2011年9月アーカイブ


   神楽坂女声合唱団のチャリテイーディナーショーは今年12月14 日(水)に行われる。夏くらいまでは「またまだ~」と思っていたものの、さすが秋風がふいてくると緊張するものだ。
  3.11の後、運営委員会もふくめ、団員でいろいろ考えた。選曲もひとつだ。東日本大震災の被災地から発信された希望の歌「あすという日が」を心をこめて歌う。これは3月19日に福島市で開催が予定されていた「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」。その舞台で、宮城県代表の仙台市立八軒中の吹奏楽部・合唱部が歌うはずだった楽曲が「あすという日が」だったのだ。メロディーと言葉のひとつひとつを大切に歌う。想いが届きますように。

  

ch12.その他 : ゴーストライター

   会社人間から独立して、フリーのライターになった時にもいろいろな仕事の「話」がきた。会社という看板をなくした時は、すべて「自己責任」という中でしばしもがいたものだ。やはり会社とはおおきな看板だとつくづく感じるものだ。フリーになれば、すべて初めてのことに挑戦していく。お膳立てなどされていない現実。そんな「厳しい」世界を初めて体験するわけだ。


   ・・・ということでちょっと映画の話。『戦場のピアニスト』の名匠ロマン・ポランスキーによるサスペンス「ゴーストライター」。ポランスキーはベルリン映画祭で監督賞を受賞している。興味があったに是非。
   これは英国の作家ロバート・ハリスの小説をもとに、文筆家が直面する政界の暗部を描いたものだ。2時間少し。映画としてはふつう?だが、とにかく静かな緊張感とそして何とも言えぬ恐怖感。私自身はあまりゴーストライターなるものはしたことはないが、経験から「もしや?」という世界は十分に想像がでできる。だからこ生まれる恐怖そのものである。
  また主人公に扮したユアン・マクレガー。やはり上手い。「あっ!」「あ・・・」と1分の安堵感も与えてくれない熱演だ。そして「・・・・」のラストシーン。上手いとはこういうことかと思う。

110928_1937~02.jpg110928_1912~01.jpg まだ戦後の風景が色濃く残っていた1960年代。真夜中まで多くの作家、音楽家、芸術家たちで賑わっていたという文壇バー「風紋」を訪れた。檀一雄をはじめ埴輪雄高など多くの作家や学者、編集者が通ったというバーである。   太宰修の小説「メリイクリスマス」の主人公でもある林聖子さんが1961年に創設したバーである。太宰治は美人の聖子さんの母親の知り合いで、日ごろから親しかった関係ということだ。太宰治が玉川上水で入水自殺をした時に、きちんとそろえられている太宰の下駄を発見したという人でもある。   今年「風紋50周年」を迎えるという店にはたくさんの花束が届けられた。齢80を過ぎても元気にお店に通われているという美しい林聖子ママの写真も撮らせていただいた。

  

ch12.その他 : お顔


   最近よく思うこと。人の「お顔」とはなんて不思議なものかということ。例えば、よくいう美人、美男であればいい!・・・というわけではないなと最近つくづく思う。これは一体何なのだろうか?実に不思議。
  ところで、日本相撲協会が28日に東京・両国国技館で開いた九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)の番付編成会議と臨時理事会で、関脇琴奨菊の大関昇進を正式に決めた。琴奨菊は今月の秋場所で12勝。最近3場所で計33勝を挙げて昇進を果たした。しかし、この琴奨菊のお顔は何ともほのぼのするものだ。

  よく目は口ほどに・・・とかいうけれど、表情にはその人の「心」が映し出されるからだと思う。だからそれぞれのパーツがたとえどんなに良くても「心」が反映されていなければ全く魅力のないものとなる。しかし、見ているたけでほのぼとはた気分にさせてくれる「お顔」とは何ともいいものだ。

 

ch10.生活 : 富士山

  富士山に初冠雪とか・・・昔から一雨ごとに深まる秋とはいうけれど、本当に暑さ寒さも彼岸まだ。昨夜は寒かった。
 富士山といえば、以前知人が偶然にもキャッチしたUFOの写真があったが富士山初冠雪が観測された24日にその麓でなんと富士五湖ミニ版のようなかわいい池がお目見えしたという。正確には富士河口湖町精進の国道139号の赤池交差点に近い瀬々波橋(せ・せ・なみ・ばし)下らしいが。9月の豪雨の置き土産と言われているが、何とも富士六湖となった。いろいろなことで「不思議」が多い山である。そんな富士山を見つめる気持ちは古来から少しも変わっていない、そんな日本人の心が好きである。

ch12.その他 : 海深くへ


地球に落下した大気観測衛星UARSはいずこ?米航空宇宙局が大気圏突入で燃え残った部品は全て、太平洋に落下したとみられると24日に発表した。なんでも北太平洋上空で大気圏に突入した可能性高く、この場合には全ての燃え残りは海に落ちたことになるという・・・らしい。要は確かなポイントは不明。まあ今後も分からず、海深くということだね。


 

ch12.その他 : 人工衛星UARS


   ちょっと前から落下!落下!と大騒ぎでしたが・・・使用済み人工衛星UARSが地球に落下すると発表していた米航空宇宙局(NASA)は日本時間で言うと24日の午後、地球に落下したと発表した。6トンとか?単純に1トントラックを6台、頭の中に浮かべていた・・・実に単純な頭だが。
  なんでも約800キロにわたって帯状に複雑な動きで落下するとみられている。落下地点がいろいろ言われているが、やはり絞り込みは難しいでしょ?やはり地球上の7割を占める広い海に落下してくださいと願うばかり。

ch12.その他 : 光より速い!?


