2008年9月アーカイブ


    相撲といえば、 11代将軍の家斉が江戸城内で初めて上覧をしたと言われる。歌舞伎、吉原と並んで、江戸時代から庶民の三大娯楽のひとつであった相撲。昔も今も人気のある相撲。ニッポンの人々の心の中に確かにあるものなのだが。

今、相撲の世界が騒がしい・・・・・
やはり出たか!という気持ちだ。


  ロシア出身の元幕内力士、若ノ鵬が大相撲の八百長疑惑を報じた週刊現代の記事で名誉を傷付けられたとして、日本相撲協会と横綱朝青龍関ら力士が発行元の講談社などに損害賠償などを求めた裁判で、講談社側の証人として法廷で証言し、八百長を告発する考えを示した。
  「現在の相撲協会は汚い」という元若ノ鵬。アンフェアな取り組みを強いられお金を渡されたという。断れば所謂"かわいがり"をするといわれ、親方も黙認していたと述べた。このかわいがりとは、プロならば痛いほどわかる?巡業先でも行われるという何ともいえない仕打ちらしい。
  大麻取締法違反容疑で解雇処分が厳しすぎるとして、処分の無効を訴えて、地位確認を求める訴訟を東京地裁に起こした頃から、次に何かが爆発するのではないか?と感じていた。「協会の悪事についても証言していく」と付け加えていくところなど、直接、何の関係もない自分も妙な胸騒ぎさえ覚える。
  アンフェアな取り組みの強要と言っても物的証拠は何もないだろうし。会見でも彼はノーコメントだったが。貯金通帳でも見せるのか?こんなことを泥仕合とでもいうのだろうか。しかし、彼の言う本当に大麻を吸っている力士や親方が存在するというのが真ならば、これは大変な問題だ。「大好きな相撲をきれいにしたく、外国人の名誉を回復したかったから」ときっぱりと言う。りその気持ちは十分すぎるほど分かる・・・・のだが。


  平穏無事で楽しい生活の繰り返しの中ではありえないことだが、人は社会に拘わると「毒」を飲まなければならないことに出くわす。飲むのが嫌でも飲まなくてはならない、そんな時もある。毒に麻痺して毒が毒でない体質に変化していくものもあれば、やはり毒が合わずに死にそうになるものもいる。解毒するには時期もある。それをどう対処、対応していくかだけだ。解決できない理不尽さと闘い続けながらもだ。どんなに闘っても毒に勝てない、そんな理不尽さがあるのかも知れない。人間の社会とはそんなところがあるものなのだ。しかし、まだ20歳という若い若ノ鵬には、真実が見えるか見えないか、とことん闘ってほしいと思う。何れ、何かが分かるのだから。

ch04.カルチャー : 「源氏物語」よ!永遠に

  今年は源氏物語が登場して1000年ということであちこちでイベントも開催されている。例えば、横浜美術館では11月3日(月・文化の日)まで「特別展 源氏物語の1000年」など、壮大な源氏物語に触れるいいチャンスかも知れない。

  先般も第10回けやき会の『物語の世界』という語りの会が行われ、その中で作家・瀬戸内寂聴訳の「源氏物語」夕顔の巻が薗田潤子さんが原文を、深野弘子さんが訳文を読むという会があった。垣根に咲く、あの夕顔の花の名のとおり、儚い夕顔の人生・・・・。ワサワサガサガサした日々の中で、久し振りに源氏の世界に引き寄せられた瞬間であった。

  ところで、この瀬戸内寂聴さんは現在、86歳ということだが、なんと「こっそりケータイ小説を書いていました。ワクワクしました」といい、「あしたの虹」というタイトルで毎日新聞社から出版されたという!ペンネームは「ぱーぷる」。絵文字も使い、会話も若者を真似ての執筆。誰も天下の瀬戸内寂聴とは分からなかったというではないか。
  作品は「源氏物語」の一部をモチーフにした現代の恋愛小説。今年の5月から9月までケータイ小説サイト「野いちご」に連載していたらしい。ああ、知らなかった。書いている最中には、宇治で元気に田植えもし、また泥酔して顔も大怪我したとか。その間も若者文化にどっぷり浸かっていたわけである。 「ケータイ小説は日本の文学を悪くすると言われるが、読まれているのには理由があるはず。なぜ読まれるのか知りたくて書いてみた」というから、まさに天晴れ!というか・・・・・脱帽だ。気力満タン!弾ける若さの秘密とはこんな感覚なのかも知れない。見習わなくてはね。
  以前、ある講演会の席で、ずーっとずーっとケータイにメールをしているのかと思ったら実はケータイ小説を書いていたという女性がいた。あとからケータイ作家である事が分かったのだが、苛立ちから主催者にクレームをつけた自分が何ともね・・・・・という感じも少しだけある。まあ、今も本心から言えば、やはり講演会ではその演者の話しをよく聞けと思うのだが、瀬戸内さんの今回の偉業!により、ケータイ小説への気持ちがだいぶ変化した。まあ、これもまた「文化」である。

ご参考までに!「特別展 源氏物語の1000年」

ch12.その他 : 違和感


  すっかり秋めいてきた。まあ、もうすぐ神無月・・・。そりゃそうか。夏の風物詩もいろいろ遠ざかるなあ・・・。夏といえば、金魚すくいのイメージもあるが、新聞で、最近では持ち帰りをしない家族が多いという記事を読んだ。「はぁ?」と思った。最初に「金魚は家に持ち帰らない事」を条件に子どもに金魚すくいをさせる親が多くなっているということだ。信じがたいが、最近の若い家族を観ていると漠然であるが、時々、何かが違うかな?と感じることもままある。なるほどねぇ。しかし、生きた金魚でなく「なんと金魚すくいで、おもちゃの金魚も登場しているというから・・・・予想も出来ないことだらけ。
  昔から縁日などで買った金魚は結構、早く死んでしまうことが多く、自分もいくつ金魚のお墓を作ったかわからないほどだ。多分、今の若い親たちはこれがいやなんだろうなあ。「死んだ金魚なんて!どーするのっ!気持ち悪い」ということなのだろう。ゲームソフトなどみていると何もかもがバーチャル。バーチャルに慣れてしまえば、血の通ったものなんて気持ち悪いことだらけかも知れない。違和感だらけだが、結局、何かがごろりごろりと変化しているのだろう。
   違和感では、ペットでいえば犬や猫。最近では洋服みたいのを着ているのが普通で、着ていないと異常な感じ。犬の散歩をしていると着飾った犬や雨の日にはレインコートを着ている犬に出会う。何も着ていないうちの犬がおかしいのか?と勘違いする。それに犬や猫のダイエット食品やら便のニオイや体臭を取り去る食品やらビタミン剤、エステ?・・・・・何かが変わってきている・・・・・


