2007年3月アーカイブ

  昨日28日に扶桑社発行の『心相カラーでツキを呼ぶ』が書店に並びました。税抜き価格999円。実はこの数字にも意味があります。そして。何よりも誕生日が変えられないように、その誕生日がもつ、心相カラーが各人にあるということ。最初は「?」で手にとって読んでほしい。私が最初にこの「心相数」に出会ったときのように、多分「?」です。しかし、国際心相科学協会の宮城悟さんの理論を聞けば聞くほどに「ああ」とわかるものがあります。まさにこの「ああ!」なのです。
その最初の一歩の本です。是非!

ch03.美容 : 日本酒の深さと旨さ


   当たり前のことだが、子どもの頃は、大人が飲んでいる酒の美味しさなど全く分からなかった。ビールを一口飲んだ後の大人達のあの上機嫌な顔。また肴をつまみながら熱燗を旨そうにくっと飲む姿。全てが不思議な光景だった。
   しかし、大人になっていろいろな酒を飲むようになったころから、それぞれの酒の旨さが分かるようになった。最近は日本酒の旨さの深さが漸く・・・といったところか。そんな「気」がする。肴が旨ければ量は増えてしまう。過ぎたるはなんとやら。飲み過ぎはやはり肝臓に悪い。

  しかし日本酒が、実は肝機能障害を抑制する効果についての研究が進んでいる。大関が、日本酒の醸造過程で生成されるブドウ糖とアルコールが結合した糖成分「α-エチルグルコシド」が、肝機能障害を抑制する効果についての研究をして、その研究結果が発表されるらしい。酒が健康に良いというわけではないのだが・・・・・
  今回の研究で効果が認められればα-EGを高配合したサプリメントの商品化も進むらしい。
昔から例えば女優の松坂慶子さんがお風呂に日本酒を入れて美肌作りをしているということは有名な話であるが、このα-EGは美肌効果の分野で研究が進んでいる。日本酒の濃縮液を塗布すると皮膚の角質層からの水分蒸散量が減少。つまりα-EGの働きによって美肌になるという。
しかし、お風呂に入れるより、飲んで美肌になる日本酒が理想。しかしカロリーが気になる。今、ハマっているヒアルロン酸やコラーゲンなどのように美肌効果があって、低カロリー、その上深みのある味わい、求めればきりがない。

  
   ちょうど昼過ぎのこと。ケータイが鳴った。電話の向こうてで弾んだ声がする。名前を呼んで、そしてお互いに「ご無沙汰しています」「おひさしぶりです」と言う挨拶が重なった。
  仕事でお世話になっている方を以前、霊能者の櫻井友子さんにご紹介したことがあった。今日か、彼女が櫻井さんと面談して、その帰り道らしい。電話の向こうでは電車の通過するような音がする。彼女は息を弾ませている。その様子に、とても嬉しくなり、何かこれまでたちこめていたもやが晴れたような気がした。「また、会いましょう」といい、電話をきった後も、何かとても嬉しかった。みんなが幸せな気持ちになるということが嬉しいのだ。
  
  暫くして、私は櫻井さんにお礼の電話をした。彼女があんなに嬉しそうな声なのは!明るい櫻井さんの声。お互いを呼び合う、その時に全てが分かる、そんな不思議な世界だった。
「今ね、とっても鋭くなっていろいろなことが分かるようになったのよ」と櫻井流。本当に楽しく、安心できる。何もかもをしゃべらなくても分かり合う世界というのか。不思議だ。ふと思ったことが櫻井さんの口から零れ落ちる。
  「いち子さん、決して無理をせずに自然にまかせてね」と、まるで、今朝の私の心は全て見透かされていたようだ。何回も何回も。そして「あなたは成功する人だから」と温かい言葉をかけてくれた。何も「成功」という言葉が嬉しかったということでなく、櫻井さんとの会話が織り成していく温かい時間が嬉しかった。そして「また、会いましょう」ということで電話をきった。幸せな昼下がり。

ichiko : 春の嵐



    お彼岸はぬけるような青空だった。欠かさぬ墓参。最近は報告することも多くなった。
お彼岸の明けと共に、今日は春の雨が降り始めている。強く降りしきる雨。午前9時42分ごろに北陸のほうで震度6強の地震という速報が流れた。石川県輪島も震度6強だったという。七尾、珠洲市と私にとって馴染み深い地方でも強い地震があったようだ。心配な気持ちでニュースに目をこらす。
  
