2010年6月アーカイブ

スポーツ : 再び拍手です!


  人生の中で、こんな熱い時間、経験があったら本当に一生忘れられないものだと思った。
  
  決勝トーナメントで最後のPK戦まで死力を尽くして戦い抜いた青いサムライたちにもう、『勝った』『負けた』などの言葉はない。監督の岡田さんに対しても拍手!拍手!だ。大会前にはいろいろ言われたって、もう拍手しかないね!おめでとうございます。日本が元気になった!ありがとうございます。

ch04.カルチャー : 情熱大陸


  平成遷都1300年プロジェクト、松丸本舗、イシス編集学校、「千夜千冊」執筆など超?激務の松岡正剛さんのドキュメンタリーがいよいよ『情熱大陸』(TBS系列毎日放送)で放送されることになった。7月4日(日)23時~23時30分です。しかし!松岡さんの読書へのエネルギイ。あれはもう天才的なお姿なんでしょうねぇ・・・。ひょろっと、飄々としたお姿からは想像も出来ないほどのバイタリティがある方だ。天晴れでございます!

『情熱大陸』

ch04.カルチャー : ようこそ♪自由空間

100627_1628~0002.jpg  舞台演出家の永島直樹先生が埼玉県・大宮の氷川参道に「M&CAPS」というアトリエをオープンされ、昨日はそのオープニングパーティーにお祝いに行った。"風の道"というだけあって大きな大きな欅の並木沿いに建つアトリエ。大きな窓にはお祝いに届けられた溢れるほどの花々が「こっちよ~♪こっちよ~♪」と手招きしているようだった。   この居心地の良いスペースは「創る・奏でる。演じる人のための自由空間」ということで、ピアニスト、役者さん、ベストセラー作家と続々と集まった人々のまた居心地の良さ!多分、永島先生のあったかい人脈なんだろうって思えた。これまでにいろいろなパーティーには参加したことがあるけれこんな居心地のよさってないな。何か「我が家」に帰ってきた、そんなあったかいアトリエだ。カナッペ、サラダ、タルト・・・と並べられた手作りのお料理の数々。「これは死ぬほど美味いぞっ!」と永島先生のいうおにぎりの美味さ!  二階のスペースは美味しいお茶とお菓子を出すカフェスペースにするそうだ。「ここはまだペンキが未完成!」と奥様が笑いながら指差す天井の一部。ずっと長い時間使っていた家具・調度品の数々。奥様のお母様が使って娘たちの洋服を何枚も作ったという古い足踏み式ミシンもこれまでの生活時間を紡ぎだしているようなあたたかさが伝わってくる。   前日はギター、フルート演奏もあったというが、この日は、現在は北海道でサラリーマンをしているが実は天才ピアニストの即興演奏の数々、アトリエに来るや否や永島先生の「芸を!」との一声での即興ダンスを披露したダンサー、役者の30分間?にも及ぶの自己紹介と驚きと感動と腹の皮がよじれるほど大笑いの連続であった。一人芝居、朗読、語り、コンサート、絵や写真、陶芸などの展示となんでもござれの自由空間のデビューの日であった。

m-caps

社会問題 : 逆縁

   世の中には、いろいろな不幸があると思うが、何よりも「逆縁」は悲し過ぎることだと思っている。子であれば、親を見送りたい、そう思っている。どんな国であろうと社会であろうと親子でこの世に生まれたからには逆縁ほど辛いことはないのだ。

  ネットのニュースで26日午後4時すぎに大阪市住之江区西加賀屋のマンションで、中学校3年の少女が゜飛び降り自殺したとあり、本当に胸が痛くなった。女子生徒は両親と3人暮らしだという。当時両親は外出中であったという。リビングのテーブルの上に6枚の遺書らしきものが残され、そこには「お母さん、パパありがとう。大好き」などと書かれていたという。原因は書かれていない・・・しかし、その行動を起こすのには原因があった筈だろう。ものを書くということはとても冷静且つ、客観的な行動であると思っている。「お母さん、パパありがとう。大好き」なんて言葉。残されたものにとってどれだけの悲しいことであるかと思うと辛い。

ichiko : 拍手!


  最近、人との出会いについていろいろ考えている時が多い。会って話している時も会わずにいる時も「この人との出会いは一体何だったのだろう?」と。出会っても直ぐ消え去ってしまう関係や、何十年も前に仕事で関わった人との再会など、不思議でしようがないのだ。別段こんな事を、いちいち考えなくてもいいのに、いろいろ考えてしまう、まあいい悪いは別として「癖」のようなものなのだが・・・。
  会社に就職したとすれば、その時の出会いがいろいろ人生に影響を与えてくれる。本当に狭い狭い世界の中てはあるが、ある程度は「守られた世界」での出来事だ。しかし、いざ、独立してみると一人ぽっち。これまでのある意味「守られた世界」は過去の遺跡のようなものになり、次第に「ああ、そんな事もあったなあ」程度の事になる。ひとりぽっちになると、兎に角、自分で切り拓いていかなくてはならない。じーっとして、待っていて、ただ、ぼーっと口を開いていては一歩も前に進まないのだ。
  先般、取引銀行の営業マンがやってきて「しかし、吉田社長はパワフルですよね~」と漠然と言う。私は「パワフルなんてもんじゃないですよ~ただ、当然の事をしているだけですよ」と大笑いして言い返した。彼は一瞬、きょとんとしたが、直ぐに笑顔(営業スマイルだろう)になった。日々、パワフル!なんてことを意識して動いちゃいない。それに決してパワフルではない。しかし、日常生活のワンシーンであまりにも陳腐な言葉をかけられると思わず苦笑してしまう。

