2007年1月アーカイブ

 
  店頭でブロッコリーだモヤシだと品切れ現象が何度となくあった。私も今回はスーパーに納豆を買いに行った・・・・しかし、既に売り切れ状態であったあの日。

  関西テレビがフジテレビ系で全国放送したテレビ番組「発掘!あるある大事典2」で放送した例の納豆ダイエットの検査データ捏造問題。時間が経つほどに、何か心の中にポーンと空洞が出来た。

  以前、私は同じグループの新聞社に勤務していた。この番組がスタートして間もない頃、社員セミナーでこの番組のディレクターによる製作現場の話を聞いたことがあった。時は健康ブームが開花した頃だ。タイトルはいいし、なんとも身の回りりある食品をもう一度見直して、健康を考えるとっても真摯な番組コンセプトに感動もした。
  今回の製作も報道によれば、時間的にはまあ余裕があったように感じるが、しかし、毎週毎週の人気番組の視聴率を稼ぐことは並大抵ではない。要は「時間」は足りなかったのだと思う。が、そんなことは本当は問題ではない。完全に製作側のある倫理感がいつからか?消えていっただけだ。
  つまり捏ねてしまった。いろんな柵の中、土を捏ねて形にしているうちにいいやいいやの偽者を作ってしまったのだ。
  「分からなければいいよ」「何とか、やってくれるよね?」「これでいいんだろう?」なんて様々な会話が聞こえてくるようだ。捏ねているうちに「無」であったものが「有」になっていくのだ。
  今回の捏造をいつまでもいつまでもいじっているマスコミ同士。襟をただして。視聴者、読者の信頼を裏切ることに、人はいつでもなれるのだ。

社会問題 : ブランドの失墜


   長い間、親しまれ、愛されて、馴染んできた、そんな商品も信頼を失った時。それは全てをなしとしてしまうほど大きい。
  不二家の消費期限切れ原料使用問題で、同社の飲料の販売総代理店であるサッポロ飲料が明日から「ネクター」「レモンスカッシュ」など含む全飲料22品目の販売を休止すると発表。飲料の販売休止による売り上げにはなんとも、“億単位”の影響が出るそうだ。 ブランドの失墜、あっという間だ。
 更に、体質というのだろうか?国が定めた洋生菓子の衛生規範に定められた大腸菌数などの基準値が逸脱していたことに関して「パソコンのキーボードのミスタッチでゼロをひとつ多くしたために起こった」という広報室長の説明。言語道断である。


  今朝の新聞を読んで、ああまたか・・・と暗澹たる気持ちになった。先般も、ある席上で、沸点に達したある男性が「だから、女性に参政権などもたせるべきでなかった」という発言があり、呆れてもの言えない時間を過ごしていた。そしてこの問題。
 柳沢厚生労働相が、松江市で開かれた自民党県議の決起集会での講演で「15から50歳の女性の数は決まっている。生む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」と述べたこと。女性を出産する機械とはよく言ったものだ。クチが滑ったではないはず。たいがいが、常々思っていることがクチから意見としてでるものだ。少子化対策に関する閣僚の発言。このままでは終わらないだろうに。

  
   若い頃の酒席では本当に偏食なひと以外はたいがいの料理のメニュー選びに大きな問題は発生しないものだ。またあつあつのカップルでも例えばフランス料理のコースに極上のワインをそえて、まあそれで万事OKだろう。味覚に五月蝿いといわれている女性の集まりでも、「美味しいことで評判」と言われる料理屋やレストランに行けば皆、それぞれに満足いくものだ。
   が・・・中年のおじさんがちょこっと集まって酒を飲むシーンでは、時として混乱が起こることに気が付いた。親しい仲間達で、かつ、それなりに年齢を重ねていった連中が年々我儘になってくる・・・・そんな感想を最近はもっている。
  出てくる料理になんかをちょこっと言う。「やっぱりポテトサラダはお袋が作ったものが一番だ」とか漬物をつまみながら「だめだよなぁ~あまいよなぁ」と言い、醤油をたっぷりかけたりとする。そこらのと言っては失礼だが、気取らない居酒屋で出てくる料理にとやかく言うなというのが私の持論。料理に自信ある小料理屋の女将が出す突き出しにまで「これ、いらないなあ」「こういうの、好きじゃないんだよね」なんて我儘放題。昔はみんな、そんなにあれこれ言わなかったんじやないの?っていう不思議な気持ちになる。そんなに塩分を摂り過ぎたり、野菜を食べなかったり。
   「そんなに私たちは若くない。本当に命縮めるからね!明日がないよ!」と忠告すればみんなで「嫌なこというねぇ」と言い返し、酒のピッチは益々すすむ。
  いろんな意味で狙われている“団塊の世代”のおじさんたち。今日まで元気に仕事に没頭してきたのだから明日からも健康でいるためにちょっとカラダを労わってくださいね。 

