2006年11月アーカイブ

社会問題 : 欠陥品だなんてねぇ


   近畿大学理工学部理学科物理コースのホームページで「新卒で就職できていない人は欠陥品」といった文章を掲載したためアクセス不能になった。大学側が、「新卒のやり直しはできません。浪人はありません。 2度とチャンスはありません。フリータやニートになっては、人生台無しです。復帰できません」とはどうか?勿論、学生のなかでフリーターでいいいう人に新卒のチャンスを逃すことがないようにという励ます意味で・・・という大学側の考え方も分からないわけじゃない。でも、もっと言い方というか考え方の柔軟性ってあるもんでしょ?「新卒で就職する,しない,は天国と地獄の分かれ目と言っても過言ではありませんなんて言われたら、何言ってるんだと重いながらも経込むよ。
  社会に出たって、ターイヘン!いろんなことがある。天国と地獄の繰り返しだって。たとえ自信を持って一生懸命に仕事して生活していたって、ひょんなことから「お前なんて!所詮負け組みじゃないか!」語気荒く言われたりすることがある。相手は自分が所謂、一流企業のエリートで且つ「俺は~長が付いているんだっ!」というミョーな自負心があるからだね。だから、大きな組織に属さないものに対して陳腐な「負け組み」なんて言葉をほざく。人間なんて弱い動物だねぇと思うこともしばしば。つまり「こうなりたい」という自分像をもって生きられる人間のほうが上等だってこと。しかし「君がどのように 言い訳をしようと、社会は欠陥品と見ます。いや、言い訳をする場さえ与えられません」なんて言い切れる、不遜さを感じるよ。社会に歓迎されるたった1回のチャンスというのなら、そのチャンスを自分はどう生かしたかなんて、先輩なりにあからさまに語ってみればいい。
  チャンスなんてね、その気になれば何度も訪れる。これは強く確信する。負けちゃいけないよ。頑張れ、頑張れだ。


 

ch10.生活 : 四季のうつろい


  女性の着物姿本当にいいものだ。恵比寿ザ・ガーデンホールで行われたというイベント「日本の美を愛でる」の様子をテレビで見た。振袖から訪問着まで、日本の伝統美を映像とショーで紹介されている。
  日本の四季は着物に反映される。そんな時、つくつく日本人でよかったと思う。最近では好きであっても着物と無縁になっている。昔はちょっとホテルのバーに飲みに行くときも季節のうつろいを意識した着物姿で出かけたりしたものだった。
  小春日和。ふと、亡くなった母は日常でも着物をよくきていたことを思い出した。“四季”がいつも帯に映し出されていたし、ハレとケの違いもたとえ子どもであってもその時のにおいで分かったものだった。寂しいほどに季節の移ろいのない今の自分の生活を省みる。着ることにも季節より優先してしまうものがある。洗濯し易いだとかタフだなど“機能”ばっかり重視しちゃってるの?なんて思う。



   ローカル線が好きでよく乗るのだが今、話題を呼んでいるのが千葉県の犬吠埼付近を走る銚子電鉄。車両の修理代を、副業のぬれ煎餅の売り上げで捻出すべくテレビで悲痛な訴えをしたところ、全国から応援の注文が続々。今や売り切れ状態だという。
  しかし、老朽化が進んだ施設を直すために5億円を超える投資も数年のうちに必要で、関東運輸局から「枕木の腐食など施設に問題がある」と、改善命令を受ける事態になった。
  第一、赤字経営のうえ、腹立たしいが、元社長の一億円以上の業務上横領で、銀行からの借り入れもできない状態で、職員の方々が必死に節約している。せんべいでどれだけのことが出来るのか。

 もちろん、こうした経営難は銚子電鉄だけでない。茨城県内のローカル線・鹿島鉄道だって経営難で来年3月末で廃線を表明されている。そこで沿線自治体は27日から、存続の可能性を求めて鉄道事業者の公募を始めているのだ。東京都の旅行代理店も申請を準備しているらしい。小学生が1000円の寄付をしたり、沿線の人々によって本気で支えられようとしている。しかし。現実、公募に応じるためには、巨額な資金に加え、鉄道施設を所有し列車の運行も担う第一種鉄道事業者となる必要があるなどと実にハードルは高いのだ。


 


  私は美容の専門家ではないのだが、人と会うとどうしても相手の皮膚の状態を見てしまう癖がある。女性の場合は大体の人が化粧をしているから、しっかりと見ることは出来ないことが多いのだが、男性などは一目瞭然だ。その人の目鼻立ちとか、タイプの顔とか、美醜ということでなく、食生活や、睡眠、そして意外とメンタルな部分など日々の生活の状態、蓄積は肌の状態として表面に現われるから。つい、気になって見つめてしまう。だから、肌の綺麗な人と出会うと話をしたくなる。

  今、大塚製薬が美白分野への化粧品事業への取り組みを加速している。9月にリニュアルした有楽町の西武では化粧品ブランド「インナーシグナル」のコーナー「Beauty Signal Science」が設けられ、カウンセラーの他に栄養士によるスキンケアカウンセリングや健康・栄養情報も提供される。これはなかなかいい。
  美白分野で確立した独自のスキンケアの最大の特徴は、シミの原因とされるメラニンの生成を抑制しないで、役割を終えたメラニンを含む古い細胞が生まれ変わるターンオーバーのメカニズムをスムーズに引き出すことに主眼を置いている。基底層と呼ばれる肌の奥にある母細胞がATPと呼ぶエネルギーで細胞を毎日生み出す。その上の古い細胞の層を皮膚表面に押し上げ、最終的に垢となりはがれ落ちるのだ。通常、その期間は約30日。女性であればこのサイクルはとても身近な「数字」だろう。このサイクルが加齢や生活習慣によってあの嫌なシミの原因となる。
   この従来の美白剤になかった「肌そのものの生命力を呼び起こす」発想に立った研究開発が成果。女性にとっては朗報だ。さあ、もっともっと綺麗に磨いていこう。

