2009年2月アーカイブ

ch07.味 : "甘み"によろめく?


  美味しいジャムをいただいた。セルフィユというところのジャム。ゆずやレモン、ショウガ、そして甘いチョコレートや紅茶の香りなどいろいろ。小さな瓶詰めに不思議な美味しさの世界が次から次へと広がっていく。
  まさに。コピーにある「ちょっとずつをたくさん」という感じで楽しめる。種類が沢山あるから、これからもひとつずつ楽しもうかと思った。
「セルフィユ」のホームページはこちら

  私たちはいろいろな味に出会う事ができて、快適な生活をしている・・・・と思う。一番原始的ともいえる「甘さ」は子どもも大好きだし、一般的には「大好き」な味覚であろう。
  しかし、甘さにも慣れすぎてしまった現代では「甘すぎなくて美味しい」などという表現はふつうに使われている。「甘さ」がとても貴重な時代であれば、こんな事はなかつたであろう。太るとか、いろいろと時には悪役にもなる砂糖。
  こんな砂糖が2009年、世界の砂糖生産が過去最大の落ち込みを示すと見込まれている。砂糖取引会社のザーニコフ・グループの調査ではあるがつまりインドと中国の生産が減少して、これにより予想を上回る供給不足(2008年~2009年穀物年度に1040トン不足)になる。
  ひとつひとつ「味」は貴重なものだ。その「味」がどうして出来上がってくるのか、私たちの生活に入ってくるのか。どんな「味」でもとても素晴らしいということを再認識したい。

ch05.エンタテイメント : 一気に全国ブランド?


   映画のロケ地がこんなに身近にあるとは!という感じである。某出版社の近くの「玉川屋」という酒店があるのだが、そこに宮﨑あおいとユースケ・サンタマリアの色紙が飾られているそう。
  なんとあの、「玉川屋」で「少年メリケンサック」の深夜ロケがあったという。ひゃあ~信じられない気分。出版社の"お酒大好き編集長"にすぐつれていかれる「玉川屋」も一気に全国区ブランドだね!。
「少年メリケンサック」

ch10.生活 : おくりびと旋風


  今 巷では「おくりびと」旋風!らしい。映画のロングランでどこの映画館も満員だということだ。先般もある映画館で「お立ち見ですが・・・」と映画館のスタッフの人に言われて、立ちすくんでいるご婦人がいた。
  この映画の影響で、「納棺師」という仕事も脚光をあびて、希望する人も多くなっているという。特に、高齢者の希望者が多いという。また若い納棺師の人もこれまでは映画同様に家族にも友人にも自分の仕事についてなかなか話せなかったという。しかし、何故、誰でも必ず、直面する「死」を取り扱う仕事が何か忌み嫌われていることも考えてみればおかしなことだが・・・。
  この旋風?で「マイ骨壷」も流行りだしたようである。既に、陶芸教室に通う姑が必死に何ヶ月も作っていたのが「マイ骨壷」でやっと先日「完成した!」という作品を見せてもらった。「すごいでしょう!」と大自慢をしていた。なかなかの大作で、褒めちぎってしまった。ある時「いち子さん、百合の花ある?」と急に言った。たまたまカサブランカ好きの私はリビングに沢山飾っていた。、渡したカサブランカをせっせせっせとデッサンしたようだった。骨壷には見事なカサブランカが描かれていた。「実にきれいに発色しましたね」とまた褒めちぎってしまった。「生前に墓を建てたり骨壷を用意するとずーっと長生きするようよ」と言うと姑は嬉しそうに笑った。

おくりびと公式ホームページ


  某会合の後に、懇親会ということになって、その席で何故か「体外受精」の話が出ていた。しばし聞いていたら、ただただ"あ~んぐり状態"になった。主宰者の男性が「いやあ、もう二人が産みたいって言ってきましたよ」と言う。その方々は社会的にも有名な人であるというから、「誰?誰?」と実は聞きたいものの、私も大人?であるから「へぇ・・」と頷いただけでいた。要はプロセスは要らない。ただ、優秀な精子を必要としているという。そして、もし、子どもが生まれたら一人で育てるという。経済力もあるから心配は要らない。つまりシングルマザーということか。
  すると一人の女性が、男性も、家庭的で夫・父親向きの男と、愛する男って違うというようなことを言うので「要は夫・父親として向いている男と、それとは別に例えばワイルドな男も同時に所有したいということですかね?」と訊くと「吉田さん!それはまさに理想ですよぉ~!」とのたまう。ややや・・・・だだたビックリしながらも、以前、風水お見合いパーティーというものを企画した時に見事カップルになった、あるカップルの男性の方が「結婚は考えていませんよ。だってやはり子どもを産んでくれるなら若い20代のほうがいいから」と淡々と意見を伝えてくれた。「まあ、遊びです」ときっぱりと言っていた。勿論、女性側はその男性の真意を知らないわけであるが、この時も何か私は脱力感を感じた。
  しかし、今もなお一部の女性の中には見かけ「優秀」な男性の精子の提供をうけ、子どもを産みたいという考え方、そして男性の一部にも「やはり子どもを産んでくれるなら若い女性に」という考え方はある。全てではないが、何とも、こんな大切な事に技術論が罷り通るとは・・・・何とも。
  自分自身の事を考えても父と母の「良いところ」も「悪いところ」もぜーんぶ継いでいる。そしてそれらはずっとずっと祖先の遺伝子が織り成す不可思議な世界だ。今、見た目の「優秀」な男の「良いところ」だけを子どもは受け継ぐわけではない。「でもね、そもそも子どもの誕生ってねぇ・・・」と言い出したらとても長くなりそうであるからひとまずやめておくことにしよう。


