2009年3月アーカイブ

ch12.その他 : 欲情の作法とは・・・


   書店に行く度に平積みされているし、気にはなっていたがまだ読んではいない。しかし、著者というかやはり担当編集者の勘どころがよいのだろう。恋愛小説の大家と言われる渡辺淳一の『欲情の作法』が発売一ヶ月足らずでなんと4刷23万部を発行したという。2年前にベストセラーになった「鈍感力」を遥かに上回るペースで売れ続けているらしい。着々とヒットを飛ばすとはこんなことなのかなあと思う。
  実践的な恋愛レッスン全14講とは言っても「今更~」と思う人もいるだろうし、ましてや"欲情"と、普段の生活ではなかなか使わない言葉、刺激的なタイトルの本を手にするのも躊躇いがち。やはりというか「医学的・文化的見地からの考察が目を引く、ありそうでなかった恋愛本。自らの体験も盛り込み、これだけ具体的な作法を提示したものも珍しい」と担当編集者の弁。書店では・・・と思えばとりあえず図書館へ。しかし、考えることは皆同じ。皆さん「一週間だけ貸してください」という心理か。だから、他人の目を気にせず、自分の世界に没頭できる"ケータイ"の中で繰り広げられる官能の世界がヒツトするわけだ。納得!納得!
 文化的見地、医学的見地で書かれているというから、今は「婚活」の盛んで、その目的で購入する女性も多いそうだから、いやはやなんとも・・・・・。まあ何はさておき、ベストセラーには一通り目をとおしておこう。


   「・・・・・森田さん、もし、失敗した時はどうするんですか?」なんて、あるテレビの番組のコメンテーターが聞いていた。それに対して「そんな事いわずに応援してくれよぉ!」と千葉県知事選に初当選した森田健作さんは明るくかえした。そのような考えは、恋愛する前に振られたらどうしよう?と悩むようなものだと言ってのけた。
   「千葉にはポテンシャルがある。今朝の青空のように自信を持って突き進む。千葉を元気にするために、夢と希望をもって頑張る」とその言葉で気持ちが明るくなるものだ。  
  2期8年務めた堂本暁子知事は今期限りでの引退を表明。今回の知事選には森田さんら5人が出馬した。101万5978票の得票。しかし、100万票とは凄い数字だ。重い数字だ。民主など野党4党が推薦する吉田平さんら4氏を破り、初当選したわけだ。前回の知事選は堂本氏に6086票差で惜敗。敗北の後に「あと3年、あと2年・・・と数えて頑張ってきた」という奥さんの言葉にも重みがあった。着実に、地道に歩んできたのだろう。衆院選に向けて弾みつける結果にはならなかったと民主党は溜息がでるだろうが、やはり民意は知名度だけではない。「千葉を全国にアピールする!」「中央にどんどんもの申す!」というそんな根本的な政治の勢いを求めている。

ch07.味 : 美味しい焼き餃子

   焼き餃子のつくり方っていろいろ??
   フライパンをあたため、オイルを少ししいて、オイルがあたたまったら餃子を並べて、底面にちょっと焼き色がついたらお湯をいれてふたをする。水分がなくなった頃、ゴマ油でちょちょいと香りをつけて・・・と思っていたら、「餃子はすっかり焼きあがってからお水を入れて、ふたをするって習ったよ~」とお料理上手な人が言う。「ひえっ?いつから?いつから?」なんて質問すると「昔から。あれ?昔と今と違うの?」と言われ、暫し悩む・・・・・。
   日ごろの料理はとてもアバウト。だから「こう焼きます!」としっかりといえないまま。ふ~んと聞きながら、「まあ、うまければいいか」と納得。焼き餃子と言っても蒸し方が大切なことは分る。
  しかし、以前、美味しい焼き方のコツを教えていただいたこともあるというのに、忘れてしまっているではないか・・・・・ああ!


   セミナーのコーディネートの仕事もしているのだが、つくづく感じるのはやはり時流というかまさにその時代をあらわしているものが何かということだ。過ぎ去ってしまえば人は忘れていくものだが、例えばその時代にどんな内容が人気をはくしたのか?時系列でまとめてみたら、結構、面白いデータが出来上がると思う。その時代の「風」とでもいうものか・・・・
  今、かかわっていもので人気といえばやはり「新エネルギー」の事だ。石油に頼らず、今後はエネルギーはどうなっていくのか、やはり知りたいことだ。自分はあくまでもコーディネート役であるから、如何に対象者が何を望んでいるのかなどを必死に考えるわけだ。これらを的確に話せる講師を見つけ出すこともなかなか大変難しい。

  例えば国産新エネルギーとして期待される「メタンハイドレート」の実用化の可能性が一段と高まってきた。「メタンハイドレート」は燃える氷とも呼ばれる。メタンガスを含む化石燃料の事で、低温高圧の地下にシャーベット状で存在。日本近海でも埋蔵が確認されている。日本の天然ガス消費量のなんと100年分に相当する量があると推定されている。もし実現すれば・・・・エネルギー自給率が大きく向上は間違いないだろう。


  とにかく、仕事は仕事ではあるのだが、専門でも専門外でもコツコツコツコツと勉強していくこと。「あれをこれして・・・・」と会話が指示語ばかりにならないように、あとから、あ~あといろいろ後悔しないようにつとめていかないとね。

ch10.生活 : 生ゴミが水蒸気に?!


