2006年4月アーカイブ

ichiko : やはり!


   何と言っていいのか、今日もまた生物の個体差感じた。
ディープインパクトの走り、これはやはりただものではない。


  中央競馬の第133回天皇賞・春はが今日、京都競馬場の芝3200メートルに17頭が出走して行われた。
 昨年史上2頭目の無敗の3冠馬になった1番人気のディープインパクトが見事優勝。
G14勝目を挙げた。

  出走の瞬間の、あの酷さ。なんとも落胆もしたが、あの追い込みは凄い。鳥肌ものだった。
通算9戦8勝。2着には2番人気のリンカーン、3着には8番人気のストラタジェム、ここがなんとも勝負としかいいようがない。

  しかし、なんだかんだいってもディープインパクトは素晴らしい馬だ。勿論騎手だってね。

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   27日。あの「逮捕」から94日ぶり。ライブドア前社長、堀江貴文さんが保釈された。証拠隠滅の恐れ低い 保釈理由とか。六本木ヒルズの自宅に戻った後、弁護人ら数人とともに、缶ビールと巻きずしでささやかな「慰労会」を開いたという。ライブドアの経営には「かかわるつもりはなく今後は公判対策に専念する」と話した。
  3カ月近い拘置所での生活を振り返り「自分は生き急いだのかな。これまでの人生をゆっくり振り返る機会になった」という言葉が印象に残る。生き急ぐか・・・・。


  保釈直後の堀江さん姿は良かった。8キロやせたという肉体的なことだけでなく、あの何か以前の傲慢な毒が消えてみえた。内面も劇的に変化したのだろう。人の思いは所謂「顔つき」となって現れるから。


 しかしライブドアは現在も17%超を保有する堀江さんが筆頭株主だ。事件発覚後、有線放送大手USENの宇野康秀社長がフジテレビジョンの持つ12%超の株を取得して第2位の株主となり、USENはライブドアと業務提携、資本提携にも意欲を見せる。今後は何かが変化したのなら堀江さんの対応、そして持ち株の行方が気になる。

 

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歴史的な日だった。
28日午前11時(日本時間29日午前0時)過ぎから、横田めぐみさんの母親、早紀江さんと、弟さんがブッシュ米大統領とホワイトハウスの大統領執務室で面会した。
 大統領は米国が人権を尊重し、自由社会を実現することをら強く保証し、拉致問題解決への協力を約束した。今回の大統領面会を事態打開への大きな一歩。米国の支援を受けることで拉致問題解決に向け北朝鮮に対する国際圧力がいっそう高まるのは確実だろう。そして懇談を終えた大統領は「最も心を動かされた会談の一つだ」と話した。

  1977年11月、新潟市内から一人の少女が忽然と姿を消した。横田めぐみさん当時13歳、中学1年生だった。銀行に勤める父親の滋さん、母親の早紀江さん、そして4つ違いの双子の弟がいた。
 その日は、冬の新潟では珍しく天気のいい暖かな朝。バトミントン部に所属していた娘を気遣い、練習が終わって帰る頃には冷えるだろうからと、早紀江さんは廊下を走って玄関にいるめぐみさんに、レインコートを手渡そうとした。「今日はいいわ。置いていく。」めぐみさんはそういうと、「いってきます。」と元気に家を飛び出していった。それが早紀江さんが見た娘の最後の姿だったという。


  帰宅しない娘。あの日から苦しい30年の月日が経過している。
「自分の子供達がこのようになったらほんとに海を泳いででもなんとしてでもその国にでも行って大きい声で「めぐみ~!」と言って大きな声で泣き叫びたい思い」と、早紀江さんが言ったことがある。
  しかし「いずれ人は皆死んでいきます。ほんとに濃厚な足跡を残していったのではないかと私はそう思うことでこれからも頑張いきたい」と語る言葉は心に残る。そうだ、人には命の限りというものがある。みんな家族は歳をとっていってしまう。

  今回の僅か30分であったも貴重な30分。
北朝鮮が国家として今後、人権尊重をして国際社会の中で認められる国になれるか。
めぐみさんのそして他にも拉致された方々の「ただいま」を一日でも早く聞きたい。そんな気持ちでいっぱいだ。

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   11月に「いざなぎ景気」(1970年7月まで57カ月)を抜く今の好景気は、何と呼べばいいのでしょうなんて言う声が聞こえる。
  財務省が26日に発表した地域経済動向など、好景気を裏打ちする経済指標が相次いで示されているが、生活者は「好況感」を果たして実感しているのだろうか?今回の「好況」は、これまでとは質が違うんじゃないか?