   2000年春、料理研究家の小林カツ代さんが「この指止まれ!」で結成された 神楽坂女声合唱団 が今年10周年を迎える。今年の年末の恒例チャリティーディナーショーの企画をはじめ、且つ、大切な10周年以降の活動についてのアンケートを団員全員にかけ、それぞれパートごとの集計のまとめをしている。アンケートとして考えてみれば母数もビックリするほどの数でもない単純集計ではあるが、その意見、感想・・・・というより「思い」いうものを読めば読むほど胸の中で何かが弾けて行く。この感覚は多分、愚直にもコツコツコツと一生懸命に皆で、そしてワイワイワイと楽しく、エキサイティングに過ごしてきた軌跡だろうと思う。一言一言の重みを感じることが出来るのは、そう「今」だから。9年目でも11年目でもない不思議な「節目」を迎えたこの時だからこそ。
  あの日から、みな元気に活動してきた。毎月のレッスン。そして時には夏の強化合宿・・・とまではいかないまでも、集中レッスンをして、チャリティーディナーショーを作ってきた。多くの方々の応援をうけて、そして出来る限りの力で動物愛護゜の為の寄付をしてきた。そう、もう数え切れないほど、いろんな事があったよね!そんな日々の積み重ねの「今」を迎える幸福感を決して決して忘れないようにしようと思っている。貴重な貴重な生の声。「思い」を大切にしていかなくてはね。

ch05.エンタテイメント : やった!『おくりびと』が初の受賞


  私はこの映画を見て、初めて「納棺師」という言葉を知った。第32回日本アカデミー賞の授賞式でも最優秀作品賞など10部門を受賞した。受賞とは、どんなことでも嬉しいが、誰でもが「おくりびと」であるということを考えれ考えるほど深い作品だと思った。
  仕事を通して初めて触れる人間模様。重たい重たいテーマがある軽快さを伴っていたのは監督や脚本の素晴らしさはいうまでもない。さらに、やはり主演の本木雅弘、山崎努ら実力派の力だと思える。本木さん以外が考えられないな。広末涼子も適役であったと思う。また日本アカデミー賞では、晴れ着で来たと言ういうのに警備員さんに待ったがかかったとスピーチで言っていた余貴美子の演技力は本当に素晴らしいの一言。
  そして今日、なんと!第81回アカデミー賞で外国語映画賞は、日本の映画『おくりびと』が受賞したのだ。日本映画初ということだ。ああ!なんと素晴らしい日か!嬉しい。  

ch10.生活 : ものを大事にすること


  節約ブーム?でシャンプーやリンスも詰め替え用が売れているという。まだボールペンでさえ、かえしんを購入する人が増えていると聞いた。「いい傾向だなあ」と思って、地下鉄に乗ると、中吊り広告に、節約ストレスの妻を労うために家族旅行をという展開の広告があった。「?」と思えた。ストレスになるまで節約などすることはないだろうにというのが実感。節約はかなり頭を使う。決して楽ちんではないかも知れないが、ある意味で楽しくしないと精神的に参ってしまうかも知れないし。
  節約だ、エコだの本を読んでいると最近「あれっ?」と思うことが多い。何故って、意外と昔の人は当たり前にしてきたことばかりが多い。何も必死につ節約!節約!と気張っていたものではないと思う。寧ろ、小さい頃の思い出とはそうした日本の知恵のようなものがいっぱい詰まっていたと思える。
  ちょっと昔の話だが、知人の優秀な編集者がある時、きっぱりと仕事を辞めると言う。「ええーっ。これから、どうするの?」と聞くと、「裂き織りを始めるんです」と言う。当時は「何で?何で?」なんて聞いてしまったが、裂き織りを深く知れば知るほど、「知恵」と「愛情」を感じる。大好きだった小さい頃の浴衣が微妙な色合いのお洒落な帯に生まれ変わったりする。それには忘れられない思い出も一杯だろう。
  もう亡くなってしまったが、明治生まれの祖母は残った毛糸や要らなくなったセーターを糸にもどして、改めていくつもの作品を作ったことを思い出す。時には「おばあちゃま、なあに!これっ?」というデザインのものもあったが祖母は私がそう言うと、いつもクククと笑っていた。母も「物資のない時代を育つとねえ・・・」と言いながら、口紅でも白粉でも、そして身の回りの品々を大切に使っていた。決してそれは惨めでもなんでもなく、とても良い暮らし方に思える。何か無駄に使えば「湯水の如くつかうものでない」と窘められた記憶がある。その湯水であっても今は大変貴重なものである。そんな昔の暮らしの良さは伝えて行かなくてはならないとつくづく思う。まあ「こうせねばならないのだっ!」なんて気張らずに・・・だけども。

