2006年8月アーカイブ

ch05.エンタテイメント : 年間300万ドルの資金・・・


   何をしたのか?「奇行」を理由に映画大手パラマウント・ピクチャーズとの契約打ち切りを通告された米俳優トム・クルーズ。
  ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の名門ワシントン・レッドスキンズのオーナーであるダニエル・スナイダー氏らの投資グループが映画製作会社「クルーズ・ワグナー・プロダクションズ」に対して資金捻出が決まったとか。投資グループにはスナイダー氏のほか、テーマパーク運営会社シックス・フラッグズのマーク・シャピロ社長兼最高経営責任者が名を連ねている。2年間の契約とは言え、年間で約300万ドルだ・・・約3億5000万円の資金提供。なかなかスゴイ。


   最近ではなんの不思議もない光景だが、見る度に実は気になっていた。
ペットボトル入りの清涼飲料水を飲みかけのまま常温で放置。口をつけたペットボトルは放置すると雑菌が繁殖する。本当に汚い状態なのだ。バッグに入れて、持ち歩き、車内で一口一口飲んでい人を見ると、冷や汗が出るほどだ。まして、炭酸入り飲料などは高温になると容器が膨らみ、栓が飛ぶ恐れもある。便利な世の中に慣れきってしまった私たちは「我慢」をしなくなった。いつでもどこでも喉が渇いたと思えば自販機で飲み物を購入して乾きを潤す。なるべく、グラスなどの容器にうつしかえて飲みたい、がホンネ。昔の「当たり前」が今は懐かしく思う。せめて、ペットボトルを携帯して飲み歩くなら、早めに飲み切ってほしいものだ。そして賞味期限を表すボトル側面の6ケタの数字を確認を。

 
   毎日の蒸し暑さ。残暑見舞いを頂くと、そうか・・・既に残暑かと確認する。しかし、蒸し暑すぎる毎日が続いている。毎日、汗だくで走り回っている。
  しかし、 昨夜、受講したセミナーの帰り道。既に午後午後10時を過ぎていた。駅の改札を抜けた時、何故か風が「秋」の気配を運んでいた。もうすぐ秋かと思った。
  それにしても、この夏は(まだ継続中だが)どれくらいのビールを飲んだのだろうか?と思った。ビールを飲まない夏はない。本当に、最初のビール一杯は暑さあっての美味しさ。暑さなければあの旨さはない。


  キリンビールの「キリンお酒と文化研究所」の2005年の世界主要国のビール生産量調査では、総生産量は1億6022万キロリットル。これは「東京ドーム」129杯分に相当するという。そして国別では、中国が初めて3000万キロリットルを突破し、4年連続トップを確保した。 日本は636万キロリットルとなり、7位。国で見ると、東欧のポーランドやルーマニアでは生産量が伸び、アジア各国でもタイやベトナムのように経済発展とともにビールが飲まれることが生産量の増加につながっているといえる。
  

  国々の経済発展、そして猛暑による販売増、また価格制度による市場の縮小など、本当に人の生活マーケットは面白い。

 


   降格というコトバを聞くと、ガクッとしてしまうが・・・・
1930年に発見され、太陽系系の9番目の惑星とされてきた冥王星が降格した。ということで、太陽系惑星は水金地火木土天海の合計8個になる。76年ぶりの書き換えという。
   チェコのプラハで開催された国際天文学連合総会の「太陽系惑星の定義」ついて投票による採択の光景をテレビで見ながら、こんなに簡単な方法で決定されることにちょっと驚いた。なんだか、「今夜、ハンバーグがいい人は手を挙げて?」って感じだったから。
  