 理数離れで「最近の経済学部で学ぶ生徒も数学が出来ない!」なんて先生のぼやきも聞き、危惧すら感じるけれど、経済は数字だけでは割り切れない、結構「お化け」の世界なのだ。まさに生活人のマインドが相場を動かしている世界。「好き」とか「気に入らない」とか、そんなシンプルな感情が消費に影響を与えるものだ。

  みずほフィナンシャルグループ、みずほ総合研究所と、東京学芸大学が26日、金融教育に関する共同研究を行うと発表。共同研究期間は2008年度までの3年間。小学校低学年からお金の知識を身につけることが健全な育成に極めて重要との認識一致で学校教育や社会生活に役立つ教材の開発に取り組むらしい。
  金融教育の範囲は、多重債務や金融犯罪被害からの回避といった社会現象や、将来の人生設計への活用といったキャリア教育だけでなく、社会生活にとって極めて基本的な「約束を守る」という道徳まで多岐にわたるらしい。
  そして日銀もまた、同日ホームページに金融に関する一般的な事柄や金融政策、統計など日銀の仕事やお金に関する豆知識をクイズ形式で学べる「Quizで学ぼう!日本銀行」といったコンテンツの提供を始めている。

  「お金のことなど子供が口にしてはいけません!」と私は育った。口には出さず、お金の大切さの意味を親は子供たちが成長するにつれて理解できることを愚直に家庭という場で教えてきたのだ。それは、節約の大切さ。本当の贅沢の素晴らしさ。お金は使うことは本当に容易いということなど、当然のことを当然に「家庭」で教えてきた。しかし、今もそんな親たちがいなくなってしまった。欲しいものは「お金」で99.999999・・・・%手に入る。そんな感覚が今や「恥じ」ですらない。口にしてしまう親たち。そしてその親となった人々が育てる子供たち。そしてまた、次の世代に、そんな感覚が伝授されるのだろうか。
  大人になって、いや大人になるにつれて、何故あんなに厳しく親が口を酸っぱくして教えてきたのかが分かった。髄゛分と時間がかかったけれど。
やはり、ひとつの時代が終わったのだろう。

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  今、巷でちょいと流行している言葉がある。メタボリックシンドローム。先日もほろ酔いの友人がこの言葉を思い出せずに「ほら、あれあれ」と言っている姿に大笑いした。
 どうしても加齢すると身体が変わる。肥満・高血糖、高中性脂肪血症、高コレステロール血症、高血圧。まさに、こんな危険因子が重なった状態が「メタボリックシンドローム」。危険度が高まるとさまざまな生活習慣病が発症し、場合によっては死につながることもある。

  人は所謂「見た目」でその人を判断するものだ。「若い若い」と言いながらもやはり、じっと観察してみれば加齢は分かるものだ。私自身は大学卒業まで16年間、女子高で育ったものなので、たまに学生時代の方々と会っても「それなり」を感じるものだが、男女共学の人の場合は愕然とすることがあるという。個人差が出すぎなのだそうだ。あんなに素適だったのに頭が禿げたおじさんになったり、女子高生のように見えても、近くで見たら逃げ出したくなったとか。酷い・・・・・

  結論。いずれにしても、老けて見える人は体内年齢が高いからなのだそうです!