   日々の生活の中で、どうしてもゴミは出る。出さないようにと心がけているが出るものは出る。そして、こんなにゴミの分別に神経質であったか?と思うほど、種類を分けている。よく考えれば、ひとつの文をいろいろ分けたり、分類することすがそもそも嫌いではなかったことに気付いた。しかし、ゴミは別問題である。結局、キッチンのあるスペースをまたゴミの分類用の容器を並べてしまうことになった。とくに生ゴミは・・・・・
  電子・通信機器の設計・製造などを手がけている千葉県の東京電子サービスという会社が生ごみ処理機を新開発したという記事を読んだ。そして「千葉ものづくり認定製品」に認定され、堂本暁子千葉県知事から認定書を授与されたそうだ。
  これまでにも生ゴミ処理機はいろいろ種類も出ているが、この生ごみ処理機「スーパーアクアディスポィザー」は、生ゴミの成分をほとんど水蒸気にして、固形残さ物や臭い残さないというではないか。よくあるバイオ方式とは異なっていて、生ゴミを瞬時に1ミリサイズにカット。そしてすりつぶせるというカッターの開発によって実現したそうだ。
ほとんどが水蒸気に・・・・なんて夢のようだ。毎日、処理したい生ゴミは残っているだけであまり気分のいいものではない。本当に生活人の立場も考えてくれるし、そしてそれこそエコロジーの原点だ。日本人のものづまりの知恵に脱帽だ。
 

 

  在宅ホスピス医である内藤いづみ先生の講演会に出席した。内藤先生は現在、生まれ故郷の山梨県にある「ふじ内科クリニック」の院長でもある。外来患者の診察を終えると白衣をぬぎ、自転車に乗って癌などの末期などで「最期の時」を自宅で過ごす人々の元に行かれる。
  私も実父を末期癌で亡くしたが、父の最期は自宅ではなく、とある病院の病室であった。確かに、家族や親戚や親しい友人に看取られての最期ではあったが、約一年の壮絶な癌との闘いがあった。その一年は家族にとっても、時間という感覚さえなくなるほどの辛い日々であった。しかし「おじいちゃん、にこっと笑って、おめめに涙が出ていたよ~」と当時、そう言った小さな娘の言葉が今でも心に残り、「ああ、それでよかったのか・・・・」と思っていた。
  人生の最期を家で家族とともに、自分らしく、そして限りなく痛みを感じることなく過ごすためのホスピス医療とは、本当に理想でもある。数多くの現場に立会い、数多くの人々にかかわってこられた内藤先生の言葉ひとつひとつに実にあたたかい温もりを感じる。
  最近では「いいお孫さんですね」「いいお子様に恵まれていますね」などと言うと、実は、その方々はホームヘルパーさんだったりケアマネジャーであったりするという。二人きり、若しくは一人ぽっちの老人が如何に多いということかも知れない。
  末期という現実と向かいながらも、一生懸命に孫たちのために花の種をまくおじいちゃん。幼稚園バスに乗り込む孫に一生懸命に手を振るおばあちゃん。病院を離れ、自宅に戻った時、愛する家族とともに「時」を過ごすことで新たに自分の居場所、生きるすばらしさというものを実感されていく人々の姿。
  講演会場にいらっしゃる一人ひとりの後姿を見ながら、時折、涙をぬぐう方もいた。それぞれの思いに、あつい涙が流れたのだろう。
内藤いづみ先生の「ふじ内科クリニック」

   気付かぬうちに芽が出て・・・・・としをふるごとに成長していく植物を見ていると、人間の力では決して作り出せない不思議なパワーを感じる。そんな植物のパワーに気付く時に、不思議と元気がもどってくる。
  よく「癒される」ということで犬や猫など動物を飼う人も多い。自分も勿論、動物も大好きだが、やはり、人間より先にとしをとる。亡くなってしまう。だからさびしい思い出も多い。植物だって枯れるし朽ちていく。でも、時に"声"を感じる。そんな時の植物や木々の凄い生命力に感服してしまうのだ。これが自然のパワーというものなのだろう。

スポーツ : 神が降りてきた


  第2回ワールド・ベースボール・クラシックの決勝戦で日本が韓国を破って連覇を成し遂げた。まさに"侍ジャパン"だった。記者の問いに答えるイチローの姿を見て、やはりこの人って超人だと思った。これがオーラというものなのか。
  「苦しいところから始まって、苦しさから辛さになって、辛さを超えたら心の痛みになって最後は笑顔になれた」と一言一言を噛み締めていた。その言葉を聞きながら、自分では想像も出来ない凄い時間をこの超人たちが闘ったのだと思った。そして「最後の打席では神が降りてきましたね」と。何?何だって!?。超人の口から「神が降りてきた」という言葉が。きっと本当に神が降りてきたのだと思えた。