  お洒落なランチタイムを愉しんでいるのはたいがいが女性だ・・・・と思う。豪華なフレンチを味わったあとなのだろうか?地下鉄・丸の内線内で「美味しかったわぁ~流石ねぇ~(有名シェフの名前)。もう、私、おなかいっぱいよ。今夜は鮭でも焼いて・・・ほほほ」と笑いあっている主婦たちを見た。
  それにくらべて、サラリーマンの多くはそんなに贅沢なんてしていない。特に、外食代のアップ。例えば、日本マクドナルドは8月に全国平均で2・5%程度値上げをした。9月には牛丼チェーンを運営する松屋フーズや、神戸らんぷ亭が一部商品の値上げをした。
  都心でランチをするとなると1000円はかかってしまう。お昼どきともなるとどこの飲食店も長い列だ。毎日毎日これを繰り返していたらかなり負担となる。だからサラリーマンの昼食代は確実に減ってきているのだ。GEコンシューマー・ファイナンスの4月調査では、今年は2007年より20円少ない570円。この減少は3年連続となるという。
  そんな中で、"弁当箱"が売れているそうだ。OLだけでなく、ご主人のものや、また自分自身の弁当箱を探す男性も増えているという。やはり小遣いの遣り繰りに迫られたサラリーマンが外食を控え始めのかも知れない。
  「あああ~最近は、揚げ物もしなくなったし、料理に手抜きばかりしているわ~」と呟くと「そんな事ないよ、お母さんは毎日毎日、私たちのお弁当を作ってくれたじゃないの!」と娘が言う。そうか、「必ず、手作りのお弁当を持たせてください」とPTAで担任に先生に言われたなぁ・・・・。毎日、朝5時くらいに起きて、健康であるように!と栄養と見栄え?を考えながら何年間も子どもたちのお弁当を作ってきたなあ。娘の言う"お弁当"という言葉が妙に心の中を熱くしてくれた。
そうかぁ!"食べることは生きること生きることは食べること"なんていい言葉のあった、魚戸おさむさんの『玄米せんせいの弁当箱』をぺらぺら捲ってみる。

ch03.美容 : 法令線


  どんなに若作りしたとしても?加齢には勝てない。骨や筋肉もまた加齢に伴ってなんと、顔の中心に寄ってくるらしい。鼻唇溝といわれる、所謂"法令線"をつくる原因になるとか。
  以前、美容研究家のサノ敦子さんに、この法令線をとる、目立たなくさせるマッサージについて教えて頂いたことがある。やはり、継続は力だ。こうした日々の積み重ねで全ては現われる。
  「これが老け顔の元!」ときっぱりさっぱり言ったサノ敦子さん。おトシを聞いてびっくりするほど綺麗な肌をされている。だから納得だ。しかし、あああ・・・どうもあの日から癖になってしまった。どうしても人の顔を観るときにこの法令線のチェックをしてしまう。


   以前、この人は「人生には上り坂もあれば下り坂もある。そしてもうひとつ"まさか"という坂がある」と言った。まさに晴天の霹靂という人も多い筈だ。「はぁ・・・そうですか」と言いながらもやはり"まさか"である。
  自民党の小泉純一郎元首相が本日、2008年9月25日に次期衆院選には出馬せず、今期限りで引退すると表明した。支援者の方々もさぞかし、驚いたに違いない。後継者は次男の進次郎さんという意向も伝えたという。
   1972年に衆院旧神奈川2区から初当選してから36年か・・・・・戦後歴代3位ともいわれる長期政権であった。なんだかんだ言われても放り出したりはしなかったな。
  「もうやることやったでしょう?」という小泉さんの声が聞こえそうな気がした。テレビに映る、小泉さんの顔は何かふっきれたような表情であった。これも潔い退き際というものなのか。

スポーツ : 退き際


  いろいろな事が永遠でない・・・・と分かっていても、王監督の今シーズンでの退任のニュースは私にとって、かなりのショックだ。どこか王監督には「永遠」を感じているからか・・・・・。
  しかし王監督だって生身の人間。いつまでも若さ真っ只中ともいえない。体力の衰えは感じられたに違いない。ああ、人の退き際について、また深く考えてしまう。

ch05.エンタテイメント : 歌うということ


  年末のチャリティーディナーショーの為の公開リハーサルが初台のオペラシティ・リサイタルホールで行われた。
  団員は朝から集合して練習を開始。昼食をはさんでまた午後から練習、練習。時折、周囲からは趣味だ~遊びだ~といわれれば、そうであるかも知れないが、来年の結成10周年に向かって、「動物への愛護・チャリティー」という軸は間違いなくあるものだ。プロの歌手も勿論、在籍しているが、大半は歌には全くの素人集団。そんな仲間が目的をもって一堂に集まるという事も良いものだと思っている。
  最近では、(決して悲観的にものを考えているわけではないが・・・)、この世に全てに永遠ということ・ものはないと思っているからこそ一瞬一瞬が輝いているものに思えるのだ。
 
  神楽坂女声合唱団・チャリティーディナーショー本番はいよいよ12月16日。考えてみれば、実に1年という日々が早く過ぎ去る。あちこちが痛いのかゆいのとかいいながらも、心身が健康であるということに感謝しつつ、何か目的を持ち、世の中の「何か」に役立つことをしながら生きていかなければならない。

ch01.政治 : 予想通りの圧勝


  外出先で号外が配られていた。あああ~やっぱりね~。予想通りの圧勝だ。自民党の麻生太郎新総裁の誕生だ。与謝野さんの5倍以上の票を集めた。地方票では9割以上を占めたようだ。本当に圧勝という感じた。
  夕方の会見で消費税については「税率引き上げの議論を最低3年は凍結すべき」との考えを明らかにしていた。「食べる物はゼロでもいい。税率は2種類あってよい」と食料品を非課税とする可能性も言及している。今日2008年9
月22日の「誕生日」からスタートして、世界に対して、日本国民に対して「何」を言うかが一番の問題だ。試されるわけだ。そして麻生さんのおじいさんである吉田茂の「バカヤロウ解散」はあまりにも有名だが、11月2日とも10日とも言われている解散総選挙に我々国民の姿勢も試されるわけだ。


ch12.その他 : ふるさと

   いろいろ考えた。こういうのを一触即発というのだろうか?・・・・その瞬間、「まあまあ」と軽い気持ちで止めに入ったものの熱くなったふたりの耳には全く入らない。熱く言い争っても、暫くすればおさまるだろうと予想はした。しかし予想は外れた。熱いままプッチッと切れた一人は「失礼だっ!」と語気を強めて言い、席を立つ。その人間の怒りはおさまらず。一人が立ち去った後にもうひとりも怒り心頭に達している。何に怒っているのか?ここまできたら分からなくなりそうだ。どちらがいいのか悪いのか?ではなく、本音というか価値観というか根っこにある「誇り」に触れてしまったのか。 気まずい気持ちしかなくも言葉も失った。
  どんな仕事をしていてもどんな暮らしをしていても、自分が生まれた"ふるさと"という土地の誇り。それを心の奥にもって生きてきたわけだ・・・・。変わり果てた土地。自分にはふるさとがあるのか?と問えば「否」である。いや、故郷とは父そして母そして祖先への愛そのものである筈。勿論、このふたりには熱い熱い思いがふるさとにあった。お互いに冷静に尊重しあえばこんなことにはならなかった筈だ。どんなに親しくても、決して触れてはいけない事やモノがある。この故郷の誇りも・・・・そうだったわけで。このふたりがまた、話す日がくるのだろうか?と思う。

ch12.その他 : 訃報


  9月19日の朝、「Nさん(愛称)が鬼籍に入った」と友人からケータイメールがあった。一瞬、「ええっ?」と信じられなかった。ショックだった。暫く、ご無沙汰していた新聞社の大先輩だ。いつも颯爽とダンディな方であった。昔は、気がつくとデスクに足をのせて?電話をしたり新聞を読んだりしている。普通はなかなか見られない、そんな姿に「流石!元ニューヨーク市局長だね~」と皆で囁いたものだ。
  

