2005年8月アーカイブ


  9月8日に「風水お見合いパーティー」なるものを企画した。初めての試みだったので、どうなるか?と思っていたところ、まさに、「現実」を知ることが出来た。まず、応募状況。これは女性が圧倒!女性のパワーを感じる。それに引きかえ?男性の特性というのだろうか、「いやあ、別に他人に頼らなくてもいいさ」という気持の表れなのか、レスポンスの手ごたえのなさに苦戦した。
  そして、女性では40代の応募のなんと多いことか。20代が少ないのはしようがないとしても30代は何処へ?。「仕事が面白い」「重要なポジションについてしまった」「今は仕事に熱中」などといっているうちに着実に年を重ねてしまったのか。そして、仕事も理解し、多少の恋愛も経験、円熟味を増した40代になったころ、ふと、自分の将来を考えた時。なんとなく話し相手、ベストパートナーが欲しくなるのだろうか。

  実は人口学者の間では「母親の就業率向上が出生率上昇に有効」というのが隠れた常識らしい。働く女性が多い国ほど出生率が高いという統計がある。1960年代から70年代、欧米先進諸国での女性が高学歴化、社会進出が進み、それに伴い出生率は低下。そんな時期に育児休業制度や雇用条件を整える政策をとった国、例えばスウェーデン、デンマーク、フィンランドなどと反対にあくまでも女性は家庭にいるべきと支援政策を行わなかった国とに分かれた。80年代、先進国において女性の社会進出は急激に進行。たとえ母親になっても職場復帰して仕事を続ける女性も増えてきた。つまり、自明の理ともいえそうだが、仕事をする女性の比率が高く女性が働きやすい環境整備、政策を整えた国ほど出生率は高くなったのだ。
 女性が子どもを産める時期は本当に限られている。それが本当に分かるもの、実に女性なのだ。だからこそ、自分の人生をシミュレーションしてみよう。とかく未婚の方々と話していると「だって、めんどくさいもの」という言葉が男女の差なく出てくる。めんどくさくない人生なんでない。むしろ、いろんなめんどうなことを愉しめるくらい頭と余裕が必要。その時に人は磨かれる。いい女もいい男も磨かれてこそだ。心の転換をしないと。  
   

 

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  郵政法案が8月8日に参院本会議で否決、そのことから、小泉首相は「国民に郵政民営化に賛成か反対かを聞きたい」とし衆院解散を断行した。そして今日、30日に公示。480のイスを目指す候補者が動き出した。郵政民営化関連法案を巡る自民党の分裂騒動で今回の選挙は妙に盛り上がりを見せている。しかし、前回衆院選からまた1年10か月しか経過していない。「まさか」が本当になってしまった。衆院解散はないと見られていた分、各党の準備はまだまだ不十分だ。しかし、各注目地区では「反対票組」と自民党のあざとい「刺客」が激しい火花を散らすのだ。「過半数を得られなければ辞める」と言う小泉首相が選んだのは、民主党の菅直人・前代表の地元、東京18区。民主党の岡田代表が乗り込むのは東京12区。いよいよ「劇場型選挙」の幕が本格的に切って落とされる。


  そんな中で、女子高生などが話題にしているのは「ホリエモンと しずかちゃんの戦い」。そして、小泉さんの趣味なのか?雰囲気が皆似ている美女ぞろいの刺客たちのこと。選挙に興味を持つことから始まる。いいことだ。選挙権をもって投票所に行ってほしいな。

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   またか・・・という事件が起こった。派遣社員による10億円にも近い着服。26日に金融庁による業務改善命令を受けた東京三菱銀行は経営責任を明確にするため、畔柳信雄頭取や三木繁光会長らを減俸処分にしたことを明らかにしたらしい。10億円!それもこの2~3年ではない。十数年にもわたっての不祥事。その間、痛くもかゆくもなかったのか?
  両首脳に対する具体的な処分内容もまだ明確ではない。今年10月から合併ということで決まっていたが 「システム統合の準備が不十分」として、UFJ銀行との合併延期を急遽決めたばかりのこと。新銀行の発足を控えてトラブルに揺れている場合じゃない。魔がさすのも生身の人間。そんな人間がお金を扱うのだ。
  しかし、金融機関とは、ひとさまから預かる大切なお金は一銭でも間違いを起こしてはならない。銀行の真髄「信用」再度、認識して欲しい。

