おろおろしていたらそこで終わり、いや終わっていたと思うことが度々ある。まあ、ごたごた言っていても11月28日のディナーショーももう"目の前"である!今年もモーツァルトのオペラが二曲♪その他カンツォーネにも挑戦!だ。

ch12.その他 : 下町の居酒屋

  下町の超有名な居酒屋にて。ここはいつも長蛇の列で客が今か!今か!と待っている。狙いは一階のコの字のカウンター席だ。待ち合わせやら予約など出来ない席だ。列に並ぶ客はちょこちょこと店内をのぞいては「ふうっ」と溜息をつくものもいる。カウンター席の一人が抜けると列に並んだ客が「よっ!あいた!」とばかりに席に着く。カウンターの中では長年ここで働いてきたらしい元気なおばちゃんが二人、料理や酒を運んでいる。この店の滞留時間は一時間半。これは客は暗黙の了解である。
  漸く席について小一時間ほどたった。鯖の味噌煮に熱燗が旨い。至福だぁ~と思っていると後方から男の怒鳴り声が聞こえる。店内は一瞬空気がかたまったが、店のにいさんも負けちゃあいない。言い合っているではないか。これが下町の居酒屋なのかと思う。しかし酔った男の怒鳴り声はどんどん大きくなり、店内にこだまする?ほどに。しかしカウンター内のにいちゃんも負けちゃいない。すると「馬鹿野郎!俺は三十年ぶりにきたんだぞっ!」と男は怒鳴り続ける。多分、開店と同時に席に座り、もうできあがっている男にはなんと連れの女がいるではないか!連れはおろおろ?している。すると客の一人が立ち上がり「まあまあまあ」とその怒鳴っている男をなだめるが、その客もまた「なんだとぉ!」と発火してしまった・・・おやおやおや。
  男は外へ出る。そしてにいちゃんと板さんたちも外へ出て行った。道ゆく人もその男の無様な様子に眉をひそめている。停留所でバスを待っているおばあちゃんはその場で人形のように固まってしまっているではないか。
  この喧嘩の原因は?どうも三十年ぶりに来店した男は連れもいて、至福の時間を過ごしていたのだ。しかしついつい長居をしてしまったのか。料理を頼んだ後にどうもにいちゃんが「早く帰って欲しい」というニュアンスでその男に言ったようで、ついにそして男はキレでしまったようである。
  
  「何が三十年ぶりだよ!毎日来てくれているお客さんになんていえばいいんだよっ!」とカウンターの中で名物女将がぽつりと呟いた。

ch12.その他 : 才能そして努力

   日曜の昼下がり。「女性の力で社会を変えていこう!」と幕張のホテルスプリングスのオーナー佐藤フジエさんを囲んで和気藹々のランチタイム。。
  しかし佐藤フジエさんは「事業の才能」とはこういうものか!と思うほどに輝いている事業家である。ご著書の『日本が危ない!』(万来舎)も「結構売れているのよ~」ということだ。だがどう考えても"81歳"という年齢を頭の中から外さなくてはならないほど、こんなにもイキイキとオシャレでバリバリと現役で仕事をしている方がいらっしゃるとはと励みになる。

  先般は草野仁さんが黒柳徹子さんのパワフル鉄人ぶりらについて話してくださった。1日いくつもの収録をして本当に信じられないほどタフであり、そして努力家で勉強家であるという。やはり黒柳さんのご年齢を知れば、ビックリしてしまう。自分がだらだらしていることが恥ずかしいほどである。
 
 毎日毎日に積み重ねで、人は成長し続けられるということだ。そして皆さん共通して言えることはとてもオシャレであり、いいお顔の表情をされているということである。

ホテルスプリングス幕張

ch01.政治 : 最悪の決定

   日本は文化のある素晴らしい国だと昨日、プログに書いたのだが、政治は何とも信じがたい。今回の中国漁船船長の即時釈放は一体、何なんだ?実に愚かな決定としか言えない。中国の圧力にこれまでに屈してしまう日本のいや、民主党とは一体どこまで国民をなめきっているのか。今回の処置で「今後」を予想しなかったのか?尖閣諸島にますます傍若無人な中国漁船が押し寄せるだろうし、現在中国にいる日本の企業に対してもも、中国がどのような対応をしてくるか?予想も出来ないのか?その場しのぎはいずれ大きなダメージとなってくるものだ。

