2007年5月アーカイブ

ichiko : 誰?

 
  夜中近くに帰宅しても、とりあえずメールをチェックする。よほど遅くなってしまった時や泥酔?している以外は必ずしていることだ。
  しかし、人は日常生活の中でふっと“非日常”を楽しんでしまうみことがある。愉しむに近い感覚か。グーグルに自分の名前を打ち込んで、検索開始・・・・。おやおや!結構ヒットしている。ズズズッ・・・・と見ていくと、とんでもないものを発見する。いや、以前から発見していたものなのだが、ついに今夜決行した。

  もう「何百年!?も前のもの」といいたいほど昔々に出版された私小説がアマゾンに出品されている。20代の作品など、恥ずかしくなる。しかし、意外とよい値段がついている。記憶が曖昧なのだが、当時の三倍近くの価格だ。
  帯は無い・・・・と言っても保存状態は良いとなっている。「出品者にあてた作者のサイン入り」というコメントが気に入った。確か、当時出版記念パーティーには100人ちょっとの人がお祝いにきてくれたと思う。サイン入り本の持ち主というのは、多分、私が知っている人であろう。一体、あなたは誰?。
  いよいよショッピングに進んで行った。パスワードを入れて、決済。ああ!なんて、非日常なことをしてしまったのだろうか。しかし出品者は誰?「~さんへ・・・・吉田いち子 ・・・恵存」と書いてあるに違いない。パソコンの前で少しだけ、心臓が高鳴ってきた。まるで、タイムマシンに乗っていく感じだ。過去に遡っていく。誰に逢えるのだろう?あともう少しの時間、“非日常”を愉しんでみよう。


   決して悪気はない・・・・。そんな事は十分に分かっている・・・・つもりだ。しかし、とても疲れるシーンに遭遇することがある。今夜も某鮨屋で仕事の打ち合わせをしている時のこと。
  カウンターでタバコをすうことは別段それぞれの人の自由である。しかしその男性はしきりに言い続けていた。「禁煙だとか分煙って押し付けてくるのはおかしいよ。我々は税金を支払っているのだから。税金を支払っていない人間にとやかく言われる筋合いは全くないよ!」と。
  こちらは、あれこれと仕事の話を詰めていかなくてはならない状況。多少、アルコールも入り、「普通」ではなくなっているかも知れないのだが・・・・・・。
  そしてたまたま、かく言う男性の隣りのに座った二人連れはやはりヘビースモーカーで彼の言い分に大賛成しはじめた。口に握り寿司を入れる以外はタバコを吸い続けている。「おっしゃるとおり!我々は税金を支払っているんだからねぇ」と言いながら。隣りの女性は吸わないタバコを手に持ち続けている。その煙はゆらゆらと私たちの方に流れてくる。
  クライアントは姿勢を私のほうに少々むけて、国際情勢とまたそれぞれの国民性や民度?の話しをしている。彼に不愉快な思いをさせない為に、煙に不快感を感じながらも私は必死に彼の話を聞いた。聞き続けた。しかし、容赦なく彼らの煙はカウンターを横切ってこちらへと流れてくる。
  さてさて・・・・河岸をかえなくてはと思い、「ところで・・・」と話を変える。隣りの客人が来るまでの、心地よい鮨屋の大将との数分の世間話もどこかへ行ってしまった。只管、数人のタバコの紫煙に小一時間、悩まされた夜だった。

ch09.超常現象 : 影響力

  
  2003年からプログをはじめたのだが、時折、メールを頂く。その中でもダントツなのが霊能者の櫻井友子さんに関するものだ。最初に美人霊能者!なんてフレーズで紹介してしまったものだから、テレビ局からの問い合わせも多く、プログを通じていろいろな方と知り合えるという機会に恵まれる。
  日記風に書き込んでしまっていると、やはり一方的な情報発信のため、読者の方々にご迷惑をかけることもあり、慌てて訂正をしたりする。やはり、管理は大切なことだとつくづく思う。
  何もかも全て、個人情報を出すことは必要ないと思われるが、時折ある「電話ください」という一方的なメールに関しては櫻井さんに伝えた上、それなりの対応を丁寧にすることにしている。まあ、差出人の名前くらいはきちんと頂きたいと思う。それがマナーではないか?と当然ながら思う。とりあえず、ご連絡いただいた場合は櫻井さんに連絡はとっているのだが、修行の忙しい日々の中で、いわゆる知人でない読者をご紹介するという難しさは痛感している。櫻井さんをアルファベットでなく、「名前」を公開してしまったその影響力を感じている。プログのテーマだろう。たからこそ、いろいろ慎重になっていく、そんな姿勢が大切だ。