  自分では、まあ人並み?の読書はしているかな?と曖昧ではあるが思っている。しかし、そこが危い。この「つもり病」。実は知らない事ばかりなのだ。
 昼過ぎから、扶桑社で電子書籍の打ち合わせ。応接室の窓から見える景色は100点満点。レインボーブリッジが見えて、船が見えて、そして飛行機が見える。「いつ見ても最高ですねぇ~」というと藤本さんが「いつまでも見ていていいよ~」と笑う。
  静かに電子書籍担当者の事を聞いている。「ふむうんふむうん・・・・」という声が自分の内から聞こえてくる。いやあ、電子書籍の世界はこれまでの自分にとってやはり全く「未知」の世界。自分にとっての「本」はやはり"紙"の世界が殆どだ。染み付いて、こびりついてきたのが"紙"の世界であったということだ。まあ、ヨチヨチ歩きの状態。いろいろ挑戦はしているもののやはり生活の中に"完全"には入りこんではいない。書籍担当者が「あっ!吉田さん、文章は縦にも横にもなりますから・・・・」と携帯を指さして言う。"紙"の世界では「縦書き」の世界にどっぷりである自分も、携帯画面はやはり「横書き」の世界に慣れきっていることが分る。そりゃそうか、メールは全てが横書きだもんね。冷静に客観的に考えてみても、「まさか~まさか~」と思いつつ、実に世の中がぐるぐる変わってきていることを実感する。
  以前、何回もプログにも書いたが、ある講演会の席で隣りに座った女性がずーっと携帯に文字をうっていたので、講演会終了後に注意をしたことがあったが、なんと、その方は携帯小説家なる方であった。携帯画面が広くなったとはいえ、文庫版より小さな世界。ここに小説やら漫画やらビジュアルなどが展開されていくわけでありまして・・・・・。勿論、どんな世代の女性か男性がダウンロードしているのか、知りたいレスポンスはすぐさまデータとして分ってしまう、そんな世界なのだ。それは、想像している世界とあまりにも乖離していることに驚いたりする瞬間でもある。


  夕方になって、銀座で次の打ち合わせの間にお気に入りの珈琲店に入った。「禁煙席ですか?喫煙席ですか?」と訊かれたが、迷わず気分としてはバーではないが、大好きなカウンターに腰掛けた。バーテンダーのつくるカクテルなどでなく・・・・目の前では手際よく、店の人がサイフォン珈琲を何回も何回も淹れていく。何組かが、カウンターに腰掛けたが。数分でもいい。いつもとは違う環境に自分をおいてみると、不思議!不思議。急に携帯小説を書いてみたい気持ちになってきた・・・・。やはり自分は何とも単純といえば単純である。

ch12.その他 : 人棲む星に

   宇宙飛行士の若田さんが宇宙での長期滞在に挑み、それこそきぼうの完成につとめる。世界の頭脳が地球を離れたはるか宇宙から地球のために仕事をしている。殆どの人間が行けないところで、また出来ない仕事をしているわけだ。宇宙から見える地球ってどんなに感じなのでろう?といつもいつも思う。情報、画像で見ることしか出来ないから、もし自分の「目」で実際に見たら・・・・と想像する。もう愛おしく、とても大切に守っていかないとならないと想像する。

  しかし、その地球に住む人間とは・・・・・
資本主義がいくところまでいくとこうなってしまうのか?といろいろ考えた。オバマ米大統領は米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループによる幹部社員らへの計1億6500万ドルのボーナス支給問題についてホワイトハウスで演説した時に「怒りで言葉が詰まった」というほど怒っていた。しかし、金額のすごさにただ「金銭感覚の違い」を感じるだけだった。日本もバブリーな時代に「1000万でた」なんてことを聞いたこともあったが私の近くで「ボーナスは億だったよ~」という人はいない。
  まあ、話しを戻して・・・・・AIGが破綻せずに済んだのは公的資金があったからこそ。それは国民が支払った税金を使い経営支援を受けたから、これに間違いはない。しかし、このボーナスの支払いは経営危機に陥る前の雇用契約に盛り込まれていたこと。契約社会といわれるアメリカ。クオモ長官は、政府の救済措置を受けながらボーナスを支給するのは詐欺罪に当たる可能性があるともいうが。脅迫状が届いた幹部たちもいるという。のどもと過ぎればなんとやら・・・・これはどこの世界でもありがち。情報提供、とりまとめ云々かんぬんいろいろあって、兎に角、早めのジャジはこの地球のアメリカ大統領の仕事であろう。

ch12.その他 : 難しいね、帽子のマナー

   普段の生活の中で、帽子をほとんどかぶらない。それほど関心もなかったのだが、最近「ミーティングの席で帽子をかぶったままで、無礼だっ!」とか「マナー違反だろう?帽子とらないんだぞっ!」と怒る中年男性の声をよくきく。その"場"にいないため、どんな帽子なのかよく分からないのだが、男性方はかなり怒っている。無礼、マナー違反か。聞くところによれば、学生など所謂若い世代。どうもカジュアルな帽子のよう。
  食事時は帽子は取るのがマナー。まあ女性の場合はドレスハットなどは例外だというのが私の知識だった。それも晩餐会のように、ドレスもローブデコルテやイブニングドレスか、いわば正装。
  中年男性方の怒りの言葉にちょっと気になって、いろいろなシーンで気をつけるようにして観察すると、「あ~なるほどね」と思えた。居酒屋やイタメシ、カジュアルレストランでは帽子かぶったまま飲食している若者は多い。別に気にもならなかった。そして、打ち合わせの時もそのカジュアルな帽子をかぶったままの人もいた。ある、懇談会の席では、ある中年女性の帽子が気にはなったが、その方はちょっと髪の毛にトラブルがあるということだった。
  そういえば、いつだったか?傍聴席か、帽子をかぶっていることで退廷を言われた女性がいたことがあったなあ。現代の帽子のマナー。変化の時代がきたのかも知れない。