  原因は不規則な生活食生活で言えば肉中心で野菜不足。過度のストレスや睡眠不足。喫煙。深酒・・・・・最近は若くても体内年齢が高い人が増えているそうだ。
  体内年齢を調べてみようということで、今、作っている新聞の企画で読者3人に協力してもらった。老化度チェックはいとも簡単だった。朝一番の尿で調べる。調査研究所の担当の人が「吉田さん、大体が実年齢より上という結果がでますから、皆様には気になさらないようにと」と言われたので、協力してくれる読者にはその旨を静かに話しておいた。

  しかし・・・!なんということか。モニター3人が実年齢よりも低い結果となった。中には10歳以上の人も。「ありゃりゃりゃ・・・」という感じ。想定していた紙面企画から随分変更しないとならない。確かに、皆さんは野菜を多く、魚中心の食事。喫煙なし、お酒も嗜む程度と健康に注意した日常生活をしている。なーるほど、そういうことか。

  そんな紙面企画をしている自分自身のことを考え、やってみるか、と思ってもちっと検査が怖い。かかりつけの医師には血液検査の度に語気強く「吉田さん!ビール会社の営業マンか?飲みすぎ注意!でも、中性脂肪は意外とないなあ・・・」となんとも言いたい放題だから。  しかし、検査費用は1万程度で様々なデータから体内年齢が分かり、アドバイスを受けられるこの検査は現代人の必需かも知れないる一度怖がらずに試してみるのも良いかも知れない。そうか・・・・体内年齢つまりは「身体の錆び度」ということです!

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ichiko : いのち

   今日で丁度1年が経過した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故。107人の方が亡くなり、555人の方が負傷した。犠牲者の冥福を祈る追悼慰霊式が営まれた。JR西日本は再発防止を誓う・・・しかし、ご遺族の悲しみは永久に消えることはない。消えない。

 快速電車が激突したマンションは、衝撃で外壁の一部が欠けたまま。


   随分昔のこと。昭和37年。、東京都荒川区の国鉄(現、JR東日本)常磐線・三河島駅と南千住駅間で、貨物専用線を走っていた下り蒸気機関車の機関士が赤信号を誤認し脱線したという三河島事故があった。死者160人、重軽傷者325人をだす大惨事となった。車体だけを残して大破、がけ下に落ち民家に突っ込んだ車両。新聞で見ただけであっても私はこの日から暫くの間、激しい恐怖で夜に眠ることが出来なかった。

 「安全対策」と口々にいうが、人々の命を運んでいるのだ。事故の芽を摘む第三の組織、システム云々もいい。しかし、いつも現場では人の命を預かっているということを頭に叩き込んでほしい。民営化のあと何百億もの利益を生んだ・・だけでは済まされない。

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  しかし、今回の、衆院千葉7区補選はこれが「民意」なのか、と強く思わせたものだった。
候補者が影に隠れていたことも妙であった。小泉さんに忠実な武部勤幹事長は「劇場型」選挙を踏襲し221人の公募から候補を選び、「小泉チルドレン」と呼ばれる新人議員を動員する派手なパフォーマンスに力点を置いたが、兎にも角にも自民党は敗れた。今回の敗北に対して「勝ち続けるのもだめ、いい薬になった」と傍観者の如く小泉さんは言う。
  一方、小沢一郎率いる民主党は今回の勝利に勢いづいた。自民党選挙を熟知している小沢さんは企業・団体を回る「どぶ板選挙」に徹した。ビールケースに乗り、自転車に乗り。そんな小沢さんを小泉さんや安倍官房長官らは「古い自民党」と批判した。ところが、結果はまさかの敗北。「今回のことはいい薬になった」と本音を漏らした。

年齢も卒業した大学も学部も同じという二人。宿命の対決か・・・・・


  小沢さんは従来の自民党支持基盤へさらに触手を伸ばすだろう。政治家は如何なる人々の波動をおさえることができないと駄目だということ。地元の有権者への配慮が必要であるということ。
 来年の参院選。小沢さんが何に照準をあてていくか、与党の過半数割れへの追い込みか?目が離せない。

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  「大漁!大漁!」とケータイメールが入った。早朝から相模沖にヨットで出かけていた友人たちが騒いでいる。早速、昨夜は「大漁パーティー」となった。メンバーの家に白ワインを片手に出かけて行く。
  天気がよかったので「富士山が最高、大島も最高」とみんなは興奮気味でいる。手際よくキスが捌かれ、揚げたての天ぷら、旨い。日焼けした友達の笑顔、弾む会話、そしてグラスにシューと注がれるビール。獲れたての新鮮なキスは本当に旨い。みんなも「旨い」の大連発だ。ちょっと一足先に「夏」を満喫!