   詳しくは学ばなかったが、光より速いものはないとするアインシュタインの相対性理論。23日に遠方から飛来するニュートリノを観測している名古屋大などの国際実験チームが、素粒子ニュートリノが飛ぶスピードは光より速いこの前提を覆すような測定結果を発表した。もし、これが確認されればアインシュタインの相対性理論に重大な欠陥があることになる・・・ということですが。
  ただ、研究者の方々は今回の結果には慎重。世界中の物理学者らに精査してもらいたいとウエブサイト上に全データを公開することにしたらしい。確認されれば、物理学における理解が根本から覆されることになるというけれど。ああ、あのアインシュタインのおどけた顔が頭に浮かびます。

 

ch07.味 : サカナ!


  なんだかんだ言っても、美味くて新鮮な魚を食べられることが日本に生まれて本当に良かったと思う瞬間だ。魚は特に、新鮮かどうかがすぐ分かる。ソースとかなんとかでは絶対に誤魔化せないところがその魅力だ。魚の本など見ていると本当に時間の経つのを忘れてしまうほど。サカナくんではないが、魚類図鑑など・・・本当に好きだ!

   ところで「江戸前」と言えばお寿司か?その江戸前の海がとても綺麗になって漁獲高も上昇中と聞いた。漁獲高が上がれば、東京湾もますます!そんな漁師さんを元気にして「地産地消」の食材を広めている「江戸前漁師を元気にする会」があるという。

ご参考までに!

ch12.その他 : 台風15号


   いやあ・・・すごい風と雨でした。暴風雨の中を必死で歩きながら、どうなるものか・・・と思いました。ただ昨夜のレセプションと重ならなくて本当に良かった良かったと思いながら歩いていました。
  台風15号は最大級ですな。丁度帰宅の頃、山手線をはじめ電車もすべて運転を見送り。駅構内には人があふれ、みんな疲れきった表情でメールや電話をしています。

  今朝は東京モノレールに乗っていたのですが、なかなかスリルありました・・・。その後のすべての予定をキャンセルすればよかったのですが今日の今日、どうにもならず本日もバタバタで終了しました。
  まとも?な傘も強風でぶっ壊れました。この私が飛ばされそうなほどの強風と激しい雨。いつもは気が付かない道路に何でこんなに、まるで池のような水たまり多いのか?と思うほどでした。全身びしょ濡れです。そんなこんなで、強風に吹き飛ばされそうになり、漸くバスを乗り継いで、歩いて歩いてそして歩いて帰宅です。
  
  福島県は暴風域で、浦山が崩れたり、川が氾濫したり。仮説住宅にも床下浸水とか聞きました。早く過ぎ去るまでじっと辛抱するしかありませんが・・・
  
  あっ・・・午後10時31分。関東地方でまた地震が・・・。茨城県北部は震度5弱ということです。マグニチュード5.3とか。台風による大雨で地盤が緩んでいるというのに、強い揺れは本当に怖いです。

ch02.健康 : 生老病死


母校の会報が送られててくると何とも懐かしい気持ちになる。母校として良かった、嬉しいと最近は強く思うようになった。少しは人間にまるみが出てきた?のかも知れない。只管、きんきんと尖った何かが少しずつ落ちてきたように思う。

  卒業生・・・いや先輩というより齢90もすぎたら大先輩である。健康法が書いてあった。先ず、食事はきちんと三食。野菜や乳製品もとる。あまり運動量がないと思ったら一日二食でもいいと。家事は自分でこなす。余暇はお友達と俳句の会やら麻雀やらして過ごす。決して無理はしない。対して丈夫ではなかったものの戦中、戦後を切り抜け生きてきたことに感謝する。
  
