2007年11月アーカイブ

ch07.味 : 師走に向かいつつ


    最大手の日本マクドナルドが、東京都内の4店舗で、売れ残りのサラダの調理日時を表示するシールを張り替えていたことが分かった。その上期限切れの食材を使っていた可能性もありだ。その上"お早くお召上がりください"なんて書かれているから、まさに詐欺行為ではないか?・・・・・。
   食品ではないが、銀イオンで除菌するとうたったトイレ洗浄剤「セボン」。これもまた、銀イオンによる効果が認められなかったことは、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとし、公正取引委員会が販売元のアース製薬に再発防止を求める排除命令を出した。
  商品の包装には大きな文字で「銀イオンで除菌」と記した上で、「新配合銀イオンの力で、カビや雑菌を、流すたびに1カ月間しっかり除菌コート!」などと記載されている。しかし実際には銀イオンの含有量は微量。除菌効果は認められなかったのだ。

  仕事柄、新製品やサービスの販売戦略だもろもろに関わることも多い。人を見たら・・・ではないが、最近はレストランで料理を食べても、何かいつも??といる自分がいる。商品でもサービスでも「裏がある」のではないかと本当にいつこはなをくんくんさせている。本当に嫌な世の中だ。
  消費期限だ賞味期限だとかいうが、昔は自分の信じる「舌」「鼻」というものがあった気がする。人間の持つ本来の力、能力というものがあったと思う。そんな能力も知恵も失いながら、誇りを失い、欺瞞に満ちた技術論を展開している。この数十年に実人々はいろんなものを失ってきたものだと思う。
  心の中は?マークに満ち満ちている。そんな中、カナダ産の沖釣り紅鮭、アラスカ産タラバカニ、ロシア産塩漬け数の子・・・・さてどうするか?と暮れの買い物を考えている。

ichiko : 諸行無常


   今では当たり前の光景だが、文具店などに並んでいる手帳の種類の豊富さに本当にびっくりする。昔は師走ともなると「銀行の手帳はコンパクトでいいわ」なんて母が言っていたのを思い出す。母の手にあったのは本当に小さな銀行の「御手帳」であった、そんな記憶がある。
  今は、ダイエット手帳だ、釣り手帳だと結構マニアックなものもあり、それを探しているだけで楽しくなってしまう。そんな中で、2008年の手帳もそろえた。毎日が一時間刻みになっている。また、ここにあれだこれだと「予定」が書き込まれていくのだろう。"予定"かぜ書き込まれていない空白が嫌で、沢山仕事を入れて、体調を崩された方々を知っているからこそ、手帳にもゆったりとした空白を残したいと思うようになっている。

  陰陽五行の伊勢瑞祥先生から平成20年のメッセージが届いた。平成20年は『戊子』の年であり、全てが統制された形にかたまり、完成するという。つまり『整』であるという。こういう年というのは、これまでの歴史の中でも時代の重要人物が消え、また無名の人物が登場するなど、変化していく「時」であるという。
  メッセージを何度も読んだ。新しい年に向けて、伊勢先生のメッセージを自分の2008年の手帳に書き込んでいった。そうか・・・「整」に向かって何が変化していくのか。なかなか楽しみでもある。


   さて、生老病死は人間にとって四つの宿命である「四苦」。命を受けたものの宿命である。時の流れそして、いつかは別れなければならない時が来る。また新しい時が始まる。つまり、この世で「常」であることは、何一つないのだ。まさに「諸行無常」というものか。ショギョウムジョウ・・・・なかなか心に響く。
   未来に向かって進む今の自分を支えたもの、人々は本当に限りなくある。年末を迎え、新しく何かが変化をしようとするこんな時はそのことに気付かせてくれる大切な時期でもある。
   

 。



  嗚呼!何とも!時が経つのが早い。いや、早すぎる。気がつけぱ゛もう直ぐ師走ではないか・・・・。


   12月の神楽坂女声合唱団のチャリテイディナーショーのコーラスレッスンもいよいよ追い込み。皆が忙しい人々。それこそワツショイワッショイという感じでレッスンに励んでいる。


  今日もレッスン終了後に遅い夕食を何人かで食べた。ダイエットというより、健康のためには、余り遅い時間の飲食は控えたほうがいいというのは十分分かっているのだけれど・・・・・。
   「昔は三日間くらいの徹夜はなんということはなかった!今は一日も徹夜するとねぇ~」とおたかさんこと、土井たか子さんが言った。「あーら、それでもスゴイ。一日徹夜も辛いわぁ」とコピーライターのよこちゃんが言う。それを聞きながら、兎に角、このところ慢性睡眠不足でアタマがポーーーッとしていると私もふんふんと頷いているのがやっと。でも2時間ちょっとの発声、発声で何だかエネルギイが満ちてきた。明日も出張で朝が早い・・・・静かに夜が更けていく・・・・・。