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   今日は昼に今年3月にクモ膜下出血で急死してしまったレオナさんの「偲ぶ会」に出席した。会場には100人を越す友人で溢れていた。私は未だに信じられず、会場内に飾られた花々の中からひょっこりと顔を出して、キャッキャッと明るく笑いながら飛び出してくるのではないかと思っていた。享年45歳。まだまだ若い。仕事だって人生だってこれからというのに!
  思い出を話すご主人の目は赤く涙で潤んでいる。「彼女が傍にいることは、当たり前のことに感じていた、そんなことを今、悔やんでいるんですよ。なぜもっと、彼女にありがとう、ありがとうと言わなかったのかって」といい言葉を詰らせた。お付き合いのあった友人たちが、レオナさんの思い出を語った。でも言葉にならない。


  レオナさんが好きだったというフクロウを象った、エンジュ材を彫って作っていただいたという携帯ストラップを記念の品として頂いた。そして、会場にはレオナさんの最高に明るい笑顔の写真の数々。彼女は永遠に歳をとらず、この明るさと元気さのままでいるだろう。
  いつも傍にいることって、当たり前じゃないんだね?でも20年近い交流の中で沢山の楽しい思い出をありがとう、ありがとう。レオナさん、安らかにね。

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  今月21日午後4時43分に、新潟県中越地方を震源とする地震があった。長岡市小国町で震度3を観測したようだ。この地震による津波の心配はないというが、中越地方は先般のこともあり、心配だ。というより、実に最近は地震が頻発している。東北地方で地震が発生した16日も東北新幹線に乗り合わせてトンネルで足止めをくらった人、危うく高速からおりたところだった人の話を聞いていると、危機管理をしても、いやはやその時に自分はどこにいるのか?は「運命」としかいえないかも知れない。
  しかし、通常便利な携帯電話は多分使えなくなるだろうし、公衆電話もなかなか通じないだろう。情報の断絶。人は不安にかられパニック状態になるのた゛ろう。大地震に備え建物の耐震補強とともに、情報をより迅速に伝える仕組み、ますます必要になってくる。

 ところで、夫が「地震のすべてがわかる本」(成美堂出版)を出版した。東大地震研の土井恵治先生監修である。発生のメカニズムから最先端の予測までということで、ビジュアル解説なので、結構面白くできた。地震が今、なんとも「旬」の話題なのか、初版1万7000部があっという間に売れたようだ。
  東京帝国大学教授でその後地震研究所で地震予防と防災の研究を進めるかたわら、ガラスの割れ目、墨流し、金米糖の生成などユニークな研究活動を続けた世界的な物理学者・寺田寅彦の有名な警句「天災は忘れたころにやってくる」。まさに真髄をついている。

