大きな組織はそれほど大きな問題でもなかろうが、小さな組織だと後継者問題がかなり悩みのタネとなる。
今、私が活動しているNPO法人も気が付けば発足10年目になろうとしている。「忙しい!忙しい!」と阿保みたいなこと言って、何となく霧散してしまえばそれもあっただろうが・・・基本的なコンセプトが結構重要だと思って、必死に続けている。
しかしここにきて、やはり次世代へのバトンタッチが気になってしかたない。どうしたら継続可能か?継続可能の道は?と考え続けている。コンセプトの重要さが分からなければ、なんということもなく、霧散すればそれで仕方ないのかもしれないが・・・
夏休み。朝一番で、某都立高校へ行く。そのコンセプトに共感があった高校2年生と3年生が集まってくれた。視聴覚室でこれまで撮りためたアーカイブを見せ活動の経緯を話す。彼らの姿を見て、いろいろな感情が入り乱れる。外面からは気づかないと思うが(笑)
まだ10代の若者にどうメッセージを伝えたら良いのだろうか?と。本当に生まれてまだ17年くらいの若者たちへ。ふつうに私たちが日常会話に出てくる事柄の事、殆ど知らない若者たち。でも、これまでの映像を絶対に遺してほしいからと。その「戦争」を「戦後の動乱」を語ってくれた人々。鬼籍にはいられた人だって多い。悲しんでも悔やんでも!でもデジタルの世界で今もイキイキとした語りが遺る。
若者たちへ。彼らの声をMESSAGEを発信していってほしい!
心の底から思った。