   モナコの旅といえばやはりなかなかのものだ。リセッション、やはり景気後退でモナコへの旅が格安らしい。消費者が豪華旅行への支出を削減していることで高級ホテル・リゾートが結構空室状態だという。高級というより最高級と表現が正しいかも。個人消費が削られる中で所謂、中流観光客を引きつけようと、500ドルの休暇プランも展開中というのだから驚き。国連世界観光機関も予想しているように、観光の経済規模は確実に減少しているし、やはりここまできたんだねという感覚だ。
  モナコといえば、私が最も好きな女優・グレース・ケリーを思い出す。ハリウッドスターからモナコ公国レーニエ大公妃に華麗に転身。そして最期も劇的であった。
  高級リゾート、最高級サービス云々かんぬん。買い物だグルメだ、スポーツだ・・・・といろいろあるだろうが、まあ、旅で一体自分は何をしたいのか、ちょっと考えてから。

ch07.味 : 神秘の"塩"味

  それなりの"おとしごろ"になると「塩分は極力控えてください!」と口酸っぱく、医者にいわれるものだ。しかし、焼き鳥、天ぷらにしてもやはり"塩"は欠かせない。何と言っても塩は旨い。大きな声では言えないが、旨い"塩"だけでも呑めるものだ・・・・・。

  株式会社メルダ・ジャパンの柴田道良社長にヒマラヤンロックソルトのお話を聞いていた。ヒマラヤン~♪というのだから勿論、世界一標高の高いヒマラヤ山脈。そこからとれる岩塩だ。それも3億5000万年ほど前の天然の岩塩だ。想像も出来ないほど前の話。そうそう、アンモナイトとか神秘の生物が生息していた頃か?。繰り返される地殻変動で海水が陸地に封じ込まれ、岩塩の層になったわけだ。
  神秘の4色ということでホワイトクリスタル、ピンククリスタル、ブラックそしてゴールド。ひとつずつ味見をしていく。「どうですか?」と柴田社長。いやあ、どれも深~い。いわば、それぞれの独特の個性という味わいだ。目を瞑って、好きな個性を探した。ん!ゴールドだ。なんともいえないコクがある。焼き魚にもいいなと思った。
   しかし、人類が誕生する前の地球の歴史に何か胸がキュッとなるような浪漫を感じた。

ch05.エンタテイメント : 凄技!高速ハイキックに圧倒!

_U7H0513(メイン)小.JPG  2009年6月、全国順次蹴りまくりロードショーという。西冬彦監督の 「 ハイキック・ガール」 のマスコミ試写に行った。西監督は「黒帯kuro-obi」の武術監督でもある。上映開始の挨拶とともに西監督と主演の武田梨奈さんのいきなりハイキック!「うわっ・・・・」と声も出ない高速ハイキック!凄い・・・・   西監督が見出した武田梨奈さんは空手道場に通う現役の高校生。なんと、まだ17歳。そしてとびきりの美少女。空手黒帯で全日本チャンピオンでもある。梨奈さんが10歳の時に空手大会で負けた父親を見て「私がお父さんのかたきをとる」と決意して空手道場に入門したという。   2008年6月、琉球少林流空手道・月心会の道場を訪ねてきた西監督に技を披露。今回の映画の主役・土屋圭役は武田梨奈さん以外はない!というほどの高レベルな技に西監督は圧倒されたようだ。   この小柄な美少女が格闘家、現役空手全日本選手たちを得意技の高速ハイキックでばったばったと蹴って蹴って蹴りぬいていく。皮膚1枚のギリギリでコントロールして突いて突いて突きまくるのだ。それを安全に受け止める技術。弛まぬ努力と稽古のなせる技だ。まさに"鍛錬"というものだろう。休む間もない5分に1回というアクションシーン。凄技の平成生まれのアクションスターが誕生したという感じだ。圧倒という言葉が相応しい。RED ОNEで全編を撮影した例は殆どなく、特にアクション映画での全編撮影は世界初であるという。必殺技で蹴りまくりの81分である。  

「ハイキック・ガール」公式ホームページはコチラ

写真「ハイキック・ガール」より  (C)2009 ハイキック・ガール!パートナーズ

ch02.健康 : 花粉+黄砂攻撃

   3月17日、日本はすっぽり黄砂に包まれたという。昼過ぎから、何か体調がおかしくなっていた。それを聞いて「そうか」と思ってみたが、汚い話しだがいきなり鼻水が止まらなくなり、いつもバッグに入れている2つのポケットティッシュがまたたくまになくなった。快速電車に乗っていたが、まずい・・・止まらない?という感じで慌てた。
 花粉+黄砂。特に黄砂は大気の汚染物質やカビなどとと一緒になってくる。粘膜に付着するとアレルギイ症状が本当に酷くなるという。駅で慌てて薬局に飛び込む。単なる花粉マスクではなく、風邪のウイルス予防のマスクがよいという。目は充血して、とにかくかゆい。頭も重い。ズタズタな状態で、夜分タクシーをひろった。「いやあ、お客さん、見せてやりたかったですよ。もうクルマが真白。何度も洗車しないとなりませんでしたよ」と運転手が言う。もう、自分も全身、花粉+黄砂状態である。頭からざぶんと洗わないと・・・・・