  しかし、抜群のファッションセンスを見せつけた野田凪の死も衝撃だった。あまりに若すぎる死だ。溢れる才能の国際的アーティストの訃報も驚きしかなかった。死の瞬間もドレスアップしていたという。しかし若すぎる。
  そして、ケータイのニュース速報に流れた映画監督の市川準さんの突然の死。食事中に倒れたという。なんと59歳という若さ。1987年の「BU・SU」で映画監督デビューした方だ。なんとも10月の東京国際映画祭に出品される短編が遺作になった。その作品の最終段階のチェックの最中であったというではないか。
  ああ、溢れる才能が、なんとも呆気なく消えていってしまったよ・・・・・


  「死」の知らせとは突然くるものだ。日々、いろいろな出来事にぶつかるたび、感情ももつれる事もある。苛立つこともある。不満をぶつけたり文句を言ったりもする。二度と顔も見たくない!と思うこともある。そんな事で人間関係が「切れてすっきり」になんて思ったとしてもだ、人の命とは永遠でない事にあらためて儚さと崇高さを感じる。


  随分前にタバコはやめたのだが、お酒はどうしてもやめられない。アル中ではないが、飲まない自分を想像しただけで、何か胸の奥で何かがしくしく泣いている。哀しくなるのだ。しかし、お酒もそうなのだが、食事にしても10代の若者でもなければ、また激しいスポーツをしたり重労働でもしなければ、節制したほうがいいに決まっている。時折、グルメの友人のおなかを見ながら「あっ・・・・・ぁぁぁぁ」と思うこともある。
  先般、昔の仲間が何を血迷ったか?昔々その昔の写真などを持ってワイワイしはじめた。そこには、「誰?一体誰?」という若き日の姿があるわけで・・・・・・。「いち子さん、とうしたの?」なんて今さらいわれても「スミマセン」と言うだけだ。
  さて、理性的に?節制を始めて約2ヵ月が経過した。決して、無理はしていない。無理に食べることをやめただけただ。昔から"腹八分目"とはいうが、腹七から六分目くらいにしている。無理にマヨネーズやケチャップやソースもかけるのもやめた。素材の持つ味を楽しむようにしてみた。例えば大好きなブロッコリーも茹でる時に使う塩味だけ。やっぱり、「最高だよね~」とウキウキとマヨネーズつけるのもやめた。不思議となれるようになった。
  先日も、ある仕事の打ち合わせで食事をした時、その店で出してくれたよく煮た大根の"味"の異変に気付いた。何かが違うことが分かった。おそるおそる大将に伝えると、それを少し口に入れ「やややっっっ申し訳ない!」と言う。「いいんですよ」と何か気まずさを覚えた。言わなきゃ良かったとも思った。しかしそのまま残すことの方が良くない。「店始めて30年近く経ちますが、いやぁ、申し訳ない、申し訳ない」と大将が言う。「いいんです、いいんです」と、また気まずさでビールを飲み干した。


  要は節制を始めて、「舌」が変わってきた気がする。今まで気がつかなかったことに気付くようになった。そんな感じだ。不思議なことだと思う。
 そんな中、「食事をしながら、ちょっと今後のプロジェクトの話を」と言うことになり、牡蠣専門店にご招待された。牡蠣は本当に好き。昔、一度、あたったことがあり、うーうー唸りながら、半日入院した辛い思い出があるが、やはり好きでしようがない。
  所謂、産卵期に牡蠣は精巣と卵巣が増大するので食用とはならない。春から夏に旬を迎えるイワガキもあるが、昔から英名に「R」のつく月は美味しいと言われる。いよいよ旬なのだ。そして、この日は広島県の沖ノ島ヌーボーという牡蠣を食べた。"ヌーボー"という名前が気に入った!名前の通りの牡蠣!香りがよく、甘みがかり、それでいてさっぱりしている。他のメンバーは専用のソースやレモンを絞ってかけていたが、今回も私は何もかけず、そのまま潮の香りと牡蠣の甘さを愉しんだ。そして、冷えた辛口の白ワインが牡蠣の甘みをひきたてて旨い。皆、静かに牡蠣の旨さを味わっている。人は美味しいものの前で実に寡黙である。


ch05.エンタテイメント : 人はおくりおくられ・・・・

  映画好きの友人のTさんから"『おくりびと』が本当にいいんだ。実にいいから、兎に角みてね"とメールが入っていた。どんな映画も"いやぁ、期待はずれだった"とか"最悪だね"といつもポロクソに言っているTさんというのに・・・・・不思議なこともあるもんだと思ってメールを見ていた。
  『おくりびと』というタイトルは頭の片隅にはあった・・・・しかし、そうこうしているうちに、ある人から、次回つくる予定で進行している映画の脚本家を探しているんだという話が飛び込んできた。映画は専門外?の話しであったが、個人的に映画は大好きなので、その依頼者の話しを聞いた。「やっぱり主人公は本木雅弘さんしか、考えられないんですよ!」とその人は言う。「他に、阿部寛はどうだという人もいるけど、やっぱり本木雅弘だね」と付け加えた。ふーん、もっくんか・・・・と思った。「堺雅人はどう?」と個人的好みから聞くと「いやいや、やっぱり本木雅弘でしょ!」と言われた。本木雅弘!そうだ!、Tさんが絶賛していた本木雅弘主演の『おくりびと』を観ないとならない!衝動につきうごかされ映画館へと走った。しかし、なっなっなんだ!!?目の前は長蛇の列。しかも女性で溢れかえっているではないか・・・・・はぁ・・・・こんなに人気なんだ、とあらためて思う。


   チェロ奏者の主人公大悟を演じる本木雅弘。相変わらずかっこいい。突然の楽団の解散により、故郷で仕事を探す。ある日、折込チラシで「年齢問わず、高給保証!実質労働時間わずか。旅のお手伝い。NKエージェント」という案内を見つけ面接へ。NKとはつまり納棺の意味。社長の佐々木役の山﨑努は何とも言えない魅力を放つ。折込チラシを見せると「あぁこの広告、誤植だな。"旅のお手伝い"ではなくて、安らかな"旅立ちのお手伝い"。」と旅を旅立ちと校正するシーンには笑った。『クロサギ』でも山崎努さんはいい味を出していたが、なんてこの人の演技は素適なんだろう。大悟の妻役の広末涼子、そして吉行和子、余貴美子、杉本哲太、峰岸徹、笹野高史 と何とも実力派の役者が存在感がある演技で、一瞬、映画でなく、「あれっ?現実か?」と錯覚するほどいい。
  