ch03.美容 : 肌が気になる


  液晶テレビの値下げラッシュという。この値下げは6月まで続く可能性もあるとか・・・。完全な値崩れはすでに進んでいるらしいが。エコブームもあって消費電力とかキーワードが「エコ」となる傾向も強い。しかし、「エコ」という言葉は本当に定着したものだ。
   だが、液晶テレビ技術が進めば勧めほど、あの鮮明さ、手にとるような美しさ・・・・この技術はなんともといつも感心しているのだが、私の好きな「自然」「動物」「植物」「料理」などは大変ワクワクするのだが、どうも「人物」はまずい。あることが気になって、集中出来ず。そうそう「肌の質感」。出れば出るほどまずい。勿論、「美しければ良い」のだが全てがそうではない。だからこそ、そうでない時は殆ど内容が頭に入らなくなる。適度なデフォルメというか、むしろ曖昧な画面であって欲しいと思う。着ている服とか、目鼻立ちというより何故、こんなに「肌」の状態が気になってしようがないのだろうか・・・・・「肌」を見ると、どうもその人の健康状態とか食生活とか生活状況がまたまた気になってくる。嗚呼!実にいやな性分である。

ch11.経済 : 何故?働くということ


  最近は大人だけでなく子どもまでが「リーマンショック!」などと口にしている。人との話しの中で、ちょっとの間であるが時々、「本当に去年の今頃はまだ・・・・」という言葉が出る。全く明日が読めないとは今のことか・・・・。
  独立して起業して思ったことは、本当に小規模であっても経営を継続してこられた方というのは本当に凄いと思う。昔から、大手に在職していて、"定年になったら会社でもつくろうかなあ~"なんて時々いう方はいるが、いざその頃になるととても起業など出来ないことが分かってくるようだ。ボールペン一本も会社のものを使用していたサラリーマンには経営者になって苦労しようなど、そうした世界で起こることについて全く未知数であるからだ。


  何もかもが本当に変化をしている。まさに止めようのない変化だ。例えば「うちは百年も続いた老舗だから~」などというのも通用しない。何の効力もない。また「この数十年はずっと景気が良くてね」というのだって「手形がきれなければおしまいだ・・・・何とかしてくれ」ということになる。もう、昔の栄光に酔っている間はない。実に怖い。
  
  「もう一度、就職してサラリーマンになることにした」と友人が言う。彼も大手企業を離れ、起業した人間だが、それこそ、リーマンショック以来というか、経済状況の変貌に太刀打ち出来なくなって、今までのものは通用しなくなったと言う。結局、会社を畳むことになったわけだ。しばし、転職先の給与面で悩んでいたのが、実際にその数字を聞いて「何を言っているんだ!」と強く言ってしまった。ずーっと高給に慣れていたものは、やはり何かが麻痺しているのだ。所謂大手にいる人間は、特に麻痺している。本当に目を覚ませ!と言いたいくらい麻痺している人が多い。
  先般もある男が定年後もその会社に残った場合の給与数字を聞いて「冗談じゃない!」と激高していた。エンドレスで激高していればいいんじゃないか?と私は傍観するように聞いていた。
  ちょっと前に電車の中吊り広告でたしか退職金4000万もらっても、次に300万を稼ぐことも大変だというような見出しがあったが、まだ、こんな実状も分からない人々もいるのも確かである。

  取材の打ち合わせで、少し早めに到着した。喫茶店でコーヒーを飲みながら、資料を整理していると、隣りで若い女性と男性が何か面接のようなことをしている。男性が面接官のようだ。
  
「しかし、すごいねぇ、もう10回も転職しているのか・・・・」と男性。
「これだけ転職していると、いい出会いの種かどうか?分かるんです。根拠はないんですが、自信はあるんです」と女性がきっぱり言う。「?」と思いながら、いつの間にか、資料整理しているのに、左耳がぴくぴくしてきた。
「入社したはいいけど、借金だらけの会社だったり、夜の接待ばかりだったり。酒癖や女癖の悪い人は本当に困りました。ある会社では社長に、ねえ、お金貸してと言われた時は本当に驚きましたよ」と女性。彼女が転職するにはそれだけの理由があったのだなあと思えた。かなりご苦労も経験も積んだわけだ。なかなかのツワモノのようだ。
「結局、お金だお金だという人、儲かる話しとか儲けるのが一番という人が社長の会社は嫌ですね。良くしていきたい、それも社員のために会社を良くしていきたいという社長のもとで仕事がしたいんです」と言う女性の言葉に男性面接官が頷いていた。話しを聞いていると女性は33歳ということだった。しかし、まだその若さで、本当によく分かっているなあ~と感心していると・・・・・・
「ああ、どうもどうも~」と目の前に取材相手がいらっしゃった・・・・・さあさあ、仕事だ。

ch12.その他 : コーヒー急騰?


   外で打ち合わせや待ち合わせの時に珈琲店に入ることも多い。最近は少なくなった所謂喫茶店などに入るとやはり珈琲一杯450円くらいで、「やややっ」と思うことが多い。先般はたまたまあわてて雨宿りで入った喫茶店で珈琲を注文したところ、レジで「995円です」と言われ、一瞬「?」になった1000円札を出したところ、「今後もご縁がありますように」と5円のつり銭をもらった。レジの横には大きなガラス瓶がありそこにはよく見ると5円玉が沢山入っていた。なるほとね!と思って店を出た。

