2011年8月アーカイブ

ch12.その他 : 明け方の夢


   よく夢を見る。しかし寝ている時に見る夢は自分の力ではどうにもならない。だいたいは忘れてしまうものが多いが、本当にリアルでしっかり覚えているものもある。嬉しい時もあるが、嫌な夢はやっぱり・・・怖いな。

  8月24日の明け方、私の名前を何度も呼ぶ声で目が覚めた。見ていたのは、黄色いカンナが咲いている中にいる笑顔のMさんの姿を発見して「ああ、元気なんだね!そうなんだ」と自分の声で飛び起きたのだ。

  数週間前に転んで怪我をしたという彼女のことが心配でメールを出した。律儀な人なのに返事がなく、それが何となく気になっている時だった。その日の昼、共通の知り合いから「末期癌で、余命いくばくもなく・・・」と文面だけでは理解不能のメールをもらい、慌てて彼に電話をして聞いた。聞いてみたものの、彼自身もあまりにも急なことで面喰っている状態だったのだ。

  今秋、若いひとり暮らしの男性をメーンにした「食育」の社員研修の講師にお願いをしていた・・・しかし3.11以降、事情がガラリとかわった。キャンセルの事情を話すと「いいのよ~こうしたことはよくあることなのだから、気にしないでよ~」と彼女は言った。私の手元に大量に届けられたプロフィルをはじめ多くの資料を手にしながら「この資料は返そうか?」と聞くと「いいのよ、いいのよ、またの機会に使ってちょうだい」と彼女は笑ったのだ。


   25日の夜、仕事が一段落するやいなや、私は病院へ向かった。そこには痛みに耐える彼女がいた。「いち子ちゃん、ありがとう、ごめんなさいね、痛いの、痛いの」ととても苦しそうだった。ほんの数分の面会だった。私は看護師さんに挨拶をして、病室をでた。「また来るから」と言い残して。でも帰りの電車の中で胸は張り裂けそうに痛んだ。こんなことって・・・と、Mさんのいろんな思い出が頭の中を過ぎ去っていった。いつもクルマをぶっ飛ばし、元気印の彼女。元気以外の言葉が見つからないほど元気な人。

 「死と定年だけは予期せぬものではない。これだけは誰にもいつかは一度くるものだから別に悲惨だったり苛酷だったり不運だったりするものとは言えない・・・・」曽野綾子さんの『自分の始末』の一節を思い出す。

  今週末、関東には台風が接近するという。なんと・・・そんな時期にかと思いつつ、台風の中の葬儀か?彼女らしいねと涙が滲む。今まで本当にありがとうございました!そして安らかに!

ch01.政治 : 大逆転劇の舞台裏


   29日の大逆転劇となった民主党代表選。は、1回目の投票で1位だった海江田万里経済産業相を、野田佳彦財務相が決選投票で破る大逆転劇となった。なんでも首相を決める与党党首選で下位候補が決選投票で逆転に成功したのは、1956年の自民党総裁選で石橋湛山総裁が誕生して以来となるという。ほぼ野田さなが生まれた頃の話だ。それほどに歴史的にも稀な逆転劇だったということか。
  あの鹿野さんが決戦投票の時に上着を脱いだのは「野田の支援に回る」という合図であったらしい。会場で一斉メールを出すということも出来ないだろうし・・・。あのシーンでの古典的というか、何気ない仕草?で多分50近くの数が野田さんに動いたのだろう。
  泥臭い・・・久しぶりに聞いた言葉だった。昔は山ほど?聞く言葉だった。それほどに最近は泥臭ものいがなかったのかも知れない。且つ、野田さんは演説が上手い。タイプは全く異なるが、間のとりかたとか小泉さんに似ているのかも知れないな。多分、この演説で動いた議員も多かったのではないかなと思う。やはり言葉の重みというものだ。
  いずれにしても国民の為という口先だけのことはなしでお願いします。ノーサイドでいきましょうというなら本気でお願いします。もう短命もなしということでお願いします。