  ①太陽の周りを回り②自己の重力で球形となった天体で③軌道上で他の天体(衛星を除く)がないという規定をクリアしているのは、つまり太陽に近いほうから、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星。冥王星は③の条件を満たしていなかったのだ。嗚呼!そして新たに「矮惑星」と定義された。
 海王星や冥王星より外側のカイパーベルトと呼ばれる太陽系外縁部で、続々と新しい天体が発見され、その中でたまたま?冥王星よりも大きい惑星が発見されたことがきっかけが議論された。 「惑星定義」をめぐり人間社会の大騒ぎ・・・・。
  既に、何冊か持っている天体の図鑑や資料が何故か愛おしくなっている今。


   今月24日に横浜駅東口に建設中だった大型商業施設「横浜ベイクォーター」がオープン予定だ。外観のデザインは豪華客船をモチーフにしている・・・というところにとても興味を感じている。
    ファッションをはじめレストラン、スパなど約75店が入るそうだ。ターゲットが30代から50代という幅の広さがウレシイ・・・というより、これからはあまり年代で分ける必要がないほどに女性の感性・感覚はそうシンプルなものではない。まあ、託児施設があるというのたから年代もある程度は決められるだろうけれど。
  まあ、年代論はさておいて、一番興味があるのは最上階の都市型スパ「タラソテラピースパ」。
ある一日は、海水に浸かりながら横浜の街を眼下に、ぼんやりと過ごしてみたい。

ch10.生活 : 未来のために


   このところ、夏ごとに地球の悲鳴が強くなっているのを感じます。
今、何が起きているのかを知り、そして。私たちに出来ることは何なのかを考えるために、子どもたちとお母さんに向けて、美しい絵本を作りたいと思いました。


  絵本「水のミーシャ」(清流出版)出版記念 朗読コンサートとパーティーのお誘いがきた。
差出人の名前が国立環境研究所 科学環境研究領域 動態化学研究室  功刀正行とあったのだ、知らないお名前で?と思って開封した。懐かしい名前があった。詩人の堤江実さん。堤さんの朗読は本当に心にしみる素晴らしさだ。朗読のための音楽を小久保隆さんが作ったという。思いが生まれて2年の歳月。子どもたちの、そてしそれに続くものたちの未来のために作られた思いが伝わってくる。

  地球の未来のために、非力ながらも自分自身で出来ることがあれば・・・いつもそう考えていた。
  秋風が感じられる頃、堤さん、お目にかかりましょう。
  いつも、心にかけていてくださってありがとう。


   随分前の話だが、以前勤務していた会社で都内某所に支局が出来て、そこに配属になったことがある。まだ、母が生きている時に、私の勤務先である、その場所を通りかかったことがある。その時、母が深い溜息をついた。「昔、この辺には家作があってねえ・・・戦時中はここにサツマイモを育てていた・・・」と言った。こんな交通量の多い通りに面したところにか?・・・そう思った。「考えられない・・・そこで、あなたが働いているなんてね・・・」と再び、深い溜息とともに呟いた。その母の横顔と言葉に私は何もかえせないでいた。
 


  また、ある日、我が家の小さな庭に少しスペースがあったので、子どもと一緒にナスでも育てようと張り切って作業をしようたした時、姑が「やめて頂戴、勘弁して」と懇願した。兎に角、そんな野菜などは庭で育てないでくれというのだ。
 姑に歯向かってまでナスを育てる気はない。直ぐに作業はやめた。そんなこんなで、結構家庭菜園をしたい気持ちはあるものの、戦争を体験してきた二人の女性たちの思い出を考えると、その気持ちも理解できて、私は何もしない。
   

  庭には、バラ、そして海棠、イタヤカエデ、ピラカンサス・・・・そして忘れたころに花開くカサブランカ。今はムクゲが咲き誇っている。昔、高千穂神社で小さな苗木で頂いた勾玉の木も成長して今では二階の屋根を越えている。
  季節のうつろいの中で花たちの姿を見るのは楽しい。そんな中で、実はしたくてもしないでいる「家庭菜園」なのだが・・・・・・