   ボディランゲージというものもあるのだろうが、人はたいがいが「言葉」を通してコミュニケーションをとる。だからこそ、疎かにしてはならない言葉の使い方。それは、何も、世辞をならべてということではない。ものには「言い方」というものがあいるわけで・・・・・。
  本日もまた・・・・ある人々が憤慨していた。それぞれ人もシーンも違うのだが、共通している怒りの原因は「何もそこまで言わなくてもいいのに!」ということ。お一方は、あるメーカーの方からかなり高級なソープをあるパーティーの席で「お土産にどうぞ」と手渡された。彼女は本当に「わぁっ」と嬉しかったそうだ。そこで終われば問題は起こらない。しかし、その方が正直というか無神経というか「ちょっと不良品なので・・・」と付け加えたらしい。つまり、そのソープは何かの問題点がある。商品として堂々と売れない品ということだ。品質には問題がないにしても、「何もそこまでいわなくてもいいのに!」となる。彼女の気持ちも分らないではない。まあ「どうぞおつかいください」「有難うございます」でことは済んだはずだ。
   まさに!そしてまたお一方は、ある方が「ひとつ買うというのもなんなんでねぇ・・・・しようがないから二つ買ったのよぉ。だからあなたに分けてあげるわ」という言葉だったらしい。そこで再び「何もそこまでいわなくてもいいのに!」と渡された方も怒る。ものは言い方ひとつだ変わるものだ。
  しかし、言ったほうは多分、そのことに気付いてないのかもしれない。口から毀れた時にすべて流れてしまっているからだ。正直といえばそれまでなのだせ。多分、悪意もないのかも知れない。しかし、やはり「何もそこまでいわなくてもいいのに!」ということになる。
  現に、言葉でのコミュニケーションでもこんなお怒りが生まれる、ましてや、よほど文章の書き方、文章心理学に、表現法に長けた人ばかりでない。会話でもメールでの過ちがなんと多いことよ!人知れず大いなる怒りと誤解が生まれているのだ。一言言う前に、また書く前に一呼吸。ノリでしゃべらないようにしたいものだ。

   友人が「お財布買っちゃった~見てみて」と新しい財布を見せてくれた。ちょっとメタリック。細かいレース模様というか、何と言うかお洒落な財布。「いいねえ」と誉めまくり。実は、以前、自分も欲しかった財布だったことを白状した。最近は全く黒い財布に興味がなくなったことが自分でも不思議だ。財布、名刺入れ、化粧ポーチ、キーケース、と何もかも黒一色であったのに・・・・本当に不思議。
  先般の講演会の講師が「わっ」というスーツで登場。もう一人の参加者が「先生、素適な萌黄色ですなあ」と誉めた。春になると不思議と春風が運んできたような色が欲しくなる。真夜中の通販番組をたまたま見ていた時も「あっ、このカラーから売れるぞ」という予想通り、数分のうちにメタリックなピンク、ライム、ラベンダーが完売となっていった。茶と黒は変動しなかった。「んーやっぱり、今は持ちたくないな」と思った。何なのだろう?きっとこの春風と光の仕業か?

ch12.その他 : "さくらそう"っていいな

  4月に行われる法人会の「さくらそうフェァ」のために二種類のさくらそうの苗を2月に植えた。寒さに弱いというので、窓辺の柔らかい光が注ぐところにおいていた。水をやりすぎてもいけない、乾燥しすぎてもいけないということで、いつも土の表面を気にしていのだ。日々、仕事もふくめいろんなことでワサワサと何とも落ち着きのない時間を過ごしている。ある日、ふと土から眩しいほどの芽を見つけた。何か嬉しくてたまらなくなった。まるで、小学校の時の理科の宿題のような、「わあっ!芽が出た」という感動だ。フェァのその日まで、一体どうなっていくのか・・・・・それこそ絵日記でもつけたくなる気分である・・・・そしてなんか、大学時代につくった「さくらそう」の歌を思い出した。友人がギターで曲をつけたなあ。歌ったなあ。思わず照れ笑い。

ch05.エンタテイメント : まさに好(ハオ)!だね

  いやあ、懐かしいメールをいただいた。一昨年、京劇の張紹成さんが『覇王別姫』に出演されることで、お手伝いをさせていただいた。張紹成さんは本当にとても礼儀正しく、そして努力家で謙虚で素適な方だ。今週の日曜日にTBSテレビの 「報道の魂」という番組で半年間の活動がドキュメンタリーとして放映されるそうだ。

日 時 :3月15日(日)深夜12:50~13:20
番組名 好(ハオ)!~日本に渡った京劇俳優~

張紹成さんのホームページ

ch10.生活 : 魔法


  福岡ではサクラの開花発表があったようだ。今年もまた、美しい桜の季節がやってきた。
  
  日本は本当に暮らしに四季を感じることができる。四季の"風"の香りが好きだ。どんなことがあっても春には桜が、そして緑眩しい初夏、真夏の向日葵、朝顔、そして紅葉・・・・なんて素適な国なんだろうって思う。

  こんな素適な国で生活できることが最近はつくづく幸福であると思える。しかし、ふと立ち止まると、何か便利すぎる"生活"そのものがもう、成熟しきっている感じがする。例えば、ものごころついた時には、既に携帯電話があるような生活をしている世代とは、やはりそうでない世代との間に、理解し難い何かが生まれてしまうものだ。説明の出来ない何かがある。
  最近は年配者もたいがいの方が携帯電話を持っている。電車内などで、時折、着信音が鳴って慌てている年配者の姿を見ることがある。携帯が誕生した当初は皆がそんな慌て方をしたものだ。しかし、この商品・技術の登場で、本当に生活が変貌したし、「ない」という生活がもはや考えられなくなっている。まさに魔法だ。
  ところで、この携帯電話の買い替えサイクルが、端末価格が高くなる新販売方式の浸透によって、販売悪化、過去最高を記録した2007年度の5065万台から、2010年には約34%減の3353万台まで落ち込むらしい。
  そして、やはり便利さに慣れてしまったデジタルカメラ市場の冷え込みも深刻化しているそうだ。やはり不況による販売の不振と、過剰在庫の投げ売りによる単価下落が原因らしい。
  卒業式、入学式、新生活のスタートの「春」。この季節の商戦に向かって各メーカーがチャレンジというよりいろいろな賭けにでる。新製品。新機種のラッシュがあろうが、本当に自分の生活を豊かに、幸福にしてくれる、そんな存在であってほしいと思う。