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「今季限りでユニホームを脱ぐことを決めました」と18日に東京ドームで日本ハムの新庄が突然の引退宣言をした。これにはヒルマン監督も驚いたらしい。福岡市の自宅でテレビを見ていた新庄選手のおかあさんも驚いたらしい。

   入団交渉の際に「自分がボロボロになるまでやりたくない」と言ったらしいが、新庄らしいかっこよさを感じた。たしか1990年にドラフト5位で阪神に入団したと思うが、当時から、いろいろな発言やパフォーマンスに、正直言ってあまり好感が持てなかった。
  阪神時代、背番号の上の名前が「SHINJYO」になっていたとかね。でもメジャーで、出塁時にマイクをつけた一塁手に「来年どうするんだ?」と聞かれた時「今年で日本に帰る」「帰ってどうする」「ムービースターになる」 なんて言。「あいつはタレントだ」とぼやいていた野村監督も強肩と俊足を生かした球界屈指の守備力を褒めちぎっている。
  
   新庄伝説は数々あるけれど、阪神5年12億円契約を蹴り、年俸2200万円の大リーグに行ったり、普通の人はしないよね。サインのしすぎで新幹線に乗り遅れたり、クイズミリオネアでは鉛筆を転がしで1000万をゲット。全て日ハムに寄付して、ドームに自身の広告してみたり。なんか微笑んでしまう。

  「記録はイチロー君にまかせて記憶は僕に」なんて、また新庄らしい発言。イチローもSHINJYOも二人は天才。

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社会問題 : 司法のあるべき道

  どんなことでも事件は辛い。しかし平成11年に山口県で起きた事件は辛すぎる。7年という辛い時間が経った。私は、その時に殺められたお子さんが小学生になっていたのか・・・ランドセルを背負っていたのだろう・・そう考えると涙がこぼれる。

  奥さんと長女を殺害された会社員の本村洋さんが閉廷後に「司法に裏切られました。判決は加害者だけのものではない。少年への憎しみを乗り越えていくためには死ぬほど努力しなければならない」と記者会見で話した言葉が忘れられない。
「無念」などと簡単な言葉じゃすまないほど木村さんにとっての日々の時間の流れは辛すぎる。


  弁論続行認めず結審 山口県光市の母子殺人で最高裁へ。
やりきれない気持ちだ。被害者は一生報道され、加害者は7年ほどすれば出てこられるのだろうか?いや、出てこられるだろう。
 少年事件の家裁調査官だった花園大助教授の野田正人さんは加害者の少年が18歳という年齢では、不幸な生い立ちを克服できる力も時間もないという。「社会として少年に十分なことをしてきたのか、われわれも考えなくてはならない」などという。何言ってるんた!18歳はもう分別がある。強いものが何か、弱いものが何かだって分かる。まだ1歳にもならない赤ちゃんを投げ落として殺め、若い母親を殺め・・・そしてその後に彼のしたこと・・・・・何をか況や。


 昨年8月の初公判後、被害者の立場への配慮の足りなさを訴えてきた。今年1月に東京で開かれた「犯罪被害者の会」の発起人の一人となった。妻子の遺影を持ち込みを巡って裁判所ともめるシーン。少年からの謝罪はない。ましてや!
  死刑判決を求める検察側に対し、前回、弁論を欠席した安田好弘弁護士。量刑不当を理由に上告した検察側は行の動機・態様は極めて悪質で、死刑の適用を回避すべき特段の事情は認められない」と改めて死刑を求める。

  被害者である本村さんが言う。「もう一度人生をリセットするためには極刑以外にない。静かな気持ちで判決を待ちたい」と。全ての事件が報道される度に、私は何度も鉛を飲み込んだように重く苦しくなる。この事件は本当に悲しすぎる。
  木村さんに早く心静かな日が訪れることを切に願う。もう二度と・・という事件は。無くならなくてはいけないのだ。

