2008年7月アーカイブ

スポーツ : ガンバレーッ!


   やはりセーリングとはお金持ちのイメージが強い競技なのだろうか。今回の北京ではそんなセーリングの"伝道師"としての役割もあるという。
  セーリング女子470級の近藤愛さんと、鎌田奈緒子さん。北京五輪では「金メダルを取っていろんな人にセーリングを知ってもらいたい」と声をそろえている。たまたま鎌田奈緒子さんは友人のヨット仲間のお嬢さんということで昔から話題になっていた。「もう、鎌田は娘の事で頭が一杯だよ~」と先日も飲み会の席で言われていた。
  経歴を見たらやはり!「父親の影響で小学校3年からヨットをはじめた」という。テレビで「練習時間だけは誰にも負けない」という日に焼けた元気一杯の笑顔を見て、心の底から「ガンバレーッ!」と声援をおくった。

ch05.エンタテイメント : 久しぶりの俳優座 

  
   劇団民藝の友人である有安多佳子さんは公演で全国をまわる。彼女は兎に角忙しく、一年のうちに何回も会えない。そんな彼女から「明石原人」に出るから~とメールをもらったので、久しぶりに六本木の俳優座へ行った。何かとっても懐かしい。六本木が今の六本木でない時代から、俳優座は本当に思い出が多い場所。
  昭和6年に兵庫県明石市の西八木海岸で化石を発見したという直良信夫さんの名前は昔から知っており、またいわゆるアマチュアともいえる考古学者であったために専門家には相手にされないということも何となく頭の中にあった。だが化石の現物が第二次世界大戦中の東京空襲で焼失してしまったことはこの芝居で再確認した。
  この直良さんの奥さんが11歳も年上でかつ、昔は教え子であったこと、家計も女学校教師の奥さんに頼っていたことなど初めて知った。しかし、戦争、そして戦後を逞しく生きる姿に心の中が熱くなった。直良家の女中の千代さんの役をした有安多佳子さんもいつも通り?いい芝居をしていた。拍手拍手だ。劇場を出て「良かった!」とメールを出すと暫くして「ありがとう。また飲みましょうね」と返信が。またお互いにいい仕事をして美味しいビールで乾杯をしたい。


ch09.超常現象 : これまた因縁


   早いものでもうすぐ8月。お盆も近く?なるとどうしてもいろいろなあちらの世界の話しが多くなる。決してふざけてはいけない世界だ。しかし世の中とは実におもしろおかしくとりあげる。
  例えば、悪いことが続いたりすると「先祖の因縁が災いしているのでは?」などという人がいる。実際にご先祖様がかわいい子孫に対して災いなどするものかと思う。本当に因縁に対しては誤った考えだ。
  「私は人一倍努力してやっているのに!」「資格もとってスキルアップした」とかいろいろ。というのにうまくいかないから自分以外のせいにする。本当にジコチューというか!自己中心的な考えの人の多いことといったら・・・・
  それこそ宿命。生まれた星の元。まさに、「あなたの因縁」。うまくいかないから何かのせいにするのは本当にやめよう。人のために頑張ろうと思う気持ちしかない。・・・・といっても自己中心の人は雷でも落ちるくらいの衝撃がないと分からないのだろう・・・・・。


  因縁といえば、過日、たまたま、某会場で日本古来の鍼灸口伝を受け継いだという池谷薫先生とご一緒した時のこと。現在は日本鍼灸学会理事をつとめていらっしゃり、鍼灸だけでなく様々な瞑想法も開発されている方だ。
  初めてお会いしたというのに、妙に何か違う視線の奥にあるものを感じた。要は"ある時"からスピリチュアル体験を多くされていた方であったということで、そんな波長が感じられたのだと分かった。
  その池谷先生が「吉田さんは・・・・ははは、珍しい」と笑った。「?」と思い「何がですか?」と訊くと「れいどうがこんなに大きくあいているとは・・・珍しいよ」と仰る。「レードー?」と訊くとそれは闇の世界との道、つまり「霊道」ということだ。本当に大きいのやら小さいのやらがたくさん空いているのだという。「少し塞いでおきましょう」と言われ、少し時間をとっていただき、闇の世界との霊道を塞ぐ施術というか儀式?していただいた。「少しさびしくなるからほんの少しだけ残しておきますね」と。さびしいって何?「時折、違う人格が入っていたりしたことがないですか?」と言われたが、生まれが二重人格?の双子座のせいかと思っていたし、常にどういうわけか如何なる状況でも妙に冷めて「客観的」にみる習性というかタイプであったので「ハイ!そうですね」と回答していた。
  池谷先生の儀式?の後に助かった事は、これまではいろいろあった出張先でのホテルやら旅館やらあちこちの場所で"あちらの方々"と無闇に出会うことも少しは減ったのだろうと今思う。しかし、先祖と言っても祖父母や父母、大叔父や大叔母からのメッセージが少し受け取りにくくなったことは「さびしい」ことかも知れない。


   まるでボディーブローのように値上げ感覚が伝わってくる・・・・・。何もかもが。


   東京電力と関西電力が電気料金の本格改定を経済産業省に届け出た。2009年1月からは現在の燃料高がこのまま続けば東京電力が約800円、そして関西電力も数百円程度の値上げとなる見通しということだ。こんな積み重ねがこわい。
つい忘れがちな話だが、日々の生活の中で小さな数字の見直しというのが大切だ。電気というばクーラーや冷蔵庫などの電化製品のチェック。また、いろいろかけている保険の中身やら、身近な携帯電話の契約関係の見直しなど。しつこいようだが、面倒でも日々いろいろチェックすることだ。


  いつもはじっくりと見たことのなかった携帯電話の料金明細をたまたまじーっと見ていた。「何だ??」という数字があった。こんな時はたとえどんなに忙しくてもチェックしするほうが良い。調べなおすことだ。
  大昔?まだ端末に気に入った着信音がないときにどうも契約した有料のサイトとの契約のようだった。何度も新機種に変更してからは、すっかり使わなくなった。それても毎月毎月、きっちりと支払い続けていたわけか・・・・・それも数件も。数百円でも何年も数字が積み重なったわけだ。冷静に計算してみた。ちょっと冷や汗が出た。

ch12.その他 : ヒット!