   翻弄されてしまうとはこういうことなのかと思った。この世の理不尽。

   2009年3月11日、北朝鮮に拉致された田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんと八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんが金賢姫と韓国・釜山で初めて面会した。金賢姫は、大韓航空機爆破事件実行犯、元北朝鮮工作員という名がいつまでもつく。

  飯塚繁雄さんがわが子として育ててきた耕一郎が21歳の時に仕事でパスポートが必要となり、戸籍謄本を取り寄せることになった日、「今日しかない」と思い、耕一郎さんに真実を告げた。11年前の事だ。「お前のお母さんだ」と渡された写真を見た時の二人の心を考える。言葉にもならない感情が押し寄せただろう。実母の人間像を知るため、会って記憶を一つでも聞きたいという耕一郎さんの願いから今回の対面は実現した。

   拉致されたという真実が分らないその当時は「なんで、こんな可愛い子を置いて・・・」と呆気にとられた飯塚さんご自身も、あの事件があり、そして金賢姫の証言があるまでは、妹である田口八重子さんに対して、どんな気持ちでいたのか?と思うと胸がつまるおもいである。

  金賢姫の日本語教育役をしたという田口さんがいつも「酔うと窓の外を眺め『うちの子供はいま何歳かしら?』と言いながら指折り数え」ていた「先生」だったと言う。数えて数えて耕一郎さんが32歳の立派な大人になったことも分っているだろう。

   「最後に"ね"をつける言い方・・・・八重子ですね」という飯塚さんの言葉が心に残る。
「大きくなったのね」と言うのがやっとだった金賢姫。そして耕一郎さんに「お母さん生きていますよ。努力すれば会える日が来ます」と励ます。
   
   しかし、一時はわが国日本でも「国家」の中枢の組織の思惑、国家権力によって、翻弄されてきた事実がある事を忘れてはいけない。。今後の拉致被害者の一刻も早い救済について、金賢姫が言う「北朝鮮の自尊心」。これまでもその国をたてての対応をしてきたわけであるというのに・・・だ。水面下でもいい、かげでもいい。一日でも早く、安否を教えて欲しい。真実を知る時がきている。焦る気持ちだけで言っているのではない。いろいろな国の事情も少しは理解している。しかし時間は本当に「ない」ということ。


ch10.生活 : サクラサク


   世間は経営不振だ、給与の遅配だ、業績悪化・・・・そんな話しばかり。そして卑近では知人の通夜だ葬式だと、ちょっと辛い話が続いていた。こんな時代、そんな時は人々の気持ちも乾いて、何とも刺々しいというか、優しさというものが失われていくものだ。身勝手な言い分が罷り通る、相手の事も鑑みない。
   はて?どうしたものか・・・・と思っていたら、結婚だ出産だとおめでた話のオンパレード!何とも心が躍る。「お目出度い話しが続々。そんな春ですよ~」とコーチングの講師をしている岡野洋美さんについメールをした。直ぐに返事が届く。何と私のメールの直後にクライアントの息子さんが見事第一志望大学に合格したというメールが届いたという。まさに"サクラサク"か!何はともあれ、漸くいい春が来たようだ。庭のサクランボの花の蕾もまるで春の風に気がついたように綻び始めた。


  「記憶にない」という発言は久しぶりに聞いた。西松建設の違法献金事件をめぐり「捜査は自民党議員に波及しない」と発言したとされたことについて、漆間巌官房副長官の「メモを取らないオフレコの内容が誤って報じられた」「マスコミが私の発言をどう取ったか、記者の認識の問題だ」そして、ついに「記憶」がなくなった。まあ懇談会は録音をとっていなかったのであるからこれはどうしようもないが。しかし、共同通信が配信した情報に対して「真意が伝わっていないと大変驚いた」と強調するのは聞いているこちらも驚く。第一、何故漆間巌官房副長官にどうして「いろいろ」な情報が流れてくるわけ?全く想像も出来ない世界。またその人々の頭と心の中。


  今日は日曜日。しかし、ほぼ半日、某セミナーに参加。先般、やはりコンサルティングをしている高家正明さんのセミナーに参加をしたことがある。
  会場に少し早めに到着。せっかちな性格のせいで、どんな時も、必ず早く到着してしまう。オンタイムであればことは済むのに、どうも貧乏性というかなんというのか・・・・・。喫茶でちょっと資料に目を通そうとフロアを歩いていたところバッタリ高家さんに出会う。高家さんは本当にビックリした様子だった。今や、日本全国をコンサルティングどして飛び回っている方だ。
  お茶を飲みながら、ふっと何故、今の仕事に?と素朴な疑問をぶつけてみた。どうしても取材癖が抜けないのだ。訊いている時も殆どインタビューのようになってしまう。しかし、先般から、飛行機の整備士の仕事をしていた人が何故?と暫く考えていたのだ。
   「いやあ・・・・あの神戸の大震災で、考え方が180度変わってしまったんですよ」と高家さんは静かに笑った。当時、社宅に住んでいたという。そして、あの運命の日。あの日、神戸は想像も出来ない朝を迎えた。前にあった家は潰れ、その時、何が起こったのか?、全く分けが分からなかったと。「目の前にコンクリートの壁があるんですよ、何だと思いますか?高速道路だったんですよ」。途中でおれてしまった高速道路の映像は何回か見た。あの現場から200メートルほどのところにいたのだという。あの日、あの時以来、それまでとは、180度変わってしまったという考え方、そして生き方。高家さんに、まだ訊いてみたいことが沢山あった。しかし、セミナーの時間がきた・・・・・

   企業にぶら下ってぶら下って、いいとこどりばかりしていては何も生まれない。しかし、人間とは弱いものだ。たいした努力をしなくても生きていけるなら、「楽」を選び、そう漫然として生きていってしまう生き物だ。全く違う世界で、真摯に日本の社会構造の一部をかえていこうとする、高家さんの声は明るく、そして視線は潔かった。

ch05.エンタテイメント : "相棒"ってとっても大事!