ch10.生活 : マグロ好き


   日本人は実にマグロが好きだ。そして、今、台湾や中国をはじめヨーロッパ、アメリカの食文化が変わりマグロを好んで食べるようになるなどで世界中でマグロブームが起きている。その上、ここにきて、日本に入るマグロの量が減少、且つ価格が高騰している。去年と比べ卸値で3割~5割も値上がりしているという。とくに日本へ3割という最大のマグロ供給国である台湾でもマグロは大人気であるものの、去年からマグロ漁船が減船され、その結果、日本へ輸出するマグロが減り、価格の高騰を招いているのだ。私も毎日ではないものの、スーパーや百貨店の食品売り場では必ず価格のチェックをしている。これから迎える師走。いざ、お歳暮だ年末・新年の準備などの食のシーンで「マグロ」は登場する食材のひとつ。それにしても大トロ、中トロ、赤身など、なんて贅沢な食べ方を日本人は愉しんできたのだろうと思う。食のシーンにあって当たり前という感じでもある身近な魚だ。
  以前、マグロの完全養殖に成功し一躍脚光を浴びたの近畿大学大島研究所のレポート番組を見たことがあるが、今後、何とか自然環境に近い形でマグロの完全養殖に成功できないか・・・・なんてまたしても人間の欲望は尽きないものだ。

  昼下がり、ある座敷で津軽三味線の演奏を聴いた。今では独奏楽器として吉田兄弟や木下伸市、上妻宏光など若手の活躍でメジャーであるが、そもそもは津軽地方で、昔は「ボサマ」と蔑まれ、男盲芸人たちが、その日の糧を得るために一軒一軒門付けをしながら三味線を弾いたといわれる。大正から昭和にかけては民謡の伴奏楽器も次第に唄い手と競うようになり、聴衆がかっこよさを評価することで表舞台にでるようになったのだ。
  力強く、腹の底に響く音が兎に角、大好きなのだ。吉田兄弟の演奏は昔、ホテルのディナーショーで、木下伸市は赤坂のコンサートホールで、上妻宏光は鎌倉の建長寺でイベントに仕込んだことがある。そんなに好きでも、座敷でライブを聴いたのは初めてだ。好きな音楽の世界。歴史を培い、輝くように変容していってほしい・・・そんな熱い気持ちで、拍手拍手!まだ若いアーティストの演奏を満喫した。

ch11.経済 : 10万円

 
   全国銀行協会の調べでは今年7~9月期の不正利用による預金口座の利用停止件数は、1万852件。強制解約を加えた合計件数も、1万1431件と拡大したという。これは所謂インターネットサイトの利用代金などを架空請求する振り込め詐欺をはじめとして、ヤミ金への返済振込み口座への不正利用などの犯罪が増加していることが要因らしい。
  実際に、以前、私自身、振り込め詐欺の電話を自宅で受けた時、その“瞬間”に、これが事実か否か?は過ぎる時間の中で自分の中で答えを出すしかなかった。「事故にあった」「痛い痛い」「これから病院に」など、日常生活の中で、ひょっとしたら・・・・の世界が繰り広げられているその時、本当に咄嗟の直感に頼るというか信じるしかない。答えは咄嗟の「勘」のみ。その人の生きてきた中で会得した力のようなもの。それほどに世の中には、いちまいもうわての連中が蠢いているものなのだ。
  慌しい年の瀬を迎えるにつれて、何かが蠢いている・・・・。今日もある送金を終えて郵便局を出ようとした時に局員の一人が「来年の一月から10万円を超える送金は本人確認をさせていただきますのでお読み下さい」と言ってチラシを渡してくれた。マネーロンダリング対策、テロ資金対策か・・・・ATМでは10万円を超える払い込みも出来ないのだ。なんともねぇ・・・・。 

ch01.政治 : 43年の月日


    ジョン・F・ケネディ米大統領が暗殺されてから43年の月日が流れた。1963年の11月。テレビには日米間初の衛星テレビ中継で銃弾に倒れる姿がリアルタイムで映し出されていた。今でも大人たちのあの異様なほどの、ざわめきを思い出す。何が起こったのか?余り深い意味も分からずその映像を見ていた。

  そして、新聞社で勤務していた時、今は亡くなってしまった小池編成局長が、私が妙に慌ててあるパーティーに出かける間際「僕がね、丁度、あの時に特派員でいてね。その時のことをまとめたものだ。渡してくれないか」と一冊の本を私に手渡した。ケネディ暗殺の生々しい取材がまとめられていた。大切に抱えて会場で、その方を見つけ、小池さんから預かった本を手渡した。ひとつの「任務」を遂行した感覚だった。戻らぬ時間が何故か思い出すたびに懐かしくなる。これも「年頃」なのか。
  
 中間選挙でケネディが属した民主党は過半数をおさえている。ブッシュ政権は今、難しい政局運営を迎えている。

ch10.生活 : 人間の未来


   人材派遣サービスのユビキタス・エクスチェンジが、人型ロボットを日本で初めて社員として採用した。今後、オフィスの受付・案内や、イベントのPRなどに向け派遣するというのだから なんかサイエンスフィクションを読んでいるようだ。今後訪れる労働不足をロボットが解決という時代がやってきているのだ。身長113センチ、体重100キロのユビコちゃんは2時間1万5000円。受付嬢もする。
  このニュースを見て、愛という感情をインプットされた最初の少年型次世代ロボットとして誕生したデイヴィッドの「A・I」という映画を思い出した。2000年後の地球。氷河期を迎えた時に従来の人類は絶滅。そこに生き残っていたデイヴィッドは、未来人たちに発見され、幻想の中で母親に抱かれる。オスメントのあの演技に泣いた。


