時折、ライティングのお仕事をお願いしているライターのKさん。
昨夜、遅くに戻って彼女からのメールを見て、もう腰が抜けるほどに驚いた。
なんでも6月はじめにクモ膜下出血で倒れ、一か月ほど入院していたという。今はリハビリもこなして、仕事復帰しているというものだった。今、詰めている案件がととのったら、彼女に連絡しようと思っていたところであっので、パソコンの前で血の気がひいたのだ。
メールで返信・・・という気持ちはぶっ飛んで、朝、電話をかけた。
コールしている最中も「どうなの?どうなの?」と気が気ではない。
「はい!ご無沙汰しています」と彼女の声は変わらない。なんか・・・安堵。しかし、まだ病み上がりの人にあれこれ聞くのも申し訳ないと思いながらも、あれこれ聞いてしまった。
6月のある日。お昼を食べたところ、なんか気分が悪くなったらしい。「牛乳がふるかった?」と単なる食中毒か?思いながらも、やはりおかしい・・・異常な感覚だった。
「これはまずい」と判断した彼女は自分で救急車を呼んだそうだ。保険証とお薬手帳も持っていたという。救急の人に「牛乳が古かったのかも知れません」と言っているうちにもう記憶がなくなったそうである。
気が付いたのは手術が無事成功した翌日。
日ごろから頭痛も感じた事がなく、肩こりもない。そして血圧の正常だったという彼女は「自分でも本当にびっくりなんです!」と言う。
いつも頭痛と肩こりに悩まされ、時々どーでもいい細かいことが気になって眠れなくなり、血圧が時々おかしくなる自分は「危ないな・・・」と思った。
とにかくストレスがいけないらしい。
「もうケセラセラでね」と言った後に「あと、たばこはやめることよ!」ときつく言った。
ヘビースモーカーの彼女も「やめました!」ときっぱり。
「百害あって一利なしよ~」とまたおせっかいなことばかり付け加えてしまった。
人は本当に生身である。
健康があってからこそ、仕事だ!恋だ!酒がうまい!というわけである!