   電車に乗り、たまたま座席に座るとだいたい目の前に座る人々はケータイメールをしている。中にはゲームを楽しんでいる人もいるのだろうが、みな視線はケータイにいっているわけで。先般、乗った地下鉄内で、中学生か高校生の男女が会話している以外、残りの5人の人々が皆、読書をしている光景にでくわして、何か、夢見心地にもなった。何か、映画のワンシーンの撮影か?と勘違いするほと、本を読む人々の姿がなんとも美しい?というか良かったのだ。
  本と言えば、英国のファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズ第7巻の完結編「ハリー・ポッターと死の秘宝」の日本語版が全国一斉に発売されたのだが、初版部数は180万部で500店以上の書店が開店時間を繰り上げたそうである。本の出版の片鱗の片鱗にかかわる自分としては、この初版部数の180万部という数字そのものが"ファンタジー"!である。本当に気が遠くなり、自分のしていることって何?と問いかけたくなる。
  1997年に第1巻が刊行されて以来、総部数は世界で計約3億7500万部だ。日本では第6巻まで約2200万部に達している。「へーっ」と思う方も多いだろうが、2200万部の本の量を目の前にしたらら本当にビックリして声も出なくなる。いずれにしても、完結編というのはうれしさと寂しさが入り混じる。どんなことでもそうなのだが始まりがあれば必ず終わりがある。
  まあ、ゆっくりじっくりヒットの秘密を考えていこう。何万部、何千万部出版という数字を夢見ながらひとりでも多くの人が「本」の楽しさを発見できるテーマ探しに頑張っていくことだ。

 


   この日は翻訳家の友人がプロデュースしたオペラ「椿姫」の公演に出掛けた。音楽演出は芦谷真由美さんのエレクトーン、原田裕子さんの語りで進められるという舞台で今年のはじめに聞いた時は「?」と思っていたが、ヴィオレッタ・ヴァレリーの香川恵子ハミルトンのソプラノは実に素晴らしく、4歳からエレクトーンを習っているという葦谷さんのエレクトーン演奏がそれはそれは見事にマッチしていた。アルフレード・ジェルモンにはアダム・フラワーズ(テノール)、ジョルジュ・ジェルモンには上江隼人さん(バリトン)がつとめた。
  椿姫は、ジュゼッペ・ヴェルディが1853年に発表したオペラだが、原題の意味を調べたところ「道を誤った女」とか。一日の数時間でもみちならぬ恋に焦がれるというものもよいものだ。


ところで、映画で「椿姫」も十分楽しめる。2009年の1月11日(日)に長編のシネ・オペラ「椿姫」(主催・オリエント映画)が上映される予定だ。11時、14時、17時の1日3回上映。会場は銀座ブロッサムホール。前売り券を申し込みが出来る。乾杯の歌、ああ、そは彼の人かなど美しいアリアが一杯だ。ちょっとご紹介しておく。
◆申し込み先 〒162-0042
新宿区早稲田町74-8 夏山ビル301
オリエント映画「椿姫」係
電話03-5287-6255
ファックス03-5287-6899

オリエント映画

ch03.美容 : "顔つき"は変わる


   じっと鏡で自分の顔を見る。先月、自動車の免許更新で、5年前の顔写真とびっくりするほど変わっていたのだが、昨日、セミナーの件で打ち合わせをしていた青木敦子先生の話が頭に残っていたからだ。
  青木さんは日本全国を「顔」の研究のために取材にまわった方で、その数なんと5万人にもなる。「顔を観れば、出身県さえわかるのよ」と言っていた。
  昨夜、会うやいなや、私の顔を観て「吉田さん、左の鼻の穴がおちている!」というではないか。あまりにいきなり言われて「鼻の穴ですかぁ?」と言ったままだったが、青木さんは「もしかして、右がわだけて噛む癖がない?」と言った。そういえば、先般、歯医者さんへ行き、先生に指摘されたばかりだったことを思い出し、そのことを話すと「でしょうねえ」と青木さんは笑った。私もなんだか久しぶりに「鼻の穴」の指摘をされておかしくで笑った。鼻の穴だけでない。眉の毛のはえかたや、肌の質感などいろいろ。話は尽きない。


   美人でも美男子でもなんとなく、パッとしない?(失礼!)方か゜いるものだ。しかし、またそれほど整っていなくてもなんとても魅力的な人もいる。「要は顔つきなのよ」と青木さんが言う。本当にそうだと思った。顔には心模様、性格、考え方などあらゆるものが全て現われるという。まさに「!」という感じ。
  5年前の顔と今の顔が違っていても、それは5年の年月を経ているのだから若さもなくなってしようもない。しかし、これから作っていく「顔つき」はどーにでもなるものだということだ。よい「顔つき」になるために心の持ち方、ポジティブな思考、人に優しく!(コレに限る)そんなこんなで、より磨いていかないとならないね。

ch10.生活 : 嬉しい知らせ!


   日常、携帯メールの使用頻度が多い私はパソコンメールをチェックするのは殆ど早朝か深夜となる。今朝もメールを見て、「わっ!」と嬉しくなった。昔、サンケイリビング新聞社で一緒に仕事をしていた河上多恵子さんから本を出版したというお知らせだった。「昨日出版しました。ハリー・ポッターと同日で全く目立ちませんでしたが」と彼女独特のユーモア!が。
  昔、マーケット分析をしていたリビング生活研究所では一緒に席も並べていた。現在は「暮らしインスティチュート」を起業されてやはり女性の生活の消費動向などの分析をされている。
  食品偽装だなんだかんだで常に「食」の危機がいわれている中、『食が危ない!食料危機があなたの食卓を襲う』(PHP研究所 税込みで1000円)。「食」の安全について最低限でも知っておくと良い情報が分かりやすくまてめられている。フライドポテトに発がん性物質があるってホント?食料自給率39%、穀物自給率27%で日本は大丈夫か、日本の農民は高齢化、農地は減り続けている、世界中で食料争奪の戦い、今こそ、メタボに至った食生活を見直すチャンス等々興味津々である。河上さんならではの綿密な取材力でまとめられた一冊である。

詳しい内容はコチラをクリック!

ch02.健康 : まずは"元気"!