 


  ちょっとした節約が大きな効果に結びつくと考えてはいてもなかなか出来ないことが多い。コンビニATMもそのひとつ。いざ!という時に多少の手数料は・・・と思いつつ、本当に助かっている。しかし、できれば何とかならないかとずっと思っていましたが・・・・・
  三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、住友信託銀行が、2007年3月期の配当を増額すると発表。三菱東京UFJ銀行の、全国の2万2000台のコンビニATMの利用手数料を、平日昼間(午前8時45分~18時)に無料サービスが来年の3月から始まる予定。でも以外の時間帯は210円から105円。これも何とか利益還元ニーズに応えてくださいよ。


  差しさわりがあると思われるので詳しく具体的には書けないのだが、今日、ある話を聞いて愕然とした。

彼女は旬の新鮮な食材を使っての料理のケータリングの仕事をしている。本当に真心のこもった美味しい料理を提供してくれるので、私もちょっとしたパーティーでは利用させていただいている。
  ある超有名な私立の小学校での謝恩会の料理を依頼されたところ、児童全員の母親が参加しての試食会が行われたという。その席で「サンドウィッチはミックスサンドはやめて、ジャムサンドにしてください」と言われたという。理由は、キュウリやトマトが嫌いな子どもがいるから。そして「つくねは一つにしてください」と。二つだと一つを食べた後に、串で口を傷つける可能性があるからというのが理由。これだけではなく、あれダメ、これダメ・・・・・。堪忍袋が切れた彼女は校長先生に連絡して、今回、依頼された仕事を丁重にお断りしたとのこと。「もう、呆れて、何も言えなくなったわ」と私に伝えた。勿論、全員がミックスサンドを食べられないわけではないだろうが、多数の意見に多分流されて頷いてしまった母親もいるのだと思うが。
  「それにね、試食会というのに、競うようにブランドの服やバッグ、そして、むせ返るような香水のお母さんたちなのよ」という言葉の後に彼女の疲れた溜息が洩れた。
  過保護という問題ではないと思った。聞いた話がたとえ断片的であっても。こんな愚かな母親のてもとで子どもが育ち、成長して、愛する人と結婚と家庭を持ち、子どもを育てる時。そんなことを想像しただけで身の毛が弥立った。食育、食育と世間が騒いでいる中で、妙なアンバランスを感じた。想像だが「ここのケーキはカリスマのパティシエが作っているのよ」「やっぱりここのホテルのフランス料理最高ねぇ」なんて子どもにたらふく食べさせていたりするんじゃないか?もう、誰もが止められない世界なのか。
  悲しいかな。商売オンリーであれば、「はいはい」とクライアントの言われる通りの謝恩会の弁当を作ればいい。それだけだ。

ch06.音楽 : 元気に歌える幸せ



   今年もまた、12月12日(火)に年末恒例の行事がある。所属している神楽坂女声合唱団のチャリティディナーショーだ。今年も昨年同様にロイヤルパークホテルで行われる。申し込み開始の日からあっと言う間にチケットは完売。ウレシイ悲鳴といったところだ。私たちは本当に動物のためのチャリティで頑張っている。
  チャリティチャリティと本当に良く聞こえてくるが、中にはいろんな詐欺まがいのチャリティコンサートの話を聞くと、心が寒くなる。特に師走は慌しい。今年もみんな元気にコンサートを開催できることに幸せを感じる。


 ソフトバンクBBが、スワロフスキーのクリスタル装飾をあしらった特別バージョンの携帯電話端末を12月1日に発売すると発表。女性であれば、大体がスワロフスキーといえば「ああ、あれね」と分かると思うが、多分男性はピンとこないのだろうと思う。
  ふっと叶姉妹のケータイをテレビで紹介していた時、どれもこれもピカピカキラキラとちょっと声も出なかった・・・・・。
  今回のものはデザインは9種類。クリスタル約2000個。1500台限定というところが女心をひくか。また、この時期であればクリスマスプレゼント、または自分へのご褒美と言ったところか。
 価格は8万4920円。ただし、購入条件が付く。ソフトバンクモバイルの割引販売システム「新スーパーボーナス」を活用する新規契約者のみ。 早く、利用している「人」を見てみたい。

   
  11月も半ばを過ぎた。このまま、あっと言う間に年末を迎えるのだろう。そんな中、静かに静かにあるプロジェクトが進んでいる。はっきり言って武者震い。常に「考えている」状況。そんな状態から一休みさせてくれるのがケータイメールやら、電話かも知れない。そうだ、ITで何ができるか、そんなことをくるくると考えている・・・・。

 「ああ!やられたか」と思った。世界遺産にも登録されている京都の清水寺で、カメラ付き携帯電話で撮影して吉凶を占う電子おみくじがのついた「八福神お守り」が販売されるという。お守りの価格は1000円。八福神の絵の中に印刷されているエフピーコードという情報コードをケータイで読み込みアクセスする。まあ、選ぶ数字は1~9とシンプル。以前、「易占」を何とか応用できないものかと考えていた時、本当に深すぎる世界の「壁」にぶつかった。何でも、最初から頑張り過ぎないことも「生き方」の一つだと思った。努力に努力を重ねれば出来ないことはない・・・・と頑張れる時を過ぎたのかも。
  でも、古刹での、こんな展開。聞けば「ふーん」と思う人も多いと思うが、アイデアが閃いた時、実行がなかなか出来ない人が多のだ。ちょっと前には誰が考えただろうか。やはり「アイデア」は出せる時に出せというものだ。