  ピンで動いている場合は感じないものだが、それこそ"相棒"が抜けると「はて?」と困ることがある。
亀山薫役の寺脇康文が抜けた人気ドラマ「相棒」はどうなるのだろうと思っていた。放送開始前から寺脇が抜けることは予告されていたようだが、ドラマの中で殉職したわけではない。
  杉下右京役の水谷豊と寺脇康文のコンビは2000年の6月に放送されてからなんと昨年12月まで8年半続いたという。あの、寺脇の薫ちゃん役はまさに適役。しかし役者とその役のイメージが強くなりすぎるとなかなか次が大変のようだ。特に、ヒットしたドラマの人気の高いコンビだけに簡単には新相棒"は決められない?ということだった。
  そんなところに、どうも及川光博が決まったようで!。ミッチーだ!ミッチーだ!思わず「ヒャー(どちらかと言うとキャーに近い)」と心の中で叫んでしまった。意外というか意外じゃないというか・・・・・ファンだけに微妙な気持ち。寺脇康文のキャラとは全く違うし。果たしてミッチーはどっどんな?キャラで?と思う。杉下右京とのかけあいを想像しただけで・・・・・・。

ch11.経済 : 当たり前の「幸せ」


  定額給付金についてあれこれ思う。一人1万2000円 (65歳以上及び18歳以下は2万円)が多いとか、少ないとか、使いみちは何ですかなどと、バラエティ番組などで聞いているが、総額の2兆円という数字。財務省の工場見学の時に確か14億円だったか?、詰まれたお札のレプリカを見て触ったことがある。しかし、あの何倍もの金額であることを考えると全く想像も出来ない。
  しかし、何とかならなかったのか?という気持ちになる。おばかなアンケートで第一位が「生活費の補填」という。「焼肉食べ放題に行きたい」「ファンヒーターを買いたい」「温泉に行きたーい」なんてもろもろの勝手なお願い以外、別段、アンケートなんていちいちとらなくたって想像出来るだろうが・・・・。景気対策~景気対策~だと聞こえてくるようだ。
  しかし、「この1万2000円という定額給付金という「響き」でしばし、人の幸せって何だろうか?と真面目に考えてしまった。
 

  2008年、経済学者の中谷巌さんが「日本の資本主義はなぜ自壊したのか」を出版した。既に6万部を突破しているベストセラーである。中谷さんは自ら「懺悔の書」であるという。
  「今にして振り返れば、当時の私はグローバル資本主義や市場至上主義の価値をあまりにもナイーブに信じていた。そして、日本の既得権益の構造、政・官・業の癒着構造を徹底的に壊し、日本経済を欧米流のグローバル・スタンダードに合わせることこそが、日本経済を活性化する処方箋だと信じて疑わなかった」と。
  構造改革の急先鋒であった彼は金融恐慌、格差社会、環境破壊、食品汚染、すべての元凶は新自由主義にあったと懺悔する。金儲けばかりを優先して、人間を大切にしてこなかったことを反省する。構造改革そしてアメリカ型市場原理の導入で如何に強烈な副作用を日本が受けたか?である。
  あの時代の華々しい金融工学という世界。私は内容については素人ではあるにしても、全く「人間の幸福」を無視した時代に合わないものでしかなかったということは分る。
  しかし、例えば、あのヘッジファンド。アジアの金融危機で、どんな悲しい思いをした多くの人間と、想像も出来ない「数字」を空売りしていた異常な狂気の世界。それまでの平穏な当たり前の生活がひっくり返る事は異常な事なのだ。何のための経済かって?。もう一度、心にとめたい。「人々の幸福の為」以外な何があるのか?ということだ。

  花粉が飛んで舞う季節ともなると、いつもはそれほど気にもしていないポケットティッシュがバッグの中にはいっていないと大変な事になる。先日もうっかりしてティッシュのない事に気付いた。慌てた。ウエットティッシュは持っているのに。そんな時に限ってコンビニも見当たらなかったりする。こんな時は本当に困るものである。
  
  街中でティッシュを配っている若い男性がいた。その男性に向かっていく私に今にも渡してくれる姿勢!。ああ!助かった!助かった!と思って一歩近づいたその瞬間、そのティッシュはまさに急ブレーキ、そして見事Uターンしてしまった。ややや?・・・・何で?と思っていたのだが、かなり早歩きだったので、そのまま改札をすり抜けることとなった。
  駅の階段をのぼりながら、なんか可笑しくてくくくっと笑ってしまう。多分、ある距離まではあの男性は私にティッシュを渡そうとしていたのかも知れない。しかし、近づいたその瞬間、彼の頭の中にある「マーケット」からは見事に外れたのだろう。そう考えると引き返して、彼の頭に中のターゲットを聞いてみたくなった。しかし、電車は既にホームから離れていく。ターゲットは多分、若い女性ということだったに違いないな。そう考えるとまた吹き出しそうになってしまった。夜目遠目笠の内か?まだ昼だというのに・・・・・・・また吹き出しそうだ。