  民主党の代表選挙が行われ、野田佳彦財務相が新代表に選出された。、第95代首相54歳。まだまだ若い。しかし海江田万里経済産業相とは野田氏215票、海江田氏177票という決戦であった。考えてみれば大きくはなしたという数字ではない。しかし、海江田氏は約120人の党内最大勢力を率いる小沢氏などの全面的な支持を受けた筈であるが・・・かげりが見えたか。野田さんの言う泥臭くてでいい。それこそ"怨念の政治は終わらせて"本当に国民の為に仕事をしてください。取り組む問題は山積みである。

ch01.政治 : 誰だと思う?じゃない


  少し愚痴めいてしまうが・・・今や「誰だと思う?」と民主党代表選の「誰」「誰」で世の中が持ちきりだ。昨夜も誰だと思うと聞かれたから、恰も馬券買うように「そーだな、〇〇はかたいが、結構〇〇というせんもあるかな」なんて茶化した問答をしてしまった。
  くるくる替わる総理大臣。「男冥利につきます」なんて仰っていた方もいた。こんな日本の状態は客観的に見たらに本当に異常事態だ。それに、誰でも当選後は少しは支持率があっても一年以内にミラクル?低下する不思議現象。こんな代表をこのところちょくちょく?選んでいることが異常だと思わないか。
  脱原発!と言葉だけ騒いでも、少し前に口にしたCО2削減の問題はどうするのか?と言いたい。それに「誰だと思う」「誰なの」ばかりでそれこそ、電力買い取りを電力会社に義務づける再生可能エネルギー特別措置法が26日に成立したこともあまり認知している国民も少ないのではないか?


  ああ、それにしても、嗚呼!くるくるくるくる・・・風車のよう。

ch10.生活 : 花火

夜は隅田川の花火大会へ。友達たちとの恒例行事。一年に一回の「お久しぶり!」となる人もいる。元気に花火を見られる幸せと復興への願いをこめて。今年はなんと2万発の花火が打ち上げられたという。夏の風物詩。暑さはなくむしろ少し寒い位。吹く風はもうすっかり秋だ。

ch12.その他 : 支援活動

遮熱塗装本番ルポ01.jpg ソーケングループの有吉社長から8月7日(日)及び8月20日(土)の宮城県あすと長町仮設住宅様の消熱塗装ボランティア工事を纏めたとのメールをいただいた。仮設住宅のプレハブのパネル面は、30度以上の暑い日だと外部表面温度が85度まで上昇し、それは目玉焼きが出来てしまう熱さだという。その時の仮設住宅の室内温度はなんと43度にも上昇するらしい。 今回は仮設住宅の消熱塗装を使ってパネル面を20度~25度程度温度が下げ、室内温度を下げる工事となったという。建築関連は全くの素人の自分も何とかならないのだろうかと思っていた。支援活動はまだまだ続くものだ。コツコツと。

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震災支援活動を記事はこちら
 
  

田村恵美子氏の講演「スウェーデンの原発と危機管理について・東北大震災と地質・地震の不安定性」についてです。ご参考までに。

講演模様


  民主党代表選は一体どうなるのか?こんなにも出馬表明者が多いのはなかったのでは?実に不思議な光景。前原誠司前外相も小沢元代表を訪ね会談したようだ。しかし、多分、前原さんの「脱小沢」路線が本質的には変わらないと見ているに違いないし・・・とは言ってもこの世界も闇の中。カオスにも近い。何が起こるか分からない。これほどにもカオスに近い状況の中、私は多分「えっ?!」という人で決まるんじゃないかなとみている。みているというか、気がする。

ch12.その他 :


   昨夜、緊急で開かれた島田紳助さんの芸能界引退の記者会見を見た。「今日をもって芸能界を引退することにした」と口を開いた。引退の理由は暴力団との交際発覚というが、その会見を見ながら不思議でしようがなかった。8月21日の日曜日。日本テレビの恒例番組が終わった時に所属事務所に呼ばれ、その問題となるメールを見せられたという。しかし、何故?今になって数年前のメールが出てきたのか?全く分からない。情報提供者は「何故、今なのか?」。メールは数年間にわたって保存されていたということだろう?あまりにもすごい話だ。
   「十数年前に自分で解決できない問題に直面し、昔からの友人に話したところ、暴力団関係者に頼んでくれた」という事情さえ、一般人にとっては理解不能だ。そして、それが何故今なのか?思惑があるのなら、それが何なのかが分からない。
  まあ、業界にはそれぞれ、いろんな世界があるのだろうが・・・・しかし、タレントとして能力のある島田紳助さんの最後はあまりにも無様だ。悲しい。溢れる才能ゆえ、あれほどのレギュラー番組を抱えている。しかし、この引退で差し替え番組のこと、番組スポンサーのこと、また多くの番組制作関連のスタッフなど、いろいろ想像するだけで・・・身の毛が弥立った。
  才能に自惚れず、口先の巧みさにだけ流されないで、その才能は今後、一歩一歩真摯に、世の為人の為に生かしてほしいと思う。