  それにしても、つべこべつべこべ五月蝿い私が最近よくしていることは神社へいくこと。いろいろ考えながら一番落ち着くのが神社仏閣。しかし、神に拝礼する時のあの拍手は一体どのような意味があるのだろうか。

『左手は「火」足すなわち陽にして「霊」、右手は「水」極すなわち陰にして「身」。拍手とは、陰陽の調和、太陽と月の交錯、霊と肉体の一体化を意味し、火と水が交わり「火水」つまり(かみ)となる。拍手は身である右手を下げ、霊である左手へと打つ。己の根本原理を霊主に定め、身従う。このとき「火水」(かみ)は神に通じ、神性開顕となって神意が降りる。手を鋭く打ち鳴らす音は天地開闢の音霊、無に宇宙が生まれる音である。それは天照大御神の再臨たる天の岩戸開きに通じる。拍手をもって祈念するとき、そこに天地が開く。そして岩戸が開き、光明があふれ出る。光明とはいわば種々に矛盾した心が、ひとつとなって発する輝きである。その輝きは身分の貴賤を問わず、老若男女を問わない。恐れや迷いを祓い、真に求めるものを己自身に知らしめ、精神潔白となる。』という解説を知った。陰陽五行の伊勢瑞祥先生が読まれたという「天地明察」(沖方丁著)に書かれていたことだ。
  知れば知るほどに深い世界である。もっと神聖な気持ちになって参拝しなくてはならないなと痛感。ただ、直感頼りにバタバタとしている日々に只管反省である。

スポーツ : 強いぞ!ニッポン!


  しかし、大ファンの方々には申し訳ないが、ここまで日本が強いとは予想もしていなかった。ただ漠然と狩猟民族の方が強いんじゃないかなんて思っていたのだが、そんな思い込みは払拭。兎に角、すごい!

  サッカーのワールドカップで日本が2大会ぶり2回目の決勝トーナメント進出を決めたのだ。所謂親善試合ではない。本気の試合だ。29日の午後4時、決勝トーナメント1回戦で、パラグアイと対戦。日本時間で確か午後11時?。しかし、今月は仕事でも半徹夜が続いていたからちょっと慢性的な睡眠不足である。てっぺん前だと何か・・・ホッである。


ch05.エンタテイメント : 40年の封印が・・・


  お世話になっている映画監督の伊藤俊也先生の『ロストクライム 閃光』がいよいよ7月3日から封切られる。あの三億円強奪事件のタブーに挑んだ衝撃の問題作である。1968年12月19日、あの日に一体何が起こったのだろうか・・・
  徹底的に調べ上げる俊也先生の作品はいつも楽しみにしている。宮澤賢治がお好きで、ご自宅の書庫には宮澤賢治に関するご本、資料が膨大に整理整頓されている。溜息が出るほどに徹底的な視点から作品を映像化されていったのだと思っている。本当に楽しみである。音楽が大島ミチルさんというのも!楽しみである。

ロストクライム ホームページはこちら


  湿度が高くて、蒸し暑い日々。つい冷房のきいた部屋に長時間いたり、あられもないお姿で寝冷えしたりと体調を崩している人が多い。そういう人は必ず「食欲なくてねぇ」なんて言う。食べすぎは勿論まずいけれど、やはり日々の食生活って本当にあとあと響くことが多い。なんとなく元気が出ないという人は食生活をメーンに所謂きちんとした生活をすればパッとなおってしまうものだ。
  とはいうものの、こんな蒸し暑い日々が続けばやはり食欲旺盛!というものではない。またトシとってくると、不思議なもので美味しいものをちょこっとでいい・・・という感じが好きになる。餃子食べ放題!焼肉食べ放題!などにはそれほど魅力も感じなくなっている・・・というのは私だけか?


  さて、料理研究家の加藤和子さんが先般、柚子コショウを使った炊き込みご飯の紹介をしてくださって、早速、私も挑戦したところ、「おお!」という感激の味だった。簡単で美味しいことといったら。美味しいはやはり基本である。それを話したところ「じゃ、今度は柚須コショウドレッシングにする!」と和子さん。楽しみにしていたところ大公開!である。


柚子コショウドレッシング

材料 柚子こしょう 大さじ1
    米酢 大さじ2
    旨味調味料 少々又はさとう 小さじ1
    オリーブオイル 大さじ3

  以上!これらを混ぜて出来上がり。何とも簡単。蒸した野菜や、冷奴、サラダなど何でもござれである。「嫌な人はサトウを入れて!」という言い方が和子さんらしくて思わず噴出してしまった。ただし、パウダー状の柚子コショウを使う場合はコショウの味が練られたものに比べると濃いということなので量を加減することがポイントということだ。
  柚子コショウの炊き込みご飯とおかず。それにこのドレッシングをつかえば体調の悪さも吹っ飛んでいくと思う。「何を作っていいか、分らないのよねぇ~困っちゃうのよねぇ~」なんてグタグタ言っていないで、チャレンジ!チャレンジ!美味しいものに"目"をつけて!