   そうか・・・・誰もが必ず迎える「死」。おくりびとでありおくられびととなる。日々、満員だというほどの人気だそうだ。長蛇の列の観客。自分にとって一番、何を感じたのか?思わず、聞いてみたくなる、そんな映画だった。

「おくりびと」


  別に 文句を言いいたいわけではないのだが・・・・・「食育」だとか騒がれていても、やはり概念の世界で実際とは乖離していく一方である感じがしてならない。
  昔、台所にあったモノたちでなくなってしまったものは多いだろう。しかし、ある女性が「まな板ってホントに必要ですかぁ?」と聞いた時は言葉を失った。
  大学生の時、オーストラリアの留学生をキャンプに連れて行った。包丁が上手く使えず、野菜を切るのか、指を切るのか!ヒヤヒヤだった。カレーひとつ作るのにも大騒ぎ。食べる時はクタクタだった。唖然としたあの感覚を思い出した。その女性の顔を見ながら「まな板は必要です!」と心の中で叫んだ。こうした女性や、毎晩時間がないから「夕食はコンビニ弁当です」とか「私!三食ハンバーガー(某ファストフード店の名前は省略)でもOKですよ」なんて人々が「食育」の事業などしてほしくないと思うのはホンネだ。


  今、おもちゃでも本格的な料理や菓子が簡単に作れる「調理玩具」が好評ということだ。食材のアレンジや使った後に丸洗いできるので子どもにも大人も人気なんだそうだ。具体的な商品名はふせるが、例えばのり巻きや太巻きがつくれるのは面白いと思うのだが・・・・。
  はて、巻きすはどこへ行ったのだろうか。多分、「巻きす」がないという家庭もあるのだろう。なければ、使い方だって分からないだろう。勿論、毎日しなくたっていい。巻きすを使って、上手く巻くためにご飯の量とか巻き方の力の入れ具合やコツを一度でいいからチャレンジして欲しいものだとつくづく思う。酢めしのつくり方、具の味付け仕方などいろいろ。美味しい「味」は生涯、記憶に残るもの。今は、コンビニでも簡単に買える便利な世の中だが、太巻き、のり巻き、また、おいなりさんのつくり方など、親なら一度は子どもに教えたいものだ。

ch11.経済 : どうなるんだ?

  大変な事になっている。あっけらかんと何事もないように「ああ、忙しい忙しい」と言っている人も多いが リーマン・ブラザーズの経営破綻は、日本の金融市場に多大な影響を及ぼすはずだ
  政府も福田康夫首相の呼びかけで日銀の白川総裁も加わった懇談で首相の指示により「今後、いかなる事態になっても迅速に対応することで意見が一致した」というが、今は次期首相・総裁を決める自民党総裁選の真っ最中。具体的な対応や対策は全く見えない、いや綱渡りをするくらい慎重に進む以外ない。元総裁と一緒にランチパフォーマンスしたり、子ども相手にしたれ、ネットカフェなんかに行って感心している場合じゃないだろうに。
  
  心相数研究家の宮城悟先生がプログで「今回の自民党総裁選挙は地方議員141名、国会議員386名の計527名の票から選ばれることになっています。何と、この527という数字が麻生太郎元幹事長の心相数527と同じ」とある。つまり麻生太郎で決まりという見解を出しているのを読んで、これまでなら、日本の政界の茶番も楽しめる?余裕もあったが、今は麻生さんで決まりとしても・・・たとえ決まりとなっても、もう、うわべの政策論では日本はどうにもならない。どうするんだ?という気持ちだ。二世であろうとなかろうと、関係ない。本気で政治をする人でないと、日本は風邪をひいて、大きな病にもなりかねない。

   仕事にはいろいろなご縁がある。想像もしなかったことがパッパッと起こるものだ。夜眠る時に天井を見ながらこの仕事のご縁は一体どこから来たものか・・・・と頭の中を整理整頓することにしている。所謂、ご縁をひとつずつ、丁寧に辿っていく。その源泉がどこにあったのか?を冷静に見つめることにしている。その間は、まるで映画を観ているような錯覚をする事がある。
  独立して仕事をするようになって、また会社を作って仕事をするようになって、サラリーマン時代と違って、相談する上司もいないし・・・守ってくれる大きな組織もない・・・そんな時こそ人間関係、信頼関係が最も大切になってくる。
  

   今年の初めに、伊勢瑞祥先生から「手帳を作りたいんだけど、相談にのってよ」と言われ、気軽にハイハイと答えた。陰陽五行の手帳の企画など結構、面白い、そんな軽い感覚だった。しかし、話せば話すほど、「一人ずつの運勢がのっている手帳を」ということになった。
  まあ、生年月日が全く同じであれば、重複もあるだろうが、大体は100人いれば100通りの手帳が必要となるわけだ。今月のおひつじ座は~とか一月生まれは~なんて簡単なものでないことが分かれば分かるほど、「さて・・・・」と私は途轍もない課題を与えられたことに気がついた。
   フリーペーパーや単行本の執筆や、ちょっとしたエッセイや記事取材は慣れている、しかし・・・・・手帳。それもいわば、オンリーワン手帳。「出来るよね?どうだろう?」という伊勢瑞祥先生の言葉に暫く「ハイ」と言えないままいた。しかし、こういう時はまるで静かに流れていた川が堤防をやぶってしまうが如く、情報が氾濫した川の様に、私の頭の中はフル回転しはじめていた。
  仕事のご縁探し。そして何よりも「初めて」の企画に対してはちょっとした「予想」が必要。所謂"勘"だ。それから、コスト計算。つめてつめてつめて・・・・手帳が出来るまでのシミュレーションづくりというか、"勘"はフル稼働していた。殆どが「ビジネスにならない」「採算ベースにのらない」「効率悪すぎる」「人手が足りない」・・・・・・いろいろあった。ありすぎた。山あり谷あり。もう実行不可能かと思った。「すみませーん、出来ませーん」というお断りという安直な方法もある。しかし、性格が邪魔?をするというのだろうか、自分でも「絶対に出来る」という確信と自信を持って泥まみれになっていた。
  半年ちょっとかかった。そして、ようやく"光"が見えた今。いよいよ、来年!2009年のオンリーワン手帳がこの世に誕生する。毎日、毎日、1年365日の全てが分かる「自分だけ」の手帳だ。ビジネス、家庭生活、そして恋愛?に、いろいろなシーンで大いに役立つ筈だ。その人が最も重視するポイント、何をメーンに組み立てるか?個人の為の完全なオーダーメイドだ。肌理細かな対応。伊勢瑞祥先生の長年の研究の凝縮が反映される。絶対の自信をもってデビューする。
伊勢瑞祥先生のホームページはコチラ

ch06.音楽 : みんなの力で♪


  ジャズピアニストの河野康弘さんからメールが届いた。相変わらず、着々とコンサート活動を続けていらっしゃる。こうしたアーティストの活動には本当に敬服する。ひとつのステージをつくるのに、それはそれは多くの人々の力がひとつとなっているからである。
  私が属している神楽坂女声合唱団も年末にチャリテイディナーショーをするのだが、そのために、一年をかけて歌の練習してその一瞬にのぞむ。我々メンバーも皆それぞれの仕事の合間にレッスンを続けているわけであるが、当日のコンサートが無事、恙無く終えるまで、指揮者の辻先生、副指揮の栗原先生、ピアノの黒尾先生をはじめ、演出だ、サウンドだそして会場と・・・・それはそれは多くの人々の力にお世話になっているわけである。支えられているわけである。
  そんな事を考えると、勿論、職業、仕事とはいえ、日本全国、いや世界を回って「お目覚めコンサート」をずーっと活動している河野さん。本当に敬服している。また、今回は朝鮮民主主義人民共和国への文化交流に参加してきたという。訪朝日記も含めて、ちょっと河野さんのメールをご紹介したい。