ch07.味 : おはぎ

  どちらかと言うと甘いものは苦手。先般、ある会議の席でお土産にいただいたタイヤキが配られて、シッポのほうからぱくっとしていると隣りのIさんがふだんはあまり甘いものを食べない私を見て「どうしたの、いち子さん?最近は食べるの?」と訊く。最近は小豆が本当に旨いと思うようになったのだ。つい小豆には手が伸びる。
  しかし小さい頃からおはぎでぼた餅というものがとても嫌だった。何で?どうして?わさわざ?という気持ちだった。小豆の赤色には、災難が身に降りかからないようにするおまじないの効果があるらしい。邪気を払う食べ物としての信仰が、先祖の供養と結びついたとも言われているらしい。
  昔、ある村で小豆を収穫しているおばあさんの仕事を見ていたことがあるが一粒一粒の美しさに圧倒されるばかり。食べ物の命を感じた一瞬だった。
  今年もおはぎで先祖の供養を。最近はいろいろ考えると「日本」という国は実に素晴らしい文化の息づく国である。


  あなたの手とわたくしの手・・・支え合いの輪を広げよう と「ななにんかい」東京公演(協力・グレイス東京パイロットクラブ)が行なわれる。 格差社会の中で弱者に追い込まれている心身障害者、高齢者などの方々に助け合って生きようというメッセージを「朗読と語り」という文化で送るものだ。
  出演は竹下景子、岩崎加根子、高田敏江、古今亭菊千代、クミコ、深野弘子、吉武輝子のななにん!。関心のある方は是非会場へお越し下さい♪

日時
2010年11月2日(火)
開場13:00 / 開演14:00
会場
白寿ホール
東京都渋谷区富ヶ谷1-37-5 (代々木公園駅、代々木八幡駅)
料金
2.000円
問い合わせ
ななにんかい事務局
03-3302-8405

社会問題 : 過ち


  やはり人間とは間違いをおこす動物なのだなあと思った。この事件は当初は 厚生労働省の村木厚子さんというエリートが魔がさして・・・と思っていたものたが今回の無罪確定で検察側の不祥事?ということで「まさか」と思った。あり得ないだろうというのが本当の気持ちであった。
   押収資料のFDのデータを改ざんしたとして大阪地検特捜部検事の前田恒彦容疑者が逮捕。まるでテレビのサスペンスドラマでも見ているのか?と勘違いしそうであった。テレビに写しだされる家宅捜査の様子は「ああ、現実とは!」と思えるほどに辛い絵である。午後11時といえば、みな就寝する時間帯であろうに。家族もいたであろうに、と思う。
   しかし、改竄を地検首脳部が犯罪につながる行為だと把握しながらも放置していたこととも言われ、法治国家が一体どうしたのか?と。敏腕、エリートの検事はこれまでに数多くの事件に関わってきたらしいが、今回は何を描いてデータの改竄までしてしまったのだろうか。傲慢であったということだ。
  卑近な事例で、この数ヶ月は胃痛がとまらないほどに、、どうにも信じられない事故もあった。やはり「人間」とは絶対というものでなく、大いに?間違いをおこす動物であるのだろう。人間である自分も含めてであるが・・・・。常に自分を見つめていかなくてはならないな。

ch12.その他 : 時間

   秋といえば行楽!か。小学生の時は運動会で遠足だと楽しみのある前の日は1日がちっとも早く過ぎないものだった。待ち遠しいことがあるとその1日はとても長い。いつまでたっても時間が過ぎない。しかし、トシをとると不思議な現象が始まる。なんで一年がどうしてこうも早く過ぎ去っていくのだろうか?それは年毎に早くなる気がする。「忙しいのでは?」と聞かれるが多分、そうではない・・・感じだ。
  トシをとっていくと昔のことを思い出している時間が長いそうである。24時間のうち例えば8時間をの睡眠、その他生活の中でいろいろな事をする。残った時間を「昔はこうだった」「昔こんなことをした」など考えていると1日のうち2時間くらいしか「今」を生きていないらしい。そうこうしているうちに「夢のように瞬く間に過ぎていってしまう」のかも知れないな。