ch12.その他 : 都会のオアシス

100621_1549~0001.jpg    昨日は丁度、太陽の陽射しが最高潮!という時間帯に打ち合わせの為に六本木から赤坂9丁目に向かって歩いていた。日傘など何の役にもたたないほどの陽射し。そして暑さ・・・えいやっ!と東京ミッドタウンに隣接する公園・檜町公園を通り抜けた。こんなに暑いのに?と思うが、芝の上で子ども達と遊ぶ親子の姿はなかなかほのぼのするものだった。そして、ふと、さらさらと水の流れる音に気がついた。今が盛りと紫陽花のはなの美しいことよ!オアシスだ。そんな涼しげな光景を目にして暑さが吹き飛んだ。ああ!山に行きたいな!夏の風が誘ってくる。

ch11.経済 : あらあら・・・消費税

   多くの会社は3月決算ということが多いのだが、わが吉田事務所は5月に会社を設立したものだから、6月末ごろに漸く、なんとかかんとかかたちが出来てほっとするのだが・・・。
  昨日は朝一から公認会計士の先生と数字を見ながら、今後の経営方針についていろいろ話す。話すというよりしゃべり続けるという感じではあるが・・・毎年、先生との話し合いのちょっとした緊張感はいつも学生時代の個人面接を思い出す・・・。


  ところで、菅首相が昨日、国会閉幕を受けての記者会見で消費税を含む税制抜本改革の進め方について「参院選が終わった中で本格的な議論をスタートさせたい」と述べた。税率引き上げの時期については早くても2年、3年・・・あるいはもう少しかかるのではないかと見通しだ。
  現在の日本の財政、それに年金だ福祉だといろいろな問題を客観的に考えていけば消費税はあげなければもたないのはよく分る。「え~っ!やだぁ」んなんていう場合ではない。あくまでも冷静に客観的に鑑みてだ。しかしそんな中で、「参院選が終わったらすぐに引き上げるのかも知れない」・・・そんなイメージが国民に伝わっているかどうかなどいちいちぐちゃぐちゃ言わず、政治とは客観的にすすめるべき世界だと思っている。「それは誤解だ」「きっと間違いなのだ」「そんなつもりじゃない」なんて言葉は要らない筈だ。
  

  ・・・・とはいうものの、またここからは独り言だが、消費税の5%と10%の違いは小さな会社を経営する身にとってはやはり大きい。まあ、とやかく文句を言っている時間はない。ありったけの知恵をつかっていい仕事をして、人々の役にたって、そして会社としては売り上げアップする!これしかないのだ。

 


ch07.味 : 梅雨時のどぜう

   こんな季節はドジョウが旨い。創業は1801年という浅草の「駒形どぜう」へ。今夜は「こだわりのどぜう会」であった。まあ店は大勢のお客様で満杯。
  とぜうの甘露煮から始まってどぜうなべを。今回のドジョウは大分県の「院内ほたるどぜう」。小鉢は江戸料理の再現ともいうべき鰯の酢煮などがさっぱりした味で旨い。柳川と続けばもう大満足である。どぜう蒸し寿司、そしてどぜう汁である。このどぜう汁は京都の本田味噌と江戸深川のちくま味噌を合わせたもの。
  六代目の越後屋助七さんの威勢の良い声が店内に響く。どぜうと酒の絶妙さ。梅雨明けまではまだ蒸し暑い。そんなこんなで夏至が過ぎていく。

ch06.音楽 : ♪感謝


  東京国際フォーラムでの「クミコ コンサート2010 INORI 祈り」が無事終了しました。会場は満席。一言"圧倒的"と言う感じのステージでありました。
  昼からのリハーサルで、何とも贅沢な照明と演出の中、今回、担当させていただいた衣装がクミコさんの歌とともに何か息をしていくのを感じました。
  デザイナーとずっとクミコさんと今回のコンサートテーマとを考えながら、いろいろ検討・・・と言っても本当に嵐のようにあっと言う間に時間が過ぎていきましたが、ステージでのクミコさんの歌から発信される強く、そしてあたたかいメッセージに「思い」「想い」というのでしょうか、人の言葉の大切さについてまたしみじみと思った日でありました。

  ここからは独り言ですが・・・
  "6月"は自分の誕生月でもあり、掛けがえのない経験と時間を頂きました。
  感謝!!

ch10.生活 : 『親しき仲に酒』?


  このところ、所謂、徹夜の半分位・・・半徹状態が続いていたので、確かに「気」がどこかにいきそう・・・な状態であった。トシのせいか、完全に徹夜が出来ない。健康の事を考えればねそれでいいのかと思うが。

  話し方講師の宮北侑季さんのメールに『親しき仲に酒』として担当税理士さんと打ち合わせでのひとこまが書かれてあった。その税理士の方は昔はコミュニケーションが苦手で全く話が出来なかったそうだ。若い頃は、自分より年齢も経験も豊かな経営者さんと話をすることが苦痛で苦痛で仕方なかったとのこと。そんな時、ある本を読んで、今でもこれを心がけているそうです。それが『親しき仲に酒』。つまり、この「したしきなかに さけ」という言葉を意識して話のネタを増やしているということだ。

  ふむふむ・・・と読んでいくと・・・

「し」=仕事

「た」=旅

「し」=趣味

「き」=季節

「な」=仲間

「か」=家族

「に」=ニュース

「さ」=酒

「け」=健康

  つまり、ほとんどの人がたいがいこのどれかで話が合うそうだ。「なるほどね!」である。しかし、うまいこというなぁ~と思った。『親しき仲に酒』と読んだ時、最初は「酒?それはあったりまえじゃあないの~!」と思った単純な私だが、真剣にコミュニケーションを考えられている方は違うなあ。小さな心がけが大切ということですね。ぼーっとしている頭に爽やかな風がふきました。


  今後、CO2排出規制にどう取り組むべきか?且つ儲かる省エネ・CO2削減のポイントについてのセミナーが開催される。関心のある方は是非とも参加してみてはいかがだろうか。独立行政法人 中小企業基盤整備機構が主催。参加費は無料。