   来年の洞爺湖サミットでの、主要議題は地球温暖化になる見通しだ。温室効果ガス主要排出国である米中印。温暖化の恐怖は影響が急激に現れないということ。何となく、サイエンスフィクションても読んでいる感覚にとらわれるだけの人々が多いこと。しかし温暖化のリスクは緩やかに進行していく。その中で人々は実に無防備に生きている。
  経済財政諮問会議で「骨太の方針」骨子案が明らかになり、この地球温暖化問題への対応を筆頭の政策課題として掲げ、この洞爺湖サミット向けて環境対策を重視する姿勢を鮮明にすることとなった。少子化対策、社会保障制度の構築と問題は山積みではあるが、なにはともあれこの、地球温暖化問題への対応が最初に取り扱われる。
  温暖化被害はますます進むだろう。京都議定書後の枠組みにアメリカはもとより、中国、インドをどう巻き込むかだ。人類の目の前に出された、本当に深刻な問題なのだ。「持続的で安心できる社会」は安心できる「地球」にかかっているのだから。

ichiko : 微笑み


  その日の昼下がり、瀟洒な洋館、ピアノの生演奏の流れるレストランにその人生の大先輩は招待してくださった。静かな、優雅な時間が流れていく。「ああ、こんな時間はひさしぶりだなぁ」と心の中が温かくなっていくのを感じていた。
  この数ヶ月は、事柄や人々に対して、いろんな見方をしてきてしまっていた。人は環境が少しでも変化していくと、それまでとは違ったものの見方をするようになったりする。だからこそ意外な発見をする楽しさもあるのだが・・・。


   「吉田さん、仕事にはねえ、追われてはいけませんよ」と人生の大先輩が言う。仕事に追われてはいけない?頭の中では十分理解している。追われちゃいけない、追うものだと。しかし、実際にはどうだったか?思い出せば「追われていた」ではないか?なるほど、人とは実に流されやすい生き物だということが分かる。
  大先輩の長い長い人生の道程には、私が想像も出来ないほどにいろんなことがあった。ひとコマ、ひとコマがドラマだ。そして、その時代に流されてしまうこともあったであろう。そんなドラマを聞けば聞くほど、自分のものの見方が一瞬でも歪んでいたことが分かる。「ああっ」と声が出てしまいそうになる。
   「今日は、新しいスタートのお祝いを」と声をかけてくれた。窓の向こうに緑が眩しいほどだ。赤ワインがグラスに注がれた。そうか・・・・新しい出発。
   「新しく、事業をするとは・・・業ですねぇ」と大先輩が笑った。「業ですかねぇ」と久しぶりに自然に微笑んでいた自分に気がついた。   

ch05.エンタテイメント : 快挙!やったね!ウオッカ!

   別段、“打倒男馬”!というわけではないが、11年ぶりにダービーに挑戦した牝馬・ウオッカが優勝した。完全優勝だ。四位洋文騎手も「牝馬とは意識していなかった。男馬と思っていた」と言っていた。前日まで「どんなにいい馬でも、男は男、女は女。やっぱり2400mは女は走りきれないよ」なんていう声も聞いたが。やったね!ウオッカ。いい競馬をしたね。