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ch01.政治 : 政治が熱い

   小泉首相が首相就任前から一貫して掲げてきた政策の郵政民営化。宮沢喜一内閣の時代には郵政官僚とこの問題で正面衝突し、官僚を支持した政務次官は辞任する騒動まで巻き起こした。小泉首相が自民党総裁選で、郵政民営化を掲げてきたことは郵政官僚にとっては悪夢以外の何者でもない。
 郵政事業は、国がやる必要など全くない。民間でできるものたのだ。巨額の郵政事業資金である財政投融資が、国債を買ったり、特殊法人に流れ、これまで監視もされずに運用されていたことが重要ポイントだ。 郵政民営化一本では何か政策として地味に思えるかもしれないが、不透明な資金の流れをストップさせることが兎にも角にも行政・財政の急所だ。
 もう、やめよう。官僚の天下り先である特殊法人に対して、無駄に金を流して官僚と役所がまるまると肥えて行くことは。しかし、国民にとって、まだ郵政民営化は政策として、永田町での政争に過ぎない感もある。
 また、自民、民主党が衆院選候補に財務省のキャリア官僚や著名人らを擁立するなかで、今日も、自民党非公認で衆院選に出馬する小林興起前衆院議員、自民党を離党した荒井広幸参院議員らが、都市型新党「日本」の結成を発表した。新党の代表に田中康夫長野県知事が就任。既に、綿貫民輔元衆院議長や亀井静香元建設相らが国民新党を旗揚げしている。それぞれの地盤が都市部、農村部と各有権者の支持を得るだろうが、いずれはひとつにならざるをえないのだろうが、こうした新党誕生の中、30日の衆院選公示に向けて、政界の動きは熱い。実に品のない言葉である “刺客”が立つ選挙区のマスコミ報道が多いことで、ややもすれば派手な候補者の顔ぶれに我々は関心がいってしまうが、今回の選挙は「政党政治」のあり方を国民に考えさせるもの。どんな政策をとるのかをじっと冷静に見つめよう。

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ch10.生活 : 笑いじわ

   最近ちょっとしたことに気がついた。その人の顔にはその人なりの「思考の形」というのだろうか、一種の癖のようなものが表情となり「しわ」になっていること。勿論、女性にとってはいつまでもツルツルすべすべのお肌でいたいものだが。。。。

   ある夜のパーティーの席。ライトダウンされたサロンに数十人の男女が集まった。異業種交流といえばそれまでだが、会場にはなかなかいろいろな分野で活躍している方々が多く集まった。部屋は結構、薄暗く、「キャンドルがあったら、もっとロマンチックねえ」と誰かが騒いだ。
  遅れて、数人が会場に入ってきた。その中に、きらりと光沢のあるオーガンジーをまとった女性が入ってきた。周囲の男性の関心をひいた。年齢不詳。彼女はにこやかに周囲に会釈しながら、愛想を振りまいていた。暫くして私は隣りの明るい会場に行き、ゆっくりワインを飲むことにした。彼女は私の前に座った。仕事の話などしているうちに、ちょっと恋愛の話に移ったその時、彼女はこれまでに見せなかった表情をした。一瞬のことだった。これが彼女の思考の癖なのか・・・と感じた。独特のしわが、独特の表情を作った。もしかしたら、彼女は気がついていないのだろう。何か、嫌悪のようなものを感じた時に作る表情しわなのかも知れない。その瞬間、私は彼女の年齢がふと分かった気がしたので確かめてみたた。不思議と当たってしまった。
  

  昔の職場に主婦のパートさんが沢山いたことがある。その中の一人に底抜けに明るい女性がいた。お昼休みに時々話す機会も多かった。ジョークばかり飛ばしていると「いち子さん、いやだわぁ。もう、笑いじわが増えちゃうわよ」と彼女は言い、両頬を両手でいつも覆っては笑い転げていた。その人のしわはとても魅力的で、何年かして会って食事をした時も、彼女の表情は全く変わっていなかった。相変わらずの明るさで、ちょっとしたジョークにも昔のように笑った。彼女を見て、しわなんて恐れることないなと思うほど、いい感じだった。
  楽しい時には思いっきり笑って、悲しい時は思いっきり泣く。そして腹がたったら怒りを溜め込まないで怒ってみる。素直な表情で生きることが女性の最高のお化粧なのかも知れない。

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昨日からずっと気になっていた、スペースシャトル「ディスカバリー」が、米太平洋時間9日午前5時11分(日本時間同午後9時11分)、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地に無事帰還した。8日の帰還予定が、着陸予定のケネディ宇宙センター周辺の天候が悪く、9日に延期。天候が回復しないために急遽、エドワーズ空軍基地に変更された。速報が流れた時、本当にほっとした。宇宙に15日間滞在。地球を219周したのだ。
 何でも一瞬の勝負はあるものだが、あの「着陸」は本当に天才的な技術だ。兎に角、これからの会見で聞ける話が楽しみだ。
 

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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