1.日時 2010年7月9日(金) 14:00~16:40

2.場所 独立行政法人 中小企業基盤整備機構 2階 2A、2B会議室
会場アクセス

3.定員60名

4.セミナー内容

 < 第一部 >
  テーマ 「わが国の環境エネルギー政策の潮流と最新動向」
  講師  株式会社ヴェリア・ラボラトリーズ  代表取締役社長  筒見 憲三氏

 < 第二部 >
  テーマ 「儲かる省エネ・CO2削減の手法とプロセス」
  講師  同上

プログラム詳細はこちら

5.申し込み方法
申し込みはこちら

6.問い合わせ先 経営基盤支援部 人材支援業務課 
  電話:03-5470-1645  FAX:03-5470-1561

   昔、明治生まれの祖母が「あの時の事は忘れない。本当に怖かった」と話していたことがある。当時、文京区の音羽に住んでいた祖母は、竹林に逃げ込んだという。竹にしがみつくだけだったという。その恐怖の時間が少しでも早く過ぎ去るのを必死で待っていたのだと思う。


  10万人を超す死者・行方不明者を出した関東大震災。この直後の様子を当時、東京市が募集したという被災者の記した作文や絵画など4000点余りが東京都慰霊堂の倉庫に収められ。なんと80年も手付かずの状態であったそうだ。そして、東京都と神奈川大学は、震災の被害を知る貴重な資料のデータベース化として本格的に調査に乗り出すことになった。資料の中には、作文や絵画のほか、写真や焼け残った家財道具などもあり実に貴重なものだ。

  天災は人の力でたたかうことも出来ないものだ。しかし、当時の人々の「思い」を十二分にくみとり、我々の生活の貴重な軌跡として大切に保存してほしい。

東京都慰霊堂

スポーツ : 原因と結果


  古人の言葉にはいつの世にも変わらぬのがあると思う。まさに、喉元過ぎれば熱さ忘れる・・・というものなのだろう。昔も今も人間とは、それほどに変わらぬものなのかも知れない。

  日本人にありがちな「まあまあ」「そこのところはさらっといきませんか」と、何となく曖昧にしてしまう傾向。困ったものだ。日本相撲協会が15日に両国国技館で緊急理事会を開き、野球賭博への関与を認めた大関の琴光喜について、師匠の佐渡ケ嶽親方から申し出のあった名古屋場所への出場辞退と当面の謹慎を受理したが、本当にこの傾向が如実だと思える。出場辞退と当面の謹慎?おかしくないか?とは言っても多分「まあまあ」で終結してしまうのだろう。
  私たちの生活の中に「賭博」という言葉はそうは出で来ないものだ。もしかしたら「この字なんて読むの?」なんていう人もいるのではないかと。そんな「闇の世界」との関与を認めるまで約1ヵ月。多分、その時点では、何となく過ぎてしまえば終わる・・・そう思っていたのではないだろうか。琴光喜はそれほど社会的に自分が重大なことの最中にいるということを微塵にも思わなかったのだろう。そしてこの問題はあくまでも角界全体の重要な問題であるとということ。見つからなければいいということではないのだ。その重大さが全く分らず、ただ曖昧に全てを「まあまあ」「今回は・・・」にしてしまう。
  まさに因果性。こうした事が起こるのはこの悪事を引き起こしすことがあったということ。基本の「き」である。根深いものを断ち切らずしてどうするんだ?

ch07.味 : 柚子胡椒を使って

   いつからか?ずっと玄米ご飯にしているのたが、時々、炊き込みご飯が食べたくなることがある。

   料理研究家の加藤和子さんのプログで何と、柚コショウを使った炊き込みご飯が紹介されていた。梅雨の頃になると、一番嫌いな湿気のため、食欲が落ちてくるそんな中、柚子胡椒の炊き込みご飯とは!ちょっと、想像もしなかったが、なかなかおいしそうである。且つ魅力的なのは何よりも簡単であること。そして和子さんがいうように「どんなおかずにも良くあう!」ようだ。

大体4人分の分量

米 1,5カップ
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
柚子コショウ 小さじ2

以上!これで、炊き込む。炊き上がったら水菜と三つ葉を細かく刻んで、くわえて全体を混ぜて10分くらい蒸すそうである。本当に簡単だ。これからが旬の「鯵」。これを使って何かおかずを作りたいものだ。

ch12.その他 : 苦手な世界

  たいがいのものには適応しようと思うほうなのだが、どうも・・・というのがある。映画が好きなので、時間が少しでもあきそうだという時は映画館に行く。しかし最近はどうも苦手なことにでくわす。あの「3D」が実は苦手である。好奇心旺盛で新しいものには飛びつきたいのだが、どうもこれはだめなのだ。「3D」とあると困ったなぁと思ってしまう。映画館から出てきたあと、どうも体調がすぐれないのだ。
  先般、量販店に行くと、男性二入が何かをのぞきながら大型テレビの前にいた。暫く、その様子を見ていた。彼らが去った後に私ものぞいてみたのだが、思った通りの現象が・・・。ああ!だめだ。やはり・・・どうもあわない。気分が悪い。困ったものだと思うと、何か憂鬱になってきた。何もかもが3Dになっていったら・・・本当にお手上げです。

ch04.カルチャー : ピーテル・ブリューゲルの世界

   まだ10代の頃、かなりの衝撃をあたえられた絵があった。あの時の衝撃は未だに残っている。ブリューゲルの作品だった。16世紀ネーデルラントの巨匠だ。
  その中に描かれる世界。見ていると作品の中の人々の声さえ聞こえた気がしていた。高校生の時、野間宏がやはり衝撃だったという「暗い絵」にも強く惹かれた。この世に生を受けた、人間の強さそして弱さ。何もかもが、そしてあるものは目立って、あるものはひっそりと描かれている。