  今日はそんな春の嵐・・・・昔読んだ、ヘルマンヘッセのあの胸に甘酸っぱさで満ちる文体を思い出す。
  そうか・・・・彼岸が終るりいよいよ新しい始まり。1月「行く」、2月「逃げる」、3月「去る」と、それこそ、あっという間に過ぎていく3ヶ月。そして4月に入り、ゴールデンウイークまでが2007年のプロローグ。月日は瞬く間に過ぎ去る。

  
  昔勤務していた会社の人の送別会の通知が届いた。身内の死により、これまで長年勤めていた会社を辞め、家業を継がないとならない。自分の意思とは別に、家業というものがある者は何かがあればサラリーマンを中断しないとならない。たとえ居心地か良かろうと悪かろうと、定年まで勤め上げることは無理なのだ。彼もそんな一人だ。彼のお兄さんの死も早すぎる。しかし、その現実を受け止め、進むしかないのだ、彼は。特に男の世界は。


  「いつまでも、俺だって今のままじゃないんだ」と噛み締めながら言う、ある団塊の世代の男性の言葉も意味が深い。今のままではいけない、何か別の自分になっていく、いかなくてはならない、そんな願望も感じられた。たとえ家業がなくても、常に「変化」し「変貌」していくということだ。

  かくいう私自身も変化し、変貌していく時間の流れの中にいる。その流れは自分では止められるものでなく、寧ろ、自然体で流れていくほうがよい、そんな感じの流れの中にいる。暫し、漂って、その変化、変貌を冷静に見つめていくことも良いのかも知れない。
  
   そうだ。去り行く人は去り、来る人は来る。何も慌てることもない。この春の嵐もじきに静かな雨に変わっていくのだから。

ch05.エンタテイメント : 脳パワーの不思議


   コンピュータの出現でどんなに人の生活が変わったか、はかり知れない。処理能力というのだろうか、絶対にかなわないと思うのだが、やはり人間の脳の無限の力には、まさに脱帽なのだ。 
  将棋の渡辺明・竜王と将棋ソフト「ボナンザ」との公開対局が行われ、なんと3時間10分の大熱戦の末、112手で渡辺・竜王が勝利したというのだ。
  対局に向けてよりパワーアップしたボナンザ。対局に向けて1秒間に400万局面以上読める能力だという。それでも「欠点は知り尽くしたが強くてビックリした」という渡辺竜王のコメントもいい。なんとパワーはプロに迫る勢い。もしかしたら負けるかもしれない能力にやはりプロが勝ったのだ。

 

ch10.生活 : 女の役割


人生とは本当に“予想外”のことがおこるものだとつくづく感じる今日この頃。今は頭の中を整理することに専念している。陳腐な言い方だが「人生は一度きり」だから。


  2005年にBMW東京社長からダイエー会長に転身した林文子さんが代表権を持たない副会長に退くという。「一定の役割を終えた」というコトバには重みを感じる。
  就任当初は、小売業の経験がないことから手腕を疑問視され、あれこれと言われたが、女性であり、主婦であるという強みを生かした視点からダイエーのブランドイメージの再構築をした貢献度は高い。昔、人気映画で流行った“事件は現場で起きている!”ではないが、「答えはすべて現場にある」と、数多くの店舗に出向いて、例えばお惣菜を主婦の視点から見直すなどの動きはあっぱれなのだ。
まあ、三洋電機の野中ともよさんが一身上の都合で会長を辞任したものと背景は違うものの、女性が組織のトップでの活躍はまだまだ難しい。


   今は日常会話で当たり前のように言われているが「今更聞けない・・・」というフレーズ。たとえ知らないのに知ってるふりをしている経験をしている人は多いのではないか。様々な会話の中でも「あーっそうそう」「ふんふん」「分かる分かる」という類は実に多い。「それで、どう思われますが?」と質問すると訝しげな顔をされる。だから「今更聞けない」ことは「今更聞かない」人が多いということなのだ。特に、ある年齢になれば、「今更」度はアップしてしまう。