   フランスのブルゴーニュ地方の南端にあるボジョレ地区でできるワイン・ボジョレ・ヌーボーが16日午前0時に解禁された。食の季節感に敏感な、日本人にとって今、ワイン需要の拡大に大きく貢献しているということだ。数年前には米国を抜いたといわれるほど。日本人は本当に食に恵まれている国民だとつくづく思う。ボジョレーもまさに季節物商品の宿命。商戦ピークは解禁後2週間。短期決戦だ。
 少し前まではとっておきのボジョレを取り寄せて、この時期は愉しんだが、最近の忙殺ぶりというか何とも慌しい日々の中、ふと夢見る馥郁たる時間。チーズにワインで過ごす秋の夜長。友との語らいか。

ch01.政治 : 支持率の危うさ

 
   腹の立つことも多い中、政府の教育改革に関するタウンミーティングでの「やらせ質問」問題はなんということか。内閣府は広告代理店との契約の上で、仕様書に「協力者謝礼金5000円」の項目を設定、予算化していた。仕事の発注を受けた広告代理店だって、中小じゃない。大手広告代理店だろう。謝礼金は勿論、国民の税金だ。血税だ。
  まあ、責任者は「逃れ」のためにはいろいろ言うものだ。「代表質問ということで、協力者をお願いすることはあった」と山本信一郎官房長。しかし、関連性は認めず、今後の再調査を進める考えを示したが今更何の調査をするというのか?そもそもタウンミーティングは「国民との対話」を目的にはじめたもの。殆どが質問用紙を見ながらの「やらせ質問」は支持率確保の単なる情報操作でしかないじゃないか。安倍さんも責任は大きい。

ch12.その他 : これって?


  今日、咄嗟に予想外の行動をとった。通常、予めアポなしに急遽訪ねる行動は殆どしないのだが・・・・・


  昼過ぎに一緒に仕事をしているミカさんと霞ヶ関にいた。「どうします?」いうミカさんのフツーの問いかけに何故か一瞬、頭の中にある螺旋が出来上がった。不意に「そうだ!宮城先生をお訪ねしよう」と思った。通常、よほどのことがない限り、いきなり、その日に訪問することはあり得ない。

  直ぐに国際心相科学協会の宮城先生にケータイをかけた。「先生、午後は空いていらっしゃいますか?」なんて、ちょっと不躾だと思いながらも。
  「ああ、実は、これから山形の方がお越しになるのでね・・・・」
  「そりゃ、そうですよねぇ・・・・」
  「吉田さん、んーっ、3時過ぎには大丈夫・・・だな」
  「では、3時に参ります」てな具合。
しつこいようだが、普段は絶対にこうした行動はとらない。今日の行動はよくよく考えてみるとやはり予想外。夜になって、宮城先生のプログをみた。「ははは・・・・・先生も!か」。


人の出会いというのは見えない力に動かされているのでしょうか。
以前このブログでも紹介したことがありますが、一日に出会う人には、その日に出会う人の数字のパターンがあります。今日の出会いにも不思議なものがありました。
今日、私がお会いすることになっていた方は二人おりました。二人目の方にお会いして気づいたことですが、今日お会いすることになっていた二人とも「696」の数字になっていました。
そして、突然訪ねてきた方が「595」という数字でした。真ん中が「9」になるという意味では同じパターンの人と言うことができます。
「きっともう一人同じパターンの人が訪ねてきますよ」と噂していましたら、これも突然電話が鳴って、急遽会うことになった人が「191」の人でした。この人も真ん中が「9」になる人ということになります。
今日お会いしたメインの方々はすべて、真ん中が「9」になる人でした。偶然としてはできすぎています。ここに何らかな見えない意図が感じられます。


  この「きっともう一人同じパターンの人が訪ねてきますよ」と噂していましたら、これも突然電話が鳴って・・・というくだりが面白い。「191」とは私のことだから。なんと、噂されていたということか。
  実は、最近は本当にヘンなことが多い。例えばこれから某プロジェクトで一緒にメーンで仕事をするYさん。先日も朝にメールを出したところ、直ぐに返事が返ってきた。さすがに早い!と思って読むと、なんか?内容がちんぷんかんぷん。しかし送信時間と受けとった時間が確か2分違いくらい。
  今日、そのYさんが打ち合わせのメールをくれたその時に私は丁度「打ち合わせをどうします?」とケータイをかけていた。殆ど同時であった。Yさんは、最初は勿論、私がメールを読んでから電話をかけてきたと思ったらしい。「そうだ!電話かけよう」とケータイをした瞬間をミカさんは「そうですね」と見ていた。
  本当に不思議な一日が終わった。

ch12.その他 : 「チッ!」はやめてね


  先日、秋葉原の大混雑した駅構内で、ちょっとカラダぶつかりそうになった時、女性に睨まれて「チッ!」と言われたのだが、昨日は地下鉄の改札口で、タッチの差でこちらがパスネットで通過したその時に「チッ!」と若い女性に言われた。あまりの「チッ!」に「すっ(みません)」というコトバさえ出なかった。
  ちょっと気に入らないことがあると「チッ!」という女性が増えているんじゃないか?と思うほど。その言い方も、結構「コンチクショーッ」的な「チッ!」だからいただけない。せめて大木こだまのように「チッチキチー~」と言ってでもくれたらいいのに。男性からの「チッ!」はないようだが・・・。
  ふっと、昔、職場で、ちょっと焦ってイライラとした時なのか、「チッチッチッチッ」と舌打ちのようにする女性がいた。私は彼女のその不快な音が消えるのを必死で待っていたが、多分、彼女自身、それほど自分の癖を意識していないのだろうと思った。いつまでも「チッチッチッ」と舌打ちしているのだった。
  例えば、ちょっとイライラした時、貧乏ゆすりする男性は多い。反対に貧乏ゆすりする女性は見たことがない。
  兎に角、どんなにオシャレしていてもちょっと気に入らなかったり、イライラしても「チッ!」だけは止めて欲しいな。興ざめです。それだけで、どんなに気取っても中身が薄っぺらに思えます。言葉は大切です。その人の暮らし方が出てしまうものだと思いますから。
  