   医療の限界といえるのだろうか?。クモ膜下出血の話。頭痛が軽いことなどからコンピューター断層撮影装置、所謂CTの検査を行わず見逃される例が5~8%程度あることが、日本脳神経外科学会・学術委員長の嘉山孝正山形大教授らの調査で分かったという。国内では初のデータということだ。今回の宮城県の病院での検査事例。2007年1月から2008年5月までの患者さん198人のうち、頭痛で他の一般病院にかかってから来た人37人。その際10人はCTを受けず、風邪、高血圧、片頭痛などと診断。CTを受けなかった10人のうち8人は軽い頭痛だったが2人が死亡したというデータをどうみるか?だ。


  頭痛持ちで、且つ、実母をこのクモ膜下出血で亡くしている私は、やはり脳関係の話しが最も気になるのだ。時々、思い出したように、脳ドックにも検査に行くのだが、「細かい検査は3年後くらいでいいですよ~」なんて担当の医師から言われると、日常生活でおこる軽い頭痛でも結構気になり、そんな時はなるべく安静にするように心がけている。
  しかし、仕事で休めない時は仕方なく鎮痛剤でなんとかしているものの、軽くてもなんとなく残る頭痛は嫌なものだ。だが、生活の中で自分が頭痛になる原因は大体分かっている。例えば・・・・・睡眠不足、発散できないストレス、暴飲暴食、こんつめた仕事などなど、やはり無理は禁物だ。寝起きが心地よい十分な睡眠、気分転換、友人・家族との愉しい会話、美味しくバランスのとれた食事、そして「うおーっ」と叫びたくなるような?プロジェクトの成功!とでもいうか!考えているだけで元気が出る。


 

ch12.その他 : 何?

 この1~2週間の間でピロロンピロロンとメールアドレス変更のお知らせが数件届いた。「お手数ですが、登録しなおしてください」やら「新しいメアドに変更おねがいしまーす」とやらいろいろ。暑さと忙しさで最初は気にしていなかつたのだが、電車移動中に、ふっとじっくりチェックして驚いた。何故?私の関係者かん゛たまたま?なのか?調べるったって母数としては少なすぎるから、たいしたことも言えないが、皆さんがソフトバンクに変更している。きっと何かがあったに違いない。「どうしてソフトバンクに?」と訊ねたら「どーしんですか?吉田さん」とでも返されそうだが、きっと「何か」があるに違いない。多分、「何か「があるから変更したんだね。やっぱり訊いてみることにしよう。


   「今ごろはどこの街にいるのだろう?」と全国をまわってコンサート活動をしているジャズピアニストり河野康弘さんからのメールを読む度に思う。「いつまでも元気に活動していこうと思います」とのメッセージ。梅雨のあけて、本当にじりじりと暑い夏がやってくる。
   6月27日の北海道伊達市の「みんなで考えようサミットin石蔵」では全国の子ども達から約900通の環境メッセージが届いたそうだ。印象的だったメッセージに「ガソリンが上がってよかった。少し車に乗る人が減った」と。子ども達は経済ではなく地球の事を考えています。真摯に受け止め大人が行動していかないと、いけないな、と改めて実感しましたと河野さんは言う。勿論、いろいろな意見は出るものだが、まずは、派手でなくとも真摯なライブ活動をしている中でのメッセージだ。
  また、この夏は11年ぶりに原爆ドーム前コンサート「被爆者の慰霊~イラク被爆キッズ応援 河野康弘~明子さんの被爆ピアノコンサート」も実施するという。今年も沢山の演奏家が平和を願って演奏する。大きなことでなくても、コツコツとでもいい。自分で出来る限りの応援をしていきたいと思っている。

原爆ドーム前コンサートについて


7月、8月のスケジュール

07月23日(水)19:00~静岡県伊東市(問)0557-36-3210(伊東おやこ劇場)
07月24日(木)11:00~静岡県藤枝市平島幼稚園(問)080-5290-4824(藤枝おやこ
劇場)13:00~静岡県藤枝市藤枝西幼稚園(問)080-5290-4824(藤枝おや
こ劇場)
07月25日(金)10:00~愛知県名古屋市ウィル愛知(問)090-1298-0448(愛知生協・服部)13:45~愛知県名古屋市ウィル愛知(問)090-1298-0448(愛知生協・服部)
07月26日(土)16:00~長野県天龍村星空コンサート(問)0263-38-6030(小畑)
07月27日(日)18:00~高知県高知市サマージャズ(問)090-5914-8083(坂田)
07月31日(木)10:00~福井県高浜町公民館(問)0770-72-7725(高浜町教育委員
会・堀口)
08月01日(金)19:00~島根県飯南町(問)0854-76-2318(田部)
08月02日(土)13:30~広島県府中市スガナミ楽器(問)0847-45-7884(スガナミ楽器)14:45~広島県府中市スガナミ楽器(問)0847-45-7884(スガナミ楽器)17:00~広島県府中市喫茶「環翠堂」(問)0847-46-3282(環翠
堂)
08月03日(日)14:00~岡山県高梁市カパーラ(問)090-2001-7202(大場)
08月04日(月)19:30~広島県安芸高田市美土里町・野田さん宅(問)0826-55-0270(野田)
08月05日(火)16:00~広島県広島市原爆ドーム慰霊碑前(問)090-1657-0174(河野)
08月06日(水)21:30~広島県広島市原爆ドーム元安川対岸ステージ(問)090-1657-0174(河野)
08月08日(金)福島県喜多方市(問)0241-24-4611(喜多方プラザ文化センター)
08月09日(土)11:30~福島県喜多方市シティーエフエム(問)0241-24-4611(喜多方プラザ文化センター)
08月10日(日)11:30~福島県喜多方市シティーエフエム(問)0241-24-4611(喜多方プラザ文化センター)
08月16日(土)18:00~京都府京丹波市夏祭り(問)080-2446-3772(大西)
08月23日(土)~27日(水)北朝鮮訪問
08月30日(土)19:00~石川県小松市三草二木西圓寺(問)0761-48-7773(西圓寺)