ch12.その他 : 生き方への提案

ぶんご.jpg写真家の齊藤文護さんが"あの感動を伝えよう あなたの心を動かすために"と2011年7月15日~18日まで大阪なみはやドーム・ジャパンマスターズ水泳2011の会場で行った展示会が終わった。文護さんが被写体とし「生き方への提案」したという方々。「活力と笑顔は現代社会でストレスと不安に喘ぐ私にヒントを見せてくれました。」と言う。今後もこうした提案を広くし続けたいとのこと。人は生まれ、どんな人も老いていく。最近はいろいろなテーマから気付くことが多いが、人の一生とは地球の歴史からみたらなんて一瞬のことなんだろうと思う。しかし、生き生きと煌めいた人生!おくりたいものである。


齊藤文護さん

社会問題 : 虐待死


   子どもの虐待のニュースは胸の奥が絞られるほどどうしようもないほどの苦しい気持ちになる。先般は千葉県柏市で2歳児を餓死させたことがあった。父親が、子どもよりネコの方が可愛かったとい供述したらしい。「それが理由か?」と聞きたいほど苦しい事実。
  また昨年8月に3歳の里子を虐待死させ、今年逮捕されたというニュースを聞いた。この人は声優でいろいろな番組のナレーションもして、地域では朗読会も開いたりしているごくごく一般人だ。早稲田大学大学院に進んで公共経営修士と博士の学位まで取得したという。実子2人の子どもの手がかからなくなったという理由で「社会的貢献」をとたいと乳児院から里子を引き取ることになった。
  この世に生をうけて三年。乳児院に預けられるということは亡くなったみゆきちゃんにはそれなりの悲しい事情があったのだ。そして家庭生活をふつうにおくる、そんな人の家に里子として迎えられたというのに、短い人生を終えてしまったのだ。
その人のブログではみゆきちゃんは名前ではなく「里子」という表現をされていたという。新聞見出しでしか見ていないが「ゾンビ現象」などという表現を使うなど、俄かに信じられない事実の数々。
  もし、子育ての中で、自分の手に負えないと思ったら「ごめん!」「助けて!」とでも悲鳴をあげてでもいい。誰かに相談し、また乳児院にたくすことなど出来なかったのか?
  ただただ短い人生だったみゆきちゃんの冥福を祈るばかりだ。

1786-7.jpgダム博士とも呼ばれている竹林征三先生が「環環境防災学~ 災害大国日本を考える文理シナジーの実学 ~」( 技報堂出版)を出版された。「環境」と「防災」という全く関係のない2つの概念をただ並列で並べたものではなく、この密接に絡み合っている二つの概念を分かりやすく解説。互いに補完し合わなければ,健全な体系にならない宿命を背負っているというもの。本書のはじめでは、「災害は最大の環境破壊である。その災害を減らそうとする防災は,環境保全対策の最も重要な根幹をなすものである」つまり、我々が防災を考える時,望まれる環境形成にいかに資するかという視点にたつかというものだ。

竹林征三先生

ch01.政治 : 未来!


   コンピュータのその威力は認めても、決して決して人間には及ばないと思っていた。1997年にチェスのチャンピオンに勝ったIBMの「ディープブルー」。当時、これは人工知能と呼ばれたが、あれから14年。ワトソン君の威力にはただただ驚く。自然言語を理解する能力。なんでも2億ページものデータを記憶しているというが、例えば医療の世界などではその人間の質問に対して症例からあらゆるデータを検索し続け、我々の生活を大きくかえていくのだろうと思った。且つ、今後は2億以上のデータの蓄積は可能だろうし、そんなことを考えると途轍もない知識の海の中で泳いでいる気持ちになる。だが、ここで疑問も湧いた。自然言語でなく、「文字」のみのやり取りの場合は果たしてそのシステムはどうなるのだろうか?とふと立ち止まってしまう。疑問は尽きない。


