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10月, 2021 | ichikoTV - Part 2 ichikoTV

2021 年 10 月 のアーカイブ

ふと・・・立ち止まってみる10月半ば

2021 年 10 月 10 日 日曜日

毎日、慌ただしくScheduleをこなしていると目の前のカレンダーが10月も約半分来てしまったことに改めて気づく。何やらいろいろ書き込まれている。私は全くのアナログ派で、手帳に書きこんでいかないと、なんというのか・・・その様子がアタマに入らないタイプである。文字で書いていくと本当に全体像が構築で来て、足りないもの、足りない事が判るきがする。

いつも頼んでいる手帳にしても今年はどうしようかな?とかんがえている。今年一年の向かい方が正しかったというより自分にとって快適であったか?と考える。

たしか10代後半から20代前半にかけて、手帳には読んだ本と読みたい本を書いていた。今はほとんどAmazonで書籍は購入してしまうが、当時は図書館で借りるかまたは絶対にほしい本は購入したい希望で輝いていたのだと思う。ポン!と選び、Amazonでシュッとクリックして注文できる世界とは全く異なっていたのだと思う。そして「保存版」にしたい本に対しての愛の深さは格別のものがあったなと。今でばんぱん読んで、不要になったものはBOOKOFFで引き取ってもらい、かなりの古書関係は図書館でワンさと借りてくる。同じ本との付き合いではあるものの、違うんだなと。

実に・・・カレンダーも然り。昔は家の中にどこにもかしこにもカレンダーなどなかった?気がする。時間を知るには時計、も日めくりカレンダーの言葉に感動か?どこかの企業のロゴなど入ったカレンダーが新聞販売店か、かなりデザインのこんだ分かりにくいものなどなど・・・こんなにも多様化している。

天災は忘れた頃にやってくる

2021 年 10 月 9 日 土曜日

10月7日の夜に発生した地震。現在の地震学ではどうも首都圏直下地震と関係しているのか?いないのか?分からないという。それを聞いて「ああ、そうなんだ・・・」と思った。

しかし、あの夜の地震。誰も予想だにしなく発生した。もう寝ていた人もいた。お風呂に入って慌てたという人もいた。そして、ある人は仕事帰りで、なんと地下鉄内に1時間少し閉じ込められ、恐怖だったと言っていた。

「お客が減っていて、大変ですよ~」と乗れば愚痴る運転手さんの多いタクシー。しかしこの日の夜はタクシーを待つ客の長蛇の列であった。

「帰宅困難者の問題が浮き彫りになった」とかテレビ番組ではまたもサラリ~サラリ~と軽くかわしているが、東日本大震災の時の状態をもう忘れたのか?おいっ!と言いたい。

9月1日の「防災の日」が終わり、9月という「防災月間」も終わったら、あの「防災グッズを揃えておきましょう!」から始まって、いろいろな防災特集が組まれるあの安直な発言やら企画ものの連続。もうやめにしないか?本当にリスクは目の前に迫っていると私は感じている。

さて、NPO活動で語りべの方々の証言を動画でのこしているが、1923年9月1日に発生した関東大震災。この記憶を持っていた方ももう亡くなられている。要は、人の記憶とは受けついていかないと間違いなく「風化」することを知る。

その時代を代表する物理学者・防災学者の寺田寅彦が残した「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉がある。物理学者の寺田寅彦は第五高等学校(現・熊本大学)で夏目漱石(なつめそうせき)に英語を習い、漱石が主宰する俳句結社に参加したことから、生涯親交を結び、「漱石の一番弟子」と呼ばれることもある。漱石の有名な小説『吾輩は猫である』に登場する水島寒月は寺田寅彦がモデルとされる。風変りな物理学者として描かれている。また『三四郎』にも、寺田は野々宮宗八の名前で登場している。日本より外国で知られた物理学者として登場する。

「天災は忘れた頃にやってくる」という警句、つまり起きてしまった災害を忘れることなく日々の備えをしようというものは書かれたものではなく、講演の中での発言とされる。この警句をのこした寺田寅彦は物理学者としても業績をあげたが、防災学者として地震・台風・火山などの被災地を調査し、そこから得た教訓を一般向けに著しているのだ。専門家の中で分かればそれでOK!OK!でないのだ。

人間って、本当に目の前の事しか興味がなく躍起になって想像するということが欠落する生き物だ。辛い、面倒な・・・様々な過去は振り返らない!と敢えて掘り下げようとすることもしない。むしろ、過去は葬ってしまいたいという感覚なのかも知れない。

今、先日の地震で見えた「帰宅困難者」。もうわかっていることだと思う。今後予測されるマグニチュード7以上の地震を想像、想定して準備はコツコツ、そして速やかに、継続し続けなくてはならないのだ。まだ分からない・・・いつ来るか分からないではなく、想像し想定しないとならない。