ch10.生活 : 畳の縁

  そうか・・・と思って聞いていた。この何日か、妙な偶然?のような話を聞いていたのだ。そう、三件も同じ話の展開に「?」と思った。なるほど。最近はフローリングの家庭も多く、畳のある部屋が少ないだろう。だから「畳の縁を踏まない」ということは「え?一体何なの」と思う人々がいるのかも知れない。自分も理由はくどくど聞いた覚えはないにしても、畳の縁は踏んではいけない事は躾けられてきたことが当たり前ではあったが・・・。
   若者や子どもに対して、やはりそんな事を言う機会さえなくなっているのが現代なのかもしれないな。何故?という理由もしかと分らずに頭の中にあるということは多い。そうか・・・畳の縁か!と改めて日本家屋の素晴らしさを感じる。思えば昔は「~してはいけません」という事が生活の中で多かった。無鉄砲な子ども時代は生活の中であれやこれや言われればなんとも五月蝿くも感じていた。しかしそうした事は、今になってみると時代の幸福を感じる。

ch12.その他 : 昭和の名優 逝く

   ニュースを聞いた日から少し時間が経ってしまった・・・ 昨年の5月に友人の映画監督である槇坪多鶴子さんの映画「星の国から孫ふたり」に幼稚園の園長役で出演された小林桂樹さん。試写会場でお見かけした。あの時のオーラは忘れられないものだ。そしてこの映画が遺作になったという。まだ沢山の時間が過ぎたわけでないのに、何か、時間が急に流れた気がした。

  昭和という時代を代表する名俳優がまた亡くなった!映画やドラマなど本当に幅広く活躍された小林桂樹さん。16日に心不全のためご逝去された。享年86歳。なんでも食事した時に誤飲し軽い肺炎を起こされ、入院。入院後に体力も落ちたそうである。ああ、そうなのか・・・と。年齢を感じさせない活躍であったと思う。ドラマでも映画でも独特の雰囲気があった役者さんだった。昭和という時代に活気を与えてくださった方が逝ってしまわれた。本当に昭和が遠くなっていくようである。

小林桂樹さん、安らかに。ご冥福をお祈り致します。

ch04.カルチャー : 糸そして布へ

P9140018.JPGかいこ.JPG先般、川上泉さんの「DIY工房IZUMI」をお訪ねした。中学校の教師を退職後にこの工房を作った・・・ということであはあったが、教員時代から趣味で愉しんでいたという。最初に手がけたのが機織りき。その作品を拝見。作品というより、生活に密着した道具である。生活という息吹を感じながら、布というものが縦と横との糸で出来上がっていくこと、そんな基本的なことをふと忘れている自分に気がついた。例えば15センチ幅の布を作るとしてもそれはそれは貴重な時間の連続である。

川上泉さんの「DIY工房IZUMI」


  毎週、着なくなった洋服などを「古布」として出す日がある。一年も着なければ、それは本当に着ない服なのかも知れない。思えばそんな事に鈍感になって、布をどんどん捨てている。そしてリーズナブルだといっては気軽な服を次から次へと買って、そして捨てる現代の生活。全く!鈍感になっているということだ。


  一週間ほど前に、区民ひろばの取材で蚕を見た。思わず「おかいこさまですね!」と言ってしまった。ボランティアで子ども達に虫などの生態を教えているカエルーランドのはまのかずおさんがお訪ねした時に「50日の命なんですよ~」とぽろりと言った。暫く蚕の様子を見ていた。もくもくと桑の葉を食べて成長する蚕。そして繭玉になる。生糸をとり、そしてそれは高価な絹となる。もくもくとただ桑の葉を食べ続ける蚕。その食べるカシャカシャという小さな音が聞こえる。「DIY工房IZUMI」の川上さんのプログを拝見したところ絹糸をとる体験についても触れていた。それを読んでなんかとても嬉しくなった。「蚕が次々と繭になっていますよ」と、はまのかずおさんから連絡がきた。いよいよか・・・そんな気持ちになった。