  しかし如何なる情報やデータを入れ込んだとしても「政治」は人工知能では解決しないのだろうなあと。民主党代表選への出馬。菅直人首相の後継を選ぶ民主党代表選に名乗りを上げた「ポスト菅」候補が次々と現れている。失礼な言い方だが雨後の竹の子状態ではないか。また恰も方程式のように小沢一郎元代表を訪ねているという事態。まあ党内最大の小沢グループの支援を得られれば、出馬に必要な20人の推薦人の確保し、一気に優位に立てるとの計算からの動きである。例えば海江田さん。あの国会答弁中に号泣した時は「はて?」とは思ったが、あの号泣ぶりに小沢元代表は批判していたとの証言もきく。いずれにしても、海江田、小沢鋭仁両氏は小沢元代表と十五分ずつ会ったそうだ。それは1991年の自民党総裁選で、小沢元代表が宮沢喜一元首相、三塚博元通産相、渡辺美智雄元外相との面接を思い出させる光景だったようだ。だが、小沢さんはまだ、政治資金規正法違反で強制起訴されている。イメージダウン~なんて言葉はあってもない?のだろうなあ。小沢元代表を説得さえできれば鳩山由紀夫前首相のグループの約40人の支持も期待できるからか。足し算足し算の世界だ。要は何が何でも「数」の論理。たとえ傀儡と呼ばれてもいい!当選さえすればいい!である。

  首相の資質を問いたい。政治経験と知識。ワトソン君とまではとは言わないが、政治で培った知識である。口先で「国民の為」など二度と言うな。何を一番先に進めなくてはならないか?「時」を正確に読みこみ、何を一番先に進めなくてはならないか?優先順位の分かる人間である。そして本気で国の為に自己犠牲をも厭わない人間なのだ。素人が何をいうか!きれいごとで世の中は進まない!と言われそうだが、原点に戻らないと本当に日本の将来が見えない不安でいっぱいなのだ。

ch07.味 : イワシの煮付け

  6月の梅雨ごろから旬のイワシを結構いただいた。青魚の美味さは格別だ。なんといっても刺身が美味い。先ず新鮮でなければ、すべては終わり!であるからだ。しかし。この数か月、イワシの煮付けでは「?」の連続だった。別段、高級店巡りをしたわけでなく、居酒屋から友人の家からいろいろなシーンでのイワシの煮付けである。
  調理となるとその料理した人間の味付けにそのサカナの味が決まってしまう。煮付けられたイワシに箸をつけた時に、その瞬間に「ああ」と分かってしまう世界。これはやはり調理する時のタイミングのようなものが左右しているんだなと。また家庭科の調理実習ではないから、やはりその調理した人間の「味」の原風景が影響してしまうのだなと。ほんのちょっとした手間、味付け、タイミング。
  しかしかくいう自分も好きな「味」というものはやはり原風景のようなものに左右されているのかもしれないな。

ch04.カルチャー : 十七文字の世界

   中学一年の時の国語の時間に少しだけふれた「俳句」に数十年も経ってから、またヨチヨチ歩き状態で始めた。君島芝田先生が「一日に何句ということでなく、一か月に30句作ろうという気持ちで」と仰る。「ハイハイ、一カ月に30句」と思えば、なんと!真面目に一日1句を作ってみるかということになるな。しかし、なかなかうまく作れない。しかし、歳時記をよ~く読むようになってから、日本語の素晴らしさ、文化の深さに改めて感動した。ブツクサあれこれ言っている前に、先ずはなんでも挑戦してみるのもなかなかいいものだ。この暑さの中、よんでみた。ちょいと恥ずかしいのだが・・・

  
公園の噴水の近くの日陰で白い猫が暑さにバテて横たわっている。
あれっ!噴水は節水か?水が出でいないね・・・。
「片陰に骸の如き白き猫」

ぬけ渡る青空に白い雲か゜夏らしい。でも雷鳴がすぎそこに・・・という空模様。あぶない!あぶない!
「炎天や海の彼方に黒い雲」

ぎらぎらと照りつける真夏の昼下がり。一体この暑さはいつまで続くのか?と思っていると、どこからともなくアゲハチョウが優雅にやってきた。
「うたかたの巡る季節や揚羽蝶」