   団塊世代に家庭菜園ブームが広がっているそうだ。
今、巷で話題になる。所謂2007年の団塊世代の大量退職により家庭菜園愛好者が増えると期待され有望市場とみられている。
   例えば農業機械メーカーのクボタなど家庭菜園向け小型農機の新製品「ニュー菜(な)ビシリーズ」を模擬菜園など設置してアピールしている。 この小型農機需要は、2003年の約7万台から2005年に約8万台の伸びを示している。今後3年間で20パーセントの伸びを予測している。
また、井関農機では、家庭菜園支援サイトを開設したところ、アクセス数が当初から4倍に激増したとか。やはり家庭菜園用小型農機「マイペット」を全国の販売店の店頭に展示し、今後の農機マーケットの大幅転換期とともに、家庭菜園の小型機の販売台数の伸張をクボタ同様に予測している。
 人と同じことをすることは好まない団塊世代。受験、就職、ビジネスの世界でいつも闘ってきた団塊世代が単に健康増進、手頃な価格、操作が簡単といううたい文句だけで、飛びついていくか、あと一捻りしたホンネを知りたい。



   独立して2年余り、夏にも休みらしいものをとっていない。
今年もまたバタバタしていたら「吉田さん、お盆休みは?」といわれ、そうだ!東京のお盆は七月だったことを話した。しかし「で、夏休みはとらないのですか?」と言われ「?」。とっていないことに気が付いた。
  2004年の夏は「横浜中華街のガイドブック」の取材で真夏の大半を横浜を駆け回っていた。発刊まで、休みらしい休みはとらなかった。情報誌立ち上げの2005年の夏はやはり様々な準備と「思惑」で一杯だった・・・・そして2006年の夏もまた・・・・か。

  バタバタしていても、気が付くと日中は大好きなコーヒーを飲んでいる。タバコはやめたからよいのだが、コーヒーは(お酒もだが)やめられない。その時の気持ち?で大好きなコーヒーの味を選ぶ。ほっと一息の瞬間だ。長蛇の列に並ぶのも、喧騒の中も好きじゃないから。コーヒーの香りに包まれる本当に幸せだ。


  英大衆紙デーリー・エクスプレスが報じた専門家の研究結果では、心臓病の疑いがあって普段コーヒーを飲み慣れない人が飲むと、心臓発作に襲われる可能性が4倍になるらして。毎日飲む人にとって、1杯のコーヒーは発作のリスクをなんと60%引き上げる。
   とくに心臓発作の経験者へのハーバード大学公衆衛生学部とブラウン大学での調査事例だが1日に1~3杯のコーヒーを飲みかつ発作を起こしやすい人は、すぐにやめるべきだ」と結論付けている。コーヒーに含まれるカフェインが血圧を押し上げるとみられるなんて、嗚呼!今更って感じだが、、コーヒーを1日5杯以上飲んでも心臓発作の危険は上がらない、1日に1~3杯飲むと逆に心臓病や発作のリスクを抑えるとの研究結果もある。

 
  まあ、どちらでもいい。適度に気分良くコーヒーは飲もう。

「河野です。
残暑お見舞い申し上げます!
僕は元気にやっています。
4週間の地球ハーモニー2006無事終了。
南アフリカの子ども達は無事帰国しました。
どうもありがとうございました!」


河野さん、お疲れ様でした!


  ジャズピアニストの河野康弘さんの「地球ハーモニー2006」も無事終了したとメール頂いた。
そして、今までの活動や音楽との出会いを本にまとめて出版したとのことだ。おじょうさんの明佳(さやか)さんにもお手伝いしてもらったそうだ。

本のタイトルは「お目覚めピアノでワッハッハ」~世界をつなぐ地球ハーモニー~
(リサイクル文化社) 河野康弘・明佳 共著

問い合せとご注文は
株式会社 リサイクル文化社
TEL03-5280-0516 FAX.03-5280-0518
〒101-0062東京都千代田区神田駿河台3-7 百瀬ビル
インターネットでも購入可能。
http://www.recycle-bunkasha.com/
お話と演奏のCD「冬眠ピアノお目覚めコンサート」つき。
池上彰さんの推薦です。(フリーキャスター、元NHKキャスター、「週間こどもニュース」
のお父さん)