ichiko : さあ!出航だ

  
  今年2007年は記念すべき年となった。5月1日に株式会社を設立した。株式会社「イチプラス」という社名だ。
  2004年に新聞社を退職して、独立して、暫くはフリーで単行本の執筆やフリーペーパーの企画・制作などしていた。取材でも旅行の企画・執筆などくると本当に単純にウレシかった。
  しかし、仕事とは不思議なもので「吉田さん、法人化してくださいよ」というクライアント先が多く、こういう流れとなった。「人生、後半戦はゆっくりと文章でも書いていたかったんだけどねぇ・・・」というと友人が「そんなの先にしろよ!そんなのはね、60にでもなったときに考えればいいじやないか!」と言われ「ふむふむ、そんなものか」と思ったりもした。
  登記は5月1日であるが、その日までの1ヶ月ちょっとは本当にばたついた日々であった。会社設立に関する様々な手続きをはじめ、契約書作成もろもろ本当に勉強することが多かった。公認会計士・税理士の先生に経費などの整理についてあれこれ聞いたところ「吉田さん、細かいことはぜーんぶ我々に任せて、経営者は一にも二にも営業して稼いでください」と言われ「ふむふむ、そんなものか」と思った。 あとはビシッと事業計画。信頼ある仕事をしていかないとならない。  ビジネスの拠点は馴染み深い大手町にした。電話連絡、ファクス、メール受付、転送サービスなど「今」の時代だからこそ出来うることばかりだ。ちょっと前であれば、電話の前にいなければ、相手と話はできなかった。届いたファクスも見ることは出来ない。メールはどこでもパスワードさえあれば瞬時にチェックできる。兎に角ケータイがあれば、どんなことでも可能だ。ケータイあればこその世界だ。そして、アウトソーシング。有能な女性秘書でさえアウトソーシングが可能だ。
  会社設立の案内を出したところ、それぞれの人々の反応がまた十人十色で面白い。本当に人間社会の醍醐味といったところか。さあ!出航だ。


  映画「明日に向って撃て!」や「スティング」などに出演したアメリカのポール・ニューマンが「自分が求めるレベルの演技ができなくなった、記憶力も自信も創造力も失い始めた」という理由から引退を語った。このニュースを見て、なんとも胸の奥が辛くなった。どんな名優でも現役から引退をしなくてはならない、そんな「時」がくるということ。82歳といえばまだまだ・・・とも思うのだが、やはり「求めるレベルの演技」ということを語られれば、もう言葉がない。それほどの名演技であった。
  80代か・・・・あと自分が何年生きられるのだろうか?と考えることがある。先般もセミナーの帰り、友人がなんかの拍子に「自分があと何回夕食が食べられると思う?」と半ば独り言のようなことを言い、私もいろいろ考えた。別段、悲観的になっているのではなく、そんなことをじっくり冷静に考えられる「年齢」になったからということを思った。
  今年になって、3回も葬儀に参列した。皆、自分より若い世代。働いて、働いて、皆、あっという間になくなってしまった。昨日は友人のご主人から納骨式の出席の有無のハガキがきた。彼女の弾けそうな明るい笑い声が今でも耳に残っている。不思議なもので、その人が亡くなってしまうと、初めてその人に会った時の光景が思い出される、不思議なことだ。だからこそ、本気で真剣に生きていかないとならない・・・・まあ、あまりに気張らずに。

スポーツ : 牝馬一頭キラリ


 今週末の第74回日本ダービーはなかなか面白そうだ。今回は牝馬が一頭、男性社会にキラリと輝くか。他の男達が気持ちがどうなるのかなんて、人間社会のようにいろいろ想像してしまう。
「やっぱ、フサイチホウオーでしょ?」なんて人気馬の名前が飛び交う。気性が激しく、結構荒っぽい性格の馬。2400mのかなりの体力消耗のコースをどの馬が走りきるか、かなり楽しみだ。


  昨夜もファンドなどの金融セミナーを受けていた。680億だとか87兆円という数字を聞いてもピンとこない自分がいた。変な感覚。何となく「分かる」金額がせいぜい一桁から二桁の億くらいか。財務省の工場で一度、14億?くらいの万札の山をみたことがあるからか。
  先週、盛り上がっていたサッカーくじ「BIG」。1週間で昨年分の約半分を売り上げたらしい。みんながもしかしたら1等6億円」のチャンス到来と思ったのだろう。勿論、長蛇の列ができた。あのマジシャンのプリンセス天功がなんと三等に当選したらしい。イリュージョン?!今週は通常の「1等3億円」に戻ったが、しかし3億円といっても凄い金額だ。生活の中で行き交う途方もない数字。「この売り場からでましたらでました」なんてフレーズを見れば、つい並んでしまう。人間とは懲りないところがある。常に「もしかしたら・・・当たるかも・・・・そうしたら」という期待があるのだろう。