昨夜の雨はすごかったね。雨上がりに蜘蛛の巣がキラキラと輝いている。蜘蛛さん?大丈夫?と思いつつ・・・
「蜘蛛の糸雨粒抱き煌めけり」  


  取材だ原稿締切だとワサワサワサワサしている日々。本当に汗まみれだ。冷静にみれば完全に落ち着きのない洗面器にいれたザリガニ状態。ガサゴソガサゴソ。
  そんな時、ふっと十七文字の世界に入ってみる。まあ、30句!30句と焦らずに落ち着いて、ゆったりとした気持ちで十七文字に表現していくか。

ch12.その他 : 川下り


   17日の午後2時過ぎに天竜川の川下りの舟が転覆したとのニュースが流れた。約20人は救助されたようだが女性2人の方が亡くなった。まだ3人は行方不明だという。船頭は2人、3年、7年とベテランだ。しかし天竜川の底は岩が多い。岩が多ければ流れが変わる。一部スリルを味わえるポイントでその流れにのまれたのではないか。救命胴衣の着用はなんでも12歳未満が義務づけられて、それ以上の年齢はないようだ。しかし、どんなところでも川下りの時、果たして今船の向こうに投げ出されたらと思ったら、よほどの体力と技でもない限り流されてしのまうだろう。

  先般、友人に「夏山だからと馬鹿にしちゃいけないよ」と注意した。「夏山で凍死もあるんだから」と言うと「そんな・・・」と信じられない表情をした。自然とは全くよめないものなのだ。それをしかと認識したほうがいい。「まさか!」が起こるのだ。時に自然は予想もしない牙をむくのだ。


  楽しい川下りの船が転覆など誰も想像もしなかっただろう。天竜舟下りは、初めての川下りでもない。これまでに多くの人が愉しんできた川下りだろう。しかし「まさか」の転覆、川、山、海・・・いつも穏やかなわけではない。ちょっとしたことで変化するものだ。皆が。きちんと救命胴衣をつけて乗船していたら・・・と思う。自然を相手にする時、常に万全の対応をしたい。楽しい夏休みが大変な悲劇になってしまう。
  

ch11.経済 : ぐーんと上昇


   スイーツだラーメンだ、または新商品発売とか、バーゲンセールとか・・・何しろじ~っと並ぶことが超苦手である。渋滞に巻き込まれた車の中同様、拷問に近い感覚なのだ。何とか、もっと辛抱できる人間にならないとと常々思っているのだが。
  この暑い中でもじ~っと行列している方々を見ると本当にすごい!と心の底から思う。金の価格がこのところ急上昇をしている。本当にあれよあれよという間にびっくりするほどの上昇だ。「もう使わなくなったから」とネックレスやブレスレット、時計など金を売りにくる人々の列。まあ断捨離というブームもあるのだから、もう使わなくなったというものをいい値で買い取ってもらうのは得策?なのかも知れない。順番待ちも1時間なんてもんじゃなく、7~8時間待ちの人もいるという。しかし何かこの上昇は何とも不気味だ。

社会問題 : 節電対策

9492cb539f510789e88546701eed260b.jpg 世の中、節電~節電~。そこで私も「風鈴の音色を聴きつ節電す」と一句でもよんでみる。さて、「再生エネ法」成立の見通しがあり。太陽光発電をはじめとした「再生可能エネルギー」に期待が寄せられている。また、節電対策の切り札的に「スマートグリッド」や「スマートシティ」が脚光を浴びている。しかし、ここで疑問が。これら「再生可能エネルギー」、「スマートグリッド」や「スマートシティ」で本当にエネルギー問題が解決されるか?日々疑問を持ちながらも異論をはさむ余地なく仕事として取組む人々が多いのではないか?   友人の講演のお知らせを一つ。会場は大阪であるが興味のある方は是非。


『未来型都市スマートシティの今後の展望と課題』講演についして

ch10.生活 : 満月の夜


狼男ではありませんが・・・・今夜は多分見事な満月を見られるでしょうね。満月は人間の感情も満ち満ちてしまう。人体の8割は水分。且つスホーツ飲料のコマーシャルではありませんがその成分は海の水と似ているわけでつまり人体は海。満月の日の海は満潮。人体も感情も高ぶるということらしい。喧嘩早くなってしまうから注意が必要な日。また外科手術はしてはダメとか聞くし、ああ、なるほどと思うよ。気をつけなきゃね。吠えたくなる狼男の気持ちも分かる。まあ、今夜は静かにしていましょう。

ch10.生活 : 暑い!