  そんなところで、50歳以上のシニア層672人を対象にした投信のコンサルティング機関のデータから、今後の資産運用の手段に投資信託商品の購入・活用を前向きに考えているシニア層が増大しているということが気にかかる。投信の保有者は継続利用の意向が強く、資産運用商品として投信への満足度が高いことをうかがわせたというものだが。投信を現在、保有していないシニアも、今後利用する可能性がある割合は男女ともに6割近くに達して、シニアの投信への関心が非情に高いことを裏付けたとあり、この調査結果から「シニア層において、今後、ますます投信の市場が拡大していく可能性がある」と判断。
  勿論、人生のいろいろなことが終わった シニア層はほかの世代と比べて金融資産の保有が多く、こんなことが背景になっているのだろうが。
   しかし、商品自体や商品の説明資料、さらに運用会社の運用技術に対する客観的な評価により分かりやすさを求めているものだ。だからこそ、投信を扱う金融機関はシンプルなデータに惑わされず、よりわかりやすく丁寧な情報提供に努めることが必要といえそうだ。
   「今更聞けない・・・」人々に、そのプライドを傷つけない?というより、どんなことでも聞きやすい環境、コミュニケーションに力をいれてほしい。投信の運用会社や商品に対する情報や説明が不足は信頼関係を失墜させる。お金に絡むことは特に一度失った信用は取り戻せない。

ch08.旅 : 神話の国


 今、注目率一番?と思われるほど毎日、テレビのニュースに登場してい宮崎県の東国原英夫知事だが、 阪急交通社が、知事お勧めの宮崎県の県内12カ所の観光地を巡る「そのまんま宮崎県12景モニターツアー3日間」を発売したという。有名な観光地「高千穂峡」や「鵜戸神宮」などの有名観光地の他、県庁見学もあるらしい。勿論お土産には宮崎地鶏がつく。一人5万9800円を安いとみるかどうか。
  いずれにしても、高千穂峡や鵜戸神宮は素晴らしく、そして懐かしい。焼酎も旨かった。昔、高千穂神社から頂いた、勾玉の木の苗は、今、我が家の庭ですくすく大きく育っている。その木を眺める度に、神話の国を思い出す。日本には素晴らしいところが沢山ある。時間があれば、先ず日本の各地を訪ねてみるのもよい。

  
  打ち合わせの時間までに、35分空いてしまった・・・・微妙な空き時間。青空でも眺めていればいいものを、某コーヒーショップに入ってしまった。
  「コーヒーひとつ」といえばいいものを物珍しさについ手が出てしまう癖で「コーヒースカッシュ」なるものを注文してしまった。
  その名の通り炭酸入りコーヒー。随分前に某メーカーからも発売されたはず。しかし、何でまた、この日に? 一口飲んでみる。「意外とイケてる?」。「いや、イケてない?」三口めほどで・・・「何なんだ!これは」。飲みきれるのか?飲みきれないのか?真面目に自問自答が始まった。
  5分も経たなかった。私は打ち合わせ場所に駆けて行った。

社会問題 : 欲望


  人は時間が経つと忘れてしまいがちだが。
  ライブドア事件で、証券取引法違反の罪に問われた前社長、堀江被告の判決が明日、東京地裁で言い渡される。あの自社株売却の錬金術は果たして粉飾だったのかどうか?主導したのは誰なのてかが注目される。一貫して無罪を主張している堀江被告側。検察側は実刑含みの懲役4年を求刑している。しかし、元取締役の宮内被告たち元幹部4人は堀江被告の公判に検察側証人として出廷して、筆頭株主で最高経営責任者だった堀江被告が粉飾の指示と了承を証言。しかし堀江被告は被告人質問で、宮内被告らの公判証言を全面否定し、弁護側は宮内被告が事件を主導したと強調した。
  要はどちらかが正しく、どちらかが嘘をついている。一時は片腕として、絶対的信頼をしていた人間同士が裁判で闘うなど、本当に一度だけの人生でしたくはない。何もかも原因は「欲望」。