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ch03.美容 : 綺麗な女でいよう



   加齢すると女性の悩みきりがない・・・・。「しわ」のひとつも美しい・・なんていう人もいるが、所詮しわは「皺」だ。よほど、聡明な生き方や考え方をしてきた、日々、こまめな手入れが行き届いた「肌」にできてこそ「皺」も美しいものだと私は思う。
 女性の悩みのシミ、しわ、にきびに対する副作用が少ない治療薬を開発する医大発ベンチャーが誕生、聖マリアンナ医科大学が新会社「ナノエッグ」を発足。
  ビタミンAよりも皮膚再生能力が高いとされるレチノイン酸を浸透させる治療があったものの、レチノイン酸はその構造から皮膚の角質層に透過しにくく、酸の副作用で皮膚の表面が赤くなったり、痛みやかゆみが生じたり、シミが再形成するなどの問題があったという。
いま流行りのナノテクにより、角質層に透過しやすくし、さらに副作用も低減する技術を開発したという。改善のための朗報だ。技術の進歩でいつまでも女性は美しくいられる。技術では磨けない「心」もピカピカにしないとねぇ。

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   ブログ上での自分のプロフィルを少し変えてみた。昨年の10月にミドル層をターゲットとした生活情報紙を創刊したことも付加したかったなど名理由はいろいろ。ちょっと出身も書いてみた。東京千代田区麹町で生まれて育った。何人から「吉田さん、麹町で育ったんですか」と聞かれた。でも、今、そこは、昔のイメージは今は全くない土地だ。私の記憶の中にある土地の思い出は全くなくなってしまっている。


  遊び場だった緩やかで気持ちのいい、小高い丘。そこには常緑の常緑高木のシュロが沢山あった。。そう、5月ごろか、房状の花穂を出す。おままごとの材料にしていた。シュロ毛もむしったりした。あの繊維は、船を係留するロープなどに利用されるほど丈夫。水に浸かってもほとんど腐らないので、石油製品のない時代においては非常に貴重な資材であったという。そういえば、シュロ帚もあったなあ。
  丘の上からキャツキャツと笑いながらごろごろと転がっていく。衣服に土や草がつく。払うのは本当に大変だった。
  
  今、その遊び場だったところには、「国立劇場」が建っている。あの頃の面影は全くない。祖父たちと暮らした家の跡地には「日本青年会議所会館」のビルが建っている。今では当時の面影も何もかも無い。なんとなく、ぼんやりと思い出してみるけれど、何もかもがすっかり変わってしまった。変わりすぎた。

  時折、歌の練習で「故郷」(高野辰之作詞・岡野貞一作曲/文部省唱歌)を歌うとき、歌詞に心の底から憧れる。

兎追いし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は今も めぐりて、
忘れがたき 故郷

如何に在ます 父母
恙なしや 友がき
雨に風に つけても
思い出ずる 故郷

志を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷

何回も何回もかみしめてみる。私の故郷はどこに・・・・

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ch05.エンタテイメント : 114分で出会った9人の「美しい人」

  6月末公開予定の映画「美しい人」の試写を見た。『彼女を見ればわかること』で一躍注目されたのロドリゴ・ガルシア監督の最新作だ。
  上映時間は1時間54分。ワンシーンがワンカットで展開される。サンドラ・ダイアナ・ホリー・ソニア・サマンサ・ローナ・ルース・カミール・マギー・・・9人のアメリカを代表する女優たちが9つの愛をめぐって物語繰り広げられる。撮影期間は9人の人生がそれぞれに2日ずつを要した。つまり18日間だったという。

  9人の女性が人生における「ある瞬間」を凝視する。一瞬の表情に観客は引き込まれ、いつの間にか、美しい人の切なくも美しい物語の中に溶け込んでしまう。
傷ついた宝石が、そこにより光をためて輝きを増すが如くに、それぞれの人生の傷をも受容する彼女たちが描かれている。