  だから通常はチェーン店に入ることが多いのだが。・・・・というのに、何とも西半球の2大生産国であるブラジルとコロンビアの生産が減少しているそうで、コーヒー相場は2009年の商品相場で最も上昇が見込める銘柄ということだ。ああ!大好きなコーヒーが急騰ですか・・・・


ch01.政治 : 政治力欠如


  当然というか、何と言うか・・・・。中川昭一財務相兼金融担当相が朦朧か酩酊が、あの例の記者会見した問題の責任をとり辞表を提出、受理された。そして麻生首相は中川氏の後任に、与謝野馨経済財政担当相を兼務で充てるという。 この経済状況の中、経済政策に責任を持つ3ポストが集中するとはどういうことか?。
  今回の原因が酩酊でも風邪薬でもどうでもいい。醜態を晒したのは事実。その上、辞任までの二転三転。総理も漢字の読み間違えとかの場合ではない。迷走しまくりだ。自分も偉そうなことは言えないが、政治家として本当に必要な決断力がなさ過ぎるにも程があるんじゃないか?。政治力が完全に欠如しているとしか言えない。政権の求心力低下は本当に免れず。総理は一にも二にも経済政策とはいうが、それこそ、市井が如何なることになっているか、本当に分かっているのか?疑問である。

ch06.音楽 :

   私のちょっと上の世代の所謂、団塊の世代の方々に今、"団塊の世代の星"と歌手の秋元順子さんが大人気だと言う。昨年のNHKの紅白歌合戦にも最年長記録を樹立。初出場?されたということで(実は見られなかった・・・・)同年代女性の人気が兎に角すごい!のだと言う。また、女性ばかりでなく、友人の団塊の男性からも「泣けるよ~泣けるよ~本当に!」と言うことを聞き、それまでは、なんとなーく耳にしていたヒット曲「愛のままで...」をしっかりと聞いた。女性の心をそして男性の心も打つのか!?と3回ほど聞いてみたのだが・・・・・・。
 
   「もう歌えるぞ」とはなうたで歌っていたら、いつのまにか岩崎宏美の『聖母たちのララバイ』になっていってしまった・・・・・なんで?なんで?・・・・と思いながら、ふっといつもこの歌が好きだった某広告代理店のSさんの事を思い出していた。1980年代かぁ・・・・。あの時代はまだ結構な景気で、もう仕事にあぶらがのって?というのだろうか。本当に楽しくバリバリ一緒に仕事をした。しかし、若くして彼は亡くなってしまった。つい、亡くなった人の年を数えてしまう。そうか、『聖母たちのララバイ』を聴くたびに「癒されるよなあ」と言っていたSさんもその世代になっている。人生にたらればなんてないけれど、もし「愛のままで...」も聴いて、一体何て言うのかなあと考えていた。
  歌には不思議な力がある。

ch01.政治 : あらら・・・・


  人間は生身だから、いろんな事がある。ロボットでもサイボーグでもないのだからしようもないけど・・・・
  しかし米ABCテレビのウェブサイトが中川昭一財務大臣のG7会議中にコックリと題して居眠り?疑惑を報じる始末。G7終了後の記者会見では言い間違えや呂律も回っていない。どうしたんだ?どうしたんだ?とこちらが心臓パクパク状態になった。まさか?ちょっと前にもあった「泥酔事件か?」とまたどういうわけか心臓がパクパク状態。
  愛想笑いもしない。なんというか朴訥として、野党のことや他人の事をあれこれ言う政治家でもない。頑固でも緻密な人物が・・・。今朝になってその状態について「風邪薬が効きすぎた」という理由を言ったそうだが、やはり今回は醜態でしかなかった。テレビのコメンテーターが「その風邪薬を公表しろ」とまたわけ分からんことを叫んでいたが。公の人間としてはまずい。危機管理なさすぎである。マスコミのかっこうの何とやらにしかならない。

  「とにかく試食して。とてもインスタントと思えないから~」というメッセージ付きで料理研究家の加藤和子さんから京都菊乃井のにゅうめんをいただいた。
  "体に悪いものは一切入っておらず、簡単に調理できる麺があったらええな"という思いから開発された商品ということで、菊乃井のご主人・村田吉弘さんが「私が納得する味」というほど、本当に感動する味だった。
  加藤和子さんが「とてもインスタントと思えないから」と仰る通り!熱湯と器を用意するだけ。いとも容易く!こんなに簡単でいいのかしら?と思いながら3分間待つ。国産の小麦粉と天然塩と天然水により丹念に捏ね上げたという麺の何とも上品な食感。具材は鯛と蛤の二種類。さすが、京の味は違いますなあ~違いますなあ~とただただ感動。美味しいものをつくりたいという「思い」から長い時間をかけられたという、その熟成し且つあたたかい愛情を感じるにゅうめんでありました。
「菊乃井」ホームページ


  今、私が属している法人会で4月25日に「さくらそうフェァ」を実施するということで、それぞれの担当の鉢数のさくらそうを育てることになった。久しぶりに園芸講習会に参加して、何とも小学校の夏休みの宿題ではないが、あさがおの育て方や稲の育て方などの理科の勉強をしている感じがした。理科が一番好きな教科で、本当に楽しかった!またこんな楽しみが訪れるとは!
  さくらそうの種でもまいて・・・と簡単に考えていたが、聞けば聞くほど実に深い世界。江戸時代、徳川家康が鷹狩りの際に持ち帰って栽培が始まったのがさくらそうということだ。当時は野生のさくらそうを愛でながら、もうせんを敷き、料理や酒を愉しんだといわれる江戸の人々の生活を想像した。きっと楽しいピクニック気分だろうなあ。
  私が育てるさくらそうは「小田巻」「「童子梅」という種類の二鉢だ。出芽の位置を考えながら、水はけを考えながら鉢植えをする。さてさて・・・・4月にどんなさくらそうを披露できるか?フェァが楽しみでもある。しっかりと育てないとね。