ch12.その他 : 一服しよう


   「いよいよ夏本番ですね」なんて紋切り型表現をしながらも、実に暑い!毎日。19日に関東甲信、そして東海地方などが梅雨明けしたという。山梨県身延町などはなんと37.2度だったとか。体温だったら「微熱がありますねぇ~お薬だしましょう」といわれるくらいだ。東京も35.6度。全国各地が猛暑!猛暑!だ。
   こんな猛暑が続くと草臥れる。体調管理がいつも以上に大切になってくる。草臥れると、ふだんだったら我慢も出来そうなこともだめになってしまいがち?になる。
   たまたま入ったラーメン店で、だされる順番が間違っただけで、隣りの男性客が「不愉快だっ!なんだ!」と席を立ち、店のドアをバタン!としめて出ていった。オープンしたての店で、まだいろんな面で慣れていないのだろうが・・・・。激高したお客も本当は悪い人ではないのだろう。いろんな理由があるだろうが・・・・・しかし、あの感情の爆発の仕方も凄かった。本当に店内、みんなかたまってしまったのだが。でも、こんな猛暑が続けばやっぱりみんな心身ともダウン気味になってしまうなぁ・・・・と思えた。


  「久しぶりに同級生たちと山にいきまーす。今夜はひと晩ゆっくり眠れてうれしいよ~っ」なんて友人からメールが入る。日々、お母さんの介護をしている彼女のひと時の休息。翌日は朝一番でまた東京に戻ってこないとならないとは言いながらも、暫しの休息は絶対に必要なのだ。「十分、楽しんできてね~」と返信をする。
  夕方に、秋からの新規事業でこのところ休日も出勤している友人と久しぶりに飲んだ。仕事の話がメーンであってもやはり、ほっとつかの間であっても休息の時間か。友達の表情がやわらいでいくのがわかった。「大丈夫だよ。昔から、ずっと輝いているよ」とひとこと友人に言った。日々、張り詰めて、緊張の連続。蓄積した疲労のせいか、最初はちょっと強張ったかのように見えた彼の目が嬉しそうに輝いた。良かった!良かった!
   この猛暑の中。みんな、一服しようよ!

   

ch11.経済 : 危機感


   「美味しいお魚が食べられなくなるのがいやですねぇ」「魚の価格が上がるとと困りますよ~」とテレビ街頭インタビューで主婦らしき人々がお気軽なコメントを言っている。15日に起こった一斉休漁。しかし、私たちはパニックになった人はいないだろう。何となく・・・とはわかっていても燃油高騰を背景にして何がどうなっていくのか、あまりに理解をしていない。いや、世界的な一種マネーゲームともいえる投機資金のモンスターは俄かに理解できるものではない。
  日本人の食文化を豊かにしている魚介類。しかしいまや、出漁するだけで赤字となる深刻な問題も孕み、影響は想像以上に深刻。


   今日も猛暑であったが、はて、梅雨明けはいつになるのだろう?・・・・と思いながら、気になる冷蔵庫の中を整理する。例えばいただきものをしても、忙しさでうっかりお礼状を出し忘れてしまう!そんな日々の連続だからこそ、冷蔵庫の中は危険地域。野菜室をのぞく。あのみずみずしいキャベツが小さくなった気がする。キュウリを見ると「あぁぁぁぁ・・・」という状態になっている。高校1年の時、生物の担当の先生が「毎日、研究でいろいろ忙しくしていてね、ちょっと冷蔵庫の中を見るとキュウリが溶けて水になってしまうのよ~」と少し笑いながら仰っていたことを思い出す。当時、10代の私にはこの先生が一体何を言っているのか?全く分からなかった。しかし、冷蔵庫が生活の中で身近というか主婦として管理?するようになると、この意味が分かるようになったのだ。


  結婚式の引き出物でいただいたジャム、うどんセット?そしてこれも「あぁぁぁぁぁ・・・・・」状態。もうだめだぁ。冷蔵庫が気になる梅雨時は一斉に整理整頓してみるのに最適だ。
  しかし、よくよくいろいろ食品を見ると気になることが多い。目の前で溶けてしまったキュウリより、こわいかも知れない食品添加物。着色だけでなくて旨みづけや、もっとこわいのが何日も腐らない!など。いちいち気にしてもいられないのだが、日本人は年に平均7.68kgもの食品添加物を摂取しているという。そうそう、冷蔵庫内のハムとかソーセージ。発色剤の亜硝酸Naが使われている。詳細はカットだが、カロリーゼロのコーラ、菓子パンなどにも・・・・という。
でも、添加物を一切摂取しない生活などは出来ない。よーく頭を使いながら、冷蔵庫内のチェックは自分の食生活のチェックである。ソルビン酸Kとソルビトールとは異なるものだとか、いろいろ考えながら。要は健康管理にもなるから、目標をたてて頑張ってみよう。


ch10.生活 : 逞しさ

  
  今日は半日、リスクマネージメントセミナーに参加していた。テーマは労災事故。増大し続けるのが「ウツ」と「メタボ」そして「キレる」社員だという。要は心と体のバランスがとれていないということだ。心身の健康管理の問題。何よりも底に流れるのはコミュニケーション不足による人間関係のギクシャクとやら・・・・特定社会保険労務士の先生の事例説明が淡々と進む。過労そしてパワハラ、セクハラによる自殺と続く。労災認定、損害賠償の請求について話しはえんえんと続く。労災認定の他、民事の賠償責任になった2006年の事例。これは自宅に仕事を持ち帰り長期残業を続け、大きなストレスをかかえ自殺した社員事例があった。自殺一ヶ月前の残業がなんと月260時間。単純計算しても、この社員の残業にかけた時間は異常である。午後10時までしか会社でパソコンが使えず、致し方なく自宅へ仕事を持ち帰ったケース。事例はえんえんと続く・・・・・何かがおかしいのだ。