   しかし、暑い。今日、たまたま乗ったバスでのこと。バスが出発しない。ひとつの事件。「奥につめろ!」「つめられない」でバスの入口で大ゲンカが始まっていた。見も知らないどうし。男性はバスの中にぐいぐいと入ると「つめれば入れるじゃないか!」とまた声を荒げた。前にいた中年女性はその声にまた言葉にもならない声を上げた!。
  暑いと、本当にいろいろある。先般もある会場で一人の男性が議題に声を荒げた。荒げ続けた。周囲がざわついた。すると来場者のひとりの男性が「迷惑だ!出ていけ!」と怒鳴った。会場はまたざわついた。別段暑さが原因ではないが、原発問題は人々の気持ちを不安にさせる。

  いろいろなことがあるが、この暑さも暫くの辛抱だろう。我慢というか辛抱しかないのだ。それほどの用事がなけれれば、炎天下には出ないほうがいいかも知れない。こまめに水分をとって、クラッシック音楽でも聴いていると落ち着いてくるものだ。熱帯夜で眠れぬ日々。頭の温度を一度下げるだけで人は安眠できるらしい。保冷剤などを使うのも一つのアイデアだろう。暑さは乗り切れる。しかし、原発の問題はそう簡単には解決はしない。

ch12.その他 : 心ざわざわ・・・

米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが、DNAの成分のアデニンとグアニンを隕石から発見しというニュースを見て、妙に心の底がざわざわしてしまった。これって、生命の重要な素材が地球外で作られることを示す結果でしょ?地上の物質が付着した可能性が捨てきれないとはいうが、今回は周囲の氷などに含まれない分子が隕石から見つかり、落下後に混入したものではないときちっと判断されたらしい。

ch12.その他 : 音の威力


語りのf話。川端康成の小作品にいろいろサウンドの演出をするので、友人のサウンドディレクターの相澤関さんに相談していたところ、超真面目な彼女は、かなりアバウトな私のイイカラカゲン?のお願いをかなえてくれた。「じゃあ、ちょっと読んでみて」と言われて文章を読んでいく。さすがプロの仕事というべきサウンドが入り込んだ。感情の高まりさえ感じる。単純にすぐ感激して「すごいね~泣きそうになるけど~」と言うと「あはは、読み手は泣いちゃだめだよ!」と笑う。
  たまたま・・・である。中学生の時に初めて読んだ川端康成の作品。しかし短編の中には多分、中学生のころでは理解できなかっただろう、そんな世界が広がっている。「今更」と言わずに触れ合ったチャンスはぞんぶんに触れ合ってみる、大人になったからこそ分かる世界に触れることができる。


   数年前から朗読のを勉強しているのだが、ひょんな?ことがあり、というか企画をされて「語り」つまり覚えなくてはならなくなった!。今、絵文字があれば顔が真っ青、血の気もひいて・・・というところなのだ。「こんなに記憶力が悪かったか?」と自分でも呆れかえるほどだ。「記憶力と集中力を高めるためるに!」などといろいろ文字原稿は書いているものの、こんなにも「暗記力」の減退?には我ながら驚いている。「語り」の友達の優秀さを再認識したところである。
  また、今年の神楽坂女声合唱団・年末チャリティーディナーショーでは新曲も実に多く、これまた暗譜をしなくてはならず。「仕事じゃないんならいーじゃない」という人もいるが、何事にも真剣に(と少しカッコつけて)取り組みたいと思えば思うほど性格というか完璧さを求めてしまうのだ。
  たとえ仕事ではなくても歌は「チャリティー活動」であり、また「朗読」もある意味ボランティアという「社会活動」のひとつとして考えている。まあ、肩の力を抜いてがんばろう♪しかし、記憶力の減退をこんなに感じるとは!小学生の時は、あんなにも深海魚の名前を覚えられたというのに!!