  先般、混雑した駅にはってあるポスターを見て、「ああ!」と思った。『ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界 』が7月17日(土)-8月29日(日) 、 Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されるようだ。雑踏の中で、ひとりときめいた。あの10代の感覚が甦った。絵におぼえた最初のときめきである。また何かを発見できそうである。

Bunkamuraザ・ミュージアムはこちら

ch12.その他 : 真面目な日常生活

   5月からご縁あって「豊島いきいき新聞」というペーパー発行に関わっている。5月末に創刊準備号が発行され、現在、創刊号の出稿が済んだところだ。
  編集作業と言ってもいろいろ。例えば、単行本などの取材・編集は兎に角、一点集中である意味、鬼のようになるものだ。「あたしゃ、燃え滾っているんだ!」風かな。またスポットの編集。例えば、クライアントからのガイドブックなどの編集は、第一に、その先方との流れとのバランスが大切。恰もサーフィンをするようなノリでいくものかな。しかし、毎月毎月のペーパーの流れとは・・・。そうそう、早寝早起き、栄養バランスの良い食事の摂取で体調管理、ストレスフリーのための工夫・・・とまあ、真面目な日常生活の積み重ねのような編集態度をとる。
  ちょっと話が長くなったが、相変わらず、昨日も炎天下の新橋、虎ノ門あたりをワサワサワサと動き回っている時に、その発行者からメールが届いた。「まだ若い住職さんが"この新聞、なかなかいいですね"と言ってくれて霊園広告がレギュラーで決まりましたよ~」とあった。その後に「勘弁ね」とあったので「なにをおっしゃいますか!素晴らしいこどではないですか」とすぐさま返信した。広告の他に、このところ、「是非、増ページを」という読者の声が多い。そんな声を聞くと、頭の中で、独特の方程式が動き出す。そのためには・・・とまるで、数式を解くノリであるのだが。
  6月末には創刊号。そして1号、2号と作っていかなくては♪よく言われる3号発刊。これはマラソンでいえば丁度5周目あたりかなぁ・・・もう「死んでしまう!」と思うほどの苦しさが「あれっ?」と消えていく瞬間だ。もしかして自分に羽が生えたのかと思う瞬間かも知れない。まあ、いずれにしても、暫くは規則正しい編集という作業が一番となる。


  昨日は、自分自身も仕事でテッペンまわっても、いろいろ迷惑な?確認の電話などしていたのだが・・・・日付が既に11日となって、「まあ、政治家も体力勝負のお仕事!」だと思った。あっちにもこっちにも予測不可能ともいえる世界で体力勝負で揺れ動かなくてはならない世界。
  国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相が11日の未明に辞任する意向を固めた。菅直人首相が郵政改革法案の今国会成立を断念、廃案にする意向を示したことが理由だ。未明記者会見では「約束を破られた」と亀井氏は苦渋?の表情であったが、なかなかの役者であるなあ。好きとか嫌いでなく、政治家とは一癖二癖、いや∞!無限大ともいえる癖がでなければなあと思えるね。
  あれこれあって、国会日程は会期を1日延長して17日まで、衆参両院の予算委員会を開催で与野党が合意。参院選は24日公示、7月11日投開票で実施が確実となった。
   
   しかし「日本国」の現況。民間企業であったらとうに倒産、一般家庭だったら家族離散・・・そんな状況である。支持率は決して人気投票でないの。マスコミも「他人事」のように揶揄しないほうがいい。日本国は、本当に今そこにある危機・・・なのだからね。何事にも真剣に考えていこう。

ch06.音楽 : 衣装ができました

  6月20日(日)に東京国際フォーラムで「クミコ コンサート2010 INORI 祈り」が開かれるが、その時の衣装を今回、担当させていただき、昨夜、ほぼ完成。テーマにあわせた三着はそれぞれちょっと雰囲気を変えて・・・お楽しみに。


※その他、クミコの近々インフォメーションです。

◆6月15日(火) テレビ朝日「徹子の部屋」出演テレビ朝日「徹子の部屋」出演。
2004年と2008年に引き続き、今回で3回目の出演です。

【番組名】 テレビ朝日「徹子の部屋」番組サイト
【放送予定】 6月15日(火) 13時20分~13時55分


◆6月16日(水) NHK BShi「日めくり万葉集」出演NHK BShi「日めくり万葉集」出演。

【番組名】 NHK BShi「日めくり万葉集」番組サイト
【放送予定】 6月16日(水) 午前7時55分~午前8時00分

ch12.その他 : 死に水

   その方はまるで物語のように静かに語り始めた。
   そう「みずえちゃん」という一人の女性の話だった。
   暫くすると、俯いて、声をつまらせた。
   私たちは何も言わずにそんな様子の彼女を見て、その次の言葉が出てくるまでを待った。
  
   「小さな小さなコップに注がれたビールを飲もうとしたみずえちゃんだったけれど、その時は、全く飲むことができなかったのね。それで、看護師さんが慌てて、お猪口を探してきて、今度はお猪口に注いだの。でも、みずえちゃんはそれをも飲めない。それで、お猪口を逆さにして、小さな窪みに本当に少しだけビールを入れたのね。みずえちやん?というと、それを美味しそうに・・・・・舐めてね」