  癌やポリープなどの手術に重要な役割を果たす内視鏡の進化はめざましい。静岡県浜松市の浜松地域テクノポリス推進機構と浜松医科大学光量子医学研究センターが、内視鏡手術を大きく前進させる同手術用の新ナビゲーションシステムと計測目盛り付きの内視鏡を開発したと発表。
これまで脳や眼に近い部分の内視鏡手術は、CT画像と医師による目視が中心で、そのために医療事故なども起こる事もあったが、今回のシステムでは器具をどこまで挿入しても良いのかが分かるという。またCT画像との組み合わせにこれまでは15分かかっていたものが、今回のシステムはなんと3分で完了。手術時間も短縮される。
   一方、計測目盛り付き内視鏡は、光を使った計測法で内視鏡の画像モニターに大きさの目盛りをリアルタイムで表示して消化管内の検査が行われる。そのため腫瘍などの大きさが瞬時に分かるというもの。医師による目視を信用していないわけではないが、こうした医療の技術進歩は患者側としても安心だ。

  明るく晴れわたる。「ああいい天気」と思って外にでたところ結構、空気がひんやりしていた
今日気象庁が東京で木枯らし1号が吹いたと発表。昨年も同じ日に記録したそうだ。
いよいよ、冬に向かっていく。先日もコンビにに年賀状があり、「?」と一瞬何かのギャグかと思ったほどだ。一年が本当に早く過ぎていく。
  
  私は季節は植物で感じる。その季節になると芽吹いて、花が咲く。そんな風景を見つけるといろんな思い出が頭の中をふっと過るものだ。喜んだり、悲しんだり、怒ったり・・・・どんなことがあっても植物は粛々としている。
  
  2006年ももう直ぐか・・。昨年はミドル層をターゲットとした生活情報紙『ありか』を10月に創刊した。本当に全身全霊で作り上げていた。一ヶ月、二ヶ月・・・・そして一年が経った。庭に赤く熟れるピラカンサスの木を見ると、晩秋を感じ取る。「何か」を除けば、全く悔いはないほどに頑張った。独立して「初めての世界」も知った。しかし「諸般の事情」のため、『ありか』を休刊した。誰が何を言おうとも・・・・。顔には出していないが、まさに「断腸」のおもい。

 -私も辛い日々を経験しました。いち子さん、負けずに頑張ってください。
 -さぞかし、お辛い日々であったと思います。どうぞ、くれぐれもご自愛なさってくださいね。


  いろんな反応があった。不思議な感覚だった。同じ文面で出した手紙に対する反応はこれほどまでに様々。「人ってどうしてこんなに違うのかしらん?」と思った。親戚の叔母などは電話で少々興奮気味に言った。「何があったの?大丈夫なの?○○のおば様にはなんと伝えたの?本当に大丈夫なの?」なんて妙に心配している。とくに親戚にとってはいつまでもいつまでも私は「幼い子どもである」のだろう。
  やはり「諸般の事情」というコトバがいけなかったのか・・・・とも思ったのだが・・・・。いろんな感情はしようのないもの。兎に角もお世話になった方々には丸ごと感謝感謝なのである。
  

  一方、全く反対にケラケラした声で励ましを聞くとなんかワクワクするのだ。


 -いち子さん!次は何ですか?もう楽しみで楽しみで!


  なんて明るく言われちゃ、「11月末まで実は正式には発表できないの」と言いながらもつい、教えててしまいそうになる。
  この一年があったからこそ、次のステップ、展開にジャンプできるのです。発表まで、もう直ぐです。2006年の終わりこ゜ろ、もう、頭に鉢巻でフル回転しているのではないでしょうか?いつもいつも、私は元気です。泣いても、笑っても、怒っても・・・・

  荷物の話が続く。大きなバッグと重たい書類入れ、そして夜遅くにスーパーで買い物をした。買い物の荷物をひとつにまとめようとしたがどうしても二つになってしまう。自分の姿は、どうみても、“だるまやじろべえ”。地下鉄で帰れないこともない・・・・が、駅前でタクシーに乗る。両手に大荷物でガサガサと乗り込む。

  「すっかり秋ですねえ」と運転手さん。
  「ええ、いい季節ですね」と私。
  「荷物、重そうですね?」
  「やあ、参りました。地下鉄に乗ると、これじゃ周りに迷惑でしょうから・・・・」
  「ハハハ」
 

  この日、このタクシーの運転手さんはとても話がしたかったらしい。これから午前5時まで仕事が続くそうた。毎日毎日、結構きつて仕事は続く。「でも、気軽にやっているんですよ」という。一日の水揚げを聞いたところ、大体、6万くらいと言った。

  

  「でもね、お客さん、月に70万~80万稼ぐ奴も結構いるんですよ」
  「そりゃ、凄い!」
  「働き方が、俺なんかとは違う。だけと、ここのところ、同僚がみんなバタバタ死んじゃってね・・・若いのに。みんな50代ですよ」
  「勤務中にですか?」
  「一人は仕事明けにバタッ。一人は仕事はじめの朝にクルマが出てこないって見に行ったらクルマの中で死んでいた。一人は、それこそ運転している途中でバタッですよ。だからね、わたしはてきとうに力ぬいてるんですよ、ハハハ」
  