地震

2021 年 10 月 8 日 金曜日

昨夜の地震には本当に驚いた。

「その時」は誰も分からないのでどこにいるか?というのが本当にポイントだとつくづく思った。高層マンションでエレベータに閉じ込められた人もいたという。想像しただけで怖い・・・

今から10年前の東日本大震災の後だったか、余震もあり、たまたま取材で「舎人ライナー」に乗車していたことがある。完全にコンピュータ制御で運転手さんもいない車両。緊急停止した後の恐怖って・・・。高架ということも相俟って落ちたらどうしようと冷や汗も出る。

あの日は、電車が橋の途中で止まって動かなくなった車両にいた人が、会社に全く連絡が出来ず、大変なことになった人もいた。あの日の混乱はすごいものがあった。バスにあれほどの人が乗り込めるものかと思った。またタクシーのボンネットには何人もの人が乗りあがっていた。

この2~3日は注意が必要だけど、首都圏直下地震という言葉がまたまた怖くなってきた。

10月7日の夜の地震・・・揺れた

2021 年 10 月 7 日 木曜日

10月7日(木)の午後10時41分ごろ、千葉県北西部を震源とする強い地震があった。揺れ方が酷く、「ついにきたか!?」と思い、ニュースをつけた。

埼玉県宮代町、23区では足立区で震度5強を観測した。震源の深さは75キロ、まぐにチューは5.9。今後1週間は余震に注意と専門家の弁。ただ、東日本大震災のの時も、熊本地震でも3日後くらい?にドッカーンと大きな地震がきたかと。とにかく予測不能の恐怖。家具の固定、そしてある程度の備蓄はしておかないとな。

ノーベル物理学賞受賞!真鍋淑郎さん

2021 年 10 月 6 日 水曜日

ことしのノーベル物理学賞に真鍋淑郎さんがドイツとイタリアの研究者とともに受賞された。そのニュースを耳にして本当に本当に嬉しく思った。

大気と海洋を結合した物質の循環モデルを提唱し、二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するという予測モデルを世界に先駆けて発表した方だ。

現在はプリンストン大学の上級研究員でアメリカ国籍を取得している真鍋淑郎さん。御年90と聞き、またまた驚いた!しっかりとした説明と笑顔。ああ!なんと!とまた嬉しくなった。日本人でノーベル賞を受賞するのはアメリカ国籍を取得した人を含めて28人目、物理学賞では12人目になる。

それにしても二酸化炭素の地球温暖化について予測されていたという研究には拍手!研究されていた時代、決して理解されない事も多々というか・・・そんな時代を切り抜けられて科学で我々に証明して下さったのだ。

奇跡の「水月湖」で

2021 年 10 月 3 日 日曜日

その分野の研究者にはよく知られているのだが一般的には意外と知られていない湖がある。「水月湖」は福井県にある。地質時代に何が起こったのか?ではなく、そのイベントが「いつ」だったのか?を世界最高の精度で知ることが出来る、そんな湖なのである。地質、気象など諸々の条件がまさに奇跡ともいえる状態であるのだ、今も。地球の年代の目盛りは「年縞」という科学で証明されている。その変化の速さ、伝播の仕方が物凄く正確に分かる。まだまだ現在進行形という実に何ともいえないロマンを秘めている。

2021年10月3日(日)の朝一、私はその湖上にいた。風に吹かれ、太陽の光を浴びていた。山々には時折、野生生物の気配があり、多くの鳥の大合唱だった。

湖面は地球の生きてきた時間そのものを含有し、優しく揺れ続けていた。

船は進んでいく。私は過去の声、そして今もなお聞こえる地球そのものの拍動。そんなロマンをカラダいっぱいに感じる。

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Ohttp://varve-museum.pref.fukui.lg.jp/
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写真(上)は福井県にある奇跡の湖とよばれる「水月湖」

写真(下)は「年縞博物館」。湖沼に堆積した層が特徴的な縞模様を作る。1年の1層(0.7ミリほど)を形成される。年縞は見事にその時代を証明する。湖底には厚さ45メートルもの層が縞となり、それは7万年という時間の堆積である。この年縞の発掘が成功し、それは世界で比類のないものである。年代決定の世界標準のモノサシに採用されている。

京都から・・・

2021 年 10 月 2 日 土曜日

2021年10月1日から京都、兵庫、福井、金沢をまわる。兵庫では但馬の「法華寺」を訪ねなくてはならなかった。土砂災害で現在、山道は修復の工事中である。クルマは用心しながら進む。そして法華寺へ・・・あまりにもいろいろな不可思議があり、宿題をどっさり与えられたという感じである。いきなり解決とはいかない。多分時間もかかるのだろうが・・・進め方は生き方にも通ずるのかとふっと思った。