写真はもくもくと桑の葉を食べる蚕。そして愛らしい繭玉

ch12.その他 : 堕ちる


  この世は夢幻とはいうが、人生などどんなに生きても100年?いやそんなにはない事だ。何かあって「えっ!」と驚かれたり、喜んでもらったり、悲しんでもらったり。つまり関心を持たれている時が人は幸せなのだ。しかし「へえ、またか?」などと言われてしまえば、それは「堕ちた」といわざるを得ないな。

  コカインを所持していたということで麻薬取締法違反容疑で逮捕された田代まさし。逮捕時には女性と一緒にいたらしいが、二人か゜また、コカインは私が渡した、渡さないの食い違う供述をしているという。横浜で「夜景を見ながら仕事の相談をしようと思って」といいながらも、警察官に職務質問される、そんなにおいがあるそんな状態はやはり「堕ちた」のだ。
  本当に遠い昔の話だが、イベントで、フジテレビにきた田代まさしさんを控え室までアテンドしたことがある。当時は人気者で自信に満ちて、輝いていた頃だ。しかし、本当にあの時間は過ぎてしまったのか?とつくづく思う。

  ふと、昔、父がいつも言っていたことばを思い出した。"目の寄るところに玉も寄る"と 、小学生の時は何を言っているのか?分らなかったが、その深い意味がそれなりにトシをとると分ってくるものだ。人生とは踏み外そうとして踏み外しているわけではない。

ch12.その他 : 秋の夜長


  "秋涼の候"というものなのだろう。あの暑さが一体どこへいったのか?と思うほど涼しくなった。そして気がつくと日が暮れるのがはやくなっている。虫の音などきこえ、いよいよ秋の夜長というものなのだろう。春も夏も「夜長」とはいわないな。そして秋といえば馬肥ゆるでもあるが・・・なんと言っても美しい紅葉の季節でもある。
  昔、聞いた話だが、ある方がドイツに留学していた頃、秋に紅葉のトンネルのようなところを通る電車に乗り、あまりの美しさにはしゃいでいたら、ドイツ人の友人たちが「一体、何が綺麗なのか?何をはしゃいでいるのだ?」と怪訝そうに聞いたという。「紅葉が綺麗じゃないか!」と感動しながら言っても全く彼らは関心を示さなかったという。秋の紅葉に感動するのは、どうも日本人くらいのようなものらしい。また桜の季節にも興奮を覚えるのも日本人特有のものらしい。
  住んでいる環境が違うと「感動」さえ違ってくるものなのかも知れない。確認はしていないが、ドイツ語には「懐かしい」という意味合いの言葉か゜ないと聞いたこともある。季節のうつろいに感動する、そんな日本という環境に生まれ、育って良かったと思う・・・そう感じるのも日本人の感覚、感性なのかも知れないな。

ch10.生活 : 目白庭園

P9150055.JPG  地域の新聞の編集をしているが、いろいろな取材のシーンで「ああ!生活しているんだな」と感じることが多い。これまでの人生の大半を「編集」という仕事をしていたといえばそうなのかも知れないが、ある意味、肩肘はらない取材が出来るようになったのは人生後半としててもいい時間だと思っている。   写真家の永島浩二先生と目白庭園を歩く。門構えは長屋門で築地塀に囲まれている。園内にひっそりと佇む数寄屋造りの建物は「赤鳥庵」と呼ばれる。大正7年に鈴木三重吉この地で「赤い鳥」を創刊したことに因む。池には鯉、そして鴨が。庭園の萩が秋の訪れを感じさせてくれる。滝の前を通り過ぎ、東屋で一休み。当時の事をいろいろ想像してみる。作家達の歓声が聞こえてくるようだ。都会で静寂な時間が流れていく。 目白庭園


ch01.政治 : 腹の中


   何でもふたをあけてみないと分らないことも多いが首相と小沢氏の両陣営とも6対4程度の差と見込んでいたにしいが、なんと249対51」の大差。やはりこんな事ってあるんだなあ。やはり小沢陣営としては「まさか」だったと思うが。今夜呑むなら、苦しい酒だな。
  まあ、結果全てを、何でかんて゜も「国民の声!」とかっこよく言われてしまうと困惑するが、首相に相応しいのはどちら?と言われれば今回のような二者択一では「菅さん」というのが世論となったのだろう。「政治とカネ」のクリーンからは遠ざかるイメージが゜ありすぎる小沢さんには世話になった新人議員もあれこれ、いろいろと考えざると得なかっただろうな。しかし、なんと言うか・・・これからが真剣勝負です、菅さん。


