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‘ichiko’ カテゴリーのアーカイブ

あっ・・・風がふいた

2023 年 5 月 22 日 月曜日

青空だった。

境内でモンシロチョウを見た。

あまりにも空がきれいな昼下がり。

法話をおききした。

学生時代に何度も暗記させらた平家物語「祇園精舎」の原文が耳に。

祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。

娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

猛き者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

暫く思考が止まった。思考というより不思議に感じている事を思っていたからか?まだ世の中から完全に消え去ったわけでは無いコロナウイルスの出現でいろんな人々の生活が変わり、その中で気持ちも考え方も想いのようなものさえも変化してしまった・・・ものもある、全てではなく。人生にタラレバはない。コロナウイルスで多くの人々は「変化」したと思う。

久しぶりに「平家物語」の〝音〟を聞き、その〝音〟の意味を改めて識る。つかえていたものが霧散した。昼下がりの奇跡か?道筋が見えた。

「有難うございます。感謝の時を刻みました」と呟く。ほんの数分間の出来事であったのに、清々しい風が吹き抜けていった。

選択か・・・と呟いてみる

2023 年 5 月 21 日 日曜日

いろんな事が・・・まあ、ごっそり山盛りで(笑)

ひとつひとつ丹念に愚直に進めていかなくてはならないのでしょう。

しかし、ひとつ言える事は、この3年ほどのコロナで今までは見えなかったものが露呈したのか?と思える事。メールのやり取りでも、また電話でも、直接会っても「あれれ?」と感じる事実。

苦しくても辛くても選択の時代に入っていったのかも知れないね。

ふっと・・・海

2023 年 4 月 4 日 火曜日

仕事柄どうしてもデスクに向かって背中を丸めている時間が長くなる。取材でヘトヘトになるくらい歩き回っていても、いざ執筆作業となるとやはりウルトラ猫背。肩こりもしようもないと諦めている。

ふっと・・・デスクの前に飾ってある二枚の写真。写真家のAさんの作品だ。それは明け方と夕暮れの海。ゆれる波、太陽の光。海って一日にこんなにも姿をかえるのか?と思うほど。撮影場所を聞きいた時彼が「江の島」と言った。かなり驚いた。江の島のイメージは・・・ないな。というのも私たちがよく観光などで行く江の島の海、観光スポットとはちょうど反対側?。表情がこんなに違うとは・・・しばし見ていると波の音が聞こえてくるようだ。

学生時代にカメラ肩にぶらさげて日本海の写真を撮っていたことがあった。海は寡黙な時も饒舌な時もある。しかし、どうも太平洋と日本海は違うなと自分では思っている。ミ北海道の積丹半島で見た海の色も忘れられないし、鹿児島から直ぐの甑島で見た海のキラキラして表情もいい。それぞれの表情を見せる海が私はたまらなく好きだ。

さくら さくら さくら

2023 年 4 月 1 日 土曜日

2023年4月1日。あ~なんて時間が経つのは早いんだ?と改めて思う。コロナで騒いでいた2020年から2022年?この時期の春の記憶は全く記憶が飛んでしまっていた。緊急事態宣言、ワクチン接種、マスクがない!、おうち時間どう過ごす?、今日のコロナ罹患数・・・漸く?自由に花見か?

午前中の会議が昼過ぎに終わり・・・そのまま都内某所へ桜を見に行った。何とも暖かく、絶好のチャンス。桜の樹の下では多くの人々が桜を見るということもなくシートの上で談笑し、または真剣に話し込んでい。子どもたちも駆けずり回っている。テント持ち込んでいるカップルもいる。テントの中で酒でも飲んでいるのか?楽しそうに笑っている。

こんな光景って本当に久しぶりだと思いながら「桜」の季節の大切さがみにしみた。よく「来年の桜を見る事ができるのだろうか?」といった言葉を耳にする。いやしてきた。これまでは、まったく無頓着であったが、その言葉を発する気持ちが実によく分かるようになった。これは年齢か?心もちか?(笑)

今か今かと開花までワイワイと予想され蕾が開花。人々は花見の予定をたてて「花見じゃー」とくりだす。

花吹雪の頃には、何かせつなさがやってくる。「葉桜もいいよ」なんて言って。しかしいざ!花見だ!の興奮も失せていくのだろうか?

ふと足元を見るとまるで花弁の絨毯である。桜色の絨毯。

これから四季が始まり・・・

また、今年もいろんな出会いと出合が生まれるのだろう。

走り抜けるよ

2023 年 3 月 31 日 金曜日

私は「忙しい!忙しい!」と言っている人が嫌いだ。本当に嫌い。そう言っている間に何か進めればいいのに~といつも思っている。

しかし!今、3月31日。笑ってしまいそうなほど「忙しい」じゃないかい?。同時へいこうしてきたもの5つの案件がほぼ終わって次への段階になった。あと3件。そして何と3月期末。仕事とは別に活動しているNPO法人の決算。そして来月は個人事務所の決算期。あ~っ!この春が終わらないとやはり落ち着かないなと思いつつ、まだ桜満開の春。走り抜けることにするよ。黙々とね。

大昔の(笑)話。

高校の時、担任が通知表に「全力投球だったね」と書いてくれたことがあった。修学旅行と文化祭でワイワイと楽しく仲間たちと走りまわったことしか覚えていないが、あの頃は、まさに青春真っ只中。漲る体力で乗り切っていたのだろう。「疲労」とか「腰痛」とか「意欲が無い」といった言葉は青春時代には全くなかったしね(笑)

よし!進め!