   終盤となり労働者のメンタルヘルスを聞きながら・・・・「おいおい・・・何か脆弱過ぎないか?」と思った瞬間に、何故か急にふっと頭の中に戦国武将のイメージが、漠然とあらわれた。想像以上の過酷な日々の中で余りにも逞しい強靭な武将があらわれた。真っ直ぐに虚空を見ている武将のイメージが。本当に一瞬だが私は時空を超えた。しかし、それは一瞬の脳の遊びか。私はこの「今」という2008年という時間を生きていかないとならないって。

ch07.味 : ルビーの輝き

工藤静香.jpg

   いろいろな才能のある人とは本当に「すごい!」とためいきが出る。ワイン好きの工藤静香さんのワインが出来た。パッケージは広げると一つの作品になる。ラベルもうっとりするほど美しい!(写真)
  絵画ではいくつもの賞を受賞している工藤さんたが、ワインも大好きで、今回は凝りにこって2003年・スペイン産のオーガニックワイン。
  友達とワイングラスに注いだ・・・・ルビーの輝き。円やかな味だ。その表現方法を考えながら・・・・・またひとくち。

ch12.その他 : 向日葵


 今日7月14日は全国紙の休刊日。テレビも雑誌もインターネットもいろいろありすぎる昨今だから、新聞が来なくても、いや購読していない家庭も多いのだけれど、不自由しない時代なのだ。
  仕事柄、パソコンの前に四六時中いられないため、ネット上の情報で後から「読まなくては!」と思うものはプリントアウトしておく習慣がある。しかし、目を通さなくてはならないものも多く、つんどく~つんどく~状態になるものも多い。またそれを整理するのもなかなか・・・なことであるのたが。


  会社のホームページのジャーナルコラム欄の「アート」にサンディエゴ在住の画家・クライメンソン弓さんに毎月、サンディエゴのオモシロ出来事とともに新作の油絵を描いて頂き掲載をしている。今月は「おおっ」と思うほど斬新な作品だった。今まで、見たことのない作風というか。ふっと挽きたてのコーヒーの香りがした!
弓さんの今月の新作油絵はこちら

  そして「ライトハウス誌」のインタビュー記事があるということでリンクをはっていたのだ。原稿作成の際には、まあ、さささっとアップしておき、あとからじっくり読もうとそのインタビュー記事をプリントアウトしておいた。(これが、まずい。人はプリントアウトすると読んだ気になってしまうのだ!)しかし、その見出しが目にとまった。「あっ」と声が洩れた。

人生には昼もあれば夜の時もある という見出し。いつもいつも陽気で底抜けに明るい弓さん。つきなみな表現だが、花にたとえるなら、ひまわりか、ヒマワリか・・・・向日葵だ。
   そんな弓さんのインタビュー記事の中に"「人生には、昼の時もあれば夜の時もあります。私はこれまで多くの夜を経験しましたが、私の父は、「人から助けられたお陰で今の自分があるのだから、人への恩返しをしなければいけないよ」と、常々、私に言っていました。その教えを胸に、美術協会や学校を通して美術教育を行ったり、市のパブリックアートやバルボアパークのミュージアム・チャリティーオークションに作品を出展するなど、さまざまな形で社会貢献できるよう活動しています"とある。
  弓さんがアメリカで一人の仕事人として様々な経験をしてきたこと、私の想像をはるかに超えた努力をして、試練にうちかってきたことが分かる。だからこそ向日葵みたいに明るいんだ!
  自分の内で何かがパチン音をたてて壊れた。もう「大変だ」なんて口が裂けても言うなって。

ch10.生活 : アルゼンチンのウシ達


   今、ちょっとアルゼンチンの某企画を進めているのだが、いろいろな話題の中で、アルゼンチンの研究チームが、地球温暖化研究の一環で、ウシの背中にプラスチック製のタンクを取り付け、ウシのげっぷを集めているという話題になった。ウシの胃からチューブをつないで背中のタンクにげっぷを回収するという珍しい方法を採用したらしい。
   打ち合わせの最中にひとりが「ウシはかなり出すらしいですよ」と言うともうひとりがくくくっと笑った。
確かにもその光景を考えてみるとくくくっ!と面白いのではあるが、この研究者の「最初の結果ではアルゼンチンの温暖化ガス総排出量の30%がウシから出ている可能性が判明して驚いた」とのコメントを知ってこれまた驚いた!
   ウシは確か、4つくらい胃袋があって食べ物の消化のためにかなり時間をかける。大畜産国にはアルゼンチンではウシが人の数より多いときくが・・・・。いろいろな企画にタッチしていろいろ知れば知るほどに"世界"が広がる。また、学生の時と違い、日々、仕事をしているとこの"世界"が世の中や人の為になることを考えるよいチャンスだ。実に幸福なことである。

ch07.味 : うなぎ~っ


  時折、このプログの検索データをみているのだが、今月に入り「ウナギ」と「ドジョウ」が大半を占めるようになった。なんかぷぷっと笑ってしまった。いよいよ土用の丑ということもあってなのか。一時は「さざなみ雲」で占めていた時もあったのに・・・・。
  土用の丑の日といえば、計算式?もあるらしくも本当に研究者とは凄いね!ネットで発見。しばしハマりました。ご紹介します。
土用の丑の日はいつだ?

 やはりエネルギッシュ仕事をする時はウナギは欠かせない!例えば、神楽坂女声合唱団でご一緒している洋画家の二名ユリコさんなどは先般も銀座の松屋の美術画廊で個展をされたばかり。素晴らしい作品の前であああーっと魅了されっぱなしでいたのだが、「絵を描き始めるとねぇ、もうウナギ!ウナギばかりなのよぉ~!」と言っていた。「今日もウナギ!明日もウナギ!」と微笑む二名さんの事を私は"うな食ニーナ"と密かと渾名までつけてしまった・・・・・。
  