ichiko : 1000回目


   2003年。まだ、今のようにプログはこんなにブームではなかった。ある日、「ホームページを作ろうかなあ」と知人に相談したところ、「アメリカで今、プログというものが流行り始めている」と言われ、まあ言われるがままというかあたらしもののというところもあって始めたプログ。一時は何日も更新しなかったり。スパムも登場。友人からは「こまめに更新しないと本当に荒らされるよ」ときつく言われた事もある。
  そして、今日、記念すべき?カウント!である。まさに1000回目となった。思い出せば、本当にいろんな事があっていろんな人に出会って・・・・。国際心相科学協会の宮城悟先生の「心相数191の吉田さんは今年大飛躍の年になります。今年の活躍を期待していますよ」という感激のメッセージをいただいた。もがいてもがいてまたもがいて。必死になってきて良かったと最近になって漸く思えるようになった。
  しかし1000回目が「13日の金曜日」とはねぇ・・・・ふふふ。

ch12.その他 : 文は人なり、声も然り


  いろいろな会社にお邪魔することがある。その時に本題よりも受付の女性の応対や、また、ちょっとした仕草や、お茶の温度など結構細かいところが気になることがある。自分でもいやな性格だなと思うのだが・・・・・
  しかし電話は怖い。なんとも応対の悪さ〔というより悪く聞こえてしまうのでろう〕で、その会社やオーナーさんの事まで「えーっ!何?」という感情を抱かせてしまうことがある。忙しいのは分かる。しかし、それなりに用事があって電話をしているのだからぞんざいな態度はまずいだろう。その瞬間に何もかもが興ざめである。
  例えば役所の対応、人気の通販会社の対応、レストランの対応・・・・もろもろ、相手の姿が見えないだけに本当に「声」の効果は大きい。一度、変な?セールスの電話など大体が「変な声」を出している。思わず笑ってしまうほどだ。多分、目の前にマニュアルが置かれているのだろうと思った。「営業セールスの電話だったら、先ず落ち着いた声でしゃべりなさいな~それからですねぇ、営業は」と一度注意したこともある。まあ全く、どーでもいいお節介な話しであるが。
  要は常々、いろいろな方々の文章を拝見する度に小学校の時の担任が教えてくださった言葉「文は人なり」が思い出される。文はその人の全人格をあらわすが如くに個人でなくても、その「声」は本当に格を感じるほどのものだということか。別段、いい声ということでなくて・・・・。

  ジャーナリストの櫻井よしこさんが理事長を務めるシンクタンクで、日本国家が直面する基本問題を見つめなおそうとする「国家基本問題研究所」の会員なのだが、昨日は地球物理学者の赤祖父俊一先生の「地球温暖化の原因」についての講演会が永田町の星稜会館あった。
  「20世紀後半〔実際は1975年日頃より〕、温暖化は炭酸ガスによねものとするのは仮定でしかない。不幸にしてその仮定から推定された気温上昇が大災害をひきおこすこととなり人類の大問題となってしまった」という。現在の地球温暖化の原因である二つの自然変動によるもので、我々が日頃から目にしている温暖化の認識、そして例えばよくみる現象面の映像の間違った使われ方などを改めて認識する。質問事項を3つ用意していったが赤祖父先生の説明の中で全てクリアになった。しかし、会場内は熱気でむんむん。次から次へと活発な質問が出され、予定時間をはるかにオーバーしてしまっていた。大学の名誉教授や民主党の議員など様々な方々が参加していらした。中には「私は年金暮らしの~です。昔、応援団だったからマイクは要りませんよ!」と威勢のいい男性の自己紹介に場内は笑いで包まれた。
  今後のキーワード「食」「エネルギー」「水」そしてますます進むであろう「太陽経済」。本来、省エネの生活を愉しんできたニッポン人。そして省エネが得意でもあるニッポン人。だからこそ、未来図も描かないで、目先の利益に貪り、ガツガツすることなく、真摯に冷静に受け止めていこう。
  「まだまだ若い学問の分野。またまだ研究が必要なんです」という赤祖父先生の言葉が心に残った。


国家基本問題研究所のホームページ


  『発言』→『批判』→『修正』を"麻生の法則"とか言うらしい。笑う気持ちにも拍手する気持ちにもならない。よく、話題をあたえてくださる総理である。
  読売新聞の電話方式による全国世論調査では、麻生内閣の支持率が19.7%で初めて2割を切り、これは2001年2月の森内閣8・6%以来ということだ。
  漢字の読み間違えはもう、気持ちとしては「問題外の外の外」という感じであるが、問題発言そして失言は総理としてはまずい。それに「何はともあれ景気対策を優先」と強調するにも拘わらず、確かなビジョンも見えず政策のぶれは末期だろうが・・・・・。あと、私自身の中で怖いのは今年5月21日からスタートする「裁判員制度」だ。「来たよ~」なんて気軽に言った友人がいた。「そんな言い方はないてしょ」と言ったものの、何とも、この制度には疑問しかない。まあ、今の自分の内には、選挙のワードとしてこのことが含まれている。


