コロナウイルスの脅威も忘れそうな事態である。ロシアが2月24日にウクライナに侵攻を開始した時に岸田首相は記者団に対し「プーチン大統領の発言などさまざまな報道があります。まずは情報の収集、そして事態の把握に全力で取り組みます。いずれにしても情勢は緊迫しておりますので、G7(先進7カ国)をはじめとする国際社会と連携しながら取り組んでいきたいと考えます」と述べた。
むろん、ウクライナにいる邦人保護について情報収集、事態の把握に努めて、邦人の安全確保、これは重要な課題です。何が適切なのか、情報、状況をしっかり把握したうえで、的確に対応していきたいと考えますと強調したが平和ボケとはこの事かと。ロシア侵攻は民主主義という世界的に普遍であるという価値が危機にさらされているのだ。国軍の無い日本は、いつもびくびくしている。軍事力の基本を米国に依存しているだけだ。今、中国はロシアの侵攻に対する米国や日本の対応をじっと見ている。もし台湾に侵攻して大丈夫だと判断したら台湾も中国に飲み込まれる。危機にさらされる、間違いない。