   思えば、出来そうで出来ないことだ。よくある風景?どこか痛いのかゆいの、いい病院はないかしら?の多い老後ではないか。自分のことは自分でこなす。無理はしなくても今の自分の体力にあった暮らしをたんたんとする。そして100までもうすぐ・・・そんな人生はやはり理想であっても稀だろう。長生きの辛さ、やはり逆縁だけは辛いだろう。しかし人生とは"生老病死"。生ま、そして老い、病み、死ぬ。この人生において免れない四つの苦悩と人は生きていくのだね。

ch12.その他 : 天災


   インドの北東部シッキム州で18日夜にマグニチュード(M)6.8の地震が発生したという。現地は停電が続いて、電話が通じない地域もあることなどから、犠牲者は今後増える可能性があるというが多分、大きな被害がでているのかも知れない。
  しかし、次から次へと発生する台風。今週はもろに日本列島をすっぽりのみこむようだ。特に今週水曜日はどうも交通機関も支障があるとか天気予報が伝えている。スケジュール表をみながら何とも・・・溜息。困ったな・・・が結構詰まっている。
  先般、タクシーに乗った時、運転手さんとたまたま3.11の話になった。高層のマンションから鉢植えが飛んできた光景は本当に怖かったという。尋常でない揺れにクルマを止めたものの、真っ青になった老夫婦が乗り込んできて「東京駅まで行ってくれ。新幹線で静岡に帰りたい」と言う。「新幹線は止まっている」と言っても「それでもいいから・・・」と乗り込んだ。漸く東京駅に着くと、中年男性が老夫婦を引きずりおろそうとする。「お客さん!やめてくださいよ」と言っても「小金井に行ってくれ」と乗り込んだ。そろそろガス欠になり危険なので、回送にして行こうとすると今度は男女の若いカップルがクルマの前で「乗せてくれ」と土下座している。状況を静かに話して断ろうとすると今度はクルマに猛然としがみついてきたという。「いやあ、あの日は人間の本性っていうんですか?見てしまった気がしましたよ。もう悪夢でしたよ・・・」と運転手さんは呟いた。みな、それぞれに悪夢だった。東京でも恐怖感で15階の住まいから一歩も出られなくなったという方もいるし、何人かの方は高層マンションを引っ越された。近い将来、首都圏にもやってくるといわれている。公式通りではないかも知れないが、来る確率の高さにはどうにもならない。しかしいろいろ心配していると殆ど一歩も歩みだせないようになってしまう。まあ天災だけは防げない。いつ、どこで、どうしているか?いろんな覚悟をして進むしかないな。


ch04.カルチャー : 式亭三馬という人


  ブログにこれまで編集に携わった本の一部を紹介しているのだが、時折、何気なくアマゾンでの価格を確認している。独立して最初に手掛けたのが「横浜中華街オフィシャルガイドブック」というものだが、ひょいと見て驚いた!なんと一冊4500円ほどになっているではないか!「え~っ」である。その点、浅草ガイドの方は1円。「こりゃ如何に?」。まあ、取り上げた店舗の数もずっと横浜の方が多いのだが、しかしビックリした。やはり「ガイドブック」というのは今も昔も人の心をつかむ?もののようだ。だからこそ、必要なことは「何となく~」ではなく確実でしっかり詳しい情報が必要である。


   江戸時代にもガイドブック「江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)」というものが中川芳山堂によって出版されていた。現代でいえば、会社名、会社のロゴ、業種、所在地、経営者名。いわば、案内広告のようである。見方によってはいろいろ参考になる。「ほ~っ」の連続である。
  さて、戯作者としての認識が多いと思うが式亭三馬は地本作家、薬屋そして浮世絵師でもあった。この「江戸買物独案内」での活躍ぶりを見ると、現代では辣腕編集者であり、広告マンであり、コピーライターであり、マーケッターであり・・・まさに"時代の先読みの天才"ではないかと思う。ぼうーっと「あらまあ~ぁ」と生きていたら、多分この三馬に飲み込まれてしまうだろう。そんな優れものだ。もし、タイムマシンでもあったらも三馬に会って話をしたいと思う、そんな魅力ある人物だ。

  当時は1両で草双紙が278冊ほど買えたらしい。「2004年に950円で売り出した『横浜中華街オフィシャルガイドブック』がこの前まで100円とか300円だったのに、今、アマゾンで4500円にもなっているんですよ」なんて話からしたい。「但し、店の情報は少し古くなっているので勿論、取材し直しですがねぇ」と少し、照れながら。

ch12.その他 : ギシギシした痛み


  何か、心が言葉などでは表現できないほどに痛むことがある。外出先で最近よく目にしてしまう光景だ。お年をめしたご婦人のために慌ててエレベーターのボタンを押したりすると「ありがとうございます」とゆっくりゆっくりと乗ってこられる。その瞬間、付添いというか、息子さんか?が背中をコンと押したり、エレベーターから降りたあとにご婦人の腕を強くひいたりしている・・・そんな光景だ。
  その母親の倍ほどの体躯の息子。か細く、小さくなった母親に対して何故?そうしなくてはならないのか?しかし他人の私は何も言えずに黙って見過ごす。そうとうなことがない限りは口出しも出来ぬ。その場をさる時のギシギシした気持ちがここ数日間に何度もあった。たいがいその息子たちは「ありがとうございます」の言葉もなくただ、ブツブツと言っている。時々、娘(嫁?)もいる。
  まあ、いい・・・しかし。そんな気持ちの連続だ。腹もたつことも多いかも知れない、しかし、白熱するほどに冷静に考えれば、今、あなたがいるのはその母親がいたからではないか?決して、私はきれいごとを並べていない。生活の中ではいろいろある。人が生きるのだからいろいろあるのは当然だ。しかし、とつきとうかという時間、育み、産み、そして、最初に乳を与え、あなたを育てたのだ。そんな思いばかりが頭の中を駆け巡る。
  先般も「90になる母親が少し認知症も入ってきちゃって。(排泄関連の言葉)やってられないですよ。今、少し(ケアする場所)連れて行ってもらっているから、ほんとに、せいせいしています」という言葉も聞いた。そうか・・・せいせいしてしまうのだと。ギシギシした痛みは当分消えそうもない。