  また、ウナギの話は続き・・・・・ある食通の方から「水戸に行くことがあったら、美味しい鰻の老舗があるから是非ともそこへ」と聞いた。水戸といえば、納豆か鮟鱇でしょ?と思ってみたが、鰻がうまい街でもあるというのは驚きました。この「中川楼」という店は創業は文政5年(1822年)という老舗ということで、"墨で店名が書いてある味のある看板など、雰囲気がありますよ~。一見ちょっとビビッて入れないような構え"とまで言われれば、右と言われると左を向きたがる性格の私でも「ウナギ」ということでは兎に角行きたい!と思う。そんな自分は二名ユリコさんのようなダイナミックな作品を生み出すわけでもないのだが・・・・"うな食おいち"とでもいえるか。

ch12.その他 : 2回まで

   番組か何かの見出しを見て「またか・・・」と思ったもののそれほど気にしないでいた。タレントの山本モナさんがプロ野球選手との不倫を報じられたということで所属事務所「オフィス北野」が山本さんがキャスターを務めるフジテレビ系の情報番組「サキヨミ」などすべてのテレビ番組出演を当面見合わせると発表したというのだが・・・。前回は騒ぎは一昨年のTBS『ニュース23』の降板騒動だったという。そんなに時間が経ったのか。
   あの騒ぎ以来、もうだめなんじゃないかなどと言われたが、彼女の持ち前の美貌と明るさというか?結構いろいろな番組で復帰・活躍していたと思う。「自覚に欠けた行動」と謝罪するのは何回してもいい。しかし・・・・・こうした過ちというかある種のミスは「2回まで」というのが私の持論。今後、また彼女が不倫でも恋愛問題を起こしたとしても、よほど世間を騒がすほどのビックニュースでも無い限り、多分、興味もなくなっていくものだ。人生そのものも「軽はずみ」になりかねないよ。所詮、人は歳とれば30代の若さは失せていく。軽はずみの繰り返しでは円熟していくものではない。

  

   仕事でもミスはつきものだ。自分も含めて人はいろいなミステイクをするものだ。完璧!などない。しかし、仕事をする中で、私は心底「ミスは2回までは許すが、次はない」そう思っている。だから、同じようなミスを3回以上する人との仕事はない。
   しかし、自分の心の底にじっとある"持論"のようなもの?がふっとこのチャラチャラした見出しで再認識させられるというのも・・・・面白い?ものだ。

ch05.エンタテイメント : 熱くなれ!

パイロット.jpg     奇跡の歌声が南アフリカからやってきた


   昨日、7月8日は、グレース東京パイロットクラブが主催(グローバルハーモニー日本事務局 共済)するチャリティーコンサート『レインボースターズ2008』に行った。南アフリカ共和国から300人を超えるオーディションを見事勝ち抜いたという選りすぐりの10代から20代前半の子ども達の歌声が会場にこだました。
   歌声とともに、グローバルハーモニープロジェクトを主催しているヘンリー・トーマスさんからの熱いメッセージは会場内の大人も含め、子ども達の心を打つメッセージだ。熱く、そして誰にでも分かりやすい説明。音楽学と教育学を学んだ彼女は1980年プレトリアで人種の違う生徒の通う学校で教師をしてきて、アパルトヘイト制度の廃止後に異人種交流として子ども達の明るい未来を希求しながら国際平和への願いを発信する活動を行っている。子ども達の中には彼女の教え子もいた。
   パイロットクラブとは国際的なボランティア活動をしている団体であり、会員はそれぞれ地域に根ざしたボランティア活動をしているわけだが、今回のイベントの主催となったグレース東京パイロットクラブの会長の石島まり子さんも実業家としても素晴らしい方で、この日も実にパワフルに動き回っていた。別に年齢が(失礼!)・・・とは言いたくないが、一生懸命に何かに向かって活動する人に「年齢」とは関係ないものであるということが分かる。昔、あるところで「70を越えると、もうねぇ・・・」なんてコメントを聞いたことがあるのだが、そういうことは単に言い訳でしかないということだ。
   またまた会場内で驚きがひとつあった。石島まり子さんが「いち子ちゃん、あのね~」と連れてきた人、今回、チャリティコンサートの事務局として立ち上げからかかわってきたという人物が、なんと!なんと!ファイナンシャルプランナーの岡健聡さんという私の知り合いであった。岡さんもまた、今回のイベントスタッフとしてTシャツ姿で会場内を走り回っていたのだ!
   実は、この日の昼にたまたま某所で金融セミナーの事を話していた時に、私の頭の中で「そうだ・・・岡さんに相談してみようかなぁ・・・元気かなぁ?どうしているかなぁ?」とふっと思っていたから、岡さんが目の前に現われた時、ビックリしすぎて声も出なかったのだ。またもや、何年ぶりの"再会"がこの日もあった。何が目の前で起こっているのか分からずであったが、分かった時には皆で本当に再会を喜んだ。

♪子ども達の若いエネルギィに満ち溢れた歌声とそれを支える大人たちの熱い活動で一杯の夜。

「日本パイロットクラブ」についてはこちら

ch12.その他 : ああ!残念・・・・


   カナダのケベックで開かれている国連教育科学文化機関の世界遺産委員会が、岩手県の平泉の文化遺産について、世界遺産としての価値の証明が不十分として、登録の延期を決めたという。残念で仕方ない。心の中で「何故?!」と声高に叫びたいくらい残念で仕方ない。再審査は早くても2010年以降となるらしいが・・・・価値の証明の再提出というが、手続きは抜かりはなかっただろうに・・・。
   小学生の時に初めて映像で見て、中学生の時に初めて現地に訪れて以来、国宝の金色堂で知られる中尊寺、あの趣のある毛越寺、中世の面影を残す農村の景観など自分の内でも忘れられないほど素晴らしい。

ch05.エンタテイメント : 堺雅人という人


   普段、なかなか会えない友人から「プログを見ました」というメールをいただくと何かとても嬉しい。嬉しいというより"ウレシイ!"という感覚か。帰宅して夜中にパソコンメールをチェックすると「わわわっ」ということがある。この日もそうだ。何日か前に映画の「クライマーズ・ハイ」を観て、そこに出演していた堺雅人さんの目にゾクッとすると書いたのだが、何とも!「堺雅人さんの目にぞくっ!!ときますね~。本当にしびれそうですよ。私は"篤姫"の雅人さんきり知りませんが・・・この感情を誰かに伝えたかったのですが、伏せておりました。図らずもいち子さんからのメッセージで黙っていられず、私も々々と迫り出したしだいです」とある。友人のTさんからだ。♪いつもありがとうございます!!
  しかし、堺雅人さんは実にいい。私は映画監督でも芸能関係でも何でもないのだが、「こんな作品のこの役には絶対に堺雅人さんに演じてもらいたいな」と思うほど。時代劇でもサスペンスものでもアクションものでも、何でも。どのような役でも見事にこなせて、それぞれの魅力を出せる計り知れないほどの能力を彼に感じるのだ。恋愛ものでいえば・・・・恰も何もなかったような顔をしながら平凡な日常生活を送っていながらも、死の直前まで忘れえぬ人とか・・・・・。想像というか妄想か?・・・・・ん!目が離せない役者とはこの人のことか。