  家の近くになった。「その横断歩道越えたことろで結構ですよ」と言い、タクシーを降りる。「力抜いて、頑張ってくださいね」と言うと「やあ、有難うございます」と運転手さんは「ハハハ」とまた明るく笑った。

ch12.その他 : 男の鞄


   最近の帰宅は殆ど、終電に間に合うかどうか・・・。帰り着いて、気が付くと午前一時になっている状況が続いている。玄関を入った時、ふーっと、肩に痛みが走るほどこっている感覚がある。やはり、荷物のせいだ!とバッグを睨みつけてみる。
  日々、多くなる書類は紙類なので、本当に嵩張り、重い。女性はこの他にバッグを持っているので、だいたい、いつも二つの荷物を持ち、一日中、駅から駅、ビルからビルへと移動しているという状況だ。駅の階段や、ホームでビジネスマンを見ると、皆一つの鞄を持っている。この中に書類、システム手帳、そしてパソコンといろいろあっても、効率よく入れられているのだろう。
  商談先でも男性は本当にさささっとその鞄から書類を出す。整理整頓されている。それに比べて、私のバッグは何たること。きれいに詰めなおしていても、何故か名刺入れが急に見えなくなってしまう自分に情けなくなる。また、整理した筈の書類が変な資料と一緒になっている時、本当に青ざめることもある。女性のバッグには男性にはない、一体何が入っているのだろう?化粧ポーチは多分ないだろう。デジカメ、レコーダーは職業柄しようもないもの・・・・。
  ひとつのバッグで動きたい。スマートに、機能的に。今朝、水道橋の駅で私の目の前を歩いていたビジネスマン。スーツと鞄、そして靴がスマートだった。ケータイがなったのか、横断歩道の途中で電話しているその人の横を通り過ぎた。ふと、横顔を見た。やはり、なかなかスマート。
   いつも一日の終わりに自分の草臥れきったバッグを見ると、スマートに仕事をする男性10人くらいの鞄の中身を見てみたいと思う。

  
   2004年に公費を使った飲食費が試算で3700億元に達したという。日本円で約5兆5500億円。
まさに“公費天国”というのか、中国の公費による飲食費は今年の国防予算は2838億元を大きく上回る数字となった。
  勿論、わが国の最近の公務員の体たらくぶりも報道されるものの、中国のこんな数字を聞くとそのなんというか・・・・腐敗ぶりのすごさを感じる。公費による観光をはじめ公務会議での高級なギフトや記念品。一体、どんな商品なのか知りたい。そして虚偽に切られた多くの領収書など。どの世界も野放しにしているととどまることのない人間の腹黒い欲望を垣間見る。

ch11.経済 : ビル・ゲイツの資金力

何をもって人生成功か!とは難しいものだが、とりあえず資金力から考えると、やはりビルさんは凄い。今回のニュースも「ほーっ」と感動するばかりだ。何とか、自分も頑張ってなんてレベルじゃない・・・・。そんな人々がこの世界には存在する。

  ビルさん、つまりソフトウエア世界最大手、米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が世界最大の産油国、サウジアラビアのアルワリード王子、同ホテルの創業者で最高経営責任者のシャープ氏などと共同でカナダの高級ホテルチェーン、フォーシーズンズ・ホテルの買収に乗り出したという。全株式を現金37億ドル(約4380億円)を投じるそうだ。まさに桁違い。フォーシーズンズ株もこの発表を受けで上昇。ビル・ゲイツ会長の投資スタンスが「短期の利益確保から、長期保有へ」と発表にあってもやはり投資の世界はまだまだちんぷんかんぷん。まだ「ああ、あの結婚式やイベント、お食事会で何度か行ったことがあるあのホテルがねえ」の感覚。


  最近、気になってしようがないのが駅に設置されているAED。電気ショックを与えて回生させる自動体外式除細動器というものだ。突然の心停止で倒れた人を助けるため救急車が駆けつけるまでに使うと救命率がぐんと高まるという。最近はオフィスビルでも目にするのだが、まだ、実際に使われている光景をみたことはない。ただ、万一の場合、倒れた患者を救うのは、その場に居合わせた人が行う・・・のだろうが、果たして、実際に目の前で人が゜倒れたら使えるか?ということになると全く無理だということに気が付く。多分、使い方を知っている人は絶対に少ないと思いつつ、「誰が出来るんじゃいっ!」といつもいつも見つめているのだ。

 今朝も、つくばエクスプレスに乗ってつくばに行くため、秋葉原駅でこれを目にしていた。いろいろ気になって、通勤客と逆らうようなウロウロとおかしな動きをしていたところ、カラダがぶつかりそうになった女性に「チッ!」と言われてしまった。凄い目で睨まれて、それこそ心臓が止まりそうなくらい驚いた。
  しかし、いざ!咄嗟の時に使用するためには、兎に角訓練が大切でしょ?。こんなに毎日毎日、気になっているのだから、どこかで講習会でも開いて欲しいのだ。

 

ch12.その他 : さようなら チャパティ

  
  二女が中学に入った時、同級生から一羽のウサギをもらってきた。掌に乗るほど小さくて、ふわふわしていた。小さなゲージを購入して室内で飼っていた。飼育本に、名前を呼ぶと分かるとか書いてあった。そこで名前をチャパティとつけた。長女と二女が二人でつけたちょっと変わった名前。