  
   いよいよです。午後、扶桑社の藤本編集長からメールが入りました。
「朝から四方八方土下座しまくって22日に見本、27日に搬入となったよ」と。
ああ!感激です!(編集長!ホントにお世話になっています) 
何せ、3月は出版ラッシュ。物凄い数の本が生み出されるのですから・・・


  2004年に初めて国際心相科学協会の宮城悟先生に「どうしてもあわせてほしい」と頼み、お目にかかった。誕生日は決して変えられない。誰もが必ず持っている自分だけの心相カラー。ラッキーカラーとはちと違う。そんな自分固有のカラーを身につけるだけで何かが変わる。それは「ツキ」だと思った。だからタイトルは『心相カラーでツキをよぶ』にした。「ツキ」に拘りたかった、お目にかかった日からずっとあたためていた情熱みたいなものだ。世に出したい、皆に知ってもらいたいと思う、そうそれこそ、宮城先生の言う「想い」というものだ。


  紀伊国屋書店をはじめ、28日には書店に並ぶ。税抜き価格は「999円」。これも意味ある数字。目指せ!ベストセラー!


  男女問わずなのだろうが、なかなか輝いてカッコイイ人になるのは難しい。特に、大臣であろうが、何であろうが、「ええっ?」という問題で追求されている男に輝きは微塵も感じられない。特にお金がらみは。日本はこんな人々の手にゆだねられるのかと思うと哀しいものがある。

  さて、水道と冷暖房費が無料であるはずの議員会館に事務所を置いているというのに、2005年に「光熱水費」として507万円を計上していることが発覚。「ナントカ還元水や、暖房とか、そういうものが含まれる」と答弁した松岡農水相。「今、水道水を飲んでいる人はほとんどいない」とも発言した。これじゃ、水道事業者も怒るよ。
  勿論、ここ数年は、浄水器の普及率は上昇。安全な水を求める消費者は増える一方ではあるが、年間500万円を超えるという水は見つからない。
  還元水とは酸化した物質を元に戻す還元作用に由来している。水の電気分解で生じるアルカリイオン水つまり電解還元水のうち、還元作用の大きいとされるもの。以前「胃腸が丈夫になるのよぉ」なんて随分と言ってはいけない効果効能を言われ30万円ほどの生成器を半ば強引に勧められたことが何回もある。
  1本5000円の超高級ミネラルウオーターを1日に3本近く飲めば500万円になるなんて計算している人もいるらしいが、何はともあれ、松岡農水相の事務所で使われていた「年間507万円」という光熱水費はおかしい。多分、 記入ミス?とか何か原因があるのだから、しっかり解明しなくては。


 最近では教師をはじめ、警察官などの不祥事に驚かなくなってしまった。これは確かにおかしな感覚なのだ。私が子どもの頃は、学校の先生の存在はぜったいであった。言葉遣いも「先生がおっしゃいました」など完全に敬語をつかった。警察官にもある種の威厳があったものなのに。
  今朝の山形で起こった警察官の引ったくり事件などは被害者であるご婦人は大変お気の毒なのだが、同僚の警察官に会い、敬礼をしてみたり、引ったくりをした後の行動が余りにマヌケで、何かコントか漫画を読んでいるようだった。
  教師も警察官も人の子とはいうものの、先般、信販大手のジャックスのクレジット会員約15万人分の顧客情報が流出し、一部が詐欺集団に不正使用された事件で、情報流出元となった大日本印刷が元派遣社員による863万7405件、43社分の得意先企業の個人情報を持ち出していたとの発表には本当に驚いた。
  仕事で大日本さんにはよく行ったものだが、あのセキュリティが徹底?していた会社がという感じである。個人による不正流出としては過去最高規模ということだ。個人情報が流出したのは、アメリカンホーム保険、UFJニコスNTTファイナンス、イオン、トヨタ自動車などの得意先だ。 損害賠償の請求を検討する企業も勿論ある。大変なことが起こった。864万人という数の凄さ。多分、想像できない数だ。
  この容疑者は2001年から2006年まで販売促進用のDМを取り扱う電算処理室で情報処理などに携わっていた。ここで「何か」が動いたのだろう。得意先企業の顧客データをCD-Rなどに書き込み、持ち出したわけだ。 詐欺集団に個人情報を売る。金にする。ある期間、コツコツと情報を管理し、そしてさっと売りさばいてしまったのだ。デジタルの世界はいとも容易く、この男の作業を素早く処理してしまったということだ。私は本来、性善説なのだが。実に人が人を理解することは難しい。