ch05.エンタテイメント : 再会


   蒸し暑い!・・・・こんなに汗がでるものかと思うくらいの日だった。しかし、夏本番はこれからだからこの程度の暑さに負けてはいられない!のだが゜。


   我が人生の師ともいうべき陰陽五行の伊勢瑞祥先生が昨年2007年に「来年は再会の年だからね」と言った。今年の仕事はじめの1月4日から「あれれ・・・」という事がかなり続いたのだが、今回の杉笑太郎さんとのコンタクトは本当に驚いた。今朝、出かけ間際にメールチェックをしたところ、「プログ読みました」という件名でメールが入っている。ホームページからなので、一体誰だろう?と思ったらそれが杉さんで本当にあらためて驚いたのだ。

  「本当にご無沙汰です。ところで先日電話を頂いたのを聞いて、いち子さんだとピーンときました」とある。新聞記事を読んでひっくりかえるほどビックリした私は、その記事の問い合わせ先にすぐさま電話した、そうあの時だ。あれこれ聞かず言わず何となくライブはいつですか?程度に読者の一人で訊ねたつもりだったが、コーフン状態が多分杉さんには伝わったのだろう。
   「・・・・・それ程長くないこれからの人生がスピードアップしそうですから。そうなると出会う人も変わってくるから不可思議です」と言う杉さんのニュアンスというか・・・・分かる。私もそれなりに歳をとったということか。
最後に「記事にもあったコータという女性、大変な才能豊かな人物で、35年間の芸能生活で最大のタレントに出会いました。経歴もさることながら、その生き方がまさに人々が待っていたタレントなのです。是非、いち子さんに紹介したい人物です。」とある。会いたい!会いたい!コータさんにも会いたい!写真で見る限り、物凄い美女だ!
  伊勢先生、ありがとう。「再会」尽くしの2008年。半年経ちました!そうか!杉さん出演のプラザステージのライブに急ごう!7月の再会ももうすぐ・・・・・まるで七夕だね。


杉笑太郎さんも出演!表現空間「プラザステージ」はこちら

ch05.エンタテイメント : 暑い夏

   あの暑い夏の日・・・・・。1985年、日航機墜落事故から、23年の年月が経ったのだ。


   横山秀夫さん原作の映画「クライマーズ・ハイ」を観た。監督は。『突入せよ!「あさま山荘」事件』と社会派の作品を多くてがける原田眞人さん。この作品は新聞記者の視点からこの事故を描いているところが最も興味深い。メディアが何をどう伝えたのか? 主人公となる悠木和雅を演じる堤真一はうまい。随分前の話しだが、横浜の映画館で「ポストマン・ブルース」という映画を観た時に主人公だったのが堤真一だった。そして「ALWAYS 三丁目の夕日」で鈴木オートの頑固でコミカル親父の役から今回のシリアスな役もこなせる、実に凄い役者だと思った。脇役も実力派ぞろい。しかし、この堺雅人という役者は!私は別に映画監督でもないが実に想像力をかきたててくれる不思議な人だと思った。何よりこの人の「目」の演技がいい。ゾクッとする。

  映画にポケベルは登場しているが多分、携帯電話もパソコンもなかった時代。記事原稿も手書きだ。思い出す。整理部がばい尺を手に持って話すシーンもいろいろ思い出す事が多い。当時、現地に行ったカメラマンが一言「地獄とはこのことか・・・」と言った言葉が今でも残っている。
  特集記事のために広告原稿をぶっ飛ばし、広告営業担当と激しくぶち当たり、罵り合うシーン。販売との激しい言い争い。いろいろな事が実によく分かる。男社会ならでのはの繰り広げられるシーンはお見事!。女より強い妬み?、嫉妬の数々。そして、男独特のプライドと、上下関係など人間模様の描写も細かい。それぞれの実力派ならではの演技力に「映画」である事を忘れた。2時間23分の長さは全く感じない。


   だが、この暑い夏が来るだびに、陽射しが強くなる夏に私はご遺族の気持ちをいつも思うのだ。何年の歳月がすぎよう悲しみは消えない。

ch12.その他 : 乾いてもいい?・・・・・


  私はほんの数分で終わる・・・・しかし、女性とは何故あのように長い時間、鏡に向かい化粧をするのだろうか。素顔のほうがずっと綺麗な方もいるというのに。敢えて、目の周りにあんなに描きこまなくてもいいだろうに・・・と時折、凝視してしまう。

  ネットのニュース欄にまぶたの際のアイラインやアイシャドーを塗る化粧法が、ドライアイなどの病気を起こす可能性が高いという紹介記事がでていた。これは岩手県奥州市の開業医である鈴木武敏医師らの調査で分かったことだ。

   私の何回かメークアップセミナーというものに参加したこともあるが、まつげの間を埋めるようにコツコツとアイラインを塗っていったり下まぶたの際の粘膜にまたアイライン?やシャドーを塗る化粧法がある。それにまつげは上も下にもマスカラでコツコツと塗り固めていく。眼球に直撃しそうだ・・・・
「目が一回り大きく見えるんですよ!」とよく言われるが、別に、こんな苦しいことなどするのはもう嫌だ!と思うことがある。私にとって「苦行」である。
  

   今回の調査では、3時間後には目の表面を覆っている涙の層が部分的にはげたり厚さが不均一になり、目のかすみや痛みを生じるドライアイの状態になったというではないか。まぶたの縁には目を保護する油を出す分泌腺があるのだが、この腺が化粧で塞がれたのが原因という。もう粘膜部分への化粧の繰り返しはやめないか?と言っても自由な世界だから、何とも言えない。時折、眼科検診だけは勧めたい。