お元気ですか?
私は元気に活動してます。
8月23日~27日に「KOREAこどもキャンペーン」の「南北コリアと日本のともだち
展」朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)への文化交流に参加しました。
「北朝鮮と呼ばないでほしい」との話しがでてきました。
北朝鮮は地域名。国名ではありません。
韓国は国名で呼んで朝鮮を地域名で呼ぶのはとても差別的に聞こえるようです。
そんなこと、思いもしなかったので、驚きました。
相手が呼ばれたくない呼称で呼ぶのは「いじめ」ですね。
「朝鮮」と呼んで欲しいとおっしゃっていたので、そうしようと思いました。
帰国してから、呼称について調べてみたら、わたしが無知だっただけで、数十年に渡って政府、マスコミで問題になっていたことがわかりました。
政府やマスコミが議論、審議し決定してきた「北朝鮮」という呼称は、拉致問題、核問題などを経ての挑発としての呼称のように思いました。
今回の訪朝を機に、わたしは個人として「朝鮮」を使い、また、できるだけこの話しを伝えていこうと決めました。朝鮮訪問日記を書きました。訪朝日記です。

河野康弘さん『訪朝日記』


河野康弘 コンサートスケジュール

「これからも元気に楽しく活動していこうと思います。よろしくお願いします!!!」という河野さんのコンサート予定です。近くに行った時は是非、立ち寄ってください。

09月14日(日)10:00~静岡県藤枝市興福寺(問)0546-41-5716(興福寺)
      19:00~岡山県高梁市カパーラ(問)090-2001-7202(大場)
09月15日(月)14:00~岡山県高梁市カパーラ(問)090-2001-7202(大場)
09月16日(火)岡山県高梁市小学校
09月17日(水)広島県呉市
09月19日(金)18:00~広島県東広島市あらえびす(問)090-2805-0628(田中)
09月20日(土)13:00~広島県福山市走島中学校(問)084-984-2004(走島中学
校)
09月21日(日) 18:00~愛媛県宇和島市泰平寺(問)0895-22-0833(泰平寺)
09月23日(火)14:00~東京都国立市商業共同組合2階会議室(問)090-1657-0174(河野)
       17:00~東京都国立市商業共同組合2階会議室(問)090-1657-0174(河野)
09月27日(土)13:00~広島県庄原市カスタネット(問)082-472-8380(カスタネット)
09月28日(日)10:45~茨城県日立市交流センター(問)0294-22-3023(ひたち親子劇場)14:00~茨城県日立市交流センター(問)0294-22-3023(ひたち親子劇場)
10月04日(土)島根県隠岐郡西ノ島(問)080-6327-9035(角市)
10月05日(日)島根県隠岐郡西ノ島(問)080-6327-9035(角市)
10月06日(月)島根県隠岐郡西ノ島(問)080-6327-9035(角市)
10月08日(水)19:00~熊本県宇城市うきっこ楽しい会(問)0964-33-6742(小川)
10月09日(木)11:00~奈良県天理市朝和小学校(問)0743-67-1533(朝和小学校)
      13:00~奈良県天理市朝和小学校(問)0743-67-1533(朝和小学校)
10月11日(土)10:00~京都府京都市YWCA(問)075-431-0351(京都YWCA)
       19:00~大阪市ギャラリー耕(問)06-3287-7116(ギャラリー耕)
10月13日(月)14:00~奈良県生駒市セイセイビル(問)0743-74-7300(かせだ)
10月18日(土)14:00~福井県小浜市松永小学校(問)0770-57-1214(松永小学校)
      18:00~福井県小浜市働く婦人の家(問)0770-59-0154(芝)
○10月22日(水)~26日(日)秋田県出前ツアー(問)018-847-1316(オフィスリブラ・渡辺)info@libranet.co.jp
10月26日(日)秋田県秋田市本住寺(問)018-847-1316(オフィスリブラ・渡辺)

ch10.生活 : 日暮里にて


  山手線や常磐線で通り過ぎることはあっても、暫く、この駅には降りる事がなかった・・・。目の前に聳え立つ高層ビル。日暮里駅が再開発されるということは以前から、勿論知っていたのだが、目の前に広がる、あまりの変貌ぶりにしばし呆然とビルを見上げていた。
  舎人ライナーからも多くの人々が溢れ出てくる。ところ狭しと商品が置かれていた駄菓子屋の問屋街もなくなって、駅前の親しみ易い店舗も姿を消している。昔々のことだが、冬の寒い時期に囲炉裏のある居酒屋で牡蠣鍋をつついたこともあった。気さくな女将がいて、話し上手な大将がいて・・・・その店も移転したようだ。いやはや・・・・。まるで浦島太郎状態だ。確か、恵比寿駅が変貌した時もこんな"浦島太郎"感覚があった。問屋街にあったいくつかの駄菓子屋さんは高層ビルの中に店舗をかまえているものの、やはりあのごみごみした何とも言えない情緒はまるでなくなっている。

  谷中銀座の方へ歩いて行くとまだ、お寺さんも多く、昔の趣は残っている。久しぶりに谷中銀座を歩く。いつものんびりと日向ぼっこをしていた、野良猫ちゃんたちがいたた空き地にも今では立派なマンションが建ち、猫達は行き場を失っている。
  はて、あの石垣島出身のママの店はあるのだろうか?。狭い小路に入っていった。昔はよく来たなぁ・・・・夜になると、ワイワイと賑やかに馴染み客が集まり、カウンターの小さな店はいつも満員だった。看板を見つけた。昔のように店はそのままだ・・・・。ほっとした。ママは元気なのかしら?と思う。店の前に立つと、まだ開店はしていないものの、灯りが外にもれている。開店時間まで待とう・・・・・・と思ったのだが試しに扉を開けてみた!「あらぁ~いち子さん!」とカウンターの中で、一瞬驚いたママの顔がそこにあった。本当に久しぶりの訪問だった。
  「ごめんなさいね」と言いながら、カウンターに座る。この店自慢の甕の古酒を飲みながら、過ぎていった時間を数えた。「・・・・ということは6年くらいかしら?」とママが言う。そうか、6年もの間、来なかったことになる。しかし、そんな時間が経っても開口一番「あらぁ~いち子さん!」と言われたことは何とも嬉しいことだ。聞けば、ママももう齢73になるという。「ちっともかわりませんねぇ!ずっとずっと元気でいてくださいよ」と言うと「ふふふ、塩漬けにでもしておこうかしらぁ~」と仰け反って大笑いしている。
  この夜は石垣島と薩摩の話で盛り上がった。知られていない史実があった。「そんな歴史は、もう60代も後半の人しか知らないかも知れないわねぇ・・・・」と苦笑する。日暮里の変貌ぶりにビックリした事を話すと「石垣島だってすっかり変わってしまったのよ~」と言う。この夏になんと40年ぶりに故郷・石垣島に帰った時、あまりの変貌に声も出なかったという。その驚きは多分、今日、私が驚いた以上の変貌した故郷への驚きだったに違いない。まさに、変わる素晴らしさと変わらぬ素晴らしさか・・・・・どちらも粛々と認めていかないとならないということなのか。