  最近は仕事仲間での集まりの席で、病気の話がよくででくる。年齢的な問題なのだろうと思ってるが。「心臓でクッと逝ってしまう家系だから多分、俺は心臓で」とか「癌家系だから、多分どこかの癌だろうな」とか、まあ、病気の死因のセレクト会議のようになる。
  先日も急逝した俳優がいたが、日々の食事などの放送をきいたが、「何で?」と思うほどにバランスのとれた食事つくりを奥さんがしていらしたようだ。でも朝起きて、クッと逝ってしまうのも家族はびっくりするが長い介護生活を家に強いるより、幸せかも知れない。
  

   「狭い、暗いに恐怖感がありますか?」と医者が聞いた。
   「狭い、暗い・・・・ですか?全く平気ですが・・・」と私は答えた。
全身のМRIの検査を受ける前の受診での先生の問いだ。一瞬、その問いに笑いそうになったのだが、至って先生は真面目な顔で、「怖くないですね」と確認する。じゃ、「怖い怖い」と返したらどうなるのだろう?とも思った。

  「はい」と頷いて翌々日。受診の前には必ず外してください!と書いてあるポスターを見た。ヘアピンやアクセサリーなど金属製のものについては良くわかったが、中に入れ歯とあり、それを見てククッと笑ってしまい、且つアイシャドーとあるのにはこれまた不思議な気持ちだった。

  両手、そして腹部がベルトで固定される。「音がかなり五月蝿いと思いますが耳栓をしますか?」と聞かれ、受け取る。暫くして「始めます」という声が遠くに聞こえた。静かにそのМRIの機械の中に吸い込まれていく。さて・・・どうしたものかとぐるりと見回してみた。脳ドックの時は勿論頭が中心だったが、今回のように全身と来ると、要は館箱に入って、焼かれる前ってこんな感じなのだろうと思った。多分、先生が何度も確認した「狭い、暗いは大丈夫ですか」という質問の意味が分かった気分だ。狭所恐怖症の人は結構、きついかも。
  しかし、検査の最中のカガーッ、カンカンカン、ピーコピーコみたいな音がちょっとマヌケな音ばかりで可笑しかった。が、一時間近くその中に出たり入ったりし、終了した時は流石に気分が悪かった。
  健康第一でいくためには多少の気分の悪さはしようがない。


  そんな折、フランス海岸松の樹皮エキスを原料に開発した機能性食品「ピクノジェノール」に心不全の症状改善に効果があることがわかったらしく循環器系内科の学会で食品の効能が取り上げられるということだ。 ピクノジェノールは、フランス南西部海岸地域に生息する松の樹皮から抽出したエキス。強い抗酸化作用や血糖値低下など幅広い機能性が実証されている。
  「俺は絶対に心不全になる」と強がりながら、でも心の中は不安で一杯の友人にちょっと教えなければとも思う。

ch11.経済 : 働くということ


   いよいよ4月から就職し、新しく社会人としてスタートする若者たちが輝いてみえる。ニートだフリーターだといって、何かに甘えている連中の姿を見れば、真剣に就職活動をして不採用の通知を何度も受けながらも必死に向かって行く姿は天晴れなのだ。
  東京商工会議所が発表した中堅・中小企業の新卒者採用動向調査では、今年4月の採用数が前年より「下回った」企業は前年比5・6ポイント増の36・3%。前年を上回ったという企業は12・4ポイントマイナスの34・0%と大幅減少。好景気を反映して大手企業の採用枠の拡大に反して中小は人材確保に苦労している実態が浮かび上がっている。良い人材が確保出来なければ経営者は頭も痛い。中小が中小から抜けきれない構図だ。