  人が健やかに、そして人に対して優しい気持ちでいられるように生きてそして死んでいきたいものだとつぐづく思う。
  「そんな子どもに育てたのも全て親の責任だ!」ということも言う人もいる。子育てとは日々の生活の小さな時間、小さなことの積み重ね。あとになって気付くのだ。いろいろなことが目の前に現れるのだ。冷酷な言い方だが、気か付いた時は、もう遅いのかも知れない。
  だからこそ、命を与えられたその日から、日々を平凡でもいい。精一杯生きていくそんな気持ちが大切なのだね。

oroka_wall_1_800_600.jpg 2011年9月25日(日)銀座 文祥堂イベントホールで行われる「東日本大震災被災地の動物応援イベント」のお知らせです。入場料無料。   命をテーマにした映画OROKA上映会!全盲のアーチスト栗山龍太さん&盲導犬ダイアン、動物大好きアーチスト水谷学司さんのミニライブ!盲導犬歩行体験など盛りだくさん。 また、もし東京で大震災にあってしまったら、家族同然のペットはどうなるの?パニックにならないためにも被災したときのペットへの対応講座(東北大震災の事例など紹介)、さらにわんちゃんデザインのグッズ販売もあります。

OROKA上映

OROKA オフィシャルWebサイト

OROKA YouTube 予告編
映画「OROKA」は第6回山形国際ムービーフェイスティバル :: 2010年 アニメ・CG部門 最優秀賞作品です!

ch12.その他 : 失踪

  情報番組のリポーターの奥山英志さんなんと今年4月頃から行方不明になっているニュースを少し前に聞いてから、いろいろ考えていた。奥山氏の関係者でもないからあれこれ言うことも資格もないのだが、刑事ドラマであるように辣腕刑事でもでてきて、早く事実をご家族に知らせてあげたらと思う。
  家族の心配ははかりしれない。ご兄弟があの大震災の翌日に電話した時には連絡がついたものの4月中旬から電話が通じなくなったらしい。ついには携帯が料金未納のために使えなくなったのでお兄さんが支払ってひたすら連絡を待っているという。
  この時代、何よりもその人と繋がれるというか直接に連絡できるのが携帯電話だ。しかし、その繋がりというものをもしも否定したら携帯は全く必要のないものとなる。通帳もなくなっているらしい。生きるためにはお金も動くだろう。しかしこのお金の動きさえがなくなったら・・・と思うとやはりただごとではないのだろう。部屋に残されていたという4月5日付のスポーツ新聞。新聞は宅配しておらず駅売りかコンビニで買ったものだろう。4月5日の朝にはスホーツ新聞に目を通しているのだろう。これが気にかかる。
  

ch02.健康 : 100歳とは


しかし、9月というのに、猛暑が続いている。6月から暑かったなあ。江戸時代は甘酒で夏を乗り切ったらしいが、私は夏は"スイカさまさま"である。汗で失われたどうのこうのを補給するためには「スポーツドリンクがいい」と言われても、そんなに沢山は飲めない。冷えたスイカは本当に元気にしてくれた。あの水分とほのかな甘みに救われた。妙な疲れがとれる。

  親戚のおじさん?(こんなラフな言い方をしてよいのか・・・)が今年100歳を迎えるのでそのお祝いを帝国ホテルでするとか聞き、元気であるとはいいというよりスゴイなと思った。私の実父も実母もふたりして60代で亡くなった。この命のエネルギイの違いって何?と思ってしまう。親戚のおじさんはたまたま私が取材で行った確か、120歳まで頑張る会?のパーティー会場でその時に90いくつで表彰されていたと思う。その時も相変わらずのパワフルさに圧倒されたものだ。人の生きる能力とはどこがどう違うのか?と不思議に思うことがたびたびである。
  ひと夏ひと夏がトシをとるときつい。暑さを元気いっぱいに乗り越えることができない。夏山を二つも三つも登っていた日々は・・・嗚呼!