  会話。いい会話の数々。第2話。ロビン・ライト・ペンが演じるダイアナ。スーパーマーケットで偶然にも昔の恋人と出会う。思い出話から差しさわりのない話に終始する二人。ダイアナがふと漏らした言葉が私の頭の中からはなれない。貴方の存在が私を呑み込んでしまう?嘗ての恋人は「君を今でも一番愛している」と陳腐な言葉を放つ。もう、戻らないのだ、あの時の時間には。一度手から離れたものは二度と戻らない。ダイアナは買い物も忘れ、闇に包まれる恋人の影を追う。立ち尽くすダイアナ。しかし、彼女は自分の身体に宿る鼓動に愛を見出す。


   久しぶりに全編の脚本を読んでみたい、そんな映画だった。

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「みんな、そんな年齢になったんだよ・・・」と昨夜、静かに言われた。そうか・・そんな歳なのか?・・・。

  20代後半から、一緒に仕事をしてきた広告代理店の方が亡くなった。癌だった。昨年、定年退職したばかりという。暫くはあまり会えずに、独立してからは尚更にお目にかかることも無かった。しかし、「明日が通夜だよ」と聞かされた。本当に吃驚して、「なんいうことか」と声も出なかった。しかし、このブログに書くことは親しい人が亡くなって悲しい思いの吐露ばかりだ。会えずにというか会う努力もせず、皆はいつまでも元気だと考えて、日々だだ慌しい日々を漫然と送っていることが虚しい。


  バブルの予兆か、あの頃は何か社会に漲るエネルギーがあった。そんな時、ちょっと傲慢な私は仕事の波に乗りかかり始めていた。年齢を換算してみたら、彼はまだ若かったのだ。独身でいたので、プレゼンや取材の後は、お茶を飲みながら私は彼を鹹かった。「いちこさん、聞いてくださいよぉ」と彼の目が真剣に何かを訴える。好きな女性がいる、でも結婚まではねと言う。「何故?」と私はいつも切り返した。何でも挑戦してみなけりゃ分からないでしょと。「語気がつよいんだからぁ、いつも」と言われた。でも、何か仕事を無事遂行した中でのじゃれあいに近い感覚。まあ、いいよね、ふっと一日の中で、その人のことを思い浮かべてしまったら・・・・結婚すればいいよ。そんな、いい加減なことを言っては笑いあった。
私はいつも「恋愛相談所」の所長だった・・・・・


「人生は美しい!生きることは素晴らしい!君はいつも病気のことばかり考えて、暗く、うつむいている。それじゃあ、いけない。人間には「死ぬ」ことと同じくらい、避けられないことがあるんだ。それは「生きる」ことだよ!といったのはチェールズ・チャプリン。


   でも・・・・哀しいかな!人それぞれに与えられた、人生の時間。その人ひとりひとりが違う、そんな「生きる時間」
どんなに辛くても認めていかなくてはいけない。やはり、そんな歳になったのだ。

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なんというのか・・・本当に中国は不思議な国と思うことがある。
中国のメディア業界の実情を記した「中国メディア青書」が公表によるとインターネット業界の「爆発的な発展」により新聞の広告収入が大幅に激減。上半期の営業額は激減、実際の収入は10~30%減少。中には40%以上減った新聞社もあるとか。中国の新聞は、昨年七月段階で1926紙がひしめく中で「新聞が死ぬか生きるかの瀬戸際にある」と危機感を示しているのだが。
普通の感覚で不思議と思うのが、中国の多くの新聞は「読者のニーズに応える紙面づくりをしていない」ということ。官僚の腐敗などを暴露したり、政府の指導路線に沿わない新聞は幹部に「制裁」を加えられるケースがあるとかで、読者離れの原因のひとつにあるということ。ニュースとは誰のためにあるものなのか?
日本に生きて、日本語でものを考え、暮らしている自分は再度「言論の自由」について、考えてみるいいきっかけになった。