社会問題 : ああ!ウナギ


  今年は7月24日か・・・・・。土用の丑の日に限らず"鰻"が大好物の私にとって徳島の水産物輸出入販売会社「魚秀」と神戸市の卸売会社「神港魚類」によるウナギの産地偽装問題は実に気分的にとても嫌であった。所謂、産地というブランド力にそれほどにまで人は騙されるものか?とあらためて思った。
  それにしても、農林水産省がウナギの産地偽装で調査した業者は約100社に上り、今回の偽装を含め、この9カ月間で10社を超える業者が処分を受けたというではないか。しかし水産物の流通経路というものが輸入業者、卸売業者、冷凍業者などが絡むなどこんなにも複雑なものとは知らなかった。


   愛知県一色町は全国のウナギ生産量の2割を超える国内最大級の生産地。今回の偽装が発覚した「魚秀」は愛知県の岡崎市一色町に架空会社をつくり「一色産」と偽っていた。テレビでその会社の所在地をレポーターが調べていたが、架空会社だからしようもないが、そこには草むらしか見えない・・・・・。近所の人々へのインタビューでもみなさんが「はぁ?」と首をかしげているだけだ。
  特に一色産のウナギは、特許庁から地域ブランドの認証を受けて県もPRしてきたようで、こんに話題でブランドに傷がついたことは否めないだろう。何よりも消費者は信用するからこそ商品を買うのである。何も知らなければ「美味しいね」と騙されていることにも気付かず食べていたわけで・・・・。
  「魚秀」が中国産を国産と偽って販売したことで得た利益は約3億円。「魚秀」側から依頼され、箱の詰め替え作業などの偽装行為の実行役とされる高松市の水産会社元専務に支払われた報酬の約1億円やうやむやだが神港魚類の担当課長に提供された1千万円も消費者を騙した利ざやから支払われたわけである。
  中国の食品問題で騒がしい中、在庫をかかえて、どうしようか??と途方にくれた時の魚秀の社長の気持ちは分からないではない。しかし、次に下した判断は確実に間違っていたというしかない。利ざやの3億以上のものを失った。かかわった人々も受け取った現金より多くのものを失った。

ch12.その他 : "伝える"という難しさ


  こんなに便利な世の中になったのにと思うのだが、余りに携帯電話や携帯メールに依存しきっている自分に気がついた。時々、携帯電話を持たない方に出会う。仕事というほどではないが、用事がある時にご自宅の固定電話にかける。しかし、コールするばかりでいっこうに繋がらない。かなりコールした後に「後でおかけ下さい」とメッセージが流れる。ファックスがある場合はまだよいが、プツッときれてしまう場合もある。用事のある「その日」が迫っている場合がある。こんな時は本当にお手上げ状態という脆弱な自分を発見する。本来はこんな事は当たり前に乗り越えてきたというのに。もっと以前なら緊急の連絡は電報という時代もあったはずだ。人はますます脆弱な生き物になるようだ。
 
   しかし、便利な携帯メールでさえ、右往左往することがある。中には一日に数回しか見ない、鞄だクルマの中に入れっぱなし・・・・という方もいる。結局、伝達する苦労は同じこととなる。且つ、文章の書き方というか、女性と男性ではかなり異なるのだ。通常、男性との仕事が殆どなので、あまり気がつかなかったのだが・・・・。
  例えば、打ち合わせなどの日時を決める時、相手が男性の場合には「あなたの都合の良い日時を2~3ほどピックアップしてください」とメールすると殆どの男性はそれに忠実に回答してくる。しかし、女性は「いつでもいいです」と言いながら具体的な日時が決まり報告すると「あっ!その日は~が入っているんです」「その曜日は毎週だめなんです」と回答してくる方が時々いるのも発見なのだ。

  ある記事に女性脳と男性脳の違いについて書かれていた。感じる領域の右脳と考える領域の左脳を繋ぐ脳梁が女性の場合、男性よりも約20%も太く出来ているそうだ。そのため、思念や想念を言語化しやすいそうである。その点、男性は行間を読み取る能力が女性と比較して少ない。だかこそ、ぶっきらぼうに開催日時、特記事項などは箇条書きにすると男性は読み取れるということだ。女性にとっては「なんか味気ない~」「そっけないメールね」と言われるのであるが゜・・・・・また、行間を読む女性脳は時々、余計な深読みまでして"誤解"までするので困る。


   どんなに便利なツールを獲得しても、その使いこなし方とは実に永遠のテーマである。私のこのブログでも、検索ワードが「了解しました」というのが常に意外と多いことにも驚いている。本当にいろいろなしくじりをしながら到達した「了解しました」という言い回しも本当は気に入っているわけではないが、今を無難に過ごすためには便利な言葉だ。相手がどんな人物で、情報ツールは何であるのか?などいろいろ気も遣うがこれまた、しようもないことだと諦めている。伝えるというのは実に難しい。

ch06.音楽 : 夏は夜・・・


   夜。吉岡しげ実ちゃんの音楽詩コンサート『七夕・星の宴』が六本木のスイートベイジルであった。いつもながら、いろいろな発見をするものだ。与謝野晶子の真似の出来ないほどパワフルな生き方と溢れ出す才能。そして万葉集、百人一首と日本語の美しさをしげ実ちゃんがピアノの音色と共に紡ぎだす。
  そして「枕草子」の第一段・・・・・。
  自動車も高層ビルも携帯電話もインターネットも無い時代をふーっと想像してみる。夜明けから夕暮れと時間とともに変わる一日の風景はどんなにも美しかったことだろうと改めて感じる。イルミネーションだなんだかんだで明るすぎる現代社会では多分、想像もできないだろう。時のうつろいさえも。日々の人の息遣い、衣擦れの音・・・・耳の奥に響いてくるようだ。
  馴染み深い一段ながら、また日本語の美しさに感動する夜だった。好き嫌いがはっきりしている性格だったのか?清少納言は!私はとても・・・好きだ。


あらためて・・・・日本語とは美しいなぁ・・・・・


春は曙。やうやう白くなりゆく、山際すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は夜。月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。雨など降るも、をかし。

秋は夕暮。夕日のさして、山の端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つなど、飛びいそぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねたるが、いとちひさく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、虫の音など、いとあはれなり。

冬はつとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。
                 

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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