「50カラット会議」がレポートを送ってきてくれた。更年期大研究「休養信号が点滅する更年期の休み方」がなかなか面白かった。トシをかさねたら、人は決して無理をせず、割り切って、且つ淡々と生きていくのがいいのかも知れない。しかし100歳とはすごいね。まさに、あっぱれ!である。
詳細はこちら


まだまだ残暑が厳しいです。明日、明後日がこの暑さのピークとなるようですが・・・
さて、公益財団法人深田地質研究所の一般公開のご案内です。申し込みは不要。入場無料です。全館禁煙。興味のある方はどうぞ。東日本大震災関連の展示もあります。

◆日時:2011年10月8日(土)10:00~16:00
◆会場:深田地質研究所(東京都文京区本駒込2丁目13番12号)
TEL/03-3944-8010
FAX/03-3944-5404
(駐車場はありません)

◆講演 14:00~15:30
「伊豆半島ジオパークへの旅 南から来た火山の贈りもの」
講師:小山 真人 氏 (静岡大学教授)
講演概要:ユネスコが支援する「ジオパーク」は、地域の地質学的歴史とそれに関わる人間社会をテーマとした経済・文化活動を展開し、それによって地域の振興と再生をめざすという壮大なプロジェクトである。伊豆半島でも今年3月に地元7市6町が推進協議会を設置し、認定のための本格的な活動を開始した。その構想や現状を紹介する。

◆展示
・ 東日本大震災関連
  スライドショー、ポスター展示
・ 実演・体験
  地震研究:砂山崩し実験装置
  津波実験:小型造波水槽による津波実験
  地震防災:液状化実験、震度体験、地盤診断
  岩石観察:薄片の顕微鏡観察
  地形観察:地形図、空中写真の実体視
・ 研究所の活動内容と研究成果
  研究成果パネル、深田研の出版物 、ジオ鉄
・ 標本・資料
  アンモナイト化石、オウムガイ、世界のクリノコンパス
  手で触れられる岩石標本、海洋底岩石、花崗岩の亀甲石
・ 映像
  地震防災関連・地盤掘削の映像展示

◆作って楽しむアンモナイトアクセサリー
 化石の型どり体験&アクセサリー作成:先着40名まで

◆地質、地盤よろず相談
 専門家が疑問にお答えします。

展示のご協力
応用地震計測株式会社, 応用地質株式会社, 小倉公雄氏, 海洋研究開発機構, 産業技術総合研究所, 大成建設株式会社、防災科学技術研究所(五十音順)
詳細は深田地質研究所

 

ch12.その他 : 数分の光景


   先般、早朝から仕事でお台場へ行った。天気もよく、青空。時間の余裕をもって大好きなゆりかもめに乗る。車内は結構外国語が飛び交っていた。観光か?午前中に何とか済ませて、りんかい線に乗り換える。丁度昼どきだった。ああ~、このままだと多分、昼抜きになってしまうな・・・と電車に乗っていると次の駅でチェロか、楽器を抱えてすっと男性が乗ってきた。白髪であった。演奏の練習の帰りかな、それともこれから演奏に行くのかな?と思ってみている。彼は座席につくとバッグからこれまたすっとヤマザキのランチパックを出してパクッと食べ始めた。パクッパクッ。電車内で飲食することは大嫌いな自分は、いつもこうした光景を見ると不快な気持ちになってしまうのだ・・・・。しかし、何ということか、外からの光を浴びて、その光景はまるでコマーシャルのようにきれいだった。ランチバックの中身はなんだろう?とはじめは気になっていたものの、しばし釘づけでその様子を見ていた。パンを食べ終わると野菜ジュースのパックを出してスーッと飲み干した。あらら・・・と思っていると次にミネラルウオーターをスッと出してゴクッ。それは数分の出来事であったが実に綺麗なシーンだった。こんなことがあるのか?と思っているとその男性は電車を降りて、ホームに消えて行った。

ch01.政治 : 緊張感の欠落

 昨日、ブログを書いて少し経った頃、鉢呂吉雄経済産業相の辞任のニューステロップが流れた。人々の気持ちを傷つけた上、補償問題をはじめエネルギー政策などに対する野田政権の取り組みは大きく出遅れることになる。スタートしてこんなにも早くに躓くとは。公の人間としての緊張感の欠落そのものだ。人は未来についてはなかなか分からないものであるが、二年前、我々は何を期待して政権交代の時を迎えたのか、改めて考えてしまう。

ch01.政治 : あきれた!


  あの日・・・顔ぶれが決まった日。またとんでもないことを言い出す大臣がででくるのか?とふと思った。いいようのない不安感は確かにあった。しかし、今の日本はそんなこんなで辞任だなんて騒いでいる時ではないからだ。だが、多分辞任へのカウントダウンか?
  あの鉢呂吉雄経済産業相の言動はどうしたのか?呆れて言葉にするのも嫌だ。石破さんが「政治家だ、大臣だのという前の、人間としての問題」とコメントされていたが、全くその通り。どうしたものだ?確か、この大臣は以前「死の街」とか信じられないコメントも言ったことがあったと思う。多分、本人の脳みその回路はそんなに変わらないと思う。全く、走り出したところというのに、「言葉」に出すときは、しっかりとものを考えてから。

ch03.美容 : 女の指先


   昔々に読んだ小説に、女性の指のことが頻繁に書かれていたものがある。そこに頻繁に出てくる"はげかかったマニキュア"という表現。多分、その作家は女性の指先と、はげかかったマニキュアという表現がよほど好きだったのだと思う。当時は全くピンとこなかったが、自分もマニキュアをするようになると、その"はげかかった"状態がとても不快で見苦しいことが分かるようになった。