是非とも、読んでみます!
河野さんの屈託ないあのほのぼのした笑い顔が浮かんでくる。

 
  東京商工リサーチが発表した7月の全国企業倒産状況。倒産件数は前年同月比2・63%増の1051件と2カ月ぶりにプラスに転じたものの、7月としては最近10年間で2番目に少ない件数。
販売不振による地方の中小企業の倒産が目立っていると分析。
   産業別では、倒産件数は10産業のうち6産業で前年同月を上回る。倒産件数の増加率では、情報通信業が前年同月比で52・9%増、金融・保険業が40・0%増、建設業が12・3%増。情報通信業の倒産の大幅な増大。
  一言。痛い・・・・


  現実を生きている・・・・夕方になってぐったりと疲労困憊している自分に気づく。朝から、ずっと根気のいる交渉、そして交渉。相手は人間、勿論自分も人間。現時点での、いわば駆け引き。負けるか勝つかなど単純なものでない「駆け引き」。時間が経ち、相手をどのレベルまでもっていくか・・・。時間が静かに過ぎていく。
  そんなこんなで、昼過ぎには蒸し暑さもあってか、少し草臥れている自分が見える。


  
  今日、2006年8月15日。61回目の終戦の日を迎えた。
早朝に、小泉首相が自民党総裁選での公約通りに靖国神社を参拝した。午前9時段階で前年比5倍の1万人を越したらしい。
  私は朝一番からの緊張で妙に疲れてしまった。重たい足を引きずり、靖国神社の前に立った。目の前には驚くほどの人の列。けたたましい右翼の車が拡声器で大声を出している。騒然とする空気の中、いろいろな思いの人々が長い列を作っていく。


 時折、降りしきる雨の慰霊の日。私は静かに手をあわせた。

  
  ホームページを作ろうかなと思い、2003年、プロフィットという会社に相談した。兎に角、当時しホームページ流行りで、自分が一体、ホームページで何をしたいのか?も深く考えずに「作りたい、作りたい」と騒いでいた。
  しかし、先方は思慮深い方々が多く、暫く時間が経った後に「吉田さん、プログというのはいかがですか」とプログなるものを初めて紹介してくれた。これまでの私の思考癖というのか、行動癖というのか、いろいろ分析された結果のような気もするが、当時はプログというものはあまり無かった!というのが実状。
  それが今では868万人(2006年3月末調査・総務庁)というのだから、驚きだ。時々、プログランキングというのも覗いてみるが、もう、そのおびただしい量に溜息が出て閉じてしまう。
  しかし、プログはスゴイ。バージョンアップしてから、ますます楽しくなってきた。友人のイベント情報などもオンタイムで伝えることができる。(これは紙媒体ではなかなか厳しいものがあるから)
 著書の紹介も出来る。いちいち著書のお知らせハガキを作成して送るという煩雑さからも解放された。アマゾンにはなんと230万書籍あるというから、これまた驚き。図書館で、また書店で過ごす時間もいいが、少しでも早く!という時は本当に便利だ。
  検索では、より多くのリンクを張ったものが上位に結果として現われるらしい。自分のプログが成長していくためにも、いろいろなアイデアを取り入れていきたい。


   じりじりと暑い日だった。照りつける太陽。蝉時雨。久しぶり心相科学研究家の宮城悟先生の永田町の事務所を訪ねた。

  2004年に二十数年勤務していた新聞社を退職し、独立した時、ある方のご紹介を受けて、師匠である宮城先生にどうしても会いたくて、目白で初めてお目にかかった。ご紹介をしていただいた方が学んでいるという「心相学」というものに興味があったのだが、まだ、当時の私にとっては単なる数字のゲーム感覚のものにしか思えなかった。はっきり言って、気に留めていなかった。