  このところマーケティングを勉強していると、やはり、この数年に「何が」が本当に変わっていくと思う。1990年あたりからの経済がどう変化していき、卑近な事例では、我々の生活にどんな変化があったことをもう一度思い出してみるといいかも知れない。理論武装した分析などではなく、これは感性に近い。何かは今、説明しないのだが、多分、この感性のない人は「その時」が到来しても分からないのだろう。着々と私たちり生活が変貌していくだろう。多分この2~3年のうちに。億という金額が「今」のように途方もないものであり続ける人と、そうでない人が判然としてくると思うのだ。これがチャンスなのかも知れない。完全な二極化が始まる。

ch10.生活 : 三社祭 最終日に


  昨日は浅草三社祭の最終日だった。「一年が経つのは本当に早いものだね!」と言いながら友人たちと楽しく集った。
  しかし、宮出しのとき、「各町渡御の各方面一番町会に引き渡す迄、一人でも神輿の上に乗る事を禁止" します。併せて本社神輿各町渡御並びに宮入りにおいても、"本社神輿の上に乗る事を一切禁止" しています」という説明があったというのに、10名ほどが神輿に乗った。「違反者が判明した際は、来年以降の三社祭において、"宮出しを中止し、違反該当町会の朱引き(本社神輿各町渡御順路)を削除 致します」というのにだ。テレビのインタビューで「毎年楽しみにしているからねっ!盛り上がりたいよー」と騒ぐ担ぎてたちがワイワイ言う。何を言うのだ!と思う。活気ある祭りだ。でも、彼らの家族や友人もろもろ、みんながそんな個人的な盛り上がりで秩序も守れないのであれば、本当に違反者が出た時の対応を厳しくしてほしいと思った。昨夜は風も冷たく、ちょっと肌寒い夜だった。「まさか」と思ったが、やはりいろいろな人間がいる。しようがないのか。本当に哀しいですよ。昨年のトラブルを喉元過ぎればで忘れてほしくない。


 電子メールというものになれてしまっていると、ポストに入っている手紙なんか見つけると小躍りするほど嬉しい。


   「こんなことになりました」とそこには懐かしい筆跡が。昔、職場で一緒だったSさんから。どうしているのかな?と時折思っていた。そんな彼女からの手紙だ。
  小樽の北運河近くの実家が老朽化しているものを壊すのは勿体無い、何とか残したい!ということで小さな宿と喫茶店を始めたそうだ。
すぐ近くに運河があり、その先は港。かもめが遊ぶ運河や外国船が停泊する埠頭が遊び場だったという。
  文章の行間に彼女のおおらかさが伝わってくる。底抜けに明るい笑顔が浮かんでくる。笑い上戸で、「もう、やめてぇ。お腹の皮がよじれるぅ」といつまでも笑っていた。そんな彼女におかしな話を立て続けにしていたこともある。そうそう、ハレー彗星が来ると聞けば、電車に乗ってみんなで伊豆に飛んでいった若さ漲る日々。懐かしいなぁ。
  「わずか4室、10人も泊まればぎゅうぎゅう。海からの風を感じたいと時は是非。ときにはゆるいときがあってもいいのでは?」と・・・・海の風を感じたくなったら行きますね、「おたる 北運河 かもめや」に。

ch10.生活 : スパム


  ブログなるものをはじめて4年になるが、想像もしなかったことがおこるものだ。以前、海外スパムというものに攻撃?されてバージョンアップをした・・・・にもかかわらず、再び、そのスパムとやらにやられてしまっている。先般も更新作業をしようとした、丁度その時、わけの分からぬ画面が出てきて、しばし呆然としていた。自分が行っていることとは別世界のものが「更新中・・・・更新中・・・・」と続いていた。一瞬、この4年間の全てのものがパッと消えうせてしまうのではないか?と思った。「私プログ書いているの」と人に言っても「えっ?夢でも見ているんじゃないの?」と言われる感覚が襲った。本当にいろいろなものをコンピュータで送り続けるという、私にととっては迷惑ではあるが、天才的なその能力には感服するほどだ。そんな能力をもっと人助けに使えばいいのにと単純に思う。はっきり言って迷惑千万。
  むかむかしながらパソコンを見ていると「緊急連絡!ケータイが壊れちゃったので、買いにいきまーす。暫くのご連絡はこちらまで」なんて友人のノホホンとした安らぎメールが届いた。不思議な時代に生きているものだと改めて感じる。