  随分前だが、ネイルアートが日本に入ってきた頃、誰もが訝しげな顔をしていたものだった。今や、ネイルアート屋さんの多いことといったら!ネイルアートとい言うものの、可愛いと思うものからお世辞にもいいとは言えないグロテスクなアートまである。
  某銀行の窓口の女性のマニキュアというか、その指の動きがあまりにきれいで見とれていたことがある。しかし、一般的なマニキュアはやはり爪に負担はかける。それこそ"はげかかった"そのみっともなさから除光液の使用を繰り返しているとかなり負担は大きくなるものだ。

   京都に、上羽絵惣の「胡粉ネイル」がある。そもそもここは日本画で使う岩絵具を中心に胡粉、泥絵の具、棒絵具などを扱っているという。またカラーが姫 金箔、漆黒 胡粉、浅曙色、桃花色 水桃、京紅、鮮紅朱・・・とまさに和の色。なんと1200色あるという。
  「マニキュアは嫌!」「爪が悪くなる」という方にはいいのも知れないな。あの独特な臭いはない。速乾性にも優れシている。シリコンを含むソープフリーのエマルジョンを使っているので通気性もある。何しろホタテの貝殻に含まれる真珠層が爪に発光性を与える。落とす際は従来の除光液を使う必要がない。
 まあ、女性のおしゃれごころはあくなき追求といったところか。

ch02.健康 : 胃カメラ


   日頃は口では強そうなことを言っているのだが、特に胃カメラの検診となるとからきしダメになってしまう。心の中で「嫌だぁ~嫌だぁ~」という声が聞こえる。しかし、かかりつけの先生は時折やってくる私の胃の不調から胃カメラをすすめる。顔では能天気な表情をしていても、結構、仕事がどっとこんでくる、睡眠がとれないとガシッと胃がやられるタイプである。「はい、いち子とん、飲みましょ!飲みましょ!」というように、まるで胃カメラが趣味のように先生が言う。そして自分は「なかなかの腕なんだ」とまで言うではないか。「先生、最近は鼻から入れるものもでているでしょう?あれがいいのでは?」と聞くと「鼻の粘膜が弱い人にはきついよ。僕はダメだな~胃カメラの方がいいですよ~」と言われた。仕方ない、まあ、数分の出来事だ。「エイヤーッ」と自分に言い聞かせて検査へ。
  目の前に鮮明にうつる自分の食道や胃袋の内部。「少し膨らませますよ~」という声に「うわっ!やめてくれぇ~!」と思いながらも、こんなことでもしない限り決して見られない自分の臓器の状態に結構、感激している。「強い酒は控えようね~ロックはダメだよ」と言われて「ゥハイ~ゥハイ~ッ」と返事(のような呻きで返す)。
  診察が終わり、待合室へ行くとまだ「嫌だぁ~嫌だぁ~」モードがまだ全開のようで、青ざめている私に、年配の女性が気にしてくれる。というのに「私なんか胃カメラ、なーんともない。スーイスーイよ」とまで言っている。胃カメラスーイスーイ?嘘だろ?まあいい。なんでも個人差があるのだろう。まあ、不摂生せず、強い酒とストレスをためないようにしていきまっしょい。


   サッカー女子の日本代表の「なでしこジャパン」がロンドンオリンピックのアジア最終予選で北朝鮮と引き分た。どたらも強いね。しかし8日の夜に行われた試合で中国がオーストラリアに敗れたため、出場権を獲得できる日本の2位以上が確定して4回目のオリンピック出場を決めた。何でもそうかも知れないけれど本当に試合とは一発勝負だ。しかし・・また独り言だが9月9日は北朝鮮は国慶節記念日。建国記念日を前にかなりのもの?があったのではないかしら。いろいろ考えてしまうが。まあ、わが日本代表「なでしこジャパン」の勝利は嬉しい!経済効果もあるだろう。とにかく、目標に向かってゴーだ!