   夜になって帰宅して、ちょっとNHKにチャンネルをあわせると、職業「詐欺」という番組の途中であった。顔にモザイクがかかって取材をうけているのは振り込め詐欺のリーダーだった?とかいう30代前半の男性。「自分の中の正義」とのたまう。派遣切りされた人や内定取り消しの連中はお金の話をすればすぐに飛びつく「おいしい人々」というらしい。ハローワークで仕事を探していてもなかなか見つからない男性は所帯もちであり、「生活のためなら・・・・」と言葉を濁す。ただまだふんぎることが出来ない、迷っているということで安心はしたが、30代で人を騙してお金を不正に取って、この先「自分の中の正義」とやらを振りかざして、何年生きていくのだろうか。ふざけるな!である。しかし、こうした番組をやはりある意味フィクションのように別世界で見ている人間の心の弱さを感じ、恥じる。
  番組は後半であったので、見始めたところですぐに終わってしまった。何か空しさと怒り。しかし、会社生活を終えた人々が、実際に再度、社会に出た時に己の実力をまざまざと見て、愕然とするということを聞いた。これはその現実を見ないと決して分からない「事実」である。そんな時、若者だけでなく、決して年齢を重ねた人もぶれないで欲しい。分けのわからぬビジネスの話しに陥りやすいから、本当に気をつけて欲しいと願うばかりだ。分けのわからぬ、何とかビジネスとはややもすれば職業「詐欺」にもなりかねない。特に、「~長」という役職が欲しい欲しいと思う、そんな我欲はより深みに嵌るものだから。


   昔から何気なく耳にしていた言葉が最近になって心の底から納得できるようになる。これが年月かなと思う。少し前だったら全く別の考えや行動をしていたと思う。
   しかし・・・・・「去る者は追わず来るものは拒まず」。多分、ちょっと前の自分なら、「もう一度考えなおせ」と説得し説得し、それでも説得し。最後にどんな言葉を浴びせられようとも説得したのかも知れない。しかし、古人の教えとは、分かる時がくるものなのだね。


   現在、私が所属しているチャリティーをメーンに活動している神楽坂女声合唱団は今年で10周年を迎える。2000年の花見の時、料理研究家の小林カツ代さんが「ねえ!私、合唱団をつくろうと思うの。動物たちへのチャリティーを目的とした合唱団!」と言った。毎年クリスマスの時期に行われるチャリティーディナーショーには沢山のお客様が応援にきてくれた。第1回目は多くのテレビ局も当日は取材でごった返した。恵比寿のウエスティンはもう超満員であった。
  先般、団員の新年会が行われた。指揮者の辻先生とピアノ指導の黒尾先生を囲み、歓談した。たまたま10人ほどのテーブルであったが、当初の話しになり、私の隣りにいた料理研究家の加藤美恵子さんが「そうか・・・第1回目からの参加は私といっちゃんか・・・」と小さく呟いた。
   この10年の間に実に目まぐるしく多くの団員が出入りした。確かに、当初の団員数からは減っている。しかし、来る年も来る年も・・・・そして団長の小林カツ代さんが病に倒れてからも・・・・団員の変わらぬ気持ちと精神力でこの合唱団をもり立ててきた。この活動は人々の人生のある「一点」であってもいいのだろう・・・・そう思えてきた。
  団員の一人である弁護士の大谷恭子さんの「今とっても忙しくて練習に参加できませんが、あと数年したらこんな風には仕事ができなくなると思うので、その時にはきっと続けていて良かったと思うようになるのかもしれません」という言葉が私の心に強く残った。まさに、仰る通りである。「その時に続けていて良かったと思う」そんな時期がくることは実に幸せな事であろう。
   今後も人は生きている限り、さまさまな事が起こり、さまざまな事に直面する。それでもこうした、団員に巡り合えたという事に感謝なのだね。まさに、禅の言葉にある「雲水」というものなのだろう・・・・。何かが吹っ切れた。  

ch10.生活 : 本を読む人


   この2~3日、なんかとっても嬉しい光景を見る。車内で文庫、単行本など読書している人。皆、それぞれが真剣に本を読んでいる。背表紙が見えないので、どんな本を読んでいるのかは分からないが、時々、図書館からかりてきたらしき本だと書名も分かる。先日も昨日も右隣りも左隣りも前方の人も読書をしていた。思い込み、たまたま、偶然・・・・そうかも知れないがその光景の中に溶け込んでいる時、「あれ?何かの撮影?」と思えるほどに嬉しくなる。
   「心の時代」といわれる21世紀、心の荒廃が取りざたされているから何か人々は・・・と言うのはいきすぎであろうが、やはり、読書する人の姿とは本当に心が和む。


  毎日毎日パソコンや携帯メールでの情報過多。気軽過ぎるメールでの情報交換。製作過程の大変さも理解されぬまま、ささっと捨てられるフリーペーパーの類。雑誌そして読まなくなった読まなくなったと言われ続ける新聞。でも現代人は皆、頭が情報過多でパンクしそうになっている。だいわ文庫『頭の整理がヘタな人、うまい人』の著者である樋口裕一さんは「しっかりした人生を送るには、身の回りを整理してシンプルに考えることだ」と言う。まさに!シンプルに尽きるな。何がしたいのか、どんな解決策があるのかを明確にするには、「賛成」「反対」を自分の中で純化すること。そして頭の整理をすると、人にも言いたいことが伝わりやすくなる・・・・まさに!整理されていない頭と心では氾濫する情報にただ振り回されるだけとなる。そうなったらどんな業界の人も危険だ。
  ケータイばかりに依存しないで、たまには興味ある本を手にしてみよう。そして読書三昧もいい。