  ある方が「関東から九州に引っ越しした友人に東京ではミンミンゼミがさかんにないている」とメールをしたら、「そう言えば、こっちでは、ミンミンゼミの鳴き声を聞きません」という返事が来たという。「えっ?何?」という疑問でいっぱいになる。ミンミンゼミは存在する地方と存在しない地方つまり「地域限定版」だというのだが・・・よくわからないなぁ。地域限定?ちょっと調べてみるか・・・

     *

110809_2052~01.jpgにこんな猛暑の中はガリガリ君が大人気だ。 焼酎をガリガリ君で割る、「ガリガリ君割り」というお酒を出す店があるらしい・・・あった!「当たりがでたらもう一杯」とは言うけれど。しかし未体験ゾーンに突入である。味はガリガリ君と焼酎・・・当たり前か。ガリガリ君で暑い夏をぶっとばぜ!というところか・・・それにしてもガリガリ君人気は止まらないね。 ★写真は某居酒屋で。ガリガリ君は焼酎の海に・・・

ch02.健康 : 小豆はスゴイ

「立秋」である・・・というのに外は蒸し風呂のようだ。出先では、ぼたぼたと汗が流れるほどだ。整体の先生が「吉田さん、夏はいつも何を飲んでいますか?」と聞くので「外出時はルイボスティーを持ち歩いています」というと「出来ればスポーツドリンクがいいですよ。多分、甘すぎる!と感じるかもしれないから、水で薄めてもいいので」といろいろアドバイスをくれる。筋肉が急につったりするのは、汗でいろいろミネラルが失われてしまうからとか。やはり、外出が多いと妙にだるさを感じるのは、大切なミネラルの補給をしなかったからかと思う。
  この猛暑の中、なぜか食べたくなるのが小豆。「何故?」と自分でも不思議に思うほどだ。しかし小豆が食べたい!と思うのだ。この小豆パワーに気付いた夏と言ってもいいかも知れない。小豆には食物繊維をはじめ鉄分、カリウム、ビタミンB1、タンパク質、ビタミンB2、ビタミンB6と現代人を救う健康のパワーが沢山秘められているようだ。邪気を防ぐとして、小正月に小豆粥を食べるのは、平安時代からだし、祝い事に赤飯を炊くのは室町時代から。やはり小豆と日本人は深いつながりがあるのだと思う。
  何とか、この猛暑の中、元気にしているのはこの小豆パワーのおかげのような気がする。

ch10.生活 : 長野へ

110807_0858~02.jpg110807_1113~01.jpg 長野県へ。抜けるような青空に白い雲。飛行機雲も見えたかな?以前から名前は知っていたが食べたことがなかった郷土食の「おしぼりうどん」。信州といえば蕎麦でしょ?というところだが・・・。とくに長野県埴科郡坂城町周辺の郷土料理ということで、いわゆる「ご馳走」ではあるが好きな人は好き、嫌な人には嫌というもの。「酒呑みは好きな人が多い」とも聞いたがなかなか個性的な味である。つゆの名称は「絞り汁」の「おしぼり」であったあの「おしぼり」とはまったく無関係ということにも気付く。な~るほど!である。ねずみ大根という超辛い大根をすりおろし、布巾で搾った汁に信州味噌を溶かしてつゆを作る。大根おろしではなく、搾り汁を使うという点が特徴だ。要は、つけめんのようにして食べる。味噌の量は好みでかえられる。しかしとても辛い。信州という土地が海から遠く離れていたということ。海産物は手に入りにくかったということ。しかし、そんな背景を考えると郷土料理の面白さがより深まる。


  棚田で有名な「姨捨駅」へ。姨捨の棚田は、千曲川を見下ろす斜面に田が美しく広がる。「田毎の月」で古くから知られる名月スポットだ。且つ、あの姨捨伝説に由来する地名でも有名だ。そして長楽寺へ。月の名所として松尾芭蕉を始め、多くの歌人が訪れた。芭蕉の「おもかげや姨ひとりなく月の友」も。その月をめでたいのなら、ちょうど田植えの頃が素晴らしいということだ。
  