    いよいよ明日14日が、民主党代表選。菅直人首相と小沢一郎前幹事長の闘い?が最終盤に入ったのだう。投票ぎりぎりまで、態度を明らかにしていない国会議員がまだ30人?ほどいるらしいが、両陣営はこの方々への働き掛けに全力を挙げている。投票では、横棒から書くか、縦棒から書くか?人名の書き方で誰に投票したか?分ってしまうらしいが。代表選の投開票はいよいよ明日の午後、都内のホテルで行われるが、どうなることやら。いずれにしても、どちらかが決定するわけでありまして・・・。しかし「○○先生には、選挙の時にお世話になったから!」などという事を国民の前でぬけぬけと言ってしまうこと自体、おかしくないか?心の中で強く思ったとしても口にはするなと言いたい。まあ数ヶ月前に「私を総理大臣にしてくれた方です!お世話になったんです!」と言った人もいたが・・・。
  しかし、日本という国の中にいると皆、感じなくなっているのかも知れないが、本当にグローバルな視点に立って、感情抜きで客観的にこの国の政治を見ると異常としかいえないな。

ch12.その他 : 急逝した谷啓さん


   クレージーキャッツのメンバーである谷啓さんが9月11日午前5時7分に急逝された。ご自宅で転倒され、入院先で亡くなられた。脳挫傷ということだ。享年78歳。いわば日本の高度成長期を駆け抜けていったクレージーキャッツ。今も人気のタレントやグループが沢山いるが、何かこの時代のクレージーキャッツの存在は全く違うもののように思える、子どもだったから、十分に理解出来ない事も多かったが、存在そのものかせ時代の活気を現して、何か大人たちの憧れで且つ元気なエネルギイを与えてくれる存在のような気がする。大好きな映画「釣りバカ日誌」でも谷啓さんは素晴らしい役者さんだった、本当に。谷啓さんのご冥福を心からお祈りします。

ch05.エンタテイメント : 絵本

   朗読の勉強をしている仲間のステージを見に行く。だしものは「モチモチの木」と「ベロ出しチョンマ」。どちらも人気の絵本だから一度は読んだことがある方も多いはずだ。劇団創劇舎のステージはパントマイムやダンスなども交えて行なうので、遠い昔に子どもたちに読んできかせた話が、何かとても立体感を持って目の前で展開される。霜月二十日の晩、モチモチの木に灯がともるという言い伝えは、夢のような美しいイメージを膨らませてくれる。だが、暫く忘れていた、「ベロ出しチョンマ」。背中に紐がついていて、引っ張ると、眉毛がハの字になり、舌がベロッと出る、そんな滑稽なオモチャがあるが、こんなにも哀しい哀しい物語であったか・・・・と再認識。日々の忙殺の中、何かがすれきっていてすっかり忘れていた。図書館で、また書店へ行く時間があったら、一度絵本をもう一度開いてみると発見があるかも知れない。いや、書棚にあるかも・・・


   「週刊文春」(9月16日号)の佐野眞一さんと福田和也さんの対談を読んだ。キングメーカーの名をほしいままにしてきた小沢一郎の「剛腕神話」バケの皮を剥ぐ!とはすごいタイトルだ。こうした記事に使われる写真とは実に憐れな感じがするものだが・・・
  「ふだん仏頂面の男がニコヤカな時は、ウソをついている」「やってきたのはバラマキだけ。実績も政策もない」と。しかし福田和也の「小沢は江藤新平になるのではないでしょうか」と言う。明治の新政府で司法制度の確立に尽力した江藤新平が自分の作り上げたシステムによる結末と小沢さんが自分で作り上げたシステムにより首をしめていることをたとえて言う。福田和也は流石だね!
  実は、つい、青木愛との京都密会現場・・・など下世話なキャッチにちょこっと動かされたものの?大した事はない。やはり佐野眞一×福田和也の対談の方が面白い。