  3日後に、病と闘った「みずえちゃん」は亡くなったという。入院中は「ああ!ビールが飲みたい!飲みたい!飲ませて!」と言い続けていたみずえちゃん。「しようがないわね」「ダメダメダメ」の連続の日々。それでもビールが大好きなみずえちゃんは「飲みたい!」と言い続けたという。ある日、いよいよ・・・・ということが誰でもが分かる時がきた。その日、婦長さんが「みずえちゃん!ずっと預かっていたものを持ってきたわよ」と言い、小さなコップにビールを注いだという。
  

   「もう、大昔の話ねぇ・・・・」とその方はそっと涙を拭った。そして「みずえちゃんの、死に水だったのね・・・」と言うとまた声をつまらせ、泣いた。


  「俺は絶対に勝つ!」「私は絶対に・・・」という事は自由に言って構わない。人生に「絶対」などないからだ。でも人は絶対に「死」を迎える。決して避けられないことだ。


   そもそもは死にゆく人の生き返りを願い行った儀式ではあるが、このごろは臨終の後に行う儀式。逝く人の唇を軽く湿らせる、そんな優しい優しい儀式だ。最後の最後までビールが飲みたいと言って去ったそのみずえちゃんの「末期の水」。それは、それまでみずえちゃんを優しく見守ってきた人々の愛だったのだと思う。

  昨日で洋画家の二名ユリコさんの個展が終わったが会期中にお訪ねしていろいろ話した。朝10時に制作開始、午後10時に終了と規則正しい生活・・・のようであるが、やはり作品に集中する時間はなかなか迫力のあるものだということが分かる。その集中力たるや、並ではない。
  そのパワーの源は何と言っても「鰻」。しかし制作のエネルギーは多分、アトリエを光り輝きながら発散しつづけているのではないかと思う。「もう、からだが浮腫んで、浮腫んでねぇ~たーいへん!」とこぼす二名さん。長時間にわたる制作では体の水分も滞るのかも知れない。凡人の私のように一日チョロチョロ、デスクに向かっても集中力が続かずウロウロしていても浮腫む・・・それとはかなり違うものであろうが・・・。

  これから夏に向かって、体の調子は本当に変わっていくものだ。先般、炎天下で「水分は摂らないと!」と2リットルの水のボトルをグイグイ飲んでいる悪友がいたが、その姿にはビックリした。急激にかいた汗の中には、水分だけでなく体に必要なミネラル分も含まれている。水分だけでなくミネラル分も不足しているというのに・・・「ちょっと!血液の中のミネラル分が薄まるよ」と言っても聞く耳もたず。ほおっておこう。
 
  さて、これからの季節は湿気をためないこと、つまり湿度が高くなると人の体にも「余分な水分が溜まりやすくなるものだ。だからと言って水分を摂らないのもいけない。よく、健康的な水の飲み方として「3・3・3摂取法」、つまり1日3回、1回300mlの水を 3分間かけて飲む方法が言われているが最近はこの量も飲まない人が多いそうだ。食生活によつても無駄な水分はたまる。兎に角、これから迎える季節を乗り越えるためには、食生活を一工夫。そして何と言っても水はけのよい体づくりをすることだと思っている。上手な水分補給。つまり少しずつゆっくりが良いようだ。そして日々の生活の中で、集中力を持ちながら、そして体を動かしながら水はけを行っていくことが大切だろうなぁ。

ichiko : ありがとう


  ある方のメールマガジンを読みながら、思い出すことがあって胸がじんと熱くなった。

『「父親と話をしていて最近、気づきました。
父親が、よく「ありがとう」と言うのです。
前からそうだったのでしょうか。
あまり記憶にありません。
でも、たしかに、「ありがとう」と言うのです。
自分は、「ありがとう」と言っているかどうか。
やや不安になります』


  この「ありがとう」という言葉。結構日常で言っているようで、実はそれほど意識しては言っていないのかも知れない言葉だ。まあ、何となく・・・他の言葉は見つからないし・・・という感じか。
  

  昔、母が自宅で体調を崩して、動けなくなった時、母を背負ったことがある。その時背後からか細い声で「ありがとう」と聞こえた。そして一週間も経たないうちに母は亡くなったのだが、あの時の声は今でも耳に残っている。その「ありがとう」の後に「お世話になっちゃって・・・」と言った母。いつもは、娘にそんな事をいう母ではない・・・というのに。その時、「ああ、もういつもの母はこの世には、いないのかも知れない」と直感していた。


  言葉とは本当に重いものだ。そして人の心を潤すのも斬るのも「言葉」である。一言一言を大切に生活していきたい。そして「ありがとう」という言葉は"心"を感じて言いたい。

  

ichiko : 性格

  しかし、この一週間、なんか喉にひっかかって、溜まって、澱んだ感覚は何だろう?と思っていたが、何となく分ってきた。
  本来は天真爛漫~、大雑把な人間だと思っているが、これまで関わってきた仕事がわりあいと「時間厳守」「締め切り」という事が多かったせいか、時間に対しては細かい性格になってしまっている。その上、せっかちが加わっているのだが・・・・。仕事上では何となく~が受け付けられないようになってしまったようなのだ。
  例えば、何時にどこと言う場合、待ち合わせなどでは必ず早めに到着するようにしている。且つ、遅れそうな場合は、今は携帯という便利ものがあるから電話をするかメールをする。場所や内容も予め調べていくようにする・・・そんな事が私の場合に当たり前の事になっていたのだが・・・。