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  夜も更けて帰宅。昨日まで蕾だった百合の花が見事にひらいている。「見て見て」と云わんばかりに、その姿は見事。どんな花でも好きだけれど、このカサブランカは本当に好きだ。部屋はカサブランカの香りでむせ返りそうだ。
  中学生の時、家庭科の教師が言っていたことを思い出す。「香りがきつい百合の花は食卓には絶対に飾らないこと」。でも、今、その教えに反して、ダイニングテーブルの上でカサブランカは勝ち誇ったように開花している。


  香りにうっとりしていると、携帯電話からメロディーが流れた。メッセージが入っていることを知らせる。夕方からずっと地下にいたので、いくつもの伝言が入っていた。
「ご無沙汰しています。ちょっと・・・・声が聞きたくて」と友達のメッセージ。午後6時過ぎ。そうだ、地下道を歩いていたから、携帯に出られなかったんだ。でも、声が聞きたくてなんていわれると、嬉しいね。別に大した用事がなくてもいいよ。そんなことが嬉しい夜更け。明日、連絡するよ。じゃあ!

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   民主党の小沢一郎代表が8日、代表選を戦った菅氏を代表代行に起用し、鳩山氏を続投させる方針を伝えた。渡部恒三国対委員長、松本剛明政調会長ら前執行部メンバーを再任させるなど主要人事が決まった。
  あの無駄な時間の連鎖・・・・いわゆる「永田メール問題」が、これほどの大物対決に展開し、発展するとは、誰が思っていたか。いろんな謀略説も聞くが、こうした類の話は本当に蛆虫の発生のごとく、知らないうちにででくるもので、気にしていたらしようがない。
  まあ、さておいて、一郎と直人の党再生は以如何に進むか?本当に興味がわく。単なる党内対立に終わることなく進んでほしい。
  石原東京都知事は小沢さんの過去について、とやかくおっしゃっているが、小沢さんは「自分も変わらなくては」と言っている。小泉さんは「人間ってそんなに変わるものではない」とコメントしている。そりゃ、人は変わらないもので、変わるものなのだ。殆どの生物が環境に適応して存命していく、その点、環境の変化を生き抜いたのは人間だ。また、横道にそれてしまったが、今回のことは決して他人事ではなく、健全な二大政党制の維持は、活力ある政治につながっていくこと。そして、経済の安定的な発展を図るうえでは「政局の安定」が大前提になることを常に考えていこう。

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   昨年10月に打ち上げられたロシアのソユーズロケットに搭載され、10日後に帰還した高知県産の酵母で各社が仕込んだ日本酒の統一ブランド。「宇宙酒」が人気沸騰中とか。
高知県の蔵元17社が生産した宇宙酒は合計約8万本る4月1日に全国同時発売し4日までになんと9割が売れたそうだ。快挙快挙。需要低迷が続く日本酒市場では異例の出来事だ。
一時、ロシアから「商業利用は契約違反」と横やりが入ったそうだが、、「多くの蔵元  なんでも発売前から全国からの予約が殺到したらしく、もう完売も間近らしい。 味は「軽やかだけれど飲み応えのある土佐らしい味」だということだ。それにしても飲みたい!

今、♪南国土佐~は宇宙酒特需!

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  「人間力」高めるスクールということで 東京電力グループの人材派遣会社キャリアライズが、35歳以上の女性の再就職を支援する「テプコ ワーク&キャリア スクール」を開校するそうだ。
  結婚や出産を契機に仕事をやめた後の再就職はなかなか難しい。「働き続けたい」という意欲を持つ女性を総合的に支援していく。
 東電が就業希望者を対象とした講座やセミナーを開催した中で2000人の受講者のうち、特に、35歳以上の女性の再就職ニーズが高いことが確認できたため対象を絞り込み、本格的に事業展開するとか・・・・・。
 スクールでは今、流行の 相手を思いやるホスピタリティ・マインドを身につけ、「人間力」を高めることに主眼を置くらしい。あとは、コミュニケーション能力。
このほか、ホームページ作成、電話のクレーム応対・・・エトセトラ。、「働き続けたい女性と、優秀な人材を求めている企業を結びつけていきたい」というキャリアライズの志村社長のコメントもなんとも・・・・。大企業の考えること。もう一歩、踏み込んだ「働くということ」の意味を考えようよ。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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