  それから数年が経ち、先日のこと。
「そうそうあの時は、吉田さんの運気がこうね・・・・」と下がっていたことをラインで示してくれた。
「これから、いろいろ大変だなあって思っていたんですよ」と言い、今だからいいでしょうという感じに軽く笑った。確かに、サラリーマンを数十年もしていて、独立してみることは想像以上のものがある。しかし、あの時のかたい決心と向こう見ずに近い勢いがなければ、ある意味の微温湯にずっと浸かっていただろう。
宮城先生の心相科学での運気は善し悪しでない。下りと上りの波形を書いて説明するのは、あくまでも便宜上のこと。この下りの現象の時は、この運気の活かし方で決まるというもの。というのは活かし方を間違った卑近な事例がライブドアや楽天。つまり、運気の活かし方が解らないで苦しんだ経営者ということだ。下降に入ったというのに、逮捕前に6千9百億円もあった資産が、逮捕後に一瞬のうちに9百億円に目減りしてしまった堀江さん。三木谷氏は昨年TBCを買収しようとして仕掛け、そのために数百億円もの多額のお金をつぎ込んだが、その仕掛けは空回り。解決できないままになっている。また、王子製紙が北越製紙にTOBをかけたが、苦戦をしいられているなど。この下りの運気をどう活かすかを知ることが大切なテーマとなる。


  「今年後半・・・来年から吉田さんはなかなかいいよ」
  「来年からは?」
  「うん、上昇。こうした時期は一緒に上昇している人間と付き合うべきだよ。自然と集まってくるものだよ」


  -「確信」を持つことの重要性!私たちの人生で最も重要な言葉が「想う」ということです。こうしたい、こうなりたい、という想いが未来の人生を切り拓くものと宮城先生のプログに書いてある。「想う」ということは、「信ずる」「確信を持つ」ということだという。「心相」とは、「想う」という漢字を前後にした造語・・・・これも初めて知った。毎日毎日、脂汗が滲み、胃も痛む毎日だが、心に余裕が出てきたのかも知れない。


  私の心相の数字は「191」。久しぶりにお目にかかった時も咄嗟に先生は覚えていてくださっていた。この数字の秘密がまた面白いのだ。実に・・・凄い世界。家族の繋がり、仕事での繋がり・・・エトセトラ。「何故?」という全てを解明してくれる。宮城先生の話を聞いていると、いつの間にか宇宙の想像も出来ないほどの世界に放り出された感覚になる。
  国際心相科学協会の設立目的は、「想い」のしくみを科学的に解き明かし、それを毎日のビジネスや生活の役立てていくということです。数字がテーマではなく「想い」をどのように実践に移すかがテーマ。今の自分に与えられている運気をどう生かしていくか?これが大きなテーマなのだ。


  
  今は、何よりも「想う」ことの大切さを確信している。
陳腐な言い方だが、まさに産みの苦しみで発行している生活情報紙。創刊の時から、日刊紙に織り込めればどんなにいいだろう!とずっと「想って」きた。また、生協など、大学に配布したいと「想って」きた。想い続けてきた。本当に毎日毎日想い続けてきた。
  それが、なんということだろう。9月号から一部エリアからのスタートであるが、日本経済新聞に折り込まれることになった。自ずと部数もグンと増えることとなる。
  そして、また進行過程だが、作家の唐沢明さんによる各大学の学食レポートを掲載していく予定でいる。あと、夢はまだ一杯ある。広がっていく。兎に角「想う」こと。そして、行動することだ。頭で考えていては何も始まらず、何も生まれないのだ。さあ、躊躇ってばかりではいけない。進め!