ch11.経済 : 数字


  「数字」は時々人の感覚を麻痺させる。本当に例えばの事例だがフリーマガジンが60万部発行されている。フリーペーパーが900万部発行されているなんて言った時にせいぜい「ほーっ」と感じるくらいのもので、そこで、その出版物を見たこともなく「~万部くらいないとねぇ」なんてクチから出てしまうことがある。また、銀行に振り込まれた100万円。通帳の上でみる「数字」と実際に手で一枚一枚数えたときの感覚は違う。「ふーん」なんて感覚はなくなるはずだ。だから平気で二桁、三桁の「億」の話など一般的ではないのである。
  また、億といえば失業者の数もそうだ。国際労働機関が発表した昨年末時点の全世界の失業者数は推計1億9520万人。この「数字」も多分感覚的な感想しかないだろう。2億に近い人々の数はまず、ピンとはこないだろう。これは、過去最高の「数字」だ。経済成長がいわれているのにそして2007年も大幅な失業傾向は予測されている。

ichiko : 興醒め


  女性も男性も美女、美男子というものがあるが、さて、どんなタイプが好きか?となるとこれは本当に不思議なもので十人十色だ。かつ、見た目がたとえ「おっ!いい女」「いい男!」と思ってもその人の「声」や「立ち居振る舞い」最終的には「ものの考え方」などもろもろのことで全てが台無しになることがある。
  あたかもストーカーであるようだが、私がいつも利用している地下鉄で時々、見かける女性がいる。髪は銀髪ショート、肌も綺麗に手入れされている。そしていつも小粋な和服姿だ。多分、「きもの」を生かした仕事をしているのだなあ、と思っていた。
  暑い夏も粋でかっこよいとほれぼれしていた。買い物をするスーパーも同じで、もちろん下車駅も一緒。自宅が近いのだろうとずっと思っていた。さぞかし、部屋も小奇麗に掃除されているのだろうなと、買い物の袋から見える蕪など見ながら、手際よく料理もするんだろうなあ思っていた。
  そんなある日、近所の病院の待合室で彼女と一緒になった。初めてだった。「おおっ」と思った。その日も粋でモダンな井出達。その時だった。ケータイを受けたのか、ささっと外に彼女は出て行ったのだが・・・・数分して中に戻ってきた。
  その時「だからね!三階、四階のねっ・・・・(以下の会話は辛すぎて省略)」
 初めて、彼女の声を聞いた。掠れた声、ハスキーな艶っぽさではない声。ああ・・・。その上、よく見ると待合室のソファには、荷物がぞんざいに投げ出されている。中身は半分、落ちそうだ。何かをごそごそと荒っぽい仕草で探しはじめた。なんてこと!という感じ。

 何れにしても、その日から私の中でその女性の魅力は完全にないものになった。不思議だ。あとは縁あって、何か仕事でもして、改めて魅力を発見でもしない限り・・・・・もう無理だ。

ch10.生活 : 春には春の色?