  よく「じゃあ、昼頃に行きま~す」とか「夕方頃になると思いま~す」という表現をする方がいる。これは特に女性に多い。時間の言い方をもっと厳密に正確にいえば、それこそ面倒な話になってしまうのだが、やはり"何時に"とは言いたいものだ。何時頃でもまあいい。「朝いち」「午後いち」にはなんて表現もすることも多いが、やはり時間はきちんと表現をして進めたいものだとつくづく思う。

  これまでは何となく、漠然と思っていたのだが、仕事には結構「性格」が大いに反映しているものだ!とつくづく・・・。

ch12.その他 : 大迫力

スカイツリー業平端フォーム.jpg  新たな東京の新名所になる東京スカイツリーだが、いろいろなところからその建設途中の姿を見ることが出来る。まだ400メートルちょっと前の高さ。既にすごーい!と思うほどの高さだが、これがまだまだ高くなると思うと体がゾクッとする。東武伊勢崎線「業平橋」という駅があるが、ここのプラットホームに降りた時、建設中の東京スカイツリーが目の前で見える。「わっ!」と声を出してしまうほど大迫力である。ああ、スカイツリーが見える・・・ではなくまるで、丸出しの心臓を見せ付けられる、そんな感覚である。兎に角、世界一のタワーとなる心臓部のような光景は大迫力である。 写真は"電車の達人!"藤本均さんがズバリ!瞬間を撮影してくださった  

東京スカイツリー

ch01.政治 : 菅さんで新スタート


  今日は昼ごろ、打ち合わせ先で「まだかなまだかな」と連続。両院議員総会で、菅直人副総理・財務相が民主党の新代表に選出された。菅氏は第94代、61人目の首相に選出されたわけだ。新内閣の官房長官には仙谷由人国家戦略担当相、幹事長には枝野幸男行政刷新担当相を起用する方針を固まった。
  打ち合わせ先の社長が呟いた。「イラ菅・・・鳩山さんより長くがんばってほしいものだけどなあ・・・・」

ch01.政治 : 思惑


  急に暑くなってきた。こう暑くなると、ついカレーが一番!という気分になる。
  昔、足繁く通ったことのあるネパール料理の店があった。店内には王家の写真が飾られていてママさんはいつも誇らしげに説明してくれた。ママさんは日本人であったが、ネパールの方と結婚をして新婚時代は現地で生活していたという。初めて「鯉カレー」というものを食べたのもその店だった。仕事が忙しくなって、店に行かなくなり、ぼやぼやしているうちに閉店してしまった・・・。
 

  その、ネパールでは、「ヴィクラム暦」という、太陽暦と太陰暦を組み合わせた独自のカレンダーが使われている。勿論、世界標準である太陽暦も使われているが、国の公式な暦はこのヴィクラム暦を使う。
  ある事件を思い出す。国王の一族は毎月一回、ヴィクラム暦の第3金曜日に、家族が集まって食事をともにする会合を開く。
  そして2001年6月1日が、第2の月の第3金曜日にあたっていた。国王そして王妃ら24人の王族がカトマンズの王宮に集まり、歓談が始まったいたのだが、宴酣とい時に機関銃が乱射され、ビレンドラ国王やアイスワルジェ王妃を含む王族が殺害されてしまったという事件があった。この事件は国民の間で人気の高い国王と王妃が亡くなったということで国民に多大なる衝撃を与えた。
  機関銃を乱射したのが誰なのか?国民に対して納得のいく説明のないまま時間は過ぎていく。政府が公式な説明となる報告書を発表したのは、事件から2週間たった6月15日のことだった。政府の許可を受けずに行われた記者会見では国王の息子であるディペンドラ皇太子が機関銃を乱射したと発表された。 皇太子の恋人が政治家の娘であり、その一族は、王妃の家系の一族とライバル関係にあるため政治対立が、こうした事件になったなど様々な筋書きが出てくるのである。生き残った王族や王宮関係者が、何種類かの食い違う説明をして、混乱に拍車をかけたるのである。
  国王が亡くなった後、皇太子は意識不明のまま即位し、何と2日間だけ王位にあった。しかしその後は、ビレンドラ国王の弟であるギャネンドラが国王となる。ギャネンドラは事件当日は地方に出かけていたため、事件に巻き込まれなかった。「何故?」とそんな疑惑がまた混乱を生むのである。また右利きの皇太子が何故左手で銃を持ったのか?また背中に銃弾を受けての自殺?など事件は全く闇の中なのであるが・・・。

  さて、日本。
  民主党は本日、国会内で両院議員総会を開き、党所属国会議員の投票により、鳩山首相の後継代表を選出となる。午後に首相指名選挙を行う。菅直人副総理・財務相とと樽床伸二衆院環境委員長の一騎打ちとなる見通しだが、「民主党の信頼回復!」とばかり内弁慶発言だけはもう結構だ。まあ、出来レースにだけはならないでほしいとせつにせつに思うのだが。

 

ch12.その他 : "ご縁"名刺


  昨夜は株式会社十全の社長の河野哲丸さんの「百文一見」の出版記念とご長寿を祝うパーティーに出席。齢80を超えられても「老い」を全く見せないダンディーさにただただ感服。人間は"鍛え方"によってどうにでもなるんだなと思える。
  ある時にイベントプロデューサーのたなか彼方さんが言った「環境の変化によって【出逢いの質】が変わる」「過去をちゃんと積んでいるか」という言葉を思い出した。全くその通り!と哲丸先生のお姿を見て思う。
  講演の中で、数多くの名刺の整理術に触れられたが、私も漸く辿りついた整理術と同じであった。これまではそれこそあいうえお順、業種別やら、性別やらと分類していたが、「紹介者」別に哲丸さんも分けておられるという。この分類方法が実に分かりやすいので定着している。
  最近は200枚ずつ注文している名刺。なんだかんだと交換していると名刺の山になる。注文した量の名刺がどんどん増えていくからだ。・・・とはいうものの「紹介者」がどこかへ消えてしまう?そんな不思議現象が時々起こる。そんな時は私は本当に「ご縁」の名刺と分けている。