   所謂、BSE問題で世間が大騒ぎになっていた時。ラムやマトンを使うジンギスカンが大流行した。「安全」と「健康」を合言葉に、この2年ほどで急増した。今、私が発行している生活情報紙「ありか」が創刊した昨年2005年10月号でもその、ジンギスカンの流行を記事で取り上げた。
  しかし、流行というのは廃れるもの。一時の過熱気味のブームも落ちいた。首都圏では閉店する店も多い。
  そして、米国産の牛肉が9日には店頭に並んだ。「恐い」という不安な声も根強くあるものの「検査しているなら安全」という肯定派もいるから、次第に消費量も増大していくだろう。
  しかしテレビや雑誌であんなに流行った羊肉。昨年、神田で大人気のジンギスカン店を取材した時にいみじくも店主が言っていた言葉を思い出す。「まあ、このブームも来年はもうないですよ、多分ね」と。その店は大人気。何時行っても店は満員。階段には何組もの客が待っていた。「ホットペッパーに出すと、そりゃ大変な反響ですからね、今は」とも言って笑っていた。最近はご無沙汰。お客さんは入っているのかな。牛肉の輸入再開が羊肉需要にどう影響するか?気にかかる。

   昨夜、東京プリンスホテルで神楽坂女声合唱団チャリティーブッフェショーが無事終了した。前日からのリハーサルも含め、メンバーそれぞれの仕事の時間を調整しつつ、本当に精力的に且つ、明るく終えることが出来た。「言いたいこと」何もかもが今後の活動のエネルギーになることを信じて。
  
  ショーの終了後に何人かのメンバーで打ち上げのビールを飲んだ。私があることを話すと、皆が「やっぱり?」と言った。小林カツ代さんの作詞の団歌が、いつもより、本当に真剣に歌うことが出来たと皆が言った。  
  
  2000年に発足した合唱団も7年目を迎えることになる。団長のかっちゃんこと小林カツ代さんも、今、一生懸命、病気の回復のため頑張っておられる。発足する!というあの日の気持ち、動物愛護のために立ち上がったチャリテイの軸足。確かにいろいろな岐路に立っていることを感じる。そう、年月はいろいろなものを変化させる。熟成もさせるから。
 


 生活の中で「ネット」が当たり前のようになっている。既に私たちにとって「当たり前」のことだから。その利便さの裏側にある痛み、怖さ、危険をはらんでいることさえ忘れがちなのだ。


 アメリカの娯楽・メディア大手タイム・ワーナーのネット部門AOLは国内の契約者のうち、65万8000人の情報検索目的で入力した単語がネット上から外部に流出したことを認めた。流出したのは今年5月まで3カ月間の検索履歴で、合計約2000万件。自分の名前や住所を入力して検索する人も多く、これら個人情報も流出した可能性があるらしい。
  流出に気づいたのは発生してから約10日後のこと。削除した時には、時既に遅し。ネット上に出回っていたという。発覚してから被害者に謝罪しても、出回った情報は消えない。
何万人、何十万人と口では言っても、その数を概念でしか捉えられない現代人の「怖さ」でもある。 


 

  
   「今度、一杯飲みに行きませんか」と誘われた時、「是非、吉田さんのお気に入りの店でもご指定ください」なんて店選びを任されると、内心は結構しんどい時がある。最近では先方が「では、ここに・・」と指定された方が「楽だぁ」なのだ。
  10代、20代が多く、ガヤガヤキアキャア賑わいそうなところはとりあえずパスし・・・・といっても余りに雰囲気が「ええっ」といったところも気がひける。だからといって、個人的に大好きな一杯飲み屋や赤提灯などに初めてお連れしたら「はっ・・・・・?」と思われそうだし・・・・。ということで、大抵は先方に任せることにしている。「お好きなものは?」と言われれば「何でも好きです」と言って、店選びの範囲は出来るだけ広げておく。もっと絞っていく場合は「特に癖のある芋焼酎が好きなもので」とか「出来れば泡盛は古酒ですね」とアルコール類は出来る限り絞ることにしている。でも所詮、肩の凝らない店がいい。威勢のいい店長のいる炉辺焼き屋さんなんか好きだ。庶民的な雰囲気の店内に入るとみんなが赤い顔して、ワイワイしている新橋の炉辺焼きなど・・・・本当にいいね。