ch05.エンタテイメント : カラオケは楽しい

   カラオケに行った時、今までそれほど気にしていなかったことなのだが、選曲には本当にその人の「好み」が反映されている。そう、当たり前のようだが、あまり選曲に躍起にならず聞いているうちに、分析癖が始まって「ははーっ」と分かった。今のヒット曲をやたらと歌う人というが年代の人はあまり近くにいないので、最近ではことにその選曲を分析していると面白い。
  その人日度が一体、何の本を読んでいるのか?などは結構カバーがかけられていることが多いので、知ることは難しい。しかし、カラオケはちと違う。ちょっとアルコールが入って歌うとなると、とくにきのおけない仲間となると何も気にせず、選曲して歌い続ける。一時間も聞いていればその人の好むカテゴリー、リズム、歌詞などが分かってくる。特に、昔の歌はとくに歌詞が感情をリアルにぶつけて分かりやすいので、一時間、二時間もすればその人のものの考え方というか、何に惹かれていくタイプなのかけんとうがつく・・・・ように思える。
  しかし、不明なのは、何曲も何曲も英語の歌を歌うタイプ。歌いながら「発音いいなぁ~」とうっとりしているタイプはやはり自信家でナルシーに近いのだろう。韓国の歌を歌う人はやはり韓国にとても想いのある人か。好きな曲10曲をあげてもらうと、なんか完全に傾向と対策が見えてきそうだ・・・で何の対策?
  

ch10.生活 : “可笑しさ”の不思議

 
 第一生命保険が恒例で実施している「サラリーマン川柳コンクール」がもう20回になるという。いつもこの時期に、発表されている川柳を読んではいつまでも笑いが止まらない。今年の1位受賞には“脳力”の低下を嘆く作品「脳年齢 年金すでに もらえます」が選ばれた。最近流行っているゲームソフトを使っての「脳年齢」にハッとする人も多いのだろう。今回はあまり、個人的にはウケなかったのだが、応募総数7万9631句から100句を更に選定、そして選ばれるベスト10はやはり凄いなと思う。
 しかし、一番印象に残っているのは第13回の「プロポーズ あの日にかえって ことわりたい(恐妻男)」というのがあり、この川柳で3人の仲間とその日はゲタゲタ笑いながら飲んだ記憶がある。サラリーマン2人とすっかりおやじ化した自分の3人はいつまでも盛り上がっていた。あまりの可笑しさに、この川柳をある女性に話したところ、彼女は「はっ?!」と訝しげに、そして不機嫌になった。そしてもう一人の女性にも話したが彼女は「女性を馬鹿にしている」と激しく怒った・・・・・そんな記憶が甦る。
 第14回の「ドットコム どこが混むのと 聞く上司(ネット不安)」や 第17回の「課長いる?」 返ったこたえは 「いりません!(ごもっとも)」など、会社内での一種サラリーマンの悲哀については笑える女性もいるのかも知れないが、第16回の「タバコより 体に悪い 妻のグチ(-小心亭主-) 」や今回8位の「『ご飯ある?』 『ツクレバアルケド』 『ならいいです…』」など家庭内の内容について女性は「?」という反応をしてしまうものなのかも知れない。

ch03.美容 : 駅ナカで何をする?


  資生堂が、JR東日本の駅ナカで展開している全4店舗のエステティック事業から撤退するそうだ。仕事でよく使うし母校も近くて親近感のあるJR目白駅。ここにあるサロンも2002年に一号店ととしてオープンして、当時はマスコミにも取り上げられ話題となった。しかし、この数年、相次ぐ他社の駅ナカ出店で過当競争となり、採算が取れなくなったことが理由らしい。駅ナカの施設は本当に便利で、利用者側としてはとっても残念な気持ちだ。施設がなくなるまで、結構サイクルは早い気もする。ちょっと行かなかったりすると、一生懸命さがしてもその店舗やサービスがなくなっていることは多いものだ。
  例えば、女性では年齢が意外と分かりやすい「手」。ネイルアートというものではなく、手の手入れ。プロによるマッサージなどのサービスなどあると本当にいいと思っている。肩もみのクイックマッサージもよくある施設だが、手だけであればそんなスペースは要らないだろうし。「スミマセーン、ちょっと遅れそうです」なんてメールが入って「えーっ!」と30分くらい時間が余った時。ちょっと立ち寄って手のマッサージをしてくれるサービス、いいなあ。それに、手には健康・美容のためのツボもたくさんある。今、ちょっと手のトラブルをおこしていて、大好きな指輪が出来ないからこそ、特にそう感じるのかもしれないが・・・。