411jXkors6L__SL160_.jpg  3.11以降、我々の気持ちに大きな変化があった。とくに影響のあった地域にいた人はあの恐怖ともいえる体験をした。そして、今までは多くの人が意識していなかった?と思われる福島第一原発事故。その後はますます原発「スイシン」派と「ハンタイ」派の溝はますます深くなったといえる。しかし、この対立には長い歴史がある。日々の生活が全く変わってしまった人々、いやこの地球に棲む人間すべてにかかわっている問題である。武田徹『原発報道とメディア】(講談社現代新書)をご紹介。「ジャーナリスト」とは 報道関係者である前にまず「日記作家」という武田氏の視点もいい。殆どの人々の世界に溶け込んでいるメディア。関係ない・・・と言ってもツイッターやフェイスブックなどの ソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用しているなら、それしメディアである。3.11以降の、みなに関係のあること。

ch01.政治 : 立場


   最近・・・というか多分昔かららあることなのだろうが、どうにもこうにも弁解できない状態になると「あくまでも個人としての意見」だとか「個人的な問題ですから」という人がいる。本当にそうですか?と言い返してやりたい。「個人」「個人」と目くじらたてて言うこともない。自分の立場とか環境とかもろもろ含めて、そんなことが言えるのか?と言いたい。要はその場の「逃げ」でしょ?と思ってしまう。

   ところで、小宮山洋子厚生労働相がタバコの税増税に意欲を示している。なんでも、タバコは超嫌いとか。自分も禁煙してからはタバコの煙さえ嫌だと思うようになっている。好きと嫌いでは嫌いである。しかし、"大臣"というお立場になったら、議論とまでいかなくても少しはバランスとって話し合ってから言葉にすべきでしょうね。まあ、その税には大きく係わる安住淳財務相は「小宮山氏の個人的な見解として承る」と言いながら、かなり不快感さえ示している。税のことで、タバコだけ抜き出してのああだ、こうだは困惑のもとだ。それに、ぐちゃぐちゃと言いたくもないが、小宮山さんと安住さんはNHK出身。それぞれ政治記者の経験者。政界デビューは安住さんのほうか早い。だから?何?とまでは・・・まあ、いいだろう。いずれにしても、政治という舞台で政治家としての発言は「個人的にものですから」では通用しないでしょうね。


 

ch12.その他 : 2011年台風12号

   台風12号はゆっくりゆっくりと日本列島を覆いながら北上していった。とくら3日の夕方からは紀伊半島を中心に甚大な被害をもたらした。集落ごと水没するなどで壊滅的な被害を受けた地域もありという。救助も困難をきわめている。
  ニュースで和歌山県那智勝浦町の寺本眞一町長の自宅も被害にあい、結納の日に御嬢さんが亡くなったということも知った。そして奥さんも行方不明だという。災害対策本部長として陣頭指揮に当たっている町長は「まず自分の仕事を」と。ほんの数分の娘のご遺体との対面。どんな気持ちだったのかと思うとその姿はあまりにも胸が痛む。「ちょっと外を見ていくる」といった娘が流されたと奥さんから電話を受けた後にはもう連絡が出来なくなっていたという。本当に情容赦もなく襲いかかる自然の猛威。
 
  なぜ避難できなかったかという人がいるが、土砂災害はそれこそ予想も出来ないことが起こるのだ。
どこから山か崩れ落ちるかなどは判断も難しいだろう。その土砂は川の一部をせきとめればその流れも一瞬のうちにかわる。「まさか」という事態が起こるのだ。今、ゆっくり台風は北海道へ。とにかく、その台風を止めることはできない。少しでも被害が少ないことを祈るしかない。


 1997年の東京電力の女性社員殺害事件は衝撃的なニュースだった。所謂、エリートキャリアウーマンと言われていた女性が思いもしない場所で死んでいたからだ。当時テレビでもいやというほどの報道があり、また各雑誌などでも特集が組まれ、その親族のプロフィルまでが書き出されていくのだ。マスコミの毒というか、これでもか、これでもかというほどに暴きだし・・・そしていつの日が忘れ去っていくのだ。

  当時から、容疑者と言われたネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ。無期懲役が確定した時は、本当に調べたのかとただ疑問に感じていた。しかし、今回、再審請求審で、東京高検は被害者の胸部から検出された唾液など約40点を対象に新たにDNA型鑑定を行う方針を東京高裁と弁護側に伝えたという。なんでも唾液の血液型がゴビンダ受刑者とは異なる疑いがあるというのだから、なんてこった!である。事件当時はDNA型鑑定と現在の進歩をみたら雲泥の差であろう。確かな事実というのが、多分、殺された女性と殺した男性がいるということだ。だが、今もって、当時、キャリアウーマンと呼ばれていた優秀な女性がこのような闇を持っていたのか、それが不思議である。そして足りない捜査での冤罪。これほどに人の人生を狂わしたものもない。

ch07.味 : 天然ホヤ

110903_1951~01.jpg 久しぶりに馴染みの鮨屋へ。大好物のホヤ酢を注文する。大将が「天然ものですよ」と言う。いつもは三陸産の養殖ものを多く使うが、今日のホヤは北海道産の天然ものだという。「見た目が少し違いますよ」という。好奇心から、そのものを見せてもらう。ふだん食しているのは固そうな表皮が光沢のある朱色だが、その朱色はない。しかし見た目は相変わらず?グロテスクだ。初めてホヤを食べた人はどんな人だったのだろうと想像する。勇気があるな。しかし。ホヤの旨さを知ったらら何と表現していいか分からないほど旨い!。日本酒には本当にあう。最高だと思う。しかし嫌いな人は一生嫌いでいるのかもしれないなと思い、ホヤ酢をじっくりと味わう。旨い。