   今、たまたま運命カラーのまとめをしているが、これまで、あまり意識していなかった「色」の効用が分かり始めて面白い。カラーコーディネートとは違った、「カラー」「色」の世界のことなのだが。
  PHSのウィルコムが、春の商戦に向けた端末新商品3機種とタカラトミーやベネトンとのコラボレーション企画モデルを発表。1万~1万6000円前後で1月下旬から発売されるという。 ベネトンとのコラボモデルは、華やかな青とピンクのデザイン。そして「色」にこだわっている。
  ふっとまた、ビジネスヒントを頂いた。不思議なものだ。そのために何が必要となって、構築していけばよいのか?考えれば考えるほど面白くなった。
 もちろん、新機種には 指紋センサーの搭載によるセキュリティーなど盛り込まれているのだが、やはり視覚から入る効用は大きい。そして特製ストラップなども用意などと聞くと、これまた応用範囲が広がるものだ。またまたヒントを頂いた。たいがいの仕事は「受身」。数パーセントの「能動」の仕事をしていこう。


   今、仕事する上で、結構「虎の巻」的に使っている術が、何気にその人の出身を聞いて「県民性」をリサーチすることだ。いろいろな「手」があるがわたしにとっては「あの手、この手」なのだ。「血液型は?」とか「星座は?」なんて小学生みたいな「手」はもう使わない。この「県民性」はなんとも面白い。そして、今、宮城悟さんの編み出した「心相数」をアレンジして、どっ!とアプローチをかける。やはり、仕事の仲間に、これをこっそり教え、後からちょっとした報告会や反省会をする。くだらないようだが、やはり人間とは「環境」の生みだした生き物。言語形成期が15歳ということもあれば、やはりその土地のニオイを吸い取って大きくなっている。

  さて、県民性に加えて、今度は国民性。これまた、しようがないほど判然としているものだと思う。
今、芸術の都、パリのルーブル美術館のアラブ首長国連邦)への進出計画が国内で大きな議論を呼んでいる。ルーブル美術館は、世界の美術館の中でも「経営上手」で知られる美術館だ。
広範な支援についてでさえ、「商業主義に偏っている」という批判。フランスの国家的文化戦略の一端ともいえるのだが。最終契約で調印すれば名称使用料などで2億~4億ユーロもがフランスに支払われる。約312億~624億円ですよ!まあ、わたしがハアハア言ってもしようがないが・・・・・
   さてさて、しかし、学芸員、美術館関係者から「美術館は売り物ではない」とそれはそれは激しい批判が上がっているという。この論争、どこで着地するのか。やはり「国民性」が勝つのだろうか、それとも・・・・・

ch05.エンタテイメント : 金子みすゞの世界


  今日は夕方から品川のホテルパシフィック東京で行われたディナーショーに出かけて行った。東京パイロットクラブの新春企画で「金子みすゞの世界」を吉岡しげ美さんの歌と女優の岩崎加根子さんの朗読によって繰り広げられた。本当にうっとりと心に染みる時間が過ぎた。
  第一部で、しげ美さんが急に会場内の金子みすゞさんの一人娘さんを紹介してくれた。サプライズだつた。会場はわれるような拍手で満ちた。金子みすゞは26歳の若さで自死している。何か、恥ずかしそうにしげ美さんに紹介されているお嬢さんを見ていると、何か胸にこみ上げてきた。
 一部の最後に「巻末手記」といううたの朗読があった。これは512もの作品の中の512番目の作品ということだ。日頃、忘れていた何かが弾ける。しげ美さん、加根子さん、有難うございました。

ichiko : 勝負

  ふっと手相を見ていることがある。「手相なーんて」と昔はそれほど気にしていなかったのだが、「手相って変わるものなのよ」と手相家のチエ・エレナさんに言われたときからか・・・・独立して間もなくしてからのこと。今までなかった線が親指の元からくぐっと現われてきたので、とても気になりチエさんに会って聞いたことがあった。「いち子ちゃん、これはスタミナ線っていってね・・・・云々。頑張ってね!」と言われた。そんなものか?と思っていたら、日増しに(そんな感じ)くっきりと太く、そして、運命線までがますます太くくっきりとしてきている。
  そんなある日、また、「あれれ~」という線を発見してしまった。小指の下にツンと元気にはねる線。妙に気になっていたところ「一攫千金線」のようなものと聞いて、なんともほくそ笑んでしまった。コツコツ努力が美徳であるとずーっと思っている精神の中に、なんかころっと「あんた、カタギじゃないねぇ」といったにおいがある。なかなかドキドキもする。
  大きな組織を離れ、これまでの仕事仲間と違う人々と出会うようになると、結構、自分は「勝負師」であることが分かった。意外と潔い。これまでは石橋叩いてても何しても渡るなという考えが根底にあったのだが、独立した途端、眠っていた「勝負!」の血が騒ぎ出している。
  今も静かに静かに勝負にかけている。獲物の行方を狙うヒョウの視線の如くとでもいおうか。これまでの自分にはないほど「静か」な時間。それはとても熱い。