  
神楽坂女声合唱団 クリスマスチャリティディナーショー
開催日時
12月19日(水) 午後5時半受付 食事は午後6時半から  ショー開始は午後8時から
会場
ロイヤルパークホテル
チケット  2万5000円 5000円は動物愛護のための寄付となります。
申し込み
プロデュースセンター
電話03-3505-7861  ファックス03-3505-7862


社会問題 : お歳暮

    昔から言われている諺で「人を見たら泥棒と思え」なんてものがある。余り好きな諺ではないものの、やはり「ふふーん」と納得せざるをえないシーンに最近は立ち竦むことが多い。信用したい!信用して付き合おう!と思っていてもなかなかそうはいかないこともある。先ずは用心深く疑ってかかれという古人の考えにはやはり深いものがある。
   

  お歳暮の時期、いつもなら、ささっと済ませているものの、何か嫌な気分の毎日だ。 おせち料理の案内や「吉田さん、いかがですか?」とのすすめも多い。「おせちは絶対に吉兆よっ!」と毎年甲高い声で言っていた女性を思い出す。 何か、すっきりしない今日この頃だ。あまりに偽装問題が多く、何もかもにとりあえず?私の内では人も含め多くの事かが先ずは?マークとなっている。

   船場吉兆が菓子や総菜の賞味・消費期限を偽装していた問題が今、話題となっている。こんな時期にこんな話題かと溜息がもれる。「日持ちするから延ばしていい!」と取締役が偽装をパート従業員に指示。というのにもかかわらず記者会見では「偽装はパートの独断」としていた。関与を全く否定して「現場でやったことだ」と嘯いていた。
  菓子メーカー、弁当屋など思い出しただけでも枚挙にいとまがない。先日も宴席で、某やきとりチェーン店のニワトリを比内地鶏といっていますが、実はブラジル産らしいんですよ~・・・・なんて聞いた。へぇっ?!と答えた。それで終わりとなった。


  今年のお歳暮・・・・自分の目と舌で納得した店の納得した商品を。、そうだ、いつも通りの気持ちでお世話になった方々に贈ろう。

 


 時折、ふっと人の人生の幸せって何だろう?と思うことがある。

  NECの社長・会長を務めた関本忠弘さんが脳梗塞で逝去された。享年80歳。旧電電公社のファミリー企業から日本を代表する企業までの育てた人だ。通信機器事業畑を歩み、コンピュータの世界でも世界有数の企業にした。
  80歳といえば天寿全うであろう。喪主は二男澄人さん。「?」と思う人もいるだろう。「ご長男では?」と。家族の死に直面した時、こんな時にいろいろと露呈するものだ。忘れ去ったこともいろいろ。長男の数々の不祥事を考えれば、本当に気がかりであったのではないかと思う。いや、全く関係のない人間である私が言う必要もないのだが・・・・。
  人の最期は、なんの気がかりもなく、皆に「ありがとう」と言って最期は迎えたいものだ。

ch10.生活 :

  例年11月の酉の日に行われる 酉の市。あの活気が好きだ。11月11日(日)一の酉に出掛けた。浅草の鷲神社は、もう活気活気で溢れていた。おかめや縁起物を飾った「縁起熊手」を売る露店が立ち並ぶ。福徳をかき集める、鷲づかむという意味をこめて、特に「商売繁盛!」とばかりに気に入った熊手を選んだ。「はい!お神酒!お神酒!」と言われ、クイッ。商談が成立すれば「ヨーッ」とばかりに威勢よく手締めが。 たとえ、まけたとしても、その差額はご祝儀として渡す・・・なんて粋な世界なのだ!

◆平成19年は11月23日(金)二の酉まで執り行われます!

 

ch05.エンタテイメント : ここにいるよ、30年間の音たち


30年の月日を思い出してみる。
 バラバラになったパズルのような・・・とりとめのない・・・そんなことしか浮かんでこない・・・
 


  11月9日に、日本の女性詩人の詩や短歌に曲を付け歌い始めて今年で30年になる吉岡しげ美ちゃんの記念コンサート『いま、わたしがここにいること』が開かれた。有楽町朝日ホールは満席。しげ美ちゃんのファンでうめつくされていた。1977年に東北に住む二人の詩人の詩に曲をつけて新橋のヤクルトホールでコンサートをしたのが活動のスタートであったという。
  今回、初めて聞いた清少納言の「枕草子」は素晴らしかった。しげ美ちゃんが病気で入院したことがあった。窓から見える季節のうつろい、その中でこの作品が生まれたという。
 静まり返った空間。ピアノとバイオリン、チェロ、フルートそしてパーカッション、それぞれが「ここにいるよ!」と相手を思いやりながら主張している、そんな秋の一夜が過ぎていった。 
  

ch05.エンタテイメント : 日々更新!