ichiko : 分身


  本当に久しぶりにお目にかかる人と会うとき、たいてい最初は「ああ!ご無沙汰していま~す」と言ってしまうが、さて、次になんて言おうか?と考えていると「お元気そうですね、プログ見ていますよ」なんて先方から言われることが多い。つまりプログは「私は元気ですよ」の伝言板みたいなものか。だから、長い時間、お会いしなくても結構、いろんなことを既にご存知で、「そうそう、ところでね・・・」と話は早い。
  それでも考えてみれば、プログは書く内容が本当に限られている。吟味して吟味して、濾して濾してでの話。日々起こったこと、感情、事件などをまとめて100%としたら、そのうちのうちの1%くらいのことか・・・・・。大噴火するくらい腹立たしい話や、聞いた身の毛もよだつほど怖~い話や、考えられない・・・嘘でしょ?と絶句するほどの話や思い出してはもう笑いが止まらない話や・・・・・ああ、やっぱり書けないことって生活そして人生には多いものなのだなぁと思う。
  一時、毎日更新していたこともあるが、今はなんだかんだと慌しい日々・・・と言い訳しながらも、2003年にスタートしたプログを大切にしていきたい気持ちは高まっている。分身に近いかも知れないな。

ch10.生活 : 完璧ケータイライフ


  カラフルだったりワンワンって動物が出てきたり。ソフトバンクの広告展開は「あっ」と思わせるのが上手だと思っている。昨日は駅のホームの看板に「ほっほーっ」というソフトバンクのケータイデザインを見た。先般、出版した本のテーマである心相カラーは、誰もが必ず3つ持っている。誕生日は逆立ちしても?変更できない。つまり、その人を生涯守り続けるカラーなのだ。(因みに私は特殊数字の配列191なのでゴールドとシルバーということになるのだが・・・・)
  つまり、そのソフトバンクのケータイは見事に3つの配色になっていた。後はデザインだ。例えば「紫・黄色・緑」なんて人は単純に分けたら「えっー」というデザインになってしまうだろう。だからこそ、メーンの数字の配分を多くしてデザインすれば、ケータイを持っているだけでツキがむこうからワサワサとやって来ちゃうよ!ということになるなぁ・・・・・・・とぼーっと考えていた。そうか!売り込むか。


  
  大手3社の2007年3月期決算が出そろった。営業利益はNTTドコモが減益。「au」を展開するKDDI、ソフトバンクモバイルがそれぞれ増益を確保した。昨年10月に導入された、番号ポータビリティの好不調で明暗が分かれたのだ。
  その上 KDDIとソフトバンクが新サービスや新料金を投入し、シェア54%超のドコモの切り崩し作戦。加熱はまた楽しいものだ。新機能や新サービスで他社の追随を許さないこと。ドコモがケータイが最も売れない5月以降に、1台の携帯に2つの番号とメアドを搭載できる機能搭載の新端末を順次投入したが熱き巻き返しに挑んでいるということだ。
  一つのケータイに複数の番号はとメアド。なかなかいい。複数台持たずに済む。今のところ、3つの番号とメアドがほしい。これ以上は多分管理できないだろう。私にとっては3という数字が限界だな。そして、心相カラーを取り入れる。シルバーボディにゴールドちょっと。これで完璧ケータイの出来上がりとなる・・・・・とまた、ぼーっと考えていた。

ch12.その他 : 恥を知る


 別に「悪いからやめなさい」とはいえないのだが・・・・・電車に乗るといつも思う。若い人たちの耳は必ずイヤホンで塞がれている、あの光景。周囲の人の声も気配も、多分聞こえなくても構わない、自分の世界が快適であればそれでいい、そんな光景。目を閉じていれば、たとえ、お年寄りが来ようとお腹の大きい人が来ようとお構いなしだ。自分のおりる駅に着いたら、目を開け、そして降りればいい。いつも見ながら、どうして、自分の快適さだけでいい世の中になってしまったのかと思う日々。「他人に迷惑かけていなけりゃ、いいでしょ?」とかえされそうだ。
  パンをほおばる人、化粧をする人、マニキュアをする人・・・・・この人々に何と言えば良いのか?どうしたらいいのだ?。しかし、放置・・・・・・。人は何も言わない。構わない。関わらない。先日、特急列車の中で若い女性が、男性から辱めに遭っていても、他の乗客はどうしたのか?自分だったらどうしていたのか?と心の底にどんよりしたものを抱えてしまう。関わらないという「姿勢」。日本人は何かを忘れてしまったんじゃないか?そんな、人々を、そして自分自身を見つめながら、考えている。日本人が親から子どもに伝えるべき「何か」を。