  


   打ち合わせでギリギリつめていたら、もう、時間がギリギリになって、慌ててタクシーをひろう。あまりに慌てていたので、「♪シートベルトをおつけください~」というアナウンスが一瞬、雑音に聞こえていたほどだ。運転手さんが「お客さん、出来ましたら・・・でいいですよ~」と言う。「はい・・・」と慌てて行き先を告げながらシートベルトをつける。
  暫く走っていると「今は景気がいいんですか?私たちなんてさっぱりですよ・・・」と言う。「何か?」と言うと「明日から三連休でしょう?今、銀座へ行ってきたんですが、景気よさそうに混雑していたしね。旅行だと浮かれている人もいるしねぇ・・・・」と呟いていた。

  不動産に続き、運送関係にも不景気の波がきていると聞いた。運転手さんの言葉に「そうですよねえ」としか答えられない。というのも、何故か、フリーペーパーの創刊ラッシュ(というほどでもないか?)。今月になって3種類の創刊の話しを聞いて、広告の相談をされた。いやになるほどフリーペーパーにどっぷりと浸かってきた自分としては、もう辟易~とも思うこともあるものの、今回の媒体のなんともターゲットが漠然でなく、キューンと一点に絞られていて興味津々である。一点集中というか・・・・面白い。やはり景気がいいのか?と思ってしまうノリだ。いや、"あるところにはある"ということなのだろう。
  

  さて「お客さん、マンションだって売れないんでしょう?」と運転手さんはまたも私に聞いてきた。「そうですね~」と答えたものの、それこそアッという間に完売したというマンションも知っている。
  例えば"アラフォー"と呼ばれる丁度、40歳前後の働き盛りの女性などは実に消費面でも元気一杯だし。余りの元気にかえす言葉もない。『頑張った自分にご褒美を!』(私は実は、自分で自分を褒めてあげたいとか頑張った自分にご褒美といった言葉が大嫌いなのだが・・・・)と言いながら、いつだってご褒美だらけ?の気がする。いやはや、今のマーケットは実に魔物だ。一筋縄ではいかない。思い込みは払拭して進むしかない。しかし頭の中はいつもチェック&チェックを忘れずに。

社会問題 : 内部告発


   身の毛がよだつとはこのことか・・・。


  これまでに、次々と発覚する食品偽装のニュースに、「またか!」と思っていたものの、カビ毒と農薬入りの汚染米の転売とは・・・・・行政そして長年の取引先への裏切り行為、何よりも消費者への欺き。言葉もない。
  汚染米を不正に転売していた大阪の米粉加工販売会社「三笠フーズ」。転売するまで、農薬のメタミドホスに汚染されたもち米を倉庫で1年から1年半保管して濃度が基準値以下になるのを確認してから食用袋に詰め替えて出荷していたというではないか・・・。農薬が自然に消滅するのを待てば、加工費用もかからないという、まさに計画的な不正なのだ。性善説にたちたいが、チェックも今後は厳しく、抜き打ちを徹底していかなくてはならないと思う。  社長がテレビの向こうで「経営難を何とか・・・」と言うのは正気か?と疑いたくなる。落札も社長自ら出向いて工業用のり原料の相場の2~3倍の高値で落札したとも新聞で読んだ。
  

  随分前から言われている"内部告発"というもの。発覚は内部告発によるものが多い。人は"なか"にいると、分からなくなるものや事がある。ただ、何となく。自分や家族やもろもろ、恙無く暮らせれば良しなのだ。これが人間なのだ。
  しかし解雇された社員さんも気の毒であるし、ブランドに本当に大きな傷がついた酒造メーカーも、いや、これからもまた、いろいろ"問題"はででくるのだろう。
  だが、日本人の美徳、良心とはどこへ行ってしまったのだろう。


  東京商工リサーチが発表した8月の全国の倒産による負債総額は約8680億で今年最大となったという。少し前の話だが、駅のプラットフォームで売店にある新聞見出しでアーバンコーポレイションの倒産のことを知った時、本当に米国のサブプライム問題の影響をひしひしと感じた。急成長していったアーバンコーポレーションが?!という感じは今もある。中堅ゼネコンをはじめ、建設・不動産業の市場も悪化している状況。だが、何百億もの大型倒産はただごとではない筈だ。
その他、ガソリン価格のアップも運輸業などの倒産に結びつく。上場企業をはじめ、中小の企業の逼迫した経営状況の現実が日本の政府の総合経済対策とはホントに何かかけ離れた感しかしない。派閥崩壊とかいってか、連日、何か勘違いしているような政界の"お祭り騒ぎ"。どうしたというのだろう、日本は。

ch12.その他 : 弓張月


  仕事を終えて、ふと空を見上げる。右半分が輝いて見える月、そう、弓張月が見える。月は美しく、そして神秘だ。どんな時も静かに輝きながら、満ちて欠けてそしてまた満ちていく。高層ビルも何もない時代に見る月はどんなものだったのか、時折、想像してみる。程よい疲れが何か心地よい・・・・そんな夜。

ch12.その他 : 慮るということ

   その電話を受けて、私は暫く躊躇っていた。丁度、仕事の打ち合わせをしている時だった。午後8時も過ぎていたので、少しアルコールも入っていたのだが・・・・・
   しかし、どうお調べになったのか、電話の向こうでは「吉田先生のプログを拝見いたしまして」と仰っている。"先生"などと言われたのは教育実習かアルバイトで家庭教師をしていた時くらいのもの。ちょっと・・・というか先生と呼ばれることに"慣れて"いないのだ。それでも、「はぁ・・・ありがとうございます・・・・」と答えたが何故か不思議でしようがない。
  「実は、吉田先生のプログの中に出てこられる櫻井先生とは・・・・」という一言を聞いて"来たー"と思った。プログを読まれた方で、霊能者の櫻井友子さんの問い合わせの多いこと!多いこと!。「是非、ご紹介して欲しい」と言われてもホイキタ!とはご紹介は出来ない。中には、ご自分の携帯電話番号を仰って、櫻井先生から電話をかけるようにという方もいるし、いつまでも本名というがプロフィルを仰らない方もはっきり言って困る。
  しかし、皆さんはだいたい「ある事」に悩まれていて、多分、いろいろとあちらこちらに、ご相談されたが解決出来ないのだろう・・・そう察する。今は、修行に修行をつまれて「昔とは違うのよ、ふふふ」と櫻井先生は笑うが、実にお忙しく全国をまわられている状況だ。大変な「ある事」にどうしてよいのやらと思った時、気持ちはわかるのだが、やはり一呼吸おかれ、そして、先ずは相手の事、つまり櫻井先生の事も慮って頂ければと思っている。