  グルメライターの友人からの情報を是非!10月1日(金)に第1回ちよだ青空市が開催される。皇居近く、オフィスが建ち並ぶ東京ど真ん中「竹橋」で地方の採れたて野菜・果物の青空市ということだ。午前11時開始。各地のおいしいものが満載、試食もできるということだ。もう、秋の風を感じる。抜けるような秋の青空!だといいね。

詳細はコチラ♪

ch05.エンタテイメント : この人でなければという「女優」たち


  「 第34回モントリオール世界映画祭」で、李相日監督の映画「悪人」でヒロインを演じた女優・深津絵里さんが最優秀女優賞を受賞した。この映画祭で、日本人女優の受1983年の「天城越え」の田中裕子さん以来27年ぶりのこと。本当に拍手気拍手である。田中裕子さん、深津絵里さんともども本当に「この人でなければ!」という演技をされる女優さん方だ。単に「私ってかわいいでしょ」「綺麗でしょ」ではない女優さんたちだ。

  先般、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程)』などの問題作を発表し続ける若松孝二監督が、戦争の愚かさと悲しみを描いた「キャタピラー」を観たが、四肢を失い、顔は焼けただれた姿となって戦場から戻る夫・久蔵を看病するシゲ子役を演じた寺島しのぶさんの演技には声も出ぬほどだった。第60回ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞したという輝かしい実績もあるが、もうこの女優でなければ出来ない。他の女優さんでこのシゲ子の役はあるのかしらん?と甚だ勝手な妄想をしたが、やはり寺島しのぶさん以外には考えられなかった。軍神の妻として自らを奮い立たせて変わり果てた久蔵に尽くしていくものの、次第に変貌していくあの姿は・・・・ただただ凄い迫力そのものだ。「この人でなければ」と思えるのが多分、女優力というものなのだろうなあ。


  勿論、国によって異なるのだがが、海外での仕事をする時、予防接種のことなどでビックリする事が多い。卑近な事例では「えっ!狂犬病ですか?しなくてはダメですか?」なんて聞くと、「必ず」と言われる。それも3回ほど接種が必要となる。「日本では狂犬病なんてと甘く見ているかも知れないが、いいですか?100%!命に関わりますよ!!分りましたか?」と医師にきつ~く叱られるのだ。あと肝炎の接種だ、あれだこれだとしているとこれがまた結構な費用がかかるものでありまして・・・・。日本にいると「へぇ?」とくらいにしか思わない。それほどに日本は安全・安心な国なのである。

  ところがほとんどの抗生物質が効かないなんていう、耐性菌の遺伝子「NDM1」が独協医大病院の入院患者から検出されたというニュースを見て、怖くなる。それに東京の帝京大病院で発生した多剤耐性菌アシネトバクター・バウマニなど新種?の耐性菌についても然り。長妻昭厚生労働相は検体を国立感染症研究所に送って詳しく検査することなどを求める通知を近く出すらしいが何でも「まさか」と甘く見ていると取り返しのつかないことになる。


ch01.政治 : ニコニコ効果

   民主党代表選が熱い。菅直人首相と小沢一郎前幹事長のどちらを支持するかをめぐり、多分、私など想像も出来ないほどの世界が展開されているのだろうと思う。だが、旧民社党系と旧社会党系は態度を決めらないだろうし、本当に予想もつかない。しかし、どちらがどうなってもどうにもしようもないしこりは残るのだろう。
  しかし、人は顔の印象が残るものだが、いつも仏頂面で、威圧的?な態度を封印したかのような小沢さんはの演説は意外にも菅さんと比較すると具体的である。菅総理の発言を「言葉の羅列」と小沢さんがいうのも思えば当たっているかも知れないな。ニコニコ効果はやはり好印象にと繋がる。そして具体的政策を言われれば国民もネガティブな発言しにくなるものだ。いやはや。しかしよめないなぁ・・・。
 