社会問題 : 被害者

   
  このところ、新聞でも週刊誌でもテレビでも「バラバラ殺人事件」が取り上げられている。特に、テレビのワイドショーなどでは、歴史年表を見るが如くに詳しい説明がある。数分聞いていると何か、会議室で事件の解明に全力を注がなくてはならない、そんな気にもなる。そんな自分もおかしいが。
  しかし、西新宿の路上と渋谷の民家で発見されたバラバラ殺人事件の身元が外資系証券会社社員の男性とわかり、その妻が死体遺棄容疑で逮捕された事件は、何か腑に落ちない点が多い。これをまたセレブ殺人などとよぶマスコミもマスコミだが・・・・・
  今は女ひとりで大の男を解体するのは相当難しい事だ、そして、運び出すというのも難しいと共犯者がいるのではという推論まで出てくる始末。マスコミのレポーターは躍起になって走り回っている。毎日、ことあるごとに画面なうつしだされるあの高級マンションの他の住民の方も本当に迷惑な話だと思うし、殺された男性の勤務する会社も映し出されれば、本当に勤務する人々も毎日嫌になってしまうものだ。気の毒としかいえない。


   英国の高級ブランド、バーバリーが英国内の工場を閉鎖し、中国に移転させる方針を示している。生産拠点移転には、成長する中国の高級ファッション市場での売り上げ増加への期待もがあるものの、やはりメイドインチャイナではブランドイメージが損なわれるということか、熱い論争に発展している。
 バーバリーは1856年に英国のサリー州出身のトーマス・バーバリー氏が汚れを防止する農夫の服装をヒントに耐久性と防水性に優れた服を販売しようとロンドンに開いた洋服店が前身だ。所謂ギャバジンと呼ばれる新素材を生み出し、これがバーバリーコートの元となっている。
  我々の親達世代が「メンギャバ、メンギャバ」と騒いでいたことを思い出す。あのシンボルともいえるタータンチェックはコートの裏地として1924年デザインされたのが最初。老舗ブランドの生き残りの悩みは全世界共通の「頭痛のたね」なのだろう。

 
  たまたま「打ち合わせの場所は・・・・分かりやすいところで不二家でいいですか?」なんて言われた、丁度その日、菓子メーカー大手の不二家がシュークリームに消費期限切れの牛乳を使用していた問題が発覚。消費期限となっていた牛乳を使用していたシュークリームは1都9県で既に販売されていた。その上殺菌検査で出荷基準に満たない洋菓子「シューロール」を出荷していたことなども新たに判明したという。全国の不二家チェーン約800店舗での洋菓子販売を休止するということなのだが、「雪印の二の舞は避ける」という内部文書もあり、隠蔽工作の可能性も。なんてことだ。「対策が不十分だった」と陳謝する社長。工場では沢山のネズミも捕獲されたときく。だから、言葉もうわついて聞こえてしまう。
  子どもから大人までのアイドルぺこちゃんも哀しいよ。

  
  昨日は仕事で扶桑社の海に面した応接間にいた。目の前に広がる海。おがさわら丸の出航が見える。飛行機、ヘリコが見える。暮れなずんでいくと、一枚の絵を見ているように美しい。何時間でも飽きない、そんな風景・・・。


  「車いすのパティシエ」という単行本が10万部を突破したらしい。一流のパティシエをある日、閉塞性動脈硬化症という病気が襲う。男性の人生が突然暗転する。足の切断手術。その後、放心状態が続くが隣のベッドにいた男の子に勇気づけられ、驚異的な回復を成し遂げるというストーリーだ。