  この世は本当に不思議なことばかり起こる。生々しい現実を生きていても不思議なことは多々ある。しかし、それを解決できないのはしようもない。普通の暮らしをしているのだから。修行もつまぬ私など何も言えない。
  しかし、年々、何か研ぎ澄まされていく櫻井先生は、パワー漲る感がするのは確か。「いろいろ書き溜めているのだから、いち子さん、まとめて頂戴よ」と以前言われたことを完全にサボっている。いや、サボっているというよりその"時"には必ずするつもりでいる。櫻井先生、暫しお待ちを・・・・・・、

  

ch04.カルチャー : 根付の中に観る"宇宙"

Img01582.jpg   NPО法人ハートトゥーハートインターナショナルクラブの飯田佳子さんからお声がかかり、根付けアーティスト・空観こと及川昭二さんの講演会に伺った。このクラブは国際的文化、芸術的交流を通じて藝術文化の振興に寄与することわ目的としたNPО。 緑に囲まれた国際文化会館は、すぐそこにわさわさとした"六本木"があるとは思えないほど静寂の中にあった。   以前、空観さんの根付についてこのプログでもご紹介したことがあるが、彼の作品は本当にグイグイと引き込まれる魅力がある。作品は本当に掌にのるほどのもの。しかし僅か数センチの世界にまるで宇宙が宿っている・・・・そんな感じである。   テーマは『日本の粋・新発見~日本で生まれた世界の根付』。根付の歴史から作品のひとつひとつが丁寧にスライドショーをまじえて説明された。会場には高円宮妃久子様もいらっしゃっていた。聞くところによると空観さんの作品のファンであるという。今はなき殿下も根付が大変お好きだったということで『根付 高円宮コレクションII』(思文閣出版、2006年)の監修をされ、且つ、来月10月には久子様も監修される一冊が出るという。

  "今後は学校の美術の教科書に根付をのせて欲しい"そして、"ファッションデザイナーと根付をコラボしてみたい"・・・・空観さんは会場で"夢"を語った。しかし、これらは叶わぬ夢ではないと思った。
   「根付って何?」という子どもたちも多いだろう。いや大人の中にも沢山いると思う。私自身、たまたま明治生まれの祖母が常に「この根付いいでしょう?」と小学生の頃から度々、聞かされてきた、そんな環境があったからこそ、知っていただけの事だ。教科書までは無理にしてもこうした日本の"文化"にふれさせるチャンスを大人達は作っていかないとならない。
写真は「新世界~ヴィーナス~」H3.1W4.8cm 象牙・鼈甲・真珠
根付アーティスト・空観

ch06.音楽 : いざ!公開リハーサル


   今年も年末、12月16日に神楽坂女声合唱団のチャリテイ―ディナーショーが開催される予定だが、それにさきだって公開リハーサルが9月23日に初台・オペラシティリサイタルホールで行われる。指揮者の辻志朗先生が汗だく?でご指導してくださる、メンバーの日頃の練習ぶりの披露と言ったところ。ディナーショーと違って1000円のチャリテイでOKなので是非!
  曲目もヘイルホーリークイーン、アメイジンググレイスをはじめ、タンゴもいろいろご披露します。勿論、団歌も!

神楽坂女声合唱団 公開リハーサル

日時
9月23日(火)秋分の日
14時30分受付開始
15時15分 ショー開始
16時15分 終演
会場
初台 東京オペラシティ リサイタルホール
料金
大人1000円
子ども(小学生以下) 500円 
電話での申し込み
神楽坂女声合唱団事務局 042-683-0651


東京オペラシティのホームページはコチラ


   大正製薬というと女優の竹下景子さんのテレビコマーシャルが印象が強いが、今度、眠気や口の渇きを誘発する抗ヒスタミン薬を含まない、新しいかぜ薬「パブロン50」の新発売にあたり水野真紀さんも参加しているニュースを見た。
  しかし、抗ヒスタミンを含まないなんて夢のようだ!と思った。風邪薬をはじめ、鼻炎などの薬には必ずこれが含まれているようで、辛さから逃れるために服用したら最後、もう眠気と闘っているうちに大体寝てしまっている・・・・。私は本当にこの抗ヒスタミンというものに弱いのだ。
  

  このところの涼しさ、暑さの繰り返し、また震えがくる位、冷凍庫並みの涼しい部屋での打ち合わせなどですっかり体調が狂って、昨日から喉の痛みが始まり声が出なくなっていた。携帯がなっても出るに出られない。かかりつけの医師が私の喉の奥を見て「はいはいはい」と言いながら、「じゃあ、吉田さん、5日分だしておきますよ~」と薬を下さった。しかし、やはり風邪薬は服用すると、なんともだるく、眠くなるのだ。つまりは、ゆっくり寝なさい!というものなのだろうが・・・・

  25日に新発売。風邪でないのに服用するつもりは全くないのだが、抗ヒスタミンなとの風邪薬を一度、試してみたい。勿論、何をするにも十分な睡眠と栄養が一番。不摂生しては時間の無駄だけどね。

眠くなる悩みも解決?大正製薬の風邪薬

ch12.その他 : 疲労困憊

   
  朝、私は本当に久しぶりにその女性と携帯で話をしていた。「いち子さん、こんな理由で会社を辞めるなんて・・・全く考えていなかったから・・・」と声の抑揚を聞きながら、彼女の顔を思い出していた。明るくて頑張りやの女性だった。
  会社を辞める理由か・・・・と私自身、反芻していた。はれて定年退職で"お世話になりました"という場合を除いて、"理由"はいろいろあるものだ。福田総理ではないが、自分を本当に客観的に見られる人間など、私はそうはいないと思っている。しかし、彼女の話を聞く限り、何とも言えない気持ちになる。理由がやはり「こんなこと」なのだ。理不尽以外なにものでもない、そんな理由。
  「いち子さん?今も仕事しているんでしょう?」と彼女が言うので、「去年ね、会社を設立したのよ」と言った。電話の向こうでちょっと"間"があった。そして「私、テンションはいつも高いから~」とはいうものの、やはり闘い続けて、「あっ!もういいか」と会社を辞めた、そんな勢いを感じた。相当、疲労困憊していたんだろう・・・・どうしても納得いかない時の勢いというものを。「過去」は「過去」である事を認め、忘れて前に進むしかない。電話の向こうで「またね!」という彼女の言葉が静かに消えて言った。