  長野も暑い。さすがに蝉が大合唱!している。なきかたも東京とはちがうねぇ~
  そこで私も一句。「ひと夏の時を刻みし蝉時雨」

ch12.その他 : 広島 原爆の日

今日、8月6日、広島は66回目の原爆の日を迎える。平和記念公園での平和記念式典には66カ国の代表が出席するという。原爆投下国の米国は2年連続の出席する。現在、被爆者健康手帳の所持者の方は約22万人。平均年齢は77歳というご高齢だ。時は流れていくが66年前に何がどうされたのか?そして8月9日の長崎のことも決して我々が忘れてはいけないこと。

gaikan_south_east.gif 「江戸城再建を目指す会」のパーティーに出席。パーティーといっても『江戸城を歩く』の著書でも有名な黒田涼先生の江戸ウオークおさらい講座ということである。いずれは「江戸城再建の会」にしたいと会員一同頑張っているところである。会員のひとり、長谷川進さんがなんと段ボールで作った「江戸城」。この素晴らしさを東京新聞の記事で知った神田明神の宮司から長谷川さんに連絡があったという。「おさめてきましたよ」と長谷川さんは笑顔。えっ!段ボール?という感じであるが、模型制作50年という長谷川さんの手にかかるとそれは完全に「江戸城」再現である。高さ80センチ、幅60センチの精巧な模型である。この情熱が天守閣再建への弾みになるというものだ。2時間のパーティーがあっという間に1時間もオーバーしてしまった! ◆イラストは「江戸城再建を目指す会」 ホームページから


江戸城再建を目指す会

スポーツ : 甦れ!松田直樹


   神はいるのだろうか?ただただ悲しかった。親御さんの気持ちになったら胸は張り裂ける気持ちだ。何故?という気持ちだけだ。

  長野県松本市のグラウンドで2日に練習中に急性心筋梗塞で倒れた元サッカー日本代表DFの松田直樹選手。4日午後1時すぎに入院中の松本市の信州大医学部付属病院で死亡した。一体何なんだ?という気持ちだけだ。必ず復活すると思っていただけに辛い。
  今、松田選手には「お疲れ様」と。そしてまた復活して活躍してほしいと願うだけだ。ただご冥福を祈ります。

51IUiWvWeML__SL500_AA300_.jpg 衝撃だった。絵が上手いとか下手とかではない。炭鉱での事実を、只管きちんと真面目に描いている山本作兵衛の画文集「炭鉱に生きる」(講談社)を見た。炭鉱は「ヤマ」と読む。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界記憶遺産」に決まった。まさに世界が認めた「ヤマ人」の記憶である。例えば石炭の仕分け作業を描いた絵。ベルトコンベヤーに沿って並ぶ9人の女性の顔つきはみな同じようなのに着物は柄の一つ一つが丁寧に描写されている。また混浴というのも驚いた事実だが、共同浴場の絵も特徴的。逞しい炭鉱労働者の入れ墨が実に緻密に再現されている。他の男女の肉体は非常に簡素化されているそのアンバランスが面白い。まさにヤマにいた一人の天才の記憶である。


ch02.健康 : 夏はごはん

暑中見舞い状が届く。何気なく読んでいたが・・・?。昨年は夏バテ気味だったので今年はモリモリとご版を食べている。多いときは一日三回。不思議と元気が出てきたとのこと。ふーん、一日三回?暑い暑いといい加減な食生活をしていると秋になって「おや」となることがある。食生活は日々の蓄積。痩せるとか太るとかということだけでなく、数週間後、数か月後の「自分」に現れるもの。だかにらこそ大切。『夏はごはん』というお見舞い状を大切に読みました。

ch10.生活 : ん・・・・?


陰陽五行の伊勢瑞祥先生によれば「地震といえば、あとは8月4日の辛の日に注意かな」と。昨年から今年は地震に注意だねと言っていたから妙に妙に気にかかるものだが。「あと来年の1月」とも言っている瑞祥先生。まあ、科学の専門家たちもいろいろな分析をしている。活断層の話など聞くと、少し滅入ってもくる。まあ日本に住んでいるのなら、地震の上に住んでいるのと同じだから・・・・まあ、「健康」でいることとあとはその人の「運」というものなのかな?と最近はつくづく思うことが多い。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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著書紹介

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2013年9月

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