沼にはまった(笑)

2023 年 3 月 30 日 木曜日

コラムを執筆していると構成を決めると資料を集めててしまう。しかしこのところすっかり沼にはまり込んでしまった。片脚どころか半身入ってしまった感である。何かにとりつかれたように、多分「その構成でいこう」という執着なのだと思った。その構成から離れたくない自分がいた。

わっ!とその構成を捨てる事にした。

妙に心がはればれした。

一からのスタートとなった・・・しかたないな。

酒の勢いで・・・

2023 年 3 月 25 日 土曜日

先般、久しぶりに鶴岡出身の女友達と呑んでいた。ふっと故郷というものの話になって「そうそう」と2人で表情が明るくなった。昔、新聞社勤務時代、中堅社員研修に参加した時から仲良くさせていただいている仲間がいる。そのうちの一人が鶴岡出身で、地元の素晴らしい景色を撮った写真を送ってもらったことがあった。それを私は彼女に見せた時「ああ~」と学生時代を思い出したりしてとても懐かしがったことがあった。

私たち二人は、酒も入っていたので、何とも上気していて・・・その鶴岡出身のや友人に電話をかけた。相手はすぐに電話にでて、それこそ、おおおお・・・という感じ。待ってました‼と言わんばかりに喜んでいた。その時、彼はひとりてせ酒を呑みながら、なんと(笑)東京で仕事をしていた時代を思っていたというではないか。酔った勢いで無謀な電話をかけたものの、その夜は、「皆で鶴岡で会おう‼」ということになるほど話は弾んだ。こんな夜もあるんだね。

Keep in touch

2023 年 3 月 17 日 金曜日

先月、街づくりのアイデアのプレゼンテーションのチャンスに恵まれて、申し込みがギリギリであったが資料作成してその日に持ち込む形になった。ビリはね・・せめてブービーでもいいと思っていたところ、なんと僅差であったが優秀賞獲得となった。さてさて・・・歓喜の後に、その企画を遂行していかないとならない。時折、焦る気持ちも出てくるが、そういう時は深呼吸して少し瞑想する事にする。落ち着く事しかない。とにかく前進する事。

そんな折、ある気鋭の若手社長からのメールを受け取った。

「未来が歓迎する活動を推し進めて参ります。今後は、貴団体との協働も現ー実的になってくるものとイメージしておりますので引き続き、Keep in touchでお願い申し上げます。」

何度も読み返した。

う・れ・し・い‼と思った。

Keep in touch‼である。

大切なものに出会うか?

2023 年 3 月 8 日 水曜日

多分・・・運がいいと思う事にする・・・程に本当に仕事が山盛りである。ひとつひとつ冷静に着実にコツコツと対応していないと、何故か「逃げたくなる気持ち」が分かる。ひょいと列車に乗ってどこかへ行ってみたくなった。ほんの数秒の妄想。責任もってやらないとならないので、とにかく逃げたい気持ちに蓋をした(笑)

佐野洋子さんの「100万回死んだねこ」を読んだ。ははは・・・とその展開に心も軽くなったものの、次第に大切なものに出会うか否かで人生って変わる!そんな感動を覚え、最後の1行に涙が流れた。

国防色の白衣

2023 年 2 月 27 日 月曜日

昨夜、昔、インタビューしたある女性が亡くなったという事を電話で聞いたむ。不思議な事に3日ほど前に、その方の事が気になって・・・というよりあのお話をきちんと映像に遺しておくべきだな・・・と考えていたところだったのでかなり驚いて、そして取材した日をありありと思い出すと胸の奥がジリジリと痛くなり悲しくなった。

その方は、従軍看護婦をしていた体験を話してくださった。「白衣ではなくてね、国防色だったのよ・国防色って分かる?」と私に聞いた。次々と運び込まれる兵隊さんとの日々のやりとりを教えてくださった。当時は食糧が本当に無く、そんな中で、力がなくなっていく若い兵隊さんに飯とジャガイモをお湯でゆるくして一匙一匙食べさせた。「若い兵隊さんだった」と。彼の命の炎が消えそうになった時だった。一言「おかあさん」と言って亡くなったと聞かされた。それからその方がいろいろ話してくださったことは五感で感じ取ることのできる体験談そのものだった。だからこそ、ひとつひとつの言葉を紡いでいきたいと思っていた。

「平和な世界にね・・・」と言い・・・そして、眠るように天に召されたと聞いた。

本当に有難うございました。

数々のお話は決して忘れません。

安らかに・・・