ch12.その他 : 予感


  時々自分の「予感」というものがすごく嫌になる。例えば仕事の世界では人生の中で少しは時間を使っているからいろいろなシーンでこうなるな?相手の要求はこうかな?多分こう進むのだろう、もしダメな場合り理由は・・・と大体けんとうがつく。そうか、予感ではないか・・・。でも生活シーンの中で、「あれ」と口には出さぬものの、何となくという瞬間があるのだ。これが予感か?だからこの予感がいい予感なら楽しいけれど悪いことになると暫く胸が痛くなるのだ。

  昔の勤務先の仲間と退職した今もほぼ定期的にミーティング(と言いながら飲み会か?)をしている。フジサンケイグループの中堅社員研修の仲間だ。みな同期でもないので年齢は様々。定年組もいる。定年後も会社に残ってまだ現役バリバリもいる。しかし仲間の一人がなかなか連絡がとれず。きっと退職後に夫婦で世界一周しているんだよなんて言っていたのだが・・・そういいながらも私の中で例の予感があったのだ。口には出せない。メンバーの中では私が一番あっけらかんとした考えを言うのだが、実は予感がしていた。
  確認の為に「退職とは聞いていますが何月何日付でしょうか?」と会社に電話を入れた。しばらくして同期だったという人が「ああ、吉田いち子さんでしたね」と電話に出てこられた。「昨日、お宅にお電話いれましたがご不在でした。Sからはいつもお名前を聞いていました・・・」と言う。その瞬間、そのあとの言葉が想像できた。多分・・・亡くなったのだろうと。「実は遺言があったんです」と話す。Sさんの死の知らせが遅くなってしまった理由、そしてそれまでの内容を話してくれた。そしてSさんが体調を崩し、病院へ行った日。その同期にこれからのことを相談した日。医師から最終宣告を受けた日。そして亡くなるその瞬間のことまでを語ってくれた。「何故?何故?」と思いながら、電話口で私は必死にメモをした。書きなぐられたメモ用紙にはSさんの壮絶な時間があった。その日々の記録にもう声も出ない。涙が頬をつたう。やりきれない気持ちでメンバーへ連絡をする。享年63歳か。今の時代では若すぎる年齢だ。メンバーとは言っても大先輩の死だ。がむしゃらに働いて働いて。時間というか本当に余裕が出来たら、みんなでどこかに遊びに行きたいね~と話していたばかり。なんということか!来週予定されていた例会ではみんなで思いっきりSさんの思い出を存分に話したい。社員研修のレポートをSさんとまとめたこともふっと思い出した。
  辛い時間はやはり時間が解決してくれるのだろうか?そんなことを思っていると本の間からSさんが以前「トラで夢に出てきて怖かったよ」という私の話を聞いて、あとから夢判断書で調べてくたれコピーが出てきた。


   東日本大震災後初の「防災の日」。全国各地で防災訓練があった。政府の訓練としては、東京湾北部を震源とするマグニチュードM7・3の地震が発生し、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で震度6強を観測したとの想定としての試みも実施されたらしい。
  しかし今になって思い出しても、あの3.11の時以来、その時に自分がどこで何をしているのかはもう運命かな・・・と思う。あの時、たまたま次の予定まで1時間ほどの余裕があった。いつもならせっかちの私はすぐ電車に乗っていたと思う。しかしあの日はどういうわけか、「まあぎりぎりでいいかなあ~」と思い、某所で締切の原稿のチェックをはじめていたのだ。通常の自分では考えられないほどゆっくりというかぐうたらモードだ。そして、あの揺れを経験した。多分、電車に乗っていたら・・・と思った。その日の夜の行動は全く違うものになっていただろう。打ち合わせ相手と連絡は取れず、あの不可思議な時間が流れた。
東北では想像も出来ないことが人々を襲ったのだ。その数秒前まで誰もがふつうの日常生活だったのだ。


  防災グッズが売れているらしい。おしゃれなものも多い。「パンも美味しいわよ」なんて何の話か分からない人もいる。しかし、その時、自分がどこにいるのか?と思ったら、そのグッズはどうなるのかしらと。とりあえず、現在、バッグの中には笛を入れている。笑う人もいるが笛を入れた。
  「地震が来ないことを祈って」と言う人は多いが、天災ばかりはとても人間でははかりしれないことばかり。ただ、何とも言えないが、兎に角冷静でいたい・・・冷静に行動したいということだ。今朝からあすから週末の仕事だイベントだ打ち合わせだと、台風接近による予定変更などでみんながかなりテンパっているので、その空気にヘトヘト状態となった。全く!脆弱そのもの。しかしエネルギイ空っぽ状態。やはり生身の人間は休みが必要であるのだろう。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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