  これは実話。ニッポン放送のリスナーが、「車で聴いていたら涙で運転ができず路肩に入った」という声もあったそうで、単行本の購買層も広範囲にわたってる。世代をわけてのマーケットが多い中、珍しい。男女比も半々というのもいい。ニッポン放送の社長の磯原裕さんが殺伐とした事件が多い中、「心のひだをふるわし心のぬくもりをつくる」とラジオの機能を言う。ふと、昔読んだ、マクルーハンのメディア論を思い出した。


クチで言うのは易い。実行はなかなか難しいものなのだ。
  「机上の空論ではなく、さまざまなことを実験的にやっていきたい」と話すローソンの新浪剛史社長が、3月に新たに輸入食材などを扱う高級志向の「プレミアムコンビニ」をJR名古屋駅前の超高層ビル「ミッドランドスクエア」に出店するらしい。
気になる品揃えは、輸入食材や雑貨をはじめ所謂「ロハス」商品などで充実させるそう。且つ名古屋ならではのご当地食品も取り揃える。ん?なんだろうか。楽しみだ。
 サービス面でもワンランク上のコンビニを目指すということだが、本当にコンビニの進化は面白いほど目覚しい。今、コンビニなしの生活というものが想像できない、そしてケータイなしの生活が想像できない・・・・というくらいに生活の何かが変わってしまった。それらがなかった頃の生活のことを忘れないようにして、「今」を生活しないとね。


   「何か」を消費する度にいつもいつも気になっている地球環境問題。また原油価格の高騰など資源問題を背景に、今後、新エネルギーの需要はより高まっていくことだろう。
 中でも今、注目されているのが太陽光発電。欧州や米国で電力買い取り制度など普及促進策が積極的に進んでいる。シャープ、京セラ、三洋電機など大手電機メーカーが激しいシェア争いを繰り広げている中についに異業種が本格参入。昭和シェル石油と、自動車大手のホンダだ。両社の武器となるのは独自に開発した薄膜技術とか。ホンダは太陽電池の製造販売会社として「ホンダソルテック」を設立した。今秋から大規模に量産に入るという。製造時に地球温暖化の原因物質である二酸化炭素の排出を抑えたのが特徴らしい。 一方、昭和シェル石油は、今月から宮崎県田野町で太陽電池の工場を稼働。主な成分である3元素の銅・インジウム・セレンの英語表記の頭文字、つまりCIS太陽電池ということだ。厚さは主流を占める結晶シリコン系太陽電池の約100分の1。原料を大幅に節約できるらしい。
  ストップ!地球温暖化。私達は本当に真剣に考えなくてはいけない時代を迎えている。

ch10.生活 : 直感にも似た閃きか


  ザッパラスがアドウェイズと業務提携を実施し、その取り組みの第一弾が昨の11月15日から携帯サイト「占いマカロン」の運営が始まっている。携帯向けにコンテンツを配信するコンテンツ・プロバイダーで、占いの分野に特化していることが大きな特徴だ。同業他社が有料会員を伸ばせない中で増やしているというのが凄い。収益性高いコンテンツを「考える」ことがなかなか出来ないことなのに。
  確かに占いは毎日見る。つまり継続性が高い。占いは陳腐化がない。そのために新規会員を獲得できる。この占いマカロンは所謂、「勝手サイト」と呼ばれるもの。会員登録を行うことで100以上の占いメニューを自由に楽しめる、。広告収益によってユーザーに情報を無料で提供する。会員ターゲットは10代から30代後半までの女性。この層に向けた商品やサービスをはかる企業をクライアントとする予定らしい。内容は、「銀座の父」「原宿の母」と呼ばれる著名人をはじめ12人の占い師がずらり。毎日の運勢や恋愛、仕事、健康など。但し利用できる占いは獲得したポイント数により異なり、ユーザーはサイトから配信される広告をクリックしてポイントをためる仕組み。まあ、ここがみそか。出来上がってみると「ふむふむ」と思ってもプランニングは難しいものなのだ。直感にも似た閃きと、あくまでも「こうあったらいいなぁ」と立場立場で考えられる頭の柔らかさか・・・・・