  

ch12.その他 : 花に囲まれて・・・・

  北風は強いが、晴れた良い日だった。友人のお母様の告別式に参列した。まるでお花畑のような花々に囲まれてご遺影があった。90歳の誕生日には満面の笑みを浮かべていたと言う。そして誕生日の2日後にご逝去された。
  友人は仕事をしながら長い長い時間、お母様の看病をしていた。昨年末は病院で一緒に過ごし、新年になって自宅に戻れた時、「本当に嬉しそうだったのよ~」と彼女も実に嬉しそうに話していた。
  

   読経をききながら・・・・・いろいろ考えていた。
  人は必ず誰でも「死」を迎える。人生の様々なことがら。戦争、不慮の事故、病、別れ・・・・理不尽であってもどうであってもその時が来る。その時に人は地位も財産も何もかも、形にあるものはあの世に持っていくことは出来ない。心から愛する人を連れて行くことさえも出来ない。「死」とはたった一人で迎えるもの。
   娘や息子たち、そして家族全員に見守れながら神に召されるということ・・・・これはやはり幸福な人生をお過ごしになったのだと思っていた。

  夜になってメールが届いた。「今日はありがとう。全て終わり花いっぱいの祭壇に母のお骨がのっています・・・」と。本当に本当に・・・お疲れ様でした。

社会問題 : 甘い話

世の中、うまい、おいしい話があったら果たしてその「話」を人に教えるだろうか??

   逮捕前に自宅近くの小料理屋で朝食をとっているエル・アンド・ジーの波会長。「どこが詐欺なんだ?!」とふてぶてしい映像を見ながら、この人の頭の中はどうなっちゃっているのかと思った。自らを被害者と堂々と言いきる姿。円天という疑似通貨を発行して単に多額の資金を集めていただけの人生。「円天」は使っても減らないという宣伝文句で出資者を募り年利36%で100万円を預ければ、15年で1億円になるとか?冷静に考えたらあり得ない話だろうが・・・・。 L&Gが集めたお金は1200億円を超えて、会員は全国で約3万7000人に上るとか。それでも、今になっても被害届を出している人は少ない。一時的とはいえ、夢を欲望を貪ったのだろう。その酔いからまだ醒めないのだろう。しかし怖ろしい世界である。

  元本保証をうたい株式投資に誘った主婦もいた。関西や中四国の100人以上から少なくとも15億円を集め1人で1億2000万円を出資した人もいるとか。元本保証と月2-5%の配当が明記されていたという契約書。派手な着物と宝石でかためた、これまた偽装に人は騙された。
  こんな時代、こんな犯罪はますます増えると思う。人の心を弄び、そして人の欲につけ込む。飽くなき欲望が満たされる事はない、醒めるまでは。

社会問題 : 破壊そして創造


   まだ景気のいい頃だった。確かにあの頃は浮ついていたと思う。この調子で行けば安泰なんだくらいに不遜な気持ちでいたと思える。そんな時、時のリーダーは私たちに「スクラップ・アンド・ビルド」を繰り返した。何度も何度も繰り返した。しかし、当時の自分達は果たして、真剣に100%の努力をしただろうか? 大いに疑問だ。 全てを一度破壊して再度構築する事・・・・躊躇いと不安、それ以上に迷っていた。一生懸命にとか努力とか、何よりも会社に何年間在籍しているとか、ある程度しがみ付いていれば何とか生きられた時であったのだろう。しかし、今。完全に「時」が変わった。従来のビジネスモデルが完全に通用しない。本当に実感する。


  パナソニックが2010年3月までに正規、非正規社員合わせて計1万5000人を削減する方針を発表した。世界景気の後退の中で「破壊と創造」に挑むわけだ。需要回復の目処がたたなければ更なる「破壊」を迫られるだろう。スリム化したとしてもそれだけで回復するわけではない。
  

  ある日ある友人が私に暗い表情で言った。「~百人のリストラが予定されている」と。対象となる世代のなんと厳しい現実。まだ見えないとしてもその現実が突き出される。言葉にもならない。聞いてもどうすることも出来ずだ。ではどうするのか?内部留保の問題で、ワークシェアリングで数年後には回復、甦ると言いきる会社もいろいろあるが、基本は国の力以外にないだろう。


   読売新聞社が「首相に最もふさわしいと思う国会議員は誰か」と面接方式の全国世論調査をした結果、小泉元首相(14.4%)がトップで次位が小沢民主党代表(13.7%)だったそうだ。麻生さんと自民党離党で注目された渡辺喜美元行政改革相はほぼ同じ・・・というのも面白い。小泉さんの実績というより、多分、あの「時」を駆けた小泉さんのイメージというのか、所謂「空気」が欲しいのだと思う。首相に求める資質のトップが「指導力」、そして「決断力」というらしいが、本当に国民は国民意識になれる、ジャッジが出来る指導者が欲しいのだ。