ch12.その他 : 感動


  子どもたちの夏休みも終わり、新学期が始まったのだろう。夏休みの宿題も終わって子どもだけでなく、親御さんたちも、ほっとしている時期なのだろう。


  先般、テレビで読書感想文のマニュアルというのだろうか?サンプルのようなソフトを開発した人がいて、それがとても子どもたちに重宝がられ、お礼の手紙が舞い込んでいるという内容を見て、しばし、言葉を失った。その開発者はとても自分の開発したソフトが人の為に役立っていると満面の笑みで解説していた。その光景を見て「この人、本気で思っているのか?」と再び、言い知れぬ恐怖も感じた。
   喜んでいる子どもたち、それを「本当に素晴らしいわね!」なんて言う母親なんかが隣りにいたとしたら・・・・その子どもたちの将来が本当に心配になった。自分の頭で考えない、所謂"いいとこ取り"だけで生きていくことになるだろう。「ありがとうこざいました」なんて感謝の言葉の裏には「ああ!楽ちんだった」ということしかないだろうに。苦しんでいろいろ考えれば考えるほど「脳」は喜ぶものなのに!本をきちんと読み、何かを感じ取る。そして自分の頭を使ってまとめるのが下手でもいいじゃないか。一生懸命にやりぬくということを覚えないとならないよ。「ああ、自分は読書感想文なんか、もう!嫌いだぁーっ!」と思ったっていい。いいとこ取りのものを学校に提出したって、そこにあるのは単なる塵である。
   こうした話は子どもだけではない。ある大学生のレポートもインターネットの検索でテキパキとコピペしてなんと3時間はかかるであろうものが(この数字もよく理解は出来なかったが・・・・)たったの30分で完成したという。見た目は見事なレポートだ。最近ではコピペした部分がわかるソフト開発もされているというが、何れにしても"いいとこ取り"だけて人生は生きていってほしくない。
  


  今朝、読んだメルマガに、"昔読んで感動した本を本屋でみつけ、三十数年ぶりに読んでみた"という文章が掲載されていた。この本もなかなかの名作のひとつである。その方は、「小学生の時、わくわくしながら読んだ記憶が鮮烈に残っていたものをあらためて期待を胸に読んだ。しかし、あとに残ったのは疑問と落胆だった。この本のどこがあんなに面白かったのか。でも、小学生の時のように感動したらバカではないか...とも思ったものの、やっぱりあの感動のカケラでもよみがえってほしかった」という内容だ。
  小学生の時に選んだ本の数々。勿論、当時は予想もしなかった経験や苦労をして大人になってしまったのだから当時の「感動」はないにしても、じっくり別の角度で読んでみたら再び何かをキャッチできる筈だ。自分も、小学校3年生の時の夏休み『星の王子さま』の読書感想文の宿題が出た時、何故、担任が熱っぽく薦めるのか、何か自分の中でよく分からなかったもの、それが大人になって読めば「はぁ・・・」と感動した経験がある。人はあの頃には戻れないにしても、常に感動はあるのではないかな。

ch01.政治 : 再び、道半ばにして


  昨夜は緊急のニュースが流れ、テロップに本当に驚いた。自ら「安心実現内閣」と命名した内閣改造からわずか一カ月、福田康夫首相の辞任表明。
  「新しい布陣の下、政策の実現を図らなければならないと判断し、辞任を決断した」と淡々と退陣の理由を述べる福田首相の姿がテレビに映し出された。この退陣準備は極秘の内に進められたという。記者の質問に対して「退陣決意は先週末」というものの実際はそれよりも早かったらしい。周辺に対して一切退陣の意思を漏らさず、なんと夫人の貴代子さんにも相談しなかったという。
  記者会見の様子を見ながら、疲労困憊?苛立ち?なんだろうか?幾分、声が震えているようにも感じた。しかし淡々としたものの言い方は福田さん独特のものか、何か他人事の感しかなかった。日本国の船長がこの人だったのかとあらためて思う。
   会見の冒頭の「衆参ねじれ国会の中で困難を承知で政権を引き継いだが、最初から政治資金、年金記録問題など積年の問題が顕在化し処理に忙殺された」など、思っていても述べることもなかろうに、単なるボヤキにしか聞こえない。且つ、道路特定財源の一般財源化や消費者庁設置などに対して「だれも手を付けなかった国民目線の改革に着手し一定の方向性を出した」には、今さら、一国の総理が口に出して言わなくたっていいじゃないか再び愕然とした。記者の「いつも他人事のようだ」との質問に対して「あなたとは違う!」など逆ギレ状態も器が小さすぎる。記者の言葉尻にいちいち反応しないで欲しい。昨年の9月から、安倍晋三前首相に続く自民党総裁の任期途中での政権幕引き。何かニ世、三世・・・と言った何か"血筋の良さ"の脆弱ささえ感じる。(とは言っても小泉さんは違うな、お爺ちゃんの血か・・・・)
  自民党内では、麻生氏のほかに小池百合子元防衛相などの名前も総裁候補として取り沙汰されている。暫定的であっても株式マーケットでは麻生太郎政権を前提に動く・・・・などと聞くと自こちらもぼやいてしまいそうた。とどのつまりはいずれ迎える総選挙さして、それまでは静観というか"様子見姿勢"ということか。

ch08.旅 : 観光地


   この夏は、原油高で海外旅行や遠出が敬遠されたのか、熱海への宿泊客が2割近くアップしたらしい。 熱海といえば、昔は専ら新婚旅行。そして社員旅行の定番観光地であった。
  先般、私も熱海に行ったのだか゜、漠然と思っていた"活性化していない街"という事が払拭された。まだ冴えないところは多々あるにしても、駅前の商店街はそれなりに活気づいて、それなりの努力が見られた。坂道が多く、歩き疲れてへとへとになった時に見つけて入った喫茶店。古い民家を改造してつくられたものでなかなかお洒落であった。挽き立ての珈琲で落ち着いた時間が過ぎた。
  熱海はやはり、何と言っても、目の前に広がる海。ゆっくりと温泉につかり、新鮮な魚介類をふんだんに食す!という時は意外とお奨めの観光地である。知り合いのカップルは朝から晩まで、さんざん温泉を楽しんだ後に、なお、熱海で話題という岩盤浴の施設に行った。聞いているこちらがひぇーっと干からびそうであったが・・・・・・
   ちょっと船に乗って初島へ上陸するのもなかなか面白いのだが、なんとも船着場から島の玄関もちょっと冴えない。島を一周、歩くといろいろな発見があり、素晴らしい自然の宝庫であるとも思えた。だが料理にしても定食屋も冴えないし意外と高い。やはり満足感はなかった。子どもの顔くらいのサザエには感動したのだが。一部のリゾート施設の云々はさておいて、まだまだという感じだ。

  しかし"原油高による『安近短』の志向が強まった"という分析は今始まったことでもない。こうした観光地にはリピーターとして、どれだけ定着さらるかがポイント。原油高で運賃や燃料費の高さが問題で海外は取りやめたという層は別としても、運賃も私鉄に比べればやはり割高は痛い。食べ歩きだショッピング、名所案内だとスポットの企画やイベントだけでは定着できるかは?である。こんこんと温泉が湧いている、だから温泉目当てで何となくお客は来る・・・・で満足していてはやはり活性化しない。「安近短」などという言葉に「本当にそうそう・・・」なんて惑わされず、知恵を絞っていかないと魅力のなくなった人から人は去っていくように、観光地も魅力を発散し続けないと人は去るものだ。
  

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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