   外食チェーンのクリエイト・レストランツが22日に横浜市西区の「ヨドバシ ザ ダイニング」内に新業態を含む飲食店4店舗をオープンするらしい。旬の魚介類や野菜を職人が鮮やかな?手さばきで焼き上げる炉端焼きの「炉ばた魚炭」。素材を備長炭でじっくり焼き上げる様子が目の前で見ることができる・・・・というけれど、炉辺焼き店の直訳みたいな説明だね。立地特性に応じた業態ということだけど、やはり、サラリーマンのおやじさん達が集う新橋でなく、おしゃれな“ハマ”の炉辺焼きはちょっと違う!をうちだすのだろうけど。


 

ichiko :


   時々、とても切なくなる時がある。親の命日などもそうだが、亡くなった友人の俤に時々、気持ちがぎゅんと痛くなる時がある。亡くなった子どもの年を数えるなどという言葉を聞いたことがあるが、ふっと亡くなった友人の年を数えたりする。ある友人の死から随分と時間が経った。
  
   彼女の勤務先が銀座であったからか。抜けるような青空の日、雨の日、風が冷たい日、気候も様々だけど銀座を歩けばその友の俤を追うことがある。
  彼女のあっけらかんとした笑顔が懐かしく思い出されてしまう。最後に別れたのも銀座だった。「じゃあ、またねぇ」と言って手を振りながら。
   
   久しぶりに会ってランチをしたあの日。手帳に記した約束は何回も×になっていた。「ごめん、ごめん。やっとねぇ、一段落したのよぉ。お昼に時間とれない?」と朝一番で誘いの電話をしてきてくれた。
「今日?んーっ、何とか、大丈夫」そういって「一時間半くらい」と指定したのは私だった。あの頃、忙殺されていた当時の私たちにとっての一時間半・・・そうランチタイムとしてはちょっと贅沢な時間を過ごしたね。その夜、貴女が急に亡くなるなんて誰が予想できたか?
  

   ちょっとの時間を見つけては、お茶を飲み笑った。そう、こんな蒸し暑い、ギラギラと太陽が照りつける夏は貴女はよく言っていたね。「休みも取れないのぉ」と。出張続きだった彼女の電話の声が思い出される。まだ、年齢も若かった時からちょっとふざけて「いち子とはさぁ、老後も茶のみ友達ぃ!」なんて笑っていたけど、もうお互いにそんな年になっていくよ。もう直ぐ、お盆。あの日から、静かに時間が経ってしまったね。
  

   私はいつまでも貴女のあっけらかんとした笑い声を忘れないよ。

ch02.健康 : カレーでボケ防止


    酒を飲みすぎたかなという翌日、私は妙にカレーが食べたくなる。昔からこの現象が不思議であったのだが。スパイスがきくぅ!という感じ。多分、ボーっとした脳の血流が良くなるのかも。
シンガポール大学の研究による「高齢者のボケ防止に役立つカレー効果」が英科学誌ニュー・サイエンティストで発表される。60~93歳のアルツハイマーを発症していない1010人のアジア人を対象に認識力テストを実施。秘密は、カレーに欠かせないスパイスであるターメリックに含まれるクルクミンとみられている。アルツハイマーの進行を抑制する役割があるらしい。あの黄色いターメリックに含まれるクルクミンには、アルツハイマー予防以外にもガン抑制などの効能があるともいう。詳しいメカニズムの研究はこれからというが、身近な食品だけに興味が湧く。
  夏野菜が美味しい季節。健康のため、アタマのためにいろんな野菜であれこれ挑戦してみるのも楽しい。

