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4万人から4人を特定したSNSの世界

今年のハロウィーンの時、10月28日の未明に渋谷のセンター街で横転させられた軽トラックの上に乗る若者たちの映像が流されていた。暫くは顔にはぼかしが入れられていたが、このところしっかり顔も姿も、そしてどこの誰なのか?名前も職業も判明した。

これまでだったら人波でごった返すセンター街で軽トラを横転させ、調子に乗って軽トラによじ登り、上で跳びはねる若者がどこの誰なのか?分からなかったのではないかと思う。

警視庁がなんと4万人を超える群集の中から、「リレー方式」による防犯カメラの映像解析などをもとに今回の容疑者4人を特定したというのだから驚いた。4万人の中の4人をズバッと特定したのだ。

防犯カメラだけでない。SNSの分析による特定である。決め手となったのが先の防犯カメラと現場にいた人々のスマートフォンの画像ということだ。容疑者とは関係ないだろう一般人が「おお!」とばかりスマホで撮影したのだろうが、これが、どんなにすごい分析をしてしまう材料になっていたということだ。

SNSはその人の行動分析までしてしまうらしい。この恐るべしネットワークというか・・・聞けば聞くほど・・・唖然。ICカード乗車券の履歴、そして聞き込みの情報とも組み合わせ、路上から駅へそして容疑者の自宅まで辿り着くらしい。特殊部隊の手にかかれば数週間で判明していたらしい。ドラマではない。現実社会の話である。プライバシー侵害という面もあるだろうが、このSNSの情報社会では抑止力にはなるのだろう。

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