サイトトップ

こんなはずじゃなかった・・・ | ichikoTV ichikoTV

こんなはずじゃなかった・・・

新聞社時代の先輩たちと呑んでいて、お腹の底から大笑いした。プールに行って泳いでみたらクロールがうまくできない・・・ブクブクと水に沈むばかり。「こうじゃなかった」と茫然としたという話を聞き、大笑いしてしまった。そんな先輩は、学生時代にライフセーバーをしていたいわば海の男だ。それが、ブクブクと沈みそう・・・ということだったが、笑っている場合じゃない!ことに気付いた。

かくいう自分もひと夏には2つくらいの山は登っていたが、今登るのは原稿締め切りの山であり、全く、全てが退化しまっている状態である。他人事でない。

また、「人って加齢すると見た目もかわるよなぁ~」と言って大笑いするが、これも冷静に考えると笑いごとではない。ある人が、同窓会という日、当時のクラスのマドンナを空港に迎えに行ったが、あまりの変身ぶり!に思わず逃げてきたという話もある。マドンナからすれば「?」であろうに・・・

昔、某テレビ局の敏腕プロデューサーが、最近になって「老いを感じる」と言った。今までは感じたことのない感情だという。それに同期の半分が既に他界してしまったと。国体に出た男ももうあの世だと呟いていた。

呑み仲間だったある男性も国体に出たことがある人だった。水泳で鍛えた肉体が癌という魔物によって滅びていく様子を友人たちとみつめ、彼の最期をみとった。あの日、「こんなことがあるのか!」と仲間たちは次第に声を失っていった。

そう「こんなはずじゃなかった」という時、何かが弾けたように感じるものだろう。しかし、プロスキーヤーの三浦雄一郎さんは「挑む精神を忘れない」という。大きな怪我も体験した中で言えるこの潔さ。感服するばかりだ。

カラダのあっちこっちが痛くて、10代、20代そしてミラクル世代ともいえる30代でなくなったらもえ覚悟しかないな。

「こんなはずじゃなかったという自分じゃないよ!」と常に言い続けよう!負けないぞっと!(笑)

コメントをどうぞ

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)