  また、グレーゾーン金利撤廃や貸付額の総量規制などで、貸金業者への規制強化を盛り込んだ改正貸金業規制法の成立によって消費者金融事業の抜本的なコスト削減による店舗の統廃合も始まっている。例えば「レイク」も115店舗のうち約6割の73店舗を今年中に閉鎖する。6月までに社員2600人のうち400人ほどの希望退職も募るらしい。国内大手のアコムも100店規模での店舗統廃合計画を明らかにしている。ここでまた多くの人々が流動していく。
  2007年問題で、ある程度の退職金を手にした団塊世代の本格的な動きも見えてきた。既に退職した人々も想像以に厳しい現実問題にぶつかって、嘆き、呻く。目の前の壁にぶつかる。弾み?で起業したが、これまで組織にいて、ボールペン一本自分で買ったことのない人間にとっても起業は相当に厳しい試練の連続だ。思い通りの就職も難しい。いよいよこれから!というフレッシュマンよりも過去だ実績だとそんな世界で生きてきたからこそ、順応できなくなってしまう。そんな状況を聞く昭和23年、24年生まれの人々の不安感も聞く。しかし先行き不安だと金も手元において、行動も起こさず、何もかも溜め込んでいては、社会は萎縮してしまう。

ch10.生活 : 花粉症は辛いよ


  こんなに沢山の人が!と思うほど街はマスクやゴーグルをつけた人で一杯だ。いよいよ本格化する花粉症シーズンらしい。罹患者は5人に1人とか。昔はこんなに花粉症に悩む人がいたのか?と思う。
  それほど症状は酷くないものの、やはり、鼻がむずむずしたり、時々目がかゆかったりする。やはり花粉症なのだろう。薬局の店頭のスペースをかなり占めている花粉症のための薬はもちろんのこと、効果があると言われるサプリメントや乳酸飲料やヨーグルト、甜茶や黒酢などマーケットはますます拡大していく。辛い症状は他人には分からないものだが、反面、皮肉なものでこれは事業のチャンスでもあるわけで・・・・何となく、頭が重く、浮かない顔をしていた時だ。
  「いやあ~大変、大変」と言いながら、友人が顔をビショビショにしている。「どうかした?」と思い、良く見たら、目の前に変な光景。
「この目薬、なかなか目に入らないって思っていたらさあ、やぁ、眼鏡かけたままだったよぉ~」なんて、久しぶりに漫画のようなひとコマ。
「全く!ばかじゃないの?!」と鼻をくしゅくしゅしながらも、二人で笑いあってしまった。

  人は煮詰まってしまったとき、何をして気分転換するのだろう。友人と酒を飲むのも良し、得意なスポーツをするのも良し。しかし、自分と本気で向かいあいたいと思ったとき、「自然」の中に入ってしまうことだ。自然といってもいろいろ。海が好きな友人はヨットだ釣りだと広い海原にでる。私は黙々と山を歩く。兎に角、何時間も何時間も山を歩くのだ。空を感じ、風を感じる。曲がりくねった道、急峻な道、なだらかな道、全て自然が作り出した道、道・・・・。そこを、無心に何時間も歩く。半日が過ぎて、一日が終わろうとする頃、向き合いたい自分と出会える。自然は限りなく優しい。

ch11.経済 : 世界を駆け巡った株安


 中国株の急落をきっかけに海外市場も大幅に値を下げて、世界同時株安の様相。世界を一気に駆け巡るというのはこういうことかと思うほど、昨日の東京株式市場は、全面安の展開となった。日経平均株価の終値は前日比515円80銭安の1万7604円12銭に急落。これは2006年6月以来の下げ幅を記録したことになった。東証株価指数も58・59ポイント安。全銘柄の97%が値を下げた。
  「んーっ、約2億の損失ですかねぇ」とネットトレーダーの若者がテレビの取材にこたえている。 朝方から幅広い銘柄で売りが殺到したというが、中には安いうちに買ってしまおうという積極的な投資家もいた。しかし、先行きは決して楽観は出来ずの状況だ。

このアーカイブについて

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プロフィール

ichiko.tv

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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