  

   『国家の品格』の著者の数学者である藤原正彦さん。彼は一に国語、二に国語と国語教育の大切さを説く。国語が分からない日本人。漢字が読めない子どもたち、若者そして大人もだ。「八つ」を「はちつ」と読んだ!と騒ぐ。そんな小学生の話などもういい。子どもは勉強しなくては。親も教師も怠慢であるということなのだ。
  藤原さんの父親の新田次郎。息子である藤原さんが語る、その父親の素晴らしい教え。最も基本である国語教育と今の日本の家庭から消えつつある「教え」だ。


  「弱い者いじめの現場をみたら、身を挺してでも弱い者を助けろ」「見て見ぬふりは卑怯だ」「弱い者を救う時には力を用いてもよい」という教え。ただし五つの禁じ手がある。
一つ、大きい者が小さい者をぶん殴っちゃいかん。
二つ、大勢で一人をやっつけちゃいかん。
三つ、男が女をぶん殴っちゃいかん。
四つ、武器を手にしてはいかん。
五つ、相手が泣き、謝ったらすぐにやめなくてはいかん。
理由のすべて「卑怯」であるということ。男子の恥が卑怯であるという「教え」だ。

ch01.政治 : 憲法記念日に

  
  既に定着している言い方「ゴールデンウイーク」。1951年に大映が正月映画やお盆映画並に興行成績が良かった期間として「ゴールデンウィーク」と名付けたところ次第に他の業界にも広まった言い方らしい。業界用語としての使い方と分けるために、大型連休というメディアも多いが、何れにしても、多くの人々にとってはそれぞれの休みが一体何の日であるなんて、とこかへ行ってしまっている。「遊ぶ」ための日が何日とれるか?になっているようだ。
  今日は憲法記念日。日本国憲法が施行されたのが昭和22年。今日で60周年を迎える。安倍首相は「戦後レジームからの脱却」を掲げ、憲法改正への強い意欲を示している。「改憲?いーんじゃないですか」と本当に軽いノリでいいのける議員のコメントも多い。どんな国を作っていこうとしているのか、不安になる。
  第一に憲法の理念が私たちの日々の生活に生かすために、憲法への関心が高まり、多く論議されることだ。専門でないにしても、学生時代に一度は学んだだろう日本国憲法。この論点が何なのか、分かりやすい本も多くある。国民を守るための規定も盛り込まれている憲法について、もう一度、考えてみることも大切な一日、今日はそんな日でもある。


   
  3月決算企業の発表では結構な好業績だ。が、投資家が慎重でいるのか何故か株式市場は明るくない。
  朝から法務局、税務署と回っていた。サラリーマン時代では出来なかったこと、知らなくても過ごせたことなどを一つ一つ。なかなか勉強することが多い。しかし人生後半戦、まあ、呆けずに生きていくのには最適かも知れないと、改めて、生涯、現役で行こうと思った次第だ。
  「これまで以上に応援しますよ」というメールが入る。考えみれば幸せなことだ。このような人間関係があったのか!と、たとえは少々気持ちは悪い?が“疑いを知らぬ少女”のように純に喜んでしまった。とにかく、「ビジネスとは最初も最後も信用と信頼関係が大切」だと、何人もの先輩諸氏から言われる。とどのつまり、“それが全てですよ”と強調される。
  

  しかし、税務署というところは実に特殊なにおいがするものだ。ちょっと話はそれるが、以前、世田谷の主婦がFXなどで2005年までの3年間に儲けた4億もの所得を隠して1億3900万円を脱税することがあったが、この所得の原資になったのは母親の相続財産だったらしい。預貯金をはじめ、着物や宝飾品を購入・・・なんだか、それだけか?という感じがしてしまう。元会社員の男性も、FXや原油先物取引で2006年までの2年間で7億5000万円の所得を隠し、約2億7000万円を脱税し、東京国税局が、所得税法違反罪で東京地検に告発したことがある。
  まだ私は何十億円というものを自分の手にしたことがないので何ともいえないが、どこかに隠してしまいたいという心理は想像できる。しかし、脱税はいけないな。今後、自分の仕事がどのようになっていくかは全く未知数であるが、「儲かる会社に」と応援団からもあれこれ言われるが、良い形で儲けて、すべきことはちゃんとしていかなくてはと思う。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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