  長女が高校生の時に、オーストラリアから高校生のエミリアが暫くホームステイをしていた。いつもホームパーティーで賑やかだった、あの日々は。チャパティは皆の人気者だった。掌にふわふわ。「私にも」「私にも」とみんなの掌に順々に乗せられて、友人たちの歓声の中にいたチャパテイ。
  
  成長するとだいぶ大きくなった。ベランダをチャパティに開放した。ちょっと大きめの犬小屋を購入。大きくなったといってもまだ小さな体のチャパティには、広い空間だった。毎日元気良く走り回っていた。空でカラスがカアカアと鳴くと、それこそ脱兎の如くに逃げ回り、小屋の奥でじっとしているのだった。
  
  ウサギ年には、姉妹の年賀状にも登場していた。高校生だった長女は大学に進み、卒業。就職、結婚・・・独立して家を出た。中学生だった二女は今は大学4年。来春は社会人になる。随分と時間が経過した。
  
  チャパティの飼育係りはいつの間にか娘たちから私へとなっていった。毎朝、決まってご飯を欲しがって、おなかが満足すると目を細めて、陽だまりでこくこくと眠る。ペパーミントを鉢で育てていた時、葉だけでなく根までもまるまる食べつくしてしまったチャパティ。この日のお腹いっぱいの顔で眠っていた。台風の時はじっと小屋の中で嵐が去るのを待っていた。雪の日は真っ白な雪の中を走り回っていた。真夏の暑い日は、小屋の裏にまわり日陰でじーっとしていた。少しハアハア言いながら。そして秋は気持ちがいい季節。そこには陽だまりでゆったりと寛いでいるチャパテイがいた・・・・・・そして、今日もまたいつものように。朝御飯をあげようとベランダにでた時、そこには小屋の前に横たわっているチャパテイの姿が・・・・・。
  
  そうか・・・君が我が家にきてから約10年の月日が経ったのか・・・・。いろんなことがあったね。
  子どもたちも大きくなったよ。沢山の思い出を有難う。そして、さようなら、チャパティ。 

ch02.健康 : カシス!注目アップ


 気がつくと飲料の話が続く。どうも娘のコトバが頭に引っかかっていたからかも知れない。今、彼女は来年の就職の為の研修でいろいろと施設を回っているのだが「サントリーの飲料しかだめなんだぁ~」というひとことに、「当ったり前でしょ!」と言ってはみたものの、ふと昔、ビール会社の営業の人の会話を思い出していたからだ。麒麟は麒麟、アサヒはアサヒ日・・・・「ふふふ、そりゃ大変ですねえ」と言う私に、苦笑していた顔も思い出していた。
   ところで、英語ではブラックカラント、日本では黒房すぐりと呼ばれるカシスが目に良い果物として人気上昇中ということだ。北欧など寒い地域で主に生産され、日本の主産地は青森県。昔からある果物でリキュールに主に使用されていた果物。
  眼科医により眼精疲労の高い軽減効果が実証されたことや目の下のクマを解消するという美容面のメリットが女性の心を捉え、マーケット開発となったようだ。
目に良いといえばブルーベリーも有名。しかしカシスにはそれ以上の効果があるというからひょいと心も動く。抗酸化作用をもつポリフェノールの一種であるアントシアニンがカシスはブルーベリーの3倍だという。またカシス特有のアントシアニンも含まれている。その成分に、目のピントを合わせる毛様体筋の凝りをほぐし、眼の疲れを軽減する作用があるというから、続くと結構な失費となるマッサージに通うよりはいいかもだ。
   それに、昨年10月には日本カシス協会が発足して学会でカシスの緑内障予防効果が発表されたといえばますます知名度もアップしていく。そういえば最近、伊藤園が10月に発売したペットボトル飲料「ブルーベリーとカシス」が今のお気に入りだし、確かサラリーマンのオアシス「ルノアール」でも珈琲よりカシスの飲料を飲んでいたと思う。それくらい自分の生活の中にも影響している。
市場規模は昨年20億円、今年は35億円を超える・・・というのだから、飽くなき健康への関心・・・決して落ちることはない。

 
  コンビニ最大手のセブンイレブンのが今、大きく変貌している。独自開発した500ミリリットル入りペットボトルの茶飲料3品目の「緑茶」「烏龍茶」「麦茶」を98円で21日から販売する。コンビニが飲料の主力商品である500ミリリットルペットボトルで100円未満の商品を発売するのは初めてのこと。
  24時間営業のスーパーやドラッグストアなどの競合が増えるなか、価格訴求の重要性がより大きな焦点となったからに違いない。
 飲料は、コンビニ全体の売上高の1割程度を占め、3割の弁当に次ぐ主力商品だ。他のコンビニはまさに死活問題だろう。我が家の近くにもセブンの横にローソンがあり、交差点斜め前にエーピーがある、まさに激戦区。またまた11月3日にはエーピーの横に始めて聞いた名前のスーパーが開店した、ここまた安い。主婦としてはまたチョロチョロウロウロするのだ。
 セブンの98円飲料は、独自開発のプライベートブランド。これまで大手メーカーを競わせて共同開発してきた高付加価値で販売価格が高い独自商品とは明らかに一線を画している。
  しかし、よくよく考えてみるとウーロン茶はしようがないが、昔から緑茶、麦茶などは家庭で作るものだった。となれば98円と「安売り」という文字に躍らされているのは消費者そのもの。よく考えよう。「食育」と声高らかにいう方々が「お茶」の一つも満足に淹れることができなくてはしようもない。また、「麦茶」を美味しく感じるあの夏の感覚が子どもたちになくなっていくのかと思うと・・・・。本当に季節感のない日本になっていく。

ch05.エンタテイメント : 魂萌え・・・とは


   桐野夏生の「魂萌え 」がNHKの連続ドラマで放送されていた。主人公は、平穏な生活を送っていた59歳の専業主婦・関口敏子。この世界にごまんといる専業主婦を高畑淳子が演じ、夫の急死後にささやかな日常から戸惑う心を見事に演じていた。
   