ch01.政治 : 全く「無題」


  民主党・小沢一郎代表の公設秘書逮捕の件を「政治不信を招く大変残念なこと」とさらりとかわした麻生総理。しかし「何かの陰謀だ」と鳩山さんも公然と言ってしまえる、そんな政治って何なんだ?と考えてしまう。
  小沢さんも検察当局に激しく反発。「嫌疑はすぐにはれる!」といきまくが、個人のスキャンダルとは言う人もいたが、やはり民主党代表辞任へ追い込もうとする意気込みが殆どないというのも実に不可思議な世界だ。多分、私など想像も何も出来ない摩訶不思議な世界なのだと思えてしまう。
  しかし、こういった何とも抵抗できない流れというか、運気というか、不思議な浮き沈みに人は無理をするとより沈んでいってしまうような気がしてならない。だから、漢字を読み間違いしようと、麻生さんはワイワイ麻生おろしの声があっても、ニヤニヤと笑ってうまく過ぎるのではないか?と思えるのだ。時期がいいというか・・・・小沢さんは力あってももがけば沈む気がする。
   かつて金丸信の逮捕を思い出した。何か、浮く「時期」沈む「時期」があるように思えて仕方ない。素人考えでも何とも不思議でしようもない。要は小沢さんひとりのスキャンダル騒ぎではないのにだ。与党野党の続出する批判らしくない批判。右往左往しているじゃないか。内心ドキドキしているんじゃないか?今度は誰がうたれるかわかりゃしない。しかし、政治の力がなくなったことは確か。

ch10.生活 : 前へ!

   「いちこ様 ご無沙汰致しておりますが、如何お過ごしですか?不況の煽りを受けて、銀座も静かになりました。6丁目から8丁目まで去年の9月から12月まで200軒が閉店しました。今年も2月まで更に100軒閉店。フロアは「М」だけが残って静かです。寂しくなりました。更に又増えるみたいです」と、銀座の「М」のママから携帯にメールが届いた。そんなにも!?と一瞬驚く。年末から今年2月までの忙しさにすっかりご無沙汰している。「乗り切り、生き残りたいです」とメールはしめている。ママの「頑張る!」の気迫がジンジン伝わってくる。「お互い大変を乗り切り」と。それは本当に勿論のことだ。他社の話しを聞いたって、もう接待費なんて「死語」に近い。銀座の不況だって手にとるように分るよ。

   「水は方円の器に随う」という言葉の如く、良くも悪くも人とは周囲の環境に影響を受ける。価値観とかいろんな判断?というのだろうか、感性とか、様々な影響のもとで培われてきたものなど、そう簡単には変更できないものだ。
   テレビで、ラジオでいろいろなところで「100年に一度の不景気」だとか、その気もない?紋切り型表現はもうやめようじゃないか。「大変大変」「不景気不景気」と繰言をいっても何が進む?始まる?もうやめよう。自分も決してもう言わないと心に決めた。「じゃあ、どうしたらいいのか?」「何をしていこうか?」と行くしかないよ!


ch01.政治 : ああ!


  いろいろご意見はあると思う。こうした問題はその人の育った環境とか生きてきた体験や培った価値観というのだろうか、いろいろもろもろ。論議していると白熱してしまうことが多い。結局結論なんて出ないことが多い。だから人はなるべく避けて通る人も多い。
  あの「もうろう会見」で辞任した中川昭一前財務・金融担当相がドクターストップを理由に2009年度の予算案の議採決を欠席しておきながら、「リハビリのためにはいい」という理由で、辞任後に地元入りして後援会の総会で失態の謝罪する。おかしな話である。辞任決意の時に確か「頑張れ日本一!」とか大きな声がけをした奥さんという人もどうかしていると思えたが、辞任が内閣支持率低下につながったのではないかと記者団に問われた折りに、最後かに確か「麻生首相にご迷惑をお掛けした」という一言。国・国民なんて言葉はちょっとつけただけの感。それってないよね。唖然呆然。
  人はある「一言」で全てが露呈することってあるがまさにこういうことかと思えた。こんな怒りが数日経って噴出したこともなかなか自分としては不思議でもあるのだが。
  少し前に自分たちが率先して選んだ麻生さんを今度は引き摺り下ろそうとしている。「森さんか青木さんが麻生さんの肩をたたいて・・・」なんて図式を言ったりみたり。次は与謝野さんだ、枡添さんだ、小池さんだと騒ぐだけ騒ぐ。日本人ってまだまだ平和というかなんと言うか・・・・・。ただ「ああ!」だ。

ch12.その他 : 栄光のブルートレイン


  あまり過去に拘らない。ブルドーザーのように前進前進でいたのだが。やはり最近はおトシ?というものなのだろうか、一点に留まった気持ちになることがある。
  ブルートレイン「富士・はやぶさ」の引退を、東京から大分・熊本までの1200キロの旅路をおさめたDVDを見ながら、何とも言えない気持ちになっていた。言葉では表せない気持ちというのだろうか・・・・・やはり「過去」のものとなっていく、なってしまったという現実に対して。
  怖いもの知らずの10代の頃を思い出した。カメラを肩にぶら下げて、フラフラとよく乗ったなあ。「何かあったらとうするの!」と心配そうにしていた母に「ないない」と言って出掛けてしまった。母の心配。親になって初めて分かる気持ち。あの時は心配かけてごめんなさいって今は言える。
  車窓から眺める変わる景色が好きだった。その土地土地のあったかい人々の言葉が好きだったなあ。本当に栄光のブルートレイン。お疲れ様!お疲れ様!なんか涙が出てきたよ。

このアーカイブについて

このページには、2009年3月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2009年2月です。

次のアーカイブは2009年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年9月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

月別 アーカイブ