スポーツ : 浪速の新王者が熱い

 世界ボクシング協会ライトフライ級第2位の亀田興毅。あの派手なパフォーマンスが人気で、チケットは飛ぶような売れ行き。
 ベネズエラのファン・ランダエタとのやりとりを見る中で、亀田選手のとる行動はあくまでもパフォーマンスと信じたい。余りに目にあまる行動は、やはり見苦しい、はっきり嫌だ。戦いはリングの上だけにしてくれ。
   とはいうものの、10万円というファーストクラスから500円という席まて用意するという商魂は凄い。
今までボクシングには興味がなかった女性の心も掴んだ。勤電車ではないが女性限定の「闘拳レディースシート」5000円というのもある。目敏い関連ビジネスも食指を動かしている。ローソン、サントリー、パチンコメーカーの京楽産業と大手企業とのスポンサー契約も結んでいる。先月から始まった明治製菓のシュガーレスガムキャンペンCМと好調とか。

  これまで挫折知らずの亀田は「世界最強」か。リングで王者は泣いた。型破りなフレッシュ感。確かに、今まではなかった。浪速の熱き闘拳。判定に「?」といろいろ意見も飛び交う。ドローじゃないの?とも思うが、好きでも嫌いでも、王者は型破り。やっぱり今、亀田が旬だ。
 


   ジダン選手に、食品大手、ダノンが「わが社の取締役に」とラブコールを送っているそうだ。執行権のない取締役ということらいが、 例の「決勝での頭突き騒動」についても気にも止めてないという。いいよね。
 日本でも企業の役員を務める有名サッカー選手としては、東ハトの執行役員の中田英寿選手がいる。今大会限りでの現役引退を表明したジダン選手。あの時は大騒ぎだったけれど、サラッと頑張って!

 

ch10.生活 : 土用の丑の日には

 今年は7月23日(日)と8月4日(金)と土用の丑の日が二回あるという。 
土用の丑の日に鰻を食べるということを現代にまで続くこの習慣。一躍広めたことで有名な平賀源内はは、そもそもは高松藩の出身で、蘭学、本草学、発明、事業、戯曲など幅広い分野で才能を発揮した。兎に角多芸・多彩であったといわれている。歴史で習ったことを思い出す。鎖国の日本で、外国から持ち込まれた壊れたエレキテルを復元して、皆を大いに驚かせたことでも有名だ。こういう人を天才というのだろう。しかし、天才は人生も劇的だ。彼は誤って人を殺めて、獄中で非業の死を遂げる。
 

 蒸し暑い時期。食が細くなる季節でもあり、「精をつけるぞ、鰻だ鰻だ」と有名行列店に並ぶこともいいけれど、こんなことを切欠にして源内のことや、彼の友人だった杉田玄白のことを本などで読んでみるのもいいかも知れないな。

  
  平成元年の誕生日に禁煙をしてからは全く煙草に興味がない。何度か誘惑にも負けそうになったものの、どうにか打ちかってきた。一日約三箱吸っていたのが嘘のように、今では煙も嫌というのが本心だ。ということで煙草の価格も分からない。
  これに似たことで、クルマにも乗らなくなってからはガソリンの価格も他人事、しかし、今日から、新日本石油をはじめ石油元売り大手が1日、ガソリンなど石油製品の卸値の大幅値上げに踏み切った。、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均の店頭価格が15年8カ月ぶりに140円を突破する見通しだということだ。15年8カ月ぶりというのは湾岸危機当時の1990年12月以来ということ。もう、そんなに時間が経ってしまったのか・・・と思う。
  子どもが大きくなってしまえば夏の行楽というのも「死語」になってしまうものだか、この夏休みをはじめ、マイカーで行楽地へ・・・というファミリーも近距離で済ましてしまおう!なんてことになるのだろうか。さてさて。

 

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年9月

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