  「初めて十割蕎麦がうまく打ててね。とても旨かったよ。」と言い、いつになく長風呂で、脱衣場で蹲るように転倒、心臓麻痺で呆気なく亡くなってしまう夫。享年63歳。後からわかるのだが定年退職後に、実は直ぐには自宅には戻らず10年間も続いていた愛人のもとを訪れていたのだ。
  死後にタンスの洋服にあった携帯電話が鳴るという設定も、面白い。それにしても最近はバラエティ番組で面白いキャラを披露している高畑淳子だが、演技力は抜群だ。凄まじい心の振れを演じている。繊細で且つ大胆。愛人の経営する蕎麦屋から出た後、激しい憎悪で真珠のネックレスをパッと引き千切るシーンもなかなか。そして夫の友人からの誘い。戸惑いながらも乱れる感情のために火照る心とカラダ。演技力はハラハラするほどに上手い。「お待ちしています」・・・だったか?ケータイメールの演出が今風であり、かつ小道具としてはいい。
  クライマックスでは愛人役の高橋惠子との10分以上に及ぶ激しくも静かなる決闘。感情の高まりで蕎麦屋の花瓶をたたき割るシーンもなかなかいい。スパニッシュ・ギターがこのドラマをひきたてて、十分に満足な仕上がりだった。実際、単行本の帯には「若い人には、まだ想像できない世界」とあるが、やはりその年齢にならない微妙な世界とともに・・・・現実世界においても見聞きする様々なコトガラを思い浮かべてみると・・・・・んっー・・・まさにイギリスの詩人・バイロンの言葉「事実は小説よりも奇なり」を感じ取る。

ch01.政治 : 「桐花大綬章」の意味

 2006年の秋の叙勲の受章者が発表され、国家に優れた功績のある人に贈る今回最高位の「桐花大綬章」に、平岩外四さんが選ばれた。92歳というおとしも驚きとともに嬉しい。
  東京電力の社長、会長として長い間、公益事業の経営に携わり、経済審議会など政府の各種審議会会長も歴任した方だ。経団連会長時代には、企業献金の斡旋廃止を決めるなど経済界で強力なリーダーシップを発揮した。 政・財癒着をなくすために、企業献金を廃止することが決められたと同時に、公的助成制度が導入された。当時の平岩外四・経団連会長は「政治資金は、公的助成と個人献金が望ましいと」と述べていた。こうした平岩さんの精神を破ろうとして方も居られる、そう、政党に対する政治献金の斡旋を再開しようとする動きがあったこともある。カネと政治の癒着、知らぬぞんぜぬでなんとなくそつなく生きていく・・・不透明さはいけないことだ。

 

   
   今、まだ詳しくは話せないのだが、あることがあって・・・・「タダより怖いものはない」というフレーズが心を占拠しはじめているのだけれど・・・・


  ソフトバンクモバイルが「通話、メール0円」と宣伝しているテレビCMや新聞広告を見直す。近々、というか明日から放映するテレビ広告などから、「0円」の文字を小さくし、通話やメールが無料となる条件などを詳しく表示するという。新バージョンにというけれど最初からきちんと言えばいいのにね。
大体、公正取引委員会が景品表示法に違反する疑いがあるとしての調査なんてみっともない。
人間って不思議な生き物で、こんなことがあると、あんなにウケテいたテレビコマーシャルさえ煤けてみえる。膨大な広告費用。見当がつくだけに、なんか心の中をすーっとしらけた風が吹き抜ける。
格安料金と派手な宣伝。一気のシェア拡大を狙ったソフトバンクだが、今回はまさに四面楚歌になってしまう結果となった。熱って冷めるものだね・・・・


  富山県立高岡南高校で発覚した履修単位不足問題。単位不足は全国的に広がっていることが分かる。中には、履修を装った報告書を教育委員会に提出する「架空履修」もあったという事実があるのだから驚く。
  娘の同級生が、世界史の教科書一冊渡されて、「単位をあげるから自分で読んでおいてください」という指導?を受けていたという。それは兵庫県でも進学校のひとつだという。教科書まるまる渡され読めば単位がとれる・・・・・それが当たり前のことだと思っていたという。
  「怠けたい」という気持ちはあったにしても、昔は本当に勉強したものと改めて感じた。授業に入るちょっとした話が長くなった時のあの先生の慌てた姿を思い出す。それくらいに先生方は必死に授業を持っていたと思う。
  教科書をまるまる渡されて自分で読み進めておくなんて生徒が果たしているだろうか?稀有だ。教育とはある時期まで「型はめ」であると思う。なんとも学校の体たらくを感じるだけ。そして何といっても問題点は週5日制だ。高校での土曜日の午前中の授業がないという影響が大きいのだ。現場の授業時間数が減っていく中でより大学受験の水準に合わせて果的な進め方を考えたときの苦肉の策か?
「必履修教科・科目が履修されていると思っていた。ありえない話だ」などという文科省の話こそ“ありえない話”!なのだ!
  教師も労働者であるなんて考えは捨ててほしい。どこかで大手予備校にまかせたいという気持ちもやめてほしい。漫然と働く社会人がいるのなら、彼らに対して「働く意味」を教えるが如く、また完成されていない子どもたちには何故、今、この時期に勉強をすることがが大切なのか?を教えること・・・それが大切なことだ。

 

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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