社会問題 : 悲劇


新年早々、嫌な事件が起こった。
東京都渋谷区幡ヶ谷の歯科医宅で次兄の予備校生が妹を殺害して、バラバラにしたというものだ。遺体には首を絞めたり、水につけたりしたというあとが見つかったというが、家の文化包丁や鋸で兄弟の体を切り刻むとは、全く想像も出来ない。
  「勉強しないから成績が悪いね。勉強しないから夢がないね」という妹の言葉でなじられたと感じ、
自分は「一生懸命勉強しているのに、いくら勉強してもだめだという意味に受け止めた」と感じたからだと説明しているという。
  しかし、バラバラにした妹の遺体を自宅のクローゼットなどに隠し、父親が運転するクルマで合宿所まで行き、受験のための授業を平静に受けていたというこの21歳の成人男性の心理状態は・・・・。
  3年間ほど、会話がなかったという兄と妹。はたちと21歳。何と言うことが家庭で起こってしまったのだろうか。

ch02.健康 : トマトで安眠


「私~どこも悪いところなくて、健康そのものなのぉ~」なんていわれるとふっと羨望とともに、何となくにくったらしさを感じるものなのだが、「私~低血圧でぇ~」とか「冷え性でぇ~」と言われると、これまたどういうわけか、腹がたつ。・・・・と言っても女性の冷え性とは本当に辛いものだそうだ。とくに寒い冬場は入浴後から就寝までに体が冷え切って安眠できないという悩みを持つ女性も多いと聞く。

  ライオンが開発した機能性食品素材でトマトを発酵させて作ったトマト酢が「入浴後に飲めば、手足の先まで長い間、ポカポカして手足を温かく感じる「温熱効果」の持続時間が、通常より2・5倍も長くなるそうだ。 つまり指先の末梢血管の幅が0・1~0・2ミリ広がり、血流がよくなったことによる効果ということで、毛糸の靴下はいて、湯たんぽ入れて、それでも冷えているという人には朗報だ。
 トマト酢は、身体の細胞や組織を活性化する働きがあって、その結果、血管が広がるなどの効果が表れ、温熱効果が持続するらしい。いずれにしても、眠れない夜は辛い。トマト効果で眠れるのであればなんとなく、安心ではないか。


  2007年の1日1日、東欧のルーマニアとブルガリアがEUへ加盟した。EUの加盟国拡大は、2004年にチェコやポーランドなど10カ国が加盟して以来のこと。 ルーマニアの首都ブカレストでは、市内中心部の広場に数万人が集まり、新年とEU加盟を祝福している様子がテレビに映し出されている。パルバノフ大統領が、「2007年1月1日は疑いなく、我が国の歴史上、最も重要な日のひとつになる」といい、将来の成功は国民自身が努力することによってもたらされると演説していた。経済をはじめ、ひとつひとつ変わっていくのだろう。
  あの1989年のルーマニア革命。政過剰な個人崇拝と恐怖政治により国民の不満は高まった中で政権が崩壊。ニコラエ・チャウシェスクは婦人とともに銃殺され、世界中に放映されたあの日から月日が経ち、新年とともに市民の顔が喜びで満ちていた。そんな表情を見ながら私はふっと白い妖精、コマネチを思い出していた。

2007年を無事、迎えた。当たり前のように・・・
 昨夜のカウントダウン。大晦日のあの賑わいが嘘のような静かな元旦を迎えた。見上げれば空も晴れわたっている。
  朝、郵便ポストに小さな荷物が届いていた。フォトグラファーの斉藤文護さんからだ。「笑亥  吉田さん 笑亥の年でありますように!」とカードが添えられている。彼の撮影した写真つきの卓上カレンダーだ。元旦早々?なんか胸がジンときて、本当に嬉しくて涙ぐんでしまった。涙腺が弱くなったのか?なんとも嬉しいのだ。将来、もしも、万が一?にでも自分が喫茶店でもひらいた時、私は必ず、斉藤さんの写真を壁に飾ろうと昔から思っている。商業ベースではない、彼独自の写真。一枚、一枚にドラマがあり、風が吹く。そして言葉というか「詞」が踊りだすのだ。デスクの上に置いてみた。なんて素適な!毎月のドラマの中を、心優しく、笑って一ヶ月一ヶ月と過ごしていこう。文護さん、本当に有難う!

このアーカイブについて

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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