ch12.その他 : コンスタンチン

アーチブリッジ.JPG崖の街並み.JPG現在、家族が仕事でアルジェリアに行っているのだが「日本で言えば京都のような街」とコンスタンチンの街の写真を送ってきた。「き!京都?」という感覚ではあるが・・・・見れば見るほどに凄い。高所恐怖症の人であったら多分、住めないだろうほどのすごい崖の上に出来ている街。石灰岩の岩山を、深い谷がえぐり岩山の上に街が出来ているというわけだ。谷は鍾乳洞に川が流れ込んで、広がり、天井が落ちて、谷になったもの。上流から見ると、まるで川が岩山に突っ込んでいるようなのだという。アルジェリア3番目の街らしい。大昔の話になるがカルタゴの勢力範囲であり、その頃に街が出来上がったという。しかし、人間は逞しいものだなあ!

ch12.その他 : 長月


  このところ最初の言葉が「暑いですね」の日々、しかし、今日は皆さんが何とも素適な言葉だった。昨日の夕方、素晴らしいうろこ雲だったという話。まるで白い龍のようだったと言う。「あんな素晴らしいうろこ雲を見たことがない」と皆さん言っていた。そして「もう秋なんですね」と。
  9月は長月。季節の挨拶も「初秋の候」「秋涼の候」となる。暑い暑い、熱中症でなんだかんだと言っているうちにやはり秋の到来だろう。9月8日は「白露」。日本語は実に趣きかある。

ch04.カルチャー : 能の時間


  金春流の能楽師・山井綱雄さんの能「羽衣」をセルリアン能楽堂で堪能。若手能楽師の山井さんは今、人気急上昇だ。「羽衣」の装束をコーディネートしてみよう!ということで能面をはじめ・衣装を観客の観客の投票で決定するというユニークな企画はなかなか面白かった。山井さんの軽妙な解説と仕舞もあり。

山井綱雄の公式ホームベージはコチラ

ch10.生活 : とにかく捨てる!

  時々、記憶のない方からのメールが゜くる。「先日は有難うございます。」なんてあると、「はて?誰だっけ?」となる。たまりにたまった名刺をくくってみても見当たらず。しようもないかな・・・と思うことがしばしば。


  「名刺はどんどん捨てる」という見出しにハッとする。本郷陽二さんの『頭がいい人の捨てる!整理術』を読んで少し救われた。保存機嫌が過ぎたら必ず捨てる・・・な~るほど!と思いながら、ファイルの背表紙を見る。あああ・・・。企画を練る時の材料的?なものが何故にこうも捨てられないのだろうと思う。
  意外と整理整頓ばかりしている性質だと思っている。本にしてもいつも整理していらなくなったものは捨てるなり売っている。ブックオフで確か100冊以上は自宅に取りにきてくれるので、先般は数百冊を処分した。
  しかし処分できないものって本当に多い。「名刺」そして「手紙」はなかなか捨てられない。ふと何年も整理していない納戸の中を想像してみると少し気が遠くなった。あの「名刺」の山はどうなっているのだろうと。「とにかく捨てることから始める」という事を肝に銘じでまた時間を見つけて一気に整理整頓してしまうことが大切なのかも知れないな。

ch12.その他 : 風の集い


  広島大学大学院教授でまた禅僧でもある町田宗鳳さんの指導による座禅会「風の集い」のお知らせです。予約は不要。気楽に集まり、気楽に語りあうもの。寝転がっていてもいい?というからなかなか! 風のように来て、風のように去って行ってOKです。SOHO禅を実践するのでなるべくカジュアルな恰好で足を組み やすい柔らかなズボンを履いてきてくださいとのことです。何かが起こる日々。そんな時にどこからともなく心地よい風がふくとよいですね、

日時
9月11日(土)東京:15時~(9月は15時に開始)
会場
「大松寺」 (東京都港区三田4-1-38)
田町駅から徒歩約9分「慶大正門前」左直進、交差点角
参加費
 一般:1500円、学生1000円


開催日時については、なるべく直前に、再確認を

このアーカイブについて

このページには、2010年9月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年8月です。

次のアーカイブは2010年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年9月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

月別 アーカイブ