 
   「ところで、吉田さんのプログのアクセス数ってどのくらいあるの?」とある人が聞いてきた。数字は把握しているので、答えるとそれが「多いのか?少ないのか?」ときた。
  はっきり言ってあのプログの女王様!に比べればとんでもないほど少ないのだが、2003年から続けてきて、一応数字の流れは説明できるので彼には説明をしておいた。
  数字の飛躍には毎日の更新が絶必であるのだが、忙殺されている時は、もうクタクタ状況で書ける状態でなくなる。さて!書くぞ!と思う日があっても、よくよく考えると絶対に書いてはいけない類のものも多々あることに気付く。暫く無言でいる。そして自分の中で「お蔵入り」となるのだ。決して文字にはしない、出来ない世界が小さな日常の中にある・・・・・。そんな日の繰り返しだ。


   さて、そんなプログなのだが、2008年ミス・インターナショナルの日本代表に選出された杉山恭子ちゃんのプログが本当に輝いている。選出されてから、本当にテレビ、新聞、雑誌・・・あちこちからひっぱりだこ!の状態だ。恭子ちゃんは元気に日々更新。すごいパワーだ。11月27日の「踊る!さんま御殿!!」のゲスト出演も決まった。さてさて、さんまさんとどんな掛け合いをするのか。

ch01.政治 : 夜が明けて


   このところ、びっくりは続く。民主党代表を辞任する意向を表明していた小沢一郎の続投が明らかになった。菅直人代表代行や鳩山幹事長らが小沢一郎に対して、辞意撤回を必死に求め、その結果「本当に恥をさらすようだが、皆さんの意向を受け、もう一度頑張りたい」なんて結末となった。
  東京都知事の石原慎太郎はこんな小沢一郎をドイツの作家ギュンター・グラスが1959年に発表した長篇小説「ブリキの太鼓」の主人公のオスカルに譬えた。成長が止まった主人公は3歳の誕生日に貰ったブリキの太鼓を叩き続け、嫌なことがあると奇声をあげてものを破壊していく。周囲の人を辟易させるだけのことだと。まあ作家らしいコメントだが、本当に政治の混乱が国民の生活をもじわりじわりと蝕んでいくのが分かる。
  派閥はないものの、いくつものグループの寄り合いののような、何かバラバラな党をまとめていくのは大変なとであるものの、意味合いはちょっと違うのだろうが、組織での人事異動などでは兎角思い込みや冷静に判断しているようでも偏見にも似た尺度で判断することがあるようだ。鳩山さんを見ていて感じるのは自民党での栄光の日々を胸に秘めて、何か小沢さんへの依頼心だけのような気もしてならないのだ。

ch01.政治 : ちょっと!小澤さん


  「友人の友人がアルカイダ」そして「日本にテロリストがいるのを知っている」なんて!。日本の法務大臣が言い出すことかい!?次は何を言い出すこの人?どうかしているよ!!。
  大昔の事だが、音羽の鳩山薫子先生のところへ行った時、「邦夫、邦夫、こちらへ」という前に現れた青年はとても素適だった。小学生の私は本当に素適なお兄さんがこの世にいるものだぁ~と思った。しかし、まあ、そんなことはもういい。日本の将来が本当に不安に思っていた矢先、これだ!!。
  昨晩、ニュースを聞いた国民もびっくりだが、選挙区で集会や遊説に走り回っていた民主党議員たちにとっても突然の「代表辞任」の報は、まさに寝耳に水状態。
  「政治的混乱が生じたけじめをつけたい」と苦虫噛み潰した顔で淡々と語る小沢代表。いつも通りに顔色一つ変えない会見様子を私はただ唖然として見ていた。会見時間は25分。質問をしようとした記者を残し持論を展開して完全に打ち切ったのだ。これも昔と変わらぬ姿勢。個人の意固地としか思えぬ。政治家に個人があるか?「民主党代表として選任した役員から不信任を受けたに等しい」といいまたも一平卒になって何を語るんだ?

ichiko : 有楽町


   今、話題の街「有楽町」。「ITOCiA」が活気づいている。「愛しい」に場所を表す名詞が語尾についたということだけれど。人々が訪れて本当に人人人・・・。
  新しく生まれかわった街を歩く。浦島太郎になった気分で。確実に映像で残っているから、目の奥の残像とそしていろんな音、人々の声、においが蘇って、何かへんな気持ちで歩く。あまりに有楽町、丸の内という街がリアルすぎるからか。
  気がついたらそんな残像と重ね合わせて二時間も歩き続けていた。不思議な感情が押し寄せてくる。もう何十年も前の残像と新しく生まれ変わった街とののりしろ部分にうろうろとしている自分がいた。あまりに思い出がありすぎる街。ふと、涙が零れて止まらない。涙を流している私の姿を見たら?変だね。でも、今はいなくなった愛する人々の思い出に感傷的になってしまったのかも知れない。淡々と、そして冷静に客観的には多分死ぬまで、この街を冷静に見つめることが出来ないのかも知れない。
  それほどに私にとっては、思い出が詰まりすぎた、そんな街"有楽町"。整然としたショップ、ショップ人々の明るい笑い声。いいさ!のりしろ部分でいつまでもうろうろしている自分がいても。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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