ch01.政治 : 辞任報告の裏で


  鳩山さんがツイッターで辞任報告か・・・現代はそういう時代なんですねぇ。
  今日、午前中は号外が飛び回っていた。号外を手にした人々は口々に「えーっ!」という声を出していた。学生が携帯ニュースを見て「うっそだろー!」と叫んでいた。その「えーっ」「うっそだろー」は日本だけの話ではない。八ヶ月間で日本はこの混乱。日本をちょっと離れた「目」で見たら・・・何とも言えないほどの不信感。日本では確か、この4年間毎年総理誕生では?

  まあ、今回の辞任。これまでに何度か想像も出来た話。普天間基地移設問題をめぐる社民党の政権離脱。しかして何よりも「政治とカネ」の黒い問題が底にはあるのてす。そんなこんなをめぐっての退陣だ。
  しかし鳩山さんは、政権維持に強い意志を持っていたようだったから周囲、とくに永田町はかなり驚いただろう。だが、このまでは選挙が戦えない・・・そして鳩山おろし。しかし大きな問題は小澤さんか・・・。大変失礼な言い方だが、担ぐなら軽いほうがいいなんて発想が、結局、自分で落とし穴を掘ったんじゃないのか?。

ch07.味 : 鳥の丸揚げ

とり.jpg  先般、仕事仲間と一緒に京成立石にある「鳥房」に行った。以前より、そこの鳥の丸揚げの旨さについて聞いていた。人気の店なので全国からもお客さんが来るという。いつも長蛇の列だということだ。   しかし、ここは葛飾区。東京23区内というにの、最近は初めて降りる「駅」というのが多いこと多いこと!「立石」駅も初めてだ。自分は偏ったところしか歩いていないことが分る。   駅近くにはまるで映画のセットか?と思えるような路地裏のカフェー街がある。昼過ぎから賑わうもつ焼き屋の光景にしばし見蕩れる。まるで・・・昭和の映画のにおいがそこにある。袋小路でなく、狭い路地が左右にのびて、小料理屋などがのきを連ねている。その空間を歩くと、時が止まる・・・そんな街だ。  

  開店前からじ~っと「鳥房」前で待つ。そして開店と同時に店内へ。下町のチャキチャキの女将が「席はそこ!」とばかりに指を指す。小さな店内があっと言う間に満席となる。そして、名物の鳥の丸揚げを注文。その鳥の大きいことよ!香ばしい香りがたちこめる。
  すぐに「そこに箸おいて!ぐっと上にひく!」と女将が鳥の解体方法を再び"指示"してくれる。「そうそう!ハイハイ!」と兎に角、威勢がよいのだ。
  よく、接待などで、カニ料理にすると会話がなくなるからということを言われていたが、この「鳥房」の鳥の丸揚げも蟹同様、会話が全くなくなる。我々三人も黙々と鳥を食べる。三度揚げしているという鳥は、皮がカリッカリッと香ばしい。身はふっくらとして旨味がその柔らかさの中にギュッと凝縮している。三人はひたすら食べ続けている。ガブリガブリ・・・・あまりの豪快さに、ふと、私は、鳥小屋を襲った熊の気分になっていた。


ch12.その他 : ハガキ100枚の声

  実のところ、少しはドキドキしていた。フリーペーパー作りは慣れているものの、やはり慣れているからこそいろいろな計算をしてしまう。「豊島いきいき新聞」は昨日に配布された。そして今日・・・。
  遅くに帰宅してようやくメールをチェックすると、発行元から「はがきが100枚程度きています。「至福のおとな時間」は文章に非常に学ぶところがあったと言う方や「旬を食べる」を読んで鮎が食べたくなったとか「昭和の時代へタイムスリップ」に自分のその当時をダブらせる方数名いました。豊島区史跡歩きは好評です」とある。ふと全身が弛緩してしまった・・・。やはり緊張が続いていたからだ。今回は創刊準備号、そして創刊号と続く。
  やはり生きていて、仕事をしていて良かった!と思う瞬間はこうした緊張と弛緩、そして緊張・・・そんな繰り返しなのかも知れない。そして仲間ととことん話し合えるもそんな日常がいいのだって思う。

ch12.その他 : 屋上での愉しみ

   実はここは意外な穴場だった。太陽の陽を浴びながら、ちょっとメモをまとめたり、また今注目されている建設中の東京スカイツリーを間近に見る楽しみもあった。小さな子ども達が駆け回る声もなかなかいいものだった。おじいちゃんやおぱあちゃんたちが目を細めて、お孫さんたちの遊ぶ姿を見ている・・・そんな光景は本当に微笑ましいものだった。


  開業は昭和6年、日本最古の屋上遊園地の台東区の「松屋浅草」のプレイランドが5月31陽に営業を終えた。しかし、赤字をかかえた浅草店は、店舗縮小を決定し2月末には4~6階の営業を終了していた。そして今回、屋上の閉鎖とともに、7階レストラン街も営業を終えたという。
  時々訪れる私でさえ妙に哀しい気持ちになるのだから、もっともっと生活の中で身近な存在で、思い出が沢山ある方々は辛いだろうなあと思う。しようがないと思っても時代はいろいろなものをのみこんでいくものだ。だからこそ、人は思い出を深く心に刻み込めるのかも知れない。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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