  たとえが相応しくないかも知れないが、1937年であったか、ヒトラーという一人の英雄が熱い国民の支持で生まれた。大戦後の混乱の中で、ドイツ国民が自分達で選び、そしてひとつの政権が生まれた。その時の為政者は確かに天才であったのだろう。しかし、何かが彼を悪魔に変えていった。天才でもなくて良い。朴訥として、そしてあくまでも真摯に国の未来を考える指導者であれば。

ch12.その他 : 有象無象


  この数ヶ月、矢鱈とおかしなメールがどっと届くようになって??と思っていた。大体が「お金貸します」「男女交際」の類。名刺交換ではないし・・・・自宅のパソコンのメアドなどは仕事では使わないものだし・・・・といろいろ考えていた。削除するだけでも大変だ。実に面倒。こうしたストレスはこの時代ならではだなあと改めて感じる。
  某出版社の社員がデータを持ち出して売ったのなんのとお詫びの手紙が届いた。ネットマーケティング講座の時に登録していたことを思い出した。手紙によれば、その社員によって流されたデータは住所、氏名、パソコンのメールアドレスだという。約5万人の顧客データの流出。今、その後始末をしているところだと丁重に謝罪している。その5万人の中の私もその一人であったわけで。だから「吉田いち子様」なんてメールが来るわけだ。な~るほど。それに「先日のお約束の件です」とか一瞬「あれぇ?」という件名でくるから思わずメールを開いてしまう。ただただ苦笑。そんな男女交際も望んでないしお金も借りる事もないというのにねぇ。

  また、あるグルメのサイトから「皆さまにご利用いただいておりますメッセージ機能に関しまして、女性レビュアーであることで安心させた上で、巧みにメールアドレスや電話番号などの個人情報を聞き出そうとするユーザーがいるようです。メッセージ機能を使って面識のないユーザーに本人、及び他人の氏名・電話番号・住所・メールアドレス等の個人情報を安易に教えることは、重大なトラブルに発展する可能性がございますので、十分にご注意ください。」なんてメールがきた。これまた、一瞬「?」と思ったが暫く考えて「な~るほどね!」と思えた。しかしよくもいろいろ考える人間がいるものだと感心する。
  現代人は何て、いとも容易く自分のメールアドレスを教えてしまうのだろうか。やはり、本来兼ね備えていただろう慎重さが消えていることに気付く。有象無象が蔓延する世界に大切な個人情報は容易く投げ出しては本当に大変な事だ。
  今日もまた、そんな有象無象のメールが届く・・・・。

ch07.味 : たまごかけご飯


   たまごかけご飯を最初に食べたのは何歳の頃だったか?はさだかではないが、食べた時の衝撃はとても印象に残っている。父親の故郷・千葉での朝食だった。


  さて、岡山県美咲町での専門店「食堂かめっち」がオープンして、1年間で7万食以上を売り上げたという記事を読んだ。ピーク時は1時間以上待つこともあるらしい。たまごかけご飯でなんと観光客も増えているそうだ。町内には西日本最大級の養鶏場もあることから「たまごかけご飯」に注目したというのはなかなかすごいことだ。今や、こうした「たまごかけご飯」専門店は各地に出現して町おこしにもなっているという。
  確かに自分がこの「たまごかけご飯」を食べた時、「新鮮だ」だの「新しい」だと周囲の大人がそんな感想を言ったような気がする。たまごかけご飯は醤油の量で微妙に味が変わっていく。かけ過ぎても少なくてもいけない。この味!という量がある。そういえば「たまごかけご飯」専用の醤油を見たこともあった。「へぇ・・・・」と思って見ただけだったが。
   「たまごかけご飯」の頭文字「TKG」として全国でいろいろお店がオープンする中、この人気の火付け役となったのが「365日たまごかけごはんの本」というもので、レシピも紹介され、昨年夏から既に10万部も売れているというから、いろいろな発見をさせられる。小難しい事をぐじゃぐじゃと考えるより、ヒットは意外にも"身近"にあるものなのだね。

ch12.その他 : あっかるく!前進!

sam_04.jpg   カレンダーでは丁度一ヶ月間。嵐のような一月が終わった・・・・。しかし月末の忙しさは何とも表現のしようがない。2月4日立春から「新しいスタート」としっかり思う!そんなことで随分と救われる。これまでの価値観や自分のスタイル(と勘違いしているもの)では乗り切れない波が押し寄せていることに気付かないといけない。成功事例や快感、全ては一旦ゼロにしてスタートするくらいの度胸が必要だ。しかし世の中の人々はなかなか踏み切れない。元~という成功体験にどっぷり浸かり、またの成功や快感が来ると勘違いしてしまう。痛みに向かうことはなかなか出来ない。己の皮を剥ぐほどに痛みがある事だから。紋切り型表現で「100年に1度の経済危機で云々かんぬん」はやめましょうよ・・・・と言いたい気持ち。

  
  サンディエゴ在住の画家・弓クレメイソンさんは時折、このプログにご登場いただくが、本当に弓さんの明るいというかあっかるい!姿勢にホッとさせられる。二月のお便りから一部紹介。


   さて、新大統領オバマの仕事ぶりは、アメリカ国民の期待にそって「People's Business」に徹している。就任翌日から旧政府の悪ポリシーを次々とひっくりかえして改正案にサインするオバマ大統領は清清しく、国民の心はなごむ 。 今国民の心理状態は、まるで真っ暗な海底から浮き上がろうとしている潜水艦のようだ。それは戦争に突撃する潜水艦とは全く反対の、健康な国、幸せな人民、そして世界の平和にむかう潜水艦である。

   昨年末から解決しない案件で痛む胃袋。そして、へとへとな気持ちが明るくなった。本当に「ありがとう」という気持ち。そうそう!兎に角、浮上!愚痴は言わず、前進!前進!である。

写真は作品制作中の弓クレメイソンさん

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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